JPH0212376Y2 - - Google Patents

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JPH0212376Y2
JPH0212376Y2 JP15857985U JP15857985U JPH0212376Y2 JP H0212376 Y2 JPH0212376 Y2 JP H0212376Y2 JP 15857985 U JP15857985 U JP 15857985U JP 15857985 U JP15857985 U JP 15857985U JP H0212376 Y2 JPH0212376 Y2 JP H0212376Y2
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valve
valve body
cylindrical
cylindrical portion
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば液化メタン(LNG)等と
いつた低温流体を制御するための制御弁として用
いられる低温流体用の弁の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種従来の制御弁装置は、概略第2図に示す
ような構成とされていた。これを簡単に説明する
と、図中符号1は弁軸2の内方端に設けられた弁
体としてのプラグ3による流量制御部を有する弁
本体、4はこの弁本体1内で入口側通路1aと出
口側通路1bとの間を仕切る仕切壁1cの開口部
に前記プラグ3と対向して設けられた弁座で、前
記弁軸2は弁座4に対向する位置で弁本体1を貫
通して上方に所定長さ宛延設して設けられ、その
上端部にはダイヤフラム式等によるアクチユエー
タ(図示せず)といつた操作手段が設けられるも
のである。
5は前記弁本体1の弁軸2取出し用開口部分に
ボルトを介して設けられた略々長尺な筒状を呈し
エクステンシヨンボンネツトと称される上蓋部材
で、この上蓋部材5は、前記弁軸2内方端のプラ
グ3を摺動自在に保持する案内手段としてのガイ
ドブツシユ6を有する下部筒体5Aと、その上端
部に溶接等で固着して連設された中継管5Bと、
その上端部に同じく溶接等で固着して連設されか
つ前記弁軸2上端側をシール状態を保つて摺動自
在に支持する軸封パツキン7を有する上部筒体5
Cとで構成されている。なお、前記弁軸2は、ガ
イドブツシユ6と軸封パツキン7とで支持された
状態で、上述した上蓋部材5内に遊挿して配設さ
れているものであり、さらに図中8は前記上蓋部
材5の上部筒体5C上端部にボルトで固定された
パツキン押えである。また、このような構成によ
る制御弁装置の流体制御動作は周知の通りであ
り、その説明は省略する。
ところで、上述した構成による制御弁装置にお
いて、その使用流体がたとえば−164℃程度の飽
和温度をもつ液化メタンなどのように大気との温
度差のある低温流体であるにもかかわらず、上蓋
部材5の長さが不充分な場合には、上蓋部材5に
設けられている弁軸2の軸封パツキン7が凍結す
るなどというように流体の影響を受けてその液封
性能が劣化する等といつた問題を招く虞れがある
ものである。そして、このような問題を避けるた
めに、従来から、上述した上蓋部材5上端側の軸
封部分に伝達される温度がパツキン材の仕様範囲
内に入る程度に充分昇温させるに必要な高さhを
与えることが行なわれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述したような従来構成では、
弁本体1から上方に立設された上蓋部材5の長大
な立上り高さのうえ、配管現場での流体の流れに
伴なう振動、衝撃等が加わることにより、弁全体
がバランスを崩し易く、これが著しい場合には倒
壊等といつた問題を招く虞れがあつた。さらに、
上述した従来構成では、流体からの温度影響とし
ての低温脆性による上蓋部材5,5A,5B,5
Cを形成する材料強度の劣化等といつた安全面で
の不安をも残しており、これを他の材料で換える
ことも行なわれているが、経済上の新たな欠点が
発生するものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本考案に係る
低温流体用の弁は、弁本体を首長に形成し、その
上端開口から下端が本体内に密に嵌挿されるよう
な内挿管を差し込んで、本体首部と共働する二重
管を構成するとともに、これら首部と内挿管との
間の環状空間内に、略々筒状を呈する断熱材を弁
本体の上端開口から取出し自在に内装するように
したものである。
〔作用〕
本考案によれば、弁本体の首部の横揺れに対し
内挿管がその下端の嵌挿部でよく強度を補い、ま
た断熱材を用いることによる遮温効果により弁軸
を遊挿した内挿管内からの放射方向への伝熱を防
ぎ、弁本体から立設されている首部としての筒状
部の低温脆性による低化を適切に防止することが
可能となるものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る低温流体用の弁の一実施
例を示すもので、同図において前述した第2図と
同一または相当する部分には同一番号を付してそ
の説明は省略する。
さて、本考案によれば、弁軸2内方端に設けら
れたプラグ3により内部流路を開閉制御される流
体制御部を有する弁本体1から上方に貫通して延
出された弁軸2の周囲を取囲むようにして弁本体
1側に一体的に設けられた長尺な筒状部10,1
1,12,13と、この筒状部10の延長端(上
部筒体11の上端部に形成されたフランジ11
a)に着脱自在に取付け固定されるとともに弁軸
2支持用の軸封パツキン7を有する上蓋14と、
この上蓋14によつて筒状部10の延長端11a
で挟持固定されるフランジ部15aを上端部に有
し弁本体1と弁軸2との間の隙間に挿入されると
ともに下端部が弁本体1側に穿設された嵌合孔1
6内に密に嵌合して固定される内挿管17とを備
え、この内挿管17と弁本体1側から立設された
筒状部10との間の環状空間内に、略々筒状を呈
する断熱材20を筒状部10上端開口から取出し
自在に内装するようにしたところに特徴を有して
いる。
ここで、前記長尺な筒状部10は、前述したよ
うに上蓋14がボルト等で固定される取付け用フ
ランジ11aを有する上部筒体11と、その下端
部に溶接等で固着して連設された中継管12と、
その下端部が溶接等で固着して連設される前記弁
本体1側から立設して形成された下部筒体13と
で構成され、所要の立上り高さを有するようにし
て前記弁本体1に一連に形成されている。また、
前記内挿管17は、前記筒状部10よりは小径で
かつ弁軸2よりは大径な径寸法で形成された管体
本体18と、その上端部に溶接等で固着して連設
された前記フランジ部15aを有する上部エンド
部材15と、前記筒状本体18の下端部に同様に
溶接等で固着して連設された下部エンド部材19
とで一連に形成され、前記筒状部10内に内挿さ
れている。そして、前記上部エンド部材15は、
前記筒状部10の上部筒体11の内孔内に密に嵌
合して保持される一方、下部エンド部材19は、
前記弁本体1側で下部筒体13の底部に弁座4に
対向して穿設された嵌合孔16内に嵌挿して密に
嵌合固定されている。
勿論、これら筒状部10および内挿管17は、
弁本体1内を流れる流体の温度等に応じて所要の
立上り高さを有するような長さをもつて長尺に形
成されているものである。また、図中15bおよ
び19aはシール用のガスケツトおよびOリン
グ、14aは前記筒状部10上端部に保持された
内挿管17の上端部(上部エンド部材15)と上
蓋14との間をシールするガスケツトである。
さらに、本考案を特徴づける筒状断熱材20
は、たとえば発泡スチロール、セラミツクス等に
よつて、その内径は前記内挿管17の外径よりも
若干大きめに、また外径は筒状部10の内径より
も小さめに形成され、この断熱材20の挿入、取
出しが容易に行なえるように構成されている。こ
の場合、前記内挿管17上端のフランジ部15a
は、この断熱材20の外径よりも大径に形成され
ている。
ここで、上述した断熱材20の存在は、その保
冷機能によつて内挿管17内に流入する流体と軸
封パツキン7との熱的な距離を短縮し、軸封効果
を悪化させるものではないかとの懸念があつた
が、実際は、低温流体は大気との熱バランスによ
つて上蓋14のレベル以下の位置で気化してい
て、軸封パツキン7には接液してはおらず、この
状態では、内挿管17の長さが極端に異ならない
限り、軸封パツキン7への低温流体の影響はさほ
ど変らないことが確認されている。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由である。たとえば上述した実施例で
は、本考案を単座弁に適用した場合を示している
が、本考案はこれに限定されず、弁の形式として
は、複座弁、ケージ弁あるいは軸を回転させるこ
とで採用されるバタフライ弁、回転弁などを始
め、各種の弁装置に適用し得るもので、これに応
じて各部の構造等は適宜変更されるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る低温流体用
の弁によれば、断熱材を用いることでその遮温効
果により弁軸を遊挿した内挿管内からの放射方向
への熱伝導を確実に防ぎ、弁本体から立設されて
いる首部としての筒状部の低温脆性による低化を
適切に防止することができ、これによりたとえ使
用する低温流体の大気との温度差から長尺な立上
り高さを必要とされる場合にあつても、弁軸に沿
つて上方に延設された延長端に取付け固定される
上蓋を、強度的に保証された中継管と内挿管との
二重管構造で支持することができ、これによりそ
の支持強度を従来に比べ増大させることが可能で
ある。さらに、本考案によれば、断熱材を挿入し
た筒状部と内挿管とによる二重管構造の中間環状
空間は、流体とは隔絶されていることから、軟弱
な材料でよいものであり、またこの断熱材やプラ
グ、弁座等の保守、点検時等を行なうために、必
要に応じて分解する際にあたつても、上述した内
挿管、断熱材を簡単に引出して取外すことができ
ることから、作業性等の面で有利である等といつ
た実用用上の利点は大きいものである。さらにま
た、前述の断熱材による効果に応じて弁本体の首
部の高さを低くすることができ、弁の姿勢の安定
性を高めることができる等といつた実用上種々優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る低温流体用の弁を適用し
た制御弁装置の概略構成を示す縦断面図、第2図
は従来例を示す概略断面図である。 1……弁本体、2……弁軸、3……プラグ(弁
体)、4……弁座、6……ガイドブツシユ(ガイ
ド部材)、7……軸封パツキン、10……長尺な
筒状部、11……上部筒体、11a……フラン
ジ、12……中継管、13……下部筒体、14…
…上蓋、15,19……上、下部エンド部材、1
7……内挿管、18……管状本体、20……筒状
断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁軸の一端に設けられた弁体により内部流路を
    開閉制御される流体制御部を有する弁本体と、こ
    の弁本体から上方に向けて他端を延出させた弁軸
    の周囲を取囲むようにして弁本体側に一体的に設
    けられた長尺な筒状部と、この筒状部の延長端に
    着脱自在に取付け固定されるとともに前記弁軸を
    可動自在に支持する軸封パツキンを有する上蓋
    と、この上蓋によつて前記筒状部の延長端に挟持
    固定されるフランジ部を上端部に有し下端部が前
    記筒状部の基部付近に形成した嵌合孔内に嵌挿さ
    れるように前記筒状部と弁軸との隙間に挿入され
    る内挿管と、この内挿管と前記弁本体側から立設
    された筒状部との間の環状空間内に筒状部上端開
    口から取出し自在に内装した略々筒状を呈する断
    熱材とを備えてなることを特徴とする低温流体用
    の弁。
JP15857985U 1985-10-18 1985-10-18 Expired JPH0212376Y2 (ja)

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JPS6268083U JPS6268083U (ja) 1987-04-28
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