JPH02134626A - カメラ用データ写し込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラのフィルム上に、数字、アルファベッ
トカタカナ等の各種キャラクタにより構成されるデータ
を写し込む、カメラ用データ写し込み装置に関する。

〔従来の技術〕

カメラの多機能化、他機種との差別化が進み、カメラ用
データ写し込み装置により写し込めるデータも、日付だ
けでなく、数字、アルファベット。

カタカナ等、各種キャラクタを任意に組合わせることに
より、より多くの情報量を持ち、露出、シャッタースピ
ード等、撮映情報ばかりでなく、旅行先の地名、景勝地
名、あるいは入学式、卒業式といった行事名等をデータ
として写し込める装置が従来より提案され、市場に出さ
れている。キャラクタの種類が増えることは、情報量も
増え、利用者にとっても好ましいことであるが、データ
設定時のキャラクタの選択に時間がかかる為、カメラメ
ーカー等はブツシュボタンで選択する、いわゆるセレク
トアンドセット方式ばかりでなく、カメラの裏ぶたある
いは、別体としてキーボードを備え、ダイレクトに任意
のキャラクタを選択できる装置を提供している。

〔発明が解決しようとする課題〕

数字だけでなく、アルファベットカタカナを写し込む為
には、１００個近いキャラクタの中から任意のキャラク
タを選ばなくてはならない、当然、前記セレクトアンド
セット方式では時間がかかり過ぎるという課題がある。

また従来のキーボード方式であると、裏ぶたに人力部を
設けると、その為に広いスペースを要し、コンパクト性
を要求する時代の流れに逆行し、いわゆるコンパクトカ
メラには成り得ない。また、キーボード部を別体で備え
ていると確かに入力性は良いが、常にキーボード部をカ
メラと一緒に持ち歩いている必要があり、これもカメラ
のコンパクト性に水を差すものであり、更に利用者にと
って、キーボードの価格も大きな負担となるものであっ
た。

本発明はかかる課題を解決し、キャラクタの選択、入力
性が良く、コンパクトで、低価格のカメラ用データ写し
込み装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決する為の手段〕

数字、アルファベット、カタカナ等のキャラクタにより
成るデータを、フィルム上に写し込む、カメラ用データ
写し込み装置において、データ写し込み装置または、こ
の装置が組込まれるカメラ本体は、ロータリー方式の入
力スイッチを有し、データの作成および修正時に、キャ
ラクタ選択をこのロータリー方式の入力スイッチで可能
とする。

また、このロータリー方式の入力スイッチは、少なくも
、回転軸と、この回転軸に同期し回転する、複数の歯状
突起を備えた能動側歯車と、能動側歯車と噛み合う、少
なくも１枚の歯状突起を有する受動側歯車と、受動側歯
車と同期し回転動作をするスイッチング用金属ばねとに
より構成する。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図面に沿って説明する。

第１図は、カメラ用キャラクタデータ写し込み装置に、
ロータリー方式の入力スイッチを一体化しカメラ本体１
の裏ぶた２に装置を組込んだ本発明実施例のカメラ裏側
からの外観図である。３はロータリースイッチ板、４は
外部液晶パネルである。

外部液晶パネル４は、キャラクタ設定モードになると設
定桁がフラッシングする。使用者はロータリースイッチ
板を指先で任意方向に回し、設定桁に表示されるキャラ
クタを変えてゆぐことができる。希望のキャラクタが表
示された所で回転を止め、別の設定ボタンを押すことに
よりそのキャラクタの設定が完了し、次の桁が設定桁と
してフラッシングする。これを繰り返し行い、任意のコ
メントデータを作り、設定することができる。本実施例
においては入力可能なキャラクタとして、数字、アルフ
ァベット、カタカナ、特殊記号の計約１００種を用意し
ている。もちろんキャラクタ設定時に別の設定ボタンと
せず、ロータリースイッチ板３を押すことにより設定可
能とすることも可能である。

次に、ロータリースイッチ部の機能、構造について説明
する。第２図は、ロータリースイッチ部主要部の平面図
、第３図は同断面図である。ロータリースイッチ板３に
同軸に固定され、同期動作をする能動側歯車５には、外
周の均等位置に４枚の歯状突起が形成されている。これ
と噛み合う形で、回転軸を異にする受動側歯車１０を設
けである。受動側歯車１０には、歯状突起を１枚有し、
能動側歯車５の持つ４枚の歯状突起各々により回転方向
に動かされる。能動側歯車５、受動側歯車１０は互いに
摺動部を持つため、材料としては、ポリアセタール樹脂
が望ましい。受動側歯車ｌＯには、良導性金属によるス
イッチばね６が固定されており、受動側歯車１０の回転
動作に同期し動く、スイッチばね６のばね先端付近には
、コイルばね４本が、２本ずつ、スイッチばね６のばね
両端を挟む様に配設されている。９ａおよび９ｂは、Ｇ
ＮＤ接点ばね、７はＵＰＰ接点ばね、８はＤＯＷＮ側接
点ばねである。スイッチばね６の中間状態は６Ｃの位置
で、この時、ばねの両端は、各々ＧＮＤ接点ばね、９ａ
、９ｂ側に近く、ＵＰＰ接点ばね７、ＤＯＷＮ側接点ば
ね８からは遠くなる様設定されている。

使用者が、ロータリースイッチ板３を時計方向に回転さ
せると、能動側歯車５は同様に時計方向に回転する。こ
れに伴い、受動側歯車１０は、中間位置、１０ｃから反
時計方向へ回転し、スイッチばね６も中間位置６ｃから
同様の動きをする。

この動作中、スイッチ６のばね先端は先にＧＮＤ接点ば
ね９ｂに当たる、この時点では、別の先端部は、ＵＰＰ
接点ばねに接触していないが、更に、ロータリースイッ
チ板３を時計方向に回転させ、スイッチばね６が反時計
方向に回転するとやがて、ＵＰＰ接点ばね７に当たる、
この時、ＧＮＤ接点ばね９ｂと、ＵＰＰ接点ばね７は、
スイッチばね６を介し、導通し、ＵＰ側の入力信号が得
られることとなる。更に同回転が進み、能動側歯車５が
５ａの状態、受動側歯車１０が１０ａの状態、スイッチ
ばね６が、６ａの状態となり、次の瞬間、能動側歯車５
ａと受動側歯車１０ａの噛み合いが外れ、スイッチばね
６ａの戻し力により、スイッチばね６および受動側歯車
１０は、中間状態に戻る。ロータリースイッチ板を連続
的に回転させると、上記の動作を繰り返し、連続のＵＰ
側大入力入ることとなる。逆にＤＯＷＮ側入力をしたい
場合には、ロータリースイッチ板３を反時計方向に回転
させることにより、能動側歯車は５ｂ、受動側歯車は１
０ｂ、スイッチばねは６ｂの各状態となり、ＤＯＷＮ側
入力が入ることとなる。本実施例においては、能動側歯
車５の半径方向の歯状突起は４枚であるので、ロータリ
ースイッチ板３を１回転することにより４人力を得られ
るが、枚数は任意に変えることが出来ることは言うまで
もない。

第３図において、能動側歯車５、受動側歯車１０、スイ
ッチばね６、接点ばね類７．８．９ａ、９ｂ等は、回路
基板１４と共に上ケース１２と、下ケースエ３とに挟ま
れ案内支持されており、これらを一体化した装置を、カ
メラの裏ぶた１７に投げ込み、固定するだけで良い。ま
た、回転部品の場合は、常に、そのトルク管理が重要で
あるが、本実施例においては、回路基板１４と能動側歯
車５の間に、フェルト１５を挟んであり、ロータリース
イチ板３と能動側歯車５の間に、トルクばね１６を投げ
込んであり、回転軸１１とロータリースイッチ板３とは
、締りばめにより完全固定されるためめ、トルクばね１
６の圧縮反力は回転方向には自由な能動側歯車５を押し
、フェルト１５を圧縮し、各々の回転摩擦力により、あ
る程度のトルク管理が可能となっている。

〔発明の効果〕

本発明によるカメラ用データ写し込み装置は、以上説明
した様に、多種のキャラクタを組み合わせたデータを設
定する場合にも、スピーデイ−に任意のキャラクタを選
び出すことができる。しがち、その為に広いスペースを
要することは無く、写し込み装置と一体化し、カメラの
裏ぶたに組み込むことも可能であり、利便性の高いコン
パクトカメラを提供できる。また、ロータリースイッチ
とは言え、他製品に使われている様な、エンコーダーに
より検出するもの、ボリューム式のアナログ値からＡ／
Ｄコンバーターを介し、スイッチ入力を得るもの等ある
が、いずれのものより、本発明によるロータリー方式の
入力スイッチが、極めて低価格で提供可能であり、また
、ある程度のクリック惑を備え、入力の確認にもなり得
るものである。更に、カメラ用データを写し込み装置に
ロータリー方式の入力スイッチを採用することによりキ
ャラクタ選択そのもの以外にも、データの選択９時刻２
日付修正時の選択等にも使うことによりボタン数を減ら
すことが可能であり、よりコンパクトで高性能なカメラ
の実現を可能とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による、カメラ用データ写し込み装置を
搭載したカメラの裏側外観図。 第２図は本発明による、ロータリー方式の入力スイッチ
の主要部平面図。 第３図は本発明による、ロータリー方式の入力スイッチ
の主要部断面図。 １・・・・・・カメラ本体 ２・・・・・・裏ぶた ３・・・・・・ロータリースイッチ板 ４・・・・・・外部液晶パネル ５．５ａ、５ｂ・・・・・・能動側歯車６．６ａ、６ｂ
、６ｃ・・・・・・スイッチばね７・・・・・・ＵＰ側
接点ばね ８・・・・・・ＤＯＷＮ側接点ばね ９ａ、９ｂ・・・・・・ＧＮＤ接点ばね１０．１０ａ、
１０ｂ、　　１０ｃｍ−−−−・受動側歯車１１・・・
・・・回転軸 １２・・・・・・上ケース １３・・・・・・下ケース １４・・・・・・回路基板 １５・・・・・・フェルト １６・・・・・・トルクばね １７・・・・・・裏ぶた

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）数字、アルファベット、カタカナ等のキャラクタ
   により成るデータを、フィルム上に写し込む、カメラ用
   データ写し込み装置において、前記装置、または前記装
   置の組み込まれるカメラ本体は、ロータリー方式の入力
   スイッチを有し、前記データの作成および、修正時に、
   前記キャラクタの選択を前記ロータリー方式の入力スイ
   ッチにより可能としたことを特徴とする、カメラ用デー
   タ写し込み装置。
2. （２）前記ロータリー方式の入力スイッチは、少なくも
   、回転軸と、前記回転軸に同期し回転する、複数の歯状
   突起を備えた能動側歯車と、前記能動側歯車と噛み合う
   、少なくとも１枚の歯状突起を有する受動側歯車と、前
   記受動側歯車と同期し回転動作をするスイッチング用金
   属ばねとにより構成されることを特徴とする、請求項１
   記載のカメラ用データ写し込み装置。