JPH02145730A - アルミニウム溶湯処理方法および装置 - Google Patents
アルミニウム溶湯処理方法および装置Info
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- JPH02145730A JPH02145730A JP63299787A JP29978788A JPH02145730A JP H02145730 A JPH02145730 A JP H02145730A JP 63299787 A JP63299787 A JP 63299787A JP 29978788 A JP29978788 A JP 29978788A JP H02145730 A JPH02145730 A JP H02145730A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/10—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions
- Y02P10/146—Perfluorocarbons [PFC]; Hydrofluorocarbons [HFC]; Sulfur hexafluoride [SF6]
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、アルミニウム溶湯の脱ガス処理に使用される
溶湯処理装置に関する。
溶湯処理装置に関する。
[従来の技術]
アルミニウム製品製造工程では、溶融アルミニウム中に
不活性ガス等を吹き込み、バブリングさせて溶湯中の脱
ガスを行なっている。上記脱ガス用の吹込みガスとして
は、アルゴン(Ar)又は窒素ガス(N2)に塩素ガス
(c1□)やフレオンガス(主としてCC1zh)を混
合したものが使用されており、溶湯中の気泡の微細化と
分散をはかるために、黒鉛製の攪拌機で溶湯を攪拌して
いた。
不活性ガス等を吹き込み、バブリングさせて溶湯中の脱
ガスを行なっている。上記脱ガス用の吹込みガスとして
は、アルゴン(Ar)又は窒素ガス(N2)に塩素ガス
(c1□)やフレオンガス(主としてCC1zh)を混
合したものが使用されており、溶湯中の気泡の微細化と
分散をはかるために、黒鉛製の攪拌機で溶湯を攪拌して
いた。
[発明が解決しようとする課題]
上記従来の脱ガス法は、機械力による攪拌機を設けなけ
ればならないので装置価格が高く、しかも黒鉛製の攪拌
機の回転速度が500〜600rpmと高速であるため
、強度的に問題があり、装置トラブルが発生しやすかっ
た。また、気泡を細分化するためガスの吹込み量が制限
され、しかもバブリング中に溶湯の温度が低下するため
吹込み時間か制限されると云う問題があった。
ればならないので装置価格が高く、しかも黒鉛製の攪拌
機の回転速度が500〜600rpmと高速であるため
、強度的に問題があり、装置トラブルが発生しやすかっ
た。また、気泡を細分化するためガスの吹込み量が制限
され、しかもバブリング中に溶湯の温度が低下するため
吹込み時間か制限されると云う問題があった。
本発明は、上記従来の脱ガス法における問題点を解決す
ることを目的とする。
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
上記3題を解決するため、本発明は次のような構成を採
用した。
用した。
すなわち、本発明にかかるアル本ニウム溶湯処理装置は
、−F部に溶湯の入口が設けられた箱状の炉体の底部付
近に該炉体の底面との間に間隔をおいて耐熱性多孔質板
からなる底板を設け、前記炉体の底部には底板の下側に
バブリング用の吹込みガスを供給する供給口を設けると
ともに、炉体の底面と底板との間に、吹込みガスを底板
の下面に対し広く分散さするガス通路が形成された底板
支持部材を設けたことを特徴としている。
、−F部に溶湯の入口が設けられた箱状の炉体の底部付
近に該炉体の底面との間に間隔をおいて耐熱性多孔質板
からなる底板を設け、前記炉体の底部には底板の下側に
バブリング用の吹込みガスを供給する供給口を設けると
ともに、炉体の底面と底板との間に、吹込みガスを底板
の下面に対し広く分散さするガス通路が形成された底板
支持部材を設けたことを特徴としている。
また、本発明にかかるアルミニウム溶湯処理方法は、ア
ルミニウム溶湯中に、アルゴン又は窒素ガスに0.5〜
5%のSF6を加えたガスを吹き込み、溶湯中の脱ガス
を行なうことを特徴としている。
ルミニウム溶湯中に、アルゴン又は窒素ガスに0.5〜
5%のSF6を加えたガスを吹き込み、溶湯中の脱ガス
を行なうことを特徴としている。
[作用]
吹込みガスが多孔質の底板の多数の細孔を通して溶湯中
に供給されるため、微細な気泡を多量に発生させること
ができる。底板は支持部材によって下側から支持される
ので、吹込みガスの圧力が低く圧力バランスが崩れても
底板が下降したり破損したりしにくい。吹込みガスは支
持部材間のガス通路によって底板に広範囲に分散させら
れるので、均等に分散したバブリングを行なうことがで
きる。
に供給されるため、微細な気泡を多量に発生させること
ができる。底板は支持部材によって下側から支持される
ので、吹込みガスの圧力が低く圧力バランスが崩れても
底板が下降したり破損したりしにくい。吹込みガスは支
持部材間のガス通路によって底板に広範囲に分散させら
れるので、均等に分散したバブリングを行なうことがで
きる。
[実施例]
以下、図面にあられされた本発明の実施例について説明
する。
する。
このアルミニウム溶湯処理装置1は、上部に溶湯入口2
が形成された箱形の炉体3の底部に、該炉体の底板3a
よりもL方に間隔をおいて耐熱性を有する底板5が設け
られている。底板5は多孔質セラミックス板(望ましく
はスピネル・アルミナ)で作られており、この底板5に
は炉体3の底面積の少なくとも1/2以上の部分に5〜
100ミクロンの上下に通ずる細孔が多数形成されてい
る。細孔の径は5〜70ミクロンであるのがより好まし
、く、20〜40ミクロンであるのがさらに好ましい。
が形成された箱形の炉体3の底部に、該炉体の底板3a
よりもL方に間隔をおいて耐熱性を有する底板5が設け
られている。底板5は多孔質セラミックス板(望ましく
はスピネル・アルミナ)で作られており、この底板5に
は炉体3の底面積の少なくとも1/2以上の部分に5〜
100ミクロンの上下に通ずる細孔が多数形成されてい
る。細孔の径は5〜70ミクロンであるのがより好まし
、く、20〜40ミクロンであるのがさらに好ましい。
炉体3の底板3a中央部にはガス吹込みロアが設けられ
、配管8を通じてここから吹込みガスGが底板5と炉体
底板3aとの間に形成された予熱室10に供給されるよ
うになっている。この予熱室IOには、底板5を支える
支持部材として耐熱性を有する複数のセラミックボール
il、−・・が充填されている。ボール11.、−は例
えばlO〜50mmφのアルミナボールで、それらの間
隙部は吹込みガスGが流通する流通路となっており、吹
込みロアから吹込まれたガスは、これらボール11.−
の間隙部を通フて底板5の下面全体に拡がり該底板5に
達するようになっている。
、配管8を通じてここから吹込みガスGが底板5と炉体
底板3aとの間に形成された予熱室10に供給されるよ
うになっている。この予熱室IOには、底板5を支える
支持部材として耐熱性を有する複数のセラミックボール
il、−・・が充填されている。ボール11.、−は例
えばlO〜50mmφのアルミナボールで、それらの間
隙部は吹込みガスGが流通する流通路となっており、吹
込みロアから吹込まれたガスは、これらボール11.−
の間隙部を通フて底板5の下面全体に拡がり該底板5に
達するようになっている。
炉体3の前記溶湯入口2と対向する側部には濾過室15
が設けられ、炉体3の上下方向の中間部に設けた出口1
7がこの濾過室15の底部付近に設けた流入口15aに
連通している。濾過室15の中間部にはセラミックフィ
ルター19が設けられており、それよりも上方に溶湯用
020が設けられている。
が設けられ、炉体3の上下方向の中間部に設けた出口1
7がこの濾過室15の底部付近に設けた流入口15aに
連通している。濾過室15の中間部にはセラミックフィ
ルター19が設けられており、それよりも上方に溶湯用
020が設けられている。
炉体3の溶湯室3b内にはアルミナ製のバッフル22.
・−が上下に千鳥状に設置され、炉体3の天井部にはセ
ラミックヒータ−23が設けられている。また、炉体3
の天井付近には吐出口25が設けられており、配管26
を通って供給される少量のシールガスG′がここから溶
湯室3bの上部に吐出されるようになっている。
・−が上下に千鳥状に設置され、炉体3の天井部にはセ
ラミックヒータ−23が設けられている。また、炉体3
の天井付近には吐出口25が設けられており、配管26
を通って供給される少量のシールガスG′がここから溶
湯室3bの上部に吐出されるようになっている。
なお、前記吹込みガスGとしては、アルゴン(又は窒素
)ガスにフラックスガスとして0.5〜5%より好まし
くは1〜2%のSF、を加えたものを用いるのが脱水素
効果上好ましい。また、シールガスG′としては、アル
ゴンガスを使用することができるが、比較的安価な窒素
ガス又はこれらに少量のSF6を加えたものを用いれば
よい。
)ガスにフラックスガスとして0.5〜5%より好まし
くは1〜2%のSF、を加えたものを用いるのが脱水素
効果上好ましい。また、シールガスG′としては、アル
ゴンガスを使用することができるが、比較的安価な窒素
ガス又はこれらに少量のSF6を加えたものを用いれば
よい。
このアルミニウム溶湯処理装置1の使用に際しては、ア
ルミニウム溶湯Mを溶湯入口2から溶湯室3b内に供給
する。溶湯室3b内に流入した溶湯は、バッフル22.
−・・によフてピストンフローに整流され、溶湯室3b
内に3〜4分間滞留する。
ルミニウム溶湯Mを溶湯入口2から溶湯室3b内に供給
する。溶湯室3b内に流入した溶湯は、バッフル22.
−・・によフてピストンフローに整流され、溶湯室3b
内に3〜4分間滞留する。
一方、吹込みガス(バブリングガス)Gは炉体底部の供
給ロアから予熱室10内に供給され、支持部材であるボ
ール+1.11.−・・の間隙部を通って横方向に拡が
りつつ上昇し、底板5の多数の細孔を通って溶湯中に吹
き出され、多数の微細気泡を形成する。この吹込みガス
G中には、SF6’i(含まわているので、アルミニウ
ム溶湯中の脱水素が効果的に促進される。また、微細気
泡のフローテーション効果により、溶湯中に存在する酸
化アルミ等の介在物が上部に浮上する。この浮上した介
在物は定期的に溶湯室外へ排出される。
給ロアから予熱室10内に供給され、支持部材であるボ
ール+1.11.−・・の間隙部を通って横方向に拡が
りつつ上昇し、底板5の多数の細孔を通って溶湯中に吹
き出され、多数の微細気泡を形成する。この吹込みガス
G中には、SF6’i(含まわているので、アルミニウ
ム溶湯中の脱水素が効果的に促進される。また、微細気
泡のフローテーション効果により、溶湯中に存在する酸
化アルミ等の介在物が上部に浮上する。この浮上した介
在物は定期的に溶湯室外へ排出される。
溶湯室3bの上部には、吐出口25からシールガスG′
が吹き込まれるので、バブリングを終えたガスが溶湯人
口2からすみやかに排出され、水素や酸素等がアルミニ
ウム溶湯中へ逆拡散することが防止される。また、天井
部のセラミックヒータ−23の加熱により、溶湯の温度
降下が防がれる。
が吹き込まれるので、バブリングを終えたガスが溶湯人
口2からすみやかに排出され、水素や酸素等がアルミニ
ウム溶湯中へ逆拡散することが防止される。また、天井
部のセラミックヒータ−23の加熱により、溶湯の温度
降下が防がれる。
溶湯室内で脱ガス処理と介在物の除去が行なわれた溶湯
は、出口17から濾過室15に送り込まれ、フィルター
19によって溶湯中に存在する微量の介在物が除去され
たのち、出口20から外部へ送り出される。
は、出口17から濾過室15に送り込まれ、フィルター
19によって溶湯中に存在する微量の介在物が除去され
たのち、出口20から外部へ送り出される。
この溶湯処理装置は、特別の攪拌装置を必要とせず、無
動力で溶湯中に微細気泡が分散するため、装置的に簡単
で、脱ガス、介在物除去効果が大である。バブリングガ
スとしてSF、を含むガスが使用されるので、脱水素効
果が特にすぐれている。また、SF、を使用するので、
排ガス中の有害なHF量が少なくなる。
動力で溶湯中に微細気泡が分散するため、装置的に簡単
で、脱ガス、介在物除去効果が大である。バブリングガ
スとしてSF、を含むガスが使用されるので、脱水素効
果が特にすぐれている。また、SF、を使用するので、
排ガス中の有害なHF量が少なくなる。
底板5の下側には支持部材としてセラミックボール11
.−・が充填されているので、吹込みガスGの圧力が低
く、溶湯の重力と予熱室10内のガス圧力とのバランス
が崩れた場合でも底板5がこれらボール11.−によっ
て支持され、底板が変形したり損傷したりすることが防
がれる。アルミニウム溶湯の流動が停止した場合には、
少量の吹込みガスで予熱室IO内を保圧し、多孔質の底
板5の目詰まりを防止することができる。また、ボール
11、・−の間隙部を通って吹込みガスが横方向に拡が
り、底板5の全面に導かれるので、底板5の面積に対し
吹込みガス量を少なくしても良好な分散状態が得られる
。このため、特定の細孔に集中して吹込みガスが流通す
ることによる拡孔作用が生じにくく、底板5の寿命も長
くなる。さらに、予熱室10内では、上部の溶湯からボ
ール11.・−への伝熱によりて吹込みガスが予め加熱
されるため、細孔から溶湯中へ吐出されるときの温度差
による体積膨張が少なくてすみ、発生する気泡の径を小
さくすることができるのである。
.−・が充填されているので、吹込みガスGの圧力が低
く、溶湯の重力と予熱室10内のガス圧力とのバランス
が崩れた場合でも底板5がこれらボール11.−によっ
て支持され、底板が変形したり損傷したりすることが防
がれる。アルミニウム溶湯の流動が停止した場合には、
少量の吹込みガスで予熱室IO内を保圧し、多孔質の底
板5の目詰まりを防止することができる。また、ボール
11、・−の間隙部を通って吹込みガスが横方向に拡が
り、底板5の全面に導かれるので、底板5の面積に対し
吹込みガス量を少なくしても良好な分散状態が得られる
。このため、特定の細孔に集中して吹込みガスが流通す
ることによる拡孔作用が生じにくく、底板5の寿命も長
くなる。さらに、予熱室10内では、上部の溶湯からボ
ール11.・−への伝熱によりて吹込みガスが予め加熱
されるため、細孔から溶湯中へ吐出されるときの温度差
による体積膨張が少なくてすみ、発生する気泡の径を小
さくすることができるのである。
なお、支持部材としては、上記ボール11の他に例えば
第2図に示すようなセラミックス製のハニカム体を用い
ることもできる。
第2図に示すようなセラミックス製のハニカム体を用い
ることもできる。
[操業例]
第1図に示すようなアルミニウム溶湯処理装置を用い、
アルミニウム溶湯(材質606:l)の処理を行なった
。この装置の処理能力は70kg1分(Illax。
アルミニウム溶湯(材質606:l)の処理を行なった
。この装置の処理能力は70kg1分(Illax。
100kg/分)であり、炉内保持能力は300トン、
処理温度は720℃であった。また、吹込みガスの組成
はAr(7,5Nm3/H) →−5F6(75NJ
2/H)であり、シールガスはN2(1、8Nm”H)
であった。この条件で処理を行なったところ、脱水素率
が95%であり、排出ガス中のHFfi度はトレースで
あった。
処理温度は720℃であった。また、吹込みガスの組成
はAr(7,5Nm3/H) →−5F6(75NJ
2/H)であり、シールガスはN2(1、8Nm”H)
であった。この条件で処理を行なったところ、脱水素率
が95%であり、排出ガス中のHFfi度はトレースで
あった。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明にかかるアルミ
ニウム溶湯処理装置は、炉体の底部に設置した多孔質の
底板を介してバブリング用の吹込みガスを下側から溶湯
中に吐出させ、そのとき形成される多数の微細な気泡に
よって水素等を除去するので、機械的な攪拌装置を特別
に設けなくても良好な脱ガス効果が得られるようになっ
た。上記底板の下側には吹込みガスが横方向に流通する
ことのできる支持部材が設けられているので、底板に無
理な力が加わらないとともに、吹込みガスを広く分散さ
せることが可能となり、この点でも脱ガス効果がすぐれ
たものとなっている。
ニウム溶湯処理装置は、炉体の底部に設置した多孔質の
底板を介してバブリング用の吹込みガスを下側から溶湯
中に吐出させ、そのとき形成される多数の微細な気泡に
よって水素等を除去するので、機械的な攪拌装置を特別
に設けなくても良好な脱ガス効果が得られるようになっ
た。上記底板の下側には吹込みガスが横方向に流通する
ことのできる支持部材が設けられているので、底板に無
理な力が加わらないとともに、吹込みガスを広く分散さ
せることが可能となり、この点でも脱ガス効果がすぐれ
たものとなっている。
また、本発明にかかるアルミニウム溶湯処理方法は、ア
ルゴン又は窒素ガス中に0.5”5%のSF6を混合し
たガスを溶湯中に吹き込むので、溶湯中の脱ガスを効果
的に行なうことが可能となった。
ルゴン又は窒素ガス中に0.5”5%のSF6を混合し
たガスを溶湯中に吹き込むので、溶湯中の脱ガスを効果
的に行なうことが可能となった。
第1図は本発明の1実施例をあられす断面図、第2図(
a)、(b)は異なる実施例の説明図である。 2・−溶湯人口 3−炉体 5−・底板7・−吹込
みガス供給口 10−予熱室11−支持部材 特許出願人 大同酸素株式会社 代理人 弁理士 菅 原 弘 志 第1図 第2図
a)、(b)は異なる実施例の説明図である。 2・−溶湯人口 3−炉体 5−・底板7・−吹込
みガス供給口 10−予熱室11−支持部材 特許出願人 大同酸素株式会社 代理人 弁理士 菅 原 弘 志 第1図 第2図
Claims (2)
- (1)上部にアルミニウム溶湯の入口が設けられた箱状
の炉体の底部付近に該炉体の底面との間に間隔をおいて
耐熱性多孔質板からなる底板を設け、前記炉体の底部に
は底板の下側にバブリング用の吹込みガスを供給する供
給口を設けるとともに、炉体の底面と底板との間に、吹
込みガスを底板の下面に対し広く分散させるガス通路が
形成された底板支持部材を設けたことを特徴とするアル
ミニウム溶湯処理装置。 - (2)アルミニウム溶湯中に、アルゴン又は窒素ガスに
0.5〜5%のSF_6を加えたガスを吹き込み、溶湯
中の脱ガスを行なうことを特徴とするアルミニウム溶湯
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63299787A JP2767262B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | アルミニウム溶湯処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63299787A JP2767262B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | アルミニウム溶湯処理方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02145730A true JPH02145730A (ja) | 1990-06-05 |
JP2767262B2 JP2767262B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17876937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63299787A Expired - Lifetime JP2767262B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | アルミニウム溶湯処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2767262B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996016193A1 (fr) * | 1994-11-24 | 1996-05-30 | Aluminium Pechiney | Dispositif de degazage et de separation des inclusions dans un bain de metal liquide |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5437081A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Hitachi Ltd | Method of producing pigment-attached fluorescent substance |
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JPS60218416A (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-01 | Daido Steel Co Ltd | 溶融金属の酸化防止法 |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP63299787A patent/JP2767262B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996016193A1 (fr) * | 1994-11-24 | 1996-05-30 | Aluminium Pechiney | Dispositif de degazage et de separation des inclusions dans un bain de metal liquide |
FR2727432A1 (fr) * | 1994-11-24 | 1996-05-31 | Pechiney Aluminium | Dispositif de degazage et de separation des inclusions dans un bain de metal liquide |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2767262B2 (ja) | 1998-06-18 |
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