JPH02148557A

JPH02148557A - セラミック放電灯

Info

Publication number: JPH02148557A
Application number: JP30001288A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Okamura; 岡村　和好; Akira Ito; 彰伊藤; Kazuo Uchida; 内田　一生
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1988-11-28
Filing date: 1988-11-28
Publication date: 1990-06-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、高圧ナトリウムランプなどのようなセラミッ
ク放電灯に関する。

（従来の技術）透光性アルミナなどのセラミックチューブよりなる発光
管の両端に、電極を封装するとともに、内部に発光物質
としてのナトリウム、緩衝ガス用金属として水銀、およ
び始動用希ガスを封入した高圧ナトリウムランプは、放
電ランプ中で発光効率が最も高いことから、省エネルギ
ーに適したランプとして注目されている。

この種の高圧ナトリウムランプにおいては電極への給電
導体として、実開昭６０−１３８２５６号公報にも示さ
れているように、ニオビウムなどのような、アルミナと
熱膨張率が近似した金属製排気管を用いたものが知られ
ている。このような排気管は発光管端部のエンドプレー
ト（キャップ）を気密に貫通されている。

このような構造においては、排気管の先端がセラミック
チューブから外部に突出するからこの排気管の外光端部
が点灯中に最冷部となり、ここに点灯中に余剰となった
ナトリウムアマルガムが溜まる。。

放電灯においては、最冷部の温度によってここに凝集し
た発光金属のアマルガムの蒸発量が左右されるから発光
管内の蒸気圧が決り、発光効率が影響されることは知ら
れている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、たとえば放電灯が振動や衝撃を受けた場
合、排気管先端部の最冷部に溜まったナトリウムアマル
ガムが排気管内で移動する。このような移動はアマルガ
ムが温度の異なる位置に移動することになり、このため
蒸発量が急激に変わり、蒸気圧が変化するためランプ電
圧が変動する不具合がある。

前記公報に記載された排気管の場合、最冷部となる排気
管先端部を押し潰して狭くしであるが、アマルガムの移
動を防止する作用に乏しく、放電灯が振動や衝撃を受け
るとここに凝集しているアマルガムが移動する心配があ
る。

本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、振
動や衝撃を受けても凝集したアマルガムの移動が防止さ
れ、発光効率やランプ電圧等に影響を及ぼすことのない
セラミック放電灯を提供しようとするものである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、排気管の先端部にアマルガムを溜める複数の
狭小部を形成したことを特徴とする。

（作用）本発明によれば、排気管の先端部に複数の狭小部を形成
したので、点灯中に余剰となったアマルガムはこれら複
数の狭小部に溜まり、この溜まり部は複数の小部屋に分
れているためアマルガムと排気管との接触面積が大きく
なり、接触摩擦が大きくなって、アマルガムが移動し難
くなる。よって、振動や衝撃を受けてもアマルガムの移
動が防止され、発光効率やランプ電圧等に影響を及ぼす
ことがなくなる。

（実施例）以下本発明について、第１図ないし第４図に示す一実施
例にもとづき説明する。

第４図には高圧ナトリウムランプにおける発光管の一端
部を示し、通常この発光管１は図示しない外管に収容さ
れて２重管構造を構成する。

発光管１は、多結晶アルミナまたは単結晶アルミナなど
のセラミックチューブにより構成されており、この発光
管１の端部には、同じく多結晶アルミナまたは単結晶ア
ルミナなどのセラミックよりなるエンドプレート（キャ
ップ）２がガラスソルダ３により気密に接合されている
。

このエンドプレート２にはニオビウムよりなる排気管４
が貫通されている。排気管４は、エンドプレート２に対
してガラスソルダ５により気密に接合されている。

排気管４には、発光管１内に伸びる端部に電極６が接合
されている。電極６は、タングステンからなる電極軸７
と、この電極軸７に２層巻きに巻回されたタングステン
からなる電極コイル８とで構成され、この１！極コイル
８には図示しないＢ　ａ　２　Ｃａ　Ｗ　Ｏ６、または
Ｂａ２Ｏなどのようなエミッタが保持されている。

このような電極６は、その電極軸７を排気管４に差し込
み、この排気管４の側壁を押し潰すことによりこの排気
管４に挟持され、したがって機械的に支持されていると
ともに電気的に通じている。

なお、この排気管４の電極軸挟持部９は、第３図に示す
ように、排気管４の外端部と発光管１内を導通させる間
隙１０を確保している。

この排気管４の発光管１から突出された先端部内側には
、第１図および第２図に示すように複数の小部屋が互い
に独立して形成されている。これら小部屋はアマルガム
を溜める狭小部１１・・・となっている。

なお、このような狭小部１１・・・は、排気管４の先端
部を押し切りする場合に、その切断刃で圧潰成形するこ
とにより形成することができる。

そして、このような発光管１内には所定量のナトリウム
、緩衝ガス用金属としての水銀、および始動用希ガスと
して１０〜３００　ｔｏｒｒ程度のキセノンガスまたは
ネオン−アルゴンのペニングガスが封入されている。

このような構成によれば、ランプの点灯中には、排気管
４の先端が外部に突出しているためこの先端部が最冷部
となり、ここに点灯中に余剰となったナトリウムアマル
ガムＡが溜まる。排気管４の先端には狭小部１１・・・
を形成しであるので、ナトリウムアマルガムＡはこれら
狭小部１１・・・に溜まることになる。

狭小部１１・・・は複数に分れた小さな部屋となってい
るので、これら各狭小部１１・・・に分散して溜まった
アマルガムＡは、排気管４との接触面積が大きくなり、
接触摩擦が大きくなっり、狭小部１１・・・からの移動
がしにくくなる。

よって、振動や衝撃を受けてもアマルガムの移動が防止
され、温度の異なる位置に移動することがなくなり、蒸
発量が急激に変わって蒸気圧が変化することもなくなる
ので、発光効率やランプ電圧等に影響を及ぼずことがな
くなる。

なお、このような狭小部１１・・・は、排気管４の先端
部を押し切りする場合に、その切断刃で圧潰成形するこ
とにより形成することができるので、製造に手間を要し
ない。

なお、狭小部１１・・・の数は、第５図に示す本発明の
他の実施例のように２個、または多数個であってもよい
。

［発明の効果］以上説明したように本発明によると、点灯中に余剰とな
ったアマルガムは排気管の先端部に形成した複数の狭小
部に溜まり、この溜まり部は複数の小部屋に分れている
ためアマルガムと排気管との接触面積が大きくなり、接
触摩擦が大きくなって、アマルガムが移動し難くなる。

よって、振動や衝撃を受けてもアマルガムの移動が防止
され、発光効率やランプ７ヒ圧等に影響を及ぼすことが
なくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示し、第１図
は排気管先端部の縦断面図、第２図は第４図中■−■腺
に沿う排気管先端部の断面図、第３図は第４図中■−■
線に沿う電極挟持部の断面図、第４図は高圧ナトリウム
ランプの発光管端部の断面図、第５図は本発明の他の実
施例を示す排気管先端部の縦断面図である。１・・・発光管、２・・・エンドプレート、４・・・排
気管、６・・・電極、１１・・・狭小部、Ａ・・・アマ
ルガム。第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】透光性セラミックチューブよりなる発光管の端部に、電
極を接続した金属製の排気管を気密に封着し、この排気
管に点灯中に余剰となった発光金属のアマルガムを溜め
るようにしたセラミック放電灯において、上記排気管の先端部に上記アマルガムを溜める複数の狭
小部を形成したことを特徴とするセラミック放電灯。