JPH02156159A - 蛋白質濃度測定用試験片 - Google Patents

蛋白質濃度測定用試験片

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JPH02156159A
JPH02156159A JP30966388A JP30966388A JPH02156159A JP H02156159 A JPH02156159 A JP H02156159A JP 30966388 A JP30966388 A JP 30966388A JP 30966388 A JP30966388 A JP 30966388A JP H02156159 A JPH02156159 A JP H02156159A
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JP
Japan
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protein
test piece
acid
measurement
test
Prior art date
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Pending
Application number
JP30966388A
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English (en)
Inventor
Jinen Tobari
戸張 自然
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Toyo Roshi Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Roshi Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 日常診療で髄液、血清、あるいは尿中等の蛋白質を測定
することは疾患の診断、経過の判定土掻めで大切な検査
項目の一つであり、本発明はこのような検体の蛋白質濃
度測定用試験片に関するものである。
(従来の技術) 蛋白質測定方法の古典的な方法としてローリイ(Low
ry)法、ビュウレット(Biuret)法等があるが
これらの方法は蛋白質含有溶液中に共存する多くの物質
により干渉されるという欠点を有している。しかもこの
問題を解消する良い方法も少ない。
又、蛋白誤差現象を利用した方法もある。例えばテトラ
ブロムフェノールブルー(BPB)、フロムクレゾール
グリーン(BCG)、ブロムクレゾールパープル(BC
P)等のp++指示薬は一定のp)Illll中で蛋白
質と反応しその緩衝液中のpHよりアルカリ側に呈色す
る。この呈色による方法は尿中の蛋白質測定用試験紙に
適用されており、非常に筒便であるが感度が低く更にア
ルブミンに反応を示すがグロブリンにはほとんど反応を
示さない欠点がある(蛋白誤差はアルブミン〉グロブリ
ン>Bence−Jones蛋白の順に小さくなり尿の
ような生物学的液体中に含む総ての蛋白質の測定に適し
ない。)。
近年クーマシイーブリリアントブルーG250の色素が
蛋白質と錯体形成を生じる事が分り、それを用いた蛋白
質分析法が検討され総蛋白定量試薬として商品化された
(商品名トネイン=TP大塚アッセイ研究所)。この方
法はアルブミン以外の蛋白質、グロブリン、ヘモグロビ
ン、キモトリプシノーゲン、チトクロームC等を優れた
感度で測定出来るようになった(色素結合法−CBB法
:吸光度測定)。
しかし、蛋白質と結合して得られる蛋白質−色素錯体の
安定性及び酸性水溶液中の色素自体の安定性が極めて悪
く、時間の経過と共に呈色度合が変化する。そのためク
ーマシイーブリリアントブルーG250の色素を吸収性
担持体等に担持せしめたi&M片も安定性が極めて悪く
、そのため実用に供しうるちのは出現していない。
このように従来法は、 1)操作煩雑で共存物質の影響を受ける(Lowry法
)、 2)低感度である(Biuret法、蛋白誤差法)、3
) アルブミン以外の蛋白質にはほとんど反応しない(
蛋白誤差法)、 4) 試薬の安定性が悪い(色素結合法・CBB法)5
) 高価な測定機械や特別の器具を必要とする(CBB
法)、 6) その他 測定に経験を要す、測定場所が限定される、等、種々の
欠点を有している。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは安定な試薬で実用上充分な精度で簡便迅速に
何処でも、何時でも誰でも液体中の蛋白質濃度を測定す
ることのできる試験片を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、 の安定性が極めて良好である事が判明した。
本発明で使用される式(1)の色素としてはカラーイン
デイクス記載のアシッドバイオレット17(下記(2)
式)あるいはアシッドバイオレット49が好ましい(下
記(3)式)。
でRは低級アルキル基を示す色素及びρKa 0〜4の
酸を吸収性担持体に担持せしめたことを特徴とする蛋白
質濃度測定用試験片にある。
本発明の原理はCBB法と同様色素結合法である。
弐(1)で示した色素が蛋白質と結合して錯体を形成す
ると色素の最大吸収波長が(青緑→紫)に変化する。こ
の際の呈色の変化を予め濃度既知の標準蛋白質より求め
た色調表と対比させ被検液中の蛋白!4度を測定する。
尚、弐(1)の色素はクーマシイーブリリアントブルー
6250に比較して酸性水溶液中での安定性及び蛋白質
と結合して得られる蛋白質−色素錯体その配合量として
は0.01〜0.1%(w/ν)、好ましくは0.02
〜0.05%含有されるように式(])の色素を配合す
ればよい。
pKa 0〜4の酸成分としては過沃素酸、リン酸。
亜すン酸、セレン酸、亜硫酸、マレイン酸、蓚酸。
ジクロル酢酸等が好ましく、リン酸、蓚酸が特に好まし
い。
酸の配合量としては用いられる酸の種類により異なり一
概には言えないがpHとして0.4〜1.0になるよう
に適宜配合すればよい。
又、配合液の均−性及び担持体への均一性の向上のため
に界面活性剤を添加する事も出来る。
界面活性剤としては非イオン系の界面活性剤が好ましく
、その中ではプロロニックF−68,F−87、F−8
8(旭電化工業製)が特に好ましい。
添加する場合は0.1〜0.6%(n/v)である。
更に配合液の安定性向上及び担持体への色素及び酸成分
の固定化の目的でメチルセルローズ、エチルセルローズ
、ヒドロプロピルメチルセルローズ等を加えることも可
能である。添加量としては粘度の関係からして1.5%
以下が望ましい。
吸収性担持体としては多孔性プラスチックフィルム、濾
紙(セルローズ、ガラス、シリカ)、不織布、木板2紙
等何れのものでも良いが、その中では特にガラス繊維濾
紙が好ましい。
本発明の試験片の製造は以下の方法で行う。
即ちpKa 0〜4の酸と式(1)の色素を純水に熔解
して、濾紙を浸漬した後、引き上げて乾燥する。
あるいはpKa 0〜4の酸と式(1)の色素、メチル
セルローズ及び界面活性剤の混合溶液に濾紙を浸した後
、引き上げて乾燥させてもよい。
このように乾燥した試験紙をプラスチックシート等に貼
付して適当な大きさ、形状に切断して試験片とする。
本発明の試験片を用いて液体中の蛋白質濃度を測定する
には試験片を被検液と接触させ一定時間後の試験片の呈
色を前記色調表と対比させ蛋白質濃度を測定する。
尚、本発明は上記試験片以外例えば液状のキットの形態
でも使用する事も可能であり、当業者にとってはその他
、種々の変形も容易になし得る事は明らかである。
以下実施例において本発明を更に具体的に説明するが、
これにより本発明の範囲が限定されるものでない。
実施例1 濾紙(東洋濾紙GC−50)を下記の溶液に浸し乾燥す
る。
アシッドバイオレット49      0.03gメチ
ルセルローズ         1.0g蓚酸    
   1.2g プロロニンクF−88(旭電化工業製)0.3g純水 
      100 mfL 得られた青緑の試験紙を5 m/m X 5 m/mに
切断し5m/m X 85+n/mのプラスチックシー
トの一端に貼付は本発明の試験片を作成した。
この試験片をグロブリン及びアルブミン水溶液に浸し、
約60秒後に試験紙表面の発色(呈色)状態を観察する
上記の様にグロブリンもアルブミンも同色の呈色を示し
た。
又、上記グロブリン及びアルブミン類以外の蛋白質1例
えばヘモグロビン、キモトリブシンノーゲン、チトクロ
ームC,フィブリノーゲンも呈色した。
尚、上記試験片を密閉容器(乾燥剤を入れた褐色ビン)
に入れ40°Cの雰囲気中に保存した。
3ケ月後に取り出して変色の状態を観察したところ製造
直後とほぼ同じ外観を示し安定性も良好であった。
実施例2 濾紙(東洋濾紙GC−50)を下記の溶液に浸し乾燥す
る。
アシッドバイオレット17      0.035 g
メトロ−ゼロ0SI+50 (信越化学工業!?!り1
.4g蓚酸       14 g プロロニソクF−87(旭電化工業製)0.3g純水 
      100 ml 実施例1と同様に操作して試験片を作成する。
本試験片も実施例1の試験片と同様にアルブミングロブ
リンと反応し同一の呈色を示した。又グロブリン及びア
ルブミン類以外の蛋白質についても同様であった。
更に密閉容器に入れ40″Cの雰囲気中に保存した場合
も実施例1の試験片と同様に良好な安定性を示した。
次に本発明の蛋白質測定用試験片の性能を客観的に示す
ために実施例1に基づいて作成した試験片と色素結合法
(CBB法)及び蛋白誤差法の市販試験紙を用い人尿中
蛋白質濃度を比較測定した。
その結果を下記に示す。
上記の結果より実施例1の試験片は色素結合法(CBB
法)と同じ結果を示した。
しかし蛋白誤差法を使用した従来の市販試験紙はグロブ
リンとの反応が弱い(低い)ため色素結合法(CBB法
)に比して測定値が低目に判定された。
(発明の効果) 上述のように本発明の蛋白質濃度測定用試験片は色素結
合法(CBB法)と極めて近い測定値を示し、従来の試
験紙法より良好な結果(高精度)得た。本発明の試験片
はCBB法の様な特別な測定機械(分光光度計)や器具
類を必要としないため、測定を安価に行うことが出来る
と共に測定における技術的熟練も必要としないので、何
人でも簡便迅速に蛋白質濃度測定を行うことが出来るよ
うになった。
更に本発明の試験片は安定性も良好であり、手軽に持ち
運ぶことが出来て屋内・屋外ともに使用可能で、液体中
の蛋白質濃度の測定において極めて大きな効果を奏する

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ でRは低級アルキル基を示す色素及びpKa0〜4の酸
    を吸収性担持体に担持せしめたことを特徴とする蛋白質
    濃度測定用試験片。
  2. (2)色素としてアシッドバイオレット17またはアシ
    ッドバイオレット49とpKa0〜4の酸からなる群よ
    り選択されることを特徴とする請求項1記載の蛋白質濃
    度測定用試験片。
JP30966388A 1988-12-07 1988-12-07 蛋白質濃度測定用試験片 Pending JPH02156159A (ja)

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JP30966388A JPH02156159A (ja) 1988-12-07 1988-12-07 蛋白質濃度測定用試験片

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JP30966388A JPH02156159A (ja) 1988-12-07 1988-12-07 蛋白質濃度測定用試験片

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JP30966388A Pending JPH02156159A (ja) 1988-12-07 1988-12-07 蛋白質濃度測定用試験片

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223726A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Shino Test Corp 試料中のタンパク質の測定方法及び測定キット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204159A (ja) * 1986-03-04 1987-09-08 Otsuka Pharmaceut Co Ltd 蛋白定量用試薬組成物

Patent Citations (1)

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