JPH02140601A - 2物体の重畳状態のずれを検出する方法及びその装置 - Google Patents

2物体の重畳状態のずれを検出する方法及びその装置

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JPH02140601A
JPH02140601A JP29427888A JP29427888A JPH02140601A JP H02140601 A JPH02140601 A JP H02140601A JP 29427888 A JP29427888 A JP 29427888A JP 29427888 A JP29427888 A JP 29427888A JP H02140601 A JPH02140601 A JP H02140601A
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Hirotaka Watanabe
渡辺 博隆
Ikuro Sato
佐藤 幾郎
Seiichi Fujioka
藤岡 誠一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般に2物体の重畳ずれを検出する方法及び
装置に関し、特にプラスチック容器の開口部に蓋をかぶ
せた製品を連続搬送する間に容器の開口部と蓋との重畳
ずれを検出する方法及び装置に関する。
従来技術の問題点 食品、医薬品等の業界においては、製品の衛生性または
無菌性を確保する観点から、包装品の包装状態の良否を
判定することが極めて重要不可欠な検査の一つとされて
いる。かかる包装製品の形態としては、ビン詰め、缶詰
などの伝統的形態があるが、現在ではグラスチック材料
を主体とした包装容器が圧倒的に多く、これらは一定の
衛生環境の下で容器充填・蓋体装着が行われるのが一般
である。
従来、これらの被蓋密封状態の良否の検査は、包装製品
−つ一つを肉眼で確認する、所謂目視検査に頼って来た
ために、効率が悪く、検査コストがかさみ、また人為的
なミスによって不良品が市場に送り出される危険性が決
して低いとは言えないとの指摘もあっI;。
それゆえ、包装特に被蓋密封状態の良否の検査を高精度
で機械化・自動化することは、上記の危険性を回避する
ことのみならず、製品コストの低下、生産性向上に寄与
するものと期待されて来た。
特開昭60−204431号公報には、包装品の熱シー
ル状態を検査する方法の一つが開示されている。この方
法は、熱シール部分が不良な箇所には空気や異物が侵入
するために、良好な箇所と比較して光線の透過光量が異
なると言う性質を利用している。ゆえに、この方法は、
光線を遮断する包装材料には利用できない。また光透過
率の低い包装送材料では検出感度が著しく低下すると推
測される。
この方法において検査対象となる製品は、包装袋のごと
くシールされるべき二面が連続した同一素材からなる包
装材料を熱シールした包装製品であり、シールすべき二
面が同一素材であるために、この方法ではシールすべき
二面の位置ずれを検出することはできない。容器に別体
の蓋を被蓋する場合には、°容器に対する被蓋位置のず
れが熱シール不良の主たる原因となっていることから、
この種の被蓋容器には上記公開公報記載の方法は事実上
その有効性を充分に利用できない。
また同公報の方法では、ストロボ撮影による静止画像処
理を採用する関係からストロボの耐久性に起因する頻繁
な交換が不可避であるなどの問題がある。
本発明は、連続的に移動する物体に照射した光の透過光
を画像処理するに際し、透過光の透過光線量のみならず
波長組成をも画像処理に取り込むことによって、動画像
処理による特定部分のみの面積算出を可能とし、本発明
に到達したものである。
問題点を解決する手段 従って本発明の目的は、2物体の重畳ずれを、透過光パ
ターンのうちの選択された特定のパターン領域とそれ以
外の領域とにおける透過光の波長組成と光量との相違に
基づいて検出する方法及び装置を提供することである。
本発明の具体的な目的は、容器と別体の蓋との熟シール
工程の前後において、容器本体とその開口を被蓋する蓋
との相互の重なり位置の適否を連続的・自動的に検出し
得る方法及び装置を提供することである。
本発明においては、複合光光源と、上記光源の光軸に沿
って上記光源に対向配置された撮像管との間に設けた移
送路に沿って、上記光源からの照射光に関して透過色を
有する第1の物体と、上記光源からの照射光に関して上
記第1の物体とは異なる透過色又は/及び第1の物体と
は異なる透過率を有する第2の物体とが上記光軸方向に
重畳された物品を連続的に移送し、上記撮像管からの入
力画像を画像処理することによって、入力画像の少なく
とも一部分の領域の面積を計測し、計測した面積値を予
め設定された基準透過面積値と比較し、その差異に基づ
いて上記第1と第2の物体の重畳状態のずれを検出する
に当たって、a)上記物品が検出位置に到達したとき、
それを検出して位置検出信号を出力すること、b)上記
光源からの複合光照射領域を通過する上記物品の透過光
パターンをビデオカラーカメラで動画像として撮像する
こと、C)得られた画像を光量及び波長組成に応じて多
段階デジタル信号に変換し、上記物品を透過した透過光
パターンのうちの選択された領域の透過光パターンを他
の背景パターンから識別するために、予め設定した光量
及び波長組成の基準値範囲に含まれる画像のみを抽出し
、得られた抽出画像を2値化し、得られた2値化0/l
データのうち、上記目的透過光パターンに割り当てられ
た#1″データを計測することによって目的透過光パタ
ーンの面積を算出し、該算出面積を予め設定された基準
値範囲と比較して、上記基準値範囲を外れたことを検出
したとき、異常信号を出力すること、d)上記位置検出
信号と上記異常信号との論理和に基づいて、重畳ずれ信
号を出力すること、を特徴としている。
本発明の装置においては、複合光光源と、上記光源の光
軸に沿って上記光源に対向配置された撮像管との間に設
けた移送路に沿って、上記光源からの照射光に関して透
過色を有する第1の物体と。
上記光源からの照射光に関して上記第1の物体とは異な
る透過色又は/及び第1の物体とは異なる透過率を有す
る第2の物体とが上記光軸方向に重畳された物品を連続
的に移送し、上記撮像管からの入力画像を画像処理する
ことによって、入力画像の少なくとも一部分の領域の面
積を計測し、計測した面積値を予め設定された基準透過
面積値と比較し、その差異に基づいて上記第1と第2の
物体の重畳状態のずれを検出する装置において、a)上
記物品が検出位置に到達したとき、それを検出して位置
検出信号を出力する位置センサ、b)上記光源からの複
合光照射領域を通過する上記物品の透過光パターンを動
画像として撮像するビデオカラーカメラ、C)得られた
画像を光量及び波長組成に応じて多段階デジタル信号に
変換し、上記物品を透過した透過光パターンのうちの選
択された領域の透過光パターンを他の背景パターンから
識別するために、予め設定した光量及び波長組成の基準
値範囲に含まれる画像のみを抽出し、得られた抽出画像
を2値化し、得られた2値化0/1データのうち、上記
目的透過光パターンに割り当てられた”i”データを計
測することによって目的透過光パターンの面積を算出し
、該算出面積を予め設定された基準値範囲と比較して、
上記基準値範囲を外れたことを検出したとき、異常信号
を出力する画像処理装置、d)上記位置検出信号と上記
異常信号との論理和に基づいて、重畳ずれ信号を出力す
るコンピュータ、を有すること、を特徴としている。
本発明における検査対象物品(例えばプラスチック容器
にゼリー等の食品を充填し、アルミ箔などの蓋をシール
した製品)は、2以上の物体からなり、−の物体は複合
光光源からの照射光のうち幾つかの特定の波長成分を透
過する物体、即ち特定の透過色を有する物体であり(例
えばプラスチック容器、以下、第1の物体と言う)、他
の−の物体は、上記−の物体の透過色とは異なる透過色
又は/及び第1の物体とは異なる透過率を有する物体(
例えばアルミ箔製または第1の物体とは異なった透過色
を有するプラスチック製の蓋、以下、第2の物体と言う
)であることが必要である。
かかる物品は、複合光光源と上記光源の光軸に沿って上
記光源に対向配置された撮像管との間に設けた、ベルト
コンベア、ターンテーブル等の工業的移動手段の移送路
に沿って、上記2物体が上記光軸方向に重畳された状態
で連続的に移送される。
かくて、撮像管に到達する光学的映像パターンは、第1
の物体が第2の物体と重なり合っていない領域は、第1
の物体の透過色のみの波長成分を含み、何物をも透過し
なかった領域は光源の全波長成分を含み、第2の物体の
みを透過した領域は、第1の物体の透過光とは異なる透
過色のみの波長成分又は/及び第1の物体とは異なる透
過率によって減ぜられた光量を含み、第2の第1と第2
の物体を透過した領域は、第1の物体の透過色から更に
第2の物体の透過色によって制限された波長成分又は/
及び第2の物体の透過率によって減ぜられた光量を含み
、第1と第2の物体及びその他の物体(第3の物体、例
えばゼリー)を透過した領域は、上記第1と第2の物体
を透過した光から更に第3の物体の透過色又は/及び透
過率によって制限された波長成分又は/及び光量を含ん
でいる。
かくて、それらの領域は波長成分と光量とによって、互
いに識別が可能である。
従って、第1と第2の物体のうち、選択された何れか一
方の物体の透過色、即ち波長成分を有する領域のみを識
別して面積算出のデータとし、第1の又は第2の物体の
重なり合っていない部分の面積を透過面積として算出し
得ることになる。換言すれば、上記各領域の透過色の波
長組成と光量との相違に基づいて、第1と第2の物体の
うち、何れか選択された一方のみを透過した映像パター
ンに注目し、その映像パターンを他のバックグラウンド
の映像から抽出して、その抽出パターンのデータを面積
算出の基礎とすることができる。
撮像される各領域の光量の相違を識別する従来の方式に
おいては、物品の一定微小時間の移動結果を識別せざる
を得ないので、各領域の境界が不分明となり、物品の移
動速度が大きいときは、光量の相違に基づく各領域の面
積の計測は困難となる。
本発明l二おいては、これらの各領域の光パターンを光
量のみならず波長成分をも識別要素とすることによって
、注目された領域の面積の測定を精度良く行うことを可
能とした。
また、動画像から選択された特定の領域を抽出して、そ
の領域の面積を算出するので、検査対象物の移動を停止
又は減速させる手段、ストロボ、シャッタとうを必要と
せず、従って装置構成が簡略となり、従って故障の頻度
も少なくなり、検査の信頼性も向上する。
以上に、本発明の詳細な説明したが、以下に本発明の実
施例に基づいて、図面を参照して、本発明を更に詳述す
る。
実   施   例 第1図は、本発明の方法及び装置の概要を説明する説明
図であって、lは複合光光源を発生する光源、2は撮像
用ビデオカラーカメラ、5は第1の物体3と第2の物体
4とが光軸方向に重なり合う位置に配置された物品であ
り、第1図の紙面に垂直方向に移動されている。62は
発光素子61からの光を受ける受光素子であって、発光
素子とともに、製品が撮像位置に到達したことを検知す
る位置センサを構成する。
今仮に第2の物体4が照射光を完全に遮光するものと仮
定すると、カメラ2は、照射光7と、第1の物体3のみ
を透過した透過光8との光パターンを撮像する。
カメラ2からの入力画像は、画像処理装置9において波
長成分及び光量に応じて予め定めた基準に基づいて多段
階デジタル信号に変換される。
光源からの照射光に関して、第1の物体の透過光の波長
成分と光量とは予め測定され、上述の予め定めた基準に
基づいて測定された波長成分と光量とに応じて多段階デ
ジタル信号として記憶させておく。この基準値は、第1
の物体の透過色及び透過率のバラツキを考慮して一定の
幅をもった基準値範囲である。
かくて、入力画像の多段階デジタル信号は、基準値範囲
と比較され、透過光8による画像のみをバックグラウン
ドから抽出され、抽出された画像を2値化し、2値化デ
ータO/1のうち、′ビ′データを計測して透過面積(
ここでは第1の物体のみを透過した領域の面積)を算出
する。
物品5における第1の物体と第2の物体との理想的な重
畳状態と、許容される位置ずれ状態とに関して、第1の
物体が′M2の物体と重なり合っていない領域の面積を
、所望の安全率をかけて予め算出しておく。
上記透過面積と上記基準面積範囲とを比較し、透過面積
の値が基準範囲を外れたとき異常面積信号を出力する。
位置センサからの位置検出信号と、上記異常面積信号が
同時に入力したとき、コンピュータ10は重なり合いが
異常であることを知らせる重畳ずれ信号を出力する。画
像処理装置9は、撮像位置に物品が有るか否かに無関係
に、常時面積算出を行っているので、物品5が撮像位置
に到達した瞬間に出力された異常面積信号だけを重畳ず
れ信号として出力するようになっている。
モニタテレビ12は、2値化データを白黒の画像として
視覚的に表示する。詳述すれば、第1の物体3を透過し
たパターンのみが明るい画像として表示され、他の領域
は暗い画像として表示される。この明るい領域が面積算
出の対象となる。
検出の対象となる物品における、注目される物体毎に予
め設定される透過波長成分及び透過率の・ 範囲は、下
記の態様で求められる。
まず、光源の最大照射領域に関して物品の形状寸法に応
じたウィンドウを設定する。ウィンドウを予め最大に設
定しておき、検査対象となる物品を撮像位置に設置する
。モニタテレビ12を見ながら、物品の形状寸法に応じ
て左右、上下の範囲を所望の範囲まで限定して行く。か
くて必要最小限の矩形状のウィンドウが設定される。
次に、画像抽出のために、検査対象物に関してR,B、
Yの3項目について設定を行う。Rは光源の波長成分う
ち赤/緑成分の抽出範囲の調整項目であり、Bは波長成
分のうち青/黄成分の抽出範囲の調整項目であり、Yは
光量に関する抽出範囲の調整項目である。予めR,B、
Yの抽出範囲を最大に広げておき、重畳ずれをもつ物品
を撮像位置に設置する。このときモニタテレビの画面は
全体が白く(明るく)なる。即ち、光源のあらゆる波長
成分あらゆる光量を抽出する状態である。
まず、Rの下限と上限とを狭めて行き、目的とする領域
(この場合第1の物体のみを透過した領域)だけがモニ
タテレビの画面上で白く(明るく)見えるようにする。
更に、白い領域が欠は始める少し手前まで下限と上限の
範囲を狭める。このとき残余の領域は、モニタテレビの
画面上では黒色となる。次いで、Bの下限と上限を、更
にYの下限と上限とを同様の態様で狭めて行く。B、Y
に関して、上記の白い領域が欠は始める少し手前まで同
様に狭める。最後にR,B、Yの下限値と上限値とを微
調製する。かくて、第1の物体のみを透過した光パター
ンの領域のみが、モニタテレビの画面上で白く(明るく
)表示され、他の領域は黒((暗く)表示される。即ち
、第1の物体のみを透過した光パターンのみを抽出する
準備が完了する。
これまでの説明では、第2の物体は完全に遮光性(0%
の透過率)を有する物体であることを仮定して説明した
が、第2の物体が照射光に関して、第1の物体とは異な
る透過色又は/及び透過率を(ただし、100%ではな
い)有するならば、換言すれば、第1の物体のみを透過
しI;光と第2の物体のみを透過した光とが波長又は/
及び光量において区別され得れば、本発明方法を適用で
きる。
この場合、第2の物体のみを透過した光パターンのみを
抽出すること、及び第1と第2の物体を透過した光パタ
ーンのみを抽出することができることは8うまでもない
第2図、第3図は、本発明方法を適用した実験に用いら
れた製品20の正面図及び平面図であって、容器21に
コーヒゼリーを収容し、蓋22が7ラング部分23を完
全に覆った理想的な状態が示されている。第4図は、第
2.3図の製品における容器21と蓋22との重畳ずれ
がある状態の平面図である。この製品においては、蓋2
2は容器21における7ランジ23の上面の幅の中央部
分に一定の幅をもったリング状の部分(以下、シール化
と称する)24でシールされる。従って第4図の状態は
完全に不良な重畳状態であり、許容限界は、蓋22が少
なくともシール化24の面を全周に互って完全に覆って
いる状態であるとした。
この容器21の7ラング部分23の外径は90mm、シ
ール化24の外径は87mm、であった。
従って、蓋22によって覆われていない7ラング部分2
3の面積が144mm’以下の重畳ずれは許容される。
しかし安全率を考慮して蓋22によって覆われていない
7ラング部分23の面積の最大許容面積を60mm”と
設定した。
容器21は白濁色の光透過性を有するグラスチック製で
、蓋22は全面印刷されたアルミニウム製の完全遮光性
の蓋である。
第5図及び第6図は上記製品の重畳ずれ検出に用いた装
置の主要部分の模式的正面図及び模式的正面図である。
これらの図において、30は製品31をコーヒ製造ライ
ン(図示せず)から検出装置に連続的に搬入するコンベ
ア、32は検査の終了した製品3Iを検出装置から次の
作業ステージ町ンに連続的に搬出するコンベアである。
コンベア30で検出装置に搬入されて来た製品31はス
クリューガイド33によって等間隔に整列され、入り口
側スターホイール34によって、照射光に関して透明な
ターンテーブル35(直径600mm、厚さ5mm)に
乗せられる。ターンテーブル35の下方にはビデオカラ
ーカメラ36が、上方には複合光光源37がターンテー
ブル面に関して鉛直線上に設置され、位置センサ38が
製品31によって光軸を横切られるよう配置されている
検査が終了した製品31は、ターンテーブル35から出
口側のスターホイール39をへて搬出コンベア32に乗
せられ、次の適切な作業ステーションに送り出される。
この実施例においては、検査対象領域は容器21の7ラ
ング部分であるから、光源37は、7ラング部分23の
みにリング状に光を照射するものとした。かくて、位置
センサ38は、製品20の7ラング部分23がリング状
に照射された光線と一致した瞬間を検出するよう容器の
中心から適切な距離だけずらせである。位置信号が出力
された瞬間に、許容値以上の異状信号が出力されたとき
、該当する製品31をライン外へ排出するようにするこ
とができる。
画像処理装置、モニタテレビ、コンピュータは、第1図
と同様に配置されている。
画像処理装置の波長成分抽出機能は、赤/緑成分による
抽出範囲の設定、青/黄成分による抽出範囲の設定、及
び光量による抽出範囲の設定の3種類があり、夫々につ
いて7段階に亙っての抽出ができる。
画像抽出のための波長成分及び光量の基準値範囲は下記
の実験によって決定した。
カメラ62は、モニタテレビ12にコーヒーゼリーが十
分な大きさで映るような位置に設置した。
コーヒーゼリーとカメラ62との距離は300mmであ
った。また、光源はコーヒーゼリーのカップのフランジ
に一様に光が当たるように設置した。
コーヒーゼリーと光源との距離は90mmであっtこ。
画像抽出をするに当たって、最初にウィンドウの設定を
行った。まず、ウィンドウの左右、上下の範囲をいっば
いに広げておく。次に、テレビを見ながらウィンドウが
コーヒーゼリーの画像にかかる直前まで左右の範囲を狭
める。上下についても同様にウィンドウの範囲を定める
。最後に左右、上下の範囲を微調整する。ウィンドウの
設定の範囲は左右が3/7〜5/7、上下が2/7〜6
/7であった。
画像抽出範囲の設定は下記の要領で行った。蓋ずれのあ
るコーヒーゼリーを撮像位置に設置する。
R,B、Yの範囲をいっばいに広げておく。これはすべ
ての波長成分を抽出することを意味するので、モニタテ
レビの画面全体が白く(明るく)なる。Rの下限と上限
の範囲を狭めて、蓋によって覆われていない7ランジ部
分からの透過光の赤/緑波長成分を抽出し、その部分だ
けがモニタテレビの画面上で白く(明るく)表示される
ようにする。更に、蓋によって覆われていない7ランジ
部分の白い画像が欠けはじめる少し手前まで下限と上限
との範囲を狭める。同様に、BとYとについても、上記
白い画像がかけはじめる手前まで範囲を狭める。最後に
R,B、Yの下限値と上限値とを微調整する。
以上の実験結果から、本製品の場合、抽出範囲の設定は
、赤/緑成分、青/黄成分及び光量成分夫々について、
2/7〜6/7.2/7〜6/7.3/7〜6/7の範
囲設定が適当であることが判明した。
ターンテーブル回転速度を、検出装置の処理能力800
0個/時間に相当する15rpmに設定し、予め製造さ
れたコーヒゼリー製品120個をコンベア30で搬送、
供給した。製品検査を行い被蓋の良否の製品のすべてに
ついて、ずれ面積を測定した結果は下表の通りであった
ずれ面積(龍りセ刈止洩雌徂ヨ世牡ゴ卯刊月囚ふまた、
ずれ面積が41〜60であった8個の製品のうち、最大
ずれ面積は45mm”、ずれ面積が61〜80であった
3個の製品のうち、最小ずれ面積は65mm’であった
。これは、少なくともずれ面積4〜5mm”の範囲の精
度で判定できたことを意味し、この種の製品を高処理能
力且つ工業規模で大量生産する製造ラインにおいて極め
て高精度に重畳状態の良否を検査し得ることを示してい
る。
発明の効果 (1)  容器と蓋などの分離した2以上の物体の重畳
状態の良否の検出を画像処理で行うに際して、静止画像
処理の際に必要なカメラシャッタ、ストロボを用いるこ
となく、光量と波長成分とを利用して、注目した画像領
域を抽出することによって動画増処理によって検出可能
とした。
(2) 上記(1)の検出を、高精度で、且つ高能率に
実施することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法及び装置の構成の概要を説明す
る説明図、 第2図は、本発明方法を適用するのに適した検査対象物
の一例としての蓋つき容器の正面図、第3図は、第2図
の蓋つき容器の平面図、第4図は、第2図の蓋つき容器
において、蓋と容器とが位置ずれ状態にある平面図、 第5図は、本発明装置の一部の正面図、第6図は、第5
図の装置部分の平面図である。 符号の説明

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]複合光光源と、上記光源の光軸に沿って上記光源
    に対向配置された撮像管との間に設けた移送路に沿って
    、上記光源からの照射光に関して透過色を有する第1の
    物体と、上記光源からの照射光に関して上記第1の物体
    とは異なる透過色又は/及び第1の物体とは異なる透過
    率を有する第2の物体とが上記光軸方向に重畳された物
    品を連続的に移送し、上記撮像管からの入力画像を画像
    処理することによって、入力画像の少なくとも一部分の
    領域の面積を計測し、計測した面積値を予め設定された
    基準透過面積値と比較し、その差異に基づいて上記第1
    と第2の物体の重畳状態のずれを検出する方法において
    、 a)上記物品が検出位置に到達したとき、それを検出し
    て位置検出信号を出力すること、 b)上記光源からの複合光照射領域を通過する上記物品
    の透過光パターンをビデオカラーカメラで動画像として
    撮像すること、 c)得られた画像を光量及び波長組成に応じて多段階デ
    ジタル信号に変換し、上記物品を透過した透過光パター
    ンのうちの選択された領域の透過光パターンを他の背景
    パターンから識別するために、予め設定した光量及び波
    長組成の基準値範囲に含まれる画像のみを抽出し、得ら
    れた抽出画像を2値化し、得られた2値化0/1データ
    のうち、上記目的透過光パターンに割り当てられた”1
    ”データを計測することによって目的透過光パターンの
    面積を算出し、該算出面積を予め設定された基準値範囲
    と比較して、上記基準値範囲を外れたことを検出したと
    き、異常信号を出力すること、d)上記位置検出信号と
    上記異常信号との論理和に基づいて、重畳ずれ信号を出
    力すること、を特徴とする2物体の重畳状態のずれを検
    出する方法。 [2]複合光光源と、上記光源の光軸に沿って上記光源
    に対向配置された撮像管との間に設けた移送路に沿って
    、上記光源からの照射光に関して透過色を有する第1の
    物体と、上記光源からの照射光に関して上記第1の物体
    とは異なる透過色又は/及び第1の物体と異なる透過率
    を有する第2の物体とが上記光軸方向に重畳された物品
    を連続的に移送し、上記撮像管からの入力画像を画像処
    理することによって、入力画像の少なくとも一部分の領
    域の面積を計測し、計測した面積値を予め設定された基
    準透過面積値と比較し、その差異に基づいて上記第1と
    第2の物体の重畳状態のずれを検出する装置において、 a)上記物品が検出位置に到達したとき、それを検出し
    て位置検出信号を出力する位置センサ、b)上記光源か
    らの複合光照射領域を通過する上記物品の透過光パター
    ンを動画像として撮像するビデオカラーカメラ、 c)得られた画像を光量及び波長組成に応じて多段階デ
    ジタル信号に変換し、上記物品を透過した透過光パター
    ンのうちの選択された領域の透過光パターンを他の背景
    パターンから識別するために、予め設定した光量及び波
    長組成の基準値範囲に含まれる画像のみを抽出し、得ら
    れた抽出画像を2値化し、得られた2値化0/1データ
    のうち、上記目的透過光パターンに割り当てられた”1
    ”データを計測することによって目的透過光パターンの
    面積を算出し、該算出面積を予め設定された基準値範囲
    と比較して、上記基準値範囲を外れたことを検出したと
    き、異常信号を出力する画像処理装置、 d)上記位置検出信号と上記異常信号との論理和に基づ
    いて、重畳ずれ信号を出力するコンピュータ、 を有することを特徴とする2物体の重畳状態のずれを検
    出する装置。
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