JPH02128789A - ドラム式洗濯機の運転状態検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転ドラムの胴部に洗濯物投入口を設けたド
ラム式洗濯機の運転４．ｔ’＆：検知装置に関する。

〔従来の技術〕

先にドラム式洗濯機の一般構造を説明すると、第４図及
び第５図に示すように、洗濯物の出入用の外蓋（３）を
有する外箱（１）内に、円筒状の外周胴部（４）を防振
用のスプリング（６）で吊持し、この外周胴部（４）の
下部にはモーター（２）を堰付ける。

一方、外周胴部（４）の内部には洗）琵槽である回転ド
ラム（５）をその両側端板の中心より左右に突出する水
平軸（１２）　　（１２）を支承輔として収納する。

前記水平軸（１２＞　　（１２＞はそれぞれ外周胴部（
４）の両側端板を貫通し、その一方にはブレーキ等を内
蔵した機構部（１１）を装着し、さらに延びたその先端
に大プーリ−（１０）を固着する。そしてこの大プーリ
−（１０）は、Ｖベルト（９）を介してモーター（２）
に固定した小プーリ−（８）と連結する。

このようにして、モーター（２）を始動すれば、その回
転は小プーリ−（８）　、Ｖベルト（９）及び大プーリ
−（１０）と伝わり、回転ドラム（５）は回転して内部
の洗濯物の洗濯がなされる。

このようなドラム式洗濯機では、衣類の量や質によりド
ラム回転速度を変えたり、脱水時の振動防止のために、
ドラムの回転数を制御しなければならない。また、回転
ドラム（５）に設けた内蓋（７）が外Ｍ（３）にあうよ
うに該ドラム（５）を停止させるため、その回転位置を
検知しなければならない。

そのため、回転ドラム（５）の軸（１２）に回転板（１
３）を取付け、この回転板（１３）に回転ドラム（５）
の回転速度を検出する回転速度検出器（１４）並びにド
ラム（５）の回転位置を検出する回転位置検出器（１５
）からなる検出器（２６）を係合させた。

この回転板（１３）は第６図に示すように、円板体の中
心に設けられた取付孔（１３ａ　）を貫通して水平軸（
１２）に固定され、円周に沿って等間隔を有する８個の
回転速度を検出するための回転速度検出用孔（１３ｂ　
”）を穿設し、それよりもやや内側に回転位置を検出す
るための回転位置検出用孔（１３Ｃ）を１個穿設してい
る。

検出器（２６）を構成する回転速度検出器（１４）及び
回転位置検出器（１５）は、第７図に示すように、回転
板（１３）の片側寄りに発光ダイオード等による発光手
段（２３）を設け、反対側寄りに回転板（１３）の回転
速度検出用孔（１３ｂ　）及び回転位置検出用孔（１３
ｃ　）をそれぞれ透過する光に感応するホトトランジス
タ等による受光手段（２４）とを併せ設けて、受光手段
（２４）が発生する電圧波形を方形波形に変換する波形
変換器（２５）の出力は他の制御部に設けであるマイコ
ン（２０）に入力される。この時、第８図に示すように
受光手段（２４）の受光射は受光面積に比例するから、
受光手段（２４）が発生する出力電圧はこの受光面積に
比例する。

なお、第９図の上図は回転速度検出器（１４）から波形
変換器（２５）を経てマイコン（２０）に伝わる電圧波
形を示し、下図は回転位置検出器（１５）から波形変換
器（２５）を経てマイコン（２０）に伝わる電圧波形を
示す。

第１Ｏ図は運転制御のブロック回路図で、電源（１６）
から電力を供給された定電圧電源（１９）により、マイ
コン（２０）及び増幅器（２１）に低圧定電圧の電力を
供給する。そして、マイコン（２ｏ）は設定されたプロ
グラムに従って洗濯機の運転を制御する。その時、モー
ター（２）及び機構部（１１）内のブレーキ（２２）の
制御はマイコン（２ｏ）からの出力が増幅器（２１）で
増幅されて、それぞれモータースイッチ（１７）　、ブ
レーキスイッチ（１８）に伝達されることにより行われ
る。

このようにして、ドラム式洗濯機の外箱（１）の外蓋（
３）を開け、さらに回転ドラム（５）の胴部に設けであ
る内蓋く７）を開け、衣類と洗剤である回転ドラム（５
）に投入し、水を供給する。

そして、内Ｍ（７）と外Ｍ（３）を閉めて洗濯動作を始
動させるとマイコン（２ｏ）は設定されたプログラムに
従ってモーター（２）を回転させ回転ドラム（５）も回
転させ洗濯が行われる。

この時、衣類の材質や量に応じて回転ドラム内の回転速
度を変えたり、または脱水運転時の振動を防止するには
、回転板（１３）の回転速度検出用孔（１３ｂ　）を透
過する光を回転速度検出器（１４）の受光手段（２４）
が検知してマイコン（２０）に伝え、マイコン（２０）
が次の回転速度検出用孔（１３ｂ　）が同じ位置にくる
までの時間（第１１図のＴ）を計測して回転ドラム（５
）の正確な回転速度を測定する。

また、回転ドラム（５）の停止位置は回転ドラム（５）
の内蓋（７）が外箱（１）の外蓋（３）の下にくるよう
でないと、衣類の出入ができない。

このため、回転板（１３）の回転位置検出用孔（１３Ｃ
”）が回転位置検出器（耶）の発光手段（２３）と受光
手段（２４）を通過した時点（第１１図の０点）にマイ
コン（２０）が機構部（１１）内のブレーキ（２２）を
作動させて内Ｍ（７）が外蓋（３）の位置に止まるよう
にする。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、以上のごとき従来のドラム式洗濯機では、回転
ドラム（５）の回転速度を検知するための回転速度検出
器（１４）と回転位置を検知するための回転位置検出器
（１５）の両者を必要とするものであり、そのための配
線も含めて部品点数が増え、ひいては組立作業の工数、
部品管理費、材料費等の増加を招（ものであった。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、部品数が
すくない、したがって原価を低度に押さえることができ
るドラム式洗濯機の運転状態検知装置を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、外箱内に収納した洗
濯槽である回転ドラムの回転軸に透孔を円周方向に配列
した回転板を取付け、この回転板を透過する光の発光手
段と受光手段とを設けて該受光手段の出力により回転ド
ラムの回転速度と回転位置とを検知するドラム式洗濯機
の運転状態検知装置において、前記回転板の透孔は等間
隔に並びかつ漸次的大きさが異なるものとし、これに対
し、これら透孔の光の通ｉＩ量及び通過間隔を検知する
検出器を設けたことを要旨とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、検出器は回転板の透孔を透過する光の
量が透孔の大きさに比例して異なることに基づいて、光
がどの透孔を透過するかを検出するから、続く２つの透
孔を光が透過する時間から回転ドラムの回転数を検知し
、併せて現時点で光じどの透孔をｉ３遇しているかによ
って回転ドラムの回転位置を検知することができる。

（実施例〕 以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の運転状態検知装置の１実施例を示すブ
ロック回路図、第２図は同上回転板の正面図で、第６図
から第１Ｏ図までの従来例と同一構成要素には同一参照
符号を付したものである。

本発明において、ドラム式洗濯機の一般構造については
前記第４図、第５図について説明したのと同一なので、
詳細説明は省略する。

本発明において、第５図のごとく軸（１２）に取付ける
回転板（１３）は、第２図に示すように、円板体の中心
に取付孔（１３ａ）を穿設し、円周の一方向に沿って大
きさの異なる複数個（実施例では８個）の速度兼回転位
置検出用孔（１３ｄ）を等間隔に漸次的大きさの順に並
べて穿設したものとする。

また、前記検出器（２６）は第１図に示すように回転板
（１３）の片側寄りにホトダイオード等による発光手段
（２３）を設け、反対側寄りに回転速度兼回転位置検出
用孔（１３ｄ）を透過した光に感応するホトトランジス
タ等による受光手段（２４）を設け、受光手段（２４）
が発生する電圧を増幅器（２１）で増幅し、他の制御部
に設けであるマイコン（２０）に入力するようにする。

この受光手段（２４）はホトトランジスタのごとき受光
素子に抵抗（２４ａ）を並列に接続し、受光量に応じた
電圧を発生するものとした。

また、マイコン（２０）は該受光手段（２４）から第３
図に示すような入力電圧波形を受け、この波形の電圧値
と波形間隔を波形変換器（２５）を経て矩形波として検
知するものである。

次に、動作について説明する。

第４図、第５図における外箱（１）の外蓋（３）と洗濯
槽であるドラム（５）の内蓋（７）を開け、洗濯する衣
類と洗剤をドラム（５）に投入し、水を供給して内蓋（
７）と外蓋（３）を閉めて洗濯動作を始動させるとマイ
コン（２０）がプログラムに従ってモーター（２）に作
動させて回転ドラム（５）を回転させ、洗濯が行われる
。

この時、回転ドラム（５）と連動して回転する回転板（
１３）の回転速度兼回転位置検出用孔（１３ｄ）を検出
器（２６）の発光手段（２３）からの光が透過し、その
光量は回転速度兼回転位置検出用孔（１３ｄ）の面積に
比例して受光手段（２４）に達する。そして、受光手段
（２４）からの出力は第３図に示すような波形を形成し
、これが波形変換器（２５）で矩形波に変換され、マイ
コン（２０）がそれを入力して１つの波から次の波まで
の時間（第３図のＴ）により回転速度を計算する。

また、マイコン（２０）は第３図の波形が示す漸減する
電圧Ｖ、、Ｖ、、Ｖ、・・・により、回転ドラム（５）
の回転位置を認定することができるから、適切な時にブ
レーキスイッチ（１８）を閉じてブレ−キ（２２）を作
動させ及びモータースイッチ（１７）を閉じてモーター
（２）を停止させることにより、回転ドラム（５）の内
蓋（７）を外箱（１）の外蓋（３）に正しく合わせる位
置で回転ドラム（５）を停止させることができる。

なお、回転板の回転速度兼回転位置検出用孔の個数、形
状は本実施例の場合に限定されるものではなく、検出器
の必要精度に合わせて適宜に選定すればよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明のドラム式洗濯機の運転状態検
知装置は、従来のドラム式洗濯機が備えていた回転速度
検出器と回転位置検出器の別個の検出器を必要とせず、
１個の検出器で回転速度と回転位置を同時に検出するこ
とができるので、部品数が削減でき、材料費、組立費部
品管理費の低減が図れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の運転状態検知装置の１実施例を示すブ
ロック回路図、第２図は同上回転板の正面図、第３図は
検出器の出力電圧波形図、第４図はドラム式洗濯機の一
般構造を示す縦断側面図、第５図は同上縦断正面図、第
６図は従来の回転板の正面図、第７図は速度検出器及び
回転位置検出器の説明図、第８図はこれら検出器の特性
図、第９図は同上検出器からの出力電圧波形図、第１０
図は従来例を示すブロック回路図である。 （１）・・・外箱　　　　　　　（２）・・・モーター
（３）・・・外Ｍ　　　　　　（４）・・・外周胴部（
５）・・・回転ドラム　　　　（６）・・・スプリング
（７）・・・内蓋　　　　　　　（８）・・・小プーリ
−（９）・・・■ベルト（１０）・・・大プーリ−（１
１）・・・機構部　　　　　（１２）・・・水平軸（１
３）・・・回転板　　　　　（１３ａ　）・・・取付孔
（１３ｂ　”）・・・回転速度検出用孔（１３ｃ　）・
・・回転位置検出用孔 （１３ｄ）・・・回転速度兼回転位置検出用孔（１４）
・・・回転速度検出器　（１５）・・・回転位置検出器
（１６）・・・７ａ　？ＨＡ　　　　　　　（１７）・
・・モータースイッチ（１８）・・・ブレーキスイッチ
（１９〉・・・定電圧電源・・・マイコン ・・・ブレーキ ・・・受光手段 ・・・波形変換器 （２１）・・・増幅器 （２３）・・・受光手段 （２４ａ）・・・抵抗 （２６）・・・検出器 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外箱内に収納した洗濯槽である回転ドラムの回転軸に透
   孔を円周方向に配列した回転板を取付け、この回転板を
   透過する光の発光手段と受光手段とを設けて該受光手段
   の出力により回転ドラムの回転速度と回転位置とを検知
   するドラム式洗濯機の運転状態検知装置において、前記
   回転板の透孔は等間隔に並びかつ漸次的大きさが異なる
   ものとし、これに対し、これら透孔の光の通過量及び通
   過間隔を検知する検出器を設けたことを特徴とするドラ
   ム式洗濯機の運転状態検知装置。