JPH02137585A - テレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、いわゆる高品位テレビジョン受像機等の種々
のアスペクト比の映像が映出され得るテレビジョン受像
機に関する。

Ｂ、発明の概要 本発明は、種々のアスペクト比の映像が映出されるテレ
ビジョン受像機において、表示装置の表示面と異なるア
スペクト比の映像が映出される領域の境界位置に対応す
る切換え信号に基づき、映像の輝度を切換えるようにし
て、表示面と異なるアスペクト比の映像が映出される領
域におけるいわゆる焼付きによる輝度の段差が生じない
ようにしたものである。

Ｃ６従来の技術 従来、いわゆる高品位テレビジョン（ＨＤＴＶ）受像機
のように、ＮＴＳＣ方式やＰＡＬ方式等によるテレビジ
ョン映像と異なるアスペクト比の映像を映出することが
できるように構成されたテレビジョン受像機が提案され
ている。

このテレビジョン受像機は、第５図に示すように、表示
面１０１の縦横比（アスペクト比）が、例えば９：１６
となされた、陰極線管等の表示装置を有してなる。そし
て、この表示装置の表示面１０１の全面を用いて、アス
ペクト比が９：１６の映像を映出することができる。

また、このテレビジョン受像機においては、アスペクト
比が上記表示装置の表示面１０１と異なる映像をも映出
できるように構成されている。例えばアスペクト比が３
：４の映像を映出する場合においては、人力される映像
信号に所定の信号処理を行うことにより、第５図中ａで
示す中央部の領域に映像を映出し、第５図中す及びＣで
示す上記中央部の領域の左右両側の領域はいわゆる黒レ
ベルとなるようにしている。

Ｄ９発明が解決しようとする課題 ところで、上述のような種々のアスペクト比の映像を映
出できるように構成されたテレビジョン受像機において
は、上記表示装置の表示面の一部のみの領域を用いて映
像を映出する状態が長時間に亘ると、映像が映出された
部分において、いわゆる焼付きが生ずる虞れがある。

撓 この焼付きとは、例えば陰極等管を用いた表示装置にお
いては、映像を映出するために表示面の内面側に塗布さ
れている蛍光体が長時間に亘って発光を続けることによ
り、発熱等のために特性が変化することであり、発光し
ていなかった蛍光体に対して、所定強度の陰極線が照射
されたときに発する輝度レベルが異なってしまうことで
ある。

このように、表示面の一部分のみで焼付きが生じた表示
装置においては、この表示装置の表示面の全面を用いて
映像を映出するときには、この表示面とアスペクト比の
異なる映像が映出されていた領域の境界線部分に輝度レ
ベルの段差が生じ、良好な映像の映出が行えない。

そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるもの
であって、表示装置の表示面と異なるアスペクト比の映
像を長時間に亘って映出する場合にも、該表示装置にお
けるいわゆる焼付きによる映像が映出されていた領域の
境界線部分の輝度しヘルの段差の発生が防止され、良好
な映像の映出が行えるテレビジョン受像機を提供するこ
とを目的とする。

Ｅ９課題を解決するための手段 上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本発明に
係るテレビジョン受像機は、映像信号に基づいて映像を
映出する表示装置と、この表示装置に映出される映像の
輝度を制御する輝度調整回路と、上記表示装置の表示面
におけるこの表示面とアスペクト比の異なる映像が映出
される領域の境界位置に対応する切換え信号を生成する
切換え制御装置とを備え、上記輝度調整回路は、上記表
示装置の表示面の全面に映像を映出するときには、上記
切換え信号に基づいてこの映像の輝度を切換えてなるこ
とを特徴とする。

Ｆ１作用 本発明に係るテレビジョン受像機においては、表示装置
の表示面の全面に映像を映出するときには、輝度調整回
路が該表示面とアスペクト比の異なる映像が映出される
領域の境界位置に対応する切換え信号に基づいて映像の
輝度を切換えるので、該境界線部分におけるいわゆる焼
付きによる輝度レベルの段差の発生が防止される。

Ｇ、実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説
明する。

この例は、本発明をいわゆる高品位テレビジョン（ＨＤ
ＴＶ）方式の映像信号に基づく映像を映出するために構
成されたテレビジョン受像機に適用した例である。

このテレビジョン受像機においては、第１図に示すよう
に、映像信号入力端子１より映像信号Ｓ。

が供給され、この映像信号Ｓ。は、検出回路２を介して
画像メモリ装置３に送られる。

上記検出回路２は、供給される映像信号Ｓ。の変調方式
を検出し、この検出に基づく検出信号りを出力する。映
像信号Ｓ。の変調方式とは、例えばＮＴＳＣ方式、ＰＡ
Ｌ方式、あるいは、いわゆるＨＤＴＶ方式等であり、上
記検出信号りはこれら各方式に対応して、映像のアスペ
クト比や走査線数等のデータを示す信号となっている。

上記画像メモリ装置３は、書込み制御回路４から供給さ
れる書込み制御信号Ｈｗに基づき、供給される映像信号
Ｓ。を映像データとして書込むとともに、読出し制御回
路５から供給される読出し制御信号Ｈ，に基づき、記憶
している映像データを読出して映像信号Ｓ１として出力
するように構成されている。上記書込み制御回路４及び
読出し制御回路５は、上記検出回路２より出力される検
出信号りに基づいて上記各制御信号Ｈｗ、Ｈ，Ｉを出力
する。すなわち、上記画像メモリ装置３における映像デ
ータの書込み及び読出しの動作は、上記検出信号りによ
り示される上記映像信号Ｓ０の変調方式に対応したもの
となされ、時間軸圧縮等の所定の処理が行われる。例え
ば、走査線数が５２５木であってアスペクト比が３：４
であるＮＴＳＣ方式の映像信号Ｓ。が供給された場合に
おいては、１５４７分の映像データを２回（あるいは４
回）づつ読出すとともに、読出し速度を書込み速度の約
２倍（あるいは約４倍）とする。すると、第２図に示す
ように、走査線数が１１２５本のＨＤＴＶ方式の映像信
号であって、ＩＨ（水平周期）より帰線期間を除いた部
分の３／４の期間に第２図中にｄで示す映像データが時
間Ｔ１に亘って出力される映像信号を得ることができる
。

なお、供給される映像信号Ｓ。がＨＤＴＶ方式の映像信
号である場合には、上記画像メモリ装置３より出力され
る映像信号Ｓ１においては、第２図中Ｔ０で示すＩＨよ
り帰線期間を除いた部分の略全期間に亘って映像データ
が出力される。

上記画像メモリ装置３より出力された映像信号Ｓ１は、
表示制御装置６に送られる。この表示制御装置６は、送
られる映像信号Ｓ１に基づいて表示装置となるデイスプ
レィ装置７を制御し、所定の映像を映出させる。このデ
イスプレィ装置７は、例えば陰極線管や液晶表示板（Ｌ
ＣＤ）等を有してなる装置である。このデイスプレィ装
置７の表示面７ａは、ＨＤＴＶ方式の映像信号に基づく
映像を全面に亘って映出するように、アスペクト比が９
：１６となされている。

また、上記表示制御装置６には、切換え制御装置８より
、切換え信号Ｍが供給されている。この切換え制御装置
８は、上記検出信号りに基づき、供給される映像信号Ｓ
。がＨＤＴＶ方式の映像信号である場合に、第２図中に
Ｔ、で示す期間、すなわち、アスペクト比が上記表示面
７ａと異なる映像に基づいて変調された映像信号Ｓ。が
供給された場合に映像データが出力される期間に対応し
て、上記切換え信号Ｍを生成して出力するように構成さ
れている。

そして、上記表示制御装置６は、輝度調整回路９を有し
ている。この輝度調整回路９は、例えば第３図に示すよ
うに、上記画像メモリ装置３より出力された映像信号Ｓ
、が所定の制限抵抗９ａを介して非反転入力端子に供給
されるアンプ９ｂを有してなる。このアンプ９ｂの出力
は、上記デイスプレィ装置７に送られるとともに第１及
び第２の帰還抵抗９ｃ、９ｄを介してこのアンプ９ｂの
反転入力端子に帰還されている。上記第１の帰還抵抗９
ｃは、抵抗値が調整できるようにいわゆる可変抵抗器と
なされている。上記反転入力端子は、所定の接地用抵抗
９ｅを介して接地されている。

そして、上記第１の帰還抵抗９ｃには、上記切換え信号
Ｍにより切換え制御されるスイッチ素子９ｆが並列に接
続されている。

このように構成された輝度調整回路９に供給される映像
信号Ｓ、は、上記スイッチ素子９ｆが開いているときに
は、上記第１及び第２の帰還抵抗９ｃ、９ｄの抵抗値に
基づく上記アンプ９ｂの増幅率により増幅される。そし
て、上記スイッチ素子９ｆが閉成しているときには、上
記アンプ９ｂの出力の帰還は、上記スイッチ素子９ｆ及
び上記第２の帰還抵抗９ｄを介して行われる。したがっ
て、この場合には、上記映像信号Ｓｔは、上記第２の帰
還抵抗９ｄの抵抗値に基づく上記アンプ９ｂの増幅率に
より増幅される。

なお、上記表示制御装置６は、第３図に示すように、所
定の走査制御回路１０を有しており、上記デイスプレィ
装置７における映像信号Ｓｌに基づく画素の垂直及び水
平走査を制御している。

上述のように構成された本発明に係るテレビジョン受像
機においては、アスペクト比が３＝４である例えばＮＴ
ＳＣ方式やＰＡＬ方式の映像信号Ｓ　Ｏ（Ｎ）が供給さ
れると、この映像信号Ｓ。。、は上記画像メモリ装置３
に映像データとして記憶される。このとき、上記検出信
号りは、上記映像信号Ｓｏがアスペクト比が３：４の映
像に基づいて変調された信号であることを示している。

この検出信号りに基づき、上記読出し制御回路５は、上
記画像メモリ装置３より所定のタイミングで映像データ
を読出す。

このとき、上記デイスプレィ装置７においては、第４図
に示すように、表示面７ａの略中央部の、第４図中Ａで
示すアスペクト比３：４の領域に上記映像信号Ｓ１に基
づく映像が映出される。

なお、第４図中Ｂ及びＣで示す映像が映出されない領域
については、この領域のライン毎に、第４図中Ａで示す
領域に映出された映像のライン毎の平均の輝度となるよ
うにしてもよい。

そして、アスペクト比が９：１６である例えばＨＤＴＶ
方式の映像信号Ｓ。（□、が供給されると、この映像信
号Ｓ。（−）は上記画像メモリ装置３に映像データとし
て記憶される。そして、所定のタイミングにより読出さ
れ、上記表示制御装置６に送られる。このとき、上記検
出信号りは、上記映像信号Ｓ。がアスペクト比が９＝１
６の映像に基づいて変調された信号であることを示して
いる。この検出信号りにより、上記切換え制御装置８が
作動し、切換え信号Ｍにより上記輝度調整回路９のスイ
ッチ素子９ｆを開閉する。このスイッチ素子９ｆの開閉
のタイミングは、第２図中Ｔ１で示す期間において開か
れ（ＯＦＦ）、第２図中Ｔ２で示す期間において閉成（
ＯＮ）されるようになされる。すなわち、第２図中Ｔ１
で示す期間においては、第２図中Ｔ２で示す期間よりも
帰還抵抗の抵抗値が増大して、上記アンプ９ｂの増幅率
が増加するようになされる。なお、上記第１の帰還紙抗
９ｃが調整により抵抗値を零となされているときには、
上記スイッチ素子９ｆの開閉により上記アンプ９ｂの増
幅率が変化することはない。

そして、上記デイスプレィ装置７においては、表示面７
ａの全面に映像が映出される。このとき映出された映像
は、第４図中Ａで示す領域に映出された部分が第２図中
Ｔ、で示す期間に相当し、また、第４図中Ｂ及びＣで示
す領域に映出された部分が第２図中Ｔ。よりＴ、を除い
た期間に相当する。

そして、第４図中Ａで示す領域に映出される映像は上記
スイ・シチ素子９ｆが開かれることにより増大された上
記アンプ９ｂの増幅率に基づく輝度レベルとなされ、第
４図中Ｂ及びＣで示す領域に映出される映像は上記スイ
ッチ素子９ｆが閉成されることにより減少された上記ア
ンプ９ｂの増幅率に基づく輝度レベルとなされる。この
ような上。

記アンプ９ｂの増幅率の増減量は、上記第１の帰還抵抗
９ｃの抵抗値により調整することができる。

ところで、上記表示面７ａにおいては、第４図中Ａで示
すアスペクト比が３：４の映像が映出される領域におい
ていわゆる焼付きが起こっている場合がある。この焼付
きが起こっていると、一定の増幅率により増幅された映
像信号について、第４図中Ａで示す焼付きが起こった領
域は、第４図中Ｂ及びＣで示す焼付きが起こっていない
領域に比して輝度レベルが低下する。

本発明に係るテレビジョン受像機においては、焼付きの
起こった領域の映像と焼付きの起こっていない領域の映
像との輝度レベルの差を補償できるように、上記輝度調
整回路９の第１の帰還抵抗９ｃの抵抗値を調整しておけ
ば、映像信号Ｓ１の増幅率がこれら２つの領域に対応し
て切換えられ、これら２つの領域に映出される映像の輝
度レベルを等しくすることができる。

なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、適
宜変更可能である。例えば、輝度調整回路は、上述の実
施例中に説明したような構成の回路に限定されることな
く、種々の構成あるいは方式の輝度調整回路を用いるこ
とができる。

また、本発明は、上述の実施例のようなＨＤＴＶ方式の
テレビジョン受像機に限って適用されるものではなく、
異なるアスペクト比の映像が映出され得る各種の方式の
テレビジョン受像機に適用できるものである。

Ｈ９発明の効果 上述のように、本発明に係るテレビジョン受像機におい
ては、表示装置の表示面の全面に映像を映出するときに
は、輝度調整回路が該表示面とアスペクト比の異なる映
像が映出される領域の境界位置に対応する切換え信号に
基づいて映像の輝度レベルを切換える。そのため、該境
界線部分におけるいわゆる焼付きによる輝度レベルの段
差の発生が防止される。

すなわち、本発明は、表示装置の表示面と異なるアスペ
クト比の映像を長時間に亘って映出する場合にも、該表
示装置におけるいわゆる焼付きによる映像が映出されて
いた領域の境界線部分の輝度レベルの段差の発生が防止
され、良好な映像の映出が行えるテレビジョン受像機を
提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテレビジョン受像機の構成を示す
ブロック図であり、第２図は上記テレビジョン受像機に
おいて信号処理される映像信号の波形の例を示す波形図
であり、第３図は上記テレビジョン受像機の要部の構成
を示すブロック回路図であり、第４図は上記テレビジョ
ン受像機において表示面とアスペクト比の異なる映像が
映出される領域を示す正面図である。 第５図は従来のテレビジョン受像機において表示装置の
表示面とアスペクト比の異なる映像が映出された状態を
示す正面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 映像信号に基づいて映像を映出する表示装置と、上記表
   示装置に映出される映像の輝度を制御する輝度調整回路
   と、 上記表示装置の表示面におけるこの表示面とアスペクト
   比の異なる映像が表示される領域の境界位置に対応する
   切換え信号を生成する切換え制御装置とを備え、 上記輝度調整回路は、上記表示装置の表示面の全面に映
   像を映出するときには、上記切換え信号に基づいてこの
   映像の輝度を切換えてなるテレビジョン受像機。