JPH0213714Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213714Y2
JPH0213714Y2 JP1982147568U JP14756882U JPH0213714Y2 JP H0213714 Y2 JPH0213714 Y2 JP H0213714Y2 JP 1982147568 U JP1982147568 U JP 1982147568U JP 14756882 U JP14756882 U JP 14756882U JP H0213714 Y2 JPH0213714 Y2 JP H0213714Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reserve tank
heat exchanger
fan shroud
radiator
shroud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982147568U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5952029U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14756882U priority Critical patent/JPS5952029U/ja
Publication of JPS5952029U publication Critical patent/JPS5952029U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213714Y2 publication Critical patent/JPH0213714Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱交換器用リザーブタンクの取付構造
に関する。
ラジエータ等の熱交換器の冷却水の温度が高く
なり、内圧が上昇すると、冷却水はオーバーフロ
ーパイプから外部に流出させる方式に替えて、近
年は熱交換器に近接させてリザーブタンクを設
け、冷却水の温度が上がつて水の体積が膨張する
と、該膨張分を流出させずに密閉式のリザーブタ
ンクに導入し、冷却水の温度が下がり、熱交換器
の内圧が下がるとリザーブタンク内の水を熱交換
器に逆流させるいわゆる密閉方式が採用されるよ
うになつた。
しかしながら、車両の軽量化が追求され、エン
ジンの高性能化が進むにつれて、エンジンルーム
内は狭く、また各種部品で密になり、リザーブタ
ンクを取付ける適当なスペースの確保が困難にな
つてきている。
そこで、リザーブタンクをフアンシユラウドと
ともにラジエータ等の熱交換器の背面に取り付け
る考案(実開昭55−161719号公報参照)や、リザ
ーブタンクをフアンシユラウドの隅部に取り付け
られるようにリザーブタンクの底壁がフアンシユ
ラウドの形状に対応した形状を呈するようにした
考案(実開昭53−101947号公報参照)が提案され
ている。
これらの考案は、リザーブタンクをラジエータ
等の熱交換器の近くに配することができるので、
リザーブタンクの取付けスペースを確保すること
が可能となり、上述したような従来の問題点を解
消することができる。
しかしながら、これらの考案は、リザーブタン
クとフアンシユラウドとを別部材として個別に取
り扱うため、ラジエータ等の熱交換器への組付時
には、従来と同様にリザーブタンクの取付操作と
フアンシユラウドの取付操作とを各別に行なう必
要があつた。すなわち、これらの考案では、リザ
ーブタンクの取付場所がフアンシユラウドに近づ
いただけで、その操作は従来と変わらず、組付作
業に要する手間暇は同様である。また、依然とし
て、別々に取り付けなければならないので、在庫
管理上の煩わしさは残されている。特に、実開昭
53−101947号公報に記載された考案では、リザー
ブタンクがフアンシユラウドに重なつているだけ
であるから、走行時等の落下防止のためにリザー
ブタンクをラジエータ等の熱交換器側に固定する
必要があつた。
しかも、これらの考案では、ラジエータ等の熱
交換器の背面で、走行風やフアンシユラウドを通
過して来る風に直接曝されない場所にリザーブタ
ンクを配するものであるため、上述したような別
の箇所に配するリザーブタンクと同様に、オーバ
ーフローしてリザーブタンク内に入つた冷却水を
冷却しにくい。特に、この種のリザーブタンク
は、空気抜き孔が設けられているため、ラジエー
タ等の熱交換器からオーバーフローして入つた高
い温度の冷却水が速やかに冷却されずにいると、
蒸発して冷却水が減少するという不具合がある。
本考案はかかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、リザーブタンクと
フアンシユラウドとを一つの部品として取り扱う
ことが可能となり、しかも、オーバーフローして
リザーブタンク内に入つている高い温度の冷却水
を速やかに冷却することができる熱交換器用リザ
ーブタンクの取付構造を提供することにある。
本考案に係る熱交換器用リザーブタンクの取付
構造は、熱交換器と、この熱交換器の背面に取り
付けられるフアンシユラウドと、このフアンシユ
ラウドの壁面に取り付けられるリザーブタンクと
を有する熱交換器用冷却装置において、上記フア
ンシユラウドの壁面に切欠部を設け、この切欠部
を閉鎖するようにリザーブタンクを嵌合・固定し
て、該リザーブタンクの壁面を上記熱交換器側に
露出させてなるものである。
本考案に係る熱交換器用リザーブタンクの取付
構造によれば、予めリザーブタンクがフアンシユ
ラウドの切欠部に取り付けられているので、フア
ンシユラウドをラジエータ等の熱交換器に取り付
けるだけで、ラジエータ等の熱交換器の背面に取
り付けられる。
そして、このフアンシユラウドを取り付けた車
両が始動または走行すると、エンジンフアンやモ
ータフアンによつて吸引された風又は走行によつ
て導入された風が、ラジエータ等の熱交換器を通
過して来るので、ラジエータ等の熱交換器側に露
出するリザーブタンクの壁面に常に当たり、それ
によつてラジエータ等の熱交換器からオーバーフ
ローしてリザーブタンク内に入つた高い温度の冷
却水が冷却される。
以下本考案の好適な実施例を図面により説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
図中1は熱交換器としてのラジエータ、2はアツ
パータンク、3はロアータンク、4はコア、5は
インレツトパイプ、6はアウトレツトパイプ、7
は注水口、8はドレンコツクである。
ラジエータ1の後面(エンジン側)には、フア
ンシユラウド9が取着されており、該フアンシユ
ラウド9の一方の壁面91は、図示の如く所定寸
法分だけ切り欠かれて形成されており、この切欠
部10に対応する側壁11を有するリザーブタン
ク12が、フアンシユラウド9の壁面91の一部
をなすように配設されている。
本実施例では、リザーブタンク12は第2図に
示す如く、シユラウド9の上記切欠部10回りの
壁面91端部に溶着されて、側壁11はシユラウ
ド9の壁面91と略面一に固定されており、上部
から延びるパイプ13がラジエータ1の注水口7
と連結されている。
しかして、本実施例においては、フアンシユラ
ウド9の壁面91にリザーブタンク12を固定す
ることにより、従来デツドスペースとなりがちで
あつた空間を有効に利用してリザーブタンクを配
設することができ、ラジエータ1にも極めて近接
して配置できるのでパイプ13などがコンパクト
となり性能も向上する。
また、リザーブタンク12の側壁11はフアン
シユラウド9の壁面91を切欠いて取着され、該
壁面91の一部を構成する如く配設されているの
で、ラジエータ1のコア4を通過する風により、
リザーブタンク12自体を有効に冷却することも
可能となり、さらにフアンシユラウド9は切欠部
10の重量分だけ軽量化を図ることができ、リザ
ーブタンク12の側壁11で補強されているので
強度上も支障はない。
さらに、リザーブタンク12はフアンシユラウ
ド9の壁面91に設けられた切欠部10に溶着さ
れているので、フアンシユラウド9と一体となつ
ている。そのため、このフアンシユラウド9をラ
ジエータ1の後面に取り付けることによつて、同
時にリザーブタンク12を取り付けたことにな
る。すなわち、従来では個別に取り扱われていた
フアンシユラウド9とリザーブタンク9とが一つ
の部品として取り扱うことが可能となり、組付作
業が簡略できるとともに、その在庫管理が容易と
なるという利点がある。
さらにまた、リザーブタンク12の側壁11
は、ラジエータ1の後面と対向するように露出し
ているので、このフアンシユラウド9を取り付け
た車両が始動または走行すると、エンジンフアン
やモータフアンによつて吸引された風又は走行に
よつて導入された風が、ラジエータ1を通過して
来た時に、ラジエータ等の熱交換器側に露出する
リザーブタンクの壁面に常に当たり、それによつ
てラジエータ等の熱交換器からオーバーフローし
てリザーブタンク内に入つた高い温度の冷却水が
冷却されることとなる。その結果、リザーブタン
ク12内の冷却水が蒸発しにくくなり、リザーブ
タンク12に設けた空気抜き孔から冷却水が蒸発
して行くという不具合が軽減される。
なお、リザーブタンク12のフアンシユラウド
9への固定手段については、上記実施例の他にも
第3図に示す如く、リザーブタンク12と一体に
フランジ14,14を形成し、該フランジ14と
シユラウド9の壁面91端部とをボルト締めして
固定してもよく、また、第4図に示す如くリザー
ブタンク12に形成した凹溝15にシユラウド9
の壁面91端縁を嵌合して固定するなど適宜手段
を採ることができ、要はリザーブタンク12の側
壁11がシユラウド9の壁面91の一部をなすよ
うに取着できるものであればよい。
なお、第3図及び第4図に示す例では、フアン
シユラウド9は合成樹脂製のものである。
次に、第5図は本考案の第2実施例を示す。本
実施例は、いわゆるリンクシユラウド16に本考
案を適用した例であり、図中第1実施例と同一符
号は同一要素を示す。
本実施例では、リンクシユラウド16の一方の
ステー17,17にリザーブタンク12を固定し
たものであり、本実施例においてもリザーブタン
ク12の側壁11はシユラウド16の一部として
配設されることになり、リザーブタンク12が固
定された側は第1図に示す通常のシユラウド9と
同様の集風機能を奏することも可能となるもので
ある。
上述した如く、本考案は、熱交換器と、この熱
交換器の背面に取り付けられるフアンシユラウド
と、このフアンシユラウドの壁面に取り付けられ
るリザーブタンクとを有する熱交換器用冷却装置
において、上記フアンシユラウドの壁面に切欠部
を設け、この切欠部を閉鎖するようにリザーブタ
ンクを嵌合・固定して、該リザーブタンクの壁面
を上記熱交換器側に露出させてなるものであるか
ら、フアンシユラウドとリザーブタンクとを一部
品として取り扱うことが可能となり、ラジエータ
等の熱交換器への組付作業が簡略化できるととも
に在庫管理が容易となる。しかも、リザーブタン
クの壁面がラジエータ等の熱交換器側に露出して
いるので、ラジエータ等の熱交換器を通過して来
た風に常に曝されることとなり、その結果、蒸発
しにくくなり、冷却水の減少を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図はそのX−X線要部断面図、第3図及び第4図
はリザーブタンクとシユラウドとの固定手段の変
形例を示す要部断面図、第5図は本考案の第2実
施例を示す側面図である。 1……熱交換器、9……フアンシユラウド、1
0……切欠部、11……側壁、12……リザーブ
タンク、16……リンクシユラウド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱交換器と、この熱交換器の背面に取り付けら
    れるフアンシユラウドと、このフアンシユラウド
    の壁面に取り付けられるリザーブタンクとを有す
    る熱交換器用冷却装置において、上記フアンシユ
    ラウドの壁面に切欠部を設け、この切欠部を閉鎖
    するようにリザーブタンクを嵌合・固定して、該
    リザーブタンクの壁面を上記熱交換器側に露出さ
    せてなることを特徴とする熱交換器用リザーブタ
    ンクの取付構造。
JP14756882U 1982-09-29 1982-09-29 熱交換器用リザ−ブタンクの取付構造 Granted JPS5952029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14756882U JPS5952029U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 熱交換器用リザ−ブタンクの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14756882U JPS5952029U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 熱交換器用リザ−ブタンクの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5952029U JPS5952029U (ja) 1984-04-05
JPH0213714Y2 true JPH0213714Y2 (ja) 1990-04-16

Family

ID=30328119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14756882U Granted JPS5952029U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 熱交換器用リザ−ブタンクの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5952029U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53101947U (ja) * 1977-01-24 1978-08-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5952029U (ja) 1984-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5241926A (en) Engine cooling apparatus
JPH0213714Y2 (ja)
KR100844506B1 (ko) 자동차 인터쿨러의 모듈화 장착구조
JPH10264857A (ja) 車両フロントエンドモジュール構造
JPH11159329A (ja) 内燃機関の冷却装置
EP1167165B1 (en) Front end structure
JPS6344246Y2 (ja)
JP4075397B2 (ja) 車両のフロントエンド構造
JP3980164B2 (ja) 熱交換器
JPS6313929Y2 (ja)
JPH0122901Y2 (ja)
JP2002038945A (ja) ラジエータ
JPS60195324A (ja) ラジエ−タの取付構造
JPH11287589A (ja) 熱交換器
JPS5941407Y2 (ja) フアンシユラウド付き熱交換器
JPH10306994A (ja) 車両用熱交換器
JPH0326984Y2 (ja)
JP2001336423A (ja) 車両の前部構造
KR200409400Y1 (ko) 열교환기와 팬 쉬라우드의 결합구조
JPS6120258Y2 (ja)
JPS6113706Y2 (ja)
JPH0217148Y2 (ja)
JPH0141865Y2 (ja)
JPH0116955Y2 (ja)
JPS643994Y2 (ja)