JPH0215445Y2 - - Google Patents

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JPH0215445Y2
JPH0215445Y2 JP1983017409U JP1740983U JPH0215445Y2 JP H0215445 Y2 JPH0215445 Y2 JP H0215445Y2 JP 1983017409 U JP1983017409 U JP 1983017409U JP 1740983 U JP1740983 U JP 1740983U JP H0215445 Y2 JPH0215445 Y2 JP H0215445Y2
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shaft
vibrator
lead wire
tip
casing
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JP1983017409U
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JPS59124356U (ja
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振動子に対する送受波信号を授受する
リード線の接続構造を改良したセクタ機械走査形
超音波断層装置用探触子に関するものである。
従来、セクタ機械走査形超音波断層装置用探触
子は、第1図に示すように、振動子1がその背面
にバツキング材2を配して取着されたケーシング
3の両端から側方に軸4を突出させ、その各々を
前記ケーシング3を間に置いて対向配置された一
対の側板5に軸受6を介して支持することにより
その軸4を支点として前記振動子1を揺動(首
振)可能に構成されてなる。そして、その振動子
1に対する送受波信号を授受する手段としては、
図示するように、単にリード線7を振動子1の電
極1aに直結するという方法が採られているだけ
に過ぎなかつた。
このため、前記リード線7に撚線を用いたとし
ても、単にそれだけでは振動子1の揺動(首振)
運動によるリード線7の引張り、圧縮、捩れ等の
繰り返しに弱く、断線を起こしやすいもので耐久
性が悪かつた。特に、このリード線7部分の良否
が、セクタ機械走査形の探触子において最も寿命
の長短を左右させる部分であることに鑑みれば、
その耐久性の向上は大きな課題であつた。
また従来、この種の断線を防止するため、回転
する振動子と断層装置本体(パルサー)へのリー
ド線との電気的接続を、スリツプリングとこれに
摺接する接触片を用いて行うものが考えられてお
り(特開昭57−14329号公報参照)、これの揺動形
振動子への応用も考えられる。
しかしこのような構成では、次のような問題点
があつた。すなわち、スリツプリングと接触片と
の接触では、それらは線接触となり、摩擦力が大
きくなつてしまう。このため、振動子の駆動源へ
の負荷がその分大きくなり、駆動源を大形化させ
てしまう。このため、特に心臓などの高速度運動
する臓器の診断に用いられるセクタ機械形の探触
子への小形化の要請に相反することになり、この
点についての改善も要望されていた。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたも
ので、振動子に対する送受波信号を授受するリー
ド線部分の振動子の揺動運動による変形を抑えて
断線を防止し、耐久性を向上させ、しかも探触子
駆動源を大形化させることのないセクタ機械走査
形超音波断層装置用探触子を提供することを目的
とする。
以下第2図および第3図を参照して本考案の実
施例を説明する。第2図は本考案によるセクタ機
械走査形超音波断層装置用探触子の一実施例を示
す要部縦断面図、第3図は同じく側面図で、これ
ら両図において、1〜3,5および6は各々第1
図と同様である。8はケーシング3の両端から側
方に突出する中空軸で、各々軸受6を介して側板
5に支持されており、振動子1の揺動運動の支点
をなす。この中空軸8内には、絶縁チユーブ9で
周囲が被われた導電性の軸体10が挿入される。
この場合、軸体10は、先端部を例えば半球状に
形成し、そこが前記側板5の外面側に若干突出さ
せた状態で挿入されている。ここでは、軸体10
の長さを中空軸8の長さより若干長く形成し、軸
体10の後端をバツキング材2に当接させて位置
決めすることにより軸体10の先端部が側板5の
外面側に若干突出するように構成している。
11は一端が軸体10の後端部に、他端が前記
振動子1の電極1aに各々接続された内部リード
線である。12は前記側板5の外面側に設けられ
た導電性の板ばねで、後端側が側板5外面に絶縁
物13を介してねじ止めされ、先端部裏面が適宜
ばね圧をもつて前記軸体10の先端半球面に当接
する。14は一端が板ばね12の後端部に、他端
が超音波断層装置本体へのケーブル(図示せず)
に各々接続された外部リード線である。
次に上述本考案探触子の動作について説明す
る。通常の使用に当たつては、図示しない駆動装
置によりケーシング3を介して振動子1を、中空
軸8を支点としてその軸回り方向に所定の角度だ
け揺動(首振)運動させる(第3図中の矢印参
照)。このとき、図示しない超音波断層装置本体
で振動子1に対する超音波の送受波信号が前記ケ
ーブル、外部リード線14、板ばね12、軸体1
0および内部リード線11を介して授受され、超
音波セクタ走査が行われる。
ここで、上述したように振動子1が揺動すると
内部リード線11が回動し、その端部において引
張り、圧縮、捩れ等による変形が生じようとす
る。しかし上述探触子においては、内部リード線
11がこの線11の回動に伴つて軸回り方向に動
くことが可能な軸体10の後端部に接続されてい
ること、仮にその軸回り方向の動きが不能であつ
てもその軸体10が振動子1の揺動支点中心部分
に位置していること、および外部リード線14が
軸体10の先端部にばね圧をもつて接触する板ば
ね12に接続され、この板ばね12と軸体10を
介して内部リード線11に電気的に接続されてい
ることによつて、内、外リード線11,14に前
記変形が生じることが防止される。
また、軸体10の先端半球面への板ばね12の
接触は、軸体先端部のほぼ中心における点接触乃
至ほぼ点接触となり、摩擦による動力損失が少な
く、したがつて、振動子駆動源(図示せず)への
負荷を増大させることなく、その小形化が図れ
る。
なお、上述実施例では、軸体10の絶縁を軸体
10とは別体の絶縁チユーブ9で行つたが、これ
のみに限定されることはなく、例えば軸体10自
体(両端面を除く)に絶縁被覆を施してもよく、
また、中空軸8自体を絶縁材で構成してもよく、
これらによれば絶縁チユーブ9を省略することが
できる。
以上述べたように本考案は、振動子の揺動支点
としての軸に中空軸を用い、この中空軸内に導電
性の軸体をその先端部を振動子ケーシング両側の
側板外面側に突出させた状態で挿入し、また、そ
の軸体の先端部にばね圧をもつて接触する導電性
の板ばねを設け、これら軸体および板ばねを介し
て内、外リード線を接続するようにしたので、内
部リード線に引張り、圧縮、捩れ等による変形が
生じようとしても生じない。従つてリード線の断
線が防止され、耐久性を著しく向上させることが
でききるという効果がある。
また本考案は、軸体の先端部をほぼ半球状(半
球状乃至それに近似の形状)に形成し、ここに板
だねを接触させたので、相互の接触はほぼ点接触
(点接触乃至それに近い接触状態。少なくとも線
接触ではない。)となる。このため、従来装置の
スリツプリングと接触片による線接触の場合に比
べて摩擦力による動力損失が少なく、振動子駆動
源への負荷は小さくなり、振動子駆動源の小形化
が図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来探触子の要部縦断面図、第2図は
本考案によるセクタ機械走査形超音波断層装置用
探触子の一実施例を示す要部縦断面図、第3図は
同じく側面図である。 1……振動子、1a……電極、3……ケーシン
グ、5……側板、6……軸受、8……中空軸受、
10……導電性軸体、11……内部リード、12
……導電性板ばね、14……外部リード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動子が取着されたケーシングの両端から側方
    に軸を突出させ、その各々を前記ケーシングを間
    に置いて対向配置された一対の側板に軸受を介し
    て支持することによりその軸を支点として前記振
    動子を揺動可能としたセクタ機械走査形超音波断
    層装置用探触子において、前記軸は中空軸で、こ
    の中空軸内に、先端部がほぼ半球状に形成された
    導電性の軸体がその先端部を前記側板の外面側に
    突出させた状態で挿入され、その軸体の後端部
    が、前記振動子の電極に内部リード線を介して接
    続され、ほぼ半球状の先端部が、そこにばね圧を
    もつて接触する導電性の板ばねを介して外部リー
    ド線に電気的に接続されてなるセクタ機械走査形
    超音波断層装置用探触子。
JP1740983U 1983-02-10 1983-02-10 セクタ機械走査形超音波断層装置用探触子 Granted JPS59124356U (ja)

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JP1740983U JPS59124356U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 セクタ機械走査形超音波断層装置用探触子

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JP1740983U JPS59124356U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 セクタ機械走査形超音波断層装置用探触子

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JPS59124356U JPS59124356U (ja) 1984-08-21
JPH0215445Y2 true JPH0215445Y2 (ja) 1990-04-25

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ID=30148632

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JP1740983U Granted JPS59124356U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 セクタ機械走査形超音波断層装置用探触子

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4532294B2 (ja) * 2005-01-19 2010-08-25 パナソニック株式会社 超音波探触子

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441596U (ja) * 1977-08-30 1979-03-20
JPS5714329A (en) * 1980-06-30 1982-01-25 Tokyo Shibaura Electric Co Ultrasonic diagnosing device

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JPS5441596U (ja) * 1977-08-30 1979-03-20
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