JPH02118234A - 舶用多段減速逆転機の油圧供給装置 - Google Patents

舶用多段減速逆転機の油圧供給装置

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JPH02118234A
JPH02118234A JP63267904A JP26790488A JPH02118234A JP H02118234 A JPH02118234 A JP H02118234A JP 63267904 A JP63267904 A JP 63267904A JP 26790488 A JP26790488 A JP 26790488A JP H02118234 A JPH02118234 A JP H02118234A
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JP
Japan
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pressure
oil passage
oil
valve
hydraulic
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JP63267904A
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English (en)
Inventor
Toshio Imanaka
敏夫 今中
Hajime Imanaka
肇 今中
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、舶用多段減速逆転機に作動油圧を供給するた
めの油圧供給装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 舶用多段減速逆転機の油圧供給装置としては本件出願人
が昭和63年5月7日に既に出願した特願昭63−11
0764号に記載のものがある。
第9図、第10図はそれぞれ上記出願明細書に記載の油
圧供給装置を示すレイアウト図である。
第9図において、1は後進クラッチ、2aは前進1速ク
ラツチ、2bは前進2速クラツチ、3は前後進切換弁で
あり、後進ポジション3a、前進ポジション3b、中立
ポジション3Cからなっている。、4は変速切換弁であ
り、前進1速ポジション4a、前進2速ポジション4b
、過渡ポジション4Cからなっている。5は緩嵌入弁付
作動油調圧弁であり、背圧油路21を通して供給又はド
レインされる作動油により調圧油路20を徐々に絞り又
は開放することによって油路9(第1の油路)の作動油
の油圧を第2の設定圧又はそれより低い第1の設定圧に
調圧するものである。この油圧供給装置は、背圧油路2
1と変速切換弁4とを連結する油路40を設け、変速切
換弁4に背圧油路21及び油路40を通して作動油をド
レインさ[る過渡ボジシフン4Cを設けることにより、
前後進切換弁3を前進ポジション3bとした状態で変速
切換弁4を切換えても、作動油の油圧が第2の設定jモ
よりも低い状態にある間に前進1速クラツチ2a又は前
進2速クラツチ2bが接続状態となるようにして、fl
速切換弁4を簡単な操作によりショックが生じないよう
に切換えることができるようにしたものである。しかし
ながらこの油圧供給装置においては、切換え後の作動油
の油圧が切換え前の油圧にまで上昇するパターン、所謂
油圧上昇パターン(特に上昇に要する時間は切換えの応
答性の良否を示す)が前後進切換弁3を切換えた場合と
変速切換弁4を切換えた場合とで同じとなる。ところで
実際に舶用多段減速逆転機を運転する場合においては一
般に、前後進切換えの応答性は悪くても足りるが、変速
切換えの応答性は良好であることが望まれる。従って第
9図の油圧供給装置では、変速切換弁4の切換えの応答
性を良くすべく前後進切換弁3の切換えの場合とは異な
った油圧上昇パターンを得ることができないという不都
合がある。
また第10図の油圧供給装置は第9図の装置の油路40
の代りに変速切、換弁4用の緩嵌入弁付作動油調圧弁5
aを設けたものである。第10図において、第9図と対
応する箇所には同一符号を付している。この油圧供給装
置によれば、調圧弁5aによる油路11の作動油圧の昇
圧パターンの設定を、変速切換弁4が前進1速ポジシヨ
ン4a又は前進2速ポジシヨン4bにある時は上記第2
の設定圧より低い値とし、過渡ポジション4Gにある時
には上記第1の設定圧より高い値とすることにより、変
速切換弁4の切換えの応答性を向上させることができる
。しかしながらこの油圧供給装置では新たに高価な調圧
弁5aを設けなければならず、そのために配管も複雑と
なるので、コスト高となるという不都合がある。
(発明の目的) 本発明の目的は、変速切換弁を簡単な操作によりショッ
クが生じないよう切換えることができるようにするとと
もに、用いる緩嵌入弁付作動油調圧弁を1個のままとし
配管構造を複雑にすることなく、変速切換えにおいて前
後進切換えの場合とは異なる油圧上昇パターンを得、変
速切換えの応答性を向上させることである。
(目的を達成するための手段) 本発明は、1個の後進クラッチと複数個の速比の異なる
前進クラッチとを備えた舶用多段減速逆転機の前進クラ
ッチ側又は後進クラッチ側に前後進切換弁を介して作動
油を供給することにより前進又は後進の切換えを行ない
、前進クラッチ側に供給されてきた作動油を変速切換弁
を介して前進クラッチのいずれかに供給することにより
変速の切換えを行なう舶用多段減速逆転機の油圧供給装
置であって、作動油をドレインさせ調圧する調圧油路と
、弁室内に設けられ背圧油路を通して弁室に供給又は弁
室からドレインされる作動油により弁室内を移動して調
圧油路を徐々に絞り又は開放する緩嵌入会とを備えた緩
嵌入会付作動油調圧弁を、背圧油路を前後進切換弁に連
結し調圧油路の入口を前後進切換弁に作動油を伝える第
1の油路に連結して設け、前後進切換弁の前進クラッチ
側に作動油を供給する前進ポジション及び後進クラッヂ
側に作動油を供給する後進ポジションに第1の油路と背
圧油路とを連結する油路を設け、前進及び後進クラッチ
を共にドレインする中立ポジションに背圧油路を通して
作動油をドレインさせる油路を設け、緩嵌入会付作動油
調圧弁により、前後進切換弁が中立ポジションの時には
第1の油路の作動油の油圧を第1の設定圧に減少させ、
前進又は後進ポジションの時には第1の油路の作動油の
油圧を第2の設定圧に徐々に上昇させるようにした油圧
供給装置において、緩嵌入会付作動油調圧弁と変速切換
弁とを連結する第2の油路を、第1の油路の作動油の油
圧が第1の設定圧より高く第2の設定圧より低い所定の
値となるようFIi嵌入弁が戻る途中の状態で塞がれる
ポートを背圧油路と連通ずるよう設け、変速切換弁の切
換過渡時となる部分に第2の油路を通して作動油をドレ
インさせる過渡ポジションを設けたことを特徴とする舶
用多段減速逆転機の油圧供給装置である。
(作用) 前後進切換弁を前進ポジションとした状態では、緩嵌入
会が調圧油路を絞った状態にあるため第2の油路と背圧
油路とは弁室を介して連通している。
この状態で変速切換弁を切換えると、変速切換弁の過渡
ポジションにおいて第2の油路を通して緩嵌入会付作動
油調圧弁の背圧油がドレインされる。
このため!嵌入弁は調圧油路を開放するよう弁室内を移
動し第1の油路の作動油の油圧は減少する。
しかしながらこのとき作動油は途中のポートより背圧油
路を経て第2の油路に流れており、ポートが塞がれた位
置でドレインが止まるため、緩嵌入会は第1の油路の油
圧が第1の設定圧となるよう調圧油路を開放する所まで
は移動せず、第1の油路の作動油の油圧は第1の設定圧
より高い値(第3の設定圧)となる。
そして変速切換弁の切換え後に第1の油路の作動油の油
圧が第3の設定圧から第2の設定圧に上昇するまでの間
、即ち第2の設定圧よりも低い油圧の状態にある間に前
進クラッチが接続状態となるので、変速切換弁の切換え
の際のクラッチ接続によるシジックは低減されることと
なる。しかも第3の設定圧は第1の設定圧より高い値で
あるので、第3の設定圧から第2の設定圧までの上昇に
要する時間は第1の設定圧からの場合に比して短くなり
、変速切換えの応答性が良くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図は本発明の舶用多段減速逆転機の油圧供給装置を
示すレイアウト図である。この舶用多段減速逆転機は1
個の後進クラッチ1と2個の速比の異なる前進クラッチ
2、即ち前進1速クラツチ2a及び前進2速クラツチ2
bとを備えたものであり、この油圧供給装置は前後進切
換弁3を介して作動油を後進クラッチ1側又は前進クラ
ッチ2側に供給することにより前進又は後進の切換えを
行ない、前進クラッチ2側に供給されてきた作動油を変
速切換弁4を介して前進クラッチ2のいずれかに供給す
ることにより2段変速の切換えを行なうようにしたもの
である。
ストレーナ6と前後進切換弁3とを連結する油路9には
ストレーナ6から作動油を吸いとげオイルクーラ8を通
して前後進切換弁3側に供給するポンプ7が設けられて
いる。また前後進切換弁3には後進クラッチ1の油圧供
給部分に連通する油路10と変速切換弁4に連通する油
路11とが連結されており、変速切換弁4には前進1速
クラツチ2aと前進2速クラツチ2bとのそれぞれの油
圧供給部分に連通ずる油路12aと油路12bとが連結
されている。
前後進切換弁3には緩嵌入会付作動油調圧弁50が連結
して設けられている。調圧弁50は、第2図に模式的に
示すように作動油をドレインさせ調圧する調圧油路20
と、弁室50a内に設けられ背圧油j121を通して供
給又はドレインされる作動油により弁室50a内を移動
して調圧油路2Oを絞り又は開放する緩嵌入会22とを
備えたものであり、この構成は第9図、第10図の調圧
弁5.5aと同じである。そして更に調圧弁50の弁室
50aには変速切換弁4に連通した油路30が、緩嵌入
会22が調圧油路20をある程度絞った状態において塞
がれる位置に設けられている。
即ち第2図においては背圧油路21は弁室50aの左側
下部に間口し、油路30は左側上部であるが油路21よ
り右側寄りであって緩嵌入会22が油路20を開放して
いる状態ではポートが塞がれる位置に開口している。な
お緩嵌入弁22は調圧油路20を実際に絞ったり開放し
たりする調圧弁体22aと調圧弁体22aにばね22b
を介して連結された緩嵌入弁体22cとからなっている
また調圧油路20の入口は油路9に連結され、背圧油路
21は前後進切換弁3に連結されている。
そして調圧弁50は、油路30が閉じた状態において、
背圧油路21を通して作動油が供給されると緩嵌入会2
2が調圧油路20を絞って油路9の作動油の油圧を第2
の設定圧P2に調圧し、背圧油路21を通して作動油が
ドレインされると調圧油路20を開放して第1の設定圧
P1 (<P2>に調圧し、絞られた背圧油が油路21
を通して供給された状態で油路30が開くとP2より低
くPlより高い第3の設定圧P3に調圧するよう設定さ
れている。
前後進切換弁3は、油路9の作動油を油路10及び背圧
油路21に供給し油路11の作動油をドレインさせる後
進ポジション3aと、油路9の作動油を油路11及び背
圧油路21に供給し油路10の作動油をドレインさせる
前進ポジション3bと、油路10、油路11及び背圧油
路21の作動油を共にドレインさせる中立ポジション3
Cとの間で切換えられるようになっている。また変速切
換弁4は、油路11に供給されてきた作動油を油路12
aに供給し油路12bの作動油はドレインさせる前進1
速ポジシヨン4aと、油路11に供給されてきた作動油
を油路12bに供給し油路12aの作動油はドレインさ
せる前進2速ポジシヨン4bとが、油路12a、12b
、及び油路30を通して調圧弁50の作動油をドレイン
させる過渡ポジション4Cを経由して切換えられるよう
になっている。
次に作動について説明する。まず例えば前後進切換弁3
が前進ポジション3bにあり変速切換弁4が前進1速ポ
ジシヨン4aにある状態から、前後進切換弁3が後進ポ
ジション3aに切換えられる場合について説明する。第
3図は前後進切換弁3が中立ポジション3Cから後進ポ
ジション3aに切換えられる場合の油路9の作動油の油
圧の変化を示1図であり、縦軸は油圧、横軸は時間を示
す。第4図はその場合のクラッチ出力軸回転数の変化を
示す図であり、縦軸は回転数、横軸は時間を示す。図中
a1は前後進切換弁3が切換えられる点を示す。−し述
の状態では油路30は閉じた状態にあり、油路9の作動
油は油路11、油路12aを通って前進1速クラツチ2
aの油圧供給部分に供給されており、前進1速クラツチ
2aはクラッチ接続状態となっている。また油路9の作
動油は背圧油路21を通って調圧弁50の弁室50aに
も供給されており、油路9の作動油の油圧は調圧弁50
によりP2に調圧されている。即ち調圧弁50は第5図
に示すように、緩嵌入弁体22cが作動油により図中右
方に押され、ばね22bが圧縮され、その圧縮力を受け
て調圧弁体22aも図中右方に押されて、調圧油路20
を調圧弁体22aによって絞った状態となっている。
そして前後進切換弁3は−H中立ポジション3Cの状態
を経てから後進ポジション3aに切換えられる。前後進
切換弁3が中立ポジション3Cになると、油路11及び
背圧油路21の作動油はドレインされる。このため調圧
弁50は第2図に示すような状態、即ち緩嵌入弁体22
cが弁室50a内を図中左端まで戻り、これに連れて調
圧弁体22aも図中左方へ移動し、調圧油路20を開放
した状態となる。従って油路9の作動油は調圧油路20
側に多く流れることとなり、油路9の作動油の油圧はP
2より低いPlに調圧される(第3図の期間ti>。
そして前後進切換弁3が後進ポジション3aになると、
油路9の作動油は油路10を通って後進クラッチ1の油
圧供給部分に供給され、油圧供給部分は期間t2を要し
て作動油により充満される。
また油路9の作動油は背圧油路21を通って調圧弁50
にも供給される。このため調圧油路20は緩嵌入会22
により徐々に絞られていき、油路9及び10の作動油の
油圧は期間t3を要して徐々にP2に上昇する。即ち調
圧弁50は第2図の状態から第5図の状態となる。そし
て後進クラッチ1は、第4図かられかるように、油路9
及び10の作動油の油圧がP2に上昇するまでの間にク
ラッチ接続状態となる。
このように後進クラッチ1はP2より低い油圧の状態で
クラッチ接続状態となるので、前後進切換弁3を前進ポ
ジション3bから後進ポジション3aに切換える際のク
ラッチ接続によるショックの発生は低減されることとな
る。なお前後進切換弁3が後進ポジション3aから前進
ポジション3bに切換えられる場合についても、上記と
同じように作動し、切換える際のクラッチ接続によるシ
ョックの発生は低減される。
次に前後進切換弁3が前進ポジション3bにあり変速切
換弁4が例えば前進1速ポジシヨン4aにある状態から
、変速切換弁4が前進2速ポジシヨン4bに切換えられ
る場合について説明する。
第6図はこの場合の油路9及び11の作動油の油圧の変
化を示す図であり、縦軸は油圧、横軸は時間を示す。第
7図はこの場合のクラッチ出力軸回転数の変化を示す図
であり、縦軸は回転数、横軸は時間を示す。図中811
は前進1速ポジシヨン4aから過渡ポジション4cに切
換わる点、bllは過渡ポジション4cから前進2速ポ
ジシヨン4bに切換わる点を示す。上述の状態では油路
9の作動油は油路11、油路12aを通って前進1速ク
ラツチ2aの油圧供給部分に供給されており、前進1速
クラツチ2aはクラッチ接続状態となっている。また油
路30は閉じた状態にあり、油路9の作動油は背圧油路
21を通って調圧弁5oに供給されており、即ち調圧弁
50は第5図に示す状態となっており、油路9の作動油
の油圧はP2に調圧されている(第6図の期間T)。
そして変速切換弁4は過渡ポジション4Cを経てから前
進2速ポジシヨン4bに切換えられる。
変速切換弁4が過渡ポジション4Cになると、油路12
aの作動油がドレインされるとともに、緩嵌入弁体22
cの背圧部が油路30を通ってドレインされる。このた
め緩嵌入会22は調圧油路20を開放づる方向へ弁室5
0a内を移動する。しかしこのとき第8図に示すように
、緩嵌入弁体22Cがある程度戻ると油路30のポート
が塞がれる。このため緩嵌入弁体22cは弁室50aへ
の油路30の開口部を塞ぐ所までしか移動しない。
従って油路9及び11の作動油の油圧はPlまでは減少
せずPlより高いP3まぐ減少することとなる(第6図
の期間t11)。
そして変速切換弁4が前進2速ポジシヨン4bになると
、油路30が閉じられるとともに、油路11の作動油が
油路12bを通って前進2速クラツヂ2bの油圧供給部
分に供給され、調圧弁50には油路9の作動油が前後進
切換弁3の前進ポジション3bを介し背圧油路21を通
って供給される。そしてまず第6図の期間t12を要し
て前進2速クラツチ2bの油圧供給部分が作動油により
充満され、次に期f!It13を要して調圧油路20が
緩嵌入会22により徐々に絞られていき油路9及び11
の作動油の油圧が徐々にP2に上昇する。
そして前進2速クラツチ2bは、第7図かられかるよう
に、期間t12の終り頃にクラッチW!擦板が圧接され
、期間t13の間にクラッチ接続状態となる。このよう
に前進2速クラツチ2bは、P2より低い油圧の状態で
クラッチ接続状態となるので、前後進切換弁3を前進ポ
ジション3bとした状態で変速切換弁4を切換えてもク
ラッチ接続によるショックはほとんど生じないこととな
る。
しかもP3はPlより高い値であるので、油路9及び1
1の作動油の油圧がP3からP2に上昇するのに要する
時間(第6図期間t13)は、前後進切換弁3を切換え
た場合のPlからP2に上昇するのに要する時間(第3
図期間t3)より短いものとなる。即ち変速切換弁4を
切換えた場合の油圧上昇パターンは、前後進切換弁3を
切換えた場合の油圧上昇パターンに比して上昇に要する
時間が短くなり、異なったものとなる。従って変速切換
弁4を切換えた後の油路11の作動油の油圧は、前後進
切換弁3を切換えた後の油路9の作動油の油圧よりも早
く切換え前の状態となり、変速切換弁4の切換えの応答
性は前後進切換弁3の切換えの場合に比して向上りるこ
ととなる。更にP3はPlより高い値であるので、高速
回転での変速切換時においてもクラッチが過度に滑るの
が防止され、クラッチ摩擦板が焼損するのが防止される
なお前進2速ポジシヨン4bから前進1速ポジシヨン4
aに切換えられる場合についても同様である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば: (1)前後進切換弁3を前進ポジション3bにした状態
で変速切換弁4を切換えてもクラッチ接続によるショッ
クの発生を低減することができ、変速切換えの操作を簡
単なものにできる。
(2)しかも変速切換弁4を切換える場合の油路9.1
1の作動油の油圧は第1の設定圧P1より高い第3の設
定圧P3までしか減少しないので、変速切換弁4を切換
えた場合のP3からP2に上昇するまでの期間を、前後
進切換弁3を切換えた場合のPlからP2に上昇するま
での期間より短くでき、変速切換弁4の切換えの油圧上
昇パターンを前後進切換弁3の切換えの油圧上昇パター
ンとは異なったものにでき、変速切換弁4の切換えの応
答性を向上さぼることができる。
(3)更にP3はPlより高い値であるので、高速回転
での変速切換時においてクラッチが過度に滑るのを防止
でき、クラッチ摩擦板が焼損するのを防止できる。
(4)また緩嵌入会付作動油調圧弁を増やす必要はなく
、配管も油路30を設けるだけでよいので、配管構造が
複雑となりコスト高となるのを防止できる。
(別の実施例) なお上記実施例では油路30を1本設けているだけであ
るが、油路30を弁室50aへの開口位置を異ならせて
複数本設け、その内のいずれか1本のみを任意に変速切
換弁4に連通させるようにすれば、P3の値を複数の内
から任意に設定でき、変速切換弁4を切換える場合にお
いて用途に応じた油圧上昇パターンを得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の舶用多段減速逆転機の油圧供給装置を
示すレイアウト図、第2図は上記油圧供給装置に用いる
緩嵌入会付作動油調圧弁であって背圧油路から作動油が
ドレインされた状態を示す模式縦断面図、第3図は上記
油圧供給装置の前後進切換弁を切換えた際の作動油の油
圧の変化を示す図、第4図は同じくクラッチ出力軸回転
数の変化を示す図、第5図は前後進切換弁が前進又は後
進ポジションとなった場合の緩嵌入会付作動油調圧弁の
状態を示す模式縦断面図、第6図は上記油圧供給装置の
変速切換弁を切換えた際の作動油の油圧の変化を示す図
、第7図は同じくクラッチ出力軸回転数の変化を示す図
、第8図は変速切換弁が過渡ポジションとな、った場合
の緩嵌入会付作動油調圧弁の状態を示す模式縦断面図、
第9図及び第10図はそれぞれ本件出願人による特願昭
63−110764号に記載の舶用多段減速逆転機の油
圧供給装置を示すレイアウト図である。1・・・後進ク
ラッチ、2・・・前進クラッチ、2a・・・前進1速ク
ラツチ、2b・・・前進2速クラツチ、3・・・前後進
切換弁、4・・・変速切換弁、4c・・・過渡ポジショ
ン、9・・・(第1の)油路、20・・・調圧油路、2
1・・・背圧油路、22・・・緩嵌入会、30・・・(
第2の)油路、50・・・緩嵌入会付作動油調圧弁、5
0a・・・弁室特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会
社第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1個の後進クラッチと複数個の速比の異なる前進クラッ
    チとを備えた舶用多段減速逆転機の前進クラッチ側又は
    後進クラッチ側に前後進切換弁を介して作動油を供給す
    ることにより前進又は後進の切換えを行ない、前進クラ
    ッチ側に供給されてきた作動油を変速切換弁を介して前
    進クラッチのいずれかに供給することにより変速の切換
    えを行なう舶用多段減速逆転機の油圧供給装置であって
    、作動油をドレインさせ調圧する調圧油路と、弁室内に
    設けられ背圧油路を通して弁室に供給又は弁室からドレ
    インされる作動油により弁室内を移動して調圧油路を徐
    々に絞り又は開放する緩嵌入弁とを備えた緩嵌入弁付作
    動油調圧弁を、背圧油路を前後進切換弁に連結し調圧油
    路の人口を前後進切換弁に作動油を伝える第1の油路に
    連結して設け、前後進切換弁の前進クラッチ側に作動油
    を供給する前進ポジション及び後進クラッチ側に作動油
    を供給する後進ポジションに第1の油路と背圧油路とを
    連結する油路を設け、前進及び後進クラッチを共にドレ
    インする中立ポジションに背圧油路を通して作動油をド
    レインさせる油路を設け、緩嵌入弁付作動油調圧弁によ
    り、前後進切換弁が中立ポジションの時には第1の油路
    の作動油の油圧を第1の設定圧に減少させ、前進又は後
    進ポジションの時には第1の油路の作動油の油圧を第2
    の設定圧に徐々に上昇させるようにした油圧供給装置に
    おいて、緩嵌入弁付作動油調圧弁と変速切換弁とを連結
    する第2の油路を、第1の油路の作動油の油圧が第1の
    設定圧より高く第2の設定圧より低い所定の値となるよ
    う緩嵌入弁が戻る途中の状態で塞がれるポートを背圧油
    路と連通するよう設け、変速切換弁の切換過渡時となる
    部分に第2の油路を通して作動油をドレインさせる過渡
    ポジションを設けたことを特徴とする舶用多段減速逆転
    機の油圧供給装置。
JP63267904A 1988-10-24 1988-10-24 舶用多段減速逆転機の油圧供給装置 Pending JPH02118234A (ja)

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JP63267904A JPH02118234A (ja) 1988-10-24 1988-10-24 舶用多段減速逆転機の油圧供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6530463B1 (en) 1999-04-07 2003-03-11 Zf Friedrichshafen Ag Clutch system installed in a transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6530463B1 (en) 1999-04-07 2003-03-11 Zf Friedrichshafen Ag Clutch system installed in a transmission

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