JPH02138974A - アルギニノコハク酸合成酵素の安定化方法及び安定化組成物 - Google Patents

アルギニノコハク酸合成酵素の安定化方法及び安定化組成物

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JPH02138974A
JPH02138974A JP29007688A JP29007688A JPH02138974A JP H02138974 A JPH02138974 A JP H02138974A JP 29007688 A JP29007688 A JP 29007688A JP 29007688 A JP29007688 A JP 29007688A JP H02138974 A JPH02138974 A JP H02138974A
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JP
Japan
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ass
coenzyme
substrate
solution
stabilizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP29007688A
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English (en)
Inventor
Kenji Chichibu
秩父 賢司
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はアルギニノコハク酸合成酵素(以下ASSと略
記する)の安定化方法及び安定化されたASS組成物に
関する。
〔従来の技術〕
ASSは肝臓で尿素が合成される際必要な酵素の一つと
して知られている。
近年、このASSを肝臓病の診断等に利用覆る研究が進
められ、注目されている。
しかし、従来ASSを利用する場合、ASSが不安定な
ため、抗原抗体反応により定量する際、抗原性が低下し
てしまう等の問題点があった。
そのためASSの保存には特別の注意が必要とされてい
たが、従来その保存法としては酵素の保存法としで知ら
れている飽和硫安に熱融して保存する方法がとられてい
たにすぎなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の保存方法にはASSの濃度を高くして保
存しなければならないという制約かある他、血清4ノン
プル等の保存の際には共存する他の成分に硫安が影響を
与えるという問題点があり、微量のASSを含む測定用
標準試薬や血清1ノンプルにおりるASSを安定化覆る
方法の確立が望まれていた。
本発明はこの要望に応えるものであり、悪影響を与える
硫安を用いすに、伯の成分に影響を匂えない物質を少量
用いることにJ、すASS含有溶液中のASSを安定化
せしめる方法及びぞの組成物を提供しJ:うと覆るもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意U1究を行っ
た結果、ASSの基質及び補酵素を同時に存在せしめる
ことによって目的とするASSの安定化が達成できるこ
とを見出し本発明を完成した。
すなわら本発明は、精製アルキニノコハタ酸合成酵素溶
液又はアルギニノコハク酸合成酵素を含む検体液にアル
ギニノコハク酸合成酵素の基質及び補酵素を存在せしめ
ることを特徴とするアルギニノコハク酸合成酵素の安定
化方法、及びアルギノコハク酸合成酵素にアルギニノコ
ハク酸 合成酵素の基質並びに補酵素を共存せしめてな
る安定化されたアルギニノコハク酸合成酵素組成物を提
供−するものである。
本発明で用いるASSの基質としてはアスパラギン酸、
アルギニノコハク酸、シ1〜ルソンから選ばれた1種以
上のものが用いられる。
又、ASSの補酵素としてはアテソシン5′三リン酸(
ATP) 、アデノシン5′ −二リン酸(ATP)、
リン酸から選ばれた1種以上が用いられる。
これらのうら特にアルギニノコハク酸とATPの組合μ
が好ましい。
本発明・に於ては」二記した基質と補酵素をASSを含
有している液中に同時に存在せしめること、即ら共存せ
しめることが重要である。
存在せしめる量はASSの溶液の状態及び保存状態によ
って適宜設定されるが、通常は夫々0.005〜0,0
3モル程度でよい。
なお、ASSは溶液状態、凍結状態、及び凍結乾燥状態
等のいずれの態様のものも用いることができる。これら
のASSを上記した本発明の基質及び補酵素を共存せし
めた緩衝液で調整し、そのままで、或いは凍結乾燥後再
溶解して保存する。
緩衝液としてはASSの緩衝液として従来から用いられ
ているものならいずれも使用することができる。例を挙
げると0.5%牛血清アルブミン及び0.9%塩化ナト
リウムを含む0.1Mホウ酸−水酸化ナトリウム緩衝液
(t)H8,0>又は0.0IHアルギニノυクシネー
ト、0,5%牛血清アルブミン、0.9%塩化ナトリウ
ムを含む0.1Mホウ酸緩衝液等である。
〔実施例〕
以下実施例で具体的に説明する。
実施例1 (1)ラット肝の精製 ウィスター系の雄のラッ1〜から摘出したラッj〜肝を
テフロンホモジナイザーを用いて0.258蔗糖分中で
ホモジナイズした後、得られたホモジネトを27. o
oox 9で30分遠心分離する。上清液を45〜65
%飽和5A酸アンモニウム溶液で分画し、遠心分離する
。沈渣を緩衝液で溶解し、透析する。次に、予め平衡化
したDEAEセルロースを混合し、不純物を吸着したD
FAEセルロースを遠心分離して除去万る3゜ 次に上清を6〜12%(W/V)ポリエチレングリコー
ルで分画し、沈渣を緩衝液で溶解後、65°Cで熱処理
覆る。次に、不溶性タンパクを遠心分離で除去した後、
DEAE−セファデックス八−50カラムに通し、次い
でセフアゾ゛ツクス(3−200カラムに通ず。2つの
活性ピークの中でメインピタを濃縮後、5mHアルキニ
ノザクシネートおよび45%飽和硫酸アンモニウムを含
む0.05N トリス塩酸水溶液(pl−1=7.5 
)中で結晶化して精製ラットASSを得る。
(2)血中ヒトASSの定量 上記の精製ラットASSをフロインドアシュパン1〜(
1:1)を加えて乳化した乳化液0.5dを家兎の背部
下、皮肉及び足踵部に分割注射して免疫した。1週間後
に同量の乳化液を同様にして追加免疫し、更に初回の免
疫J:す1ケ月後に倍量の乳化液を再度追加免疫した。
最後の免疫の1週間後J:り数回にわたって採血し、血
清を分離した。
この抗血清を硫安処理、DEAEセルロースカラムに通
してIGに精製する。次にこのIgGを石川等の方法(
J、 Biochem、 92 : 1413−142
/I(1982) )を用いて、「ab’に調整後、ベ
ルオキシダ−1を標識したコンジュゲート(標識抗体〉
を作る1゜次に表1に示づ濃度の標準品を脚注に示望緩
雨液で調整し、凍結乾燥する。乾燥後内び精製水−〇−
溶解し、4°Cで1ケ月間保存し被検試料どした。
反応は20μ、Qの被検試料と0.4dの0.5%牛血
清アルブミン及び0.9%塩化す1〜リウムを含む0.
1閂ホウ酸緩衝液pl+8.0を加えた試験管に、常法
により精製I。Gを]−トしたビーズを加え室温で2時
間反応させる。
上記のFab’−ベルオキシダーし溶液を0.1威加え
再び室温で1時間反応さける。
反応液を洗浄した後、pH5,りのクエン酸リン酸緩衝
液50m1中に71)L、1−一フエニレンジアミン(
OPD)  100q7を溶解させ、市販の過酸化水素
水0.015%を添加して作った溶液500μgを基質
溶液とし、2N−1−(2304を停止溶液どじで49
2 nmの波長で吸光度を測定した。
得られた結果を表1に示す。
表 *脚注) *1:A ()、5%牛血清アルブミン及び0.9%塩化ナトリウ
ムを含む0,1目ホウ酸−NaO)−1緩衝液p+−1
8,0*2:B  O,01)1アルギニノ°リクシネ
−1−、0,5%牛血清アルブミン、0,9%塩化ナト
リウムを含む0.114ホウ酸緩衝液pH8,0 水3:CO,01FIアルギニノザクシネ−1〜、 0
.018 A rP。
()、5%牛血清アルブミンおよび0.9%塩化ナトリ
ウムを含む0.IMホウ酸緩衝液pH8,0表1から明
らかなように、本発明による安定化効果は両者を共存さ
せることにより完全に保持されることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明の方法及び組成物によってASSは安定的に保存
することが可能となり、従来から望まれていた△SSS
S測定キラ1〜則使用或いは近年注目されている肝疾患
の診断マーカーとしてのルチンアッセイに応用すること
が可能になった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、精製アルギニノコハク酸合成酵素溶液又はアルギニ
    ノコハク酸合成酵素を含む検体液にアルギニノコハク酸
    合成酵素の基質及び補酵素を存在せしめることを特徴と
    するアルギニノコハク酸合成酵素の安定化方法。 2、アルギニノコハク酸合成酵素にアルギニノコハク酸
    合成酵素の基質及び補酵素を共存せしめてなる安定化さ
    れたアルギニノコハク酸合成酵素組成物。
JP29007688A 1988-11-18 1988-11-18 アルギニノコハク酸合成酵素の安定化方法及び安定化組成物 Pending JPH02138974A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002071841A3 (en) * 2001-03-09 2003-04-24 Paradigm Genetics Inc Methods for the identification of inhibitors of argininosuccinate synthase expression or activity in plants
JP2010022328A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Aisin Seiki Co Ltd 補酵素結合型酵素の安定化方法、当該安定化方法を利用して調製した組成物、酵素センサー、及び燃料電池

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002071841A3 (en) * 2001-03-09 2003-04-24 Paradigm Genetics Inc Methods for the identification of inhibitors of argininosuccinate synthase expression or activity in plants
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