JPH0213182Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、個々の撮影対象物、たとえばプリン
ト写真等を順次整理して直接見れるようにするの
は勿論のこと、これをビデオカメラで撮つて磁気
テープ、磁気デイスク等に記録する記録機（以
下、ビデオプリンタという。）によるビデオ撮り
等にも使用できるとともに、ビデオカメラとプリ
ントまたはフイルムとの相対位置を正確に決定で
きる一方、アルバム自体の軽量化および収納作業
の簡便化を企図した連続写真台紙に関するもので
ある。

最近、ビデオカメラの普及にともなつて、ビデ
オテープ等にプリント写真等の撮影対象物を録画
して保管しておき、必要に応じて再生機で再生
し、これをテレビ画面に映し出して楽しむ所謂ビ
デオテレビアルバムが活用されるようになつてい
る。しかしながら、撮影対象物はプリント写真等
の一枚一枚ばらばらになつたものであるため、ビ
デオカメラによる録画撮りは大変面倒な操作が要
求されることから、ビデオカメラの駒撮りに適
し、かつ、プリント写真等の撮影対象物の整理お
よび保管にも役立つ連続写真台紙の出現が強く要
望されている。

本考案は、かかる実情に鑑み、個々のプリント
写真等の撮影対象物を簡単な操作で順番に整理し
て直接見れるようにするのは勿論のこと、これを
ビデオプリンタでビデオ撮りをする際の駒撮りに
適し、かつ、ビデオカメラとプリントまたはフイ
ルムとの相対位置を正確に決定できる一方、アル
バム自体の軽量化および収納作業の簡便化を企図
した連続写真台紙を提供せんとするものであつ
て、その要旨とするところは、１枚の帯状シート
から成る台紙本体に所定の間隔をもつてその長さ
方向に連続する開口窓形成用のミシン目を設ける
とともに、前記台紙本体に撮影対象物貼付位置指
示線を設ける一方、前記開口窓形成用ミシン目の
ほぼ中央および該ミシン目の外側に前記撮影対象
物保持用の小孔を設け、前記台紙本体上にプリン
トまたはフイルム位置の位置決め用マークを設
け、折曲線を施したことを特徴とする。

以下、図面に示した実施例にもとずき、本考案
に係る連続写真台紙について説明する。

第１図は本考案に係る連続写真台紙の正面図で
あるが、台紙本体１は一定幅で長手方向へ無端状
に延在する１枚の帯状シート２から成り、帯状シ
ート２には所定の間隔をもつて開口窓形成用のミ
シン目３が長手方向に連続して設けられている。
この開口窓形成用のミシン目３は撮影対象物Ａを
帯状シート２の裏側に固定する場合に用いるもの
で（第１図はこの場合を示している。）、ミシン目
の内側をミシン目３に沿つて取り除くと開口窓４
が形成され、この開口窓４を通して録画が行なわ
れる。本実施例では、開口窓用形成用のミシン目
３は長方形をなして長手方向に離間して設けられ
ているが、開口窓４の寸法形状はビデオテレビア
ルバムの性格上、種々のバリエシヨンが考えら
れ、長方形に限定する必要はない。

一方、撮影対象物Ａを帯状シート２の表側に固
定する場合には、台紙本体１上に設けられた貼付
位置指示線５に合わせて固定すればよい。この指
示線５に合わせることにより画面のゆがみおよび
中心のずれが防止される。

また、台紙本体１を構成する帯状シート２に
は、本実施例では開口窓形成用のミシン目３のほ
ぼ中央とその外側（本実施例では）に隋円形の小
孔６が設けられており、この小孔６を覆うように
本実施例の場合には帯状シール２の表側から接着
テープ７が貼着されているから、撮影対象物Ａは
容易に離脱したり位置ずれしないように留めるこ
とができる。もし撮影対象物Ａを帯状シート２の
表側に固定する場合には接着テープ７は帯状シー
ト２の裏側から貼着される。なお、小孔６は撮影
対象物Ａを離脱したり位置ずれさせないために設
けられるものであり、その位置、形状、数量等は
本実施例に限定されないのはいうまでもない。

台紙本体１上の所定位置には、画面に対応して
プリントまたはフイルム位置の位置決め用マーク
８を設けられている。これにより、実際の撮影時
において、ビデオカメラとプリントまたはフイル
ムとの相対位置を正確に決定することが可能とな
る。位置決め用マーク８の種類は機械式、磁気
式、光学式等の検出方法によつて決定され、例え
ば光学式検出方法を用いる場合には少くとも１個
のパーフオレーシヨンを設ければ十分である。

なお、台紙本体１の開口窓形成用ミシン目３の
中央に折曲線９が施され、台紙本体１がコンパク
トに折りたたみ得るようになつている。また、台
紙本体１の材質は紙、樹脂フイルム等、写真台紙
としての機能を発揮し得るものであれば何でもよ
く、もし透過型の写真をビデオカメラにより録画
する場合であつてこれを台紙本体１の表面に固定
する場合には、帯状シート２を透明体で構成して
おくとよい。

以上、図面に示した実施例にもとずいて詳細に
説明したように、本考案に係る連続写真台紙によ
れば、 (1) 撮影対象物を直接、アルバムとして見ること
ができるのは勿論、順次１駒づつ送り装置によ
つて駒送りしながらビデオカメラ等によつて簡
単に録画撮影することが可能となる。

(2) 実際の撮影の際には小孔を通して接着テープ
により撮影対象物を位置ずれさせることなく固
定することが可能となる。

(3) 録画撮影が終了した後は折曲線の位置で簡単
に折りたたむことができ、コンパクトなアルバ
ムとして保管することが可能となる。

(4) また、実際の撮影時において、ビデオカメラ
とプリントまたはフイルムとの相対位置を正確
に決定することができるとともに、アルバム自
体の軽量化および収納作業の簡便化を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る連続写真台紙の正面図で
ある。 １……台紙本体、２……帯状シート、３……開
口窓形成用ミシン目、５……貼付位置指示線、９
……折曲線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １枚の帯状シートから成る台紙本体に所定の間
   隔をもつてその長さ方向に連続する開口窓形成用
   のミシン目を設けるとともに、前記台紙本体に撮
   影対象物貼付位置指示線を設ける一方、前記開口
   窓形成用ミシン目のほぼ中央および該ミシン目の
   外側に前記撮影対象物保持用の小孔を設け、前記
   台紙本体上にプリントまたはフイルム位置の位置
   決め用マークを設け、折曲線を施したことを特徴
   とする連続写真台紙。