JPH02142371A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JPH02142371A
JPH02142371A JP1003977A JP397789A JPH02142371A JP H02142371 A JPH02142371 A JP H02142371A JP 1003977 A JP1003977 A JP 1003977A JP 397789 A JP397789 A JP 397789A JP H02142371 A JPH02142371 A JP H02142371A
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JP
Japan
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rotating drum
piezoelectric element
piezoelectric
ultrasonic motor
drive
Prior art date
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JP1003977A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kuwabara
重雄 桑原
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧電素子を駆動源にする超音波モータに関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、積層形の圧電素子を用いた超音波モータの一例と
しては、第17図に示される。
第17図は従来の超音波モータの一例を示す斜視図であ
り、円輪状にした圧電体109の上部に振動板110が
固着され、これらがケース115に取着されている。ま
た、振動板110の円板表面に対向せしめて、回転円板
111の円輪板面を密接させ、この面を強く押すように
回転円板111の側面より皿ばね112により押接し、
これを固定する抑え金116など一体的に軸113に回
転可能なよう軸着し、さらに圧電体109に電線114
を接続して超音波モータを一体構築している。
かようなごとく構成された超音波モータは、電線114
より直流電源がパルス的に供給されると、圧電体109
は円輪状に複数的に分割され、交互に極性動作が隣り合
わせになっているので、何個の円輪状の素子部位では厚
み方向に伸縮する。この表面に振動板110が固着され
ているので一体的に変位し、この伸縮する振動数と振動
板1100円輪部の固有振動数が等しくなっているので
、伸縮の撮動は増幅されて振動板110の表面が横振動
、すなわち回転円板111の回転方向の振動により波打
ち的に厚み方向に変位を伴って、電源の印加に相応して
円輪の板面上に順次波が進行して回転移動する。
この表面には回転円板111が押接されているので、こ
の押接部の摩擦作用すなわち振動板110の横振動作用
に対する回転円板111の反作用により波の進行方向と
は逆の方向へ回転円板111は回転する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した構成においては、振動板110の表面
波の速度は、円輪の接線に対し幅方向(図中Wで示す)
で一定速に移動する。しかるに、軸1!3に対する変位
角度θと、その回転半径Rと、波の移動距離Sの間には
、 8=R4 の関係が必要であるが、振動板110の幅Wが線でない
限り回転半径孔は#AWの分、上下限で差異があり、波
の移動一定とすれば、変位角度0は常に異った値となり
、振動板110が剛体である限り、変位角度aが異った
運動は許されず@W上でスリップを伴って回転円板11
1は運動することになる。
このことにより、回転トルクが有効に得られなかったり
、圧電体109側の力を増しても、それを受ける回転円
板111側の幅Woを増すと、前述のようにスリップが
多くなり、発熱などを伴い、幅W。
を小さくせざるを得なくなる。もちろん摩擦面積が小さ
くとも押接力を大きくすれば摩擦力は増加するが、面圧
が高くなると板面材の摩擦量が増加するので実用には供
されず、結果的に小さな容量しか得られず、しかも効率
が悪くなる。また半径を大きくすれば、トルクは大きく
なるが、現在の技術では大きくすると、精度、安定性な
どの問題で余り大きく出来ない。すなわち結果的に小容
量のものしか製作されず、大きな問題となっている・現
在市販されている一般的な進行波型のものとしては、容
量4W、トルクT=4kg−amと極めて小さなものが
殆んどである。
本発明は上述した点に鑑みて創案されたもので、その目
的とするところは、高効率で大容量の超音波モータを提
案することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
つまり、その目的を達成するための手段は、先に出願し
た特願昭63−97796号および特願昭63−204
989号として イ、 請求項第(1)項において、 圧電素子を駆動源にする超音波モータにおいて、圧電素
子の一端を固定金で固着し、その延長中間部位をゴムな
どの弾性体を固着して保持し、他端に耐摩性摩擦材、例
えばセラミックスなどのチップを備えて一体化したもの
を複数的に配設してブロック化し、このブロック化した
ものを、回転ドラムの円周上に圧電素子が放射状に配設
されるようにすると共に、圧電素子の先端が横撓み変位
をしたとき、チップが回転ドラムを一方向に回転駆動す
るような所要の隙間Cと接触角Iをもって配設し、更に
回転ドラムの中心に対し、正方向あるいは逆方向に回転
駆動するよう、圧電素子の配設接触角θを対称向きにし
た左右二種の圧電素子ブロックを各各交互に対称的に複
数配設し、これらのブロックをケースに固定すると共に
、回転ドラムを軸に固定して回動できるようベアリング
で支持し、これらを一体構築することにある。
口、請求項第(2)項において 前記ブロック化したものを、回転ドラムの内周部位に配
設するものである。
ハ、請求項第(3)項一ζおいて 前記ブロック化して回転ドラムに形成したものを、1個
の回転ドラムの軸長手方向の部位に複数列備え、一方の
列の圧電素子の接触角θ′に対し他方の列の圧電素子の
接触角θ′を対称的に配するものである。
次に今回出願したものとして下記の4つがあり、二、請
求項第(4)項において 圧電素子を駆動源にする超音波モータにおいて、すべり
変位(ひしやがり変位)をするすべり形の前記圧電素子
の可動端に中間材を配し、この先に伸縮変位をする積層
圧電素子を配し、さらにこの先に駆動材を配し、この駆
動材の他端は回転ドラムの外径と等価な円径状を形成せ
しめ、前記すべり圧電素子の固定端を受け体に一体接合
し、この受け体は重なり部およびその両側面より板ばね
体を張り出してこれらを一体形成せしめ、この板ばね体
を前記回転ドラムの外径と接線位置に配し且つ前記駆動
材が回転ドラムの外径部を所要の力で押圧するようにば
ね力を付与して他端を定置固定し、さらに前記受け体が
回転ドラムの中心方向のみに移動可能となし、他の方向
には支持固定するスト、バーを設け、これらを一体的に
ブロック化したものを回転ドラムに対向状に複数的に配
設し、また回転ドラムはベアリングなどで回転支持して
一体構成するものである。また、すべり圧電素子と積層
圧電素子を一体化した可動先端に駆動材を配したものに
おいて、駆動材の他端を平面形状になし、この面に対向
させて前記の回転ドラムに替り平面状の可動棒に所要の
ばね力を付与して配設し、この可動棒を圧電素子の可動
方向である水平方向のみ自在に可動可能となし、他の方
向には保持固定するように支持し、これらを一体構成し
、この可動棒が圧電素子の動作に相応して直線運動の駆
動をなすようなりニアモータとしてもよい。
ホ、請求項第(5)項において 圧電素子を駆動源にする超音波モータにおいて、円輪形
状で電圧印加により径方向に一様に伸縮する円輪形の前
記圧電素子を用い、この円輪の外径部位に弾性を有する
一カ所割りを入れた駆動割りリングを一様に密接させて
嵌着し、この駆動割りリングの他端を自由に移動可能に
し、この部位のリング外径部を所要の長さ分だけ凸起さ
せ、その他のリング外径部はこの凸起径より所要分小さ
くすると共にこの外周に備えた回転ドラムの内径に少な
くとも前記円輪形の圧電素子の外径方向の伸びより小さ
い所要の隙間を持たせて配設し、この回転ドラムを軸と
一体化し、これらを回転可能にベアリングなどで支持し
、さらにケースなどにより全体を構築し、前記圧電素子
が径方向に伸びることにより前記駆動リングの凸起部が
この径の広がり分だけ周方向へ略移動しながら圧電素子
の径方向の伸びにより径方向に広がって回転ドラムの内
面に圧接し、この圧接摩擦力により周方向への移動力を
伝達して回転駆動を一方向に得るよう一体構成するもの
である。
へ、請求項第(6)項において 駆動割りリングの固定位置に対し割りおよび凸起部の位
置を左側にして一体構築した左組と、右側にした右組の
二種の回転駆動構成したものを、一個の回転ドラムに複
数状に具備することにより左右任意の回転方向が得られ
るように一体構成するO ト、請求項第(7)項において 円輪形の圧電素子の内径に駆動割りリングの外径部を一
様に密接させ、駆動割りリングの他端の所要長さに内径
部位の内径方向に凸起部を設け、この凸起部に回転ドラ
ムの外径部を所要の隙間をもたせて嵌設し、これらを一
体構成する。
〔作 用〕
その作用は、次に述べる実施例において併せて詳述する
以下、本発明の超音波モータの一実施例を、各請求項お
よび図面に基づいて詳述する。
〔実施 例〕
(イ)請求項第(13項において 第1図は本発明のものの一実施例を示す全体構成断面図
、第2図は第1図のアーア矢視断面図、第3図は第1図
の圧電対近傍主要部構成図である。
まず始めに、圧電対としてのバイモルフ形圧電素子は市
販されている素子で、例えば素子の極性端に十電荷を与
えると、伸びる圧電素子と、逆に縮む素子の二種類を、
リン青銅などのばね作用を有する薄板を中央にして、こ
の画素子と薄板材を一体化して固着せしめたもので、こ
の素子の極性端に十電荷を与えると、片方の素子は伸び
、他方の素子は縮む。結局、電荷を与えると横撓みを生
じ、電荷を切ると、中央の板ばね作用により、元の真直
ぐに弾性力を持って復元するように可動する素子である
。もちろん十極性に逆の一電荷を印加すれば、圧電対は
逆の方向に撓みを生じる。
このようなバイモルフ形の圧°醒素子すなわち圧電対2
を駆動源にする超音波モータにおいて、第3図に示すよ
うに圧電対2の一端を固定金5で固着し、その延長中間
部位をゴムなどの弾性体4を固着して保持するようこの
弾性体4を固定金5に固着し、他端に耐摩性摩擦材、例
えばセラミックスなどのチップ3を備えて一体化したも
のをgt図に示すように複数的に配設してブロック化し
、ブロック化したものを、回転ドラム1の円周上に圧電
対2が放射状に配設されるようにすると共に、圧電対2
の先端が横撓み変位をしたとき、チップ3が回転ドラム
1を一方向に回転運動できるような第3図に示す隙間e
と接触状態となるような位置とし、更に回転ドラム1の
中心に対し、正方向あるいは逆方向に回転運動ができる
よう、圧電対2のブロックを対称的に配設し、ブロック
はボルトで締結されて一体形成されているケース6.6
′に固定すると共に、第2図に示すように回転ドラム1
を軸8に固定して回動できるようベアリング7で支持し
、これらをケース6.6′に一体構築されている。
このように構成された超音波モータにおいて、一般に圧
電対2の電荷付与に対する撓み量は極めて少なく、例え
ば現状のものは数μmであり、これを数10枚重ねで撓
みをシリーズ的にしても数lOμmであり、このストロ
ークで第3図に示すような回転ドラム1の円周表面を斜
めに押しても、そのストロークが極少のため実用的な回
転運動は得にくいのが実状である。これに比べ本発明に
使用したバイモルフ形圧電素子、すなわち圧電対2の先
端は、数百μmの変位ストロークが得られ、長さを長く
すれば数千μmが得られる。これにより第3図に示すよ
うに、電荷OFFの状態では回転ドラム1の表面と極少
の隙間8をもたせ、チップ3はAの位置となり、電荷O
Nによりこれらの先端が一点鎖線で示す位置Bになるよ
うにして、このときチップ3の角先端を撓みが少し進行
したときに回転ドラム1の円周表面と接触するように配
される。これにより、回転ドラム1とチップ3との接触
摩擦力によりチップ3の移動に伴って、第3図に示す矢
印方向に回転ドラム1を駆動する力が付与される。もち
ろん圧電対2が戻るときに接触している分、逆に回転さ
せる力が作用するが、これは正回転に比べて極少時間な
ので、そのエネルギー景は少なく、回転ドラムには慣性
のエネルギーが蓄積されているので回転ドラムは一方向
に回転する。
逆方向に回転させる場合は、この傾き位置関係を対称的
にすれば当然逆方向の回転が得られる。
また、積層型圧電素子の撓みは小さいので、一般的に効
率を上げるため、また大きな撓み量を得るため、素子の
固有振動数と電荷付与の撓みサイクルを同じにして共振
させる必要がある。この圧電対2の固有振動数は物質に
より決められ、一般にこの種のバイモルフ形では300
〜700Hzの固有振動数で、一般の構造物に対し高サ
イクルである。
この高サイクルを得るためには、長さ一定に対し厚みを
増せばよいが、厚みを増すと撓み一定とすると素子の曲
げ応力が高くなり疲労破壊を生じてしまう。すなわち圧
電対2の厚みを薄くして(曲げ応力小にするため)剛性
を上げるために本発明では弾性体4を固着せしめて高振
動域を得ると同時に、圧電対2の保持に併用している。
これにより圧電対2は安定して横振動の撓みを所要のサ
イクルで共振可能となる。
次に、このような構造における回転動作を説明する。各
々の圧電対2には例えば左回転方向のものは総て並列に
配線され、右回転方向のものと同様に並列に配線されて
いる。圧電対2は例えば素子の厚みの一端に十を、他端
に−の電荷を与えると、第3図に示す一点鎖線のように
左側に撓み、この極性を逆にすれば、反対の右側に撓む
ようにしておく。今、回転ドラム1を左回転させる場合
は、第1図中矢印で示す左部位の圧電対2の電源を圧電
対2の共振周波数に合わせて+、−交互にパルス状に印
加し、このとき右矢印部位の電源はOFFの状態にして
おく。これにより回転ドラム1は左回転する。一方、右
回転させる場合はこれを逆にすればよい。また、回転を
停止して強制的にブレーキをかける場合は、左右両方の
電源を同時に圧1対2が回転ドラム1に接設する方向に
涜むような極性をもたせて、パルス状ではなく一定電圧
を付与すれば極めて大きなブレーキトルクが得られる。
回転ドラム1は、一般の電動モータのように鉄心、銅線
など一切不要で、材質もアルミニウムでよいので極めて
小さな慣性モーメントですむ。回転ドラム1の加減速性
は優れ回転速度零でもトルクが得られ、併わせで容量を
大きくするには回転ドラムの径と長さを長くすればかな
り実用的に大きなものまで可能なので、省力化機器、ロ
ボット駆動用に極めて有効な駆動源となる。
しかし、回転ドラム1の径が一層大きくなると、圧電対
2が円周上に設けられている関係上超音波モータ全体が
大きくなり、またこれに伴って重量も増すことになる。
そこで、この点を改良したものが次に示す請求項第(2
)項記載のものである。
(C1請求項第(2)項において、 第4図は本発明のものの一実施例を示す全体構成断面図
、第5図はその側面図、第6図は第4図の圧電対近傍主
要部構成図であり、図中、第1図〜第3図と同符号のも
のは同じ構成9機能を有する部分であるため、その説明
を割合する。
第4図〜第6図において、圧電素子すなわち圧電対2の
一端を固定金5で固着し、その延長中間部位をゴムなど
の弾性体4を固着して保持し、他端に耐摩性摩擦材、例
えばセラミックスなどのチップ3を備えて一体化したも
のを複数的に配設してブロック化し、このブロック化し
たものを、回転ドラム11の内周部位に圧電対2が放射
状に配設されるようにすると共に、圧電対2の先端が横
撓み変位をしたとき、チップ3が回転ドラム11を一方
向に回転駆動するような所要の隙間C′と接触角θ′を
もって配設し、更に回転ドラム11の中心に対し、正方
向あるいは逆方向に回転駆動するよう、圧電素子の配設
接触角θ′を対称向きにした左右二種の圧電素子ブロッ
クを各各交互に対称的に複数配設し、これらのブロック
をケース9に固定すると共に、回転ドラム11を軸8に
固定して回動できるようベアリング(図示せず)で支持
し、これらを一体構築して超音波モータを形成している
このように構成された超音波モータにおいて、電荷OF
Fの状態では回転ドラム11の内周面と極少の隙間C′
をもたせ、チップ3はAの位置となり、電荷ONにより
これらの先端が一点鎖線で示す位置Bになるようにして
、このときチップ3の先端を撓みが少し進行したときに
、回転ドラム11の内周面と接触するように配される。
その作用は第1図で説明したときと同様にして行われ、
超音波モータの右回転あるいは左回転を行う。
かくして、回転ドラム11の径が小さい場合は、内径と
#18との間が少ないので、前述した第1図のものを使
用するが、内径と軸8との間が大きくなるとその間に隙
間ができ、ここに圧電対2を収納することが可能となっ
て省スペース化が図られ、これによって超音波モータ全
体が小さくなり、また軽量となる。
さらに容量アップを図った超音波モータは、次に示す請
求項第(3)項記載のものである。
(ハ)請求項第(3)項において、 第7図は本発明のものの一実施例を示す側面概念図、第
8図は第7図のO方向矢視断面図、第9図は第7図の■
方向矢視断面図であり、図中、第1図〜第3図と同符号
のものは同じ構成1機能を有す。
第7図〜第9図において、第4図で示したような複数の
圧電対をブロック化して回転ドラムの内周面に形成した
ものを、1個の回転ドラム11’の軸長手方向の部位に
複数列備え、一方の列の圧電素子の接触角θ′に対し他
方の列の圧電素子の接触角θ′を対称的に配すよう構成
する。
すなわち、第7図に示すごとく、回転ドラム1rは円盤
11′aの中心に軸8が嵌着され、円盤11’aの外周
に円筒11′bの長手方向内周を2分割するととく固着
されて一体形成されている。そして、その2分割された
内周部分のそれぞれに、第8図、第9図に示すごとく、
第4図に示した複数の圧電対2のブロック化したものを
複数個対称的に配設し、円筒11′bの内周と圧電対2
との接触角θ′が円盤11′aのそれぞれの側において
対称的に逆方向となるよう配設されている。
なお、本実施例では円盤11′aの両側にそれぞれ一列
に圧電対ブロックが配設されているが、複数列対称的に
配設されることもある。また、圧電対ブロックが回転ド
ラム11′の内部に収納されているが、円周上に設けて
もよい。
このように構成されたものは、第4図に示した超音波モ
ータに対し2倍の容量アップとなる。なお、容量アップ
を図るために圧電素子の枚数を増加することも考えられ
るが、円面スペースに限界がある。また圧電素子の幅を
増加してもよいが、不均一性、製作誤差などがあってス
トロークに問題が生じる。このため、圧電素子の幅を二
倍にすれば本発明の容量アップと同じ値になるが、前述
した原因の幅の不均一性から均一な運動が行われず、押
圧が一直線状にならないのでパワーも出ない。また、第
6図に示した隙間e′はストロークに限界があり、回転
ドラム11’の軸8への取り付は誤差もあって圧電素子
幅も余り広く出来ない。一般には厚さ0.6t、幅50
 mm2のものが使用されている。
次に、別な手段として高効率、大容量を図った今回出願
したものに関し、以下に説明する。
に)請求項第(4)項において、 第10図は本発明の超音波モータの一実施例を示す要部
構成概念図、第11図は第10図のア〜ア矢視断面概念
図、第12図は第10図のイ部拡大図で駆動原理の説明
図である。
第10図〜第12図において、一般に通電することによ
りすべり方向へ扇状にひしやがった変位(第12図中Δ
θ)をあるすべり形の圧電素子12の可動先端に変位伝
達する中間材18を配し、この先に伸縮変位(第12図
中々)をする圧電素子を積層した積層形の圧電素子13
を配し、その先に摩擦係数が大きく耐摩性に富む駆動材
14を配し、この駆動材14の他端は回転ドラム15の
外径と等価な円径状になし、圧電素子12の固定端を受
け体161こ一体接合し、受け体16は重り部16−b
およびその両側面より板ばね部16−aを張り出し、こ
れらを一体状に形成し、この板ばね16−aを回転ドラ
ム15の外径と接線位置(第10.第12図中C線)に
配し、且つ駆動材14が回転ドラム15の外径部を所要
の力で押圧するようにばね力を付与して他端を定置固定
し、さらに受け体16が回転中心方向のみに移動可能と
なし、他方向には支持固定するストッパー17を設け、
これらを一体的にブロック化し、これを回転ドラム15
に対向状に複数的に配し、回転ドラム15をベアリング
などで回転支持し一体構築したものである。
このように構築された超音波モータにおいて、例えば左
回転駆動(第12図申告圧電素子12 、13が実線状
に変形)を得る場合、すべり圧電素子12及び積層圧電
素子13の回路に同時に直流のパルス状の電圧2を印加
すると、すべり圧電素子12は(第10図、第12図に
おいて)左回転方向へひしやがり(図中Δθ)、その先
端に一体接合されている中間材18.積層圧電素子13
および駆動材14は左へこの分変位(図中ΔX)する。
同時に積層圧電素子13は伸び方向に変位し、この分駆
動材14に伝達し、駆動材14は回転ドラム15の外径
面を押圧する。これにより摩擦力が発生し、この分前記
の左回転方向への変位が回転ドラム15に伝達されて回
転駆動力となる。電源はパルス状なので次の瞬間ゼロ電
圧になると、各圧電素子12 、13は自刃の弾性で元
の位置に復帰する。通常、このサイクルは加〜ωKHz
と高周波なので、回転ドラム15は連続的に左方向へ回
転駆動される。ここで回転ドラム15が大きくなったこ
となど外径部で偏心、真円度2円筒度など種々の工作上
の誤差が大きく生じる。これに対応するために受け体1
6を板ばね部16−aとストッパー17で支持する。
すなわち、圧電素子12 、13の変位ストロークが数
+μmと極めて小さいので、駆動材14は回転ドラム1
5の外径に常時接しいることが必要である。
しかるにこれを剛なる支持とすれば、偏心により強く圧
接して停止するが、離れた場合には駆動伝達がなされな
いなどの不備を生じる。そこで前記の駆動ブロック全体
を回転ドラム15の外径部に対し偏心方向の回転ドラム
の運動速度には追随し、各圧電素子12 、13の高振
動域には追随しないように、板ばね16−aの押圧力を
所要値とすることにより、駆動材14は偏心があっても
一定の接触状態を保持し問題を解°消する。
すなわち、駆動体14が各圧°1素子12 、13の振
動レベルの速度域で回転ドラム15より離れて元の位置
に戻るときは、駆動ブロック全体を押圧している板ばね
16−a力による加速度は前述したように偏心方向の運
動速度域以下にしか追随しない極めて小さい数十上に対
し、圧電素子12 、13の変位速度域は数万Hzなの
で、板ばね16−aの押圧力はこの微小変位の時間域に
は無視され、駆動材14の戻り変位が回転ドラム15に
伝達されることはない。
しかし、偏心により回転ドラム15より駆動材14を介
して駆動ブロック全体が低周波で運動するのでこれを固
定保持するために、まず回転駆動方向には駆動のための
微少量の変位が間欠的に付方されるので、この方向には
剛なる支持が必要である。
そこで板ばね部16−aを回転ドラム15の外径の接線
位置(図中C)に配して回転方向の反力を剛性をもって
受力し、さらにストッパー17を「ハ」の字に配設する
ことにより外径方向の変位上限と全体の転倒運動を規制
するようにするものである。
また受け体16の重り部の慣性量は各圧電素子12゜1
3の変位時の反作用の力を吸収するもので、これにより
受け体16を板ばね16−aで弾性支持しても径方向と
回転方向の各圧電素子12 、13の変位が回転ドラム
15へ確実に伝達されることになる。さらに駆動材14
が摩耗したときでも板ばね部16−aの可動ストローク
を大きくしておけば、駆動ブロック全体が径方向へ追随
し、摩耗による隙間を発生しないので長寿命になる。
次に右回転する場合は、伸縮変位する積層圧電素子13
への1圧印加は前述と全く同じで、同時にすべり電圧素
子12に印加する電圧の+、−の極性を逆にすることに
より、第12図の点線に示すような扇状の変位ΔOは右
側になるので、前記同様回転ドラム15は右回転の駆動
を得る。なお、本発明の試験では回転ドラム15の外径
を軟窒化処理、駆動材14をレジン、カーボン繊維とエ
ポキシなどの複合材を使用することにより良好な結果を
得ている。また、素子は約25mm角のものを各二個使
用し、出力容量数百Wと従来の容量4Wにくらべ5倍も
の高出力を得ている。
(ホ)請求項第(5)項〜第(7)項において、第13
図、第14図は本発明の超音波モータの一実施例を示す
要部正面概念図、第15図は第13図、第14図中のア
〜ア矢視断面概念図、第16図は第14図と同様本発明
の他の実施例を示す正面概念図であるO 本発明においては、円輪形状で電圧を印加することによ
り径方向に一様に伸縮し、電圧を切ると元の径に復帰す
るすなわち、径方向に呼吸振動をするこの円輪形の圧電
素子を用いて超音波モータの回転力を得ようとするもの
である。
第13図〜第15図において、円輪形の圧電素子20゜
21の外径部位に弾性を有する一カ所割りを入れた駆動
割りリング22 、23を一様に密接させて嵌着し、こ
の駆動割りリング22 、23の一端および圧電素子2
0 、21の一カ所を固定金具24により一体締結し、
これらを定着固定し、駆動割りリング22.23の他端
を移動可能になし、この部位のリング外径部を所要の長
さ分だけ凸起させる。(図中22−a。
23−a )その他のリング外径部はこの凸起径より所
要分小さくし、この凸起外径部を回転ドラム25の内径
に少なくとも前記圧電素子20 、21の外径方向の伸
び(図中e)より小さい所要の隙間(図中Δg)をもた
せて配設し、この回転ドラム25を軸と一体化し、これ
らを回転可能にベアリング26などで支持し、更にケー
スなどにより全体を一体化して超音波モータを構築する
このように構成された超音波モータの回転駆動作用を概
説する。
例えば、第13図は左回転駆動を得る場合で、「道源左
用」にパルス状の電圧を印加する。このとき第14図の
「電源有用」はOFFにしておく。
電圧を印加された圧電素子20は、外径方向に一様に伸
びる(図中ε)と、この外径に密接嵌着された駆動割り
リング22は、割りの右側の一端は固定され、他の左側
端は自由に移動可能なので、この他端(図中22−a 
)は略圧成素子20の直径のひろがり(図中ひろがりf
−の2倍)を線分に展開した量(図中δ)だけ左回転方
向に移動する。同時に、円輪形の圧電素子加の外径方向
のひろがり量(ε)は駆動割りリング22に伝達され、
径方向へ一様にひろがるが、前述したように駆動割りリ
ング22の外径は他端の凸起部を除いて小さな径になっ
ているので、このひろがり<=)があっても回転ドラム
25の内径に接することはなく駆動割りリング22の凸
起部(22−a )のみが回転ドラム25との隙間(図
中Δg)より径のひろがり量(6)の方が大きくしてな
るので、回転ドラム25の内径に圧接される。もちろん
実用的には凸起部は耐摩性と摩擦係数を大きくする。例
えば、タングステンカーバイド−コバルト(WO−00
)などを表面に溶射しておくことにより効率よく前記径
のひろがりの線分方向の移動量(δ)だけ摩擦力により
伝達され、回転ドラム25は左方向へ回転駆動(δR1
)される。また、この凸起部(22−a )は円周状に
そった面接触なので、従来例の線接触にくらべ安定した
駆動と耐摩性に富む。電源はパルス状なので次の瞬時に
はOFFになる。すると、円輪形の圧電素子20は元の
径に自己の弾性力により復帰する。
同時に、これに密接している駆動割りリング22も同様
に自己の弾性力により復帰する。当然のことながら駆動
割りリング22の凸起部(22−a )は右回転方向に
移動するが、同時に元の径に自己弾性により径方向に縮
んでいるので、回転ドラム25の内径とは離れ、回転ド
ラム25への回転駆動には関与しない。このパルス状の
周波数は、実用域で20〜60KHzと極めて高いので
、−瞬、駆動力が切れても回転ドラム25などの慣性鷺
とあいまって清めらかな回転駆動が連続的に得られる。
本発明の実験では回転ドラム25の内径には耐摩性と摩
擦力の確保のため、タングステンカーバイドの表面溶射
、駆動割りリング22の凸起部には軟窒化処理、同内径
には潤滑性、耐摩性、低摩擦係数などの目的で例えばチ
クロンコート処理などを行い良好な結果を得ている。
次に右回転する場合は、第14図に示すとおり、「電源
有用」にパルス状の電圧を印加し、「鑞源左用」はOF
Fにしておけば前記同様右回転駆動が得られる。また回
転ドラム25にブレーキトルクを発生させる場合は、左
、右同時に、パルス状ではない連続的な電圧を印加する
ことにより駆動割りリング22 、23の凸起部(22
−a 、 23−a)は回転ドラム25の内径に連続的
に圧接し、ブレーキング作用がなされる。もちろん電圧
をOFFにすれば、回転ドラム25は自由に回転が可能
となり、ブレーキトルク債は電圧の強弱により任意に調
整できるので、精密な位置決め、ロボットの駆動などに
は印加する周波数と電圧形態のvI4整などにより最適
な駆動源として極めて利便性が高い。
次に、請求項第(η項に示したように、駆動割りリング
27と回転ドラム28を円輪形の圧電素子29の内側に
設けた他の主側を第16図に示し、これを説明する。
第13図において説明した回転ドラム25は、外径寸法
が比較的大きい場合に適用すれば、そのふところに圧電
素子20などの構築部品が内包されコンパクトになるが
、回転ドラム28の径が小さい場合は軸などが邪魔にな
って内包されないので、逆に外側へ配設したもので、ト
ルク量1回転数などの大小と、経済性、コンパクト化な
ど種々の目的により所要の方式をとれるようにしたもの
である。
〔発明の効果〕
以上説明したごとく本発明によれば、請求項第(1)項
に示した超音波モータは、従来のように駆動摩擦面の幅
Wによる半径差に起因するすべり摩擦運動がなく、回転
ドラム1の円周表面に線状に加力されるので、駆動効率
が高く長寿命が得られる。
また、回転ドラム1の径および長さを増し、これに対応
させて圧電対2の数を増せば大容量の裏作は容易に無理
なく可能となる。すなわち、従来のものはせいぜい容量
4W程度が実用的な限界であったものが、本発明では極
めて大容f(例えば3、7 KW)まで実用的に可能で
ある。また従来例では回転円板111に摩擦力を得るた
めに皿ばね112によりスラスト力を付与しているので
、この力はベアリング、軸113に加えられ、寿命9強
度など相応して不利になっていたが、本発明では圧電対
2のブロックを対称的に配し、回転ドラム1の内力とし
て相互にキャンセルするようにしたのでベアリング7、
軸8へのこの種の付加はないので極めて経済的で長寿命
が得られる。
請求項第(2)項においては、従来大容量化を行う場合
圧電対2が回転ドラム1の外周部分に配設されている関
係上、超音波モータ全体が大きくなってしまい、余り経
済的でなかったが、この圧電対2を回転ドラム11の内
部に収納したことによって省スペース化を図ることがで
き、且つそれに伴って軽量、経済性に富む超音波モータ
を製作出来る。
また、請求項第(3)項においては、圧電素子の配設接
触角θ′を対称向きにした左右2種の圧電素子ブロック
を回転ドラム11′の内周部位に、例えば右回転用の一
方向の圧電素子ブロックを回転面の−平面上に複数的に
配設し、その回転面と隣り合わせに左回転用の逆方向の
圧電素子ブロックを配設する。すなわち回転ドラム軸の
長手方向に対し、左、右両回転用の圧電素子ブロックを
複列的に配設し、これらを他の部品と一体構築したこと
によって、パワーが2倍以上とることが可能となった。
また請求項第(4)項においては、従来のように駆動摩
擦面の幅Wによる半径差に起因するすべり摩擦運動がな
く、回転ドラム15の円周表面に面状に加力されるので
駆動効率が高く、さらに駆動材14が摩耗しても駆動ブ
ロック全体が回転ドラムに追随するので摩滅による駆動
作用の不備を解消し、長寿命が得られる。また回転ドラ
ム15の径および幅を増し、これに対応させてすべり及
び積層の各圧電素子12 、13の数から、駆動力を増
せば無理なく大容量が得られ、更にバイモルフ形圧框素
子にくらべても高周波数なのでより高速で駆動力も大き
いので高容量のものが得られる。
従来のものはせいぜい容i14W、 1100rp程度
が実用限界であったが、本発明では極めて大容量(例え
ば3.7KW)で高速回転(例えば300rpm)まで
実用的に可能である。また従来例では回転円板111に
摩擦力を得るために皿ばね112によりスラスト力を付
与しているので、この力はベアリング、軸113などに
付加されて寿命、潤滑1強度など相応して不利になって
いたが、本発明では駆動ブロックを対称的に配し、回転
ドラム15の内力として相互に打消すようにしたので、
この種の力は軸に付加されず極めて経済的で長寿命が得
られ、しかも大容量化時に生ず工作上の偏心、真円度と
各圧電素子の僅少な変位ストロークの問題も解決してい
る。
さらに請求項第(5)〜第(′7)項においては、従来
の駆動摩擦面の幅W内の半径差に起因するすべり摩擦作
用がなく、回転ドラム25の円周表面に面状に加力され
るので駆動効率が高く、また動的な駆動摩擦面は従来で
は駆動波形の最高凸起部位のみにより回転円板111に
圧接し、摩擦伝達しているのでほとんど線接触であった
が、本発明では円輪逆面にそった面接触なので耐摩性に
富み長寿命が得られる。
さらに回転ドラム25の径および幅を増せば無理なく大
容量が得られる。従来のものはせいぜい容量4W、回転
数1100rp程度が実用限界であったが、本発明では
極めて大容量(従来の数百倍)まで実用可能である。
また従来例では回転円板111に摩擦力を得るために常
時器ばね112によりスラスト力を付与しているので、
回転軸には常にブレーキの摩擦トルクが作用し、回転軸
を自由回転させることは不可能なのでその機能的不備が
問題となっていたが、本発明では電圧を印加しない限り
回転軸は自由に回転可能なので極めて堆扱い勝手がよい
よって本発明の超音波モータは、高容量、高効率でしか
も従来の電気モータに比べ極小の慣性モーメントで同等
の容量が得られ、省力機器、ロボットなど極めて多用に
実用的に供される有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項第(1)項記載の本発明の超音波モータ
ー実施例を示す要部正面断面図、第2図は第1図中のア
ーア矢視断面図、第3図は第1図中の■部拡大図、第4
図は請求項第(2)項記載の本発明のものの一実施例を
示す全体構成断面図、第5図はその側面図、第6図は第
4図の圧電対近傍主要部構成図、第7図は請求項第(3
)項記載の一実施例を示す側面概念図、第8図は第7図
のO方向矢視断面図、第9図は第7図の■方向矢視断面
図、第10図〜第12図は請求項第(4)項記載の本発
明の一実施例を示し、第10図はその要部構成概念図、
第11図は第10図のア〜ア矢視断面概念図、第12図
は第10図のイ部拡大図、第13図〜第15図は請求項
第(5)項、第(6)項記載の本発明の実施例を示し、
第13図。 第14図はその要部正面概念図、第15図は第13図お
よび第14図中のア〜ア矢視断面概念図、第16図は請
求項第(5)項、第(6)項記載の他の実施例を示す請
求項第(′7)項記載の正面概念図、第17図は従来の
ものの一例を示す要部主体構成図である。 1 、11 、11’ 、 15 、25 、28・・
・・・・回転ドラム、2・・・・・・圧1対、3・・・
・・・チップ、4・・・・・・弾性体、5・・・・・・
固定金、6.6’、9・・・・・・ケース、7.26・
・・・・・ベアリング、8・・・・・・軸、12 、1
3 、20 、21 、29・・・・・・圧電素子、1
4・・・・・・駆動材、16・・・・・・受け体、17
・・・・・・ストッパー、18・・・・・・中間材、2
2 、23 、27・・・・・・駆動割りリング、24
・・・・・・固定金具、109・・・・・・圧゛成体、
110・・・・・・振動板、111・・・・・・回転円
板、112・−・・・・皿ばね、113・・・・・・軸
、114・・・・・・電線、115・旧・・ケース、1
16・・・・・・抑え金。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 圧電素子を駆動源にする超音波モータにおいて
    、バイモルフ形の前記圧電素子の一端を固定金で固着し
    、その延長中間部位をゴムなどの弾性体を固着して保持
    し、他端に耐摩性摩擦材、例えばセラミックスなどのチ
    ップを備えて一体化したものを複数的に配設してブロッ
    ク化し、該ブロック化したものを、回転ドラムの円周上
    に前記圧電素子が放射状に配設されるようにすると共に
    、圧電素子の先端が横撓み変位をしたとき、前記チップ
    が回転ドラムを一方向に回転駆動するような所要の隙間
    εと接触角θをもって配設し、更に回転ドラムの中心に
    対し、正方向あるいは逆方向に回転駆動するよう、圧電
    素子の配設接触角θを対称向きにした左右二種の圧電素
    子ブロックを各各交互に対称的に複数配設し、これらの
    ブロックをケースに固定すると共に、回転ドラムを軸に
    固定して回動できるようベアリングで支持し、これらを
    一体構築したことを特徴とする超音波モータ。
  2. (2) 前記ブロック化したものを、回転ドラムの内周
    部位に配設したことを特徴とする請求項第(1)項記載
    の超音波モータ。
  3. (3) 前記ブロック化した圧電対部を1個の回転ドラ
    ムに、軸長手方向へ複数列備え、この一方列では前記ブ
    ロック化したものを例えば右回転駆動用に統一し、他方
    列では左回転駆動用に統一し、各列ごとに前記圧電対の
    接触角θ′を対称的に配することを特徴とする請求項第
    (1)項および請求項第(2)項記載の超音波モータ。
  4. (4) 圧電素子を駆動源にする超音波モータにおいて
    、ひしゃがった変位をするすべり形の前記圧電素子の可
    動端に中間材を配し、この先に伸縮変位をする積層圧電
    素子を配し、さらにこの先に駆動材を配し、この駆動材
    の他端は回転ドラムの外径と等価な円径状を形成せしめ
    、前記すべり圧電素子の固定端を受け体に一体接合し、
    この受け体は重なり部およびその両側面より板ばね体を
    張り出してこれらを一体形成せしめ、この板ばね体を前
    記回転ドラムの外径と接線位置に配し且つ前記駆動材が
    回転ドラムの外径部を所要の力で押圧するようにばね力
    を付与して他端を定置固定し、さらに前記受け体が回転
    ドラムの中心方向のみに移動可能となし、他の方向には
    支持固定するストッパーを設け、これらを一体的にブロ
    ック化したものを回転ドラムに対向状に複数的に配設し
    、また回転ドラムはベアリングなどで回転支持して一体
    構成したことを特徴とする超音波モータ。
  5. (5) 圧電素子を駆動源にする超音波モータにおいて
    、円輪形状で電圧印加により径方向に一様に伸縮する円
    輪形の前記圧電素子を用い、この円輪の外径部位に弾性
    を有する一ヵ所割りを入れた駆動割りリングを一様に密
    接させて嵌着し、この駆動割りリングの他端を自由に移
    動可能にし、この部位のリング外径部を所要の長さ分だ
    け凸起させ、その他のリング外径部はこの凸起径より所
    要分小さくすると共にこの外周に備えた回転ドラムの内
    径に少なくとも前記円輪形の圧電素子の外径方向の伸び
    より小さい所要の隙間を持たせて配設し、この回転ドラ
    ムを軸と一体化し、これらを回転可能にベアリングなど
    で支持し、さらにケースなどにより全体を構築し、前記
    圧電素子が径方向に伸びることにより前記駆動リングの
    凸起部がこの径の広がり分だけ周方向へ略移動しながら
    圧電素子の径方向の伸びにより径方向に広がって回転ド
    ラムの内面に圧接し、この圧接摩擦力により周方向への
    移動力を伝達して回転駆動を一方向に得るよう一体構成
    したことを特徴とする超音波モータ。
  6. (6) 駆動割りリングの固定位置に対し割りおよび凸
    起部の位置を左側にして一体構築した左組と、右側にし
    た右組の二種の回転駆動構成したものを、一個の回転ド
    ラムに複数状に具備することにより左右任意の回転方向
    が得られるように一体構成したことを特徴とする請求項
    第(5)項記載の超音波モータ。
  7. (7) 円輪形の圧電素子の内径に駆動割りリングの外
    径部を一様に密接させ、駆動割りリングの他端の所要長
    さに内径部位の内径方向に凸起部を設け、この凸起部に
    回転ドラムの外径部を所要の隙間をもたせて嵌設し、こ
    れらを一体構成したことを特徴とする請求項第(5)項
    記載の超音波モータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100445792C (zh) * 2003-07-09 2008-12-24 三星电机株式会社 透镜驱动器件
JP2012517569A (ja) * 2009-02-06 2012-08-02 ディスカバリー テクノロジー インターナショナル,インク. 可逆圧電ロータリーモータに基づくバルブ
JP2021035106A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 セイコーエプソン株式会社 圧電駆動装置およびロボット

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