JPH02134153A - 気泡浴槽用噴出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は気泡浴槽用噴出装置に関するものである。

（従来の技術） 従来この種の噴出装置としては、特開昭５６−１０６６
５２号公報に示されるように、ポンプにより浴槽内の湯
を吸い込む吸水口と、ポンプにより循環する湯に空気を
混合して浴槽内に噴射するノズルとを一体に形成したも
のがある。

これには吸水口を覆うカバーを前記ノズルに固定してあ
り、又、ノズルは給水パイプが接続される本体に固定さ
れ、そして空気取入口から空気を吸引するように絞りが
設けられである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上記従来例には次に示す問題点がある。

給水パイプが接続される本体にノズルを固定し、ノズル
にカバーを固定しているため、浴槽壁とカバーとの位置
関係は、間に介在する本体やノズルの取付誤差によりバ
ラツキが大きくなる。しかも浴槽壁の厚みが変わると浴
Ｍ壁とカバーとのすきまが狭くなるものであった。

又、吐出通路の形状は空気を吸引することだけを考慮し
て一度しか絞っておらず、吐出流中に含まれる泡の質ま
で考慮されていなかった。

更に又、施工した後に、浴槽内側からノズルの交換を行
えるようにすることも考慮されていなかった。

（Ｊａを解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決しようとするもので、次のよ
うな構成を特徴としている。

浴槽壁の外側に配され、ポンプと接続されるバスアダプ
タ本体と、バスアダプタ本体との間に浴槽壁を挾み込ん
で固定される接続筒と、フランジ部で接続筒に固定され
、バスアダプタ本体内に挿入されて外周部が吸水通路と
なり内周部が吐出通路となる筒状のノズルホルダと、ノ
ズルホルダに固定され浴槽壁との間に吸水通路用の間隙
を形成するカバーとで構成される。

又、吐出通路は、空気を吸い込むエジェクタノズルで一
度絞られた後、少なくとも１回縮少と拡開して浴槽に連
通されるようにしである。

更に又、ノズルホルダー１＆Ｇａ　Ｈにエジェクタノズ
ルを着脱自在に取付けである。

（作用） 接続筒はバスアダプタ本体とで浴槽壁を挾んで固定され
、カバーが固定されるノズルホルダが接続筒に固定され
るので、浴槽壁とカバーと昧 の位置関係か取付誤差が少なくてバラツキが少なくなり
、しかも浴槽壁の厚みが変わってもすきまの広さは全く
変わることがない。

又、吐出通路は複数回にわたって縮少と拡開がなされる
ため、エジェクタノズルより下流の通路抵抗が緩和さ、
れ、空気の吸込；が増大して良質な泡が生成される。

更に又、浴室内から接続筒に固定されるノズルホルダー
にエジェクタノズルを取付けであるので、ノズルホルダ
ーを接続筒からとりはずすと同時にエジェクタノズルも
バスアダプタ本体からとりはずすことができる。そして
別のエジェクタノズルを取り付ければ、泡の量や大きさ
を変えられるのである。

（実施例） 図において、（６）は浴槽壁であり単一の穴（６ａ）が
開けられている。（４）はバスアダプタ本体であり、浴
槽壁（６）の外側に設けられ、図示しないポンプの吐出
口に接続される往き管（１）及びポンプの吸込口に接続
される戻り管（２）が接続されると共に、エア導管（５
）が接続されるものである。又、バスアダプタ本体（４
）は２市管状となっており、内管（４ａ）は往き管（１
）に連通し、導管（４ｂ）は戻り管（２）に連通してい
る。（３）はエジェクタノズルで、吐出通路（Ａ）を絞
る形状になっており、後述するノズルホルダ（７）に螺
着されて一体となって内管（４ａ）内に挿抜されるもの
である。

（１０）は一端にフランジ部（ＩＯａ）を有する筒状の
接続筒で、浴槽内側から穴（６ａ）を貫通してバスアダ
プタ本体（４）に螺着され、フランジ部（ｌｏａ）で浴
槽壁（６）を挟み込むことによって固定されるものであ
る。（１２）はパツキンである。（７）は筒状のノズル
ホルダで、エジェクタノズル（３）が螺着されるエジェ
クタノズル保持部（７ａ）と、エア導管（５）と連通ず
る空気口（７ｂ）と、吐出通路（Ａ）を絞る絞り部（７
ｃ）と、後述する吐出ノズル（８）を保持すム るト球状の吐出ノズル保持部（７ｄ）と、後瞬するカバ
ー（１３）が螺着されるカバー固定部（７ｅ）と、カバ
ー固定部（７ｅ）より外方に延出され段差を有するフラ
ンジ部（７ｆ）とが後端部から順に形成されている。前
記フランジ部（７ｆ）には、段差面に吸水口（７ｇ）が
開口されると共に、接続筒（１０）のフランジＲ（１０
ａ）　　とビスにより固定されるビス穴（１１）が開口
されている。（８）は後方が球状部、前方が拡開する筒
状部に形成された吐出ノズルで、球状部が前記吐出ノズ
ル保持部（７ｄ）に保持され、ノズル押え（９）にて脱
落が防止するよう装着されるものである。

（１３）は中央部に開口を有し、外周縁部に後方に弯曲
する鍔部（１３ａ）を有するカバーで、開口の内周縁部
は後方に弯曲して、ノズルホルダ（７）のカバー固定部
（７ｃ）に螺着される固定部（＋３ｂ）が形成されてい
る。カバー（１０）の鍔部（１３ａ）の後端は、浴槽壁
（６）との間に全周にわたって間隙（１４）が形成され
るようになっている。（１５）は筒状のフィルターで、
ノズルホルダ（７）の吸水口（７ｇ）の外周に配され、
フランジ部（７「）とカバー（１３）とで挟持されてい
る。前記間隙（１４）　、吸水口（７ｇ）　、ノズルホ
ルダ（７）外周部から外管（４ｂ）にかけて吸水通路（
Ｂ）が形成されており、内管（４ａ）、エジェクタノズ
ル（３）、絞り部（７Ｃ）から吐出ノズル（８）にかけ
て吐出通路（Ａ）が形成されている。

次に上記構成における作用について説明する。

まず組立手順を示すと、浴槽壁（６）の外側にバスアダ
プタ本体（４）を穴（６ａ）に対応して配し、浴槽内側
より接続筒（１０）を穴（６ａ）を貫通してバスアダプ
タ本体（４）にねじ込んでいく、そうしてバスアダプタ
本体（４）との間に浴槽壁（６）を挟み込んで固定する
。その後往き管（１）、戻り管（２）及びエア導管（５
）をバスアダプタ本体（４）にロウ付は等で接続固定す
る。一方、ノズルホルダ（７）にエジェクタノズル（３
）を内周面に螺着し、吐出ノズル保持部（７ｄ）に吐出
ノズル（８）の球状部をはめこみ、ノズル押え（９）を
カバー固定部（７ｅ）のネジに螺着していって球状部の
脱落を防止するよう装着し、一つの組立体としておく。

そして、この組立体をエジェクタノズル側から浴槽内側
よりバスアダプタ本体（４）内の内管（４ａ）内に挿入
し、ノズルホルダ（７）のフランジ部（７ｆ）を前記接
続筒（ｌＯ）のフランジ部（ＩＯＡ）に当接させ、浴槽
内側よりビスにてフランジ部（７ｆ）　（１０ａ）どう
しを固定する。最後にフィルター（１５）をノズルホル
ダ（７）の段差面にはめ込み、カバー（１３）をノズル
ホルダ（７）のカバー固定ｆｌ（７ｅ）に螺着すればよ
い。

フィルター（１５）を掃除する時は、カバー（１３）を
とりはずせば簡単にとり出せる。又、エジェクタノズル
（３）を交換する時も、ビスをはずせば容易にノズルホ
ルダ（７）を引き抜くことができ、浴槽内側から簡単に
交換できる。

又、浴槽壁（６）とカバー（１３）との間にできる間隙
は、カバー（１３）が固定されるノズルホルダ（７）が
浴槽壁（６）内面に密接される接続筒（１０）に固定さ
れるものであるため、寸法：１５差や組立によって生じ
るズレ等が発生しにくく、バラツキが少ない。そしてこ
の噴出装置を厚板の浴槽に取付ける場合でも、間隙（１
４）の寸法は変わらず、別途厚板用の部品を揃える必要
はない。

次に気泡噴出の作用を説明すると、まず図示しないポン
プを駆動させる。すると浴槽水は、間１！　（１４）よ
りフィルター（１５）を通過し、吸水口（７ｇ）を通っ
てノズルホルダ（７）の外周部を流れ、外管（４ｂ）と
内管（４ａ）　との間を通って戻り管（２）に吸い込ま
れる。ポンプより吐出された浴槽水は、内管（４ａ）内
に流れ込み、エジェクタノズル（３）で絞られ流速が増
すと共に圧力が下がる。そしてエジェクタノズル（３）
を出て最も圧力が下がった時に空気口（７ｂ）から空気
を吸い込む、そしてエジェクタノズル（３）よりもノズ
ルホルダ（７）内の方が広く、通路が拡開されて圧力が
上がるが、絞り部（７ｃ）で再び絞られた後、吐出ノズ
ル（８）の球状部で拡開される。その後も吐出ノズル（
８）の筒状部で絞られ、浴槽内に向けて再び拡開される
。

エジェクタノズル（３）より下流で通路が縮少、拡開を
くり返すため、吐出流中に混入された気泡は加圧と減圧
がくり返され、均一な泡となる。

又、下流での減圧がエジェクタノズル（３）先端の減圧
に加わり、吸入空気量が多くなる。又、下流側の吐出流
の慣性力により上流側の吐出流が を引っばられ、通路抵抗が緩和されることになる。

（発明の効果） 以上のように本発明は、カバーをノズルホルダに取付け
たので、浴槽壁との間隙のバラツキは少なくなり、しか
も種々の板厚の浴槽にも１種類で対応できるようになっ
た。

又、吐出通路を、空気を吸引した後少なくとも１回縮少
と拡開しているので、泡の質が良くなり、しかも通路抵
抗も緩和されるのである。

更に又、浴槽内側から取りはずしできるノズルホルダー
にエジェクタノズルを′！Ｉ説自在に取付けたので、施
工後もエジェクタノズルの交換を行うことができるよう
になった。

４、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図である。 （７ｒ） （Ａ） （Ｂ） ・エジェクタノズル ・バスアダプタ本体 ・浴槽壁 ・ノズルホルダ ・フランジ部 ・カッマー ・吐出通路 ・吸水通路

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）浴槽壁の外側に配され、ポンプと接続されるバス
   アダプタ本体と、バスアダプタ本体との間に浴槽壁を挟
   み込んで固定される接続筒と、フランジ部で接続筒に固
   定され、バスアダプタ本体内に挿入されて外周部が吸水
   通路となり内周部が吐出通路となる筒状のノズルホルダ
   と、ノズルホルダに固定され浴槽壁との間に吸水通路用
   の間隙を形成するカバーとを有することを特徴とする気
   泡浴槽用噴出装置。
2. （２）浴槽壁の外側に配されるバスアダプタ本体のポン
   プ吐出口側接続部より浴槽内に至る吐出通路に、絞りを
   形成して通路を縮少し空気を吸い込むエジェクタノズル
   を設け、エジェクタノズルの下流に吐出通路を少なくと
   も１回縮少と拡開する絞り部を設けたことを特徴とする
   気泡浴槽用噴出装置。
3. （３）浴槽壁の外側に配され、ポンプと接続されるバス
   アダプタ本体と、バスアダプタ本体との間に浴槽壁を挟
   み込んで固定される接続筒と、フランジ部で接続筒に浴
   槽内側より固定され、バスアダプタ本体内に挿入されて
   外周部が吸水通路となり内周部が吐出通路となる筒状の
   ノズルホルダとノズルホルダの後端内周部に着脱自在に
   取付けられてノズルホルダと一体になってバスアダプタ
   内に挿抜されるエジェクタノズルとを有することを特徴
   とする気泡浴槽用噴出装置。