JPH0213883Y2 - - Google Patents

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JPH0213883Y2
JPH0213883Y2 JP1983036760U JP3676083U JPH0213883Y2 JP H0213883 Y2 JPH0213883 Y2 JP H0213883Y2 JP 1983036760 U JP1983036760 U JP 1983036760U JP 3676083 U JP3676083 U JP 3676083U JP H0213883 Y2 JPH0213883 Y2 JP H0213883Y2
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  • Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、石油用ガンタイプバーナを備えた小
型給湯機に関する。
従来、12000〜70000KCALのこの種の家庭用石
油小型給湯機に於て、油を霧化するノズルは圧力
及び噴霧する吐出口が一定化しないと、燃焼状態
を最良に保たれなかつた。従つて油吐出量は一定
不変とされていた。また、燃焼量可変が図り得る
ところの油を気化ガス化燃焼させる油バーナは、
燃焼安定と安全性から複雑な機構を要し、コスト
高となる欠点があつた。
ところで、燃焼油吐出量が不変である従来のガ
ンタイプバーナを具備した給湯機は、その給湯能
力を冬季に合わせて設定していた。
しかし、給水温度の高い夏季、及び省エネルギ
化のために太陽熱温水機と接続したとき、この給
湯能力が過大となり、無駄となる。そこで温度検
出器により燃焼のON−OFFを行なつて必要能力
まで低下させていたが、この燃焼のON−OFFに
追従して出湯温度が目的湯温を中心として著しく
大きな高低幅(以下ハンチング幅とよぶ)にて上
下動した。
このハンチング幅は給湯能力に比べ貯湯水が少
ない場合に増加し、出湯湯温むらによる不快感を
生じさせ、貯湯水の異常温度上昇による再出湯
時、沸騰現象による火傷の危険を生じるという問
題があつた。
また、この現象を押えるべく給湯能力に比して
貯湯水を多くする方法が用いられていたが、省エ
ネルギーの点から好ましくないと共に、全体をい
つたん暖めるまでに時間が掛り、目的湯温の湯が
短時間に得られなくなるという問題が生ずる。
本考案は従来のこのような問題点を解決し、最
大給湯能力に比較して少ない貯湯水で済むように
し、かつ出湯温度のハンチング幅を非常に小幅と
することを目的とし、さらに、全体の構造をでき
るだけ簡素とし、かつ、ノズルの修理と交換を容
易化することを目的とする。
そこで本考案の特徴とする処は、1個の燃焼室
に対して、1個の送風機とこれに連通連結される
1個の風箱を付設し、該風箱の内壁部を貫通状と
して上記燃焼室に突入する燃焼筒を複数個設け、
さらに、該風箱の外壁部の内面と上記燃焼筒の外
端部の間に所定間隔部を形成し、かつ、該風箱の
外壁部は上記燃焼筒の外端部に対応する貫孔を有
する固定本体部と、該貫孔に施蓋状に着脱自在に
取付けられる蓋体とから成り、ノズルアダプタと
ノズルを各々の上記蓋体に一対づつ取付け、か
つ、上記外端部に適宜比率で燃焼用空気を分配す
る整流板を上記風箱内に付設し、しかも、熱交換
器の通水部に温度検出器を取付けて温水の温度を
検出し、上記複数の燃焼筒内のノズルの燃焼する
ものの個数を増減制御するように構成した点にあ
る。
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第1図と第2図に於て、1は家庭用の石油小型
給湯機であり、石油用のガンタイプバーナ2を有
し、かつ熱交換器3が設けられる。ガンタイプバ
ーナ2は燃焼室7に炎を噴出し、その燃焼熱にて
熱交換器3の配管24内の湯水が温められる。4
は消音器であつて熱交換後の排気ガスは矢印Aの
如く上方へ導かれて排出される。
しかして、第1図乃至第5図に於て、ガンタイ
プバーナ2は上下所定間隔をもつて2個の燃焼筒
5,6が突設され、扁平箱型の風箱8の内壁部8
aを貫通して該燃焼筒5,6が取付けられる。そ
して各々の燃焼筒5,6内には1個ずつノズル
9,9が内有される。具体的には風箱8の外壁部
8bに保持金具10を介してノズルアダプタ11
を取付け、該ノズルアダプタ11の内端部に上記
ノズル9を固着して、燃焼筒5,6の内端寄りに
該ノズル9が保持される。
また25,25は下燃焼筒6のノズル9の直前
に先端部25a,25aが配設された点火用電極
棒であり、電線ケーブル12にて図外の電源側に
接続される。13,14は夫々上下のノズル9,
9に灯油を送る送油管である。なお、風箱外壁部
8bは具体的には、上下に2個の貫孔を有する固
定本体部と、該貫孔を施蓋状に取付けられる蓋体
15,15とからなり、前記ノズルアダプタ11
とノズル9は保持金具10をもつて該蓋体15に
固着され、かつ蓋体15はボルト等の固着具16
…にて着脱自在に固定本体部に取付けられる構造
となつている。
しかして、17は燃焼用空気を風箱8内に送り
込む送風機であり、第4図と第6図に示すよう
に、斜上方から矢印Bのように空気を送り込む。
風箱8内には整流板18が付設され、風箱8内に
開口する燃焼筒5,6の外端開口部5a,6a
に、適宜比率で燃焼用空気を分配する。
次に、19は第1図の油貯蔵タンク26に配管
27にて接続される送油継手であり、ストレーナ
20及び他の送油継手や管路を経て電磁ポンプ2
1の吸込口に接続される。このポンプ21の吐出
口側に分岐継手22を接続して、前記2本の送油
管13,14に分流させる。ところが、上側のノ
ズル9側の送油管13の途中に流路を断接する電
磁弁23が介装される。この電磁弁23が接続状
態(開状態)にあれば、上下両燃焼筒5,6のノ
ズル9,9が同時に燃焼する。他方、電磁弁23
が切断状態(閉状態)にすれば、下燃焼筒6のノ
ズル9のみが燃焼する。さらに、電磁ポンプ21
を回転停止すれば当然に上下両燃焼筒5,6のノ
ズル9,9は消火状態となる。
このように電磁弁23と電磁ポンプ21を制御
するために、前記熱交換器3の配管24等の通水
部に温度検出器28を取付けておき、この温度検
出器28の検出にて、上下両ノズル9,9の同時
燃焼、又は一方のみの燃焼、及び消火を自動的に
制御出来る。即ち、1個の燃焼室7に対して、図
示のように2個、あるいは図示省略したが3個以
上の、燃焼筒5,6…を設けておき、さらに熱交
換器3の通水部に温度検出器28を取付けて温水
の温度を検出し、上記複数の燃焼筒5,6…の内
の燃焼するものの個数を、電磁弁23及び電磁ポ
ンプ21のON−OFF制御により、増減制御する
構成であり、当然に燃焼油吐出量が増減調整され
て多段に発熱量の制御が行なわれる。従つて、出
湯温度の高低幅(ハンチング幅)が著しく小さく
出来る。
しかして、第7図乃至第10図に熱交換器3の
一例を具体的に示す。通水部となる配管24の下
端部29に、水道水が送られてくる。即ち、第1
図に於て、減圧逆止弁30を通して矢印Cの如く
水道水が供給され、上端の給水口31に至る。こ
こからフロースイツチ32と配管33を通して上
記下端部29に送水される。フロースイツチ32
は水の流れが所定の設定流量以上のときにはじめ
てバーナ2点火出来るように制御するものであ
る。また、第9図等では配管24に多数のフイン
が突設されているがこの図示を省略してある。そ
して燃焼室7の上方位置の蛇行する配管24途中
に温度検出器28が取付けられ、湯水温度を検出
する。また配管24の上端部34は、第1図と第
2図のように連通管35にてミキシングタンク3
6に連通され、このタンク36にて温水中の空気
を分離すると共に、温水温度を均一化する役目を
なす。その後、タンク36から出た湯水は出湯口
37及び配管38を通つて、台所、洗面所、風呂
場等の蛇口39…に送られる。なお、40は安全
弁、41は自動空気抜弁を示す。また空焚防止セ
ンサをタンク36に付設して、タンク36内部ま
で水がないとバーナ2が点火しないように制御す
る(図示省略)。また第1図に於て42は断熱材、
43は炎検出器を示し、第2図に於て44は点火
トランスである。
具体例として、例えば下燃焼筒6を主燃焼筒と
して温度検出器28の検出温度が63℃でON、65
℃でOFFとなるように制御し、他方、上燃焼筒
5を従燃焼筒として検出器28の検出温度が48℃
でON、50℃でOFFとなるように制御する。勿
論、この両者のON−OFF温度は各々上下に変更
自在であり、湯水の使用条件に応じて調整すれば
よい。このようにして、出湯口37からの温度
は、例えば、20℃〜75℃の範囲で可変となつてい
る。
上述のように上下の燃焼筒5,6内のノズル
9,9夫々が、同時燃焼の場合と一方のみの燃焼
の場合にいずれに於ても、噴霧圧力が一定であ
り、かつ燃焼空気量も一定に保たれるから、不完
全燃焼の心配が全くなく、常に安定した燃焼が得
られる。
なお、図例では燃焼筒5,6を2個の場合を示
したが、これを3個以上として、検出器28にて
3段階以上に制御するも好ましい。また各々の燃
焼筒5,6…に一個ずつの送風機を付設してもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により次のような著大な効
果を奏する。
ノズル9…が複数個であるにかかわらず、送
風機17と風箱8が単数個で済み、構造が複雑
化しないで、簡易となる。
ガンタイプバーナであるにかかわらず、(ノ
ズルの噴霧圧力と空気量を一定として)常に安
定した完全燃焼が得やすい。
整流板18によつて、各々の燃焼筒5,6…
とノズル9…に、常に安定した一定比率の空気
が供給出来る。
ノズル9…が最も修理交換の確率が高い部品
であるが、このノズル9は、蓋体15のみを取
外すことによつて、簡単に修理作業が出来る。
即ち、風箱8は全体を取外す必要がなく、一部
品の蓋体15のみの着脱にて行ない得る。
各燃焼筒5,6の空気の分流比率は、各燃焼
筒5,6の外端部5a,6aと、外壁部8bの
内面との間隔部の調節にて、簡単に行なうこと
が可能な構造となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面正面
図、第2図は同側面図、第3図はガンタイプバー
ナの側面図、第4図は同正面図、第5図は要部拡
大断面図、第6図は要部背面図、第7図は熱交換
器の正面図、第8図は同側面図、第9図は平面
図、第10図は背面図である。 3……熱交換器、5,6……燃焼筒、7……燃
焼室、28……温度検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の燃焼室7に対して、1個の送風機17と
    これに連通連結される1個の風箱8を付設し、該
    風箱8の内壁部8aを貫通状として上記燃焼室7
    に突入する燃焼筒5,6…を複数個設け、さら
    に、該風箱8の外壁部8bの内面と上記燃焼筒
    5,6の外端部5a,6aの間に所定間隔部を形
    成し、かつ、該風箱8の外壁部8bは上記燃焼筒
    5,6の外端部5a,6aに対応する貫孔を有す
    る固定本体部と、該貫孔に施蓋状に着脱自在に取
    付けられる蓋体15…とから成り、ノズルアダプ
    タ11とノズル9を各々の上記蓋体15…に一対
    づつ取付け、かつ、上記外端部5a,6aに適宜
    比率で燃焼用空気を分配する整流板18を上記風
    箱8内に付設し、しかも、熱交換器3の通水部に
    温度検出器28を取付けて温水の温度を検出し、
    上記複数の燃焼筒5,6…内のノズル9…の燃焼
    するものの個数を増減制御するように構成された
    ことを特徴とする給湯機。
JP3676083U 1983-03-14 1983-03-14 給湯機 Granted JPS59142650U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3676083U JPS59142650U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 給湯機

Applications Claiming Priority (1)

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JP3676083U JPS59142650U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 給湯機

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Publication Number Publication Date
JPS59142650U JPS59142650U (ja) 1984-09-22
JPH0213883Y2 true JPH0213883Y2 (ja) 1990-04-17

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JP3676083U Granted JPS59142650U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 給湯機

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670526B2 (ja) * 1986-06-05 1994-09-07 リンナイ株式会社 給湯装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736434B2 (ja) * 1975-03-24 1982-08-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736434U (ja) * 1980-08-11 1982-02-26

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JPS5736434B2 (ja) * 1975-03-24 1982-08-04

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