JPH02151248A - 低・高速出力切り換え形交流スピンドルモータとその低・高速出力切り換え方法 - Google Patents

低・高速出力切り換え形交流スピンドルモータとその低・高速出力切り換え方法

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JPH02151248A
JPH02151248A JP63299670A JP29967088A JPH02151248A JP H02151248 A JPH02151248 A JP H02151248A JP 63299670 A JP63299670 A JP 63299670A JP 29967088 A JP29967088 A JP 29967088A JP H02151248 A JPH02151248 A JP H02151248A
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    • H02K17/02Asynchronous induction motors
    • H02K17/12Asynchronous induction motors for multi-phase current
    • H02K17/14Asynchronous induction motors for multi-phase current having windings arranged for permitting pole-changing

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  • Induction Machinery (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作機械の主軸装置の駆動源として用いられ
る誘導モータ形の交流スピンドルモータに関し、特に、
単一台で低速域と高速域との両速度域に切り換え使用可
能な交流スピンドルモータと、その低・高速出力の切り
換え方法とに関する。
〔従来の技術〕
工作機械の主軸装置として多相(三相)交流誘導モータ
の出力軸端にスピンドル駆動用出力軸を備えた交流スピ
ンドルモータは、従来から多用されている。
この種の多相交流スピンドルモータは、近時の自動工具
交換装置を具備した数値制御工作機械やその他のマシニ
ングセンターにも組み込まれて使用されている。この種
の数値制御工作機械ヤマシニングセンターにおいては、
近時、主軸の高速化が進んでいるが、同時に高速域での
切削、研暦を遂行可能であるばかりでなく、低速域にお
いても充分な切削能力を発揮するものが要請される傾向
にある。この要請に従って、交流スピンドルモータは、
単一台で低速域から高速域への広い範囲に渡って安定し
た速度と所要のトルクを出力し得ることが必要である。
このために、周波数の可変して速度を低速域から高速域
への広範囲に渡って変更するとき、捲線ターン数を捲線
の結線の切り換えにより増減して広速度域に渡って安定
した出力トルクを確保したスピンドルモータは、例えば
、本願出願人の先願である特願昭63−144851号
に既に提案されている。
〔発明が解決すべき課題〕
然しながら、一般に多相誘導形交流モータにおいては、
4極モータが低速域で良好な出力トルク特性を呈し、高
速域では周波数が高くなり4極のままでは駆動回路系(
ドライバー)に変更が生じる。例えば、制御方式におい
て、一般的には電流制御が非同期式から同層式になる傾
向にある。非同期式の場合は周波数が高くなると電流1
サイクル当たりの山の数が少なくなり、正弦波形状から
極端にはずれて行くことになり、波形率の悪くなる。た
だし、低速では非同期式が却って1サイクル当たりの山
の数が多くなり、正弦波形に極めて近い形状となり、波
形率も良くすることになる。また、良好なトルク特性を
呈することから2極モータが多用され、これらの両モー
タはステータコアを形成する成層コアも夫々の極数に応
じて所望の磁気特性を奏するようにコア片の厚さ寸法や
径寸法が適正値に設計されている。
従って、この極数の違いに依るモータの出力トルク特性
、成層コアの磁気特性等をも有効に活用可能な多相誘導
形交流モータを組み込んでなる交流スピンドルモータの
提供が更に要請されている。
ここで、従来の4極交流誘導モータにおける成層コアの
薄肉、小径コアの特性を活用する場合を考察すると、低
速域ではそのまま良好な速度、トルク関係の特性を生か
すことが可能であるが、高速域では4極のまま周波数の
増加を図ると、駆動回路系の制限条件から徒に周波数増
加を図ることは困難であり、故に、充分に速度のアップ
が困難になる。
他方、従来の2極交流透導モータにおける成層コアを用
いると、一般にコアヨークの径が4極成層コアに比較し
て大きく、モータ外形が大きく成ってしまう不都合があ
る。
依って、本発明の目的は、4極交流誘導モータ用の成層
コアを利用することを前提とし、速度、出力を低速域か
ら高速域まで1台のモータにより安定に可変し得る交流
スピンドルモータを提供せんとしたものである。
また、本発明の他の目的は、新規な交流スピンドルモー
タの低・高速出力切り換え方法を提供することにある。
〔解決手段と作用〕 本発明によれば、工作機械の主軸装置に用いられる交流
スピンドルモータにおいて、スピンドル駆動用出力軸を
有したロータの周囲に配置されるステータがヨークをな
す成層コアと、該成層コア内に収納される回転磁界形成
用の多相捲線とを具備してなり、かつ、前記回転磁界形
成用の多相捲線は各相捲線が、低速、高速に両用する第
1の組の捲線と低速にのみ使用される第2の組の捲線と
、低速時には前記第1の組及び第2の組の捲線に同時に
駆動電流を導入して4掻回転磁界を形成させ、高速時に
は前記第1の組の捲線にのみ駆動電流を導入して2極回
転磁界を形成するように開閉切り換え可能な接点群とを
具備して構成され、捲線切り換えと極数切り換えとによ
りスピンドルの出力回転を低・高速切り換えるようにし
た低・高速出力切り換え形交流スピンドルモータが提供
される。又、上述の低・高速出力切り換え形交流スピン
ドルモータを実用するに当たり、ステータの成層コア内
に装着される多相捲線の各相捲線に低速・高速の両速度
域で使用する第1の捲線と、高速域では使用されず、高
速域でのみ使用される第2の捲線とを設け、低速域では
前記第1、第2の捲線に駆動電流を併給し、高速域では
前記第2の捲線への駆動電流の供給を遮断し、また、低
速域と高速域との切り換え時に極数を変更することを特
徴とした交流スピンドルモータの低・高速出力切り換え
方法が提供される。
上述の構成に対し、交流スピンドルモータを低速運転か
ら高速運転へ切り換えるときは、極数を低減して駆動回
路系の制限を回避し、又、捲線数を低減して成層コア内
の磁束密度を低減するものである。以下、本発明を添付
図面に示す実施例に基づいて更に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の1実施例に係る出力切り換え形三相交
流スピンドルモータの捲線配置原理図、第2図は、第1
図に示したスピンドルモータにおけるステータの一相の
捲線に極数切り換え用に設けられたコンダクタ−の接点
群配置を示した回路図、第3図は、同第2図に示した捲
線と接点群とにおいて低速運転時における接点群の開閉
状態を示した回路図、第4図は、同第2図に示した捲線
と接点群とにおいて高速運転時における接点群の開閉状
態を示した回路図、第5図(A)は、同じく第2図に対
応する1相のステータ捲線における4極捲線形成時のコ
イル配置を示した図、第5図(B)は、同第5図(A)
のコイルに駆動電流を供給した際の磁束流の形成状態を
示した略示図、第6図(A)は第2図に対応する1相の
ステータ捲線における2掻捲線形成時のコイル配置を示
した図、第6図(B)は、同第6図(A)のコイルに駆
動電流を供給した際の磁束流の形成状態を示した略示図
である。
第1図を参照すると、本実施例に係る三相交流スピンド
ルモータ10は、中心部に工作機械の主軸(スピンドル
)に結合されてこれを駆動する出力軸12を有したロー
タ14と、このロータ14の周囲に配置された三相のス
テータ16とを具備して形成されている。このステータ
16は4極回転磁界と2極回転磁界との2種類の極数間
で切り換えられるステータ捲線18を具備しており、ス
テータ捲線18は中性点19に結合されたU相捲線18
uとVト目捲線18vとW相捲線18wとを図示されて
いない成層コアの捲線溝内に収納、具備し、該成層コア
は4極捲線用のヨークを成すように設計され、2極捲線
用に成層コアに用いる板状コアよりも薄肉かつ小外径の
板状コアを積層して形成されたものである。
さて、各相USV、Wの捲線18u、18v、18wを
参照すると、夫々の捲線は4つのコイルC1、C2、C
3、C4と4つの駆動電流り−ミナル(例えば、U相で
は、U、 、U2、U、 、U、の駆動電流ターミナル
を有し、■相、W相に就いても同様な駆動電流ターミナ
ルを有している)を具備している。
ここで、第2図を参照すると、第1図のU相における捲
線18uにおいて、4極と2極との間で切り換えるため
のコンダクタ−の開閉接点SI〜S、を配置した状態を
図示している。なお、コンダクタ−自体は、スピンドル
モータの駆動回路系における制御部に具備されて低速・
高速出力の指令信号に従って作動し、上記開閉接点$1
〜S、の開閉を行うものであるが、本発明の本質に直接
的には関与しないのでここでは説明を省略する。上記4
つの開閉接点81〜S、は第2図に示したU相のステー
タ捲線18uにおける駆動電流ターミナルU3とU4と
の間、ターミナルU2とU、との間、ターミナルU3の
前段、ターミナルU、の前段に夫々配置され、後述のよ
うに、同ステータ捲線18uにおけるコイルC,−C,
への回転磁界形成用駆動電流の流入、流出を切り換え、
以て極数の切り換えを行うものである。そして、第1図
に示した他のV相、W相におけるステータ捲線18v、
18Wにも同様の配置で夫々4つの開閉接点81〜S4
が具備されている。なお、第2図は単に開閉接点S、〜
S、の配置を示すために各接点は開状態のまま示しであ
る。
次に第3図を参照すると、スピンドルモータの低速域と
高速域との切り換え指令信号に従ってコンダクタ−が作
動され、この結果、その開閉接点S、と開閉接点S、と
は閉じられ状態にあり、他の2接点S2、S、は開状態
にあることが示されている。このように切り換えられた
状態、で駆動電流がU相捲線18uに供給されると、同
電流は矢印で示すように閉成接点SI、S、を介して4
つのコイルC1〜C3の全てに流れ、このとき、これら
の4つのコイルは予め低速域用の4極結線を形成するよ
うに設けられているのである。
他方、第4図は、高速域への切り換えに応じた状態であ
り、開閉接点S2、S3は閉成され、他の2つの開閉接
点S、 、S、は開状態に維持されている。故に、駆動
電流は矢印に示すように流れ、コイルC2とC1との両
者にのみ供給されて、高速域用2極結線を形成している
第3図と第4図は、三相交流誘導形のスピンドルモータ
のU相のみを考察した場合に就き、図示したが、他のV
相、W相に就いても、上記U相と同じ接点の切り換えを
行ってV相駆動電流、W相駆動電流が夫々、120°の
電気角位相差により、供給されるように構成されている
から、夫々4極、2極の回転磁界がステータ16に形成
されることになる。
さて、再び第2図〜第4図を参照すると、各相、例えば
、図示のU相で、上述の説明からコイルC1とC1は4
極結線の形成時にのみ使用され、コイルC2とC1は4
極、2極の両結線の形成に使用されていることがわかる
。すなわち、極数が低減される高速域では成層コアが4
極用コアを用いていることから、アンペアターン数の低
減により、成層コア中における磁束密度の飽和を防止し
、適正な出力トルクを得るようにしているのである。そ
して本発明では、CIとC2は成層コアの同一捲線溝内
に上下配置で収納され、他のコイルC3とC1はやはり
成層コアの同一捲線溝内に上下配置で収納されている。
第5図<A)と第5図(B)とは上記の同−捲線溝にお
けるコイルの上下配置と、4極結線形成時における磁束
流の形成との対応関係をUt目捲線18uに就いて、図
示したものである。
この場合にコイルC1〜C4は夫々6ターン捲線として
形成した実施例を示している。なお、第5図(B)にお
ける太い矢印が磁束流の方向を示し、各方向に6アンペ
アタ一ン分の磁束密度を有していることがわかる。
他方、第6図(A)と第6図(B)は同じく同−捲線溝
におけるコイルの上下配置と、2極結線形成時における
磁束流の形成との対応関係をU相捲線18uに就いて、
図示したものである。この場合には捲線溝内の上側に配
置されたコイルCIとC5は使用されていないために、
成層コイルのヨーク中を流動する磁束密度は約半分にな
り故に、4極用成層コアにおいても磁束密度の飽和を阻
止し得ることが理解できる。
以上の本発明の実施例の構成から明らかなように、本発
明は、単一台のスピンドルモータの速度出力を低速、高
速域で切り換えるに当たり、成層コアを極数の多い低速
度用途の誘導モータに合わせて設計されたコアを利用し
、この成層コア内に2種のステータ捲線を同一捲線溝内
で上下配置で設け、低速、高速域との切り換え時には極
数低減と一部捲線への駆動電流の供給遮断により駆動電
流系の制限条件を回避し、且つ成層コアにおける磁束密
度の飽和を回避して高速域においても所望の速度と出力
トルクとを得ることができるようにしたものである。
本実施例では4極と2極との切り換えの最も有効、実用
的な実施例の場合を説明したが、池の極数変更により実
施することも可能であることは言うまでもない。また、
2極用成層コアを用いることを基本条件として上記の実
施例による捲線構成をとることも可能ではあるが、その
場合には、成層コアの外形寸法が大型化し、故にスピン
ドルモータ自体が大形化することを避は得ない。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、極数
の多い低速用途の交流誘導モータ用の成層コアを使用し
て工作機械で切削、研削に常用される低速、高速の面域
の速度と所要出力トルクを発揮し得るスピンドルモータ
が提供され、しかも、スピンドルヨークを形成する成層
コア自体の径が比較的小径であることから、コンパクト
なモータ外形として形成され、故に工作機械への装着時
にも嵩張りを防止できる効果を得ることができる。更に
、このような小径の成層コアの利用により、モータ外筒
の液冷却を実施する場合にも熱抵抗が小さく、高トルク
化も可能となるのでモータ性能と外形形状の条件等の両
面から極めて有効な交流スピンドルモータを形成するこ
とに成る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係る出力切り換え形三相交
流スピンドルモータの捲線配置原理図、第2図は、第1
図に示したスピンドルモータにおけるステータの一相の
捲線に極数切り換え用に設けられたコンダクタ−の接点
群装置を示した回路図、第3図は、同第2図に示した捲
線と接点群とにおいて低速運転時における接点群の開閉
状態を示した回路図、第4図は、同第2図に示した捲線
と接点群とにおいて高速運転時における接点群の開閉状
態を示した回路図、第5図(A)は、同じく第2図に対
応する1相のステータ捲線における4極捲線形成時のコ
イル配置を示した図、第5図(B)は、同第5図(A)
のコイルに駆動電流を供給した際の磁束流の形成状態を
示した略示図、第6図(A)は第2図に対応する1相の
ステータ捲線における2極捲線形成時のコイル配置を示
した図、第6図(B)は、同第6図(A)のコイルに駆
動電流を供給した際の磁束流の形成状態を示した略示図
である。 10・・・交流スピンドルモータ、14・・・ロータ、
16 ・・・ステータ、18 u、  18 v、  
18W−U相、■相、W相捲線、C9〜C4・・・コイ
ル、81〜S、・・・開閉接点、U、−U、・・・U相
駆動電流ターミナル、■、〜■、・・・■相駆動電流タ
ーミナル、W1〜W、・・・W←目駆動電流ターミナル
。 第 図(A> 第 図(B) 第 図 第 図 第 図(A) 下コイルのみ 第 図(B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、工作機械の主軸装置に用いられる交流スピンドルモ
    ータにおいて、スピンドル駆動用出力軸を有したロータ
    の周囲に配置されるステータがヨークをなす成層コアと
    、該成層コア内に収納される回転磁界形成用の多相捲線
    とを具備してなり、かつ、前記回転磁界形成用の多相捲
    線は各相捲線が、低速、高速に両用する第1の組の捲線
    と低速にのみ使用される第2の組の捲線と、低速時には
    前記第1の組及び第2の組の捲線に同時に駆動電流を導
    入して4極回転磁界を形成させ、高速時には前記第1の
    組の捲線にのみ駆動電流を導入して2極回転磁界を形成
    するように開閉切り換え可能な接点群とを具備して構成
    され、捲線切り換えと極数切り換えとによりスピンドル
    の出力回転を低・高速切り換えるようにしたことを特徴
    とした低・高速出力切り換え形交流スピンドルモータ。 2、前記成層コアは4極回転磁界用の磁性鋼板の成層体
    からなる特許請求の範囲1、項に記載の低・高速出力切
    り換え形交流スピンドル。 3、前記各相における第1の組の捲線と前記第2の組の
    捲線とは前記4極回転磁界用成層コアに形成した捲線溝
    内に上下にして配設されていることを特徴とした特許請
    求の範囲2、に記載の低・高速出力切り換え形交流スピ
    ンドル。 4、工作機械の主軸装置のスピンドル駆動用出力軸を有
    したロータと、その周囲に配置されて誘導モータの回転
    磁界を形成するステータとから成る交流スピンドルモー
    タの速度切り換え方法において、ステータの成層コア内
    に装着される多相捲線の各相捲線に低速・高速の両速度
    域で使用する第1の捲線と、高速域では使用されず、低
    速域でのみ使用される第2の捲線とを設け、低速域には
    前記第1、第2の捲線に駆動電流を供給し、高速域には
    前記第2の捲線への駆動電流の供給を遮断し、また、低
    速域と高速域との切り換え時に極数を変更することを特
    徴とした交流スピンドルモータの低・高速出力切り換え
    方法。
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