JPH0212746A - イオン注入用ガス - Google Patents

イオン注入用ガス

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Publication number
JPH0212746A
JPH0212746A JP63164023A JP16402388A JPH0212746A JP H0212746 A JPH0212746 A JP H0212746A JP 63164023 A JP63164023 A JP 63164023A JP 16402388 A JP16402388 A JP 16402388A JP H0212746 A JPH0212746 A JP H0212746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
argon
filament
ion source
ion implantation
Prior art date
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Pending
Application number
JP63164023A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Nakatsuka
中塚 正彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
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  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として半導体製造工程で用いられているイ
オン注入装置において、イオン源に供給されるガスに関
するものである。
〔従来の技術〕
半導体製造工程で用いられているイオン注入装置におい
て、イオン源に供給されるガスとしては一部の例外を除
いて純度99.99%以上のフッ化物が用いられている
単体元素が常温常圧でガスにならない場合、安定なガス
になる化合物が選ばれる。
水素化合物は、同位体を質量分析マグネットで分離する
ことができないため、自然界に同位体の存在しないリン
およびヒ素が一部で例外的に用いられているに過ぎない
酸素化合物はフィラメントの燃焼を促進して、寿命が極
く短くなってしまうため、止むなく酸素イオン発生用に
極く一部で用いられている。
したがって、もっばらフッ素化合物が用いられるように
なっている。フッ素は軽元素であるため、イオン化率が
高く、ビーム電流が大きくとれる。
フッ素化合物は結合エネルギーが大きいため、毒性が比
較的低く、燃焼しないという長所も兼ね備えている。
イオン注入はイオン源用のガスはほとんどの場合99.
99%以上の純度のものが用いられている。
イオン注入装置において代表的なイオン源であるフリー
マン型イオン源の主要部を第1図に示す。
ガスフィードチューブ1より、例えば四フッ化シリコン
のガスが、アノードとなるアークチャンバー2の中に、
極微量供給される。カソードとなるタングステンフィラ
メント3はインシュレータ4とインサート5によって、
アークチャンバー2の中心に保持され、サポートロッド
6により電流が供給される。
白熱したタングステンフィラメント3から発生した熱電
子はソースマグネット7の磁場により回転運動して、ガ
ス分子との衝突回数を高めてイオン化を増倍し、アパー
チャ8からのイオンビームが、アクセル・デイセル電極
9とグラウンド電極10により、収束・加速され右方に
引き出される。
〔本発明が解決しようとする課題〕
イオン源の寿命は、通常蒸発やイオンによるスパッタ作
用でタングステンフィラメント3が、第2図のように細
くなってついには断線してしまうのと、インシュレータ
4の内壁が汚れて、タングステンフィラメント3と、ア
ークチャンバー2とがショートすることによって決まっ
ている。
フィラメントが第2図のようにやせ細るにしたがい、フ
ィラメント電流は減少するが、中心部110表面温度が
上昇して行き、フィラメント電流が士数分の1に減少す
るまではビーム電流が増加し、イオン源としての性能が
向上するのが普通である。
さらにフィラメントがやせ細ると、フィラメント電源の
電圧ドライブ能力が不足してビーム電流が減少し始める
というのが一般的な傾向である。
ところがGaAsICなどで用いられているN型ドーパ
ントになる、六フッ化硫黄S F sや四フッ化シリコ
ンは、弗素成分が多いためか、フィラメントはやせるど
ころか、短時間のうちに太って、表面温度が下がり、熱
電子のエミッションが減って、ついにビーム電流がとれ
なくなる。例えば、フッ化ホウ素の場合に比べて5分の
1の寿命になってしまうということがわかった。
この現象を調べるために、イオンビームのマス・スペク
トルを質量数100を越えるところまでとってみたとこ
ろ、通常フィラメントがやせ細る三フッ化ホウ素BF、
の場合は、第3図に示すようにタングステンのダブルチ
ャージイオンが見られるのに対し、フィラメントが太く
なる四フッ化シリコンS i F 4の場合は、第4図
に示すように、タングステンのダブルチャージイオンが
消えて、モリブデンのシングルチャージイオンのピーク
が見られるという違いが認められた。
このことから、四弗化シリコンの場合は、イオンの衝突
により、アークチャンバ内壁のモリブデンがスパッタさ
れて遊離し、タングステンフィラメントに堆積する性質
があるために、タングステンフィラメントの蒸発を妨げ
ているものと考えられる。
これに対して、三フッ化ホウ素の場合にはモリブデンが
タングステンフィラメントに堆積する性質が極く弱いと
考えられる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、アルゴンを20ないし70%を含むイ
オン注入用ガスを得る。
〔実施例〕
スパッタ作用の大きな不活性ガスとして、アルゴンを加
えてガスフィードチューブに供給したところ、アルゴン
が全体の20〜70%のときビーム電流が半減したが、
イオン源の寿命をアルゴンを加えないときの5〜10倍
に延ばすことができた。
〔発明の効果〕
一アルゴンが20〜70%のとき、マススペクトルをと
ってみると、第5図に示すように、モリブデンのシング
ルチャージイオンが消えて、タングステンダブルチャー
ジイオンのピークが現われていることからも、タングス
テンフィラメントが太らないで、やせ細って行く傾向が
確かめられた。
尚第5図において、W++イオンについては縦方向に1
0倍拡大しである。
さらに、アクセルデイセル電極9やグラウンド電極10
がアルゴンイオンによってスパッタクリーニングされる
効果も大きい。チャージアップやショートによる異常放
電が大幅に軽減されるという効果も確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、イオン注入装置において、代表的なイオン源
であるフリーマン型イオン源の主要部を示す断面図であ
る。第2図は細くなって断線する寸前のタングステンフ
ィラメントの側面図である。 第3図は、タングステンダブルチャージイオンのマスス
ペクトル図である。第4図は、モリブデンシングルチャ
ージイオンのマススペクトル図である。第5図は、タン
グステンダブルチャージイオンの現われた四フッ化シリ
コンのマススペクトル図である。 1・・・・・・ガスフィードチューブ、2・・・・・・
モリブデン製アークチャンバー 3・・・・・・タング
ステンフィラメント、4・・・・・・インシュレータ(
窒化ホウ素族またはアルミナ製)、5・・・・・・モリ
ブデン製インサート、6・・・・・・フィラメントサポ
ートロッド、7・・・・・・ソースマグネット、8・・
・・・・アパーチャ、9・・・・・・アクセル・デイセ
ル電極(アルミニウム製またはグラファイト製)10・
・・・・・アルミニウム製グラウンド電極。 代理人 弁理士  内  原   音 弄 ■ ギ 閃 茅 閃 井 閃 手続補正書(自発)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルゴンを20ないし70%含むことを特徴とするイオ
    ン源に供給されるガスとしてのイオン注入用ガス。
JP63164023A 1988-06-29 1988-06-29 イオン注入用ガス Pending JPH0212746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63164023A JPH0212746A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 イオン注入用ガス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63164023A JPH0212746A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 イオン注入用ガス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0212746A true JPH0212746A (ja) 1990-01-17

Family

ID=15785325

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JP63164023A Pending JPH0212746A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 イオン注入用ガス

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JP (1) JPH0212746A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227255A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Shimadzu Corp 電子線源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227255A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Shimadzu Corp 電子線源装置
JP4720536B2 (ja) * 2006-02-24 2011-07-13 株式会社島津製作所 電子線源装置

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