JPH02137815A - 多焦点位相板の製造方法 - Google Patents

多焦点位相板の製造方法

Info

Publication number
JPH02137815A
JPH02137815A JP63286597A JP28659788A JPH02137815A JP H02137815 A JPH02137815 A JP H02137815A JP 63286597 A JP63286597 A JP 63286597A JP 28659788 A JP28659788 A JP 28659788A JP H02137815 A JPH02137815 A JP H02137815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase plate
multifocal
lens
plate according
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63286597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2899296B2 (ja
Inventor
Allen L Cohen
アレン・エル・コーエン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP63286597A priority Critical patent/JP2899296B2/ja
Publication of JPH02137815A publication Critical patent/JPH02137815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2899296B2 publication Critical patent/JP2899296B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • G02C7/041Contact lenses for the eyes bifocal; multifocal
    • G02C7/042Simultaneous type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • G02C7/041Contact lenses for the eyes bifocal; multifocal
    • G02C7/044Annular configuration, e.g. pupil tuned
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C2202/00Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
    • G02C2202/20Diffractive and Fresnel lenses or lens portions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、同時視野の現象を用い、それにより目は一度
に2つの明確な像が与えられる多焦点光学レンズの構造
に関する。特別には、本発明はレンズに複数像間におい
て任意の相対明度を生じせしめる。
(発明の背景) 2焦点眼鏡の設計は、交替視野の原理を利用する。すな
わち、目は異なる焦点倍率の2つの隣接したレンズ間を
選択する。この方法は、コンタクトレンズにおいては、
目に関して動きやすいために、うまくいかなつかった。
この問題を解決するために、同時視野の現象を用い、そ
れにより目は一度に2つの明確な像が与えられる2焦点
コンタクトレンズが今日では数多く用いられている。こ
のことは、例えばデカール(DeCarle)によりア
メリカ合衆国特許第3.037.425号において述べ
られるように、異なる倍率の環状レンズにより囲まれた
自の瞳孔よりも直径が小さい中央レンズを用いることで
解決される。これは2つの像の相対明度が一定であると
きのみに有効である。残念なことに、このレンズ設計で
は、目は通常その瞳孔の直径を変えるため、2つの同心
円状レンズにより与えられる像の相対明度は、互いに関
して変化する。
より最近の2焦点レンズ構成は、アメリカ合衆国特許第
4.210,391号、4.338,005号、4,3
40,283号において記述されているように、領域位
相板を利用する。これらの設計は回折効果によって2つ
の異なる回折焦点倍率を呈する。これらの設計は目の瞳
孔よりも直径の小さい多量心円環を利用するために、目
の瞳孔が開閉するときに、少数の環のみが関係し、2つ
の像の相対明度は同じままである。
しかし、たとえこれらのレンズが入光瞳孔サイズには関
係しないで異なる焦点間の像の相対明度比を一定のまま
としても、この一定値は常に満足のいくものではない。
例えば、第1図に、アメリカ合衆国特許第4,340,
283号に関して設計されたフレーズ(blaze)付
き2焦点領域位相板を示す。
ここに、領域半径r(k)は、式r(k)−(kxλ)
<d)l/!で与えられる。λは設計波長、dは設計焦
点距離である。この場合、2つの像明度は等しい(則ち
、l:1の比である)。なぜなら、奇数領域焦点倍率F
oはl/dに等し、一方、偶数領域焦点倍率Feが0に
等しくなるように偶数領域はフレーズを有しないように
し、奇数領域フレーズは半波長(λ/2)に等しい深さ
に線形変化するように選択されるからである。これは1
/d−Fo−Feを特徴とする本願発明者のアメリカ合
衆国特許に係るものである。しかし、もし4分の1波長
の深さのみのフレーズ付き領域位相板であって、第1図
のレンズよりも製作しやすいレンズである第2図につい
て考えてみると、像明度は等しくないので、目の2焦点
レンズとして、このレンズの使用を制限している。
(発明の概要) 本発明は、次式に応じて間隔が空けられた複数の環状−
同心円領域を備えた多焦点位相板に関する。
r(k)−(定数×k)+71 ここに、r(k)は領域半径、kは領域を表し、この多
焦点位相板はその側面において、連続ステップを備え、
半波長よりも大きい、または、小さい光路長を有する。
多焦点倍率光学装置は、回折倍率を持つように所定間隔
にされた複数の環状同心円領域を有し、移相手段が少な
くとも幾つかの環状領域に組み入れられた本体手段と、
ステップ関数特性をもち、移相手段が組み入れられた全
領域を横切る光路長中において基本的にほぼ一定移相を
起こす移相手段とを有している。
本発明の実施例は光学屈折材料を含む本体手段を用いる
。移相手段は、所望の移相を得るために埋め込まれた不
純物とともに本体手段、または、本体手段の切削部を含
んでいてもよい。移相手段は全交替領域を占めていても
よい。
本発明は、上記本体手段の各焦点において等像明度を呈
するように調節されている移相手段の使用をその特徴と
している。移相ステップは上記本体手段の各焦点におい
て等像明度を呈する3焦点を生成するように調節されて
いる。好ましい実施例において、移相ステップはレンズ
に幾つかの光波長を優先的に焦点に集めさせるように調
節されている。移相ステップはどのステップまたはフレ
ーズの最大の深さをも減少するように調節されているこ
とが好ましい。
本発明は、コンタクトレンズ、眼鏡レンズ、眼内レンズ
、またはミラーとしての光学装置を利用する。
多焦点位相板は、その側面に連続ステップを組み込み、
位相板が組み込まれているほぼ全領域を横切る光路長中
に一定移相をなす。位相板は可視光領域での多焦点レン
ズとして作用するように設計される。本発明のこのよう
な実施例はコンタクトレンズあるいはカメラ用レンズと
して上記位相板の本体手段を設計する。
多焦点レンズでは、種々の焦点間に入射光を分散させる
必要がある。このとき、各焦点における強度が−ほぼ等
しい種々の像明度を深めることが重要である。本発明は
、領域半径がほぼ式r(k)=(定数×k)l/富に従
う回折レンズ設計を用いる多焦点レンズにおける事実を
利用する。すなわち、環状領域は半波長の整数個の移相
をなすように間隔が空けられている。これらの場合は、
レンズ全体のt;めの連続パターンを形成する少数の領
域を見るだけでレンズを完全に解析できる。例えば、第
1図および第2図では、第1の2つの領域(すなわち領
域lおよび領域2)のみを調べる必要がある。
まず、単焦点レンズの位相板解析を考えることから始め
る。第3図に示される同心円状半波長領域に分割された
焦点倍率0の平板レンズを考える。
いま、奇数領域に半波長ステップを切り込み、第4図の
2焦点倍率を形成する正確な半波長によって、これらの
奇数領域を透過する光を移相させる。
これは、初めてR,W、ウッド(R,W、 Wood)
により、かれの著作[物理光学(Physical 0
ptics)J、1914年、ニューヨーク、マクミリ
アン社、37〜40頁、217頁および218頁で提案
された。彼はこの技術を用い、古典的なレイリー領域板
(Rayleigh zone plate)の明度を
生じさせ、半波長の移相を考慮したのみであった。
第5図を参照して単焦点能位相板の解析を続ける。第5
図は、1波長の深さにフレーズを切り込むことで、普通
の方法で構成されたジオプトリー+1.0の単焦点レン
ズであり、このフレーズは平ステップの切り込みに対し
て角度を付けて切り込まれる。再び、R,W、ウッドの
方法によると、奇数領域を通過する光を移相させるため
に、各奇数領域から半波長ステップにカット(第5図の
破線部)することができる。その結果は第6図の2焦点
位相板である。しかし、半波長ではない移相ステップの
考察がなんらかの価値があり、または、半波長領域位相
板に適応できる以上、この解析は、ある独自性と、この
移相ステップの考察により得られる予期せぬ結果を示す
ものである。
ジオプトリー0.0の点における像明度が、ジオプトリ
ー÷1.0におけるものよりも明るい第2図のレンズに
戻る。ジオプトリー〇、Oにおいて、領域を通過した光
の位相変化はフレーズによってのみ引き起こされる。ジ
オプトリー1.0において、領域を通過した光の位相変
化は、フレーズによる移相に付は加えて半波長によって
起こる。最初に、ジオプトリー0.0での焦点と、領域
lは4分のl波長のフレーズの深さを有している事実と
を考慮すると、この領域を通過する光に対する振幅ベク
トルzl(0)は90度(負方向に4分の1波長)戻る
次に、領域2はフレーズを有していないため、この領域
を通過する光に対する振幅ベクトルz2(0)は全く移
相されない。結局、2つの結果的な振幅ベクトルの間の
位相角a(0)は、ジオプトリー0.0の焦点での像明
度B、2を呈しつつ、135度になる。
ジオプトリー1.0の焦点において、領域lを通過した
光に対する振幅ベクトルzl(1)は90度回転する。
一方、領域2を通過した光に対する振幅ベクトルz2(
1)は180度回転する。そうして、2つの結果的な振
幅ベクトルの間の位相角a(1)は、ジオプトリー1.
0の焦点での像明度B、4を呈しつつ、45度になる。
これは全て第7a図に示され、ここに像明度は結果的な
振幅ベクトルzl、 z2のベクトル和として計算され
る。2つの領域を考えているので、各領域を通過する微
少振幅ベクトルの全体の弧の長さに対しては、値として
l/2とすると便利である。そのため、ジオプトリー0
.0の焦点において、領域1を通過する光の結果的な光
の振幅ベクトルzl(0)としては、zl(0)−2”
”/ wである。同様に、z2(0)−1/ 2であり
、ベクトルzl(0)、 z2(0)間の位相角a(0
)としては、a(0)=125度であり、結果的な明度
はB。”−0,77で与えられる。同じ理由により、ジ
オプトリー1.0の焦点では、zl(1)−2””/ 
r 、 z2(1)= l / r、a(1)=45度
、Bl”−0,10である。
いま、偶数領域にステップを切り込むことにより、ステ
ップの保さの合計により偶数領域を通過する光を移相さ
せることができる。本発明は任意の移相効果を利用する
ものであり、半波長に等しい必要はない。第7b図は、
それぞれ領域11領域2からの光をあられす光の振幅ベ
クトルzl、z2を示し、各焦点はb度の付加移相によ
り分割されている。ジオプトリー1.0における結果的
な明度f3o2もまた示される。第7b図において、(
ステップの深さを増加することで)位相角すを増せば、
はの暗い像B1は明るくなる一方、明るい像B0はほの
暗くなることがわかる。明らかに像明度が等しくなる正
確な移相は存在する。この特別な場合では、0.157
波長の移相がそうであり、第7c図はこのような結果的
なレンズを示す。このレンズにおける切り子面の最大の
深さは0.407波長の深さであることにもまた注目す
べきである。典型的には、回折レンズは0.5波長ある
いはそれ以上の移相を必要とする。多くの製造技術(例
えばイオン打ち込み)はそれが達成できる最大移相が制
限されるために、必要な最大移相を減少させることが有
利である。これは移相ステップの利用の特別な例の1つ
であり、通常は0.157波長以外の移相ステップを選
択することが当然である。
本願発明者のアメリカ合衆国特許第4,338,005
号において記述されたように、ジオプトリー0.0に関
して対称的に並ぶ焦点を用いるレンズへの本発明の応用
を考えることも興味がある。第8図はこのタイプのレン
ズの例を示す。この特別なレンズはそれぞれ等しくない
明度の焦点を持つ3焦点レンズの例である。この特別な
例では、0.212波長の移相ステップを利用すること
で、第9図の等明度の3焦点レンズを構成することがで
きる。
3焦点レンズに関して、第3図に示された倍率0の平板
レンズを、あい異なる明度の焦点を持つ縮退3焦点レン
ズとして考える。実際には、この場合の焦点のうち2つ
は明度がOである。それにもかかわらず、なおも本発明
の原理を適用することができる。第1O図は、その結果
の3焦点レンズを示す。この3焦点レンズの重要な利点
は、ステップをエツチング形成することは多くの生産技
術(すなわち、イオン反応エツチング)においてフレー
ズをカットするよりも簡単であるため、より簡単な製造
することができるその単純なステップの設計にある。R
,W、ウッドの2焦点レンズは単純なステップ設計であ
る一方、これは、同様に単純゛な設計の最初の3焦点レ
ンズである。波長Xの移相が満足のいくレンズを生み出
すときはいつでも、波長(1−x)の移相を用いて相補
的なレンズもまた得ることができるのは、上述の解析か
ら明らかである。第11図は第1θ図に示されたレンズ
に関しての相補的な3焦点レンズを示す。
ここまでは、単色光のみを考えていた。第10図および
第11図のレンズが、ある特定の光の波長、例えば黄色
光、の光に対して設計されていたとすれば、回折レンズ
における固有の色収差は、第1O図および第11図にさ
らに示したような赤(R)、黄(Y)および青(B)の
光ごとに明度分布を生む。焦点での色収差に加えて、明
度においても色収差を確認することができる。しかし、
明度における色収差は、通常、相補的レンズにおいては
反対となるる。このことは、例えば、明度における色収
差を著しく減少させることのできる第12図のレンズの
ような複合レンズを設計することを可能にする。
回折倍率を利用するレンズ固有の明度における色収差が
あると、選択した特定の波長を優先的に伝達するレンズ
もまた設計することができる。例えば、第13図のレン
ズを見ると、ジオプトリー0.0の焦点では青色光、ジ
オプトリー+1.0および−1,0の焦点では赤色光を
対象とする3焦点レンズである。いま、ジオプトリー0
.0の焦点をなくすために0.5波長の移相ステップを
用いることもでき、赤色光を選択的に焦点合わせする一
方、青色光を減衰させる第14図に示される2焦点レン
ズもある。このことは当然、可能な限り青色光をカット
する必要のある無水晶体症およびその他の患者にとって
利点がある。
前述の観点において、本発明の主な目的は、回折多焦点
レンズの相異なる焦点における像明度の比を調整するこ
とである。
本発明のいま一つの目的は、本来相異なる明度を有する
回折多焦点レンズの異なる焦点における明度を等しくす
ることである。
もう一つの本発明の目的は、回折多焦点レンズを形成す
るために必要とされる最大移相を減少させることである
、さらにいま一つの本発明の目的および利点は、ステッ
プ付きのフレーズに置換することで、ある多焦点レンズ
の構造を簡略化することである。
なおさらにいま一つの本発明の目的および利点は、明度
の色収差をうまく処理して、−波長のみを選択するレン
ズを形成することである。
本発明の他の目的および利点は、添付の図面を参照しつ
つ以下の好ましい実施例の説明から、より完全に明らか
になる。
(好ましい実施例の説明) 第15図に示した本発明の実施例に、3焦点の位相板を
形成するように、半径r(1)〜r(6)により境界付
けられた6つの環状同心円領域に分割されたキャリアレ
ンズまたはボディCLの前面Iを示す。実際のいかなる
レンズにおいても、領域の数が多少違っていてもよく、
6個の領域は単に実例として選ばれただけである。キャ
リアレンズまたはボディはもちろん、球面状、球面円筒
状またはその他の適当なレンズ設計である表面lおよび
Bを有する光学レンズの設計を支配する基本原理に従っ
て構成される。キャリアレンズの球面倍率、球面円筒倍
率、または非球面倍率Pは、標準レンズ公式に従いなが
ら、前面Iおよび後面Bそれぞれの曲率、中心厚CTお
よびキャリアレンズの屈折率nによる。これらのパラメ
ータはそれぞれ、この3焦点位相板および利用可能な材
料の予定された用途により決定される。例えば、この3
焦点位相板が眼鏡レンズとして使用されるときは、後面
Bは軸上の色収差を最小とするように形成される。例え
ばガラス、プラスティックまたはその他の光学材料のよ
うな標準的な光学材料は、眼鏡、コンタクトレンズその
他の製造に使用されるこれらの材料をも含んでおり、こ
のレンズおよび以下の実施例のすべての製造に用いられ
る。
この構成において、交替の環状領域は一律にほぼ光波長
0.319/(n−1)の深さにエツチングされる。
ここにnはキャリアレンズの屈折率である。このことは
勿論、隣接する環状領域間において光波長0.319の
移相をなす。環状領域間の間隔は勿論、r(k)につい
ての領域板公式により与えられる。
特に、環状領域間の境界を決める半径r(k)は、r(
k)−(kXλ/p)l/!により決定される。ここに
、k−1,2,3,・・・であり、λは考慮すべき光波
長と等しく、Fは焦点倍率をあられす。この場合の3焦
点レンズは結果的に、ジオプトリーP−F、ジオプトリ
ーP1ジオプトリーP+Fにおいて像明度が等しい3つ
の焦点を生む。
本実施例および以下の全ての実施例の新規で重要な特徴
は、レンズの表面にエツチングされた特別なステップの
深さにより決定される像明度の比である。この場合の深
さは、(b /360)xλ/(n−1)で与えられる
。ここに、bは度であられした移相である。この場合、
b−114,84であり、次式から前述の説明において
示されたように決定される。
zl”(0)+z2”(0)−2X zl(0)Xz2
(0)Xcos[a(0)+bl=zl”(1)+z2
”(1)−2Xzl(1)Xz2(1)xcos [a
(1)+b]当然、bの異なる値によって本発明の異な
る実施例となる。
イオン打ち込みを用いた本発明のいまひとつの実施例は
第16図に示される。ここにおいて、領域はキャリアレ
ンズCLの表面へのイオン打込みにより形成される。イ
オン打込みによってキャリアレンズの屈折率はnからn
、へと変化する。さらに、打込みの深さは、式(b /
360)xλバn−nl)で与えられる。この場合、フ
レーズは深さ0.5/(n−1)の波長であり、ステッ
プは深さ0.319/(n−1)である。ここにnはキ
ャリアレンズCLの屈折率である。キャリアレンズは、
前面■、後面Bおよび焦点倍率Pを有するように設計さ
れる。環状領域r(k)は、式r(k)=(kXλ/p
 )l/2により決定される。ここに、λは設計上の波
長である。このレンズの2つの焦点倍率は、P、P+F
/2およびP+Fである。
蒸着膜形成技術を用いた本発明のいまひとつの実施例は
第17図に示される。ここでは、領域は、キャリアレン
ズCLの表面上に付加材料りの膜形成により形成される
。膜形成によりキャリアレンズを通る光路は増加する。
この場合、複合のレンズ−ミラー系すなわちミラーMに
接着されたレンズCLが示される。膜厚は式(b/72
0)xλ/(n’−1)で与えられる。ここに、nlは
膜材料の屈折率である。
当然に、上述の開示は、本発明の好ましい実施例にのみ
係り、特許請求の範囲に記載された本発明の意図および
範囲を逸脱することなく、多数の変形や改良が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、典型的な2焦点位相板の横断面図の一部、お
よび、これに対応する各焦点における明度の等しい(す
なわちBo”B+)を示す明度対焦点倍率のグラフを示
す。 第2図は、いまひとつの2焦点位相板の横断面図の一部
、および、これに対応する各焦点における明度の不等性
(すなわちB0≠Bl)を示す明度対焦点倍率のグラフ
を示す。 第3図は、倍率0の平板レンズの横断面図、および、こ
れに対応する無限大(すなわちジオプトリー0.0)に
おける単一焦点を示す明度対焦点倍率のグラフを示す。 第4図は、R,W、ウッドにより変形された倍率0の平
板レンズの横断面図、および、これに対応する明度の等
しい2焦点を示す明度対焦点倍率のグラフを示す。 第5図は、単一焦点倍率を有するフレーズ付レンズの横
断面図の一部、および、これに対応する単一焦点を示す
明度対焦点倍率のグラフを示す。 第6図は、R,W、ウッドにより変形された第5図のレ
ンズの横断面図の一部、および、これに対応する明度の
等しい2焦点を示す明度対焦点倍率のグラフを示す。 第7a図は、第2図のレンズの環状領域を通過する光の
振幅ベクトルの幾何学表現である。 第7b図は、領域lと領域2間のb度の移相の導入によ
って、いかに明度B、!およびB、zが変化するかを図
式的に示す。 第7c図は、2焦点のそれぞれにむける像明度が等しく
なるように(すなわちB o = B l−0,36)
した本発明に係る第2図のレンズの変形例の横断面図を
示す。 第8図〜第14図は、フレーズおよびステップ付3焦点
レンズの横断面図の一部、および、これに対応する明度
対焦点倍率のグラフを示す。 第15図は、イオン反応エツチングによりステップが形
成された3焦点レンズの横断面図である。 第16図は、イオン打込みによりフレーズ付ステップが
形成された3焦点レンズの横断面図である。 第17図は、ミラー表面に膜形成によりステップが形成
された3焦点ミラーの横断面図である。 CL・・・コンタクトレンズ ■・・・レンズ前面 B・・・レンズ後面 CT・・・レンズの中央厚

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: r(k)=(定数×k)^1^/^2 r(k):領域半径、k:領域 に従う所定間隔の複数の環状同心円領域を備えた多焦点
    位相板であって、 この多焦点位相板はその側面において、連続ステップを
    備え、半波長よりも大きい、または、小さい光路長を有
    する多焦点位相板。
  2. (2)上記位相板は本体手段を含む光学装置であり、該
    本体手段は光学屈折材料を含んでいることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の多焦点位相板。
  3. (3)移相手段が少なくとも環状領域のうちの幾つかに
    備えられ、該移相手段はステップ関数特性を有し、該移
    相手段を組み込むほぼ領域全体を横切る光路長において
    、ほぼ定移相をなすことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の多焦点位相板。
  4. (4)移相手段は本体手段の切削部であることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  5. (5)移相手段は全交替領域を占めていることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  6. (6)移相手段は上記本体手段の各焦点において等像明
    度を呈するように調節されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  7. (7)移相ステップは上記本体手段の各焦点において等
    像明度を呈する3焦点を生成するように調節されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の多焦点位
    相板。
  8. (8)移相ステップはレンズに幾つかの光波長を優先的
    に焦点に集めさせるように調節されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  9. (9)移相ステップはどのステップまたはフレーズの最
    大の深さをも減少するように調節されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  10. (10)多焦点位相板はコンタクトレンズとして設計さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    多焦点位相板。
  11. (11)多焦点位相板は眼鏡用レンズとして設計されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の多焦
    点位相板。
  12. (12)多焦点位相板は眼内埋込レンズとして設計され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の多
    焦点位相板。
  13. (13)多焦点位相板は鏡として設計されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  14. (14)移相手段は、所望の移相をなすために、埋め込
    まれた不純物とともに本体手段を含むことをを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の多焦点位相板。
  15. (15)位相板は可視光領域における多焦点レンズとし
    て作用するように設計されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の多焦点位相板。
  16. (16)位相板の本体手段はコンタクトレンズとして設
    計されていることを特徴とする特許請求の範囲第15項
    記載の多焦点位相板。
  17. (17)位相板の本体手段はカメラ用レンズとして設計
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第15項記
    載の多焦点位相板。
JP63286597A 1988-11-10 1988-11-10 多焦点位相板の製造方法 Expired - Lifetime JP2899296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63286597A JP2899296B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 多焦点位相板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63286597A JP2899296B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 多焦点位相板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02137815A true JPH02137815A (ja) 1990-05-28
JP2899296B2 JP2899296B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=17706475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63286597A Expired - Lifetime JP2899296B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 多焦点位相板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2899296B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749471A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Kuraray Co Ltd 眼 鏡
WO2006137355A1 (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Riverbell Co., Ltd. 多焦点レンズおよび撮像システム
JP2008510198A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 エクシード イメージング リミテッド 焦点距離を拡張する方法およびシステム
JP2009518674A (ja) * 2005-12-08 2009-05-07 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラレ ドプテイク) 光学製品上にミクロン―スケールのパターンを転写する方法、及びこれを用いた光学製品
JP2010522903A (ja) * 2007-03-29 2010-07-08 ピクセルオプティクス, インコーポレイテッド 累進光学パワー領域と不連続部を有している多焦点レンズ
WO2010079528A1 (ja) * 2009-01-06 2010-07-15 株式会社メニコン 回折レンズの製造方法
US8169716B2 (en) 2010-02-09 2012-05-01 Xceed Imaging, Ltd. Optical apparatus with structure for liquid invariant performance
US8192022B2 (en) 2004-08-16 2012-06-05 Xceed Imaging Ltd. Optical method and system for extended depth of focus
JP2012517625A (ja) * 2009-02-12 2012-08-02 ザ アリゾナ ボード オブ リージェンツ オン ビハーフ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ アリゾナ 回折型3焦点レンズ
US9033494B2 (en) 2007-03-29 2015-05-19 Mitsui Chemicals, Inc. Multifocal lens having a progressive optical power region and a discontinuity

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7481532B2 (en) * 2006-02-09 2009-01-27 Alcon, Inc. Pseudo-accommodative IOL having multiple diffractive patterns

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749471A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Kuraray Co Ltd 眼 鏡
US8192022B2 (en) 2004-08-16 2012-06-05 Xceed Imaging Ltd. Optical method and system for extended depth of focus
JP2008510198A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 エクシード イメージング リミテッド 焦点距離を拡張する方法およびシステム
WO2006137355A1 (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Riverbell Co., Ltd. 多焦点レンズおよび撮像システム
JP2009518674A (ja) * 2005-12-08 2009-05-07 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラレ ドプテイク) 光学製品上にミクロン―スケールのパターンを転写する方法、及びこれを用いた光学製品
JP2010522903A (ja) * 2007-03-29 2010-07-08 ピクセルオプティクス, インコーポレイテッド 累進光学パワー領域と不連続部を有している多焦点レンズ
US9033494B2 (en) 2007-03-29 2015-05-19 Mitsui Chemicals, Inc. Multifocal lens having a progressive optical power region and a discontinuity
JP4551489B2 (ja) * 2009-01-06 2010-09-29 株式会社メニコン 回折レンズの製造方法
WO2010079528A1 (ja) * 2009-01-06 2010-07-15 株式会社メニコン 回折レンズの製造方法
JPWO2010079528A1 (ja) * 2009-01-06 2012-06-21 株式会社メニコン 回折レンズの製造方法
US8755117B2 (en) 2009-01-06 2014-06-17 Menicon Co., Ltd. Method of manufacturing a diffraction lens other than an aphakic intraocular lens
US11693260B2 (en) 2009-02-12 2023-07-04 Arizona Board Of Regents On Behalf Of The University Of Arizona Diffractive trifocal lens
JP2012517625A (ja) * 2009-02-12 2012-08-02 ザ アリゾナ ボード オブ リージェンツ オン ビハーフ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ アリゾナ 回折型3焦点レンズ
US11199725B2 (en) 2009-02-12 2021-12-14 Arizona Board Of Regents On Behalf Of The University Of Arizona Diffractive trifocal lens
US10725320B2 (en) 2009-02-12 2020-07-28 Arizona Board Of Regents On Behalf Of The University Of Arizona Diffractive trifocal lens
JP2016189026A (ja) * 2009-02-12 2016-11-04 ザ アリゾナ ボード オブ リージェンツ オン ビハーフ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ アリゾナ 回折型3焦点レンズ
US10209533B2 (en) 2009-02-12 2019-02-19 The Arizona Board Of Regents On Behalf Of The University Of Arizona Diffractive trifocal lens
US8955968B2 (en) 2010-02-09 2015-02-17 Brien Holden Vision Institute Imaging with extended depth of focus for use with polychromatic light
US9429768B2 (en) 2010-02-09 2016-08-30 Brien Holden Vision Institute Imaging method and system with optimized extended depth of focus
US9239471B2 (en) 2010-02-09 2016-01-19 Brien Holden Vision Institute Multi-focal lens
US9500875B2 (en) 2010-02-09 2016-11-22 Brien Holden Vision Institute Imaging with extended depth of focus for use with polycromatic light
US10031334B2 (en) 2010-02-09 2018-07-24 Brien Holden Vision Institute Optical apparatus with structure for liquid invariant performance
US10078159B2 (en) 2010-02-09 2018-09-18 Brien Holden Vision Institute Multi-focal lens
US10175392B2 (en) 2010-02-09 2019-01-08 Brien Holden Vision Institute Imaging system with optimized extended depth of focus
US9134543B2 (en) 2010-02-09 2015-09-15 Brien Holden Vision Institute Imaging system with optimized extended depth of focus
US8913331B2 (en) 2010-02-09 2014-12-16 Brien Holden Vision Institute Imaging method and system with optimized extended depth of focus
US11079517B2 (en) 2010-02-09 2021-08-03 Brien Holden Vision Institute Limited Optical apparatus with structure for liquid invariant performance
US8531783B2 (en) 2010-02-09 2013-09-10 Xceed Imaging Ltd. Imaging method and system for imaging with extended depth of focus
US11199651B2 (en) 2010-02-09 2021-12-14 Brien Holden Vision Institute Limited Imaging system with optimized extended depth of focus
US8169716B2 (en) 2010-02-09 2012-05-01 Xceed Imaging, Ltd. Optical apparatus with structure for liquid invariant performance
US11802998B2 (en) 2010-02-09 2023-10-31 Brien Holden Vision Institute Limited Imaging system with optimized extended depth of focus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2899296B2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5017000A (en) Multifocals using phase shifting
US11802998B2 (en) Imaging system with optimized extended depth of focus
US6536899B1 (en) Multifocal lens exhibiting diffractive and refractive powers
US4210391A (en) Multifocal zone plate
US4338005A (en) Multifocal phase place
KR0124540B1 (ko) 다중 촛점식 복굴절 렌즈 시스템
US5121980A (en) Small aperture multifocal
US5144483A (en) Diffractive multifocal optical device
US6120148A (en) Diffractive lens
AU606519B2 (en) Multiple contour diffractive lens
US5121979A (en) Diffractive multifocal optical device
JP2849097B2 (ja) 多焦点回折光学素子及び目のコンタクトレンズ
US6325510B1 (en) Progressive multifocal lens construction for eyeglasses
US5512220A (en) Method of making a clear axis, segmented multifocal ophthalmic lens
IE922242A1 (en) Segmented multifocal contact lens and method of manufacture
JP2000511292A (ja) ゾーンレンズ
JP2014528100A (ja) 拡張焦点範囲を有するレンズ
JPH02137815A (ja) 多焦点位相板の製造方法
CN1042613A (zh) 采用相移阶梯的多焦镜片
IE68759B1 (en) Multifocals using phase shifting steps
KR0133917B1 (ko) 다초점 단면의 위상플레이트
US20240230962A9 (en) Imaging System with Optimized Extended Depth of Focus
US1082491A (en) Trifocal lens.
KR20230042299A (ko) 다초점 렌즈
KR20230073942A (ko) 다층 파장판으로 이루어진 콘택트 렌즈