JPH02121829A - タイヤ包装用ポリエチレンフィルム - Google Patents

タイヤ包装用ポリエチレンフィルム

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JPH02121829A
JPH02121829A JP27588688A JP27588688A JPH02121829A JP H02121829 A JPH02121829 A JP H02121829A JP 27588688 A JP27588688 A JP 27588688A JP 27588688 A JP27588688 A JP 27588688A JP H02121829 A JPH02121829 A JP H02121829A
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JP
Japan
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film
polyethylene
less
density
ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP27588688A
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English (en)
Inventor
Toshio Fujii
敏雄 藤井
Yoshinao Shinohara
篠原 義尚
Akihiko Sakai
昭彦 坂井
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用などのゴムタイヤの包装に用いるポ
リエチレンフィルムに関する。とくにタイヤを包装する
に際して問題となるフィルムの伸び、破れ等を改良した
ポリエチレンフィルムに関するものである。
〔従来の技術〕
ゴムタイヤの包装は従来ラミネート加工紙などをゴムタ
イヤにゲート状に巻きつけることによって行なわれてき
ているが、ゴムタイヤに含まれる油状の添加物が加工紙
にしみ出して商品の外観を損うといった問題点があった
0そこでそういった問題を回避するためプラスチックフ
ィルム、とくに安価で、かつ油状物に対スる耐久性の高
い、ポリオレフィンフィルムを用いて包装する方法が検
討されてきているがゴムタイヤの包装は製品の搬送の効
率化のためかなり高い張力で締めつける様な形で行なわ
れるため、一般のポリオレフィンフィルムではゲートル
巻きの際にフィルムが伸びてしまったり、著しい場合に
は破断してしまうという問題があった。この問題を解決
するために、縦−軸延伸されたポリオレフィンフィルム
を用いることも検討されてきているがこの様なフィルム
はタテ方向の伸びは抑えられるもののタテ方向に裂は易
いものとなっているため、とくに大径のタイヤを包装す
る場合にタイヤのトレッドのエッヂ部分でフィルムが裂
けたり、そうでなくても物流のハンドリングの際の衝撃
でフィルムが裂けるといった問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは以上の問題点に鑑みゴムタイヤの包装にふ
されしいポリオレフィンフィルムについて鋭意検討した
結果ある特定の物性ノ(ランスを有するポリエチレンフ
ィルムを用いることにより以上の問題点が解決されるこ
とを見い出し本発明に至った。
すなわち、本発明の要旨はタイヤを包装するのに用いる
ポリエチレンフィルムであって、タテ方向の引張強度が
t、 o o ’!4/ crt1以上、タテ方向の引
張伸度が300%以下、タテ方向の引裂強度がs、s 
K9・cm / cr/1以上であり、かつタテ方向の
熱収縮率が60%以上、ヨコ方向の熱収縮率が2096
以上であるポリエチレンフィルムに存する。
本発明のフィルムは、ポリエチレンからなり、縦方向の
引張強度がt、、 o o Kg/ crA以上、縦方
向の引張伸度が300%以下、縦方向の引裂強度が3.
kKy・cm / ca以上であり、かつ縦方向の熱収
縮率が60%以上、横方向の熱収縮率が一〇−以上とさ
れる。
引張強度、引張伸度、引裂強度はJ IS Z /7(
7コに準拠して測定した値である熱収縮率は、フィルム
の任意の位置から直径Afmの円形試験片を切り出し、
これを表面温度200℃のホットプレート上に20秒間
置き、縦方向(フィルム引取方向)、及び横方向(フィ
ルム幅方向)の長さの変化を元の長さに対する百分率で
表わした。
本発明のフィルムは上述のような物性を有するものであ
るが、引張強度又は引張伸度が上記範囲を外れた場合、
包装を行なう際にフィルムが伸びてしまい、しっかりと
した包装ができなかつたり、著しい場合にはフィルムが
破断してしまう。
縦方向引裂強度が限度以下の場合には前述したような縦
方向の裂けを生ずる。
縦方向の熱収縮率が60%未満の場合は引張強度、伸度
が範囲内であってもやはり伸びや破断り問題があり、横
方向の熱収縮率が20%未満の場合には引裂強度が範囲
内であっても裂けの問題がある。
すなわち、いずれの物性が上記範囲を外れても良好な包
装フィルムは得られない。
このフィルムは、タイヤの包装用として用いられる。包
装の形態は、タイヤの外周から内周にフィルムを巻き付
ける所謂ゲートル巻きによる方法やタイヤのトレッド幅
より広くスリットしたフィルムでタイヤの外周を環状に
覆い、これを/lIO℃以上、好ましくはtto℃以上
の温度に設定された熱風オーブン等11C10秒以上好
ましくは30秒以上の滞留時間で通すことによりフィル
ムをタテ、ヨコ両方向に収縮させて包装する方法が用い
られる。
本発明で用いられるポリエチレンフィルムの製造方法は
フィルムが上述の物性範囲内にある限り、とくに限定さ
れるものではないが、この様な物性のポリエチレンフィ
ルムを合理的に製造する方法としては以下の方法が挙げ
られる。
本発明のフィルムを形成するのに適したポリエチレンと
しては線状ポリエチレンが挙げられる。通常は密度が0
.9 /〜0.q s f / crdの線状低密度ポ
リエチレン及び密度がo、q r y /crA以下の
高密度ポリエチレンが用いられる0上記線状低密度ポリ
エチレンとは、エチレンと他のα−オレフィンとの共重
合物であり、従来の高圧法により製造された分岐状低密
度ポリエチレン樹脂とは異なる。線状低密度ポリエチレ
ンは、例えばエチレンと、他のα−オレフィンとしてブ
テン、ヘキセン、オクテン、デセン、ダメチルペンテン
−1等をダ〜17重量%程度、好ましくは3〜/タ重量
−程度共重合したものであり中低圧性高密度ポリエチレ
ン製造に用いられるチーグラー型触媒又はフィリップス
型触媒を用いて製造されたものであり、従来の高密度ポ
リエチレンを共重合成分により短い枝分か佐 l構造とし、密度もこの短鎖枝分かれを利用して適当に
低下させ0.91〜o、p s y /crA程度とし
たものであり、従来の分岐状低密度ポリエチレンより直
鎖性があり、高密度ポリエチレンより枝分かれが多い構
造のポリエチレンである。
また、高密度ポリエチレンとしてはエチレン単独をチー
グラー型触媒又はフィリップス型触媒を用いて重合させ
たエチレンホモポリマーであってその密度がo、qsl
/at/l以下のものが用いられる。
上記の線状ポリエチレンはメルトインデックスが201
1/10分以下好ましくは10/i/lO分以下、より
好ましくはo、ool−sl/10分の範囲であシ、ま
た流動比は70以下、好ましくはlO〜SOの範囲のも
のが好適に用いられる。メルトインデックスが上限より
高いと、面強度が低下するので好ましくない。流動比が
上限よシ高いと、面強度が低下するので好ましくない。
さらに上記線状ポリエチレンは密度0.9t o −o
、v !ro i/crils好ましくは0.9 /夕
〜o、r a o y /crAの範囲であるのが望ま
しい。該密度が上限より高いと耐衝撃性が著しく低下し
、下限未満では剛性及び耐抗張力が低下するので好まし
くない。
本発明においてメルトインデックスとはJISK674
0の引用規格であるJISK’7210の表7の条件ダ
に準拠して測定した値であシ、流動比とは、上記メルト
インデックス測定器を用い、せん断力io’ダイン/d
 (荷重ll/311)と10”ダイン/ffl (荷
重ll13g)の押出量(1/10分)であり、 で算出される。また、密度はJISK&7&0に準拠し
て測定した値である。
流動比は用いられる樹脂の分子量分布の目安であり、流
動比の値が小さければ分子量分布は狭く、流動比の値が
大きければ分子量分布は広いことを表わしている。
本発明においては、上述した線状ポリエチレンのみを用
いてもよいが、線状ポリエチレンを主成分とし、これに
分岐状低密度ポリエチレンを特定量配合することにより
、フィルム成形性及び延伸性が向上するので望ましい。
上記線状ポリエチレンに配合される分岐状低密度ポリエ
チレンとは、エチレンホモポリマー及びエチレンと他の
共重合成分との共重合体を含むものである。
共重合成分としては酢酸ビニル、エチルアクリレート、
メチルアクリレート等のビニル化合物、ヘキセン、プロ
ピレン、オクテン、グーメチルペンテン−1等の炭素数
3以上のオレフィン類等が挙げられる。共重合成分の共
重合量としてはθ、、1−/1重量%、好ましくはλ〜
10重量係程度である。これらの低密度ポリエチレンは
通常の高圧法(1ooo 〜tooolcq/di )
にょシ、酸素、有機過酸化物等のラジカル発生剤を用い
ラジカル重合によシ得たものであるのが望ましい。
上記分岐状低密度ポリエチレンはメルトインデックスが
209/10分以下、好ましくは/ 0−/ ji /
 / 0分の範囲、流動比が70以下、好ましくは30
〜70の範囲のものが用いられる。メルトインデックス
が上記範囲以上では、フィルムの面強度が低下するので
好ましくない。
また、流動比が上記範囲以上では、フィルムの面強度が
低下するので好ましくない。さらに上記の分岐状低密度
ポリエチレンは密度が0.930以下、特に0.9 /
 S〜0.9コS の範囲であるのが、面強度の向上の
点から望ましい。
上記線状ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンとの
配合量は線状低密度ポリエチレン100〜50重量部、
好ましくは90〜70重量部に対し分岐状低密度ポリエ
チレン0−4−0重量部、好ましくは10〜30重量部
の範囲内で用いられる。
次に線状ポリエチレン及び分岐状低密度ポリエチレンに
配合するラジカル発生剤としては、半減期7分となる分
解温度が13o’c〜300℃の範囲のものが好ましく
、例えばジクミルパーオキサイド、コ、5−ジメチルー
コ、sジ(を−ブチルパーオキシ)ヘキサン、−1!−
ジメチル−λ、jジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3、α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシインプロ
ビル)ベンゼン、ジベンゾイルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド等が挙げられる。
ラジカル発生剤の配合量は、上記線状ポリエチレン及び
分岐状低密度ポリエチレンの合計量に対し0.0001
〜o、i重量部の範囲内から選ばれるが、この配合量が
0.000 /重量部よシ少ない場合には得られるフィ
ルムの面強度が無添加のものと殆んど変らず、また、0
.7重量部より多い場合には、メルトインデックスが低
くなりすぎてフィルム成形時に膜切れが起り易く、且つ
該フィルムの表面に肌あれを生起するので好ましくない
本発明において上記線状ポリエチレン及び分岐状低密度
ポリエチレンにラジカル発生剤を配合して、ラジカル発
生剤を分解し該ポリエチレンと反応せしめる方法として
は特に制限を設けるものではなく、例えば以下の方法で
実施することができる。
(1)  インフレーション成形時に上記線状ポリエチ
レン、分岐状低密度ポリエチレン及びラジカル発生剤を
同時または屓次にフィードして溶融押出する。
(2)押出機、バンバリーミキサ−等の混練機を使用し
て上記線状ポリエチレン、分岐状低密度ポリエチレン及
びラジカル発生剤を混練して反応せしめた後ペレット化
し、該ベレットを使用してインフレーション成形する。
(3)  ラジカル発生剤を多量に含んだマスタルパッ
チすなわち、線状低密度ポリエチレン、分岐状低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレンに多
量のラジカル発生剤(通常!;000−10000pp
m程度)を配合し、ポリエチレンの融点以上でラジカル
発生剤がポリエチレンとほとんど反応を起さない温度下
に溶融混練してベレット状としたマスターバッチをあら
かじめ作り、このマスターバンチと上記線状ポリエチレ
ン及び分岐状低密度ポリエチレンをブレンドしインフレ
ーション成形する。
また、ラジカル発生剤そのものはそのままあるいは溶剤
に溶かして使用される。
上記線状ポリエチレン及び分岐状低密度ポリエチレンを
ラジカル発生剤と反応させることにより上記ポリエチレ
ンが分子カップリングを生起して高分子量成分が増加し
、且つメルトインデックスが低下した変性ポリエチレン
が得られる。該変性ポリエチレンは未変性の線状ポリエ
チレンと分岐状低密度ポリエチレンとの配合物に比べ、
インフレーション成形時に横方向の配向がかかりやすく
、このようにして得たフィルムは延伸処理した場合、縦
裂は強度及び衝撃強度が著しく向上する。
本発明においては、上記変性ポリエチレンを用いてイン
フレーション法によって未延伸フィルムを成形し、次い
で未延伸フィルムを縦方向(フィルムの引き取り方向)
に延伸して延伸フィルムを製造する。
該未延伸フィルムはインフレーション成形性2〜50倍
、好ましくはj−10倍の範囲の条外下で行なう。上記
ブローアツプ比が下限未満ではフィルムの縦方向の耐引
裂強度及び衝撃強度が低下し、上限より高いとバブルの
成形安定性が低下するので好ましくない。また、クロス
トライン高さが下限未満ではフィルムの縦方向の耐引裂
強度が低下し、上限より高いとバブルの成形安定性が低
下するので好ましくない。
上記未延伸フィルムは次いで延伸温度を上記樹脂組成物
(変性ポリエチレン)の融点−70〜融点−コO℃、延
伸倍率なへ5〜g倍の条件下に縦方向に一軸延伸を行う
延伸温度は融点−20℃以下、融点−700C以上、好
ましくは融点−30℃〜融点−6o’cが望ましい。範
囲以下ではフィルムに延伸斑が発生し、また範囲以上で
はフィルムの衝撃強度が大きく低下する。
延伸倍率はへ3倍以上g倍以下で、好ましくはコ倍以上
〜!倍以下で延伸するのが望ましい。
延伸倍率がへ5倍未満では延伸による効果が不充分であ
り、フィルムの剛性および耐抗張力は充分なものとはな
らない。また5倍以上では延伸フィルムは縦方向への過
度の分子配向を有するものになり、フィルムの縦裂は強
度が低下し好ましくない。
〔実施例〕
以下に実施例を示し本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
実施例1 線状低密度ポリエチレン(メルトインデックス(MI 
)o、5ylto分、流動比20、密度=o、q 2t
 y/♂、共重合成分ニブテン−/、共重合量:20重
量%、融点l/Ir℃)をto重量部と高圧法分岐状低
密度ポリエチレン(MI :0.111710分、流動
比:ダS1密度: 0.922? / cm )を20
重量部とをトライブレンドしたもの(混合物の融点1l
Ir℃)とユ、タージメチル−,2,Sジ(1−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3を0.03重量部混合したも
のを原料とし、これをモダンマシナリー社製デルサー6
39型押出機に環状スリット径2!08、スリット幅’
7%のインフレーションダイ及び冷却用エアーリンクラ
取付けたインフレーションフィルム成形機を用い、押出
量r o Kg/hr、ブローアツプ比3、FL)(/
D=ffの条件下で/2θμのインフレーションフィル
ムを得た。このフィルム原反なフィルムの引き取り方向
にスリットしたものをロール延伸装置を用いて延伸温度
gθ℃、延伸倍率(縦方向3倍)の条件下で、aOμの
厚さの縦−軸延伸フィルムを製造した。
得られたフィルムの物性測定値を表−lに示す0 得られたフィルムをls’ltrm幅にスリットしたも
のをタイヤラッパー装置を用いて/g!;/70R1Q
型のゴムタイヤにゲートル状に巻きつけて包装した。
フィルムの切れ、伸びもなく問題なく包装できた。これ
を:1m高さからコンクリート面ヘトツ レlド面がコンクリート面にあたる様な方法でio回落
下させたが包装フィルムの破れなどの問題は生じなかっ
た。
比較例1 MI=/、21770分、密度= o、q s 、y 
y/cdの高圧法低密度ポリエチレンを原料とし、モダ
ンマシナリー社製EA−1θ型押出機に環状スリット径
100(lスリット幅/、、2 mのインフレーション
ダイ及び冷却用ニアリングを取りつけたインフレーショ
ンフィルム成形機を用い押出量t !; Kg/ h 
r  ブローアツプ比t、s  FLH/D=3の条件
下でlIOμのインフレーションフィルムを製造した。
得られたフィルムの物性測定値を表−7に示す。
得られたフィルムを用いて実施例−7と同じ方法で包装
したが、ゲートル巻きの際の高いテンションのためフィ
ルムが伸び、幅が狭まることによりタイヤがフィルムで
覆われない部分が生じた。
比較例コ MI=O,O,lt f// 0分、密度= 0.9 
!r 3 f/Ctdの高密度ポリエチレンを原料とし
、モダンマシナリー社製デルサーSOz型押出機に環状
スリン)径A&8.スリット幅/、2111111のイ
ンフレーションダイ及び冷却用ニアリングを取りつけた
インフレーションフィルム成形機ヲ用い押出1二〇 K
g/ h r 、  ブローアツプ比3.0、FLH/
D=ざノ条外下で35μのインフレーションフィルムを
製造した。
得られたフィルムの物性値を表−7に示す。
得られたフィルムを用いて実施例1と同じ方法でタイヤ
包装を行なったが、ゲートル巻きを行なう際の高いテン
ションのため、フィルムが伸び、幅が狭まることにより
タイヤがフィルムで覆われない部分が生じた。
比較例3 M I = /、j 9710分、密度=0.デ、7 
x y /cAの線状低密度ポリエチレンg3部とM 
I = /、3g/10分、密度=o、ワ、2 A y
 /crtlの高圧法低密度ポリエチレンls部、をト
ライブレンドしたものを原料とし比較例1と同じインフ
レーション成形機を用いて押出量i r K9/h r
 、ブローアツプ比へ0.FLH/D=ダの条件下で厚
さ;100μのインフレーションフィルムを作りこれを
引取り方向にスリットしたものをロール延伸機を用いて
延伸温度?j℃、延伸倍率6倍の条件で厚さ33μのフ
ィルムを製造した。
得られたフィルムの物性測定値を表−/に示す0 得られたフィルムを用いて実施例1と同じ方法で包装し
た。
包装するうえでの問題点はとくになかったがこれを実施
例−7と同じ方法で落下テストしたところトレッドのコ
ーナ一部分でフィルムの破れ(縦裂れ)が生じた。
比較例亭 比較例3で用いた原料100部に対し、MI=2f/1
0分、酢酸ビニル含有量lS%のエチレン−酢酸ビニル
共重合体S部を混合したものを原料とした以外は比較例
3と同じ方法で製造した。得られたフィルムの物性測定
値を表−lに示す。
得られたフィルムを用いて実施例1と同じ方法でタイヤ
を包装した。
包装時に特に問題は生じなかったがこれを実施例1と同
じ方法で落下テストしたところトレッドのコーナ一部分
でフィルムの破れ(縦裂け)が生じた。
実施例−コ 実施例1で得られたフィルムを、700rras幅にス
リットしたものをtgsltoRtlI型のタイヤの外
周にリング状に巻きつけ両端部をヒートシールした。こ
れをi’yo°CK設定された熱風オープンで7分間処
理したところ外観の良好なシュリンク包装品を得ること
ができた。
〔発明の効果〕
本発明のフィルムはタイヤ包装用として用いるが、包装
時の伸びが少なく、また裂けを生ずることが少なく、タ
イヤに緊密に密着した状態が長期に渡って持続される等
、実用上大変良好なフィルムである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤを包装するのに用いるポリエチレンフィル
    ムであって、縦方向の引張強度が600Kg/cm^2
    以上、縦方向の引張伸度が300%以下、縦方向の引裂
    強度が3.5Kg・cm/cm^2以上であり、かつ縦
    方向の熱収縮率が60%以上、横方向の熱収縮率が20
    %以上であるポリエチレンフィルム。
  2. (2)上記ポリエチレンフィルムが密度が0.91〜0
    .965g/cm^3、メルトインデックスが20g/
    10分以下、流動比が70以下の線状ポリエチレン10
    0〜50重量部、MI20g/10分以下、流動比が7
    0以下の分岐状低密度ポリエチレン0〜50重量部にラ
    ジカル発生剤0.0001〜0.1重量部を添加し、ラ
    ジカル発生剤を分解して該ポリエチレンと反応させなが
    らあるいは反応させた後、ブローアップ比2〜8、フロ
    ストラインの高さ2D〜50D(Dはダイスの直径)の
    条件下にインフレーション成形し、得られたフィルムを
    フィルムの引き取り方向に延伸温度が上記樹脂組成物の
    融点−70〜融点−20℃、延伸倍率が1.5〜8の条
    件下に一軸延伸されてなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載のポリエチレンフィルム。
JP27588688A 1988-10-31 1988-10-31 タイヤ包装用ポリエチレンフィルム Pending JPH02121829A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07144362A (ja) * 1993-11-25 1995-06-06 Showa Denko Kk インフレーションフィルム及びその製造方法
JP2005330386A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Heisei Polymer Co Ltd 包装用フィルム
JP2010535274A (ja) * 2007-07-30 2010-11-18 フイナ・テクノロジー・インコーポレーテツド 向上したバブル安定性を有するポリエチレンフィルム

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