JPH02146294A

JPH02146294A - 送風機

Info

Publication number: JPH02146294A
Application number: JP29661088A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Matsui; 松井　茂夫
Original assignee: Japan Air Curtain Co Ltd
Current assignee: Japan Air Curtain Co Ltd
Priority date: 1988-11-24
Filing date: 1988-11-24
Publication date: 1990-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野１本発明は、送風機に関し、詳しくは、レンジフード等で
排出される油煙等の付着し易く取りに（い汚染物質を含
んだ空気を送風してもこの汚染物質によって汚れないよ
うにした送風機に関する。

［従来の技術Ｊ従来の送風機は軸流、貫流、遠心等の各方式の送風機で
あっても、ケーシング内の羽根車なモータ等により回転
させ、空気に圧力を与えて羽根車を通って空気を送って
いる０例えば、遠心式送風ｉｔ’では、第７図及び第８
図に示すように、吸込口２及び吹出口３を夫々有するケ
−シンク４と、該ケーシング４内にあって、前記吸込口
２がら空気を吸い込んで圧力を付与し、吹出口３がら空
気を吹き出す羽根車５とからなり、この羽根車５は、モ
ータ６等の原動機により回転される。従って、従来の送
風機！゛では、レンジフード等により排出された油煙等
の汚染空気は、吸込口２からケーシング４内に入り。

羽根車５により圧力を付与されて吹出口から排出される
。このため、油煙等の汚染物質は、送風機ｌ“のケーシ
ング４内面や羽根車５に付着し、羽根車５のバランスが
崩れ振動したり１羽根車５の形状が変わり、風量が減っ
たり、又、羽根車５が重くなり過負荷運転状態になった
りする。そこで、従来の送風機ｌ゛では、定期的に送風
機ｌ“を分解してケーシング４や羽根車５を清掃する必
要があった。

【発明が解決しようとする課題ｌしかしながら、従来の送風機１°において定期的に分解
してケーシング４や羽根車５を清掃することは、これら
ケーシング４、特に羽根車５は構造が複雑であるため、
清掃が容易でな（、多くの手間と時間とを必要とし、そ
の間送風機ｌ゛を使用することができない、又、汚染が
著しい場合には、定期的な清掃を待たずに羽根車５自体
が重くなって過負荷運転となり１重大事故につながった
り、羽根車５のバランスが崩れて、軸受が破損したり、
運転の効率が著しく低下したりする虞がある。

そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、レ
ンジフード等から排出される油煙等のように付着し易く
、取れにくい汚染物質を含んだ空気を送風しても、送風
機のケーシング、羽根車等の構造の複雑な部分に汚染物
質がほとんど付着せず、清掃の容易な送風機を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段１上記課題を解決するため１本発明の送風機は、吸込口及
び吹出口を夫々有するケーシングと、該ケーシング内に
あって前記吸込口から空気を吸い込み圧力を付与して前
記吹出口から吹き出す羽根車とを有する送風機において
、一端開口部が前記吹出口端面より内側に位置し５他端
間口部が前記ケーシングを貫通して外部に延出している
送風管を前記ケーシングに設け、且つ該送風管は前記吹
出口の軸心部に該吹出口の軸線方向に略平行するように
配設されている。

又、吹出口の先端部がすぼめられ所定口径に形成されて
いるとなお良い。

又、ケーシング内に位置している送風管を支持するサポ
ートｉを、前記ケーシングに吹出口の軸線方向に対して
斜めに取り付けているとなお良い。

更に、ケーシング内に位置している送風管壁に複数のス
リット孔を前記送風管外周面の接線に対して直角より小
さな一定角度を有し長手方向に穿設するとなお良い結果
が得られる。

［作　　用］上記構成の送風機によれば、吸込口から吸い込まれた空
気は、羽根車により圧力を付与され送風管外周面と吹出
口との間を流れ、その際発生する誘引作用により送風管
の他端開口部から別の空気を吸い込み、一端開口部から
吹き出され、別の空気は前述の空気と共に吹出口から排
出される。このため、送風管に汚染物質を含んだ空気の
排出管を接続すると、汚染物質を含んだ空気は羽根車を
通過しない。

又、吹出口の先端部がすぼめられて所定口径に形成され
ていると、送風管外周面と吹出口との間を空気が流れる
ことによって生ずる誘引作用がより強く働き、送風管か
らより多くの別の空気を吸い込むことができる。

又、ケーシングにサポート）Ｎを吹出口の軸線方向に対
して斜めに取り付けているから、羽根車を通った空気は
、サポート扱により送風管外周面上で旋回気流となり、
送風管からより多くの空気を吸い込むことが出来る。

更に、送風管壁に、複数のスリット孔を、送風管外周面
の接線に対して直角より小さな一定角度を持ちしかも長
手方向に穿設されているから、羽根車を通った空気は、
スリット孔から送風管内に入り送風管内壁面に沿う旋回
気流となり、他端開口部から送風管内に吸い込まれた汚
染物質を含んだ空気は、送風管内の長手方向中心部に集
まって一端開口部からそのままの状態で排出される。

［実施例）以下、本発明の実施例を第１図乃至第６図に基づいて詳
述する。

第１図は本発明の送Ｊ！Ｉ機の断面図、第２図は送風機
の正面図、第３図は送風機の平面図である６図面におい
て、ｌは高速回転する羽根車内に空気を吸い込み、遠心
力によって加圧する遠心型の送風機を示し、該送風機ｌ
は、吸込口２及び吹出口３を夫々有するケーシング４と
、該ケーシング４内にあって前記吸込口２から吸い込ん
だ空気に圧力を付与すると共に前記吹出口３から吹き出
す羽根車５と、該羽根車５を駆動させるモータ６と、一
端開口部７ａが吹出口３の端面より内側に位置し他端開
口部７ｂが前記ケーシング４を貫通して外部に延出して
いる送風管７とからなる。

前記ケーシング４は鋼板若しくは合成樹脂で作られ、側
面から見るとかたつむり状になっており、その円形部分
に羽根車５が収納されている。そして２羽根車５の軸方
向中心部に位置するケーシング４に前記吸込口２が設け
られ、羽根車５の回転方向に延出して前記吹出口３が設
けられている。この吹出口３近傍の形状は従来のものよ
り大きくなっている。これは後に詳述する送風管７が取
り付けられるからである。又、この吹出口３は先端部３
ａがすぼめられて細くなっている。このように吹出口３
が形成されているのは、送風管７外周面と吹出口３との
間に空気が流れることによって生ずる誘引作用がより強
く働き、送風管７からより多くの空気を吸い込むことが
可能になるからである。

前記羽根車５は、多数の羽根５ａが取り付けられ、シャ
フト８を中心として第１図矢線Ａ方向に回転するように
なっている。そして、この回転はシャフト８の一端に設
けられた前記モータ６により行なわれる。従って、この
モータ６によりケーシング４内で羽根車５を高速回転さ
せ、空気を遠心力によって羽根車５の軸方向中心部に位
置して設けられた吸込口２から空気を吸い込み、羽根車
５の外周方向に位置している吹出口３から吹き出すよう
になっている。

前記送風管７は、両端が開口した円筒形を成し、ケーシ
ング４に貫通して設けられている。

この送風管７の一端開ロ部７ａは、前記吹出口３の軸線
方向に略平行、且つ吹出口３と同心状にサポート板９を
介して、ケーシング４に設けられている。そして、送風
管７の他端開口部７ｂにはレンジフード等接続された配
管に接続するためのフランジｌＯが設けられている。

次に一１上記構成になる送風機ｌについてその作動を説
明する。まず、レンジフード等から吸い込まれる油煙等
の汚染物質を含んだ空気を排出する配管に前記送風機ｌ
の送風管７のフランジｌＯを接続する。そして、モータ
６に接続されている電源をオンして羽根車５を回転させ
る。

羽根車５はシャフト８を中心として第１図中央線へ方向
に回転するから、清浄な空気を遠心力によって羽根車５
の軸方向中心部に位置して設けられた吸込口２から吸い
込み、羽根車５の外周方向に位置して設けられた吹出口
３から吹き出す。前記送風管７の外周面と先端がすぼめ
られ、所定口径になっている吹出口３との間ｔこ清浄空
気が流れる際誘引作用が発生し、吹出口３の先端がすぼ
められ所定口径になっているから誘引作用が強く動き、
送風管７に接続された配管から多量の油煙等の汚染物質
を含んだ空気（以下単に汚染空気という）を吸い込む、
このため、汚染空気は、吸込口２１羽根車５及びケーシ
ング４内等を通過することなく、送風管７から吹出口３
に向かって吹き出される。従って、長時間の使用によっ
ても吸込口２１羽根車５、ケーシング４等の構造の比較
的複雑な部分をほとんど汚すことがない、送風管７は構
造的に単純であるため容易に清掃ができる。

第４図は本発明の実施例を示すもので、第１図乃至第３
図に示す実施例と異なる点は、送風管７のサポート板９
°を、吹出口３の軸線方向に対して斜めにケーシング４
に取り付けた点にある。サポート板９°をこのように取
り付けることにより、羽根車５によって圧力を付与され
た清浄空気は、サポート板９゛に案内され送風管７外周
面近傍で旋回気流となり、送風管７から誘引する風量を
増加させることが可能になるものである。その他の構成
作用については第１図乃至第３図の実施例と同様なので
図面に符合を付してその説明を省略する。

第５図、第６図は本発明の他の実施例を示すもので、第
１図乃至第３図に示す実施例と異なる点は、ケーシング
４内に位置している送風管７の壁に複数のスリット孔１
１を送風管７の外周面の接線に対して直角より小さな一
定角度を有し且つ長手方向に穿設した点にある。複数の
スリット孔１１をこのように送風管７の壁に穿設したの
は、羽根車５によって圧力を付与された清浄空気が送風
管７の外周面の接線方向に対して一定角度を持っている
スリット六■から送風管７内に入り、送風管７の内壁面
に沿う旋回気流になり、送風管７の他端開口部７ｂから
入った汚染空気は送風管７の中心部に集まり送風され。

送風管７内壁面に接触しないから、内壁面を汚すことが
ない。

その他の構成、作用については第１図乃至第３図の実施
例と同様なのでその説明を省略する【発明の効果）以上詳述したように１本発明の送風機によれば、吸込口
から吸い込まれた空気は、羽根車により圧力を付与され
、送風管外周面と吹出口との間を流れる。その際発生す
る誘引作用により送風管から別の空気を吸い込み、その
まま吹出口から吹き出される。このため、レンジフード
等から排出される油煙等のように付着し易く取りにくい
汚染物質を含んだ空気を送風管により送風しても、形状
の複雑な羽根車や、吸込口、ケーシング等に汚染物質が
付着せず、構造の簡単な送風管に付着するのみである。

従って、この送風管を清掃すれば良（、清掃が容易で、
羽根車のバランスがくずれたり、吹き出し風量が減った
り過負荷運転になったりする虞がない。

又、吹出口の先端部がすぼめられて所定口径に形成され
ていると、送風管外周面と吹出口との間を空気が流れる
ことによって生ずる誘引作用がより強く働き、送風管が
より多くの空気を吸い込むことができる。従って、上記
効果に加＾て、汚染空気を効率よく吸引することができ
る。

又、ケーシングにサポート板を吹出口の軸線方向に対し
て斜めに取り付けているから、羽根車を通った空気は、
サポート板により送風管外周面上で旋回気流となり、送
風管からより多くの空気を吸い込むことが出来る。従っ
て、前記効果に加えて、汚染空気を効率よく吸引するこ
とができる。

更に、送風管壁に複数のスリット孔を送風管外周面の接
線方向に対して直角より小さな一定角度を有し且つ長手
方向に穿設されているから、羽根車を通った空気は、ス
リット孔から送風管内に入り送風管内壁面に沿う旋回気
流となり、他端開口部から送風管内に吸い込まれた汚染
物質を含んだ空気は送風管内の長手方向中心部に集まっ
て一端開口部からそのままの状態で排出される。従って
、前言己効果に加えて送風管もほとんど清掃する必要が
なくなり、メンテナンスが容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の実施例を示すもので、第１
図は本発明の送風機の縦断面図、第２図は送風機の正面
図、第３図は送風機の平面図、第４図（ａ）は本発明の
他の実施例を示す送風機の一部切欠断面図、第４図（ｂ
）は第４図（ａ）のＩＶ　（ｂｌ　−ＩＶ　ｉｂｌ線に
沿う断面図、第５図は本発明の伯の実施例を示す送風機
の一部切欠断面図、第６図は本発明の他の実施例を示す
送風管の一部を切欠した斜視図、第７図は従来の送風機
の縦断面図、第８図は従来の送風機の平面図である。１．１’・・・・・・送風機３・・・・・・吹出口５・・・−・・羽根車７ａ・・・・・・一端開口部９．９°・・・−・・サポート板２・・・−・・吸込口４−・・・・−ケーシング７・・−・・・送風管７ｂ・・−・・・他端開口部１１・・・−・・スリット孔

Claims

【特許請求の範囲】

（１）吸込口及び吹出口を夫々有するケーシングと、該
ケーシング内にあって前記吸込口から空気を吸い込み圧
力を付与して前記吹出口から吹き出す羽根車とを有する
送風機において、一端開口部が前記吹出口端面より内側
に位置し、他端開口部が前記ケーシングを貫通して外部
に延出している送風管を前記ケーシングに設け、且つ該
送風管は前記吹出口の軸心部に該吹出口の軸線方向に略
平行するように配設されていることを特徴とする送風機
。
（２）吹出口の先端部がすぼめられ所定口径に形成され
てなる請求項（１）記載の送風機。
（３）ケーシング内に位置している送風管を支持するサ
ポート板を、前記ケーシングに吹出口の軸線方向に対し
て斜めに取り付けている請求項（１）又は（２）記載の
送風機。
（４）ケーシング内に位置している送風管壁に、複数の
スリット孔を、前記送風管外周面の接線に対して直角よ
り小さな一定角度を有し且つ長手方向に穿設している請
求項（１）、（２）又は（３）記載の送風機。