JPH02139359A - プッシュタイプディスペンサー - Google Patents

プッシュタイプディスペンサー

Info

Publication number
JPH02139359A
JPH02139359A JP63294082A JP29408288A JPH02139359A JP H02139359 A JPH02139359 A JP H02139359A JP 63294082 A JP63294082 A JP 63294082A JP 29408288 A JP29408288 A JP 29408288A JP H02139359 A JPH02139359 A JP H02139359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
primary valve
valve
compression spring
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63294082A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Amari
甘利 正治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TADA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Lion Corp
Original Assignee
TADA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TADA GIJUTSU KENKYUSHO KK, Lion Corp filed Critical TADA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority to JP63294082A priority Critical patent/JPH02139359A/ja
Publication of JPH02139359A publication Critical patent/JPH02139359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、容器の口部に取付けられ、押圧位置、突出
位置間でのヘッドの移動に連動したピストンの摺動によ
って容器内の液体をシリンダ内に吸上げ、加圧して流出
させるブー7シユタイブデイスペンサーに関する。
〔従来の技術〕
プ′ツシュタイブディスベンサーでは、ピストンに連結
されたヘッドを、たとえば、下方に押圧することによっ
て、ピストンがシリンダ内を摺動し容器内の液体をシリ
ンダ内に吸上げ、加圧して流出するように、構成されて
いる。ここで、ヘッドは、押圧位置、突出位置間を移動
し、押圧位置突出位置間の距離に該当する距離が、一般
に、ピストンのストロークとなる。ヘッドは、通常、垂
直方向に移動可能・(昇降可能)に形成されるが木平方
向等他の方向に移動可能としてもよい。
一般に、プッシュタイプディスペンサーは、流出すべき
液体の収納された容器の口部に、キャップ等によって装
着された状態で、搬送され、店頭に展示される。しかし
、この種のデイスペンサーは、ヘッドの押圧に連動して
ピストンが摺動し、液体を流出させるため、搬送、展示
中におけるへラドの不要な押圧を防止する必要がある。
そのため、デイスペンサーは、ヘッドをその押圧位置に
ロックするロック手段を具備して構成されているこのよ
うな構成によれば、ヘッドを押圧位置にロックすること
によって、不注意や転倒によるヘッドの押圧が防止され
、ピストンの摺動を間接的に防止して、予期しない液体
の流出が妨げられるまた、ヘッドは、圧縮ばねのような
リターンばねの偏倚力によって、その突出位首に、通常
、突出されている。しかし、リターンばねの偏倚力に抗
してヘッドを押圧し、押圧位1ユにロックすればピスト
ンのストローク相当分だけ、デイスペンサーが小型化で
きる。そして、小型化によって、デイスペンサーが小さ
く梱包できるとともに、展示スペースが小さくなり、効
率的な搬送、展示が回部となる。
ロック手段は、たとえば、ヘッドの下端部に形成された
おねじを、シリンダの上端に形成されためねじに螺合す
ることによって、へ−/ トを押圧位置にロックする構
成とされる。
ところで、一次弁、二次弁によって、ポンプチャンバ(
加圧空間)がシリンダ内に規定され、容器内の液体は、
ヘッドの押圧に連動したピストンの摺動によって、一次
弁を介してポンプチャンバ内に流入し、加圧された後、
二次弁を介して、ポンプチャンバから流出する。そして
、加圧液は、ポンプチャンバからヘッドの流路を流れ、
ヘッドに設けた吐出口から流出される。
一般に、一次弁、二次弁は、鋼球から成り、自重によっ
て弁座に押圧されている。そのため、搬送、展示のとき
、容器が傾斜、転倒すると、一次弁、二次弁が弁座から
離反し、一次弁、二次弁が開放される。すると、開放さ
れた一次弁、二次弁を介して、容器内が外気に連通し、
容器内の液体が、一次弁、二次弁、吐出口を経て漏出す
る。
このように、ヘッドをロックしてピストンの摺動を防止
しても、容器の転倒等に起因する液体の漏出が防止でき
ない。
そのため、ピストンの下端に弁押えを設け、へラドを押
圧位置にロックするとき、弁押えが一次弁を押圧し、一
次弁を弁座に強制的に押圧、害看させる構成のデイスペ
ンサーが提供されている(たとえば、実公昭8O−02
7475)、特公昭6O−040899)この構成によ
れば、ヘッドを押圧位置にロックすると、一次弁が弁押
えによってjf座に押圧、密着されるため、たとえ、容
器が転倒しても、一次弁が開放されず、容器内と外気と
の連通が一次弁によって遮断されるため、液体の漏出が
確実に防止できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ヘッドのロックと弁押えによる一次弁の押圧と
を同時的に行なう構成のため、ヘッド、ヘッドのステム
、ピストン、弁押え、一次弁等の関連する構成部材の成
形誤差、組立誤差を正確に管理する必要がある。
弁押えにスリットを設け、りi性力のもとで、弁押えは
一次弁を押圧すれば、成形誤差、組立誤差をある程度吸
収して、一次弁の押圧を確保できる(特公昭f10−0
40899)、 l、かじ、弁押えはプラスチツクより
成形されているため、使用するにつれて弁押えの弾性力
が低下し、一次弁を確実に押圧できない虞れがある。ま
た、比較的大きな成形誤差、組立誤差のもとでは、弁押
えの弾性力は、成形誤差、組立誤差をもはや吸収できず
、弁押えは一次弁を押圧できない。
この発明は、関連する構成部材の成形誤差、組立誤差を
正確に管理することなく、ヘッドのロック位置で、一次
弁を弁座に確実に押圧、密着して容器内の液体の漏出を
防止したプッシュタイプディスペンサーの提供を目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明では、リターンば
ねに留意し、リターンばねの偏倚力を一次弁の押圧力に
転用している。
つまり、一次弁を段付円柱形状に形成し、一次弁の段部
に当接可能な小径部を持つ圧縮ばねからリターンばねを
構成している。そして、ヘッドが押圧位置方向に移動し
て、圧縮ばねが収縮したとき、圧縮ばねの小径部が一次
弁の段部を押圧し、圧縮ばねの偏倚力を一次弁に伝達し
て、圧縮ばねの偏倚力のもとで、一次弁を弁座に押圧、
密着させている。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図に示すように、この発明に係るプッシュタイプデ
ィスペンサー10は、段付形状のシリンダ12と、シリ
ンダ内に摺動可能に配設されたピストン14とを具備し
て構成されている。シリンダの上端部1B、下端部18
はいずれも開口され、小径に形成された下端部に、一次
弁の弁座20が形成されている。一次弁22は、テーパ
付弁体24を下端に持つ円柱形状に形成され、弁体の形
状に対応して、弁座20も斜面形状に形成されている。
また、第1図に加えて第2図を見るとよくわかるように
、複数の、実施例では4枚の、ブレード26が、一次弁
22の中間部に形成され、ブレードの下半部は一次弁の
倒れを防止するように大径に形成され、シリンダの小径
下端部18とブレードの大径下半部との隙間が最小にさ
れている。
デイスペンサー10は、容器28の口部にボトルキャッ
プ30を利用して着脱自在に装着される。一般に、容器
口部外面のおねじにボトルキャップ内面のめねじを螺合
させることによって、デイスペンサー10は容器28に
装着される。しかし、これ以外の方法によってデイスペ
ンサー10を装着してもよい。
ポンプチャンバ(加圧空間)32が、一次弁22、二次
弁(後述する)間でシリンダ12内に規定されポンプチ
ャンバ内に容器内の液体を導くための吸上げ管34が、
シリンダの下端部18に取付けられている。
m1図を見るとわかるように、ピストン14は、シリン
ダ12の内壁に摺接するスカート状のシール片38a、
38bを上下端部にそれぞれ一体に備えて形成されてい
る。ピストン14は、シリンダ12内にのびた有底筒形
のステム38の外面に遊嵌して配設されている。ステム
38は、たとえば、中空の大径筒体40の下端部に有底
の小径筒体42の上端部を嵌合した二重筒形形状に構成
されている。ここで、小径筒体42の位置決めのために
、リブ43が大径筒体40の内面に形成されている。そ
して、ステム38の小径筒体42の周壁に、ポンプチャ
ンバ(32に連通した連通孔44が、たとえば、等角的
に4個穿設されている。
段部40a、42aが、ステムの大径筒体40の内面下
端、小径筒体42の外面下端に対向してそれぞれ形成さ
れている。大径筒体下端内壁に摺接するシール片38c
が、上端のシール片36aの内方で、ピストン14の上
端に形成されている。そして、シール片38cを大径筒
体40、小径筒体42間に挿通させてピストン14が、
大径筒体の段部40a、小径筒体の段部42a間に摺動
可能に配設されている。
このような構成では、ピストン14は大径筒体の段部4
0a−、小径筒体の段部42a間で、ステム38に対し
て相対的に移動できるとともに、段部40a、42aに
当接して、ステム38と一体的に昇降される。
第1図かられかるように、ピストン14、詳細にいえば
、ピストン下端が、ステムの小径筒体の段部42aに当
接することによって、連通孔44.ポンプチャンバ32
間の連通が遮断される。つまり、ピストン下端が二次弁
46を、小径筒体の段部42aが二次弁の弁座をそれぞ
れ構成する。
ステム38の上端に、ヘッド48が固定されている、ヘ
ッド48は、先端に吐出孔49の形成された水平流路5
0を持つ嘴部52と、ステム38の上端に固定された内
筒部54と、内筒部の外方に形成された外筒部56とを
備えて構成されている。
そして、ヘッド48のためのリターンばねが、シリンダ
12内に配設されている。この発明では、リターンばね
として、中間部に小径部58aを持つ圧縮ばね58が採
用され、圧縮ばねは、その上下端部をステムの小径筒体
42の下端およびシリンダ12の段部にそれぞれ係止し
て、張設されている。
上記構成の一次弁22は、第2図からよくわかるように
、2つの段部、つまり、ブレード28の中間部に設けら
れた段部28aと、ブレード上面の段部2Eibとを備
えている。そして、圧縮ばね58の偏倚力に抗してヘッ
ド48を押圧し、押圧位置方向に移動させたとき、小径
部58aが一次弁の段部28a、28bのいずれかを押
圧し、圧縮ばねの偏倚力を一次弁22に伝達し、一次弁
22を弁座20に押圧、密着させるように、圧縮ばねが
構成されている(第3図参照)、実施例では、圧縮ばね
の小径部58aがブレード上面の段部28bを押圧可能
に構成されているが、ブレード中間部の段部28aを押
圧してもよい。
このように、圧縮ばねの小径部58aが、ヘッド48を
押圧したとき、一次弁の段部28a、2[1bのいずれ
かを押圧する構成では、ヘッド48が押圧位置(下限位
置)にあるとき、圧縮ばね58の偏倚力のもとで、一次
弁22は弁座20に押圧、密着され、確実に閉塞される
。そのため、ヘッド4日を押圧位置に後述するロック手
段によってロックしたとき、たとえ、容器を転倒させて
も、一次弁は弁座から離反せず開放されないため、液体
の漏出が確実に防止される。さらに、この構成では、ヘ
ッド48、ヘッドのステム38、一次弁22等の関連す
る構成部材に比較的大きな成形誤差、組立誤差が生じた
場合でも、圧縮ばね58の伸縮によって、成形誤差、組
立誤差が吸収される。そのため、誤差管理をさほど正確
に行なう必要がなく、デイスペンサー10が安価、容易
に生産できる。
また、ヘッド48を押圧したときのみ、圧縮ばねの小径
部58aが、一次弁の段部を押圧する構成では、圧縮ば
ねは、ポンプチャンバ32内の負正による一次弁22の
開放の障害とならない、つまり、ヘッド48への押力を
除けば、圧縮ばね58の偏倚力によって、ヘッドは上限
位置(初期位置、突出位置)方向に移動(上昇)する、
そして、ヘッド4日の上昇に伴って、圧縮ばね58が伸
び、小径部58aが一次弁の段部から離反し、一次弁の
押圧を解除して、一次弁をフリーにする。そのため、ヘ
ッド48の上昇に伴ってポンプチャンバ32内に生じた
負圧によって、一次弁22が台座20から離反され、一
次弁が開放される。このように、ヘッド48の上昇時一
次弁22は、圧縮ばねの小径部58aに妨げられること
なく、円滑に開放される。
キャップ形状の接続片60が、シリンダ12の上端に固
定され、実施例では、この接続片60を利用して、へ−
2ド48の突出位置(上限位置)が規定されている。つ
まり、延出部62が接続片60からシリンダ内に延出し
、延出部の内面に段部fi2aが形成され、この段部に
、ステムの大径筒部外面の段部40bが当接して、ヘッ
ド48の突出位置が規定されている。無為、これ以外の
構成によって、ヘッド48の突出位置を規定してもよい
一次弁22が円柱形状に形成されて軸線方向に長いため
、一次弁が倒れると、一次弁、弁座20間の密着が不完
全になる虞れがある。そのため、一次弁22の倒れを防
止する弾性片64が、ステム38の下端中央に形成され
ている。ここで、圧縮ばねの小径部58aが一次弁22
の段部を押圧するのに先立って、一次弁の先端を弾性的
に挟持するように1弾性片64は形成されている0弾性
片64は、実施例では、たとえば2個の、スリットを持
ち、半径方向に拡開可能に形成されている。このように
1弾性片64にスリットを設けて、拡開可能として構成
では、成形誤差、組立誤差をある程度吸収できる。
そのため、成形誤差1組立誤差に拘らず、一次弁22の
段部への圧縮ばねの小径部58aの押圧に先立つ一次弁
先端の弾性的な挟持が確保され、一次弁の倒れが確実に
防止され、芯出しした状態で、次弁の弁体24が台座2
0に押圧、密着される。
また、一次弁の台座20が、内方フランジ形状に形成さ
れているため、弁座においても、成形誤差組立誤差があ
る程度吸収される。
第1図に加えて第3図を見るとよくわかるように、デイ
スペンサー10は、ヘッド48を押圧位置(下限位置)
にロックするためのロック手段70をさらに具備してい
る。ロック手段70は、たとえば、ヘッドの内筒部54
の外壁に形成された係合突起72と、接続片BOの上端
内壁に形成されためねじ74とから構成され、へ−2ド
の係合突起を接続片のめねしに係合させることによって
、ヘッド48が押圧位置にロックされる。
なお、実施例では、係合突起72が、ヘッド48の外周
に等角的に4個設けられているが、係合突起の数、配列
、形状はこれに限定されず、たとえば保合突起をおねじ
としてもよい、また、これ以外の構成からロック手段7
0を構成してもよい。
上記構成において、突出位置にあるヘッド48が圧縮ば
ね58の偏倚力に抗して、押圧、下降されると、まず、
ステム下端の弾性片64が、一次弁22の上端を弾性的
に挟持し、一次弁の倒れを防止して、一次弁を芯出しす
る。その後、さらに、ヘッド48が下降すると、圧縮ば
ねの小径部58aが一次弁の段部2fibを押圧して、
一次弁の弁体24を弁座20に押圧、密着させて、一次
弁22を閉塞する。そして、ヘッド48を回動させなが
ら押圧位置(下限位W1)に押し込めば、ヘッドの保合
突起72が接続片のめねじ74に螺合して、ヘッド48
が押圧位置(下限位置)にロックされる。
このように、一次弁22を゛閉塞する前に、一次弁を芯
出ししているため、一次弁の弁体24が弁座20に正確
に押圧、密着される。また、ヘッド48の下降に伴って
圧縮ばね58が収縮し、圧縮ばねの偏倚力が、小径部5
8a、一次弁の段部2Baを経て、欽弁22に伝達され
る。そのため、大きな偏倚力のもとで、一次弁の弁体2
4が台座20に押圧、密着され、一次弁22は確実に閉
塞され、容器内、外気間の連通が完全に遮断される。従
って、搬送中、展示中等において、容器とともにデイス
ペンサー10が転倒しても、容器内の液体の漏出が確実
に防止される。無為、ヘッド48が押圧位置に口7りさ
れることによって、ピストンのストロークにほぼ相当す
る突出位置、押圧位置間の距離だけ、デイスペンサー1
0が小型化され、効率的な搬送、展示が可能となる。
実施例では、圧縮ばねの小径部58aを一次弁の段部2
ebに直接押圧して、圧縮ばね58の偏倚力を一次弁2
2に伝達している。しかし、一次弁22の弁理えを一次
弁の回りに配設し、圧縮ばねの小径部58aが弁理えを
押圧し、弁理えが一次弁の段部を押圧して、圧縮ばね5
8の偏倚力を一次弁に伝達する構成としてもよい、この
ように、弁理えを介在した構成においても、一次弁22
の確実な閉塞が確保できる。特に、弁理えを介在した構
成では、弁理えを利用して一次弁22の倒れが防1トで
き、弾性片64、弁理えを併用して、一次弁の倒れが確
実に防止できる。
容器内の液体をポンプチャンバ32内に吸上げた後、ヘ
ッド48を押圧、下降して、ポンプチャンバの液体を加
圧すると、加圧液は、ピストン14を上方に摺動させて
、ステムの小径筒部の段部42aからピストンを離反さ
せる。そのため、二次弁48が開放されて、連通孔44
がポンプチャンバ32に連通ずる。すると、ポンプチャ
ンバ32内の加圧液は、連通孔44を介して、ステム3
8内を流れ、ヘッドの水平流路50を経て、吐出孔48
から流出される。
さらに、この発明のプッシュタイプディスペンサー10
では、ヘッド48のロック状態において、使用時以外の
ヘッドの回転を阻止して、ロック機構70の予期しない
ロック解除を防止するヘッドの回転防止機構80が、設
けられている。
第4図、第5図に示すように、ヘッド回転防止4j9.
構80は、ストッパ82を備えて構成されている。
ストッパ82は、たとえば、上端に弾性片84、下端内
方に係合爪86をそれぞれ備えて構成され、スト−、パ
はヘッドの底部I]Oに形成された略矩形形状の挿着孔
92に挿通されている。ここで、ストッパの弾性片84
は、ヘッドの上壁88aに押圧され、弾性片に生じる偏
倚力によって、ストッパ82が下方に偏倚されている。
なお、第4図からよくわかるように、ストッパ82の下
端82aは、下方に延出して外部から操作可能な操作片
を構成している。
第7図(A)を見るとわかるように、ストッパ82の段
部が、ヘッド底部90に係止されて、下方へのストッパ
82の脱落が防止される。また、第4図ないし第6図に
示すように、シリンダ12の上端に固定された接続片8
0の上端外壁に、ストッパの係合爪8Gの係合可能な対
地する係合爪98が、全周にわたって形成されている。
このような構成によれば、ヘッド48の押圧位置(下限
位置)において、弾性片84によって下方に偏倚された
ストッパの係合爪86が、接続片の係合片86に係合さ
れるため、ヘッドが回転不能となりヘッドの回転が防止
される。
また、第5図に加えて、第7図(A)、CB)を見ると
よくわかるように、ストッパ82の一側面に、たとえば
、ヘッド底部80の上面に係止可能な係止突起97が形
成されている。そして、係止突起97を挿着孔92の側
壁方向に偏倚するように、たとえば、板ばね状の弾性片
88が、挿着孔内でヘッド底部90に設けられている。
このようなヘッドの回転防止機構80において第7図(
A)に示すような、ストッパの係合爪86、接続片の係
合爪8Bの係合状態から、弾性片84の偏倚力に抗して
ストッパの操作片82aを押し上げると、係合爪as、
se間の係合が解除される。そしてストッパの係止突起
97が挿着孔92から押し出されると、ヘッド底部の弾
性片98によって、ストッパ82が左方に移動し、係止
突起87は、ヘッド底部90の上面に、弾性片84の偏
倚力のよって押圧、保持される。そのため、第7図(B
)に示すように、ストッパ82は、係合爪8B、96間
の保合の解除された非作動位置(上方位置)に保持され
、ヘッド48が回転可能となり、ロック手段112によ
るヘッドのロックが解除可能となる。
また、第7図(B)に示すストッパ82の非動作位置か
ら、弾性片38の偏倚力に抗して、ストッパの操作片8
2aを右方に移動させると、ストッパの係止突起87が
挿着孔92上方に移動し、上端の弾性片84の偏倚力に
よって、ストッパ82は挿着孔92内に押し込まれ、ス
トッパの係合爪86が接続片の係合爪98に係合されて
、ヘッド48の回転が防止されるこのように、上記構成
によれば、ヘッドの回転防止機構80が繰り返し使用で
き、ヘッドのロー、りが任意に設定できる。
上述した実施例は、この発明を説明するものであり、こ
の発明を何等限定するものでなく、この発明の技術的範
囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包
含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例では、ヘッド48は垂直方向に移動可
能(昇降可能)に構成されているが、水平方向、傾斜方
向に移動可能としてもよい。
また、ヘッド底部の弾性片88は、ストッパ82を左方
に偏倚すれば足り、挿着孔88の外部でヘッド底部に設
けてもよい。
〔発明の効果〕
上記のように、この発明の係るプッシュタイプディスペ
ンサーによれば、ヘッドが押圧位首方向に移動し、リタ
ーンばねである圧縮ばねが収縮し変形したとき、圧縮ば
ねの小径部を一次弁の段部に押圧し、圧縮ばねの偏倚力
を一次弁に伝達して、一次弁の開放を阻止している。そ
のため、ヘッドを押圧位置にロー7りした状態でデイス
ペンサーが転倒しても、一次弁が弁座から離反し開放さ
れることはなく、容器内と外気との連通が確実に阻止さ
れ、容器内の液体の漏出が防止される。
また、リターンばねである圧縮ばねの偏倚力を一次弁に
伝達して一次弁の開放を防止しているため、ヘッド、ス
テム、一次弁等の関連する構成部材の成形誤差1組立誤
差が、圧縮ばねの収縮によって吸収される。そのため、
関連する構成部材の成形誤差、組立誤差を正確に管理す
る必要もなくデイスペンサーが安価、迅速に生産できる
また、一次弁が弁座に押圧する前に、ヘッドのステムの
下端中央の弾性片が一次弁を弾性的に挟持する構成では
、一次弁の倒れが防止され、芯出しした状態で、一次弁
の弁体が弁座に押圧、密着される。そのため、一次弁の
閉塞が確実に確保され′る 。
ここで、弾性片にスリットを設ければ、ヘッドステム、
一次弁等の関連する構成部材の成形誤差1組立誤差が、
弾性片の拡開によって吸収でき一次弁の閉塞に先立って
、弾性片が一次弁の上端を確実に挟持できる。
ざらに、上端の弾性片に偏倚されたストッパの係合爪、
接続片の係合爪の係合、解除によって、ヘッドの回転が
調整され、ヘッドの回転が防止できる。そのため、搬送
中、展示中での転倒や、子供のいたずら等による不要時
でのヘッドの回転が阻止でき、ヘッドのロック解除が確
実に防止できる。また、ストッパの押し上げによって、
ヘッドの回転が可能となり、ヘッドのロック解除が迅速
容易に行なえる。
そして、ヘッドの回転防止機構が繰り返し使用でき、ヘ
ッドのロックが任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は、へ−2ドの突出位置(上限位ホ)、
押圧位置(下限位置)における、この発明に係るプッシ
ュタイプディスペンサーの各縦断面図、 第2図は、一次弁の斜視図。 第4図、第5図は、回転防止機構の装着されたプッシュ
タイプディスペンサーの一部破断の正面図および平面図
、 第6図は、ヘッドの回転防止機構の一部破断の分解斜視
図、 第7図(A) 、 (B)は、作動状態、非作動状態に
おけるヘッドの回転防止機構の部分縦断面図である10
:プッシュタイプデイスペンサー、12ニジリンダ、1
4:ピストン、20ニ一次弁の弁座、22ニ一次弁、2
4ニー次弁の弁体、26:一次弁のブレード28a、2
8b:、一次弁の段部、28:容器、30:ポトレキャ
ップ、32:ポンプチャンバ、3fla〜36c:ピス
トンのシール片、38:ヘッドのステム、40,42:
ステムの大径筒体、小径筒体、42a:小径筒体の段部
(二次弁の弁座)、48:二次弁、48:ヘッド、49
:吐出口、58:圧縮ばね、58a=圧縮ばねの小径部
、60:接続片、B4:ステム末端の弾性片、70:ロ
ック手段、72:係合突起、74:めねじ、80:ヘッ
ドの回転防止機構、82:ストッパ、84:ストッパの
弾性片、86:ストッパの係合爪、90:ヘッド底部、
92:ヘッド底部の挿着孔、86:接続片の係合爪、9
7:ストッパの係止突起、98:ヘッド底部の弾性片。 出願人 株式会社 多田技術研究所 (ほか1名) (A) (B) 第5 図 ω 第4図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器の口部に取付けられ、押圧位置、突出位置間
    でのヘッドの移動に連動したピストンの摺動によって容
    器内の液体をシリンダ内に吸上げ、加圧して流出させ、
    ヘッドを押圧位置にロックするとき、一次弁が弁座に密
    着可能に構成されたプッシュタイプディスペンサーにお
    いて、 一次弁が段付円柱形状に形成され、 ヘッドのリターンばねが、一次弁の段部に当接可能な小
    径部を持つ圧縮ばねから成り、 ヘッドの移動に伴なって圧縮ばねが収縮するとき、圧縮
    ばねの小径部が一次弁の段部を押圧し、圧縮ばねの偏倚
    力を一次弁に伝達して、一次弁を弁座に押圧、密着させ
    ることを特徴とするプッシュタイプディスペンサー。
  2. (2)圧縮ばねの小径部が一次弁の段部を押圧するのに
    先立って、一次弁の末端を弾性的に挟持して、一次弁を
    芯出しするスリット付弾性片が、ヘッドのステムの末端
    中央に形成されている請求項1記載のプッシュタイプデ
    ィスペンサー。
  3. (3)上端に弾性体、下端に係合爪および操作片をそれ
    ぞれ持ち、ヘッド底部の挿着孔に挿通されるストッパと
    、 シリンダの上端開口に取付けられた接続片の上端外壁に
    形成され、ストッパの係合爪が係合されてヘッドの回転
    を防止する係合爪とを備えるとともに、 ヘッドの底部の上面に係止可能な係止突起を挿着孔内で
    ストッパに形成し、この係止突起を挿着孔から押し出す
    ような横方向の偏倚力をストッパに付与する弾性片をヘ
    ッド底部に設けたヘッドの回転防止機構をさらに具備し
    た請求項1または2記載のプッシュタイプディスペンサ
    ー。
JP63294082A 1988-11-21 1988-11-21 プッシュタイプディスペンサー Pending JPH02139359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63294082A JPH02139359A (ja) 1988-11-21 1988-11-21 プッシュタイプディスペンサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63294082A JPH02139359A (ja) 1988-11-21 1988-11-21 プッシュタイプディスペンサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02139359A true JPH02139359A (ja) 1990-05-29

Family

ID=17803054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63294082A Pending JPH02139359A (ja) 1988-11-21 1988-11-21 プッシュタイプディスペンサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02139359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063857U (ja) * 1992-06-22 1994-01-18 株式会社吉野工業所 液体注出容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62158667A (ja) * 1985-12-24 1987-07-14 キヤニヨン株式会社 ディスペンサ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62158667A (ja) * 1985-12-24 1987-07-14 キヤニヨン株式会社 ディスペンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063857U (ja) * 1992-06-22 1994-01-18 株式会社吉野工業所 液体注出容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3263921B2 (ja) ポンプ式液体ディスペンサー
CN110325474B (zh) 具有一体式通气系统的桶封闭件
JPH03111288A (ja) 圧力流体容器用の弁装置及びそのような装置を備えた容品
JP2008055333A (ja) 押下げヘッド
US6056163A (en) Liquid dispenser
JP3924821B2 (ja) 液体噴出ポンプ
TW200424098A (en) Metering valve for fluid substances
JPS6040900B2 (ja) デイスペンサ−
JPH08244824A (ja) 液体容器のポンプ付き口栓装置
JPH02139359A (ja) プッシュタイプディスペンサー
JP2004230316A (ja) 液体噴出ポンプ
JP4097904B2 (ja) エアゾール式液体噴出容器
JP4666489B2 (ja) 液体吐出器
JPH0698987B2 (ja) ディスペンサ
JPH07144159A (ja) プッシュタイプディスペンサ−
JP2007131333A (ja) 液体吐出器
JPH11244749A (ja) トリガー式液体噴出器
JP4098161B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP3678857B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP3657378B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP3587938B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP2556685Y2 (ja) ディスペンサー
JP4026025B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JPH1043646A (ja) 液体噴出ポンプ
JP4666490B2 (ja) 液体吐出器