JPH02150305A - 木材の光退色防止方法 - Google Patents
木材の光退色防止方法Info
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- JPH02150305A JPH02150305A JP30457388A JP30457388A JPH02150305A JP H02150305 A JPH02150305 A JP H02150305A JP 30457388 A JP30457388 A JP 30457388A JP 30457388 A JP30457388 A JP 30457388A JP H02150305 A JPH02150305 A JP H02150305A
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、木材の光退色防止方法に関するものである
。
。
木材は光に対して敏感な性質を有し、特に、光退色は著
しく、このことが木材製品の価値を低くしている。すな
わち、木材表面に光(特に紫外線)が当たると、木材表
面にはラジカルが発生し、ある種の木材は濃く、また、
ある種の木材は薄く色変化を起こし、木材表面に変色部
が形成される。
しく、このことが木材製品の価値を低くしている。すな
わち、木材表面に光(特に紫外線)が当たると、木材表
面にはラジカルが発生し、ある種の木材は濃く、また、
ある種の木材は薄く色変化を起こし、木材表面に変色部
が形成される。
そこで、木材の耐光性を向上させるために、紫外線吸収
剤の塗布、紫外線吸収剤入り塗料や光遮蔽材入り塗料の
使用、ポリエーテル系高分子の含浸、さらには木材成分
官能基の変成などが提案された。
剤の塗布、紫外線吸収剤入り塗料や光遮蔽材入り塗料の
使用、ポリエーテル系高分子の含浸、さらには木材成分
官能基の変成などが提案された。
、しかし、耐光性効果が不充分であったり、また、光退
色自体は少なくできても色相が変わってしまい、結果的
には光退色が大きく見えるという問題があった。
色自体は少なくできても色相が変わってしまい、結果的
には光退色が大きく見えるという問題があった。
この発明の目的は、光退色を充分に防止できる木材の光
退色防止方法を提供することである。
退色防止方法を提供することである。
この発明の木材の光退色防止方法は、木材を染色し、か
つ紫外線吸収剤入り塗料で塗装することを特徴とするも
のである。
つ紫外線吸収剤入り塗料で塗装することを特徴とするも
のである。
染料としては、酸性、直接、塩基性および建染染料が良
い。
い。
紫外線吸収剤としては、サリチル酸系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系1 シアノアクリレート系が
良く、特に、ベンゾフェノン系が良好である。
系、ベンゾトリアゾール系1 シアノアクリレート系が
良く、特に、ベンゾフェノン系が良好である。
光によって発生するラジカルは、染料にも作用して変色
を促すが、染料に作用して変色を起こす波長はある範囲
(紫外線の波長)に限定される。
を促すが、染料に作用して変色を起こす波長はある範囲
(紫外線の波長)に限定される。
これを木材と比較すると、木材の光退色の中心となる抽
出成分が広い範囲の波長で変色するのとは対照的である
。したがって、染色した木材の表面に、ある限定された
波長の光を吸収する物質(紫外線吸収剤)の入った塗膜
を形成すれば、染料自体の光退色を防止することが可能
となる。
出成分が広い範囲の波長で変色するのとは対照的である
。したがって、染色した木材の表面に、ある限定された
波長の光を吸収する物質(紫外線吸収剤)の入った塗膜
を形成すれば、染料自体の光退色を防止することが可能
となる。
また、染料単独での耐光性は、木材とは比べものになら
ないほど強い。
ないほど強い。
したがって、この発明の構成のように、木材を染色し、
かつこの木材表面を紫外線吸収剤入り塗料で塗装仕上げ
すれば、光退色を充分に防ぐことができ、色変化を起こ
し易い色を有する木材を同色の染料で染色すれば、木)
Aの光退色を充分に防止できる。
かつこの木材表面を紫外線吸収剤入り塗料で塗装仕上げ
すれば、光退色を充分に防ぐことができ、色変化を起こ
し易い色を有する木材を同色の染料で染色すれば、木)
Aの光退色を充分に防止できる。
〔第1実施例〕
■ 木材;
米つが材で、Im(厚み)XI20mmX120柵のも
のを使用した。
のを使用した。
■ 木材の染色;
酸性染料(Suminol Milling Brow
n 3G、住人化学製)0.2%溶液を用い、95°C
で2時間浸漬染色を行った。
n 3G、住人化学製)0.2%溶液を用い、95°C
で2時間浸漬染色を行った。
■ 染色後の乾燥;
110°Cで1時間行った。
■ 塗装;
ウレタン塗料に紫外線吸収剤を10%添加した、ウレタ
ン塗料はウレボンフラット(#2000)〔大釜塗料製
〕を使用し、紫外線吸収剤としてスミソーブ130(ヘ
ンシフエノン系)〔住人化学製〕を使用した。
ン塗料はウレボンフラット(#2000)〔大釜塗料製
〕を使用し、紫外線吸収剤としてスミソーブ130(ヘ
ンシフエノン系)〔住人化学製〕を使用した。
塗布量は60〜70g/ポとした。
〔第2実施例〕
シェイパ−(プレーナーによる初刊木片)を染色して乾
燥し、次に、これらシェイパ−を集成して成形し、次に
、この集成体をスライスしてスライス単板を得、しかる
後、このスライス単板に紫外線吸収剤入り塗料を塗装し
た。
燥し、次に、これらシェイパ−を集成して成形し、次に
、この集成体をスライスしてスライス単板を得、しかる
後、このスライス単板に紫外線吸収剤入り塗料を塗装し
た。
■ 木材:
米つが材のシェイパ−品で、厚みは0.1〜0.5柵で
縦横寸法は様々なものを使用した。
縦横寸法は様々なものを使用した。
■ 染色;
酸性染料(Remazol Gvey G +開成化学
製)0.5%溶液を用い、95°Cで2時間浸漬染色を
行った。
製)0.5%溶液を用い、95°Cで2時間浸漬染色を
行った。
■ 乾燥;
+ 10 ’Cで1時間を行った。
■ 接着、集成;
染色、乾燥済みのシェイパ−にウレタン接着剤(XA4
42.コニシボンド製)を塗布し、型枠にて圧締成形し
た。30kg/claの圧締力で、5時間圧締して集成
体を得た。
42.コニシボンド製)を塗布し、型枠にて圧締成形し
た。30kg/claの圧締力で、5時間圧締して集成
体を得た。
■ スライス;
集成体をスライサーにて0.5m厚にスライス加工した
。
。
■ 塗装;
第1実施例と同じ。
〔比較例(1)〕
実施例1,2について染色しないものを、それに対応す
る各実施例の比較例とした。(この比較例(1)は、紫
外線吸収剤入り塗装4で塗布する方法であって、従来例
の中で最も大きい効果が得られると考えられるものであ
る。) 〔比較例(2)〕 実施例1.2について紫外線吸収剤を添加しないものを
、それに対応する各実施例の比較例とした。
る各実施例の比較例とした。(この比較例(1)は、紫
外線吸収剤入り塗装4で塗布する方法であって、従来例
の中で最も大きい効果が得られると考えられるものであ
る。) 〔比較例(2)〕 実施例1.2について紫外線吸収剤を添加しないものを
、それに対応する各実施例の比較例とした。
評価: サンプル表面にカーボンアーク4日時間照射を
行い〔スガ試験機〕、照射前後の色を色差計〔カメラ
CR−100,ミノルタ製〕で測定し、その表色値L*
、 a*、l)*により色差ΔEを算出し、同時に目
視による評価も行った。
行い〔スガ試験機〕、照射前後の色を色差計〔カメラ
CR−100,ミノルタ製〕で測定し、その表色値L*
、 a*、l)*により色差ΔEを算出し、同時に目
視による評価も行った。
実施結果を次表に示す。
C以下余白〕
レベルとなった。
この発明の木材の光退色防止方法によれば、ある限定さ
れた波長の光を吸収する紫外線吸収剤が木材表面の塗膜
に添加されるために、染料自体の光退色を防止すること
が可能となり、また、染料単独での耐光性は、木材とは
比べものにならないほど強い。その結果、染色木材の光
退色を充分に防止することができる。
れた波長の光を吸収する紫外線吸収剤が木材表面の塗膜
に添加されるために、染料自体の光退色を防止すること
が可能となり、また、染料単独での耐光性は、木材とは
比べものにならないほど強い。その結果、染色木材の光
退色を充分に防止することができる。
○;変化なし
X;変化が大きい
Δ;Oと×の中間程度の変化
Claims (1)
- 木材を染色し、かつ紫外線吸収剤入り塗料で塗装するこ
とを特徴とする木材の光退色防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30457388A JPH02150305A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 木材の光退色防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30457388A JPH02150305A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 木材の光退色防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02150305A true JPH02150305A (ja) | 1990-06-08 |
Family
ID=17934619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30457388A Pending JPH02150305A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 木材の光退色防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02150305A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0719621A1 (en) * | 1994-12-28 | 1996-07-03 | ALPI S.p.A. | Dyeing of sheets of wood by dyes belonging to the "vat" class |
JP2008183864A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Yamada Chem Co Ltd | 染色木材及びその耐光性改良方法 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP30457388A patent/JPH02150305A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0719621A1 (en) * | 1994-12-28 | 1996-07-03 | ALPI S.p.A. | Dyeing of sheets of wood by dyes belonging to the "vat" class |
JP2008183864A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Yamada Chem Co Ltd | 染色木材及びその耐光性改良方法 |
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