JPH0212610B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0212610B2
JPH0212610B2 JP10859388A JP10859388A JPH0212610B2 JP H0212610 B2 JPH0212610 B2 JP H0212610B2 JP 10859388 A JP10859388 A JP 10859388A JP 10859388 A JP10859388 A JP 10859388A JP H0212610 B2 JPH0212610 B2 JP H0212610B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
opening
housing
hollow fiber
treated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10859388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63315105A (ja
Inventor
Yoshihiro Okano
Takehiko Okamoto
Akio Oomori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP10859388A priority Critical patent/JPS63315105A/ja
Publication of JPS63315105A publication Critical patent/JPS63315105A/ja
Publication of JPH0212610B2 publication Critical patent/JPH0212610B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中空糸を用いた過装置、特に中空糸
カートリツジの脱着が容易な過装置に関する。
(従来の技術) 従来より一端を閉口し、他端を開口した多数の
中空糸の開口端を接着剤で集束固定した中空糸カ
ートリツジを用いた過装置が知られている(特
開昭50−149587号など)。しかしながら、このよ
うな過装置は被処理液の入口と透過液の出口が
筐体とヘツダー室を有する蓋体にそれぞれ設けら
れているため、一度装置の入口と出口をパイピン
グして装置を固定すると中空糸カートリツジの取
り替えが困難である。上記欠点を解消するため本
出願人は実開昭56−73501号に、中空糸の一端が
閉口し、他端が開口し、かつ該開口端部が接着剤
で集束固定された中空糸カートリツジを収容す
る、被処理液の入口および透過液の出口を有する
筐体と、ヘツダー室を有する蓋体を備えた装置を
提案した。かかる装置は被処理液の入口と透過液
の出口とをいづれも筐体に設けているので、装置
をパイピングした後でもヘツダー室を有する蓋体
を取り外すと中空糸カートリツジを筐体の上部に
抜き出すことができる。
(発明が解決しようとする課題) 上記装置では中空糸カートリツジを上部に抜き
出すために装置の上部にカートリツジを取り出す
だけの空間を設ける必要がある。しかしこのよう
な空間を設けることは狭い現場では実際上困難で
ある。またケーク等の付着したカートリツジを取
り出すと透過液側が汚染され、装置の周辺も汚染
されるという問題があつた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上述の問題点を解消した装置を提
供するため鋭意検討した結果本発明に到達したも
のである。すなわち本発明は先端が封止され、他
端が集束された多数の中空糸を、上部側壁に開口
を有し、かつ該開口の下部にフランジを設けた筐
体内に収納して、該多数の中空糸の他端が開口す
るように、接着剤で筐体と一体に接着固定すると
ともに、該中空糸の集束固定部に小径の突出部を
有する錐状のキヤツプ体を接続した中空糸カート
リツジと、側壁に被処理液入口と透過液出口を有
し、かつ底壁の中心に該透過液出口と連通する第
1の開口及び該第1の開口と離間して該被処理液
入口と連通する第2の開口を設けた蓋体を具備
し、上記中空糸カートリツジの上部集束固定部に
接続された錐状のキヤツプ体に設けられた小径の
突出部を蓋体の底壁に設けられた第1の開口に液
密に挿入して、該筐体の上部側壁に設けられたフ
ランジを蓋体に液密に取着するとともに、被処理
液を上記蓋体に設けられた被処理液入口から筐体
の上部側壁に設けられた開口を経て筐体内に導入
することを特徴とする過装置である。
(作用) 本発明では被処理液入口と透過液出口を蓋体に
設けていることにより、配管ラインへの装置の取
り付けが容易で、また中空糸カートリツジを交換
する際には中空糸カートリツジを下部へ抜き出し
て、そのまま筐体ごと取り替えればよく、着脱時
の作業が簡単で、かつ脱着時のスペースが僅かで
よく、しかも中空糸カートリツジの交換時に透過
液側が汚染され難いという優れた効果を有してい
る。とくに被処理液入口と透過液出口を一直線上
(インライン)に設けると装置の配置や配管がさ
らに容易となる。
(実施例) 次に本発明装置の一実施例を図面にて説明す
る。第1図に示すように本発明装置は中空糸カー
トリツジ3と蓋体2で構成されている。
中空糸カートリツジ3は先端が接着剤で封止、
またはループ状に形成された多数の中空糸3′の
他端を集束して筐体1内に収納している。そして
多数の中空糸を集束した他端は筐体1とともに接
着固定され接着固定部5を形成している。そして
該集束固定部5には、第2図に示すような先端に
小径の突出部9を有する錐状のキヤツプ体4が接
続されている。中空糸カートリツジをOリングで
シールする場合には、上記突出部4にOリングを
装着する環状溝10を設ける。Oリングによるシ
ールを確実とするためにこの環状溝は複数、通常
2ケ設けることが好ましい。平パツキンでシール
する場合には上記環状溝は不要である。中空糸が
収納され、かつ集束固定部5で中空糸と一体化さ
れる筐体1は、外周壁にフランジ23が設けられ
ている。そして該フランジ23と中空糸の集束固
定部5との間の周壁には被処理液を筐体内に導入
するための複数の開口22が設けられている。
中空糸カートリツジが装着される蓋体2は、そ
の底壁の中心に透過液出口13に連通する第1の
開口が設けられている。また該第1の開口に離間
して被処理液入口14に連通する第2の開口が設
けられている。上記透過液出口13と被処理液入
口14に連通する第1及び第2の開口は蓋体内で
90゜流路を変えて同一直線上(インライン)に開
口しており、それぞれ透過液導出管(図示せず)
と被処理液導入管(図示せず)に接続される。
上記被処理液入口14及び透過液出口13は必
要に応じて蓋体2の上壁または側壁の同一方向に
設けてもよい。上記透過液出口13に連通する第
1の開口には、中空糸カートリツジ3の集束固定
部5に接続された錐状キヤツプ体4の突出部9が
挿入される。そして該突出部9と蓋体に設けられ
た第1の開口は2つのOリング15によりシール
される。被処理液入口と透過液出口を逆にして用
いれば内圧過として用いることができる。また
蓋体2の外壁には、第1の開口内に挿入された錐
状のキヤツプ体の突出部9の2つの環状溝に収納
されたOリング15間に開口する漏出液出口16
が穿設されている。17は筐体1の周壁に設けら
れたフランジ23と蓋体2をパツキン18を介し
て液密に連結するバンドカツプリングである。こ
れらのパツキン18とOリング15によつで被処
理液室19と透過液室20は中空糸の壁膜をへだ
てて液密構造となつている。すなわち被処理液は
被処理液入口14より第2の開口から筐体の周壁
に設けられた開口22を経て中空糸3の外側の被
処理液室19に入る。中空糸を通過した透過液は
中空糸内側の通路を通り透過液室20に集められ
錐状キヤツプ体4を通つて透過液出口13より取
り出される。一方中空糸を透過しない成分は筐体
1の下部排出口21より適宜取り出される。
上記装置において被処理液が透過液側に漏出す
る部位は蓋体2の底壁に設けられた透過液出口1
3に連通する第1の開口と、該第1の開口内に挿
入された中空糸カートリツジ3の集束固定部5に
接続された錐状キヤツプ体4の突出部9との〓間
からであるが、該〓間は2つのOリング15で完
全にシールされている。Oリングが破損してシー
ル性を失つた場合、加圧側の被処理液が蓋体の側
壁に穿設された大気開放の漏出液出口16より外
部に流出するため被処理液が透過液側へ漏れるこ
とはない。また被処理液が漏出液出口より外部に
流出するため作業員または適当な測定装置により
漏れを検知することができる。
錐状キヤツプ体にOリングを3ケ装着した場合
にはそれぞれのOリング間と連通する漏出液出口
を設けることが好ましい。かかる複数の漏出液出
口を設けることによりどのOリングがシール性を
失つたかを直ちに検知することができる。
中空糸が劣化したり、目詰りしたときにはまず
筐体内に残留する被処理液を排出口21より抜き
取つた後、バンドカツプリング17を蓋体2から
取り外して中空糸カートリツジ3を筐体から抜き
取る。その後新しい中空糸カートリツジの錐状キ
ヤツプ体に設けられた突出部を蓋体2に設けられ
た第1の開口に挿入した後、筐体の上部に設けら
れたフランジ23と蓋体2をバンドカツプリング
17で連結させることにより、錐状キヤツプ体4
に設けられた突出部9を第1の開口に液密に装着
することができる。
上記装置は通常第1図に示すように蓋体が筐体
の上部に配置された状態で使用されるが、装置の
取り付け場所により倒立あるいは水平状態で使用
されることがある。この場合には筐体内の被処理
液の排出口21を、被処理液入口として被処理液
配管と接続し、蓋体に設けられた被処理液入口を
排出口として使用することが好ましい。
本発明装置に用いる中空糸としてはポリスルホ
ン系、ポリアクリロニトリル系、酢酸セルロース
などのセルロース系、ポリアミド系、ポリカーボ
ネート系、ポリビニルアルコール系など通常知ら
れている素材を使用することが出来るが、ポリス
ルホン系が耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性、耐酸
化性などの耐薬品性が優れているので、酸化剤、
酸、アルカリなどによつて膜を薬洗再生すること
ができ好ましく使用される。
また中空糸を集束固定する接着剤としてはポリ
ウレタン系、シリコーン系、エポキシ系などの接
着剤を用いることができる。特に耐熱性と耐薬品
性が要求される用途ではイミダゾール系硬化エポ
キシ樹脂が好ましく用いられる。
上記中空糸カートリツジを収容する筐体や蓋体
は通常アクリル、ポリカーボネート、硬質塩ビ、
ポリスルホンなどの樹脂が用いられるが、中空糸
カートリツジとして耐熱、耐薬品性の優れている
ポリスルホン中空糸を用いて高温の被処理液を処
理する場合には筐体と蓋体は耐熱性、耐薬品性の
優れているポリスルホン樹脂を使用することが好
ましい。もちろんステンレスなどの金属を用いる
ことは構わない。
(発明の効果) 本発明によれば中空糸と筐体が一体化されてい
るため中空糸カートリツジは容易に取り替えるこ
とができる。また、その場合、例え装置がパイプ
で固定されている場合でも被処理液の入口管およ
び透過液の出口管を取り外す必要がないので中空
糸カートリツジの取り替えはきわめて容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の断面図であり、第2図は
本発明装置で使用する中空糸カートリツジの錐状
キヤツプ体の斜視図である。 1……筐体、2……蓋体、3……中空糸カート
リツジ、4……錐状のキヤツプ体、5……集束固
定部、10……環状溝、13……透過液出口、1
4……被処理液入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先端が封止され、他端が集束された多数の中
    空糸を、上部側壁に開口を有し、かつ該開口の下
    部にフランジを設けた筐体内に収納して、該多数
    の中空糸の他端が開口するように、接着剤で筐体
    と一体に接着固定するとともに、該中空糸の集束
    固定部に小径の突出部を有する錐状のキヤツプ体
    を接続した中空糸カートリツジと、側壁に被処理
    液入口と透過液出口を有し、かつ底壁の中心に該
    透過液出口と連通する第1の開口及び該第1の開
    口と離間して該被処理液入口と連通する第2の開
    口を設けた蓋体を具備し、上記中空糸カートリツ
    ジの上部集束固定部に接続された錐状のキヤツプ
    体に設けられた小径の突出部を蓋体の底壁に設け
    られた第1の開口に液密に挿入して、該筐体の周
    壁に設けられたフランジを蓋体に液密に取着する
    とともに、被処理液を上記蓋体に設けられた被処
    理液入口から筐体の上部周壁に設けられた開口を
    経て筐体内に導入することを特徴とする過装
    置。
JP10859388A 1988-04-29 1988-04-29 濾過装置 Granted JPS63315105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859388A JPS63315105A (ja) 1988-04-29 1988-04-29 濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859388A JPS63315105A (ja) 1988-04-29 1988-04-29 濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63315105A JPS63315105A (ja) 1988-12-22
JPH0212610B2 true JPH0212610B2 (ja) 1990-03-22

Family

ID=14488740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10859388A Granted JPS63315105A (ja) 1988-04-29 1988-04-29 濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63315105A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63315105A (ja) 1988-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113476924B (zh) 复合滤芯及净水设备
US4062781A (en) Disposable filter with interchangeable end elements
EP0297410B1 (en) Heat and material exchangers
US4707268A (en) Hollow fiber potted microfilter
KR101940471B1 (ko) 액체 회수 필터
IL160129A (en) Lid with separating membrane
WO1988001895A1 (en) Hollow fibre filter cartridge and header
CA1192143A (en) Disposable pharmaceutical filter assembly
US20240198290A1 (en) Ceramic Membrane Filtration Assembly with Multi Port Endcap and Related Methods
JPS6230503A (ja) 圧力濾過用および逆滲透用の分離室
JPS6068006A (ja) 濾過装置
JP4704791B2 (ja) スパイラル型膜モジュール
GB2232612A (en) Cross-flow filter
JPS6359723B2 (ja)
JP4498373B2 (ja) 中空糸膜カートリッジ、並びにそれを用いた中空糸膜モジュール及びタンク型濾過装置
JPH0221289B2 (ja)
JPH0212610B2 (ja)
JPH0139801B2 (ja)
WO1999058231A1 (fr) Module de type a fibres creuses
JPH049117B2 (ja)
JPH0417695B2 (ja)
JP3317753B2 (ja) 膜分離装置及び膜モジュール
JPH0417694B2 (ja)
JP2003299917A (ja) コネクタ式のインラインフィルター
JPH0410955Y2 (ja)