JPH0213949A - 処理液含有写真感光材料ユニット並びにその処理方法及び処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ロール状ないしシート状の写真感光材料（ダ
イレクトポジカラーベーパーを含む。以下、単にフィル
ムと称する）のユニット並びに該ユニットを現像処理す
るのに用いるフィルムの処理方法及び処理装置に関し、
更に詳しくは、小型軽量化しカメラ一体型とする供と、
しかも少量の処理液て現像処理すること、に適したフィ
ルムユニット並びに該ユニットの処理方法及び処理装置
に関する。

［従来の技術］ 撮影と同時にポジ像の画像を得ることかでき、カメラ一
体型とすることか可能な処理液含有フィルムユニットと
しては、所謂ポラロイド型インスタントカメラ用の処理
液含有フィルムユニットが知られている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、この処理液含有フィルムユニットのフィルムは
価格か高価であるという欠点がある。

即ち、フィルムとして、拡散転写型の感光層構成のフィ
ルムを用いると共に１画像の現像方法ないし手段か複雑
であるからである。そしてこのフィルムは通常の現像処
理と異なるため、画像保存性にも問題があった。

本発明は、上記に鑑みて創作されたものてあり、現像処
理が簡便であること、処理後の洗浄を容易にすること、
また、小型軽量で、インスタントカメラ型とすることか
可能であること、しかも少量の処理液で現像処理するこ
とができるフィルムユニット並びにその処理方法及び処
理装置な明らかにすることを目的とするものてあり、本
発明の他の目的ないし利益は以下の記述並びに添付の図
面から明白となるものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成する本発明の処理液含有フィルムユニッ
トは、フィルムの乳剤面の両側部に、種類を異にする処
理液収納部が相対向して設けられ、該両処理液収納部を
含めフィルムの乳剤面を透明性処理シートて被覆して成
ること、か特徴である。

また、上記目的を達成する本発明のフィルムの処理方法
は、フィルムの乳剤面の両側部に、種類を異にする処理
液収納部が相対向して設けられ、該両処理液収納部をフ
ィルムの乳剤面を透明性処理シートで被覆して成る処理
液含有フィルムユニットを、加熱ヒーター上に載置し、
前記処理液収納部に対しクサビ状部材を介して圧着手段
を作用させて、該処理液収納部を破壊し、上記圧着手段
を、フィルム乳剤面を被覆している透明性処理シート上
を移動させることで、処理液収納部中の処理液をフィル
ムの乳剤面と透明性処理シートとの間の空間に充満させ
る処理工程を１又は２以上有すること、が特徴である。

更に、上記目的を達成する本発明のフィルムの処理装置
は、処理液含有フィルムユニットな載置可能な加熱ヒー
ターと、処理液含有フィルムユニットの両側面部上に位
置し、該両側面部に対して接離摂理可能なクサビ状部材
と、フィルムの乳剤面を被覆する透明性処理シート上を
押圧しながら該クサビ状部材間を移動する圧着手段とを
備えたこと、が特徴である。

［実施例］ 次に、本発明を適用したフィルムユニット並びに処理を
兼ねたインスタントカメラの実施例を添付の図面に従っ
て説明する。

第１図は処理液含有フィルムユニットの一部切欠概略平
面図、第２図は該フィルムユニットをセットしたインス
タントカメラの断面説明図であり、本発明のフィルムユ
ニットは、フィルムＦの乳剤面の両側部に、種類を異に
する処理液収納部ＬＡ、ＩＢか相対向して設けられ、該
両処理液収納部ＩＡ、ＩＢを含めフィルムの乳剤面を透
明性処理シート２で被覆して成る。即ち、該透明性処理
シート２側が露光面である。そして該処理液収納部ＩＡ
、ＩＢ中に、保水性材（例えばポリウレタンの如き発泡
性合成樹脂等）に含有された処理液ＣＤ、　ＢＦが収納
しである。

本発明に係る処理装置を有するインスタントカメラは、
処理液含有フィルムユニットを蔵置可能な平板状の接触
型加熱ヒーター３と、処理液含有フィルムユニットの再
側面部上に位置し、該両側面部に位置する処理液収納部
ＩＡ、ＩＢに対して接離可能なクサビ状部材４Ａ、４Ｂ
と、フィルムの乳剤面を被覆する透明性処理シート２上
を押圧しながら該クサビ状部材４Ａ、４Ｂ間を移動する
圧着手段５（例えば押圧ローラ等）とを備えた処理装置
を内蔵している。そしてフィルムユニットを加熱ヒータ
ー３上に載置し、像様露光系８を作用させ撮影する。次
いて前記処理液収納部ＩＡに対しクサビ状部材４Ａを下
降させ、その上から圧着手段５を作用させて、該処理液
収納部ＩＡを破壊しく又は前記クサビ状部材４Ａの下降
のみによって破壊し）、上記圧着手段５を、フィルムＦ
の乳剤面を被覆している透明性処理シート２上を移動さ
せる。即ち、クサビ状部材４Ａから他のクサビ状部材４
Ｂの直前までを往復転動させる。又はクサビ状部材４Ｂ
の上まで往復動させるか、この場合処理液収納部ＩＢが
破壊されないように、該クサビ状部材４Ｂが下降しない
ようにしておく。これによって、処理液収納部ＩＡ中の
処理液をフィルムＦの乳剤面と透明性処理シート２との
間の空間に充満させ、現像（ＣＤ）処理を一定時間行う
。次いて、処理済みの処理液ＣＤを、前記処理液収納部
ＩＡ中に排出する。即ち、他のクサビ状部材４Ｂの直前
から処理液収納部ＩＡの直前まて圧着手段５を転動させ
、残溜してしする処理液ＣＤを、処理液収納部ＩＡ中の
保水性材に吸し１取らせる。

次いて、以下の要領て漂白定着（ＢＦ）処理を行う。

前記処理液収納部ＩＢに対しクサビ状部材４Ｂを下降さ
せ、その上から圧着手段５を作用させて、該処理液収納
部ＩＢを破壊しく又前記クサビ状部材４Ｂの下降のみに
よって破壊し）、上記圧着手段５を、フィルムＦの乳剤
面を被覆している透明性処理シート２上を移動させる。

即ち、クサビ状部材４Ｂから他のクサビ状部材４Ａの直
前まてを往復転動させる。又はクサビ状部材４Ａの上ま
で往復動させるか、この場合処理液収納部ＩＡか破壊さ
れないように、該クサビ状部材４Ａか下降しないように
しておく。これによって、処理液収納部ＩＢ中の処理液
をフィルムＦの乳剤面と透明性処理シート２との間の空
間に充満させ、漂白定着（ＢＦ）処理を一定時間行う。

次いて、処理済みの処理液ＢＦを、前記処理液収納部Ｉ
Ｂ中に排出する。即ち、他のクサビ状部材４Ａの直前か
ら処理液収納部ＩＢの直前まて圧着手段５を転動させ、
残溜している処理液ＢＦを、処理液収納部Ｉｎ２中の保
水性材に吸い取らせる。

本発明における廃液処理は上記に限定されず、例えば第
３図に示す如く、処理液収納部の下側又は外側に処理液
の廃液収納部６Ａ、６Ｂか設けられている構成のユニッ
トを用い、この廃液収納部６Ａ、６Ｂ中に高吸水性樹脂
を入れておき、前記圧着手段５の転勤操作によって該高
吸水性樹脂に廃液を吸水させてもよい。

尚、図中において、７は枠体（カメラボディ）てあり、
内部を遮光構造としている。

上記廃液ＢＦの処理が終了したら、ユニットを枠体（カ
メラボディ）から取出し、透明処理シート側から見れば
、ポジ画像か反射像として観察できる。

図示の実施例のものでは、処理液収納部は、かぶり剤を
含む現像処理（ＣＤ）ＬＡ、漂白定着処理（ＢＦ）ＩＢ
に分けられているが、処理液を他の方式で分けてもよい
。尚、各処理における処理時間の調節は、処理液ＣＤ、
　ＢＦを処理液収納部ＩＡ、ＩＢより出してから該処理
液収納部ＬＡ、ＩＢ又は廃液収納部６Ａ、６Ｂに該処理
液ＣＤ、　ＢＦを排出するまての時間によって行えばよ
し＼。

［発明の効果］ 本発明によれば、現像処理か簡便であること、処理後の
洗浄を容易にすること、また、小型軽量て、インスタン
トカメラ型とすることか可能であること、しかも少量の
処理液て現像処理することかできるフィルムユニット並
びにその処理方法及び処理装置を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は処理液含有フィルムユニットの一部切欠概略平
面図、第２図は該フィルムユニ・ントをセットしたイン
スタントカメラの断面説明図、第３図は本発明に係るフ
ィルムユニットの他側を示す一部切欠概略平面図である
。 図中において、各符号は下記を指示する。 ＩＡ、ＩＢ：処理液収納部 ２、透明性処理シート ３：加熱ヒーター ４Ａ、４Ｂ：クサビ状部材 ５・圧着手段 ６Ａ、６Ｂ＝廃液収納部 ７、枠体 ８：像様露光系 Ｆ：フィルム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、写真感光材料の乳剤面の両側部に、種類を異にする
   処理液収納部が相対向して設けられ、該両処理液収納部
   を含め写真感光材料の乳剤面を透明性処理シートで被覆
   して成る処理液含有写真感光材料ユニット。 ２、処理液含有写真感光材料ユニットを載置可能な加熱
   ヒーターと、処理液含有写真感光材料ユニットの両側面
   部上に位置し、該両側面部に対して接離可能なクサビ状
   部材と、写真感光材料の乳剤面を被覆している透明性処
   理シート上を押圧しながら該クサビ状部材間を移動する
   圧着手段とを備えた写真感光材料の処理装置。 ３、写真感光材料の乳剤面の両側部に、種類を異にする
   処理液収納部が相対向して設けられ、該両処理液収納部
   を写真感光材料の乳剤面を透明性処理シートで被覆して
   成る処理液含有写真感光材料ユニットを、加熱ヒーター
   上に載置し、前記処理液収納部に対しクサビ状部材を介
   して圧着手段を作用させて、該処理液収納部を破壊し、
   上記圧着手段を、写真感光材料乳剤面を被覆している透
   明性処理シート上を移動させることで、処理液収納部中
   の処理液を写真感光材料の乳剤面と透明性処理シートと
   の間の空間に充満させる処理工程を１又は２以上有する
   写真感光材料の処理方法。