JPH0212288B2 - - Google Patents
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- JPH0212288B2 JPH0212288B2 JP59121404A JP12140484A JPH0212288B2 JP H0212288 B2 JPH0212288 B2 JP H0212288B2 JP 59121404 A JP59121404 A JP 59121404A JP 12140484 A JP12140484 A JP 12140484A JP H0212288 B2 JPH0212288 B2 JP H0212288B2
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- Japan
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- chamber
- frictional engagement
- hydraulic pressure
- piston
- engagement device
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/12—Details not specific to one of the before-mentioned types
- F16D25/14—Fluid pressure control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D48/00—External control of clutches
- F16D48/02—Control by fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D48/00—External control of clutches
- F16D48/02—Control by fluid pressure
- F16D2048/0221—Valves for clutch control systems; Details thereof
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、摩擦係合装置の作動油圧制御装置に
関する。更に詳しくは、自動変速機等の変速機に
用いられるブレーキ装置やクラツチ装置の摩擦係
合装置の作動油圧制御装置に係る。
関する。更に詳しくは、自動変速機等の変速機に
用いられるブレーキ装置やクラツチ装置の摩擦係
合装置の作動油圧制御装置に係る。
自動車等車両に搭載される自動変速機には、一
般に摩擦係合装置で形成されたブレーキ装置やク
ラツチ装置が用いられている(特公昭51−10315
号)。
般に摩擦係合装置で形成されたブレーキ装置やク
ラツチ装置が用いられている(特公昭51−10315
号)。
摩擦係合装置はピストンにより押圧作動される
ようになつており、ピストンはシリンダに摺動可
能に嵌合されている。シリンダとピストンとの間
にはチヤンバが形成されており、このチヤンバに
作動油圧が供給されることによりピストンが作動
され、摩擦係合装置が係合状態となるようになつ
ている。
ようになつており、ピストンはシリンダに摺動可
能に嵌合されている。シリンダとピストンとの間
にはチヤンバが形成されており、このチヤンバに
作動油圧が供給されることによりピストンが作動
され、摩擦係合装置が係合状態となるようになつ
ている。
ところで、この種の摩擦係合装置は、所定の変
速状態を確立するために摩擦係合状態とされるも
のであり、その摩擦係合状態へのピストンによる
作動は、クリアランスをつめる作動を素早く行
い、摩擦係合装置を係合状態として変速作動を完
了させ、その後、その摩擦係合状態を強い押圧力
で保持することが、一般的に好ましいものとされ
ている。
速状態を確立するために摩擦係合状態とされるも
のであり、その摩擦係合状態へのピストンによる
作動は、クリアランスをつめる作動を素早く行
い、摩擦係合装置を係合状態として変速作動を完
了させ、その後、その摩擦係合状態を強い押圧力
で保持することが、一般的に好ましいものとされ
ている。
この好ましい作動をさせるものとして、ピスト
ンを作動させるチヤンバを第1のチヤンバと第2
のチヤンバに分け、作動油圧を第1のチヤンバか
ら第2のチヤンバに供給するようにしたものが考
えられている(本出願前未公知)。
ンを作動させるチヤンバを第1のチヤンバと第2
のチヤンバに分け、作動油圧を第1のチヤンバか
ら第2のチヤンバに供給するようにしたものが考
えられている(本出願前未公知)。
このものは、第1のチヤンバは半径方向内方位
置に小容量の環状室として形成され、第2のチヤ
ンバは半径方向外方位置に大容量の環状室として
形成されており、第1のチヤンバと第2のチヤン
バ間には小孔の連通路が形成されている。したが
つて、作動油圧は先ず第1のチヤンバに供給さ
れ、第1のチヤンバに供給された作動油圧が連通
路を経て第2のチヤンバに供給されるようになつ
ている。そのため、ピストンは先ず小容量の第1
のチヤンバに供給される作動油圧によつて、摩擦
係合装置のクリアランスをつめる作動が素早く行
なわれ、摩擦係合装置が係合状態とされる。その
後、大容量の第2のチヤンバに供給される作動油
圧も加わつて、係合状態が強い押圧力で保持され
る。
置に小容量の環状室として形成され、第2のチヤ
ンバは半径方向外方位置に大容量の環状室として
形成されており、第1のチヤンバと第2のチヤン
バ間には小孔の連通路が形成されている。したが
つて、作動油圧は先ず第1のチヤンバに供給さ
れ、第1のチヤンバに供給された作動油圧が連通
路を経て第2のチヤンバに供給されるようになつ
ている。そのため、ピストンは先ず小容量の第1
のチヤンバに供給される作動油圧によつて、摩擦
係合装置のクリアランスをつめる作動が素早く行
なわれ、摩擦係合装置が係合状態とされる。その
後、大容量の第2のチヤンバに供給される作動油
圧も加わつて、係合状態が強い押圧力で保持され
る。
ところで、上述の摩擦係合装置の作動解除は、
逆の作用にて行われる。すなわち、第2のチヤン
バの作動油圧が連通路を経て第1のチヤンバに戻
され、第1のチヤンバの作動油圧が排圧されるこ
とにより、ピストンの戻り作動が可能とされるよ
うになつている。
逆の作用にて行われる。すなわち、第2のチヤン
バの作動油圧が連通路を経て第1のチヤンバに戻
され、第1のチヤンバの作動油圧が排圧されるこ
とにより、ピストンの戻り作動が可能とされるよ
うになつている。
しかし、このとき、第2のチヤンバから第1の
チヤンバに作動油が戻される連通路は小孔に形成
されていることから、第2のチヤンバの作動油圧
の排圧がスムースに行われなく、ピストンの戻り
作動が遅れるという不都合を生じることがある。
例えば、低油温時の場合には油の粘性が高いこと
から、小孔の連通路を通る抵抗が大きく油圧の戻
りが遅くなる。また、高回転時の場合も遠心力が
強く作用することから油圧の戻りが遅くなること
がある。
チヤンバに作動油が戻される連通路は小孔に形成
されていることから、第2のチヤンバの作動油圧
の排圧がスムースに行われなく、ピストンの戻り
作動が遅れるという不都合を生じることがある。
例えば、低油温時の場合には油の粘性が高いこと
から、小孔の連通路を通る抵抗が大きく油圧の戻
りが遅くなる。また、高回転時の場合も遠心力が
強く作用することから油圧の戻りが遅くなること
がある。
なお、第1のチヤンバと第2のチヤンバ間の連
通路は、作動時に、第1のチヤンバから第2のチ
ヤンバへの作動油圧の供給を遅らせるためには、
オリフイスとなる小孔に形成することが必要なも
のであり、そのため、作動解除時に上述のような
不都合を生じるものである。
通路は、作動時に、第1のチヤンバから第2のチ
ヤンバへの作動油圧の供給を遅らせるためには、
オリフイスとなる小孔に形成することが必要なも
のであり、そのため、作動解除時に上述のような
不都合を生じるものである。
また、従来からピストンにチエツクボールを設
け、チヤンバの残圧を排除するようにしたものが
あるが(例えば、特公昭51−10315号)、しかし、
このチエツクボールはチヤンバの油圧が排除され
一定圧以下になつたとき、遠心力により開口し
て、チヤンバ内の残留油圧をチヤンバ外に排除可
能とするものであり、ピストンの戻り作動時に作
用するものではないので、ピストンにチエツクボ
ールを設けている場合でも、上述のようなピスト
ンの戻り作動が遅れるという不都合を生じる。
け、チヤンバの残圧を排除するようにしたものが
あるが(例えば、特公昭51−10315号)、しかし、
このチエツクボールはチヤンバの油圧が排除され
一定圧以下になつたとき、遠心力により開口し
て、チヤンバ内の残留油圧をチヤンバ外に排除可
能とするものであり、ピストンの戻り作動時に作
用するものではないので、ピストンにチエツクボ
ールを設けている場合でも、上述のようなピスト
ンの戻り作動が遅れるという不都合を生じる。
〔発明の目的〕
而して、本発明の目的は、第2のチヤンバから
第1のチヤンバへ戻る流通面積を増大させること
により、ピストンの戻り作動の遅れをなくするこ
とにある。
第1のチヤンバへ戻る流通面積を増大させること
により、ピストンの戻り作動の遅れをなくするこ
とにある。
この目的を達成するために、本発明の摩擦係合
装置の作動油圧制御装置においては、上述したこ
の種の摩擦係合装置の作動油圧制御装置におい
て、第1のチヤンバと第2のチヤンバ間に第2の
チヤンバから第1のチヤンバ方向への流通を許容
するチエツクバルブが配設されたドレーン通路が
設けられている。
装置の作動油圧制御装置においては、上述したこ
の種の摩擦係合装置の作動油圧制御装置におい
て、第1のチヤンバと第2のチヤンバ間に第2の
チヤンバから第1のチヤンバ方向への流通を許容
するチエツクバルブが配設されたドレーン通路が
設けられている。
これにより、摩擦係合装置の作動解除時におけ
るピストンの戻り作動に際しては、第2のチヤン
バから第1のチヤンバへの作動油圧の戻りは、ド
レーン通路と連通路の両通路によつておこなわれ
る。そのため、摩擦係合装置の作動時における第
1のチヤンバから第2のチヤンバへの供給が連通
路のみによつて行われる場合に比べ、流通面積が
増大される。
るピストンの戻り作動に際しては、第2のチヤン
バから第1のチヤンバへの作動油圧の戻りは、ド
レーン通路と連通路の両通路によつておこなわれ
る。そのため、摩擦係合装置の作動時における第
1のチヤンバから第2のチヤンバへの供給が連通
路のみによつて行われる場合に比べ、流通面積が
増大される。
本発明は、上述したように、ピストンの戻り作
動時に第2のチヤンバから第1のチヤンバへの流
通面積が増大されるため、低油温時で油の粘性が
高い場合や、高回転時で遠心力が強く作用する場
合であつても、第2のチヤンバから第1のチヤン
バへの作動油圧の戻りは、比較的スムースに行わ
れるようになる。その結果、ピストンの戻り作動
もスムースに行われ、遅れるようなことがない。
動時に第2のチヤンバから第1のチヤンバへの流
通面積が増大されるため、低油温時で油の粘性が
高い場合や、高回転時で遠心力が強く作用する場
合であつても、第2のチヤンバから第1のチヤン
バへの作動油圧の戻りは、比較的スムースに行わ
れるようになる。その結果、ピストンの戻り作動
もスムースに行われ、遅れるようなことがない。
なお、摩擦係合装置の作動時における第1のチ
ヤンバから第2のチヤンバへの作動油圧の供給
は、従来通り連通路のみによつて行われるため、
従来通り好ましい摩擦係合作動を行うことができ
る。
ヤンバから第2のチヤンバへの作動油圧の供給
は、従来通り連通路のみによつて行われるため、
従来通り好ましい摩擦係合作動を行うことができ
る。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明にかかる摩擦係合
装置の作動油圧制御装置の一実施例を示す。この
実施例は摩擦係合装置がクラツチ装置の場合を示
す。
装置の作動油圧制御装置の一実施例を示す。この
実施例は摩擦係合装置がクラツチ装置の場合を示
す。
シリンダ10にピストン12が摺動可能に嵌合
されている。シリンダ10は回転軸40に結合さ
れている。シリンダ10には仕切部位14を備え
ており、シリンダ10とピストン12との間に
は、この仕切部位14により仕切られて第1のチ
ヤンバ16と第2のチヤンバ18が形成されてい
る。第1のチヤンバ16は半径方向内方位置にあ
つて、小容量の環状室に形成されている。第2の
チヤンバ18は半径方向外方位置にあつて、大容
量の環状室に形成されている。
されている。シリンダ10は回転軸40に結合さ
れている。シリンダ10には仕切部位14を備え
ており、シリンダ10とピストン12との間に
は、この仕切部位14により仕切られて第1のチ
ヤンバ16と第2のチヤンバ18が形成されてい
る。第1のチヤンバ16は半径方向内方位置にあ
つて、小容量の環状室に形成されている。第2の
チヤンバ18は半径方向外方位置にあつて、大容
量の環状室に形成されている。
シリンダ10の仕切部位14には連通路20が
設けられており、第1のチヤンバ16と第2のチ
ヤンバ18を連通している。連通路20は小孔に
形成されている。また、仕切部位14にはドレー
ン通路22も設けられている。ドレーン通路22
は第2のチヤンバ18と第1のチヤンバ16との
間に設けられている。なお、ドレーン通路22に
はチエツクバルブとしてのチエツクボール24が
配設されている。チエツクボール24は第2のチ
ヤンバ18から第1のチヤンバ16方向への流通
は許容するが、第1のチヤンバ16から第2のチ
ヤンバ18方向への流通は阻止するように配設さ
れている。
設けられており、第1のチヤンバ16と第2のチ
ヤンバ18を連通している。連通路20は小孔に
形成されている。また、仕切部位14にはドレー
ン通路22も設けられている。ドレーン通路22
は第2のチヤンバ18と第1のチヤンバ16との
間に設けられている。なお、ドレーン通路22に
はチエツクバルブとしてのチエツクボール24が
配設されている。チエツクボール24は第2のチ
ヤンバ18から第1のチヤンバ16方向への流通
は許容するが、第1のチヤンバ16から第2のチ
ヤンバ18方向への流通は阻止するように配設さ
れている。
チエツクボール24を設ける位置は、可能な限
り半径方向内方の位置に設けて、遠心力が極力働
かないようにするのが良い。
り半径方向内方の位置に設けて、遠心力が極力働
かないようにするのが良い。
また、チエツクボール24は、遠心力が働いた
ときでも、遠心力によりチエツクボール24がド
レーン通路22を閉鎖する方向に作用しないよう
に配設するのが良い。第1図のように配設するほ
か、第3図に示すように傾斜させて配設し、チエ
ツクボール24に働く遠心力がドレーン通路22
を開口する方向に作用するようにするのが良い。
なお、第3図に示す矢印方向は遠心力が作用する
方向を示す。
ときでも、遠心力によりチエツクボール24がド
レーン通路22を閉鎖する方向に作用しないよう
に配設するのが良い。第1図のように配設するほ
か、第3図に示すように傾斜させて配設し、チエ
ツクボール24に働く遠心力がドレーン通路22
を開口する方向に作用するようにするのが良い。
なお、第3図に示す矢印方向は遠心力が作用する
方向を示す。
回転軸40には作動油圧の供給油路42が設け
られている。供給油路42の作動油圧は第1のチ
ヤンバへの供給油路44を経て第1のチヤンバ1
6へ導かれるようになつている。
られている。供給油路42の作動油圧は第1のチ
ヤンバへの供給油路44を経て第1のチヤンバ1
6へ導かれるようになつている。
回転軸40の先端部分40aにはばね座46が
固定して取付けられている。このばね座46とピ
ストン12に着座したばね座56との間にはコイ
ルスプリングで形成されたリターンスプリング4
8が介在されている。このリターンスプリング4
8はピストン12を第1図で見て常時左方向に付
勢している。そのため、第1のチヤンバ16およ
び第2のチヤンバ18に作動油圧が供給されてい
ない状態では、第1図の図示状態のようにピスト
ン12はシリンダ10の側壁10aに当接した位
置にあり、ピストン12は戻された状態となつて
いる。
固定して取付けられている。このばね座46とピ
ストン12に着座したばね座56との間にはコイ
ルスプリングで形成されたリターンスプリング4
8が介在されている。このリターンスプリング4
8はピストン12を第1図で見て常時左方向に付
勢している。そのため、第1のチヤンバ16およ
び第2のチヤンバ18に作動油圧が供給されてい
ない状態では、第1図の図示状態のようにピスト
ン12はシリンダ10の側壁10aに当接した位
置にあり、ピストン12は戻された状態となつて
いる。
なお、第1図において、ピストン12に取付け
られたシールリング26,28、および仕切部位
14に取付けられたシールリング30は、第1の
チヤンバ16および第2のチヤンバ18の油密状
態を確保し、作動油圧が他へ漏れるのを防止して
いる。
られたシールリング26,28、および仕切部位
14に取付けられたシールリング30は、第1の
チヤンバ16および第2のチヤンバ18の油密状
態を確保し、作動油圧が他へ漏れるのを防止して
いる。
摩擦係合装置32は、多数の摩擦材34とデイ
スクプレート36が交互に配設されて形成されて
いる。すなわち、多板形式で形成されている。各
摩擦材34は、周知の通りその内周部において他
の回転伝達部材50の取付部材52に爪結合によ
り回転方向には一体であるが軸方向には移動可能
に取付けられている。同様に、各デイスクプレー
ト36はその外周部において、シリンダ10の外
周壁部10bに爪結合により回転方向には一体で
あるが軸方向には移動可能に取付けられている。
スクプレート36が交互に配設されて形成されて
いる。すなわち、多板形式で形成されている。各
摩擦材34は、周知の通りその内周部において他
の回転伝達部材50の取付部材52に爪結合によ
り回転方向には一体であるが軸方向には移動可能
に取付けられている。同様に、各デイスクプレー
ト36はその外周部において、シリンダ10の外
周壁部10bに爪結合により回転方向には一体で
あるが軸方向には移動可能に取付けられている。
摩擦係合装置32はシリンダ10の外周壁部1
0bに取付けられたスナツプリング54により止
められて、抜け出すのが防止されている。また、
摩擦係合装置32のピストン12と当接する側に
はデイスクスプリング38が配設されている。
0bに取付けられたスナツプリング54により止
められて、抜け出すのが防止されている。また、
摩擦係合装置32のピストン12と当接する側に
はデイスクスプリング38が配設されている。
摩擦係合装置32はピストン12により押圧作
動され、デイスクプレート36と摩擦材34との
間に摩擦力が生じると、摩擦係合状態となり、回
転軸42と回転伝達部材50とを回転伝達状態と
する。そして、ピストン12が戻されることによ
り、摩擦係合装置32は摩擦係合状態が解除さ
れ、回転軸40と回転伝達部材50とは遮断され
る。
動され、デイスクプレート36と摩擦材34との
間に摩擦力が生じると、摩擦係合状態となり、回
転軸42と回転伝達部材50とを回転伝達状態と
する。そして、ピストン12が戻されることによ
り、摩擦係合装置32は摩擦係合状態が解除さ
れ、回転軸40と回転伝達部材50とは遮断され
る。
次に、作用を説明する。
先ず、第1のチヤンバ16と第2のチヤンバ1
8間の作動油圧の流通は、次のように行われる。
第1のチヤンバ16から第2のチヤンバ18へ作
動油圧が供給されるときは、ドレーン通路22は
チエツクボール24により阻止されるため、連通
路20のみによつて行われる。逆に、第2のチヤ
ンバ18から第1のチヤンバ16に作動油圧が戻
されるときには、チエツクボール24も流通状態
となることから、ドレーン通路22と連通路20
の両通路によつて行われる。
8間の作動油圧の流通は、次のように行われる。
第1のチヤンバ16から第2のチヤンバ18へ作
動油圧が供給されるときは、ドレーン通路22は
チエツクボール24により阻止されるため、連通
路20のみによつて行われる。逆に、第2のチヤ
ンバ18から第1のチヤンバ16に作動油圧が戻
されるときには、チエツクボール24も流通状態
となることから、ドレーン通路22と連通路20
の両通路によつて行われる。
したがつて、摩擦係合装置32が摩擦係合装置
とされるときで、作動油圧が供給油路42,44
から第1のチヤンバ16に供給されるときには、
第1のチヤンバ16に供給された作動油圧は連通
路20により第2のチヤンバに供給される。そし
て、両チヤンバ16,18に供給された作動油圧
によつてピストン12は作動し、摩擦係合装置3
2は押圧されて摩擦係合状態となる。
とされるときで、作動油圧が供給油路42,44
から第1のチヤンバ16に供給されるときには、
第1のチヤンバ16に供給された作動油圧は連通
路20により第2のチヤンバに供給される。そし
て、両チヤンバ16,18に供給された作動油圧
によつてピストン12は作動し、摩擦係合装置3
2は押圧されて摩擦係合状態となる。
なお、このとき、ピストン12の作動は、作動
油圧が先ず第1のチヤンバ16に供給されること
から、第1のチヤンバ16に供給された作動油圧
によつて行われる。第1のチヤンバ16は小容量
であることから、わずかな作動油圧で大きなスト
ロークの作動が素早く行われ、この作動により摩
擦係合装置32のクリアランスをつめ、変速状態
を達成する摩擦係合状態とする。次いで、連通路
20を通つて供給された作動油圧によつて第2の
チヤンバ18が充満された状態となると、ピスト
ン12には第2のチヤンバ18による作動油圧の
加圧も加わつて、摩擦係合装置32の摩擦係合状
態を強い押圧力で保持し、摩擦係合装置32がす
べることのない完全な摩擦係合状態とする。
油圧が先ず第1のチヤンバ16に供給されること
から、第1のチヤンバ16に供給された作動油圧
によつて行われる。第1のチヤンバ16は小容量
であることから、わずかな作動油圧で大きなスト
ロークの作動が素早く行われ、この作動により摩
擦係合装置32のクリアランスをつめ、変速状態
を達成する摩擦係合状態とする。次いで、連通路
20を通つて供給された作動油圧によつて第2の
チヤンバ18が充満された状態となると、ピスト
ン12には第2のチヤンバ18による作動油圧の
加圧も加わつて、摩擦係合装置32の摩擦係合状
態を強い押圧力で保持し、摩擦係合装置32がす
べることのない完全な摩擦係合状態とする。
摩擦係合装置32の変速状態を達成する摩擦係
合状態から完全な摩擦係合状態への移行タイミン
グは、連通路20の大きさにより定められる。連
通路20は一般に小孔とされており、移行タイミ
ングが好適なものとされている。そして、これに
より変速シヨツクの軽減が図られている。
合状態から完全な摩擦係合状態への移行タイミン
グは、連通路20の大きさにより定められる。連
通路20は一般に小孔とされており、移行タイミ
ングが好適なものとされている。そして、これに
より変速シヨツクの軽減が図られている。
摩擦係合装置32の摩擦係合状態を解除すると
きには、供給油路42の作動油圧が排圧状態とさ
れる。すると、第2のチヤンバ18内の作動油圧
は第1のチヤンバ16を通つて供給油路44,4
2に排除される。このとき、第2のチヤンバ18
から第2のチヤンバ16へは、連通路20とドレ
ーン通路22の両通路を通つて行われるため、第
2のチヤンバ18内の作動油圧の排除は速やかに
行われる。
きには、供給油路42の作動油圧が排圧状態とさ
れる。すると、第2のチヤンバ18内の作動油圧
は第1のチヤンバ16を通つて供給油路44,4
2に排除される。このとき、第2のチヤンバ18
から第2のチヤンバ16へは、連通路20とドレ
ーン通路22の両通路を通つて行われるため、第
2のチヤンバ18内の作動油圧の排除は速やかに
行われる。
したがつて、低油温時で油の粘性の高いとき
や、高回転時で遠心力が強く作用する場合でも、
従来の連通路20のみの場合に比べ、第2のチヤ
ンバ18内の作動油圧の排除は比較的速やかに行
われる。
や、高回転時で遠心力が強く作用する場合でも、
従来の連通路20のみの場合に比べ、第2のチヤ
ンバ18内の作動油圧の排除は比較的速やかに行
われる。
その結果、ピストン12の戻り作動も素早く行
われ、従来のように遅れるようなことがない。
われ、従来のように遅れるようなことがない。
以上、本発明を図示した特定の実施例について
説明したが、本発明はかかる実施例い限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて、その他種々
の実施例が可能なものである。
説明したが、本発明はかかる実施例い限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて、その他種々
の実施例が可能なものである。
例えば、連通路20およびドレーン通路22
は、上述の実施例ではシリンダ10の仕切部位1
4に設けたが、ピストン12に設けることもでき
る。また、仕切部位14とピストン12の摺動部
間に設けることもできる。
は、上述の実施例ではシリンダ10の仕切部位1
4に設けたが、ピストン12に設けることもでき
る。また、仕切部位14とピストン12の摺動部
間に設けることもできる。
また、チエツクバルブは、上述の実施例ではチ
エツクボール24を用いたが、一方向弁であれば
その他各種のものを用いることができる。
エツクボール24を用いたが、一方向弁であれば
その他各種のものを用いることができる。
第1図および第2図は本発明にかかる摩擦係合
装置の作動油圧制御装置の一実施例を示し、第1
図は断面図、第2図はシリンダ部分を示す断面図
である。第3図はチエツクボールの変形例を示す
断面図である。 符号の説明、10……シリンダ、12……ピス
トン、16……第1のチヤンバ、18……第2の
チヤンバ、20……連通路、22……ドレーン通
路、24……チエツクボール(チエツクバルブ)、
32……摩擦係合装置。
装置の作動油圧制御装置の一実施例を示し、第1
図は断面図、第2図はシリンダ部分を示す断面図
である。第3図はチエツクボールの変形例を示す
断面図である。 符号の説明、10……シリンダ、12……ピス
トン、16……第1のチヤンバ、18……第2の
チヤンバ、20……連通路、22……ドレーン通
路、24……チエツクボール(チエツクバルブ)、
32……摩擦係合装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 摩擦係合装置を作動させるピストンがシリン
ダに摺動可能に嵌合され、このピストンとシリン
ダとの間に作動油圧が供給されてピストンを作動
させる第1のチヤンバと第2のチヤンバが形成さ
れており、第1のチヤンバと第2チヤンバ間には
連通路が設けられて、第1のチヤンバに供給され
た作動油圧が連通路を経て第2のチヤンバに供給
される摩擦係合装置の作動油圧制御装置におい
て、 前記第1のチヤンバと第2のチヤンバ間に第2
のチヤンバから第1のチヤンバ方向への流通を許
容するチエツクバルブが配設されたドレーン通路
が設けられていることを特徴とする摩擦係合装置
の作動油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59121404A JPS60263730A (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | 摩擦係合装置の作動油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59121404A JPS60263730A (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | 摩擦係合装置の作動油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60263730A JPS60263730A (ja) | 1985-12-27 |
JPH0212288B2 true JPH0212288B2 (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=14810336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59121404A Granted JPS60263730A (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | 摩擦係合装置の作動油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60263730A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62209262A (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-14 | Mitsuboshi Belting Ltd | 動力変速伝動装置 |
US4875561A (en) * | 1987-10-09 | 1989-10-24 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Dual clutch application area and control |
JP4852936B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2012-01-11 | アイシン精機株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
JP2009085356A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Mazda Motor Corp | 自動変速機 |
JP2009085387A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Mazda Motor Corp | 自動変速機 |
-
1984
- 1984-06-13 JP JP59121404A patent/JPS60263730A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60263730A (ja) | 1985-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |