JPH0213776A - ショーケースの制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は冷凍もしくは冷蔵ショーケースにおける冷却器
の除霜後の冷気循環用送風機の作動を制御する方法に関
する。

（従来の技術） 従来、冷凍または冷蔵ショーケースの庫内には区画板に
より冷気循環用の通路が形成され、そこに冷却器（５）
、その除霜用ヒータ（６）および冷気循環用の送風機（
７）が設けられている。第８図は従来のショーケースに
備えられた制御用の電気回路を示すものであって、図示
のように、その冷凍サイクルの主要な構成要素たる圧縮
機（９）は温度調節器（１２）によって制御されると共
に、リレー接点（１３ａ）、（１３ｂ）を介してタイマ
ー接点（１４ａ）および過熱防止器（１５）によって制
御される。過熱防止器（１５）は温度上昇でオンし、降
下でオフになる。また温度調節器（１２）も温度上昇で
オン、降下でオフになる。なお、（１３ａ）はりレーコ
イル（１３）の自己保持用のリレー接点であり、（１３
ｃ）はヒータ（６）の制御用のリレー接点である。

第９図は従来のショーケースの各ユニットの作動を示す
タイムチャートであり、圧縮機（９）は温度調節器（１
２）によってオン／オフ制御され、送風機（７）は除霜
時以外は常に作動している。冷却器（５）に付着した霜
を除去するためタイマー接点（１４ａ）がオンすると、
圧縮機（９）は停止し、ヒータ（６）に通電して冷却器
（５）を加熱する。その際送風機（７）も停止し、暖め
られた空気を庫内に循環しないようになっているが、冷
却器（５）の除霜が終って所定温度（過熱防止器（１５
）のオフ設定温度）まで上昇すると、過熱防止器（１５
）が作動してヒータ（６）をオフにし、圧縮機（９）の
作動で冷凍サイクルを稼動し、同時に送風機（７）も作
動している。

（発明が解決しようとする課題） 従来のショーケースの制御方法では除霜が完了して冷凍
サイクルを稼動すると同時に、冷気循環用の送風機（７
）も作動したため、除霜用ヒータ（６）によって加熱さ
れた空気およびヒータ（６）で加熱された際に冷却器に
溜った熱を庫内に送り、庫内の温度を上昇させ、庫内の
商品に悪影響を与えるという問題点があった。

本発明の目的は上記問題点を解消することであって、そ
れ故、除霜終了後の庫内の温度上昇を防止し得るショー
ケースの制御方法を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明によるショーケースの制御方法の特徴は冷気循環
通路内に備えられた冷却器の除霜の終了後に冷凍サイク
ルの稼動により或る程度冷却器が冷却されるまでの時間
を遅延して冷気循環用送風機を作動することである。

（作用） 冷却器の除霜終了後、冷凍サイクルを稼動してもその直
属は冷却器の温度が高いが、冷却器の温度が高い間は送
風機（７）が作動しないので、冷却器の熱およびその近
辺の加熱された空気が庫内に送られることはない。冷却
器が或る程度冷却された時点で送風機（７）が作動する
ので庫内には常に冷却された空気が送入される。

（実施例） 次に図面を参照のもとに本発明の詳細な説明する。なお
、第３図および第４図は本発明による制御方法が適用さ
れるショーケースの一例を示すものであって１図示のよ
うに断熱壁からなるケース本体（１）の内部、即ち庫内
は本体の背面側に沿って備えられた区画板（２）により
商品陳列用の室（３）と冷気循環用の通路（４）に区分
され、該通路内には冷却器（５）とその近くに備えられ
た除霜用のヒータ（６）および冷気循環用の送風機（７
）が設けられる。ケース本体（１）の下に機械室（８）
が設置され、そこに冷却器（５）をその一部として含む
冷凍サイクルの圧縮機（９）、凝縮器（１０）およびそ
れらを風冷する送風機（１１）が設置される。

本発明による制御方法は冷凍サイクルおよび送風機（７
）の作動に関連するものであって、冷却器（５）は適当
な時間間隔でヒータ（６）の付勢により除霜が行なわれ
、その際は冷凍サイクルおよび送風機（７）は停止する
。そして除霜の終了後に再び冷凍サイクルと送風機（７
）を作動するが、この制御方法では送風機（７）の作動
を冷凍サイクルの稼動からほぼ一定の時間を遅延させて
行ない、冷却器（５）が冷却されてから該送風機を作動
するようにしている。

第１図は本発明方法の実施に用いられる装置の好適な形
態を示すものであって、冷気循環用の送風機（７）に直
列に接続された急変Ｐ　Ｔ　Ｃ（Ｐｏｓｉｔｉｖｅ　Ｔ
ｅ＋＋＋ｐｅｒａｊｕｒｅ　Ｃｏｅｆｆｉｃｉｅｎｔ）
サーミスタ（１６）を含み、該サーミスタは冷却器（５
）またはその近くに設置され−５それにより除霜終了後
、冷凍サイクルの稼動から一定時間遅延して送・風機（
７）を作動するようになっている６サーミスタ（１６）
に並列に手動スイッチ（１７）が設けられ、このスイッ
チは冷却前の状態ではオンで用いられ、冷却後にオフし
、送風機（７）を強制的に運転する役割を果す。なお。

従来と同様に温度調節器（１２）、リレーコイル（１３
）、リレー接点（１３ａ）、（１３ｂ）、（１３ｃ）、
タイマー駆動部（１４）、タイマー接点（１４ａ’）−
過熱防止器（１５）および冷却運転時は非通電のリレー
コイル（１８）と。

そのリレーコイルに連動するリレー接点（１８ａ）が在
る。

急変ＰＴＣサーミスタ（１６）の温度−抵抗特性は第５
図に示すように、通常の冷却運転時は低温であるためａ
　−ｂ間の極めて小さい抵抗間で変化し、送風機（７）
は正常に作動する。或る温度す点を越えるとサーミスタ
（１６）の抵抗は急激に増大する。

ｂ　−ｃ間が除霜中であり、そのｂ点の抵抗が送風機（
７）を作動し得る値に予め設定される。

このようにＰＴＣサーミスタ（１６）を送風機（７）に
直列に接続すればリレーを用いる必要がないため安価に
実施し得る利点がある。

第２図のタイムチャートはこの制御方法の一例を示すも
のであって、冷却運転から除霜開始までは従来技術と同
様であるが、除霜が終了して過熱防止器（１５）が作動
すると、除霜用ヒータ（６）がオフになり、圧縮機（９
）を含む冷凍サイクルが稼動するが、その直後は急変Ｐ
ＴＣサーミスタ（１６）は高温であるため該サーミスタ
の抵抗が大きく、それに直列に接続された送風機（７）
は電圧が低く、従って作動しない。冷凍サイクルの稼動
に伴って冷却器（５）が冷却され、それと共に急変ＰＴ
Ｃサーミスタ（１６）も冷却されて抵抗が減少する。そ
のため送風機（７）にかかる電圧も上昇し、送風機（７
）が運転を再開する。従って、図中の時間ｔだけ遅延し
て送風機が作動する。

本発明の実施に用いられる装置の別の形態では急変サー
ミスタが、リレーを介して送風機（７）の制御に用いら
れる。その回路図は第６図に示すように、急変サーミス
タ（１６）と直列に接続されたリレーコイル（１９）を
含み、そのリレー接点（１９ａ）が送風機（７）に直列
に接続される。除霜時、リレーコイル（１９）の電圧が
低いためリレー接点（１９ａ）は駆動されず、送風機（
７）には通電しないため停止している。冷凍サイクルの
稼動により冷却器（５）が冷却されると、急変サーミス
タ（１６）も冷却され、抵抗が減少する。それに伴いリ
レーコイル（１９）にかかる電圧が上昇し、リレーコイ
ル（１９）の可動電圧に達すると、リレーコイル（１９
）が吸引し、リレー接点（１９ａ）が接続する。従って
或る時間（１）遅延して送風機（７）を作動する。

さらに他の形態では、第７図に示すように、急変ＰＴＣ
サーミスタの代りにＮＴＣサーミスタ（２０）がリレー
コイル（２１）と直列に接続されて用いられ、そのリレ
ー接点（２１ａ）が逆接点で送風機（７）に直列に接続
される。このＮＴＣサーミスタの特性はＰＴＣサーミス
タの特性とは逆に、温度上昇で抵抗が減少する。即ち、
或る所定温度を越えると抵抗が急激に減少する。従って
、前記ＰＴＣサーミスタを使った時の逆の動きをするた
め、リレー接点（２１ａ）をｂ接点にすることにより前
記Ｐ　ＴＣサーミスタを使った時と同じ動作をする。

この制御方法の実施に好適に用いられる装置の例として
、上記のように、（イ）送風機（７）に直列に接続され
た急変ＰＴＣサーミスタ（１６）を冷却器（５）または
その近くに設置する構成、（ロ）冷却器（５）またはそ
の近くに急変ＰＴＣサーミスタを設けると共に、そのリ
レー接点（１９ａ）が送風機（７）に直列に接続された
リレー（１９）を含む構成、（ハ）冷却器（５）または
その近くに急変ＮＴＣサーミスタ（２０）を設けると共
に、そのリレー接点（２１ａ）が送風機（７）に直列に
接続されたリレー（２１）を含む構成、を示してきたが
、本発明方法は他の構成で実施することも可能であり１
例えばタイマーの使用。

または冷却器に温度計もしくはバイメタルを設置する構
成、等々によっても実施し得ることは明らかである。

（発明の効果） 上記のように、本発明によれば、除霜後に再び冷凍サイ
クルを稼動した際に冷気循環用送風機は冷却器が或る程
度冷却されるまでの時間を遅延して作動されるので、除
霜の際に冷却器に溜った熱やその近辺の加熱された空気
を庫内に導入することはなく、従って庫内の温度上昇を
避けることができ、庫内に保存された商品に悪影響を与
えることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるショーケースの制御方法の実施に
用いられる電気口゛路の一例を示す図、第２図はそのタ
イムチャート図、第３図はショーケースの一例を示す側
断面図、第４図の該ショーケースに備えられる冷却器と
その除霜用ヒータの斜視図、第５図は本発明方法の実施
に用い得るＰＴＣサーミスタの特性を示すグラフ、第６
図は本発明方法の実施に用い得る別の電気回路を示す図
、第７図はさらに別の電気回路を示す図、第８図は従来
のショーケースにおける制御用電気回路図、そして第９
図は従来の制御方法を示すタイムチャート図である。 図中、５：冷却器、６：除霜用ヒータ、７：冷気循環用
送風機、１６：急変ＰＴＣサーミスタ、１９：リレー、
２０：急変ＮＴＣサーミスタ、２１：リレー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷凍もしくは冷蔵ショーケースの冷気循環通路内に備え
   られた冷却器の除霜を行なう際はその近くに設けられた
   除霜用ヒータを付勢すると共に冷凍サイクルおよび冷気
   循環用送風機を停止し、除霜終了後に再び前記冷凍サイ
   クルおよび前記送風機を稼動する制御方法において、前
   記冷却器の除霜の終了後に前記冷凍サイクルにより或る
   程度前記冷却器が冷却されるまでのほぼ一定の時間を遅
   延して前記送風機を作動することを特徴とするショーケ
   ースの制御方法。