JPH02142740A - フルオロアルコールの製法 - Google Patents

フルオロアルコールの製法

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JPH02142740A
JPH02142740A JP63297000A JP29700088A JPH02142740A JP H02142740 A JPH02142740 A JP H02142740A JP 63297000 A JP63297000 A JP 63297000A JP 29700088 A JP29700088 A JP 29700088A JP H02142740 A JPH02142740 A JP H02142740A
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Tsutomu Yoshida
力 吉田
Kunitada Tanaka
邦忠 田中
Yasunori Chiba
千葉 泰伯
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフルオロアルコールの製法に関する。
(従来の技術) フルオロアルコールは、撥水撥油剤、界面活性剤、離型
剤等の中間体として有用な化合物である。
従来、フルオロアルコールの製法として、フルオロアル
キル沃化物又は臭化物を出発物質とし、これと■発煙硫
酸又はクロロ硫酸を接触させて硫酸エステルを製造し、
次いで加水分解する方法(特公昭40−19085号、
特公昭58−39135号)、■ツメチルホルムアミド
及び水と接触させる方法(特公昭52−8807号)、
■非酸化性の酸素酸又はヨウ化水素の水溶液中でpH2
以下の条件で加水分解する方法(ドイツ公開N o、2
318677)、0重金属イオン触媒の存在下、有機溶
剤中、水と接触させる方法(特開昭63−22040号
)等が知られている。しかし、■の方法では発煙硫酸や
クロロ硫酸は腐食性が強く、しかも加水分解困難なノア
ルキルサル7工一トや塩素化物が多量に副生じ、■の方
法では有機溶剤を使用するので危険であり、ジメチルア
ミン、ギ酸の副生があり、回収上問題となる。又、末端
が二重結合の化合物が多量に副生する等の問題がある。
更に■の方法はpH2以下の強酸性下の条件で、200
℃以上の畠温、高圧反応で、発生するH Iに耐え得る
材質の選択が困難である。又、■の方法では有機溶剤を
使用するので危険であり、重金属を使用するためその毒
性、公害の発生、回収の問題等を有している。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は危険な薬品、有機溶剤、重金属等を使用
しない、安全で且つ収率の良いフルオロアルコールの製
法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は一般式 %式%) (Rfは炭素数2〜13のフルオロアルキル基若しくは
フルオロアルキレン基、+1はRfがフルオロアルキル
基のときは1、フルオロアルキレン基のときは2)で表
わされるヨウ化物を、ベタイン型界面活性剤及び水と接
触させることにより一般式%式%) (Rf及びnは上記に同じ)で表わされるフルオロアル
コールを得ることからなるフルオロアルコールの製法に
係る。
本発明では、ベタイン型界面活性剤の一部分又は大部分
をその他のベタイン化合物で置き換えることができる。
本出願人は先に本発明と同様の出発原料であるヨウ化物
をベタイン化合物と接触させて中間体を得、次いで該中
間体を加水分解することからなるフルオロアルコールの
製法について特許出願(特願昭62−161500号)
しているが、この方法は水の非存在下で中間体を得る第
1工程及び次いでアルカリ水溶液の存在下で加水分解す
る第2工程からなる2段反応であり、本発明の1工程か
らなる1段反応とは相違するものである。
本発明において出発原料は 一般式 %式%) (Rfは炭素数2〜13のフルオロアルキル基若しくは
フルオロアルキレン基、11はRfがフルオロアルキル
基のときは1、フルオロアルキレン基のときは2)で表
わされるヨウ化物であり、具体例としては、CF3(C
F2)7CH2CH211CF3(CF2)、CH2C
H2I、(CF 3)2CF (CF 2LCH2CH
2I、IC1−l2CI42(CF20F2)2CH2
CH2I、ICH2CH2(CF20F2)3CH2C
H2I等を挙げることができる。これら化合物の製法は
、ツヤ−ナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエティー19
50年3041頁、ザ・ジャーナル・オブ・オーガニッ
ク・ケミストリー 23巻1166頁(1958年)等
に記載されている。
本発明で使用されるベタイン型界面活性剤の好適な例は
一般式 %式% (R1,R2は炭素数1〜5のアルキル基、R3は炭素
数6〜24、好ましくは8〜20のアルキル基)で表わ
される化合物であり、例えば C3H17(CH3)2N@CH2Co2θC,□H□
、(CH,)2NeC!−12CO2θC18H37(
CH3)2N @CH2CO2θ等を挙げることができ
る。又、本発明では必要に応じ上記ベタイン型界面活性
剤の一部分ないし大部分を一般式 %式% (R’、R2及びR4は炭素数1〜5のアルキル基)で
表わされるベタイン化合物で置き換えることができる。
これらベタイン型界面活性剤及びその他のベタイン化合
物の製法は例えば米国特許第2,800.502号明細
書等に記載されている。
本発明では原料ヨウ化物1当量(ヨウ化物1モルは、n
が1のとき1当量、2のとき2当量)に対して、ベタイ
ン型界面活性剤を通常1〜20当量、好ましくは1.2
〜5当量使用し、ベタイン型界面活性剤以外のベタイン
化合物で置き換えるときは、ベタイン型界面活性剤は0
.2当量以上とするのが良い。又、原料ヨウ化物1当量
に対して水を通常1〜200当量(水の1モルは2当量
)、好ましくは2〜140当量使用する。反応温度は、
通常80〜200℃、反応速度、加熱の容易さの点で好
ましくは120〜160℃である。反応時間は通常1〜
10時間程時間子分であり、好ましくは2〜6時間程度
である。本発明ではベタイン型界面活性剤と接触させる
ため、有機溶剤を使用する必要がない。
本発明の目的物は通常公知の手段で分離、精製され、例
えば抽出、蒸留、再結晶、ガスクロマトグラフィー、カ
ラムクロマトグラフィー等の手段を用い得る。
(発明の効果) 本発明の製法は危険な薬品、有機溶剤、重金属を使用し
ない、従って安全で、有機溶剤の回収工程がない。又、
本発明の方法では出発原料の転化率、目的物の選択率が
良い。
(実 施 例) 以下に実施例を挙げて説明する。
実施例I CF s(CF 2)7CH2CH2I  57.4g
(100smol)、水100g及びベタイン型界面活
性剤としてCl2H25(CH3)2N@CH2COO
θ 32.6g(120+amol )を2001のオ
ートクレーブに仕込み、150℃で6時間加熱撹拌した
。反応混合物を室温に冷却後、水及びトリクロロトリプ
ルオロエタン(R−113)のそれぞれ100IIll
で抽出後、油層をガスクロマトグラフィーで分析した。
転化率99%、選択率96%でCF、(CF2)、CH
2C820Hが得られた。
実施例2 ICH2CH2(CF2)6CH2CH2I 61,0
B(100鋤mol)、水100g及びベタイン型界面
活性剤としてC,2H25(CH3)2NΦCH2C0
0e  65.1[1(240mmol)を2001の
オートクレーブに仕込み、150℃で6時間加熱撹件し
た。反応混合物を室温に冷却後、水及びR−113のそ
れぞれ100I111で抽出後、油層をガスクロマトグ
ラフィーで分析した。
I C82CH2(CF 2 ) s CH2CH2I
の転化率は99%で、I]○C82CH2(CF 2 
) s CH2CH20Hの選択率は90%であった。
CH2= CH(CF 2)6CH2CH20Hが8%
副生じていた。
実施例3 CF 3(CF 2)?CH2CH2143,1g(7
51ol)、(CH3)3N ”  CH2COOe 
 8.8g(75mmolL水608及びベタイン型界
面活性剤としてCI 2825(CH3)2Ne  C
H2C00θ  4.1g(15mmol)を200鎗
1のオートクレーブに仕込み、150℃で6時間加熱撹
拌した。反応混合物を室温に冷却後、水及びR−113
のそれぞれ1001で抽出後、油層をガスクロマトグラ
フィーで分析した。転化率99%、選択率97%でCF
 3(CF 2)、CH2CH7OHが得られた。
比較例1 実施例1のベタイン型界面活性剤の代りにアニオン系界
面活性剤であるラウリル硫酸ナトリウム32.8g(1
20mmol)を用いる以外は実施例1と同様の操作を
行ったところ、CF 3(CF 2 ) 7 CH2C
H2■の転化率は0%であった。
比較例2 実施例1のベタイン型界面活性剤の代りにカチオン系界
面活性剤であるオクタデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド41.8g(120mMol )を用いる以外
は実施例1と同様の操作を行ったところ、CF 3(C
F 2)7CH2CH21の転化率は0%であった。
比較例3 実施例1のベタイン型界面活性剤の代りに7ニオン系界
面活性剤である を用い、反応条件を100℃、24時間にした以外は実
施例1と同様の操作を行ったところ、CF 、(CF2
)7CH2CH2■の転化率は0%であった。
(以 上) 出 願 人  ダイキン工業株式会社 代 理 人  弁理士 1)村  巌 手 続 補 正置 昭和63年12月28日 昭和63年特許願第297000号 2、発明の名称 フルオロアルコールの製法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代 理 人 5、補正命令の日付 自   発 6、補正の対象 明細書中「発明の詳細な説明」の項 7、補正の内容 (1)明細書中第7頁第5行

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 Rf(CH_2CH_2I)n (Rfは炭素数2〜13のフルオロアルキル基若しくは
    フルオロアルキレン基、nはRfがフルオロアルキル基
    のときは1、フルオロアルキレン基のときは2)で表わ
    されるヨウ化物を、ベタイン型界面活性剤及び水と接触
    させることにより一般式Rf(CH_2CH_2OH)
    n (Rf及びnは上記に同じ)で表わされるフルオロアル
    コールを得ることからなるフルオロアルコールの製法。
  2. (2)ベタイン型界面活性剤が一般式 R^1R^2R^3N^■CH_2CO_2^■(R^
    1、R^2は炭素数1〜5のアルキル基、R^3は炭素
    数6〜24のアルキル基)で表わされる化合物である請
    求項1記載の製法。
  3. (3)ベタイン型界面活性剤の一部分ないし大部分を一
    般式 R^1R^2R^4N^■CH_2CO_2^■(R^
    1、R^2及びR^4は炭素数1〜5のアルキル基)で
    表わされるベタイン化合物で置き換える請求項1記載の
    製法。
JP63297000A 1988-11-24 1988-11-24 フルオロアルコールの製法 Expired - Lifetime JPH082814B2 (ja)

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DE1989608104 DE68908104T2 (de) 1988-11-24 1989-11-23 Verfahren zur Herstellung von fluorierten Alkoholen.
EP19890121665 EP0371399B1 (en) 1988-11-24 1989-11-23 Process for preparing fluoroalcohols
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012578A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Asahi Glass Co Ltd 有機ハロゲン化合物と高温高圧水との反応方法
US6894197B2 (en) 2001-07-02 2005-05-17 Tosoh F-Tech, Inc. Process for producing fluorinated alcohol

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