JPH0215103Y2 - - Google Patents

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JPH0215103Y2
JPH0215103Y2 JP1983051675U JP5167583U JPH0215103Y2 JP H0215103 Y2 JPH0215103 Y2 JP H0215103Y2 JP 1983051675 U JP1983051675 U JP 1983051675U JP 5167583 U JP5167583 U JP 5167583U JP H0215103 Y2 JPH0215103 Y2 JP H0215103Y2
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JP
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flexible conduit
holder
support rod
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fixed leg
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JP1983051675U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリート建築物においてコンク
リートスラブ内に水平方向に配管された可撓電線
管を立上げる際に使用される可撓電線管用立上げ
部保持具に関するものである。
従来、集合住宅やオフイスビル等のコンクリー
ト建築物における屋内電気配線や電話線が挿通さ
れる可撓電線管Pは、第7図に示すようにスラブ
F内を水平方向へ配管され屋内電気配線や電話線
が接続される埋込みボツクスBの直下で鉛直方向
へ立上げ埋込みボツクスBに連結されている。
第8図に示すようにコンクリート建築物におい
ては、スラブ内に水平方向へ支骨鉄筋Qが格子状
に配筋され、壁または柱内に鉛直方向へ支骨鉄筋
Sが配筋されており、前記可撓電線Pを支骨鉄筋
Qに添わせて水平に配管し所定位置で鉛直方向へ
湾曲させ、その立上げ部P′を前記支骨鉄筋Sに添
わせて縛着し、保持している。このような配管に
おいては、可撓電線管Pの立上げ部P′を支骨鉄筋
Sに添わせているので、第8図に鎖線で示す位置
に立上げ部P′を保持する必要があつても立上げ部
P′の保持ができず立上げ位置が限定される。ま
た、埋込みボツクスは常に支骨鉄筋Sに近接する
位置に埋設されるとは限らず、隣接する支骨鉄筋
Sの中間に位置するように埋設する必要があつて
もその埋込みボツクスの直下で立上げることはで
きなかつた。従つて、埋込みボツクスと立上げ部
との相対位置がずれて埋込みボツクスのノツクア
ウト孔と一致しなくなる。そのため、第7図に示
すように可撓電線管Pの立上げ部P′をS字形状に
湾曲させ埋込みボツクスBと連結するのである
が、一般に埋込みボツクスBの取付け高さHはス
ラブFの上面から200mm前後に設定されており、
この短い立上げ距離内でのS字曲げは極めて困難
な作業となるばかりか、S字曲げされた可撓電線
管が座屈を起こして潰れてしまい、その後の通線
を不能にするおそれがある。さらに、スラブを構
成する支骨鉄筋Qは、ほぼ200mm平方のマス目が
形成されるような格子状に配筋されているだけで
あるから、支骨鉄筋Qのマス目内の空間部におい
て可撓電線管Pを立上がらせることはできず、可
撓電線管の配管作業に制限を受ける欠点があつ
た。
この種の電線管支持具として、実開昭56−
102880号公報記載の配管端末の固定装置があつ
た。
本例は、床取付用の平面部と配管の立上りの基
部支持用のスリーブとを有する固定具と、前記ス
リーブの上端に着脱可能な保護管とから成るもの
であり、固定具が支骨鉄筋に移動可能に取付けら
れる開示がなく、コンクリート仮枠等に一端固定
具を取付けた後、配管の立上げ位置の微調整を要
する場合、配管の立上げ位置の微調整が不可能で
あり、またコンクリートスラブ内に配筋される支
骨をなす支骨鉄筋の邪魔にならない位置のコンク
リート仮枠等に固定具を取付ける必要があり、固
定装置の設置位置が限定されてしまい、配管作業
に制限を受け、作業性が良くない欠点があつた。
本考案は、このような欠点に鑑み、可撓電線管
の立上げ位置を微調整することができ、コンクリ
ートスラブ内の支骨鉄筋の邪魔になることがな
く、配管作業に制限を受けることがなく、作業性
の向上を図ることができる可撓電線管用立上げ部
保持具を提供することを目的とするものである。
本考案の基本的な構成は、可撓電線管の立上げ
部を保持する保持部と、その保持部を支持する固
定脚と、その固定脚の下部に設けられた支持杆と
からなるもので、支持杆はスラブ内に配筋された
水平方向の支骨鉄筋に対し移動可能にされるよう
になつている。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1実施例 第1図において、可撓電線管Pをスラブに対し
鉛直、または所定角度に傾斜させて保持するため
の保持具1は、可撓電線管Pが挿通される筒状の
保持部2の下部に固定脚3が可撓電線管Pの曲成
を妨げず相対するよう下方へ延長して設けられ、
その固定脚3の下端に保持部2の軸線方向と直角
方向へ軸線を向けた挿孔4Aを有する取付け部4
が設けられている。取付け部4には支持杆5が挿
通され、その支持杆5の軸線方向任意の位置へ移
動させることができる。支持杆5の一端、または
両端にはU字形に屈曲された掛止部6が形成さ
れ、その掛止部6が水平方向へ配筋されスラブを
構成する支骨鉄筋7に掛止されるようになつてい
る。支持杆5が鉄筋7に掛止されない場合は、バ
インド線8で鉄筋7に縛着される。水平方向へ配
管された可撓電線管Pは、保持具1の下方で上方
へ向けて湾曲され、保持部2へ挿通されることに
より、スラブに対し鉛直または所定角度傾斜状態
に保持される。保持部2の内径寸法は、電線管の
外径寸法よりも大きくすることにより可撓電線管
Pの挿通に融通性をもたせるとよい。湾曲された
可撓電線管Pは自身の弾性力で直線状へ復元しよ
うとするので保持部2内で鉛直線に対しわずか傾
斜し固定される形となるが、鉛直方向への立上げ
に支障はない。また、固定脚3に挿通された支持
杆5と固定脚3との間にはねじ止め等の手段が何
ら設けられていないが、挿孔4Aの内径寸法が支
持杆5の外径寸法に対し大きく形成されていて
も、前述の通り可撓電線管Pが自身の弾性力で直
線状へ復帰しようとするので、その復元方向へ作
用する力により保持具1がわずか傾斜し、挿孔4
Aの軸線と支持杆5の軸線とが傾斜する形とな
る。よつて保持具1の取付け部4はその開口端の
内周縁が支持杆5の外周面に強く押圧され、軸線
方向へ移動しなくなる。尚、固定脚3をバインド
線で支持杆5に対し縛着すればその固定はより一
層確実となる。また、支持杆5の両端をともに直
状に形成し支骨鉄筋7に対し縛着してもよい。
第2実施例 第2図において、保持具9は、半割り形状に形
成された保持具片9Aを2個対向させ一対に組付
けてなるもので各保持具片9Aの上部には可撓電
線管Pの外周面に対応する半円弧状の凹部10を
有する保持部11が形成され、その保持部11の
両側縁に側板12が一体に突設され、各側板12
にビス13を挿通するための挿孔14が1ないし
複数個設けられている。2個の保持具片9Aのう
ち一側の保持具片9Aにおいては、前記挿孔14
を螺孔としてもよい。保持部11の下部に固定脚
15が可撓電線管Pの曲成を妨げず相対するよう
に下方へ延長して設けられ、その固定脚15の下
端に保持部11の軸線方向と直角方向へ軸線を向
けた挿孔16Aを有する取付け部16が設けられ
ている。取付け部16には前記第1実施例(第1
図)と同じ支持杆5が挿通され、その支持杆5の
軸線方向の任意の位置へ移動させることができ
る。
第3実施例 第3図において、保持具17は半割り形状で形
状の異なる2つの保持具片17Aと保持具片17
Bを対向させ一対に組付けてなるものである。一
側の保持具片17Aの上部には可撓電線管Pの外
周面に対応する半円弧状の凹部18を有する保持
部19が形成され、その保持部19の両側縁に係
合片20が突設され、保持部19の下部に固定脚
21が可撓電線管Pの曲成を妨げず相対するよう
下方へ延長して設けられ、その固定脚21の下端
に保持部19の軸線方向と直角方向へ軸線を向け
た挿孔22Aを有する取付け部22が設けられて
いる。取付け部22には前記第1実施例(第1
図)と同じ支持杆5が挿通され、その支持杆5の
軸線方向の任意の位置へ移動させることができ
る。一方、他側の保持具片17Bは蓋体となるも
ので、可撓電線管Pの外周面に対応する半円弧状
の凹部23を有する保持部24が形成され、その
保持部24の両側縁に前記保持具片17Aの係合
片20が嵌入係合される係合部25が設けられて
いる。この係合部25は係合片20を抱持するよ
うになつているので、保持具片17Aと保持具片
17Bは、軸線と直角方向へ分離することはな
い。そして、保持具片17Bを軸線方向へ移動さ
せることにより保持具片17Aに対し着脱できる
ようになつている。
第4実施例 第4図において、保持具26は、保持具片26
Aと、この保持具片26Aに外嵌されるスリーブ
26Bとからなるもので、保持具片26Aの上部
には可撓電線管Pの外周面に対応する半円弧状の
凹部27を有する保持部28が形成され、保持部
28の下部に固定脚29が可撓電線管Pの曲成を
妨げず相対するよう下方へ延長して設けられ、そ
の固定脚29の下端に保持部28の軸線方向と直
角方向へ軸線を向けた挿孔30Aを有する取付け
部30が設けられている。取付け部30には前記
第1実施例と同じ支持杆5が挿通され、任意の方
向へ移動させることができる。前記スリーブ26
Bは保持部28が挿入される挿孔31を有するも
ので、水平方向へ配管され上方へ湾曲された可撓
電線管Pの立上げ部を保持具片26Aの保持部2
8へ嵌入させ、スリーブ26Bを下方へ移動して
保持部28に外嵌させる。可撓電線管Pが自己の
弾性力で直線状態へ復帰しようとするためにスリ
ーブ26Bには矢印R方向の力が作用し、スリー
ブ26Bの抜脱は阻止される。
第5実施例 第5図において、保持具32は可撓電線管Pが
挿通される半円形状の保持部33が形成され、そ
の保持部33の下部に固定脚34が可撓電線管P
の曲成を妨げず相対するよう下方へ延長して設け
られ、その固定脚34の下端外面に挿孔35Aを
有する取付け部35が設けられている。この取付
け部35はその外周の1個所に軸線方向のスリツ
ト35Bが設けられて分離され、各分離縁に耳片
36が突設されてビス37により締付けられるよ
うになつている。挿孔35Aには前述の第1実施
例と同じ支持杆5が挿通され、任意の方向へ移動
させることができる。電線管Pは保持部33へ挿
入され、前述の第4実施例のスリーブ26Bが保
持部33に外嵌されるか、またはバインド線等3
8で縛着される。
尚、固定脚34の耳片36をビス37で締付け
ず、前述の第1実施例で説明した通り可撓電線管
Pが直状に復元しようとする弾性力で支持杆5に
対し固定するようにしてもよい。
また、第6図に示すように可撓電線管Pをスラ
ブFに対し鉛直に立上げる場合について説明した
が、第6図に示すように可撓電線管Pを所定角度
傾斜させ、その可撓電線管Pを埋込みボツクスB
の側面に接続する必要のあるときは、前述の保持
具の保持部をスラブ面に対し所定角度傾斜させる
ようにすればよい。
本考案に係る可撓電線管用立上げ部保持具によ
れば、コンクリートスラブ内に配筋され支骨をな
す支骨鉄筋に固定された支持杆に移動可能に、保
持部を支持した固定脚が取付けられているため、
コンクリートスラブ内の支骨鉄筋の所定位置に支
持杆を固定した後、可撓電線管の立上げ位置を微
調整する際、支持杆に対して固定脚が移動可能で
あるので、可撓電線管の立上げ位置の微調整が可
能である。
また、支持杆をコンクリートスラブ内の支骨鉄
筋に固定するため、コンクリートスラブ内の支骨
鉄筋の邪魔になることがなく、配管作業に制限を
受けることがなく、作業性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の斜視図、第2図は
第2実施例の斜視図、第3図は第3実施例の斜視
図、第4図は第4実施例の斜視図、第5図は第5
実施例の斜視図、第6図は本考案による配管状態
を示す断面図、第7図は従来例による配管状態を
示す断面図、第8図は斜視図である。 主要部分の符号の説明、1,9,17,26…
…保持具、2,11,19,28……保持部、
3,15,21,29……固定脚、5……支持
杆。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓電線管Pの立上げ部を保持する保持部2
    と、この保持部2を支持し、かつ可撓電線管Pの
    曲成を妨げない位置に相対させて下方に向けて設
    けられた固定脚3と、コンクリートスラブF内に
    配筋され支骨をなす支骨鉄筋7に固定される支持
    杆5とからなり、 保持部2の下部に固定脚3を設け、この固定脚
    3を支持杆5に移動可能に取付けてなる可撓電線
    管用立上げ部保持具。
JP5167583U 1983-04-07 1983-04-07 可▲ドウ▼電線管用立上げ部保持具 Granted JPS59159121U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5167583U JPS59159121U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 可▲ドウ▼電線管用立上げ部保持具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5167583U JPS59159121U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 可▲ドウ▼電線管用立上げ部保持具

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Publication Number Publication Date
JPS59159121U JPS59159121U (ja) 1984-10-25
JPH0215103Y2 true JPH0215103Y2 (ja) 1990-04-24

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ID=30182072

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JP5167583U Granted JPS59159121U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 可▲ドウ▼電線管用立上げ部保持具

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JPS56102880U (ja) * 1980-01-08 1981-08-12

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