JPH02143830A - 筒状織布及びそのラミネート方法並びにラミネート加工機 - Google Patents

筒状織布及びそのラミネート方法並びにラミネート加工機

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JPH02143830A
JPH02143830A JP63297779A JP29777988A JPH02143830A JP H02143830 A JPH02143830 A JP H02143830A JP 63297779 A JP63297779 A JP 63297779A JP 29777988 A JP29777988 A JP 29777988A JP H02143830 A JPH02143830 A JP H02143830A
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JP
Japan
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woven fabric
cylindrical
circular die
tubular
mandrel
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JP63297779A
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Tsutomu Moriwaki
森脇 勉
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Asahi Kasei Corp
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/15Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. extrusion moulding around inserts
    • B29C48/151Coating hollow articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/09Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
    • B29C48/10Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels flexible, e.g. blown foils

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ラミネート加工された筒状織布、ラミネート
方法およびラミネート加工機に関し、さらに詳しくは、
熱可塑性樹脂フィルムで外表面を筒状にラミネート加工
された筒状織布及び筒状織布の表面を熱可塑性樹脂でラ
ミネートする方法並びにラミネート加工機に関する。
〔従来の技術〕
織布の表面が、熱可塑性樹脂でフィルム状にラミネート
加工されると、その織布は、防水性、防湿性又は保温性
がよくなる。また、筋状、編み目状にラミネート加工さ
れるとデザイン的にも美しくなることがある。したかっ
て、外出用の提げ袋、乾燥食品用の包装袋、冷凍又は保
温食品などのための包装袋などの素材に利用される織布
には、しばしばこのようなラミネート加工が要求されろ
このような要求があるとはいっても、織布を継ぎ目なく
筒状に直接製造し、その表面に必要なラミネート加工を
行うということはこれまで技術的に不可能であった。そ
のためこのような要求がある場合にはやむをえず、いっ
たん−重織りの平たい織布を製造し、その上でその織布
の表面をラミネート加工し、その後それを2枚重ねし、
又は2つ折りにして袋状に縫い合わせていくという方法
が採られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ラミネート加工された織布を素材にして袋物な
どを製造しようとする場合には、筒状織布から直接に袋
物を製造しようとする場合に比べて製造工程は多くなる
。合わせ部分が多くなればそれだけ袋物に必要な機械的
強度あるいは防湿性が下がる。本来袋物としては必要の
ない合わせ部分が目に付くと、そのような袋物はデザイ
ン的にも好ましくない。従来のラミネート加工された袋
物にはこのような多くの問題点があった。
本発明は、筒状織布の表面に筒状のままでラミネート加
工されており、経済的に安価でしかも、物性面でら優れ
た性能を持つ筒状織布を提供することを課題とする。
ところで、筒状らのにラミネート加工する場合、パイプ
などのように円形で肉厚もあり、支えるしのがなくても
容易に自己の姿勢を保てるものに対しては比較的容易に
行うことができるが、筒状織布のように、そのままでは
一定の筒形状を保てないらのには、極めて困難である。
従って本発明は、筒状に織られた織布の表面を容易にラ
ミネート加工できる方法、そのための装置を併せて提供
することを技術的課題とするものである。
〔課題を達成するための手段〕
上記のような課題を達成するため、本発明は次のような
手段を採る。
本発明にかかわる筒状織布は、周方向に継ぎ目なく筒状
に織られ、表面が熱可塑性樹脂によりラミネート加工さ
れている。
このような筒状織布を得るには次のような方法を採る。
すなわち、周方向に継ぎ目なく筒状に織られた筒状織布
を径方向に膨らませながら、熱可塑性樹脂の押出機に接
続されているリング状のサーキュラ−ダイの内側に順送
りしつつ、そのサーキュラ−ダイから押し出される溶融
樹脂を筒状織布の表面に付着させるという方法である。
このような方法を実現するラミネート加工機は次のよう
な構造でなっている。すなわち、周方向に継ぎ目なく筒
状に織られた筒状織布を順送りする繰り出し装置と、そ
の繰り出し装置から繰り出されてくる筒状織布の内側に
分け入り、次々にその筒状織布を径方向に膨らませるマ
ンドレルと、そのマンドレルの周りを通過していく筒状
織布に付着すべき溶融樹脂を押し出す押出機に連結され
、膨らんだ筒状織布の周りを囲んで筒状織布の周りに溶
融樹脂を押し出すリング状のサーキュラ−ダイと、その
サーキュラ−ダイから押し出された溶融樹脂の付着した
筒状織布を巻き取る巻き取り装置とを備えた構造で成っ
ている。
以下、本発明のうちラミネート加工された筒状織布につ
いて更に詳細に説明する。
本発明で、周方向に継ぎ目なく筒状に織られた筒状織布
に用いられるm維は、天然繊維、化学繊維を問わない。
天然繊維は通常の織布に用いられている動物#a維、植
物繊維のいずれでもよい。
本発明で用いられる筒状織布では、上記のような天然繊
維又は化学繊維が、一種類で又は複数の種類で組み合わ
されて用いられていてもよい。縦糸と横糸とは化学的に
同一種類の繊維でもよく異なっていてもよい。
本発明では、このような繊維で作られた筒状織布の表面
が、熱可塑性樹脂によりラミネート加工されている。
筒状織布の製造過程は問われない。筒状織布は、一般に
は、ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂を原料にして製
造されている。すなわち、熱可塑性樹脂をより糸すなわ
ちストランド状に押出成形し、得られたその糸を熱風槽
又は熱ロールあるいは熱板などで融点以下の温度に加熱
し、加熱部の前後に設けられていて送り速度を適宜に安
定化できるロール構成からなる延伸機で2〜12倍に延
伸させながら巻き取り、その後その巻き取った糸を巻き
戻しながら別工程の機械を用い筒状に織っている。用い
られる筒状織布は従来公知の方法で織られて製造された
織布であってよい。
ラミネート加工に用いられる熱可塑性樹脂の種類には、
例えばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リカーボネート、芳香族ポリエーテルなどが挙げられ、
具体的には例えば次のようなものがある。
ポリオレフィンには、単一重合体と共重合体とがあるが
、そのうち単一重合体では、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリl−ブテン、ポリ4メチル−1−ペンテンな
どが挙げられる。共重合体では、α−オレフィン、例え
ば、エチレン、プロピレン、l−ブテン、4−メチル−
1−ペンテンなどを不規則に、又は規則的に組み合わせ
て重合されるいろいろなランダム又はブロック共重合体
が挙げられる。そのほかの共重合体では、エチレン・ビ
ニル化合物共重合体、例えばエチレン・アクリル酸共重
合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニ
ルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体
などが挙げられる。
また、スチレン系の重合体としては、ポリスチレン、ア
クリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル
・ブタジェン・スチレン共重合体、メタクリル酸メチル
・スチレン共重合体、α〜メチルスチレン・スチレン共
重合体などが挙げられる。ポリビニル化合物系の重合体
としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化
ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリアクリル酸メヂ
ル、ポリメタクリル酸メチルなどが挙げられる。
ポリアミドでは各種のナイロン系化合物、ナイロン6、
ナイロン6.6、ナイロン6.10、ナイロン11.ナ
イロン!2、ナイロン6/66、ナイロン66/610
、ナイロン6/11などが挙げられる。
ポリエステルでは、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート
・テレフタレート共重合体などが挙げられる。
これらは、単独で用いられてもよく、また、2種以上の
組成物として用いられてもよい。さらにラミネート加工
される繊維の成分と同一であってもよく、また、異なっ
ていてもよい。ただし、ラミネート加工に用いられる熱
可塑性樹脂か、織布に用いられている繊維の融点温度よ
りも高い融点温度を持つ熱可塑性樹脂の中から選択され
ると、ラミネート加工の中で織布が熱的な影響を受ける
可能性もあって余り好ましくない。
本発明では、熱可塑性樹脂により織布の表面にラミネー
ト加工しである。織布表面のラミネート加工は、フィル
ム状、筋状、編み目状発泡体のいずれであってもよい。
また、フィルム状にラミネート加工したその上にさらに
重ねてフィルム状又は編み目状にラミネート加工したも
のでもよい。
反対に、フィルム状又は編み目状にラミネート加工した
上に重ねてフィルム状にラミネート加工したしのでもよ
い。また、ラミネート加工は織布の片側面だけでもよく
、両面でもよい。両面加工の場合、その両面は互いに同
じ模様であってもよく異なった模様であってもよい。
このようにラミネート加工された筒状織布は、さらに必
要な部分に穴あけ加工されていてもよい。
例えば、その筒状織布か外出用の袋物の素材に予定され
ているような場合には、袋物に加工される前の筒状織布
の段階で、例えば提げ手部分などがあらかじめ穴開は加
工されていると、袋物の加工が容易になって好ましい。
本発明にかかわる筒状織布は、通常、所定の長さに裁断
し、一方の口をふさいで袋状にする。具体的には、縫製
、接着剤による接着、ヒート・シールなどによる。この
ように一方のふさがれた筒状織布は、直接に収納袋とし
て用いられてもよく、更に加工して収納袋として用いら
れてもよい。
このような筒状織布は、一方の口のふさがれた筒状織布
の破裁図を示している第1図でも明らかなように、片側
面だけのラミネート加工の場合、袋の表面1はフィルム
状にラミネートされていて比較的平滑であるが内側は平
滑でなく、内側には織布の縦糸と横糸との絡み合いで出
来ている無数の凹凸2が認められる。なお、このように
して製造された筒状織布は裏返して袋状に縫製して用い
てもよい。
このようにフィルム状にラミネート加工された筒状織布
には、同様に加工した一重織りの織布と全く同等の防水
性、防湿性又は保温性がある。また、ラミネート加工が
筋状又は編み目状にされているものは、デザインしたい
でより美しくなることもある。しかも、−重織の平板状
の織布が縫い合わされて、筒状に加工された織布とは違
って、筒状部分に合わ仕口部分がなく、それだけ布とし
て丈夫であり耐久性も高い。また、デザイン的にら簡素
でスマートである。本発明にかかわるラミネート加工さ
れた筒状織布又は収納袋には、このようないろいろな特
徴がある。
〔作用〕
以下、ラミネート加工機を中心に本発明の作用について
説明する。
まず、周方向に継ぎ目なく筒状に織られている筒状織布
を繰り出し装置から順送りする。繰り出し装置には、筒
状織布をラミネート加工する而の原反を巻いておくリー
ルが設けられているとよい。
またその操り出し装置は、ラミネート加工の終わった筒
状織布を巻き取る巻き取り装置と一体に形成され、しか
も定常回転を行う電動機に直結されているとよい。
本発明では、繰り出し装置から順送りされてくるその筒
状織布を周方向に膨らませる。膨らませるには案内子、
すなわちマンドレルをその筒状織布の中に分け入らせれ
ばよい。マンドレルは、繰り出し機側の先端に近い方ほ
ど直径が小さくなっているとよく、形としては紡錘形で
あると特に好ましい。また、このマンドレルは筒状織布
の大きさに応じて直径を変えることができ、また、筒状
織布の材質に応じて自重を変えることができるものであ
ると更によい。しかも、マンドレル外周側面には、順送
りされる筒状織布をそのマンドレルとの間に挟み、筒状
織布径の変動に対応できるスプリングバー(翼)が組み
込まれていると一層よく、このスプリングバーは織布の
送り方向側に末広がりに形成されているとよい。このよ
うなスプリングバーが設けられていると、カミネート加
工直前の筒状織布のしわの発生を防止できる。スプリン
グバーは筒状織布の内側、すなわち筒状織布とマンドレ
ルとの間に設けられてもよい。このようにすると、順送
りされる筒状織布にしわがよってその厚さが変わった場
合、しわを平らならとの状態に戻す。更に、溶融状態の
樹脂が筒状織布の編み目を通ってマンドレルに直接粘着
することが少なくなる。つまり、順送りされる筒状織布
がマンドレルに接着してマンドレルの位置をずらすとい
うようなことが少なくなってよい。
このようなマンドレルによって膨らまされた筒状織布は
、膨らんだ状態でリング状のサーキュラ−ダイの内側に
順送りされる。このリング状のサーキュラ−ダイは筒状
織布にラミネートすべき熱可塑性樹脂の筒状フィルムを
押し出す押出機に連結されている。
押出機には筒状織布にラミネートすべき熱可塑性樹脂を
供給する。このようにしてサーキュラ−ダイから溶融状
態の熱可塑性樹脂を押し出すと、筒状織布の表面に熱可
塑性樹脂を筒状にラミネートさせることができる。
溶融状態の熱可塑性樹脂のラミネートされた筒状織布は
、冷却装置によって冷却された後で巻き取り機によって
巻き取られるとよい。ここで用いられる冷却装置には冷
風又は冷却水を噴き出ずことのできる装置、あるいは筒
状織布を冷却水中へ直接導入できる装置など公知の装置
を挙げろことができるが、冷風を吹き出すエアーリング
が特に好ましい。
ラミネート加工された筒状織布は巻き取り装置によって
巻き取られる。筒状織布にラミネートされている熱可塑
性樹脂は、通常、50℃以下に冷却される。なお、熱可
塑性樹脂が冷却されラミネート加工の終わったその筒状
織布は、続いて別工程で裁断されて通常はミシン縫いさ
れ、次いで袋加工される。
サーキュラ−ダイの押し出し口が熱可塑性樹脂の多層押
し出し口であると、膨らんでいる部分の筒状織布の表面
に熱可塑性樹脂を、フィルム状、筋状又は編み目状に押
し出し多層にラミネートさせることができる場合がある
。筒状織布がいったんフィルム状、筋状又は編み目状に
ラミネート加工された後、その上面が更にフィルム状、
筋状又は編み目状にラミネート加工されてもよい。
ラミネート加工は必要に応じて筒状織布の外側面のみに
行なってもよく、また裏表を返して外側と内側の両面に
行われてもよい。また全周面に行われてもよく、ある特
定の一部分だけに行われてもよい。
そのほか、サーキュラ−ダイから押し出された熱可塑性
樹脂をラミネートさせた筒状織布を、巻き取り機によっ
て巻き取る前の段階で筒状織布の必要部分に穴開は加工
を行うという方法を採ることができる。このようにする
と、例えばその筒状織布が外出用の袋物の素材に予定さ
れているような場合には、筒状織布を更に加工して袋物
にする工程が簡略化されて好ましい。
上記のように本発明にかかわる筒状織布のラミネート加
工方法は、通常は二重に折り畳まれている筒状織布を筒
状に復元し、サーキュラ−ダイを用いてその開状態にさ
れた織布に熱可塑性樹脂をラミネートさせるという方法
を採っている。従って、通常は数百メートルの長さにも
及ぶ筒状織布を連続的に円形に復元させる必要があるた
め、その復元さ仕る手段と、筒状織布をサーキコラーダ
イのリング内に一定速度で送っていく手段と、さらに、
ラミネート加工の樹脂を一定の厚さに保っていくための
手段が採られている。
通常、ラミネート加工された筒状織布は一定の長さごと
に裁断され、裁断された口は縫い合わされたりなどして
とじ合わされ、幾つかの加工が行われて袋物にされる。
〔実施例〕
以下、本発明にかかわる筒状織布のラミネート加工方法
及びラミネート加工機の実施例について添付した図面を
交えながら説明する。
〈実施例1〉 本発明の第1の実施例は次のとおりである。
第2図は本実施例に用いられた筒状織布のラミネート加
工機である。
周方向に継ぎ目なく筒状に織られシート状に畳まれた筒
状織布Aを図示外のリールにロール巻きした繰り出し装
置lOと、ラミネート加工の終わった筒状織布Aをリー
ルで巻き取る巻き取り装置11とが一体化されて設けら
れている。なお、その繰り出し装置10と巻き取り装置
11に設けられている各リールは図示外の電動機で駆動
されている。
電動機が定速で回転して上記繰り出し装置IOから筒状
織布Aが繰り出されると、開織布Aは、筒状織布Aの送
り出し方向に設けられているテンションローラ12によ
って布の張りぐあいか調節される。
テンションローラ12は、12a、 12b、 12c
、 12d  の4つからなって筒状織布Aの送り方向
に配置され、その各々は独立して回転速度を変えられる
ようになっている。
テンションローラ12によって張りぐあいが調節された
筒状織布Aはラミネート加工機の本体20内に送られて
熱可塑性樹脂が付着される。本体20内部の最下部には
筒状織布Aの送り方向を正すガイドロール21が設けら
れている。ガイトロール21によって本体20の中で方
向が正された筒状織布Aは、本体20の下部ガイドロー
ル21の上方に設けられている下部ピンチロール22に
よって両側から挟持されながら更に上方に送られるよう
になっている。
ピンチロール22の上方には筒状織布Aの中にマンドレ
ル23が分け入るように設けられている。すなわちマン
ドレル23は、第3図(a)に示されているように、マ
ンドレル23の下方で、四方に配置された回転の自由な
4つの保持ロール24a、  24b24c、 24d
の上に載せられ、先端を下に向けて1投けられている。
このマンドレル23は、いわゆる縦長の紡錘形をしてお
り、筒状織布Aの送られてくる繰り出し機10側の先端
に近い方ほど直径が小さくなっている。マンドレル23
は、筒状織布Aの大きさに応じて直径を変えることがで
き、また、筒状織布Aの材質に応じて自重を変えること
ができるように形成されている。マンドレル23は、更
に下部支持ロール25によって横方向に支持され縦長の
姿勢が維持されている。この下部支持ロール25は第3
図(b)に示されているように、マンドレル23の四方
に配置された25a、 25b、 25c、 25d 
 の4つの組ロールで形成されている。筒状織布Aは、
マンドレル23と保持ロール24との間、マンドレル2
3と下部支持ロール25との間を通り抜けて順送りされ
る。
マンドレル23の周囲にはスプリングパー26がその長
さ方向を筒状織布Aの送り方向に向けて第4図に示すよ
うに棚状に設けられている。マンドレル23の下部に設
けられている下部支持ロール25を経由した筒状織布A
は、マンドレル23の周りを囲むスプリングパー26の
外周を覆って順送りされるが、スプリングパー26は、
保持ロール24、下部支持ロール25を筒状織布Aが通
過することで筒状織布Aにしわがよってその厚さが変わ
った場合、筒状織布Aのしわを平らならとの状態に戻す
作用をする。
マンドレル23の周りにはリング状のサーキュラ−ダイ
27が水平に設けられていて、マンドレル23はそのサ
ーキュラ−ダイ27によって周方向から囲まれている。
このザーキュラーダイ27は押出1幾27aにヘット2
7bを通じて連結されており、サーキュラ−ダイ27は
筒状繊布Aに付着すべき熱可塑性樹脂を筒状織布/\の
周囲に筒状に押し出すようになっている。しかもこのザ
ーキラータイ27は、縦長方向に設けられているマンド
レル23の中心軸とザーキュラーダイ27の中心軸とが
ほぼ合うにしてマンドレル23を囲んでおり、そのため
マンドレル23が分け入っている筒状織布Aについてら
外周から囲んでいる。サーキュラ−ダイ27には、図示
外の熱可塑性樹脂の多層押し出し口が設けられている。
また、サーキュラ−ダイ27には、ザーキュラーダイ2
7の筒状織布Aに而する側で樹脂押し出し口辺外の部分
に断熱隔壁34が設けられていて、不必要な高熱が筒状
織布Aに伝えられることを防いている。
サーキュラ−ダイ27の上方には筒状織布Aを1順次冷
却するためにエアーリング29が筒状織布Aを取り囲ん
で設けられている。エアーリング29は工アーホース2
8からの供給冷気を吹き出す。筒状織布Aがその冷気を
受けると、筒状織布Aの表面に付着されていた高温溶融
状態の熱可塑性樹脂が短時間に冷却され硬化される。
上記エアーリング29の上方には上部支持ロール30が
設けられており、冷気によって表面の熱可塑性樹脂の硬
化された筒状織布Aが、この上部支持ロール30に送ら
れる。この上部支持ロール30は下部支持ロール25の
上方にあって、下部支持ロール25とともに上記マンド
レル23を、筒状織布Aの上から横方向から支持し、マ
ンドレル23を縦長方向に姿勢を保たせている。なお上
部支持ロール30は、四方に配置された4つの組ロール
からなっている。
マンンドレル23の上方にはピンチロール31が設けら
れている。筒状織布Aは上部支持ロール30(4本)と
、挟持ロール33(2本)を経由して更に上部ピンチロ
ール31に順送りされる。このピンチロール31は、筒
状織布Aを両側から挟持し、マンドレル23によって膨
らんだ筒状織布Aを再びシート状に折り畳んでいる。
上部ピンチロール31によってシート状に戻された筒状
織布Aは、−枚のシート状になって本体20から送り出
され、本体20の外部に設けられているガイドロール3
2によって方向を調整されながら、上記した巻き取り装
置11に巻き取られる。
以上のラミネート加工機を用い、高密度ポリエチレン繊
維で周囲120cm長さ40(Inに織られた筒状織布
Aに対して、その表面に溶融状態の低密度ボリエヂレン
(以下、rLDPEJという)をラミネート加工した。
まず、筒状織布Aをラミネート加工機に展張するにあた
り、二重折りされた筒状織布Aの原反を繰り出し装置I
Oから繰り出し、テンションローラー12を経由させて
加工機本体20の下部に繰り込む。
加工機本体20の中では、筒状織布Aを、ガイドロール
21を経由させ、下部ピンチロール22に挟持させて通
し、マンドレル23を筒状体の内側に分け入らせ、筒状
織布Aを膨らませながら、支持ロール25、サーキュラ
−ダイ27の内側に通し、さらに、上部支持ロール30
と33の内側に筒状織布Aを通した後に機械的に駆動さ
仕サーキュラーダイ27の押し出し口からは高温溶融状
態にあるLDPEをフィルム状に押し出して筒状織布A
の表面に筒状に付着させた。高温状態で付着されたその
フィルム状のLDPEにはエアーリング29からの冷気
を噴き付けて連続的に固化させた。このようにしながら
、加工機本体20の上部にあるピンチロール30にm状
織布Aを挟持させ、加工機本体20から順次操り出し、
ガイドロール32を経由さ仕、筒状織布Aを巻き取り装
置IOで巻き取った。
なお、筒状織布Aの表面にラミネートされているLDP
Eを常温で更に24時間かけて養生しく成形後の後収縮
は約24時間で平衡状態に達する)、ラミネート加工さ
れた筒状織布Aを所定長さに裁断して一方の開口端をミ
シン縫いして袋加工した。
このようにフィルム状にラミネート加工された筒状織布
Aは、−重織の板状の織布から加工された織布と同様に
、防湿性、保温性などで全く同等の物性を発揮し、その
うえ、防水性については周方向に継ぎ目がないため、そ
の部分から水が侵入することがなく、性能が向上した。
また、−重織の板状の織布から加工された織布とは違っ
て、筒状部分に継ぎ目がなく、それだけ布として丈夫で
あり耐久性ら高いことが認められた。また、デザイン的
にら簡素でスマートであった。
〈実施例2〉 本発明の第2の実施例は次のとおりである。すなわち、
マンンドレル23とサーキュラ−ダイ27とは、その両
者で組みになり、筒状織布の送り方向に、連続的に2組
設けられている。そのほかは。
実施例1と同様である。
マンンドレル23とサーキュラ−ダイ27とが連続的に
2組設けられているから、2層のラミネート加工を行う
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明にかかわるラミネート加工された筒状織布は、フ
ィルム状にラミネートした場合、ラミネート加工された
一重織りの織布と比べて防湿性、保温性などで全く同等
以上の物性を発揮し、しから−重織の板状の織布から加
工された織布とは違って、筒状部分に合わせ部分がなく
、それだけ布として丈夫であり耐久性も防水性ら高い。
また、デザイン的にも簡素でスマートになる。
本発明にかかわる筒状織布のラミネート加工方法及び加
工機によれば、上記のような優れた織布を経済的に安く
かつ容易に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る筒状織布から得られた収納袋の一
部裁断図、第2図は本発明にかかわるラミネート加工機
の一実施例を示した一部破哉図、第3図(a)は、保持
ロールの上に、マンドレルが載った水平断面図、第3図
(b)は下部支持ロールがマンドレルを支持している水
平断面図である。 l・・袋表面、       2・・・織布の凹凸模様
、10・・・繰り出し装置、    11・・巻き取り
装置、23・・・マンドレル、     27・・サー
キュラ−グイ、27b・・押出機。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周方向に継ぎ目なく筒状に織られ、表面が熱可塑
    性樹脂によりラミネート加工されている筒状織布。
  2. (2)一方の口をふさいで袋状にした特許請求の範囲第
    1項に記載の筒状織布。
  3. (3)周方向に継ぎ目なく筒状に織られた筒状織布を径
    方向に膨らませながら、熱可塑性樹脂の押出機に接続さ
    れているリング状のサーキュラーダイの内側に順送りし
    つつ、そのサーキュラーダイから押し出される溶融樹脂
    を筒状織布の表面に付着させることを特徴とする筒状織
    布へのラミネート方法。
  4. (4)サーキュラーダイから押し出される溶融樹脂はフ
    ィルム状、筋状、若しくは網目状、又は、これらを互い
    に層状に組み合わせたものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項に記載の筒状織布のラミネート加工方
  5. (5)周方向に継ぎ目なく筒状に織られた筒状織布を順
    送りする繰り出し装置と、その繰り出し装置から繰り出
    されてくる筒状織布の内側に分け入り、次々にその筒状
    織布を径方向に膨らませるマンドレルと、そのマンドレ
    ルの周りを通過していく筒状織布に付着すべき溶融樹脂
    を押し出す押出機に連結され、膨らんだ筒状織布の周り
    を囲んで筒状織布の周りに溶融樹脂を押し出すリング状
    のサーキュラーダイと、そのサーキュラーダイから押し
    出された溶融樹脂を周囲に付着させた状態の筒状織布を
    巻き取る巻き取り装置とを備えた筒状織布のラミネート
    加工機。
  6. (6)サーキュラーダイは、水平になるようにして設け
    られ、マンドレルは、水平に設けられたサーキュラーダ
    イの中心軸上にあって、少なくとも先端をサーキュラー
    ダイより繰り出し機側にして、下方から複数の支えロー
    ルで支えられて設けられている特許請求の範囲第5項に
    記載の筒状織布のラミネート加工機。
  7. (7)マンドレルは、繰り出し機側の先端に近い方ほど
    直径が小さくなっている特許請求の範囲第5項又は第6
    項に記載の筒状織布のラミネート加工機。
  8. (8)サーキュラーダイは、樹脂の多層押し出し口が備
    えられている特許請求の範囲第5項〜7項に記載の筒状
    織布のラミネート加工機。
  9. (9)マンドレルとサーキュラーダイとは、その両者で
    組みになり、筒状織布の送り方向に、連続的に複数設け
    られている特許請求の範囲第5項〜8項に記載の筒状織
    布のラミネート加工機。
  10. (10)サーキュラーダイと筒状織布の巻き取り装置と
    の間には、押し出されて筒状織布に付着された熱可塑性
    樹脂を冷却する冷却装置が設けられている特許請求の範
    囲第5〜9項に記載の筒状織布のラミネート加工機。
  11. (11)サーキュラーダイと筒状織布との間には、サー
    キュラーダイの樹脂押し出し口以外の部分に断熱隔壁が
    設けられている特許請求の範囲第5〜10項に記載の筒
    状織布のラミネート加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004103694A1 (en) * 2003-05-26 2004-12-02 Gale Pacific Limited Woven fabric and manufacture thereof
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