JPH02149561A - 新規カテコール誘導体 - Google Patents

新規カテコール誘導体

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JPH02149561A
JPH02149561A JP20668289A JP20668289A JPH02149561A JP H02149561 A JPH02149561 A JP H02149561A JP 20668289 A JP20668289 A JP 20668289A JP 20668289 A JP20668289 A JP 20668289A JP H02149561 A JPH02149561 A JP H02149561A
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JP
Japan
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acid
formula
group
piperidyl
dihydroxyphenyl
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Pending
Application number
JP20668289A
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English (en)
Inventor
Itsuro Uchida
内田 逸郎
Takenori Shinagawa
雄功 品川
Toshimitsu Kishimoto
岸本 利光
Takashi Ono
孝 小野
Masafumi Arita
有田 雅文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Welfide Corp
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Welfide Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なカテコール誘導体に関するものである。
さらに詳しくは本発明は、神経成長因子(nerve 
growth factor、  以下NGFと略す)
の産生および分泌を促進することにより、アルツハイマ
ー病、および一般の老化に伴う痴呆症状をはじめとする
中枢性神経退行性疾患を予防あるいは治療する薬剤とし
て有用な新規カテコール誘導体に関するものである。
(従来の技術) 近年、脳内におけるNGFの存在および合成が確認され
、その分布はコリン作動性神経系に局在していることが
明らかになった(S 、 Korsching等、EM
BOJ、、第4巻、1389〜1393頁、1985年
)。この部位は記憶および学習に重要な部分であり、ア
ルツハイマー型痴呆症で著しく変性あるいは脱落するこ
とが知られている。NGFは試験管内実験において、中
枢コリン作動性神経細胞に対し、生存維持あるいはコリ
ンアセチルトランスフェラーゼ活性促進作用を示すこと
が報告されている( H、G uahn等、Dev、 
Brain Res、、第9巻、45〜52頁、 19
83年)、さらに動物実験においても、中隔−海馬投射
系を障害したアルツハイマー病モデルラット、あるいは
記憶障害のある老齢ラットにおいて、NGFを側層室内
投与することにより、記憶あるいは学習能が改善された
という報告もされている(B、Will、Behav、
Brain Res、、第17巻、17〜24頁、19
85年、およびW 、F 1scher等、Natur
e、第329巻、65〜68頁、1987年)。
また、NGF投与により、海馬における虚血性神経細胞
障害も予防できることが報告されている(茂野卓ら、医
学の歩み、第145巻、579〜580頁、1988年
)。
以上の事実から、NGFあるいはNGF産生促進物質が
アルツハイマー病をはじめ、種々の中枢性神経疾患に対
して有効な治療薬となることが期待されている。
NGFの産生を促進させる化合物としては、カテコール
アミンやアルキル置換カテコール誘導体(Y 、 F 
u会ukawa等、J 、 B iol、 cheff
l、、第261巻、6039〜6047頁、1986年
、特開昭63−83020号、 および特開昭63−1
56751号)が報告されている。なお、一般式(1)
で示されるカテコール誘導体と類似した化合物としては
、5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有する桂皮酸アミド
誘導体(特開昭62−12757号)が既に開示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) カテコール誘導体がNGFの産生を促進させるという上
記報告の中で見出された化合物の活性は十分なものでは
なく、より高い活性を有する化合物が望まれている。
:年キフ瑚域ヰ (課題を解決するための手段) 本発明者等はNGF産生促進を作用機序とする中枢性神
経疾患あるいは神経障害の進行防止剤並びに治療剤を開
発すべく、カテコール系低分子化合物に着目し、より有
用な化合物を見出すべく鋭意検討を行なった。その結果
、ある種の新規カテコール系アミド化合物に強いNGF
産生促進作用があることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち本発明は、以下の一般式(りで示され
るカテコール誘導体、およびその医薬上許容されうる酸
付加塩を提供するものである。
一般式 式(1)において、nはOまたは1〜4の整数である。
 R1は水素原子、アシル基、またはカルバモイル基で
あり、 R2は水素原子、低抄アルキル基、または以下
の式で表わせられるアラルキル基である R’ (ここでR3およびR4は、同一または相違してもよく
、水素原子、低級アルコキシ、ハロゲン原子、低級アル
キル、トリフルオロメチル、およびヒドロキシからなる
群から選択される置換基、mは1〜4の整数を示す)。
上記定義中、アシル基とはアセチル、プロピオニル等の
炭素数4以下のアルカノイル基、またはメトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル等のアルコキシカルボニル基
を意味する。カルバモイル基とはブチルアミノカルボニ
ル、メチルアミノカルボニル等の炭素数6以下のアルキ
ルにより置換したカルバモイル基を意味する。ハロゲン
とは塩素、フッ素、臭素、またはヨウ素である。低級ア
ルキル基とは炭素数1〜6個のアルキルであって、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、ヘキシル等であ
る。また、低級アルコキシ基とは炭素数1〜6個のアル
コキシであって、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、インプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等である。
本発明による一般式(1)で表わされるカテコール誘導
体は、以下に示すA法〜D法の4種の合成法により合成
することができる。
へ族 一般式 −ル、エタノール、イソプロピルアルコール、酢酸エチ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルム
アミド、酢酸、あるいはこれらの混合物であるが、これ
らに限定されるものではない。
この還元反応は、常圧または中圧(3〜5 atm)下
、冷却下から約50℃までの温度を便宜選択して行なう
。反応時間は数十分から数日間である。 R2がベンジ
ル基の場合、本反応により一般式(■)で示される化合
物のビニレン基部分が水素添加されてエチレン基になる
とともに、該ベンジル基が離脱してR2が水素原子であ
る化合物が得られる。
1范 一般式 (ここで、QはO〜2の整数であり、 R1およびR2
は前記と同じである)で表わされる化合物またはその酸
付加塩を、触媒(Pd/C,Pd(01()2. Pt
O□等)を用いて水素添加する方法である。通常、本還
元反応において用いられる溶媒は、水、メタノ(ここで
、 R1およびnは前記と同じである)で表わされるカ
ルボン酸、またはその反応性誘導体と、 一般式 (ここで、 R2は前記と同じである。ただし、R2が
水素原子の場合は除く)で表わされるアミンとを反応さ
せる方法である。この方法において、ペプチド化学にお
いて用いられているアミド結合生成反応手法はすべて利
用することができる。例えば、カルボン酸とアミンとを
反応させる場合、ジシクロへキシルカルボジイミド、N
、N’−カルボニルジイミダゾール等の脱水剤の存在下
で行なう方法が一般的である。また、カルボン酸の反応
性誘導体を予め生成させておくか、または反応系中に生
成させておいて、アミド結合生成反応を行なうのもよい
。カルボン酸の反応性誘導体としては酸ハライド、酸無
水物、およびクロロ炭酸エチル等と反応させて得られる
混合酸無水物、および活性エステル化合物(P−ニトロ
フェニルエステル、N−ヒドロキシスクシンイミドエス
テル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル、N
−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン
酸イミドエステル等)が挙げられる。
なお、一般式(m)の化合物がフェノール水酸基を有す
る場合5反応によっては適宜、低級脂肪酸類でアシル化
するか、2,3−ジヒドロキシピランにより2−ピラニ
ルオキシ化するか、あるいはトリメチルクロロシラン、
t−ブチルジメチルクロロシラン等でシリル化すること
によって当該水酸基を保護した後、アミド化反応を行な
うことができる。その後アルカリ、酸、および水などで
処理して保護基を除去することにより、一般式(1)の
目的化合物(ただし、 R2が水素原子の場合は除く)
を製造することができる。
以上の各反応で用いられる溶媒は、通常、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパツール、酢酸エチル、ベン
ゼン、トルエン、アセトン、テトラヒドロフラン、塩化
メチレン、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、あるいはこれらの混
合物などが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
ぶJL 一般式 (ここで、 R1およびnは前記と同じである)で表わ
される化合物と、 一般式 %式%() [ここで、 R2は前記と同じ(ただし、水素原子では
ない)であり、Xは臭素、ヨウ素、並びに塩素等のハロ
ゲン原子、または離脱基として活性なエステル(メシル
オキシ、トシルオキシ等)を示す]で表わされる化合物
とを反応させる方法である。
一般に、 この反応は0〜100℃の温度下で、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム。
水素化ナトリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート、トリエチルアミン、ピリジン、4.4−ジ
メチルアミノピリジン等の塩基の存在下、適当な溶媒(
メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド、テト
ラヒドロフラン、ジメトキシエタン、エーテル、並びに
ジメチルスルホキシド等)中で行なうことができる。
なお、一般式(V)の化合物は、B法で得られた以下の
一般式(■)で表わされる化合物をA法と同様の方法で
Pd/C,Pd(011)2等の触媒存在下で水素添加
することにより容易に得ることができる。
一般式 式(1)においてR1がアシル、 またはカルバモイル
の場合。
一般式 (ここで、 R2およびnは前記と同じである)で表わ
される化合物から以下の方法等によって製造可能である
■R1がアシルの場合 式(■)で表わされる化合物を、該当する低級脂肪酸ま
たはその無水物と酸触媒(硫酸、ハロゲン化水素等の鉱
酸、無水塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、四塩化
チタン、四塩化スズ、 BF。
等のルイス酸等)の存在下で反応させるか、低級脂肪酸
無水物と直接加熱反応させるか、あるいは低級脂肪酸、
その低級脂肪酸無水物、または低級脂肪酸クロライドと
を塩基(カセイソーダ、カセイカリ、炭酸ソーダ、炭酸
水素ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン等)の存
在下で反応させる方法により製造できる。
■R1がカルバモイルの場合 式(■)で表わされる化合物と低級アルキル置換イソシ
アネートとを、室温または加熱下で反応させるか、場合
によってはトリエチルアミン、ピリジン、酢酸ナトリウ
ム等の塩基触媒の存在下、ます;′ たは40ントリプルオライドエーテレート、アルミナム
クロライド、塩酸、トリクロロ酢酸等の酸触媒の存在下
で反応させる方法により製造できる。
かくして得られる一般式(1)の化合物は薬学的に許容
しうる塩類1例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、
リン酸等の無機酸、あるいはP−トルエンスルホン酸、
メタンスルホン酸、クエン酸。
乳酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸等の有機酸との酸
付加塩にすることができる。
(作用および発明の効果) 薬理実験 古川ら(J 、 B iol、 chew、 、第26
1巻、6039〜6047頁、 1986年)の方法に
順じ、マウス線維芽細胞株であるL−M細胞CATCC
CCL  1.2)を用い、本発明の化合物のNGF産
生促進作用を検討した。その結果、本発明の化合物は対
照群(試験化合物非添加)に比し、著しいNGF産生促
進作用を示した。
一般式(1)の化合物、およびその医薬上許容され得る
酸付加塩は、上記実験例から著しいNGF産生促進作用
を有する新規化合物であることが判明した。本発明の化
合物はNGFの産生および分泌を促進することにより、
神経細胞の生存維持、機能再生、あるいは未変性神経に
よる再支配を介して、中枢性神経退行性疾患の予防、進
行防止、および治療剤として有用である。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例I N−[1−(3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル
]−3.4−ジヒドロキシ桂皮酸アミド塩酸塩1水和物
0.74 gを、メタノール30m1に溶解する。脱気
した後、 5%パラジウムチャコール100■を加え、
室温常圧下で3時間水素添加する。
反応終了後、パラジウムチャコールをろ去し、ろ液を減
圧上濃縮乾固すると、N−[1−(3−フェニルプロピ
ル)−4−ピペリジル]−3−(3゜4−ジヒドロキシ
フェニル)プロピオン酸アミド塩酸塩0.67g (無
色粉末、m 、p 、 88〜93℃)が得られる。
NMRスペクトル(CD、OD) δ : 1.60〜1.82 (2H,m)、 1.9
3〜2.20 (4H,m)。
2.40(2■、t、J=7.3H2)、2.69(2
11,t、J=8.2H2)。
2.75 (2H,t、J=7.4Hz)、  2.9
f)〜3.18 (4H,m)。
3.77〜3.92 (ILm)、 6.50〜6.7
3 (311,m)、 7.14〜7.40 (5H,
m) MASSスペクトルm / z 383 (M H”)
実施例2 N−[1−(3−(4−メトキシフェニル)プロピル)
−4−ピペリジル]−3.4−ジヒドロキシ桂皮酸アミ
ド塩酸塩200r#:をメタノール6−に溶解する。脱
気した後、5%パラジウムチャコール20■を加え、室
温常圧下で2時間水素添加する。
反応終了後、パラジウムチャコールをろ去し、ろ液を減
圧上濃縮乾固すると、N−[1−(3−(4−メトキシ
フェニル)プロピル)−4−ピペリジル] −3−(3
,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド塩酸
塩187■(無色粉末、m、ρ。
89〜93℃)が得られる。
NMRスペクトル(CD、OD) δ :  1.65〜1.72  (2H,m)、  
1.95〜2.13  (4■、履)。
2.41  (211、t 、J =7−4Hz) 、
2.64  (2H+ t 、J =7−4)1z) 
−2,75(2)l、t、J=7.4Hz)、2.95
〜3.15 (4H,m)。
3.75 (311,s)、 3.80〜3.94  
(IH,m)、 6.51  (II(、d、J=7.
81(z)、 6.61〜6.78 (2)1.m)、
  6.85 (2N、d、J 〜8.5)1z) 、
 7.14  (21量、d、J=8.511z)MA
SSスペクトルm/z413 (MH”)実施例3 N −[1−(3−(3,4−ジメトキシフェニル)プ
ロピル)−4−ピペリジル]−3.4−ジヒドロキシ桂
皮酸アミド塩酸塩178■をメタノール5IILQに溶
解する。脱気した後、5%パラジウムチャコール20■
を加え、室温常圧下で6時間水素添加する。反応終了後
、パラジウムチャコールをろ去し、ろ液を減圧上濃縮乾
固する。残渣をPTLC(クロロホルム:メタノール=
80 : 20)で精製すると、N−[1−(3−(3
,4−ジメトキシフェニル)プロピル)−4−ピペリジ
ル] −3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピ
オン酸アミド塩酸塩137mgが得られる。
NMRスペクトル(CD、OD) δ: 1.58〜1.76 (2H,m)、 1.88
〜2.05 (4H,m)。
2.40 (2+I、t、J=7.3Hz) 、 2.
63 (2)!、t、J=8.2Hz) 。
2.75 (211,t、J=7.3Hz)、 2.8
0〜3.01 (4H,m)。
3.15〜3.30 (IH,m)、 3.79 (3
H,s)、 3.82 (3H,s)。
6.47〜6.70 (3H,m)、 6.75〜6.
90 (3H,m)MASSスペクトルm / z 4
42 (M”)実施例4 テトラヒドロフラン6−中に、順次3.4−ジヒドロキ
シ安息香酸150■、4−アミノ−1−(3−フェニル
プロピル)ピペリジン220■、 およびジシクロへキ
シルカルボジイミド220■を加え、4時間加熱還流す
る。放冷後、析出した結晶を反応液よりろ去し、ろ液を
減圧下で濃縮する。残渣をPTLC(クロロホルム:メ
タノール=9o : 10)で精製すると、N−[1−
(3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル] −3,
4−ジヒドロキシ安息香酸アミド130mg(無色粉末
、m、p、97〜101℃)が得られる。
NMRスペクトル(CD□00) δ : 1.58〜1.76 (211,m)、  1
.78〜2.01  (4H,m)。
2.19 (2H,t、J =lEz)、  2.45
 (211,t、J=7.711z)。
2.63 (2H,t、J=7.5Hz)、 3.02
 (2H,t、J=11!Iz)。
3.7!J−3,93(11Lm)、  6.78 (
111,d、J=8.3)1z)−7,09〜7.31
  (7H,m) MASSスペクトルm / z 354 (M+)実施
例5 3.4−ジヒドロキシフェニル酢酸170■をジメチル
ホルムアミド2mQに溶解する。この溶液に。
4−アミノ−1−(3−フェニルプロピル)ピペリジン
220■をジメチルホルムアミド1dに溶解した溶液、
および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール140■を加
える。得られた溶液を一10℃に冷却した後、ジシクロ
口へキシルカルボジイミド210■を加え、−10℃で
3時間撹拌した後、引続き室温で一夜撹拌する。析出し
た結晶を反応液よりろ去し、ろ液を減圧下で濃縮する。
残渣をPTLC(クロロホルム:メタノール=90 :
 10)で精製すると、N−[1−(3−フェニルプロ
ピル)−4−ピペリジル]−3.4−ジヒドロキシフェ
ニル酢酸アミド330■(m、p、71〜74℃)が得
られる。
NMRスペクトル(CD、OD) δ: 1.40−1.64 (211,+n)、 1.
68〜1.95 (411,m)。
2.11 (2H,t、J=10Hz)、 2.39 
(2)1.t、J =7.4flz)。
2.49 (211,t、J=7.4Hz)、 2.9
2 (2tl、d、J=1111z)。
3.55〜3.73 (01,m) 、 6.52〜6
.75 (311,m) 、 7.05〜7.31 (
5H,m) MASSスペクトルm / z 36g (M”)実施
例6 N−[1−(3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル
] −3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオ
ン酸アミド塩酸塩100■をピリジン570■に溶解す
る。水冷下で無水酢酸730mgを滴下した後、室温で
2時間撹拌する。反応液を氷水に入れ、クロロホルムで
抽出した後、IN塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
、および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄する。こ
の後乾燥し、減圧上溶媒を濃縮乾固するとN−[1−(
3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル] −3−(
3゜4−ジアセトキシフェニル)プロピオン酸アミド8
4■が得られる。
NMRスペクトル(CD、OD) δ: 1.30〜1.49 (2H,m)、 1.65
〜1.88 (4H,m)。
2.01 (2)1.t、J=111(z)、 2.2
3 (3)1.s)、 2.25(311,s)。
2.35 (2tl、t、J=8.0Hz)、 2.4
4 (211,t、J=7.4Hz)。
2.60 (2H,t、J=7.6Hz) 、 2.7
0〜2.93 (4H,m) 。
3.50〜3.65 (Ill、m) 、 6.98〜
7.28 (8H,+++)MASSスペクトルm /
 z 466 (M”)実施例7 N−[1−(3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル
] −4−(3,4−ジヒドロキシフェニル)酪酸アミ
ド 無色粉末、01.P、181.5〜182.5℃NMR
スペクトル(CD、00) δ: 1.44〜1.53 (2H,m)、 1.77
〜1.87 (6)1.m)。
2.05〜2.17 (4H,m)、 2.36〜2.
48 (4B、m)。
2−61 (2H* t 、J =7−6Hz) −2
−92(211−d * J =18)1z) 。
3.55〜3.70(IH,m)、 6.48 (IH
,d、J=8.0Hz)、 6.59(IH,d、J=
2.0Hz)、 6.65(IH,d、J=8.0Hz
)、 7.11〜7.27(5H,m) MASSスペクトルm / z 396 (M”)実施
例8 N−[1−(2−フェニルエチル)−4−ピペリジルコ
−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸
アミド NMRスペクト#(CD、00) δ: 1.55〜1.90 (2H,m)、 1.91
〜2.15 (2H,m)。
2.42 (211,t、J=6.9Hz)、 2.7
7 (211,t、J=7.4Hz)。
3.00〜3.27 (6H,m)、 6.52 (1
)1.d、J=8.0Hz)。
6.62 (IH,d、J=2.011z)、 6.6
7(IH,d、J=8.0Ilz)。
7.25〜7.40(5H,++) MASSスペクトルm/ z 368 (M”)実施例
9 N−(1−ベンジル−4−ピペリジル)−3−(3,4
−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド NMRスペクトル(CD、OD) δ: 1.30〜1.52 (28,m)、 1.75
 (2H,d、J=11Hz)−2、lo(2H2t、
J=9.9H2)、2.36(2H9t、J=7.8■
Z)。
2.73 (211,t、J =7.4)1z)、 2
.80(2H,d、J=1211z)。
シバ50(2H,s) 、 3.53〜3.60 (I
H,m) 、 6.49 (Ill、d、J=8.0H
z)、 6.60 (ill、d、J=2.0f−1z
)、 6.64 (II−1,d、J=8.01(z)
、 7.20〜7.35 (5H,m)MASSスペク
トルm / z 354 (M”)実施例1O N−[1−(4−フェニルブチル)−4−ピペリジル]
−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸
アミド NMRスペクトル(CD30D) δ: 1.55〜1.82 (6H,m)、 1.90
〜2.10 (2)1.m)。
2−41 (2H=t、J=7−41(z)+ 2.6
9 (21(、t、J=7.3)1z)。
2.76 (2)1.t、J=7.3Hz)、 2.9
0〜3.10 (4H,m)t3.77〜3.90 (
1)1.m)、 6.51 (1)1.d、J=8.0
Hz)。
6−61 (11−1,d、J=1.9)1z)、 6
−66 (IH,d、J−=8.0Hz)。
7.13〜7.34 (5H,m) MASSスペクトルm / z 396 (M”)実施
例11 N−[1−(3−(4−クロロフェニル)プロピル)−
4−ピペリジルコ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)プロピオン酸アミドNMRスペクトル(CD、OD
) δ: 1.55〜1.80 (2B、m)、 1.90
〜2.10 (4H,m)。
2.41 (2H,t、J=7.1Hz)、 2.69
 (2H,t、J=7.5Hz)。
2.75 (2H,t、J =7.3Hz)、 2.9
5〜3.15 (4H,m)。
3.8(1〜3.90 (III、n+)、 6.51
 (IH,d、J =8.0f(z)。
6.61 (ltl、s)、 6.66 (LH,d、
J=8.0Hz)。
7.18〜7.37 (4H,m) MASSスペクトルm/ z416 (M+)実施例1
2 N−(1−(3,3−ジフェニル)プロピル−4−ピペ
リジルコ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロ
ピオン酸アミド NMRスペクトル(CD、OD) δ: 1.55〜1.76 (21,m)、 1.90
〜2.08 (2H,m)。
2.39 (21(、t、J=7.2Hz)、 2.4
3〜2.57 (2H,m)。
2.75 (2H,t、J=7.4Hz)、 2.90
〜3.12 (4)1.m)。
3.75〜3.78 (IH,m)、 4.01 (1
)1.t、J=8.0Hz)。
6.50 (Ill、d、J=8.0Hz)、 6.6
0 (1)1.d、J =2.0Hz)。
7.15〜7.38 (1ON、m) MASSスペクトルm/z45@ (M”)実施例13 N−[1−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチ
ル)−4−ピペリジル]−3−(3,4−ジヒドロキシ
フェニル)プロピオン酸アミドNMRスペクトル(CD
、OD) δ: 1.38〜1.57 (2)1.m)、 1.7
5〜1.88 (2■、m)。
2.18 (2H,t、J=12Hz)、 2.38 
(2FI、t、J=7.6)1z)。
2.52〜2.62 (2H,m)、 2.68〜2.
85 (4+l、m)。
2.92 (2H,d、J =11.51(z)、 3
.57〜3.74 (Ill、m)。
3.79 (3H,s)、 3.82 (3H,s)、
  6.50 (18,d、J=8.0Hz)、 6.
62 (IH,d、J=2.0Hz)、 6.薄(1)
1.d、J=8.0Hz)、 6.75 (LH,d、
J =8.1Hz)、 6.81 (IH,d、J =
1.8Hz)、 6.85 (IH,d、J =8.2
Hz)MASSスペクトルm/z429 (MH”)実
施例14 N−(1−(3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル
] −3−(3,4−ジ(N−n−ブチルカルバモイル
)オキシフェニル)プロピオン酸アミド N M Rスペクトル(CD(1,) δ : 0.92〜0.97 (6H,a)、 1.2
8〜1.47 (6Lm)。
1.48〜1.60 (4)1.m)、  1.65〜
1.90 (4)19mL2.04 (21(、t、J
=121(z)、 2.32〜2.43 (4H,m)
2.61 (211,t、J=7.7Hz)、 2.8
1 (2)!、d、J=13)1z)。
2.91 (2H,t、J=7.3Hz)、 3.21
〜3.28 (4)12mL3.65〜3.81  (
IH,m)、 5.05〜5.15 (2)1.m)。
5.32 (Ill、d、J =7.9Hz)、 6.
98〜7.13 (3Lm)。
7.15〜7.30 (5H,m) MASSスペクトルm/ z580 (M”)実施例1
5 N−[1−(3−フェニルプロピル)−4−ピペリジル
] −4−(3,4−ジアセトキシフェニル)酪酸アミ
ド NMRXベクトル(CD、oD) δ: 1.53〜1.70 (2H,m)、 1.84
〜2.05 (6)1.m)。
2.19 (2)1.t、J=7.2Hz)、 2.2
5 (3tl、s)。
2.26 (]I、s)、 2.50〜2.80 (8
11,m)。
3.21 (21!、d、12Hz)、 3.68〜3
.75 (LH,m)。
7、OO〜7.46 (81(、m) MASSスペクトルm / z 480 (M”)本発
明の化合物として、さらに以下の化合物を例示するが、
これらに限定されるものではない。
(+6)N−(4−ピペリジル)−3−(3,4−ジヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸アミド(17)N−(
1−プロピル−4−ピペリジル)−3−(3,4−ジヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸アミド (18)N −[1−(3−(3,4−ジヒドロキシ)
フェニルプロピル)−4−ピペリジル]−3−(3,4
−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド (19)N−[1−(3−(3,4−ジメトキシ)フェ
ニルプロピル)−4−ピペリジル] −3−(3゜4−
ジアセトキシフェニル)プロピオン酸アミド (20)N−(1−ベンジル−4−ピペリジル)−5−
(3,4−ジヒドロキシフェニル)吉草酸アミド (21)N−(4−ピペリジル)−4−(3,4−ジヒ
ドロキシフェニル) 酪酸アミ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、R^1は水素原子、アシル基、またはカルバ
    モイル基、R^2は水素原子、低級アルキル基、または
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでR^3およびR^4は、同一または相違しても
    よく、水素原子、低級アルコキシ、ハロゲン原子、低級
    アルキル、トリフルオロメチル、およびヒドロキシから
    なる群から選択される置換基、mは1〜4の整数を示す
    )により表わされるアラルキル基であり、nは0または
    1〜4の整数を示す]で示されるカテコール誘導体およ
    びその医薬上許容され得る酸付加塩。
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