JPH02119305A - トーンコントロール回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、アンプ、テープレコーダ、ＣＤ（コンパク
トディスク）プレーヤ等のオーディオ装置に用いられる
トーンコントロール回路に係わり、特に、音質および定
位感の向上を図ったトーンコノトロール回路に関する。

［従来の技術１ 例えば、ＣＩ）プレーヤにおいては、第７図に示すよう
に、端子Ｔ１へ印加されたデジイタル楽音データがＤＡ
Ｃ（デノイタル／アナログコンバータ）１によってアナ
ログ信号に変換され、演算増幅器２ａ、抵抗２１）、コ
ンデンサ２ｃから構成される１次ローパスフィルタ２に
よって、ｌ）　Ａ　Ｃｌのデジイタル／アナログ変換に
伴って生じた高調波雑音か除去され、次いで、抵抗３　
ａ、　３　ｂ、コンデノ’Ｊ゛３ｃ、３ｄおよび演算増
幅器３ｅによって構成される２次ローパスフィルタ３に
よって階段状の波形が滑らかな楽音波形に戻され、端子
Ｔ２から出力される。この端子Ｔ　２から出力されたオ
ーディオ信号がアンプによって増幅され、スピーカへ（
Ｉｔｉ給され、楽音として発音されろ。

「発明が解決しようとする課題」 上述したように、従来のオーディオ装置にあっては、【
１−パスフィルタ等のフィルタを通過した信号、すなわ
ち、帯域が制限された信号を増幅してスピーカへ供給し
ていた。このため、発音される楽音に厚みがなく音質が
劣り、また定位感が不足する欠点があった。

この発明は上述した事情に鑑みてなされたらので、音質
および定位感の向上を図ることができるトーンコントロ
ール回路を提供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」 こ、の発明は、通過するオーディオ信号の帯域を制限す
るフィルタ手段を有するオーディオ装置において、前記
フィルタ手段へ入力されるオーディオ信号が印加され、
前記フィルタ手段の通過帯域外の所定帯域の信号を選択
的に通過させろ１またハ複数のバンドパスフィルタと、
前記フィルタ手段の出力信号と前記バンドパスフィルタ
の出力信号とを合成する合成手段とを具備することを特
徴としている。

１作用」 この発明によれば、フィルタ手段を通過する前の信号か
ら、フィルタ手段の帯域外の所定の信号成分をバンドパ
スフィルタによって抽出し、この抽出した信号とフィル
タ手段を通過した信号とを合成して出力する。このよう
な構成により、フィルタ手段を通過した信号のみに基づ
く楽音より音質のよい、かつ、定位感の優れた楽音を発
生することができる。

「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。第１図はこの発明の第１の実施例の構成を示す回路
図であり、この図に示す回路は第７図に示す回路に、同
実施例によるトーンコントロール回路を付加したもので
ある。

まず、図において、端子ＴＩ、ＤＡＣＩ、１次ローパス
フィルタ２．２次ローパスフィルタ３は第７図のものと
同一構成である。５は第１のバンドパスフィルタであり
、抵抗５ａ、コンデンサ５ｂ。

コイル５ｃ、演算増幅器５ｄ、コンデンサ５ｅ、コイル
５「から構成されている。６はバンドパスフィルタ５の
出力レベルを調整するレベルコントロール回路であり、
可変抵抗６ａ、抵抗６ｂ、６ｃから構成されている。同
様に、７は第２のバンドパスフィルタ、８はレベルコン
トロール回路、９は第３のバンドパスフィルタ、ｌＯは
レベルコントロール回路である。そして、各バンドパス
フィルタ５゜７．９の入力端が各々１次ローパスフィル
タ２の出力端に接続され、各レベルコントロール回路６
゜８．１０の各出力端が各々加算器１１の入力端に接続
されている。加算器１１は、演算増幅５１１ａ、フィー
ドバンク抵抗１１ｂ、抵抗＋２．レベルコントロール回
路６．８．１０から構成され、２次ローパスフィルタ３
の出力およびバンドパスフィルタ５．７．９の各出力を
加算し、加算結果を端子Ｔ２へ出力する。

以上の構成において、バンドパスフィルタ５゜７．９の
各帯域は、ローパスフィルタ３の（１シ域外に設定され
ている。例えば、いま、ローパスフィルタ３の帯域を第
２図（イ）に示すものとすると、バンドパスフィルタ５
．７．９の帯域は例えば同図（ロ）、（ハ）、（ニ）の
ように設定されている。なお、図において横軸は周波数
、縦軸はゲインである。

そして、各バンドパスフィルタ５．７．９によって抽出
された信号成分がレベルコントロール回路６゜８、ｌＯ
によってレベル調整された後、ローパスフィルタ３の出
力と加算され、端子Ｔ　２から出力される。ここで、バ
ンドパスフィルタ５．７．９の帯域幅、中心周波数の調
整およびレベルコントロール回路６，８．１０の可変抵
抗６ａ、８ａ、ＩＯａによるレベル調整は聴感に基づい
て行なわれる。なお、第３図はバンドパスフィルタの特
性を示し、この図に示ずａ、ｂは、一般にａ＝ｂであっ
て、ａ＝６゜１２．１８．２４等である。

次に、第４図はこの発明の第２の実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図において、１５は信号経路に介
挿されたローパスフィルタ、１６はローパスフィルタ１
５の入力信号からローパスフィルタ１５の帯域外の所定
の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ、＋７はレベ
ルコントロール回路、１８は加算器であり、ローパスフ
ィルタ１５の出力とレベルコントロール回路Ｉ７の出力
が加算器１８において加算され、次段へ出力される。

第５図はこの発明の第３の実施例であり、／’％イパス
フィルタ１９を通過した信号と、このノ１イパスフィル
タ１９の帯域外の所定の信号成分を抽出するバンドパス
フィルタ２０を通過してレベルコントロール回路２１で
レベル調整された信号とが加算器２２において加算され
、出力される。

第６図はこの発明の第４の実施例の構成を示すブロック
図であり、バンドパスフィルタ２４を通過した信号と、
　このバンドパスフィルタ２４の帯域外の信号成分を抽
出するバンドパスフィルタ２５−１〜２５−Ｎを通過し
、レベルコントロール回路２６−１〜２６−Ｎによって
レベル調整された信号とが加算器２７によって加算され
、出力される。

このように、上述した実施例においては、フィルタを通
過した信号と、該フィルタの帯域外の信号成分をバンド
パスフィルタによって抽出した信号とを加算（合成）し
出力するようになっている。

これにより、フィルタを通過した信号のみの場合に比較
し、発生楽音の音質および定位感をとらに向上させるこ
とかできる。実際にＣＤプレーヤによって実験した結果
を次に記載する。

■ぐるぐるうねっていた音像が止まり、安定感のある音
になる。

■音の広がりができ、ホールで聴いているような音にな
る。

■音の機械的な感じが少なくなり、柔らか味が増す。

「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、フィルタ手段
を通過する前の信号から、フィルタ手段の帯域外の信号
成分をバンドパスフィルタによって抽出し、この抽出し
た信号とフィルタ手段を通過した信号とを合成して出力
するようにしたので、次の効果が得られる。

（１）音質を向上させることができる。

（２）定位感を向上させることができる。

（３）平面的な音場に奥行感を加えることができる。

（４）ダイナミックレンジ感を向上させることかできる
。

（５）バンドパスフィルタの帯域幅、中心周波数、出力
レベルを適宜調整することにより、リスニングルームや
リスナーの好みに合った音楽空間を自由に作ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の構成を示す回路図、
第２図は同実施例の動作を説明するための波形図、第３
図は同実施例におけるバンドパスフィルタの特性を説明
するための波形図、第４図〜第６図は各々この発明の第
２〜第４の実施例の構成を示すブロック図、第７図は従
来のＣＤプレーヤにおけるＤＡＣおよびフィルタ部の構
成例を示す回路図である。 ３・・・・・・ローパスフィルタ、５，７．９・・・・
・・バンドパスフィルタ、ＩＩ・・・・・加算器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 通過するオーディオ信号の帯域を制限するフィルタ手段
   を有するオーディオ装置において、前記フィルタ手段へ
   入力されるオーディオ信号が印加され、前記フィルタ手
   段の通過帯域外の所定帯域の信号を選択的に通過させる
   １または複数のバンドパスフィルタと、 前記フィルタ手段の出力信号と前記バンドパスフィルタ
   の出力信号とを合成する合成手段とを具備してなるトー
   ンコントロール回路。