JPH0215617B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0215617B2 JPH0215617B2 JP17173485A JP17173485A JPH0215617B2 JP H0215617 B2 JPH0215617 B2 JP H0215617B2 JP 17173485 A JP17173485 A JP 17173485A JP 17173485 A JP17173485 A JP 17173485A JP H0215617 B2 JPH0215617 B2 JP H0215617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- roll
- outer cylinder
- groove
- strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 51
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 8
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/573—Continuous furnaces for strip or wire with cooling
- C21D9/5735—Details
- C21D9/5737—Rolls; Drums; Roll arrangements
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は鋼ストリツプの如き金属ストリツプの
冷却に用いる冷却ロール、特に連続焼鈍設備の冷
却帯に配置した冷却ロールの冷却用溝部に関する
ものである。
冷却に用いる冷却ロール、特に連続焼鈍設備の冷
却帯に配置した冷却ロールの冷却用溝部に関する
ものである。
（発明の背景）
例えば、特願昭58−15521号に示すように、鋼
帯の如き金属ストリツプを連続焼鈍するに際し、
連続焼鈍設備の冷却帯域に、胴部周面に冷媒を流
通させた回転冷却体（冷却ロール）群を配置し、
これら冷却ロール群にストリツプを接触させて冷
却する方法が知られている。
帯の如き金属ストリツプを連続焼鈍するに際し、
連続焼鈍設備の冷却帯域に、胴部周面に冷媒を流
通させた回転冷却体（冷却ロール）群を配置し、
これら冷却ロール群にストリツプを接触させて冷
却する方法が知られている。
この冷却ロールによるストリツプの冷却に際
し、最も重要な事はストリツプを幅方向に出来る
だけ均一に冷却することであり、そのためにはス
トリツプを冷却ロールに対し均一に接触せしめる
ことが必要とされる。また、均一接触を計るため
にはストリツプの幅方向張力分布を均一にして冷
却ロールに接触させるという、ストリツプ側の条
件と共に、ストリツプが接触する冷却ロール自体
についてもその表面を可及的に凹凸のない平坦面
に維持し得るように考慮することも要求される。
し、最も重要な事はストリツプを幅方向に出来る
だけ均一に冷却することであり、そのためにはス
トリツプを冷却ロールに対し均一に接触せしめる
ことが必要とされる。また、均一接触を計るため
にはストリツプの幅方向張力分布を均一にして冷
却ロールに接触させるという、ストリツプ側の条
件と共に、ストリツプが接触する冷却ロール自体
についてもその表面を可及的に凹凸のない平坦面
に維持し得るように考慮することも要求される。
第３図に冷却ロールの一般的な断面構造を示
す。即ち金属ストリツプ１０が接触するロール外
筒１が内筒３と二重円筒を成すように組み合わさ
れており、外筒１と内筒３の接触面に、ロール外
周と同心の冷却媒体（一般に水）流路２が設けら
れていて、金属ストリツプ１０の熱がロール外筒
１を介して冷却媒体に伝わることにより金属スト
リツプ１０の冷却が行われる。
す。即ち金属ストリツプ１０が接触するロール外
筒１が内筒３と二重円筒を成すように組み合わさ
れており、外筒１と内筒３の接触面に、ロール外
周と同心の冷却媒体（一般に水）流路２が設けら
れていて、金属ストリツプ１０の熱がロール外筒
１を介して冷却媒体に伝わることにより金属スト
リツプ１０の冷却が行われる。
上記の冷却ロールにおいては、高温ストリツプ
の接触する外周面が熱による変形を受けるが、こ
の変形（表面の凹凸）が大きいと、ストリツプの
均一接触に支障を来たす。しかして、冷却ロール
の変形に対する対策については、従来ではほとん
ど提案がなされていなかつた。
の接触する外周面が熱による変形を受けるが、こ
の変形（表面の凹凸）が大きいと、ストリツプの
均一接触に支障を来たす。しかして、冷却ロール
の変形に対する対策については、従来ではほとん
ど提案がなされていなかつた。
（発明の課題）
本発明はこのような現状に鑑み、冷却ロールの
変形について研究を重ねた結果、ロール本体内円
周上に形成する外周溝の幅を所定の値に設定すれ
ば、冷却効果を低下させることなく安定通水に必
要な適正流路面積を保ち且つ変形を最小に抑える
ことが可能になつたことを見い出し、完成したも
のである。
変形について研究を重ねた結果、ロール本体内円
周上に形成する外周溝の幅を所定の値に設定すれ
ば、冷却効果を低下させることなく安定通水に必
要な適正流路面積を保ち且つ変形を最小に抑える
ことが可能になつたことを見い出し、完成したも
のである。
（発明の構成・作用）
すなわち、本発明の冷却ロールは、次のように
構成してなる。
構成してなる。
連続焼鈍設備の冷却帯内に設置しかつ金属スト
リツプを接触させて冷却する冷却ロールにおい
て、ロール本体内の円周方向に形成した冷却媒体
流通用冷却溝の幅Ｓを次式を満足するように規定
したことを特徴とする連続焼鈍設備用冷却ロー
ル。
リツプを接触させて冷却する冷却ロールにおい
て、ロール本体内の円周方向に形成した冷却媒体
流通用冷却溝の幅Ｓを次式を満足するように規定
したことを特徴とする連続焼鈍設備用冷却ロー
ル。
Ｓ2.2×104√√／Ｅ（mm）
Ｒ：ロール外半径（mm）
ｔ：冷却用溝部の外筒厚（mm）
Ｅ：外筒の縦弾性係数（Kg／mm2）
本発明はこのような外周溝の幅を、溝部の外筒
厚との関連で最適に定めたので、冷却ロール表面
の凹凸が少なく、ストリツプが均等に接触するこ
とができ、均一冷却が達成できる。
厚との関連で最適に定めたので、冷却ロール表面
の凹凸が少なく、ストリツプが均等に接触するこ
とができ、均一冷却が達成できる。
以下本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
第１図は冷却ロールの外筒の一部を示すもの
で、外筒１は普通鋼等の材料から製作され、その
円周方向内部には円周上に冷却用溝２が形成さ
れ、該溝２中を冷媒が流通する。この溝２の幅を
Ｓ、溝２の位置での外筒厚をｔとすると、Ｓ／ｔ
を横軸に、外筒表面の凹凸量（第１図のΔrを縦
軸にとり、冷却ロールの半径を500mm、ｔを20mm、
40mmとした場合）の関係を第２図に示す。なお、
Δrの変化具合を分り易くするために、縦軸は最
大変位（山部の膨張量）を100とする相対値Δrと
した。
で、外筒１は普通鋼等の材料から製作され、その
円周方向内部には円周上に冷却用溝２が形成さ
れ、該溝２中を冷媒が流通する。この溝２の幅を
Ｓ、溝２の位置での外筒厚をｔとすると、Ｓ／ｔ
を横軸に、外筒表面の凹凸量（第１図のΔrを縦
軸にとり、冷却ロールの半径を500mm、ｔを20mm、
40mmとした場合）の関係を第２図に示す。なお、
Δrの変化具合を分り易くするために、縦軸は最
大変位（山部の膨張量）を100とする相対値Δrと
した。
第２図からわかるように、いずれの曲線もＳ／
ｔがある一定の値を超えると、凹凸量が急増して
いる。凹凸量が増大すると、これに接触するスト
リツプの接触状態も幅方向に均等にならず、均一
冷却を達成できない。そこでＳ／ｔの値を凹凸量
が許容値を超えない範囲に抑えること、即ち第２
図における曲線の変曲点以下に維持することが必
要である。本発明はこれら溝幅Ｓと外筒厚ｔとの
関係を次式のように規定することにより、冷却ロ
ール外筒表面凹凸量を許容値以下に抑えた。
ｔがある一定の値を超えると、凹凸量が急増して
いる。凹凸量が増大すると、これに接触するスト
リツプの接触状態も幅方向に均等にならず、均一
冷却を達成できない。そこでＳ／ｔの値を凹凸量
が許容値を超えない範囲に抑えること、即ち第２
図における曲線の変曲点以下に維持することが必
要である。本発明はこれら溝幅Ｓと外筒厚ｔとの
関係を次式のように規定することにより、冷却ロ
ール外筒表面凹凸量を許容値以下に抑えた。
Ｓ2.2×104√√／Ｅ（mm）
Ｒ：ロール外半径（mm）
Ｅ：外筒の縦弾性係数（Kg／mm2）
上記のうちＲは通板される最大板厚での捲付性
や引張りおよび曲げ歪に伴う品質性等より決定さ
れ、Ｅは外筒材質から決つてしまう。従つてＳは
実質的にｔにより影響を受ける。つまりｔが厚く
なればＳも幅広となり、ｔが薄くなればＳが幅狭
になる傾向があるが、これらの相対関係の中から
通水安定性に必要な大きさ（流路幅）を持ち、且
つ冷却ロールの表面変形の少い溝幅Ｓと外筒厚ｔ
を合理的に選定できる。
や引張りおよび曲げ歪に伴う品質性等より決定さ
れ、Ｅは外筒材質から決つてしまう。従つてＳは
実質的にｔにより影響を受ける。つまりｔが厚く
なればＳも幅広となり、ｔが薄くなればＳが幅狭
になる傾向があるが、これらの相対関係の中から
通水安定性に必要な大きさ（流路幅）を持ち、且
つ冷却ロールの表面変形の少い溝幅Ｓと外筒厚ｔ
を合理的に選定できる。
（実施例）
冷媒として水を使い、外径Φ1500mmのロールに
おいて、通水安定性を確保するために溝幅Ｓは10
mm以上にすることを目標にした。冷却溝直上部お
よび冷却溝と冷却溝の中間部の温度差等の検討か
ら外筒厚ｔを７mmとすれば Ｓ≦2.2×104×√750×√７÷2.1×104 Ｓ≦75.9mm １例を挙げればＳ＝10mmとして、ロール表面凹
凸の詳細計算結果を第４図に示すが、冷却ロール
の冷却溝に起因する凹凸は2μｍ以下である。
おいて、通水安定性を確保するために溝幅Ｓは10
mm以上にすることを目標にした。冷却溝直上部お
よび冷却溝と冷却溝の中間部の温度差等の検討か
ら外筒厚ｔを７mmとすれば Ｓ≦2.2×104×√750×√７÷2.1×104 Ｓ≦75.9mm １例を挙げればＳ＝10mmとして、ロール表面凹
凸の詳細計算結果を第４図に示すが、冷却ロール
の冷却溝に起因する凹凸は2μｍ以下である。
（発明の効果）
以上説明した本発明に係る冷却ロールによれ
ば、冷媒の流通安全性を保ち且つその表面の熱変
形を最小に抑制することができることになり、常
にストリツプを冷却ロールに対し均一に接触せし
め得ることから、ストリツプの均一冷却に非常に
寄与する。従つて、本発明は連続焼鈍設備の冷却
帯に配置する冷却ロールとして最適のものと言え
る。
ば、冷媒の流通安全性を保ち且つその表面の熱変
形を最小に抑制することができることになり、常
にストリツプを冷却ロールに対し均一に接触せし
め得ることから、ストリツプの均一冷却に非常に
寄与する。従つて、本発明は連続焼鈍設備の冷却
帯に配置する冷却ロールとして最適のものと言え
る。
第１図は本発明に係る冷却ロールの要部を示す
部分断面図、第２図は溝部の幅および外筒厚と冷
却ロール表面凹凸量との関係を示すグラフ、第３
図は冷却ロールの一般的な構造を示す断面図、第
４図は本発明によるロール表面凹凸の計算結果を
示す説明図である。 １……外筒、２……冷却媒体流路、３……内
筒、１０……金属ストリツプ。
部分断面図、第２図は溝部の幅および外筒厚と冷
却ロール表面凹凸量との関係を示すグラフ、第３
図は冷却ロールの一般的な構造を示す断面図、第
４図は本発明によるロール表面凹凸の計算結果を
示す説明図である。 １……外筒、２……冷却媒体流路、３……内
筒、１０……金属ストリツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 連続焼鈍設備の冷却帯内に設置しかつ金属ス
トリツプを接触させて冷却する冷却ロールにおい
て、 ロール本体内の円周方向に形成した冷却媒体流
通用冷却溝の幅Ｓを次式を満足するように規定し
たことを特徴とする連続焼鈍設備用冷却ロール。 Ｓ2.2×104√√／Ｅ（mm） Ｒ：ロール外半径（mm） ｔ：冷却用溝部の外筒厚（mm） Ｅ：外筒の縦弾性係数（Kg／mm2）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17173485A JPS6233723A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 連続焼鈍設備用冷却ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17173485A JPS6233723A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 連続焼鈍設備用冷却ロ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6233723A JPS6233723A (ja) | 1987-02-13 |
| JPH0215617B2 true JPH0215617B2 (ja) | 1990-04-12 |
Family
ID=15928692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17173485A Granted JPS6233723A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 連続焼鈍設備用冷却ロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6233723A (ja) |
-
1985
- 1985-08-06 JP JP17173485A patent/JPS6233723A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6233723A (ja) | 1987-02-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4538668A (en) | Assembly roll for high temperature service | |
| US4705579A (en) | Method for cooling a metal strip in a continuous annealing furnace | |
| JPH0215617B2 (ja) | ||
| US4571274A (en) | Method for continuous annealing of a metal strip | |
| CA1196841A (en) | Method of cooling cold steel strip with cooling rolls | |
| JP3077625B2 (ja) | 熱間圧延ロールの冷却方法 | |
| JPH09272960A (ja) | 溶融めっき設備用トップロール | |
| KR910001354B1 (ko) | 스트립의 열처리방법 | |
| JPH0273923A (ja) | 金属ストリップの冷却ロール | |
| US5547450A (en) | Hearth roller with suppressed heat crown | |
| JPH01230728A (ja) | コイル冷却用対流板 | |
| JPH09306641A (ja) | 通電加熱装置 | |
| JPH0192319A (ja) | 熱間圧延設備におけるコイラ用ロールの製造法 | |
| JPH09150249A (ja) | 連続鋳造機の２次冷却帯用ロールおよび連続鋳造方法 | |
| JPS6043223B2 (ja) | 連続鋳造用ロ−ル | |
| EP0601252B1 (en) | Hearth roller with suppressed heat crown | |
| JPH06346139A (ja) | 通電加熱装置 | |
| EP0089790A1 (en) | Conductor roll for electrotreating of metal strip | |
| JP2838739B2 (ja) | 複合金属板の製造装置 | |
| JPH07204790A (ja) | 薄板の連続鋳造用ロール | |
| JPS6366884B2 (ja) | ||
| KR100489015B1 (ko) | 쌍롤식 박판주조기용 냉각롤 | |
| JPS62120433A (ja) | 帯状体の冷却ロ−ル | |
| JPS6135555Y2 (ja) | ||
| RU1345433C (ru) | Прокатный валок |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |