JPH02123523A - 光学的情報再生装置並びに光学的情報記録媒体並びにカッティング装置および半導体レーザ光源 - Google Patents

光学的情報再生装置並びに光学的情報記録媒体並びにカッティング装置および半導体レーザ光源

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JPH02123523A
JPH02123523A JP63278372A JP27837288A JPH02123523A JP H02123523 A JPH02123523 A JP H02123523A JP 63278372 A JP63278372 A JP 63278372A JP 27837288 A JP27837288 A JP 27837288A JP H02123523 A JPH02123523 A JP H02123523A
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light
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recording medium
pits
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JP63278372A
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English (en)
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Kunikazu Onishi
邦一 大西
Yasuhiro Sato
康浩 佐藤
Yoshihiro Katase
片瀬 順弘
Michio Miura
三浦 美智雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、記録ピットにより情報信号を記録した光学的
情報記録媒体とその光学的再生装置に係り、特に記録信
号の高密度化およびその転送レートの向上に好適な再生
装置並びに光学的情報記録媒体並びにそのカッティング
装置および半導体レーザ光源に関する。
(従来の技術) 従来、光学的情報記録媒体(以下、光ディスクと記す。
)とその光学的再生装置からなる光学的情報記録再生シ
ステム(以下、光デイスクシステムと記す。)の信号記
録および再生方式としては、光デイスク上に信号に対応
した凹凸の記録ピットを形成し、再生時には、この記録
ピット上に集束レーザ光を照射して、記録ピットによる
レーザ光の回折に伴う反射または透過光量の変化を検出
して信号を再生する方式が、ごく一般的である。
なお、このような従来方式を説明した文献としては、例
えば「ビデオディスクとDAD入門」(テレビジョン学
会編、1983年 コロナ社)などがある。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来技術は、記録ピットによる入射レーザ光の回折
の影響で、反射光または透過光の光量が低下する現象を
利用し、記録ピットの有無による光量変化から記録信号
を再生する方式をとっている。
この方式のため、記録ピットが小さくなるほど光量変化
量が低下し、該記録ピットが入射レーザ光スポットの照
射面積よりも小さくなると、信号を再生できなくなって
しまう。また記録ピットのトラックピッチもクロストー
クの影響による再生信号の劣化を考慮すると、レーザ光
スポットのスポット径程度以下にはできない。したがっ
て、従来の光デイスクシステム記録、再生方式では、現
状の記録密度を大幅に向上させることは極めて困難であ
るという問題があった。
また、従来の再生方式では、単一の光スポットで単一の
記録信号を再生するため、信号の転送レート向上にも限
界があるという問題があった。
本発明の目的は、前記した従来装置の問題点を除去し、
光デイスクシステムの信号記録密度と再生時の転送レー
トを大幅に向上させることのできる新規な再生装置なら
びに光ディスクならびにそのカッティング装置および半
導体レーザ光源を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するために、光学的情報記録
媒体として、長手方向と記録ピット列方向がなす角度が
互いに異なる少なくとも2種類の記録ピットを混在した
記録ピット列を有するものを用い、入射レーザ光として
は互いに略垂直な2種類の直線偏光成分を有するものを
用いて、前記光学的情報記録媒体からの反射または透過
光を、前記各記録ピットの長手方向に略平行な少くとも
2偏光成分に分離し、各偏光成分の光量変化を独立に検
出させるようにした点に特徴がある。
また、互いに偏光方向が異なる少くとも2個のレーザ光
スポットを前記光学的情報記録媒体の同一記録ピット列
に独立に照射するようにした点、あるいは、直線偏光ま
たは円偏光を有する1個または2個以上の光スポットを
前記光学的情報記録媒体に入射するようにした点に特徴
がある。
また、記録ピットの長手方向が記録ピット列の並びの方
向に対して時計まわりおよび反時計まわりの方向に各々
略45°傾むいた第1および第2の記録ピットと、前記
長手方向が前記記録ピットの並びの方向に略平行な第3
の記録ピットを、同一の記録ピット列中に混在して設け
た光学的情報記録媒体を提供した点、あるいは互いに隣
接する記録ピット列には、各々互いに記録ピットの長手
方向が略直交する記録ピットが配置された光学的情報記
録媒体を提供した点に特徴がある。
また、前記記録ピットをカッティングするための光スポ
ットを少くとも2個以上、光学的情報記録媒体に照射さ
せ、かつ該各カッティング用光スポットを互いに直交す
る方向に走査する光ビーム走査装置を各光スポツト毎に
独立に設けた光学的情報記録媒体のカッティング装置を
提供した点に特徴がある。
また、偏光方向が互いに略垂直なレーザ光を独立に発す
る少くとも2個以上の発光素子を同一パッケージ内に設
けた半導体レーザ光源を提供した点、あるいは接合面が
互いに略垂直な少くとも2個のレーザ発光部を同一基板
上にモノリシックに形成した半導体レーザ光源を提供し
た点に特徴がある。
(作用) 光学的情報記録媒体として、長手方向と記録ピット列方
向がなす角度が互いに異なる少くとも2種類の記録ピッ
トを混在した記録ピット列を有するものを用いているの
で、これに、互いに略垂直な2種類の直線偏光成分を有
する入射レーザ光を照射すると、該記録ピットの長手方
向と平行な方向の直線偏光成分の反射または透過光は、
該記録ピットの長手方向と垂直な方向の直線偏光成分の
それに比べて大きくなる。
したがって、前記記録ピット列に、独立した複数系統の
情報信号を多重化して記録することができるので、記録
密度の向上を図ることができる。
また、前記複数系統の情報信号を同時に再生できるので
、信号の転送レートの向上も図ることができる。
さらに、ピットの長手方向を1ビツトごとに略90°反
転させた光学的情報記録媒体を用いると、再生中の隣接
トラックからのクロストークの影響を大幅に低減できる
(実施例) 本発明は、記録ピット(以下、単にピットと記す。)に
よるレーザ光回折現象の偏光依存性を利用することによ
り達成されたものである。
近年の研究によると、ピットによるレーザ光の回折効率
は、ピットの長手方向とレーザ光スポットの偏光方向と
の相対関係に依存して変化することが判明した。具体的
には、記録ピット長手方向と光スポットの偏光方向が垂
直の場合、ピット部での反射光量が最小となるピット深
さは、0.275λ(λは、入射レーザ光の波長)とな
るのに対し、ピット長手方向と偏光方向が平行の場合、
反射光量最小のピット深さは、0.225λとなる。こ
のような現象は、レーザ光のような極めて短波長の電磁
波に対して、ピットが微小な導波管と同様の働きをする
ため、レーザ光の偏光方向に応じて、その伝送特性に差
異を生じることに起因する。
なお、以上述べたピットによる回折現象の偏光依存性に
ついては、例えばサマリー・オブ・ペーパーズ・アト・
ジ・アイ・ニス・オー・エム87 (Sumllari
es of Papers presented at
 theIsOM ’87) P、  207〜210
などに詳しく述べられている。
本発明は、この回折効率の偏光依存性を利用し、光デイ
スク上に長手方向が異なる数種類のピットを形成し、か
つ再生時にこれらのピットを判別し信号を得ることによ
って多重に記録された信号の再生をおこなうことを特徴
としている。以下に、図を用いて、その原理を説明する
第2図は、ピット30の長手方向が光スポット20の偏
光方向に垂直な場合、および平行な場合の、ミラ一部と
ピット部の反射光量を説明する図である。なお、ピット
30の深さは、0.275λである。
第2図(a) 、 (b)から、ピット30の長手方向
が光スポット20の偏光方向に垂直な場合には、ミラ一
部の反射光量工。とピット部の反射光量IAの差は大き
いことがわかる。これに対し、同図Cc> 、 (d)
から、ピット3Gの長手方向が光スポット20の偏光方
向に平行な場合には、ミラー部の反射光量I とピット
部の反射光量Isの差は小さいことがわかる。
そこで、第3図に示すように、光ディスクの回転方向に
略平行に定めたピットの並びの方向(ピット列方向)に
対して、長手方向が±45″およびθ″傾むいた3種類
のピット30a、30b。
30cを混在して配置し、かつ図のようにこのピット列
方向に対して+45″傾むいた2偏光(PおよびS偏光
と記す。)をもった再生用レーザ光スポット20をピッ
ト上に照射して、その各反射光量をP、S各偏光成分に
ついて独立に検出すると、第4図に示すようにピットの
長手方向の違いにより、各検出信号の変調度の大小が逆
転する。
すなわち、第4図(al) (a2)に示されているよ
うに、ピット30bの長手方向がピット列方向に対して
+45″の場合には、ピット部における検出信号はS偏
光の方がP偏光より大きい。これに対して、同図(bl
)(b2)に示されているように、長手方向がピット列
方向に対して一45°傾いているピット30cの場合に
は、ピット部における検出信号はP偏光の方がS偏光よ
り大きくなる。
さらに、長手方向がピット列方向と平行なピット30a
の場合には、第4図(cl) (c2)に示されている
ように、ピット部におけるP偏光とS偏光の検出信号は
互に等しくなる。
したがって、第5図に示すように、一連のピット列上を
光スポット20が走査すると、P、S各偏光成分につい
て、(1)および(3)のような異なる検出信号が得ら
れる。この検出信号からコンパレータ回路や一定周期の
クロック信号によって動作するラッチ回路などを用いて
、適当なしきい値に対して、より大きなレベルの信号が
検出された場合は、ディジタル信号の“1”に相当する
パルス信号を出力するようにしておく。すると、最終的
に得られる信号は第5図(2)と(4)に示すような独
立した2系統のディジタル記録信号を同時に再生するこ
とができる。
したがって、第6図のように、2系統の情報信号の組み
合わせに応じて、長手方向が異なる3種類のピットを配
置することにより、単一のピット列にこれらの情報信号
を多重化して記録することができるので、従来の光ディ
スクと同程度の記録ピットの大きさで記録密度を倍加で
きる。また、信号再生時には、従来の光デイスクシステ
ムと同様の光スポットでかつ従来と同じディスク回転速
度のままで、独立した2系統の記録信号を同時に再生す
ることができるので、信号転送速度も倍加される。
以上が本発明の原理である。
以下に、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図は、本発明における再生装置の構成の一例を示した
図である。
半導体レーザla、lbから発するレーザ光ビームは、
互いに略垂直な直線偏光を有する。今、簡単のため、半
導体レーザ1aから発するレーザ光をP偏光、半導体レ
ーザ1bから発するレーザ光をS偏光とする。Pおよび
S偏光は、偏光ビームスプリッタ3によって合成され、
ハーフミラ−4、対物レンズ5を経て、光デイスク6上
に集光され、光ディスク6の同一位置もしくは、同一ピ
ット列上の近接した位置に各々光スポット20d。
20bを照射する。
なお、半導体レーザ1aと偏光ビームスプリッタ3の間
の光路中には、3ビーム法によるトラッキング誤差信号
検出用のサイドビームを分離するため回折格子2が配置
されている。
また、光デイスク6上には、既に述べたように多重化さ
れた2系統の記録信号に応じて、長手方向が、ピット列
に対して略±45°、および0゜に傾いた少なくとも3
種類のピット30が形成されている。
光ディスク6を反射した各光ビームは、再度対物レンズ
5を透過し、ハーフミラ−4を反射して検出系へ導かれ
る。検出系では、まずハーフミラ−4′によって光束が
2分割される。
ハーフミラ−4′を反射した一方の光束は、偏光フィル
タ11に入射し、半導体レーザ1aから発したP光だけ
が選択的に透過して、凹レンズ7′を経て光検出器8C
に入射する。この光検出器8Cの出力信号から、例えば
3ビーム法によるトラッキング誤差検出信号、非点収差
法によるフォーカス誤差検出信号が取り出され、サーボ
信号検出回路55によって制御信号が出力される。
この制御信号によって、アクチュエータ9が駆動され、
対物レンズ5のフォーカストラッキング制御がおこなわ
れる。このフォーカストラッキング制御に関しては、従
来と同様の内容であるので詳しい説明は省略する。
他方、ハーフミラ−4′を透過したもう一方の光束は、
凹レンズ7透過後、偏光ビームスプリッタ3′によって
、P偏光成分とS偏光成分に分離され、それぞれ光検出
器8a、8bに入射する。
各光検出器8a、8bからの出力信号は、プリアンプ5
Qa、50bで各々増幅された後、第5図で説明したよ
うな独立した2系統の記録信号をディジタル信号として
出力するために設けられたコンパレータ回路51a、5
1b、クロック発生回路558.55b%ラッチ回路5
2a、52bに入力する。続いて、ディジタル信号から
アナログの再生信号を出力するために設けられたシリア
ルパラレル変換回路53a、53bSD/A変換回路5
4a、54bからなる再生信号検出回路80a、60b
を経て、独立した2系統の記録信号(A)および(B)
を再生する。
前記光ディスク6については、第7図に示すように、長
手方向が異なる3種類のピット30a。
30b、30Cを同一記録ピット列上に混在させて、独
立した2種類の信号を単一のピット列上に多重に記録す
る構成以外にも、第8図のように長手方向が互いに略垂
直なピット30b、30cを1ピット列おきに配置した
ものを用いることができる。第8図の光ディスクによれ
ば、再生時に、PおよびS光の検出信号の一方を1ピッ
チ列おきに交互に再生信号として取り込むことによって
、隣接ピット列からのクロストークの影響を従来の光デ
イスクシステムに対して低減させることができる。
次に、第1図の実施例では、互いに略垂直な2本の光ビ
ームを得る手段として、2個の半導体レーザを設けたが
、その他にも例えば、同一の半導体レーザ用パッケージ
内に第9図に示すごとく、基台70a、70bとレーザ
チップ71a。
71bを、各々の接合面72a、72bが互いに略垂直
になるように配置した半導体レーザ光源を用いることが
できる。
また、第10図のように、接合面72a。
?2bが基台7Qa、70bに対して略456傾斜した
レーザチップ71a、71bを同一パッケージ内に対向
して設けた半導体レーザ光源を用いることができる。
さらに、第11図に示すように、単一のレーザチップ7
3内に、2個の活性層72a、72bをモノリシックに
形成し、その各々に独立の電極74a、74bを設けて
、各活性層で独立にレーザ発振できるようにしたモノリ
ンツクレーザアレイにおいて、各活性層を基台70のレ
ーザチップ設置面に対して、互いに反対方向に略45°
ずつ傾むけて形成する事によって、各々の活性層での発
振レーザ光の偏光方向を互いに略垂直にすることができ
る。
第12図に、本発明による再生装置の第2実施例を示す
。この実施例は、第9図〜第11図に示した半導体レー
ザ光源を用いた場合に好適な再生装置を示し、第1図の
実施例から半導体レーザ光源の一方とレーザビームを合
成するための偏光ビームスプリッタ3が省略された構成
になっている。
なお、他の構成部品については、第1図の実施例と全く
同様である。
図から明らかなように、この実施例は、2ビームを合成
するための偏光ビームスプリッタを必要としないので、
光学部品を削減できると共に、装置を小型化できるとい
う効果を期待することができる。
該第2実施例の再生装置においても、前記第7゜8図の
光ディスクの再生を行うことができることは明らかであ
る。
第第3図は、本発明による再生装置の第3実施例を示す
図である。本実施例は、第1図の実施例と異なり、半導
体レーザ光源は単一である。
第1図の再生装置と同様に、半導体レーザ光源1から発
した光ビームは、回折格子2、ハーフミラ−4を経て、
対物レンズ5によって、光デイスク6上に集光され、光
デイスク6上に形成されたピット30に光スポット20
を照射する。この際光スポット20は、図中に示すよう
に、P、8両偏光方向に対して、略45″に傾いた方向
を偏光方向とする直線偏光になっている。光ディスク6
からの反射光は、対物レンズ5を再度透過後、ハーフミ
ラ−4を反射し検出系に導かれる。検出系では、1/2
波長板10によって反射光の偏光方向が所定角度回転し
、凹レンズ7、偏光ビームスプリッタ3によって、反射
光がP偏光成分とS偏光成分に分解され、それぞれ光検
出器ga、gbに入射する。
各光検出器からの検出信号は、プリアンプ50a  5
0bを経て、第1図の実施例で説明した信号再生回路6
0a、60bによって、独立した再生信号(A)および
(B)が得られる。また出力信号の一方または両方から
、サーボ信号検出回路55によって、対物レンズの制御
信号が得られる。
本実施例は、従来の再生専用光デイスクシステムの信号
再生装置と同様の単一の半導体レーザ光源を用いて、多
重記録された2つの再生信号を同時に検出できるという
利点がある。
なお、本実施例は、直線偏光の光スポット20を光ディ
スク6に照射させたが、例えば、半導体レーザ1とハー
フミラ−4の間の光路中に1/4波長板を配置するなど
の手段で光ディスク6に円偏光または楕円偏光の光スポ
ットを照射する構成もある。このような構成は、照射す
る光スポットの偏光方向をピットの長手方向に対して調
整する手間が不要になるという利点がある。
なお、以上の実施例は、すべて同一の構成のまま、ピッ
トの有無によって単一の情報信号を記録した従来の光デ
ィスクも再生することができる。
第14図は、本発明で示した多重記録光ディスクを作製
するためのディスクカッティング装置の一実施例の説明
図である。
He−Cdレーザなどの高出力レーザ光源101を発し
たレーザ光は、コリメートレンズ102によって平行光
束に変換された後、光束分割用ビームスプリッタ103
a、103bおよび反射ミラー104によって対物レン
ズ105の位置制御信号検出用の光束140とピットの
カッティング用光ビーム150a、150bの合計3本
の光束に分割される。
ピットカッティング用の光束150a。
150bは、各々別個のElo(電気光学素子)変調器
200a、200bSA10 (音響光学素子)変向器
201a、201bを経た後、光束合成用ビームスプリ
ッタ103c、103dおよび反射ミラー104′によ
って光ビーム140と共に対物レンズ105に入射し、
光デイスク6上の近接した位置に独立した光スポットを
照射する。
このE10変調器200a、200bとA10変向器2
01a、201bは、それぞれ別個に駆動し、光束15
0a、150bは、各々独立に光強度変調および光スポ
ットの照射位置を走査される。しかも第15図に示すよ
うにA10変向器201a、201bによる光スポット
110a110bの走査方向は光ディスク6の記録ピッ
ト列方向を軸に互いに対称な向きでかつピット列に対し
て略45″ずつ傾いた方向になるように設定されており
、かつその走査スピードは、光ディスクの回転速度に比
べて大幅に速(なっている。
このような装置を用いることにより、ピットの長手方向
がピット列に対して互いに反対向きに45°傾いた2N
類のピット30b、30Cをそれぞれの光束を集光した
光スポットによってカッティングできる。また、一方ま
たは両方の光束を用い、A10変向器による光スポツト
走査を行なわない状態にすると、長手方向がピット列に
対して平行なピット30aもカッティングできる。
なお、以上述べた実施例は、いずれも、長手方向が異な
る3種類のピットを形成することで、2系統の信号を多
重に記録した場合の例であるが、もちろん長手方向の傾
きが異なる(すなわち、ピット列方向に対する傾きが異
なる)ピットの種類を増やし、それに合わせて分離検出
する偏光成分の数も多くすれば、全く同様の原理で、3
系統以上の信号の多重記録および同時再生が可能である
(発明の効果) 本発明の光学的情報再生装置および光学的情報記録媒体
を用いる事により、独立した2系統の情報信号を多重化
して単一の記録ピット列に記録でき、かつ両信号を同時
に再生できるので、再生専用光デイスクシステムの記録
容量および信号転送レートの向上に大きな効果がある。
また、前述したような光学的情報記録媒体は、実施例で
述べたような互いに略垂直な方向に走査可能な2個のデ
ィスクカッティング用の光スポットとして光デイスク上
に照射するカッティング装置を用いることによって容易
に作製できる。
さらに、光学的情報再生装置の光源として、実施例で述
べたような、偏光方向が互いに略垂直な2本のレーザ光
ビームを同一パッケージから出射するようなハイブリッ
ドもしくは、モノリシックの半導体レーザ光源を用いる
ことにより、従来の再生装置に搭載されている光ピツク
アップとほぼ同程度の光学系構成で、2系統の信号を同
時に再生できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学的情報再生装置の一実施例のブロ
ック図、第2図は記録ピットの長さ方向に平行および垂
直な直線偏光の反射光量を示す図、第3図は記録ピット
の種類を示す図、第4図は各記録ピットに対するS偏光
およびP偏光の検出信号レベルを示す図、第5図は一つ
のピット列から2つの独立した再生信号が得られること
を示す図、第6図は単一のピット列に2系統の情報信号
を多重化して記録できることを示す図、第7図および第
8図は、それぞれ、本発明で用いられる光ディスクの記
録ピットの実施例を示す平面図、第9図、第10図およ
び第11図は、それぞれ、本発明で用いられる半導体レ
ーザ光源の実施例を示す正面図および斜視図、第12図
は本発明の光学的情報再生装置の第2実施例のブロック
図、第第3図は本発明の光学的情報再生装置の第3実施
例のブロック図、第14図は本発明の光学的情報記録媒
体の一実施例のカッティング装置の説明図、第15図は
カッティング用光スポットの走査方向を示す説明図であ
る。 1alb・=半導体レーザ光源、3.3’1.・偏光ビ
ームスプリッタ、5・・・対物レンズ、6・・・光ディ
スク、20a、20b・・・光スポット、30a、30
b、30c・・・記録ピット、60a。 60b・・・信号再生回路 代理人 弁理士 平木通人 外1名 第 図 第 図 口=コニ3〉 −r4スフ回軒5問 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第12図 第第3図 内±lI名y!(B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)所定の記録ピット列からなる光学的情報記録媒体
    と、該記録媒体にレーザ光を入射し、その反射または透
    過光から前記記録媒体に記録されている情報信号を再生
    する光学的情報再生装置において、前記光学的情報記録
    媒体は長手方向と記録ピット列方向がなす角度が互いに
    異なる少なくとも2種類の記録ピットを混在した記録ピ
    ット列を有し、前記入射レーザ光は互いに略垂直な2種
    類の直線偏光成分を有し、前記光学的情報記録媒体から
    の反射または透過光を前記各記録ピットの長手方向に略
    平行な少なくとも2偏光成分に分離し、各偏光成分の光
    量変化を独立に検出させるようにしたことを特徴とする
    光学的情報再生装置。 (2)互いに偏光方向が異なる少なくとも2個のレーザ
    光スポットを前記光学的情報記録媒体の同一記録ピット
    列に独立に照射するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の光学的情報再生装置。 (3)直線偏光または円偏光を有する1個または2個以
    上の光スポットを前記光学的情報記録媒体に入射し、該
    情報記録媒体からの反射または透過光を互いに略垂直な
    2方向の偏光成分に分離し、該各偏光成分の光量変化を
    独立に検出するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の光学的情報再生装置。 (4)記録ピットの長手方向が、記録ピット列の並びの
    方向に対して時計まわりおよび反時計まわりの方向に各
    々略45゜傾むいた第1および第2の前記記録ピットと
    、前記長手方向が前記記録ピットの並びの方向に略平行
    な第3の記録ピットを同一の記録ピット列中に混在して
    設けたことを特徴とする光学的情報記録媒体。 (5)互いに隣接する記録ピット列には、各々互いに記
    録ピットの長手方向が略直交する記録ピットが配置され
    ていることを特徴とする光学的情報記録媒体。 (8)前記記録ピットをカッティングするための光スポ
    ットを少なくとも2個以上前記光学的情報記録媒体に照
    射させ、かつ前記各カッティング用光スポットを互いに
    略直交する方向に走査する光ビーム走査装置を各光スポ
    ットごとに独立に設けたことを特徴とする光学的情報記
    録媒体のカッティング装置。 (7)偏光方向が互いに略垂直なレーザ光を独立に発す
    る少なくとも2個以上の発光素子を同一パッケージ内に
    設けたことを特徴とする半導体レーザ光源。 (8)接合面が互いに略垂直な少なくとも2個のレーザ
    発光部を同一基板上にモノリシックに形成した半導体レ
    ーザ光源。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006010882A1 (en) * 2004-07-26 2006-02-02 Imperial Innovations Limited Optical disk and reader therefor
EP1968050A2 (en) * 2007-03-08 2008-09-10 Thomson Licensing Optical storage medium and apparatus for reading of respective data

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