JPH02134585A - 磁電変換素子 - Google Patents

磁電変換素子

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JPH02134585A
JPH02134585A JP63288021A JP28802188A JPH02134585A JP H02134585 A JPH02134585 A JP H02134585A JP 63288021 A JP63288021 A JP 63288021A JP 28802188 A JP28802188 A JP 28802188A JP H02134585 A JPH02134585 A JP H02134585A
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JP
Japan
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ferromagnetic
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thin film
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Pending
Application number
JP63288021A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Inoue
哲夫 井上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、モーターの回転数、速度、回転角などを検出
する磁気センサなどに用いられる磁電変換素子に関する
(従来の技術) 磁気抵抗効果を利用した磁気センサとしては、半導体の
ホール効果を利用したものと、強磁性体の異方性磁気抵
抗効果を利用したものとが知られている。
この強磁性体の異方性磁気抵抗効果とは、Co−N1や
Pe−Niなどの高透磁率材料からなる薄膜の電気抵抗
が、強磁性体内を流れる電流Iと強磁性体の磁化Mの方
向に依存する現象である。
このような強磁性体の異方性磁気抵抗効果を利用した磁
電変換素子としては、次のようなものがある。
第6図は従来の磁電変換素子を用いた磁気センサを示す
図である。
同図において、1はガラスなどからなる基板を示してい
る。基板1の表面には、それぞれ連続折返しのパターン
とされた異方性磁気抵抗効果を有する強磁性体薄膜2.
3が形成されている。強磁性体薄膜2.3は、主電流通
路となる複数の直線部2a、3aと、各直線部2a、3
aを折り返した状態に連結する連結部2b、3bとを有
しておリ、強磁性体薄膜2.3の直線部2a、3aは、
基板1上で互いに直行する方向に形成されている。
各強磁性体薄膜2.3の一端は、共通の出力端子4に接
続されており、他端はそれぞれ電源端子5.6に接続さ
れている。
このように構成された磁電変換素子は、たとえば外周に
着磁された磁性体層を有する回転体(図示せず)の近傍
に、磁電変換素子の強磁性体薄膜2.3を配置するとと
もに、電源端子5.6に一定電圧を印加して強磁性体薄
膜2.3に電流を流し、異方性磁気抵抗効果による電圧
の変化を検知して、回転体の回転数、回転角、回転速度
などを検出する。
ここで、強磁性体薄膜の磁化Mは、外部磁界の各方向成
分の中で強磁性体薄膜の膜面と平行な成分に依存し、電
気比抵抗ρは磁化Mの方向に対称軸をもち、 0−O5in2θ+i:)heQs2θ霧ρ +Δρ 
cos ’θ ■ (式中、θは磁化Mの方向を基準にした角度であり、ρ
 はθ−90″のときの電気比抵抗、Δρはθ−0°の
ときの比抵抗ρ5からρ9の1値を差引いた値である。
) にほぼ近似した形で変化する。
そして、センス電流の流れる方向と直角で強磁性薄膜2
.3面と水平な外部磁界を受けることによって、強磁性
体薄膜2.3の電気抵抗は減少する。この電気抵抗の変
化をセンス電流の変化として検知し、変化の回数をカウ
ントすることによって、上述したように回転体の移動を
検出することができる。
ところで、この強磁性体薄膜2.3の電気抵抗は、外部
磁界の大きさがある一定値を越えると変化しなくなる。
この際の外部磁界の強さを飽和磁界と言う。したがって
、この飽和磁界を小さくすることによって、より微小な
外部磁界に応答させることが可能となり、磁電変換素子
の感度を向上させることができる。
そして、この飽和磁界は、材料固有の異方性磁界と、材
料の形状に依存する反磁界との和とじて表される。
ここで、第6図に示した磁電変換素子について考えとみ
ると、この素子の感度は材料の異方性磁界と主電流通路
の反磁界によりほぼ決定される。
第7図は第6図に示した磁電変換素子の主電流通路とな
る直線部2aと屈曲部2bの拡大図である。
主電流通路の長さ(は、主電流通路の幅Wおよび主電流
通路の厚さtに比べ十分大きいので、その反磁界Hdは
次式で求められる。
Hdm 4aMs−t/w   (式中、Msは強磁性
体薄膜の飽和磁化である。) したがって、この磁電変換素子の感度を向上させるため
には、主電流通路の幅Wを大きく、主電流通路の厚さt
を小さくする必要がある。
しかしながら、主電流通路の幅Wは、所定の電気抵抗を
得るために決められた面積内で電流経路を長くする必要
があるため、幅Wを狭くして充分に電流経路を確保する
必要があり、また主電流通路の幅Wを大きくすると消費
電力が大きくなってしまう。また、強磁性体薄膜の厚さ
tについても、膜質を安定させるという意味から500
人程度が下限となる。このようなことから、従来の、磁
電変換素子においては、感度の向上に限界があった。
(発明が解決しようとする課題) このように、磁電変換素子の感度を向上させるためには
、強磁性体薄膜によって形成された主電流通路の反磁界
を小さくする必要がある。しかし、この反磁界を決定す
る一因である主電流通路の幅Wは、必要とする電気抵抗
や消費電力によって制限を受け、また他の要因である強
磁性薄膜の厚さtは成膜条件によって制限されているた
め、ある程度以上感度を向上させることが困難であった
本発明は、かかる従来技術の課題を解決すべくなされた
もので、磁7代変換素子の主電流通路となる直線部分の
形状に依存する反磁界を小さくし、飽和磁界を小さくす
ることによって感度を向上させた磁電変換素子を提供す
ることを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、基板上に形成された異方性磁気抵抗効果を有
する強磁性体薄膜により、受感部となる複数の主電流通
路およびこれら主電流通路を結ぶ屈曲部が形成された磁
電変換素子において、前記各主電流通路を、それぞれ所
定の間隔をおいて形成される複数の強磁性体部と、これ
らの各強磁性体部の間に形成され前記強磁性体部を連結
する非磁性の複数の導電体部とにより構成するものであ
る。
(作 用) 磁電変換素子の強磁性体薄膜によって形成された主電流
通路の反磁界の大きさHdは、次式で表される。
Hd = N M s          ・・・・・
・・・・(1)ここで、Nは反磁界係数である。素子の
ある平面内で直線方向の反磁界係数をN I 、この直
線方向と垂直でかつ平面内における方向の反磁界係数を
N2、素子面と垂直な方向の反磁界係数をN3とすると
、次式に示す関係を有している。
Nl +N2 +N3−4π    ・・・・・・(I
I)そして、本発明の磁電変換素子における各強磁性体
薄膜の主電流通路の反磁界は、゛主電流通路を構成する
強磁性体部の反磁界に依存する。つまり、強磁性体部の
長さJ21、幅w1厚さtにより決まる。モしてN1は
(1の増大に伴って減少し、N2はβ1の増大に伴って
増大する。
したがって、本発明では、強磁性体部の長さβ、が小さ
いことがらN2を小さくすることができ、これにより、
磁電変換素子における感度を向上させることが可能とな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明の一実施例の磁電変換素子を用いた磁気
センサを示す図、第2図および第3図は第1図の要部を
示す図である。
これらの図に示すように、磁気センサを構成するこの実
施例の磁電変換素子は、ガラスなどからなる基板11上
に、co−旧やFe−旧などの異方性磁気抵抗効果をa
する強磁性体薄膜12.13が形成されている。この強
磁性体薄膜12.13は連続折返しバター二/形状を有
し、受感部となる複数の主電流通路部14.15とこれ
らを直結する屈曲部16.17とにより構成されている
。これら主電流通路部14.15は、その長手方向が直
線状の電流経路となり、また強磁性体薄膜12の主電流
通路部14と強磁性体薄膜13の主電流通路部15とは
、これらの電流方向が直行するように配置されている。
主電流通路部14.15は、第2図および第3図に示し
たように、直線上にそれぞれ所定の間隔をおき、はぼ方
形に形成された複数の強磁性体部14 a s 15 
aと、各強磁性体部14 a s 14 aおよび15
a、15aとの間に形成され各強磁性体部14 a %
 14 aおよび15 a s 15 aを電気的に連
結する非磁性の導電部14b、15bとからなっている
。また、主7に流通路部14.15の一方の端部は、共
通の出力端子18に電気的に接続されている。主電流通
路部14.15の他方の端部には、それぞれ電源端子1
9.20が形成されている。
ri源端子19.20には、センス・電流を供給するた
めの直流電源31がリード線33a、33bを介して接
続されている。また、電源端子19がらのリード線33
aと出力端子18との間には、リード線34を介して電
圧計35が接続されており、電圧計35により、強磁性
体薄膜12.13の異方性磁気抵抗効果によって変化す
るセンス電流による電圧の変化を検知する。
次に、上述のように構成された磁気センサの磁電変換素
子の製造方法について説明する。
まず、ガラス基板11上に強磁性体薄膜12.13を真
空蒸着法やスパッタ法などによって500人稈度に成膜
する。次いで、強磁性体薄膜12.13をフォトリソグ
ラフィ技術などを用いて、方形状のパターニングを行う
ことにより主電流通路部14.15を構成する強磁性体
部14a、15aおよび屈曲部16.17を形成する。
次に、各強磁性体部14a、15a上にレジストパター
ンを形成しておき、電解メツキにより各強磁性体部14
a、14aおよび15a、15aの間に銅などの非磁性
の導電部14b、15bを形成する。
そして、この実施例の磁気センサは、たとえばモータな
どの磁性体部分を有する回転体の近傍に、強磁性体薄膜
12.13を配置することにより、磁性体からの漏れ磁
束の移動によって発生する外部磁界の変化を、受感部で
ある主電流経路部14.15の異方性磁気抵抗効果によ
ってセンス電流が変化し、これを電圧変化として検出す
る。
したがって、この実施例の磁気センサにおける磁電変換
素子は、主電流通路部14.15の電流の流れ方向の反
磁界係数N1が、電流の流れ方向に対して垂直方向に設
けた銅などの非磁性の導電部14b、15bによって増
大されているため、磁電変換素子の感度を左右する同一
平面内における電流の流れ方向と垂直な方向の反磁界係
数N2が減少する。これによって、主電流通路を直線状
とした従来の磁電変換素子に比べて、感度が大幅に向上
する。
なお、上述した実施例において、導電部を、第4図およ
び第5図に示すように、各強磁性体部148%  14
 aおよび15 a s 15 aに重なる形状の導電
部24.25としてもよい。
また、上述した実施例では、強磁性体部14a115a
の形状をほぼ方形としたが、たとえば円形などの他の形
状に形成し、これに合わせて導電部を形成するようにし
てもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の磁電変換素子は、各主電流
通路を、それぞれ所定の間隔をおいて形成される複数の
強磁性体部と、これらの各強磁性体部の間に形成され、
各強磁性体部を連結する非磁性の複数の導電体部とによ
り構成したので、反磁界を小さくして飽和磁界を小さく
することができ、これにより感度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の磁電変換素子を用いた磁気
センサを示す平面図、第2図は第1図の主電流通路部を
示す平面図、第3図は第2図の側面図、第4図は本発明
の他の実施例の磁電変換素子における主電流通路部を示
す平面図、第5図は第4図の側面図、第6図は従来の磁
電変換素子を用いた磁気センサを示す平面図、第7図は
第6図の主電流通路部の拡大斜視図である。 11・・・基板、12.13・・・強磁性体薄膜、14
.15・・・主電流通路部、14a、15a・・・強磁
性体部、14b、15b・・・導電部、16.17・・
・屈曲部。 出願人      株式会社 東芝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基板上に形成された異方性磁気抵抗効果を有する強磁性
    体薄膜により、受感部となる複数の主電流通路およびこ
    れら主電流通路を結ぶ屈曲部が形成された磁電変換素子
    において、 前記各主電流通路を、それぞれ所定の間隔をおいて形成
    される複数の強磁性体部と、これらの各強磁性体部の間
    に形成され前記各強磁性体部を連結する非磁性の複数の
    導電体部とにより構成することを特徴とする磁電変換素
    子。
JP63288021A 1988-11-15 1988-11-15 磁電変換素子 Pending JPH02134585A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63288021A JPH02134585A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 磁電変換素子

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JP63288021A JPH02134585A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 磁電変換素子

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