JPH0213330A - 立木の伐採方法 - Google Patents

立木の伐採方法

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JPH0213330A
JPH0213330A JP16241488A JP16241488A JPH0213330A JP H0213330 A JPH0213330 A JP H0213330A JP 16241488 A JP16241488 A JP 16241488A JP 16241488 A JP16241488 A JP 16241488A JP H0213330 A JPH0213330 A JP H0213330A
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JP
Japan
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tree
trees
cut
living
hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP16241488A
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English (en)
Inventor
Yukio Iwamura
岩村 幸雄
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Aero Asahi Corp
Original Assignee
Aero Asahi Corp
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Publication date
Application filed by Aero Asahi Corp filed Critical Aero Asahi Corp
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Publication of JPH0213330A publication Critical patent/JPH0213330A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は立木を伐採し、搬出する方法に関する。
[従来の技術〕 従来、森林の伐採方法としては、森林の全部の立木を一
斉伐採し、しかる後に、苗木を植えるという、−斉皆伐
一斉造林という方法が検相されていた。しかしこの方法
では、環境や生態系に著しい影響を与えるばかりか、−
時的に裸地になることから地崩れの恐れがあるといった
種々の問題点が指摘されるようになり、近年では、小面
積の皆伐や、森林の立木を選択的に伐採する択伐方式に
改められている。
また、森林施業技術の点では、森林資源の育成、国土の
保全、水資源の洒養、生活環境の保全などの森林の持つ
多面的機能を高める複層体施業の推進が図られようとし
ている。複層材とは、森林を構成する林木を部分的に伐
採し、そこに苗木の植栽などを行うことにより樹齢、樹
高の異なる複数の樹冠層を有するようにした森林を言い
、多段林とも呼ばれる。この複層体施業では、択伐を行
う毎に植林を行うので、この方法を続ける限りは、森林
が丸裸になることは無く、緑が永久に保たれる。従って
、水資源の湯養、国土の保全などに効果的であり、今日
では、この複層材の造成が国有林、民有林を問わず、力
点をおいて実施されている。
従来、森林の立木を伐採して搬出する作業には一般的に
、伐倒、枝払い、造林、集材などの工程がある。技払い
や造林作業は、それぞれに適した場所で行われるが、伐
倒はいうまでもなく、立木の植立している場所で切り倒
すことにより行われる。これらは複層体でも同様であり
、伐倒手により伐倒を行い、これを通常の集材機により
搬出するという方法を採用している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の方法では、伐倒の際に、立木が自体の重みに従っ
て倒れることにより、周囲の樹木に損傷を与え、伐倒木
自体及び隣接する樹木の木材価値を低下させ、時に価値
をゼロにするという欠点がある。特に、複層体では、従
来に較べ密接して樹齢の異なる樹木を植えるので、伐倒
時に、隣接する下層の立木に与える損傷は著しく、従っ
て、伐倒方法の改善が図られない限り、複層体造成は成
り立たない。
また、立木が倒れる時には、風力、技ぶり、地形などに
よって元日及び伐倒木自体が思わぬ方向に反転し、跳ね
ることがあり、伐倒手の事故、それも大事故につながり
がちである。林業において伐倒手の災害が非常に多いの
は、この理由によると考えられる。
そこで、本発明は周囲の樹木に悪影響を与えず、且つ、
作業者を危険にさらすことなしに、立木を伐採する方法
を提示することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る立木の伐採方法は、ロープ材を介して立木
を飛行体に連結し、当該立木を切断することを特徴とす
る。また、切断した立木をそのまま、当該飛行体により
搬出する。
〔作用〕
上記手段により、立木の切断時にも、当該立木が地上に
倒れることがなくなり、従って、周囲の立木及び切断し
た立木自体に損傷を与えることが無くなる。また、作業
員は、切断した立木が地上に倒れることによる危険から
解放されるので、伐採作業の危険度が大幅に減少し、事
故の発生も少なくなる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は複層体の概略を示す図であり、例えば、立木4
0.42,44.46が上層木であり、立木48,50
,52.54が下層木である。先ず、択伐を行う立木を
選定する。但し、本実施例では、伐採時に地上に倒れな
いように、ヘリコプータで支え、また、伐採後には、当
該ヘリコプタ−により搬出するので、当該ヘリコプタ−
の吊り下げ能力に対応する重量のものでなければならな
い。重量の測定(実際は、推測値)は、次のように行う
通常の測樹によって得た立木幹材表により、当該立木の
材積から当該立木の重量を算定する。但し、技条などの
重量を加算し、「うらごけ」や「胴細」などを加味する
。軽量化を図るために、「まき枯らし」も有益である。
例えば、立木40.44を伐採するとし、立木44の伐
採を例にとって以下、説明する。
選択した立木44について、重心点より下に技がある場
合には、なるべ(重心点に近い部分迄技打ちを行う。こ
れは、吊り下げのために立木44を緊縛するワイヤが途
中の枝に引っ掛かると危険であるので、これを防ぐため
である。
第2図に示すように、伐保予定木10(第1図の立木4
4)の根元部分に受は口12を作る。受は口12は、通
常、伐木造材基準に従った方向に作るが、本実施例では
、隣接本(例えば、第1図の立木42,46,50.5
2.54など)の状態も勘案する。即ち、ヘリコプタ−
で仮り吊り下げするとはいえ、切断直後には、伐採木1
0は少なからず傾斜するので、その傾斜によっても、隣
接本に衝突しないように、また、衝突するとしても損傷
を与えたり、損傷を受けたりしないような角度方向に、
受は口12を作成するのが好ましい。
次に、受は口12を作り終わった立木に、第3図に示す
ように、スリング・ワイヤ14を緩く巻き付ける。スリ
ング・ワイヤ14には、伐採予定木10に損傷を与えな
いように、緩衝用のゴム材を巻きつけである。スリング
・ワイヤ14は両端に、フックを掛けるためのリング1
6.18を具備し、スリング・ワイヤ14を伐採予定木
10の根元部分に緩く巻き付け、一方のリング18に通
す。この時、リング16.18が受は口12とは反対側
に位置するよう配置する。ヘリコプタ−を呼び、地上か
らパイロットに受は口12の方位を知らせ、パイロット
はその連絡に従い、その方位方向に機体を向けた状態で
ホバリングし、スリング・ワイヤ14のリング16.1
8を掛けるフック装置20を吊り下げる。
フック装置20は2つのフック22.24を具備し、地
上の作業者が、リング16をフック22に係合し、リン
グ18をフック24に係合する。
この係合状態を第4A図に示す。全体としては、第4B
図に示す状態になっている。なお、フック24は、バイ
ロフト席からの遠隔制御によりリング18を切り離せる
ようになっている。
リング16.18を第4A図に示すようにフック22.
24に掛けた後で、パイロットは、ヘリコプタ−を上昇
させ、第5図に示すように、スリング・ワイヤ14が伐
採予定水10の上部(例えば、全体の2/10程の位置
)に達した時点で、フック24を遠隔制御して、フック
24からリング18を切り離す、これにより、スリング
・ワイヤ14は伐採予定水10を緊縛し、木10を吊り
上げ可能な状態になる。パイロットはこの緊縛状態でヘ
リコプタ−をホバリングさせ、地上の伐倒子に知らせる
地上の伐倒子は、ヘリコプタ−からの連絡を受けると、
第2図に示すように、チェーン・ソー26により追い口
28を切り始め、追い口切りを終了すると同時にヘリコ
プタ−に連絡する。ヘリコプタ−のパイロットは、追い
口切り終了の合図と同時に機体を伐倒方向に少し移動さ
せつつ、上昇して木10を引き上げる。木10の仮り吊
り下げ状態を第6図に示す。また、伐倒子は、追い口切
りの終了と同時に、ヘリコプタ−の移動方向の左右方向
に退避する。
ヘリコプタ−が木10の倒れる方向を誘導し、伐倒子は
その左右方向に退避するので、伐倒子の安全を確保でき
る。また、木10の切断と同時に、ヘリコプタ−により
当該木を持ち上げるので、第6図に示すように、隣接す
る下層木30.32(第1図では、立木50.52.5
4など)に衝突しないようにでき、また、仮に衝突して
も著しい損傷を隣接本30.32に与えたり、木10が
受けたりしないようにできる。
木10を切断した後は、第7図に示すように、他の木3
4.36などに衝突しないように、ヘリコプタ−で吊り
上げて、所定の集材場所まで運搬する。
上記説明では、林木が密生し、伐採予定水に隣接して林
木が植立している場合を例としたが、勿論、伐採子の災
害を防ぐ目的で、成る程度広い場所に植立している単独
の木を伐採する場合にも応用できることは明らかである
。この場合には、目的の木を切断するまで、上述の如く
ヘリコプタ−で仮り吊り下げし、切断後は、その場、又
は離れた場所に下ろすことになる。
また、本実施例では、ヘリコプタ−により吊り上げ及び
搬送を行ったが、飛行船などのように、その場に一時停
止できるような飛行物体であればよい。
更には、伐採時の仮り吊り下げには、スリング・ワイヤ
14及びフック装置20を使用したが、他の吊り下げ手
段であってもよく、伐採予定水を支える方法も、フック
24からのリング18の切り離しによる方法に限定され
ない。例えば、立木の幹に周回して、自体で上昇又は下
降し、枝切りを行う装置や、垂直壁を自刃で上昇する装
置があるが、これらの装置をヘリコプタ−から吊り下げ
たワイヤーに係止した状態で、伐採予定水の重心付近ま
で登らせ、その場に固定させるという方法も考えられる
〔発明の効果〕
以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれ
ば、作業者を危険にさらすことなしに、また、隣接する
立木に悪影響を与えずに、所望の立木を伐採し、搬出す
ることができる。従って、複層体であっても、同じ樹齢
の隣接する木や下層木に損傷を与えずに、択伐できるの
で、複層体における伐採・搬出方法を確立でき、複層体
の造成を支障無く進めることができるようになり、実用
上の利点は著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は複層体の説明図、第2図は受は口12及び追い
口28の説明図、第3図は伐採予定水の仮り吊り下げの
ためのワイヤ巻き付けの説明図、第4A図は第3図のワ
イヤをフック装置20に係合した状態の説明図、第4B
図は第4A図の全体の状態を示す図、第5図は伐採直前
での状態図、第6図は伐採直後の状態図、第7図は伐採
木の搬出状態の説明図である。 10−・−伐採予定水 12−・受は口 14・−・ス
リング・ワイヤ 16.18・・・リング 20・=−
フック装置 22.24−・・フック 26・−チェー
ン・ソー 28−・追い口 30,32−・・伐採予定
水に隣接する立木 42.44・・伐採予定水 48,
50.52.54・−・下層木 第2図 第3図 第4A図 第48図 第5図 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロープ材を介して立木を飛行体に連結し、当該立
    木を切断することを特徴とする立木の伐採方法。
  2. (2)切断した立木を当該飛行体により搬出することを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の立木の伐
    採方法。
JP16241488A 1988-07-01 1988-07-01 立木の伐採方法 Pending JPH0213330A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105790160A (zh) * 2016-05-10 2016-07-20 国网福建省电力有限公司泉州供电公司 一种活动束紧环提升机构
US11553654B2 (en) 2019-03-28 2023-01-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Logging system and logging method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104830A (en) * 1979-02-05 1980-08-11 Jiyuutarou Kawamata Raw wood cutting and conveying method by balloon

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