JPH02141502A - 金属焼結品の製造法 - Google Patents

金属焼結品の製造法

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JPH02141502A
JPH02141502A JP63293393A JP29339388A JPH02141502A JP H02141502 A JPH02141502 A JP H02141502A JP 63293393 A JP63293393 A JP 63293393A JP 29339388 A JP29339388 A JP 29339388A JP H02141502 A JPH02141502 A JP H02141502A
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JP
Japan
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powder
mold
binder
metal
molding
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Application number
JP63293393A
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English (en)
Inventor
Takemori Takayama
武盛 高山
Hiroya Terui
照井 博哉
Tetsuo Ikezawa
池澤 哲郎
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、産業機械をはじめ多様な構造体に含まれる金
属部品又は金属複合部材を、主要原料粉末の焼結により
製造する方法に関するもので、特に異形状の部品又は部
材を効率よく得る方法に係るものである。
従来技術; 目的とする部材品の成分組成に相当する主として金属粉
末を混練、加圧成形し、加熱して所要形状品を得る焼結
法は、鋳造、鍛造、切削等より複雑な形状のものを経済
的に得られるので広く用いられている。しかし、この焼
結の分野においては、原料粉末を成形するときのプレス
工程に形状的制約があり、プレス方向に対するアンダカ
ット、同じく直交する横孔並びにスリット、球面等の未
だ機械加工によらなければならない部分が残されている
。さらに部品形状を2つ以上のセグメントとして成形し
、焼結時に組立て接合する手段を用いて、より複雑な形
状品を高精度で製造することも試みられているが、組立
て接合が人手によっており、手間を要するとともに組立
て精度に難があった。
一方、3〜1571111径の微細金属粉に大部(40
VOL%以上)の樹脂バインダーを混練した材料を使用
する射出成形技術が開発されている。しかし、得られる
成形品は空隙率がほぼ0%ときわめて緻密であるととも
に、樹脂分が非常に多いことにより脱脂時の膨れ、割れ
、変形が起り易い。その防止のため、 (イ)長時間(通常は35〜70時間)をかり゛ζζ除
徐脱脂しなければならない、 (ロ)目的部材品の肉厚、形状に制約があり、特に肉厚
が大体7mm以下に限られる、(ハ)微細金属粉が高価
である、 等から、低コスト、高生産性を満足させる製造手段とは
いえない。
発明が解決しようとする課題: 射出成形によらず、金属粒をプレス成形する際には、粒
体間の摩擦抵抗が大きく、その」−粒体と型との摩擦抵
抗も大きいため、密度を」−げるには大きな加圧力が必
要である。その結果、耐圧性の大きな金型が必要となり
、さらに異形部材を成形したとき、各部位での密度のバ
ラツキが増すので、必然的に金型の形状、すなわち目的
とする部材品の形状の制約が免れない。
課題の解決手段: 本発明では、潤滑性の高い有機質バインダーを用いて金
属粉を一定の粒度に造粒し、これを用い°ζプレス成形
することにした。このような金属造粒粉をプレス成形す
れば、 (1)型・\の金属粒の流れをよくし、型の内壁になし
み易い、 (2)加圧時の金属粒子間並びに金属粉子と型の内壁と
の摩擦抵抗を著しく下げる、 (3)プレス加圧力が各方向に分散付加され、いわゆる
擬似アイソスタチック的に作用するように改善される、 等の効果があり、複雑な形状の金型の使用を可能とし、
複雑な形状の部材品でも密度の偏差を生ずることなく、
すぐれた焼結晶が得られるようになる。
発明の構成・作用: 本発明に用いるバインダーは潤滑性にすくれており、パ
ラフィン、カルナウバワックス、マイクロクリスタン、
ポリエチレンワックス等のワックス類、アクリル樹脂、
酢酸セルロース、ポリビニールアルコール等の有機性物
質を使用する。これらの1種又は2種以上よりなるバイ
ンダーを、所望する部材品の組成と実用上一致する合金
粉、複数の金属粉、その他黒鉛、セラミック粉などから
なる混合粉末(以下、単に金属粉等と称する。)に対し
、その体積分率で10〜45VOIJの範囲で添加する
。バインダーを添加しながら金属粉等を造粒機により混
練し、1 mm径以下に造粒した後、成形型に供給する
。このようにして得られる金属等の造粒粉は型への充填
時の流れを改善し、又定量給粉性を確保する。
そして、加圧成形に際して、型のアンダーカット部、逆
テーパ一部への均一な加圧力の伝播性並びに密度の均一
性を発現し、さらに型からの取出し時にも欠損の懸念が
なく安定な作業が行える。
この後の加熱脱脂工程を考えると、成形後の空隙率を5
〜10%の範囲にすると脱脂性がよいことと、脱脂時及
び焼結時の歪量を考慮すれば、有機バインダーを除いた
構成金属等造粒粉末量が50〜70%となるように成形
圧を調整する。
第1表に、平均粒径約90ρ程度の一般冶金用鉄粉を用
いて造粒するのに必要な有機バインダーの最小量を調べ
た結果を示す。これによるとワックス類で約5 VOI
J、ステアリン酸で約5VOU、アクリル樹脂で約10
νoLz程度が必要であることが分る。さらに造粒粉の
流れ(成形時の充填性を左右する。)を表わす安息角及
び流動度も、造粒していない通常の鉄粉よりもよくなっ
ており、金型への充填性が向上している。なお、第1図
の顕微鏡写真に造粒粉の形状を示す。
第1表 単位:添加量−VOLX   安息角、流動塵−度ワッ
クス系バインダーを用いたときの、バインダー量と成形
密度との関係を調べた結果が第2図に示されている。こ
の結果から、成形圧が2000kgf/c−filを超
えないで充分な成形強度が得られるのはバインダー量が
loVOL%以上のときである。また、バインダー量が
45VOLχを超えると、成形体の空隙率を5%とした
ときの構成粉末量が50%を切ることになり、第3図に
示すように脱脂時又は焼結時の変形が大きく、実用上問
題が多い。第2図中に、粉体を加圧成形して得られる成
形品の保形性を示すラトラー値が1.0を保全できる領
域を斜線囲いで示した。
上記のことは成形圧が2000kgf/c+flを超え
ると金型をプレス方向と平行な方向に分割するものとし
たときの型締力が大きくなりすぎるため、上限圧を20
00kgf/cJに設定する点からも有利である。
バインダーにより成形時の粉体の流れを改善するため粒
径0.1〜1■の範囲に金属粉等を造粒し、製品形状の
型に充填し、加圧成形して生型とする。バインダーを添
加しないときは、加圧力が2000kgf/c+fl以
下ではグリーン強度がなく、成形は困難である。次いで
加圧成形した生型を、炉中での加熱脱脂又は溶剤中での
溶去脱脂により脱脂処理する。さらに真空、還元若しく
は不活性雰囲気で焼結する工程を経て金属焼結部材品を
得るのである。
従って本発明は、金属粉をバインダーを用いずに或いは
少量のバインダーを用いて加圧成形し、焼結する通常の
手段と異なって、 所望する製品の組成と実用上一致する金属粉、合金粉、
黒鉛並びにセラミックス粉などの非金属粉からなる混合
粉末に、この粉末に対する体積分率で10〜45VOL
χを占める有機バインダーを混合し; 上記混合体を混練するとともに粒径が0.1〜IIII
ilの範囲となるように造粒し;この造粒粉を製品形状
の型に充填し、加圧成形し、脱脂処理した後焼結する; 構成となっている。
かかる構成とした本発明方法では、金属粉等を多量の有
機バインダーで造粒することにより粉体の流れを著しく
改善している。従って、低圧加圧でアンダーカット部や
逆テーパ一部へ金属粉等を均一に充填可能とし、均質な
成形が得られる。さらに成形圧が200〜2000kg
f/cI11まで下げることができ、従来のプレス成形
の形状的制約をほとんど解消した。脱脂後の成形密度に
限れば通常プレス成形品よりも低いが、成形体の密度分
布が均一なため、焼結による高密度化を低歪状態のもと
で達成した。なお、射出成形法よりも成型密度が高く、
歪も少な(なった。
全体的に一層のネットシェイプ化が可能となった。
実施例: 以下、本発明の製造法の具体的な実施例につき説明する
4600系一般冶金鋼粉を用いて、炭素が1wtχ、P
が0.6wtχになるように黒鉛粉とリン鉄粉とを添加
して混合粉末とし、これに有機バインダーとしてパラフ
ィンワックスを混合、混線(高速ミキサー)し造粒粉と
した。これに有機バインダーとしてパラフィンワックス
を混合し、型に充填し加圧成形して第5図に示すような
部材品を作成した。造粒時のパラフィンワックスの混合
量は、20.25.35.45ノ各vOL?4とした。
加圧は500.1000.2000kgf/crMの面
圧で成形し、加熱脱脂後、真空雰囲気で1250°CX
1時間で焼結した。
本実施例による成形品の構成金属粉の体積分率が、第5
図に例示した部材品の外径、内径、高さの寸法精度のバ
ラツキに及ぼす影響を第3図に示した。前記したとおり
、バインダー量が45VOL%以下で構成金属粉末の体
積分率が50%を超し、又、l0VOLχを超し粉末の
体積分率が70%以下となる範囲において、すぐれた寸
法精度が得られていることが明らかである。この範囲で
は焼結後の相対密度は約96%であった。
これらの複雑な形状の金型に造粒粉を充填するとき、約
10秒程度、金型に振動を付与すると、第4図に示すよ
うに組織の均一性が一層よくなる。特に、パラフィンワ
ックス系バインダーを20ないし25VOLχ混合した
造粒粉を500kgf/cfl程度で成形するときには
、2%程度のトルエンなどの有機溶剤を添加し、金型又
はパンチを振動させながら成形することにより低加圧力
及び均一密度がより容易に達成できる。
脱脂性に関しては、成形品の空隙率を5%以上に保つと
第5図に例示した部材品では、最大でも5時間程度で完
了するが、従来の射出成形品では少くとも300時間程
が必要であった。
発明の効果: 本発明によるときは、加圧成形圧を下げることが可能と
なるばかりでなく、型内で擬似アイソスタチック状の加
圧が充填造粒体に付加され、密度の均一化が図れる。そ
して、従来のプレス成形法では不可能であった複雑な形
状のものが、きわめてすぐれた精度のもとに得られるよ
うになった。
その結果、 (a)  従来法では、接合焼結法で作成していた焼結
晶が、単体成形でできる、 (b)  射出成形法では成形工程又は脱脂工程の制約
から困難であった、厚肉・大型の複雑形状品の成形品が
低コストで施工できる、 等の効果があり、産業上の利用性は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における造粒粉の粒子構造を示す顕微鏡
写真、第2図はバインダー量と成形密度との関係を示す
図、第3図は寸法精度に及ぼす成形品の構成金属粉の体
積分率の影響を示す図、第4図は成形品の構成金属粉の
体積分率とプレス成形圧との関係を示す図である。 (%ン 5d−1,y¥≦ 、し く%)赫w並01梓■繁 (%)″V豫姥町

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属粉を主要原料粉末とする粉体を所要の形状を現
    出する型に充填し、プレス成形し、焼結して所要形状の
    部材品を得る金属焼結品の製造法において: 所望する製品の組成と実用上一致する金属 粉、合金粉、黒鉛並びに非金属粉からなる混合粉末に、
    この粉末に対する体積分率で10〜45VOL%を占め
    る有機バインダーを混合し;上記混合体を混練するとと
    もに粒径が0.1〜1mmの範囲となるように造粒し; この造粒粉を製造形状の型に充填し、加圧 成形し、脱脂処理した後焼結する; ことを特徴とする金属焼結品の製造法。
JP63293393A 1988-11-18 1988-11-18 金属焼結品の製造法 Pending JPH02141502A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7666348B2 (en) * 2005-05-11 2010-02-23 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Production method of electrode for cold cathode fluorescent lamp
CN104226978A (zh) * 2014-05-26 2014-12-24 上海瑞钼特金属新材料有限公司 一种聚乙烯醇水溶液在金属粉末冶金成型中的应用
CN107321973A (zh) * 2017-07-05 2017-11-07 北京科技大学 一种粉末冶金用润滑剂的制备及粘结混合粉末制造方法

Cited By (4)

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CN104226978B (zh) * 2014-05-26 2016-08-17 上海瑞钼特金属新材料有限公司 一种聚乙烯醇水溶液在金属粉末冶金成型中的应用
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