JPH02129501A - 精密測定用定盤 - Google Patents

精密測定用定盤

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JPH02129501A
JPH02129501A JP28297888A JP28297888A JPH02129501A JP H02129501 A JPH02129501 A JP H02129501A JP 28297888 A JP28297888 A JP 28297888A JP 28297888 A JP28297888 A JP 28297888A JP H02129501 A JPH02129501 A JP H02129501A
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JP
Japan
Prior art keywords
natural stone
base
measurement surface
concrete
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP28297888A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Shirata
白田 良晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIRATA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHIRATA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、精密機器の部品の寸法精度の検査または精密
機器を組立てる際の寸法の測定を行なうための精密測定
用定盤についての改良に関する。
精密測定用定盤は、平準に仕上げたそれの測定面が、硬
く、かつ、耐摩耗性に優れ、しかも、温度変化により変
形が生じないものであることが要求されることから、通
常、花崗岩、はんれい岩等の硬い火成岩の自然石を用い
、それを研削しラップ仕上げすることで作られている。
しかし、自然石の産出に限度があることで1価格が次第
に高くなってきている問題がある。このため、花崗岩、
はんれい岩等の天然石を、薄い暦に切断して、それを、
鋳鉄台あるいはコンクリートよりなるベースに接着する
ことで定盤を構成する手段の試みがなされているが、そ
のようにすると、花崗岩、はんれい岩の熱膨張系数と鋳
鉄のそれとの差異により、測定面に狂いが生じてくるの
で、信頼性に欠けたものとなる問題があり、またコンク
リートは鋳鉄よりも一層体積変化が大きいことから、コ
ンクリートよりなるベースに、薄層にした花崗岩、はん
れい岩を接着して定盤に構成する手段は、信頻のおける
定盤に作り上げるのがむづかしい問題がある。
本発明は、従前手段に生じている上述の問題を解消する
ためになされたものであって、コンクリートよりなるベ
ースに薄層とした花崗岩、はんれい岩などの自然石を接
着することで、コストを安価にしながら、その自然石か
ら研削して仕上げる測定面に狂いが生じない信頼のおけ
る定盤を構成し得るようにする新たな手段を提供するこ
とを目的とする。
しかして1本発明は、上述の目的のために種々の研究と
実験を重ねて得られた知見に基づいて完成したものであ
る。即ち、コンクリートの体積変化は、温度変化に伴な
う熱膨張による変化の外にセメントおよび骨材を型枠に
流し込んでコンクリートに成形する際に、セメントの硬
化熱で水分が蒸発するときに生ずる小気泡によって、ど
うしても内部に無数の小気泡が存在している構造のもの
となっていることから、この内部の小気泡に大気の湿度
変化により大気中の水分が出入するようになることによ
る体積変化があることが判った。
そして、この温度変化に伴なう水分の出入によるコンク
リートの体積変化は、コンクリートの表面を合成樹脂材
でコーティングすることにより、コンクリートの内部に
存在している無数の小気泡を外部と気密に遮断してやる
ことで抑えられるように翫ること、また、熱膨張による
体積変化は、コンクリートを成型するとき、それの素材
の骨材に、測定面を形成する自然石と同じ自然石よりな
る骨材を用いることで、成型したコンクリートの熱膨張
系数が、定盤の測定面を形成する自然石の熱膨張数と略
一致するようになること、そして、このように成形する
コンクリートよりなるボディに自然石を薄層にして接着
して定盤に構成すると、人工石であるコンクリートのボ
ディと測定面を形成した自然石との熱膨張系数が、全体
を自然石で構成した場合と略同様になって、熱変化によ
る歪や狂いのない定盤となってくることが判ったことに
よるものである。
そして、このことから、本発明においては、前述した目
的を達成するための手段として、測定面を形成する花崗
岩またははんれい岩などの硬い火成岩の自然石と同種の
自然石よりなる骨材とセメントとにより、コンクリート
のベースを成形し、そのベースの外表面を合成樹脂材に
より気密にコーティングして、そのベースに、前記硬い
火成岩の自然石を平板状に形成して接着し、その平板状
の自然石の外面に研削および研磨加工により測定面を形
成してなる精密測定用定盤を提起するものである。
次に実施例を図面に従い詳述する。
第1図は本発明による精密測定用定盤Aの全体の斜視図
で、同図において、aはコンクリートよりなるベース、
bはそのベースaの上面に接着して上表面を測定面lO
に仕上げた花崗岩の自然石を示す。
コンクリートよりなるベースaは、セメント20と骨材
21(砂を含む)とを、所定の割合(この例ではセメン
ト約20%・骨材的80%)で混合して水で練り、型枠
に流し込むことで第2図に示す如く成形するが、その際
、セメント20に所定の割合で混合する骨材21は、測
定面10を形成する自然石すである花崗岩と同じ種類の
自然石の花崗岩の砕石よりなる骨材を用いる(測定面1
0を形成する自然石すに、はんれい岩を選択したときに
は、そのはんれい岩の砕石を骨材に用いる)。
この場合、用いる骨材21の全てを花崗岩とすることは
必要ではない、勿論、使用する骨材の100%を、測定
面lOを形成する自然石すである花崗岩(または、はん
れい岩)と同じ花崗岩(または、はんれい岩)の砕石と
することは望ましいことではあるが、使用する骨材の6
割程度が、測定面を形成する自然石すと同じ種類の自然
石の砕石となるようにすることで、該コンクリートより
なるベースaが、そのベースaに接着する測定面10を
形成する自然石すに歪・変形を生ぜしめることのない範
囲の熱膨張系数を具備するものとなってくる。
また、骨材とする自然石の砕石の粒度は、5粍以下の砂
粒またはそれに近いものであっても差支えない。
しかして、型枠に流し込んで所定の形状に成形したコン
クリートよりなるベースaは、それの外表面を、第2図
に示している如く2合成樹脂材22によりコーティング
し、成形の際に生じてくる内部の微細な気泡と外気との
連通を気密に遮断しておく、この場合、測定面lOを形
成する自然石すが接着される該ベースaの上面側は2合
成樹脂材22のコーティングを省略してもよい、また。
コーティングに用いる合成樹脂材22はコーティングに
より内部の微細な気泡の外気に対する連通を気密に遮断
し得るようになれば良く、適宜の合成樹脂材を使用して
よい。
測定面10を形成するための花崗岩(または、はんれい
岩)の自然石すは、−糎程度の厚さの平板状に切割し、
それを、前記ベースaの上面に対応する大きさ形状に切
断して、そのベースaの上面に重合し、その重合面にエ
ポキシ系の合成樹脂材などの接着剤Cを塗着して、その
接着剤Cによりベースaに一体的に固着する。そして、
それの上面を平らに研削して、ラップ加工を行ない、平
らな測定面lOに形成する。
、この−測定面lOを形成するための花崗岩(または、
はんれい岩)の自然石すは、第3図に示している実施例
の如く、コンクリートよりなるベースaの上面よりも狭
い巾の帯板状11・・・に形成しておいて、それらを僅
かの間隙12が形成される状態に並列させてベースaの
上面に接着剤Cにより接着し、それらの上面を、一つの
平面に沿う測定面lOとなるよう研削加工およびラップ
加工を行なって、これにより形成される測定面lOが2
 それの上に平らな被検査物または被測定物を載置した
ときに、その被検査物または被測定物との接合面に前述
の間隙12による空気通路を具備する状態となって、載
置した被検査物または被測定物の測定面10よりの剥離
が簡単に行なわれるようにする場合がある。
また、測定面10を形成するための自然石すの厚さおよ
びそれを接着する人工石のコンクリートよりなるベース
aの厚さは、任意に選定して良いものであり、第4図に
示している如く、自然石すの板厚とベースaの厚さとを
略同じに形成する場合もある。
このように構成せる実施例は次のように作用する。
精密測定用定盤Aは、コンクリートよりなる人工石のベ
ースaに、花崗岩拳はんれい岩などの硬い火成岩の自然
石すを、平板状に切割して接着しその自然石すに測定面
10を形成していることから、自然石すの割合が少なく
なって、コストを安価にする。
そして、測定面lOを形成せる自然石すを支持するコン
クリートよりなるベースaは、それの外周面が合成樹脂
材22で気密にコーティングしであることで、内部に生
成された気泡と外気との連通が遮断されていることから
、外気の湿度の変化により内部に水分が出入することで
生じてくる体積の変化がなくなる。
また、該ベースaを成形しているコンクリートの骨材2
1が、測定面10を形成する自然石すと同種の自然石の
砕石であることで、測定面10を形成する自然石すと熱
膨張系数が略一致するようになるので、外部の熱変化に
より、熱膨張と収縮とを繰返すときに、支持する自然石
すと略同じ割合で膨張と収縮を行なうようになって、熱
変化により支持する自然石すに形成した測定面10に歪
や変形を生ぜしめることがないようにする。
以上説明したように、本発明による精密測定用定盤は、
測定面lOを形成する花崗岩またははんれい岩などの硬
い火成岩の自然石すと同種の自然石よりなる骨材21と
セメント20とにより、コンクリートのベースaを成形
し、そのベースaの外表面を合成樹脂材22により9&
密にコーティングして、そのベースaに、前記硬い火成
岩の自然石すを平板状に形成して接着し、その平板状の
自然石すの外面に研削および研磨加工により測定面10
を形成して構成しているのだから、測定面lOを形成す
る自然石すを支持せるベースaが、コンクリートよりな
る人工石でありながら、前記自然石すと熱膨張系数が略
一致し、かつ、外気の湿度変化にによっても水分の出入
にする体積変化のないものとなって、測定面lOを形成
する自然石すと一体に連続させてベースaを形成したよ
うになるので、測定面10に歪や変形が生じない信頼性
の高い精密測定用定盤が安価なコストで得られるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による精密測定用定盤の斜視図、第2図
は同上の縦断側面図、第3図は別の実施例の斜視図、第
4図はさらに異なる実施例の斜視図である。 図面符号の説明 A・・・精密測定用定盤−a・・・ベースb・・・自然
石      C・・・接着剤O・・・測定面 1・・・帯板状 2・・・間隙 20・・・セメント 1・・・骨材 22・・・合成樹脂材 特 許 出 願 人 株式会社 山田製作所 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、測定面10を形成する花崗岩またははんれい岩
    などの硬い火成岩の自然石bと同種の自然石よりなる骨
    材21とセメント20とにより、コンクリートのベース
    aを成形し、そのベースaの外表面を合成樹脂材22に
    より気密にコーティングして、そのベースaに、前記硬
    い火成岩の自然石bを平板状に形成して接着し、その平
    板状の自然石bの外面に研削および研磨加工により測定
    面10を形成してなる精密測定用定盤。
JP28297888A 1988-11-09 1988-11-09 精密測定用定盤 Pending JPH02129501A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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