JPH02148774A - 光センサーの製造方法 - Google Patents

光センサーの製造方法

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JPH02148774A
JPH02148774A JP63301874A JP30187488A JPH02148774A JP H02148774 A JPH02148774 A JP H02148774A JP 63301874 A JP63301874 A JP 63301874A JP 30187488 A JP30187488 A JP 30187488A JP H02148774 A JPH02148774 A JP H02148774A
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JP
Japan
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layer
semiconductor layer
amorphous silicon
light
silicon semiconductor
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JP63301874A
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Yoshiteru Nitta
新田 佳照
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は光学的測定装置、光スイツチング素子などに用
いられる赤色発光ダイオードの赤色光を受光する赤外線
領域感応型光センサーの製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、シリコン半導体層を有し、赤外線領域、例えば、
660止付近の波長光に感応する光センサーとしては、
特開昭63−50077号公報などのように、光入射側
に蛍光体膜を形成していた。
これは、シリコン半導体層又は、非晶質シリコン半導体
層の分光感度が赤外線波長領域と合致せず、所定赤外線
波長の光をシリコン半導体層又は、非晶質シリコン半導
体層の分光感度に合致した波長光に変換するためであっ
た。
第6図は従来の非晶質シリコン半導体層を有する赤外線
領域感応型光セーの構造を示す断面図である。
赤外線領域感応型光センサーは、透明基板61上に、光
入射側から可視光カットフィルター層65及び蛍光体層
66が設けている。そして、該透明基板61の可視光カ
ットフィルター層65及び蛍光体層66上に透明導電膜
62、P−I−N接合した非晶質シリコン半導体層63
及びバイアス電圧が印加される導電膜64が順次積層し
て構成されている。
透明基板61はガラス、透光性セラミックなどから成り
、該透明基板61の一主面には700nm以下の光をカ
ットするもので、カラーガラスフィルターRG9 (日
本メレスグリオ製)などの可視光カットフィルター層6
5、及びストロンチウム(Sr)・セレン(Se)・タ
リイム(TI)系、ストロンチウム(Sr)・硫黄(S
)・ユウロピウム(Eu)系などの蛍光体層66が被着
されている。そして、の透明基板61側から非晶質シリ
コン半導体層63に入射される光が、可視光カットフィ
ルター層65によって遮断され、非晶質シリコン半導体
層63が最も感度のよい領域の波長領域の光を遮断する
これにより、可視光カットフィルター層65を通過し得
る波長領域の光は、可視光領域の光に対して短波長側又
は長波長側の光となる。
つぎに、該フィルター65を通過した波長領域の光のう
ち長波長側の光が蛍光体層66に入射され、蛍光体層6
6が励起され、非晶質シリコン半導体層63に最も感度
のよい領域の波長領域の光に変換され、非晶質シリコン
半導体層63に、その変換光が入射される。これにより
、光センサーに入射される光の長波長領域の光(赤外光
)のみが正確に検出されることになる。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上述の光センサーは長波長領域の光(赤
外光)のみが正確に検出されるものの、一連の薄膜工程
以外に、可視光カットフィルター層65及び蛍光体層6
6を形成するという複雑な工程があり、基板61の内面
側に可視光カットフィルター層65及び蛍光体層66を
形成すると、蛍光体層66の成分が透明導電膜42に拡
散してしまい、フォトダイオードの特性を低下してしま
う。
また、基板61の外面側に可視光カットフィルター層6
5及び蛍光体層66を形成すると、外部からの機械的な
応力により、可視光カットフィルター層65が破損して
しまうという問題点があった。
c本発明の目的〕 本発明は、上述の問題点に鑑みて案出されたものであり
、その目的はP−1−N接合した非晶質シリコン半導体
層の基板温度及び膜厚の最適な成膜条件設定により、可
視光カットフィルター層及び蛍光体層を設けることな(
、長波長側の光を正確に検出できる光センサーの製造方
法を提供することにある。
〔目的を達成するための具体的な手段〕本発明によれば
、上述の目的を達成するため、透明基板上に、透明導電
膜、P−I−N接合した非晶質半導体層及び導電膜の積
層体を形成した光センサーの製造方法において、該非晶
質半導体層を基板温度400℃以上で成膜し、膜厚0.
 5〜2μIに形成した光センサーの製造方法が提供さ
れる。
〔実施例〕
以下、本発明の光センサーの製造方法を図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図は本発明に係る光センサーの構造を示す断面構造
図である。
本発明に係る光センサーは、耐熱性導電膜2を被着した
基板1上に、P−I−N接合した非晶質シリコン半導体
層3及び透明電極4が被着されて構成されている。即ち
、光入射が基板1の反対の面から照射される所謂逆タイ
プである。
基板1はガラス、セラミック、ステンレスなどの耐熱性
を有する材料などから成り、該基板1の一主面には耐熱
性導電膜2が被着されている。
耐熱性導電vf12はチタン(Ti)、ニッケル(Ni
)、チタン−銀(Ti−Ag)、クロム(Cr)、ステ
ンレス、タングステン(W)、銀(Ag)、白金(pt
)、タンタル(Ta)、コバル) (Co)等の金属が
用いられる。具体的には、基板1の一主面上にマスクを
装着した後上述の金属膜をスパッタリング法、電子ビー
ム法などで被着したり、基板1の一主面上に上述の金属
膜を被着した後、レジスト・エツチング処理したりして
形成されている。
非晶質シリコン半導体層3は、少なくとも1層を有する
、例えばP−I−N接合して形成されている。具体的に
は、非晶質シリコン半導体層3はシラン、ジシランなど
のシリコン化合物ガスと水素などのキャリアガスとをグ
ロー放電で分解するプラズマCVD法や光CVD法等で
被着される非品質シリコンなどから成り、N層は上述の
ガスにフォスフインなどのN型ドーピングガスを混入し
た反応ガスで形成され、1層は上述の反応ガスで形成さ
れ、P層は上述のガスにジボランなどのP型ドーピング
ガスを混入した反応ガスで形成される。
透明電極4は、非晶質シリコン半導体層3上に所定形状
に形成されている。具体的には、透明電極4は非晶質シ
リコン半導体層3上にマスクを装着し、熱分解法や電子
ビーム法で被着される。透明導電膜として、ITO(酸
化インジウム・錫)や酸化錫等が使用されている。
以上のように、本発明に係る光センサーは、透明電極4
側より、赤色光が照射されると、透明電極4を介して、
非晶質シリコン半導体層3に光が到達し、非晶質シリコ
ン半導体N3の分光感度に応じて1層からキャリアが発
生する。そして、1層を挟むp層及びn層との界面の電
界により、キャリアがp層及びn層にと収集され、耐熱
性導電膜2と、透明電極4との間より光起電力が導出さ
れる。
本発明は、非晶質シリコン半導体層3を基板温度400
℃以上の高温に設定して成膜し、その膜厚を0.5〜2
μmに被着したことを特徴としている。この様に設定す
ることにより、非晶質シリコン半導体層3は、赤色光の
波長に高感度の分光感度を有することになり、従来の光
センサーの非晶質シリコン半導体層では得られないキャ
リアが発生する。
第2図は、本発明である非晶質シリコン半導体層3を基
板温度400℃で被着した際の、非晶質シリコン半導体
層3の照射光波長に対する分光感度特性図であり、第3
図は、従来のように非晶質シリコン半導体層を基板温度
250℃で被着した際の照射光波長に対する分光感度特
性図である。
両図を比較して、明瞭に理解できるように、赤色発光ダ
イオードの発光波長である660止では第3図の従来の
分光感度では、約15%前後であったの対して、第2図
の本発明の分光感度では、約50%と3倍強に感度が向
上する。
本発明者の測定によれば、660nmの波長に対する分
光感度が、約40%以上となるには、非晶質シリコン半
導体層3の物性的特性が、光学的バンドギャップで1.
7eV〜1.5eV (吸収係数のタウツブロア)で測
定)、含有水素濃度で10atχ〜Oatχ(赤外線吸
収、水素放出量、ラザフォートバックスキャンタリング
などで測定)の範囲であることが極めて重要であること
を知見した。
次に、非晶質シリコン半導体層3の成膜における基板温
度と光劣化との関係を第4図に示す。
図中、線aは基板温度200℃で成膜した非晶質シリコ
ン半導体層の光劣化状況を示すものであり、線すは基板
温度300℃で成膜したものの光劣化状況を、線Cは基
板温度400℃で成膜したものの光劣化状況を、線dは
基板温度450℃で成膜したものの光劣化状況を夫々示
すものである。
尚、第4図の特性図で、横軸は光照射時間を示し、縦軸
は、初期からの光導電率の低下率を示した。
図から明らかなように、基板温度を200℃(線a)、
300℃(線b)で成膜した非晶質シリコン半導体は、
初期特性から光劣化して低下するグラフでの傾きが著し
く大きく、照射時間が105分では、光劣化による低下
が90%に達してしまう。これに対して、本発明のよう
に基板温度を400℃(線c)、450℃(線d)で成
膜した非晶質シリコン半導体は、光照射による初期特性
の低下の割合(グラフでの傾き)が小さく、照射時間が
105分では、20X未満の劣化で留まる。
次に、非晶質シリコン半導体層3の膜厚について説明す
る。
非晶質シリコン半導体層3は、上述で述べたように、所
定波長光を受光して、■型層31部分で正孔及び電子が
発生するが、膜厚0.5μ−未満では、本発明の目的で
ある長波長側の感度が充分に得られず、例えば660n
mの波長では、出力電流が低下する。また、膜厚2. 
0μm以上になると、1層31内の電界分布が歪み、1
層31で発生した正孔及び電子の再結合の確率が増え、
出力が低下する。
さらに、本発明によれば、可視光カットフィルター層及
び蛍光体層を設けることなく、長波長側の光を正確に検
出できるほか、気相反応によって形成する非晶質シリコ
ン半導体層を光電変層として用いているため、原料が安
価となり、薄膜形成技法によって微細なパターンも形成
でき、例えば、ライン状、アレイ状なども容易に達成で
きる。
上述の非晶質シリコン半導体層では、光劣化に有効で、
且つ長波長側に感度ピークが存在するものの、さらに作
成基板温度が500℃をこえると、光導電率が低下して
しまうことが考えられる。
このため、非晶質シリコン半導体層3を被着した後、成
膜反応室と同一または、大気に晒されない状況のインラ
イン装置の反応室で、水素プラズマ処理することが極め
て重要である。具体的には、反応ガスとして水素をガス
圧0.1〜2 、  OTorr、基板温度を200〜
300℃に保持して、13゜56MHzの高周波電圧を
印加する。これにより、第5図に示す非晶質半導体層の
作成時の基板温度と、光導電率の変化及び、非晶質半導
体層作成後、水素プラズマ処理による光導電率の回復変
化の図から明らかなように、非晶質半導体層3の成膜時
の基板温度が500℃をこえると極端に光導電率が低下
してしまう(線e)が、非晶質シリコン半導体層3の成
膜後に、水素プラズマ処理を施すと、大幅に光導電率が
回復しく線f)、基板温度450℃で成膜した非晶質半
導体層3では、水素プラズマ処理することにより、光導
電率が10−’Scm−’にまで向上し、従来にない高
い特性の非晶質シリコン半導体層が得られることになる
また、光導電率が極端に低下する基板温度500℃で成
膜した非晶質半導体層3であっても、水素プラズマ処理
することにより、光導電率が基板温度250℃で成膜し
た通宝の非晶質シリコン半導体層3と同等の5X10−
’Scm−’にまで回復する。なお、基板温度が530
℃で作成した非晶質半導体層3は、水素プラズマ処理を
施すことにより、光学的ギャップが1.5 eVから1
−6eVに増加する。
上述のP−I−N接合の非晶質シリコン半導体層におい
て、1層非晶質シリコン半導体層を成膜時に、1層非晶
質シリコン半導体層上に形成されるPF又はN層の導電
型を決定するドーピング元素を、1層中のフェルミレベ
ルを整えるために、0.2〜1.0ppnの範囲でドー
プしても構わない。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、透明基板上に、透明導
電膜、P−I−N接合した非晶質半導体層及び導電膜の
積層体を形成した光センサーの製造方法において、前記
非晶質半導体層を基板温度400℃以上で成膜し、膜厚
(L  5〜2μmに形成したため、非晶質シリコン半
導体層という気相反応成長法により極めて安価に形成で
き、且つフォトレジスト・マスク処理などにより、ライ
ン状など微細なパターン形成が可能となる。
また、非晶質シリコン半導体層の特性が660nm付近
の波長光に高い感度を有するため、従来まで不適とされ
ていた非晶質シリコン半導体層を簡単な構造で、正確に
かつ感度によく赤色光を検出できる。
また、非晶質シリコン半導体層を基板温度400℃以上
で成膜し、続いて該非晶質シリコン半導体層を水素雰囲
気中でプラズマ処理し、該非晶質シリコン半導体層中に
水素原子を補償注入したため、光導電率などが向上し、
非晶質半導体層の膜質を大幅に改善できる光電変換装置
の製造方法であり、よって、光電変換装置を得ることが
でき、光電変換装置の使用用途を拡大できるものとなる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光センサーの構造を示す断面構造
図である。 第2図は、本発明に係る光センサーの非晶質シリコン半
導体層の分光感度を示す特性図である。 第3図は、従来の非晶質シリコン半導体層の分光感度を
示す特性図である。 第4図は、成膜基板温度の変化に対する光劣化による特
性の低下率を示した特性図である。 第5図は非晶質半導体層の成膜基板温度の光導電率の変
化及び水素プラズマ処理による光導電率の回復変化の状
態を示す特性図である。 第6図は従来の非晶質シリコン半導体層を有する赤外線
領域感応型光センサーの構造を示す断面図であ。 透明基板 耐熱性導電膜 非晶質シリコン半導体層 透明電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 透明基板上に、透明導電膜、P−I−N接合した非晶質
    半導体層及び導電膜の積層体を形成した光センサーの製
    造方法において、 前記非晶質半導体層を基板温度400℃以上で成膜し、
    膜厚0.5〜2μmに形成したことを特徴とする光セン
    サーの製造方法。
JP63301874A 1988-11-29 1988-11-29 光センサーの製造方法 Pending JPH02148774A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08250423A (ja) * 1994-12-28 1996-09-27 Lg Electron Inc 多結晶シリコンの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08250423A (ja) * 1994-12-28 1996-09-27 Lg Electron Inc 多結晶シリコンの製造方法

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