JPH021168Y2 - - Google Patents

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JPH021168Y2
JPH021168Y2 JP1987193916U JP19391687U JPH021168Y2 JP H021168 Y2 JPH021168 Y2 JP H021168Y2 JP 1987193916 U JP1987193916 U JP 1987193916U JP 19391687 U JP19391687 U JP 19391687U JP H021168 Y2 JPH021168 Y2 JP H021168Y2
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axle
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bogie
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    • B61F5/50Other details
    • B61F5/52Bogie frames
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は台車特に軌道台車のレトロフイツト
(retrofit:改装する)技術に関し、本考案によれ
ば台車の完全な交換をする必要なしに修復を行う
ことができる。
本考案は軌道台車のみに限定されるものでな
く、例えば自動車などの場合にも、本考案のレト
ロフイツト技術を適用することによりタイヤの側
面の摩耗を減少させることができ、曲線路におけ
る走行幅を減少するこてができるが、本考案は複
数の車軸を有する軌道台車に特に有用である。そ
こで本明細書では主として軌道台車について図示
し説明する。
(従来の技術) 現在の軌道台車の車軸は、平面図において通常
実質上互に平行になされている。このために先行
車軸は曲線路において該曲線の曲率半径の方向に
一致する位置をとることができず、車軸のフラン
ジは曲線レールに角度をなして衝当ることになり
不快音を発生し、車輪のフランジ及びレールの双
方が摩耗する。
この問題を解決するため種々の提案がなされて
おり、その1つとして車輪のトレツド(tred;踏
面)を円錐形輪郭とするものがある。この提案は
台車が非常に緩い曲線路を走行する場合には有効
である。
近年、経済的見地から車輪荷重および運転速度
が増大せしめられ、これに伴つて車輪及びレール
の摩耗が重要な問題となつてきている。性能およ
び整備上の別の主要な問題点として直線走路を高
速で走行するときに過大な、時には激しい振動が
生ずることである。この振動は首振り
(NOSING)又はハンチング(HUNTING)と
云われるが、このとき台車の輪軸(WheeIsets)
は両レール間を往復運動する。或る速度(臨界速
度)以上になるとハンチング振動は軌道に存在す
る小さい凹凸によつて誘発される。一旦ハンチン
グ振動が生ずるとたとえ速度を臨界速度以下に下
げても数Km以上に亘つて継続し車輪フランジに衝
撃荷重が作用し、乗心地を著しく悪くし、過大な
摩耗、騒音を生ずる。
(考案が解決しようとする問題点) 曲線路走行の問題を解決するために台車の設計
に関して蛇行動(yaw:揺動、角度方向)柔軟性
ということが考慮されるようになり、台車の各車
軸を揺動可能としこれによつて各車軸が曲線路の
実質上曲率半径の方向を取り得る如くする、いく
つかの提案がなされている。しかしこれら提案
は、蛇行動柔軟性を与えると共に台車の2つの輪
軸間に高速ハンチング現象を防止するに必要な横
方向拘束を与えることの重要性に関して十分考慮
されていなかつたために、実際的な成功を収める
ことができなかつた。
本明細書において“蛇行動剛さ(yaw
Stiffness)”とは輪軸(wheelsets)の走行方向に
おける角運動(angular motion)に対する抑制、
即ち、台車における1対の輪軸の蛇行動に対する
抑制として定義される。“横方向剛さ(lateral
stiffness)”とは輪軸の回転軸線方向、即ち台車
の走行方向を横切る方向における輪軸の運動に対
する抑制として定義される。本考案の装置におい
ては横方向剛さが、1対の輪軸の差動的な蛇行動
に対する抑制として作用する。
上述した一般的問題点によつて各種具体的不具
合が生じ、これらによつて経費が増大することに
なる。例えば、レールが劣化し、特に曲線路では
両レールの間隔が増大する。直線レールにおける
ハンチング現象によつて、レールの締付具、車軸
とタイヤとの結合部に大きい動荷重が作用し、弛
み、破損のそそれもある。台車およびレールの整
備、維持費用もこれに伴つて増加する。台車につ
いても例えば車輪フランジの摩耗に伴つて、ボル
スタ(lolster:枕梁)、側枠(side frame)、軸
受部などが激しく摩耗する。
台車のみでなく車体についても、中央板の摩
耗、構造的疲労、さらに過大なフランジ力による
脱線の危険などの問題がある。上述した摩耗によ
つて運転、修理費用が増加することは明らかであ
る。
要約すれば、“蛇行動剛さ”及び“横方向剛さ”
について考慮しないと、(a)ほとんどすべての曲線
路においてフランジ接触が生ずる、(b)フランジ接
触の結果大きいフランジ力が作用する、(c)高速で
横方向振動という重要な不具合が生ずる。蛇行動
剛さ及び横方向剛さを適切に選定しないと摩耗及
びこれに伴つて経費が増大することになる。
(考案の目的) 本考案の主目的は自己操縦輪軸と高速で安定性
を維持する新規な装置との組合せにより、上述問
題点を解決するにある。本考案によれば、緩かな
曲線路ではフランジに接触しない走行を可能と
し、急な曲線路でのフランジ力を低減し、且つ良
好な高速安定性を得ることを可能とする。
本考案は道路車輌に適用可能であり、タイヤの
側方摩耗を減少し曲線路における走行性を改善
し、更に高速での良好な安定性を与えることがで
きる。
(問題点を解決するための手段) 上述の一般目的を達成するため本考案によれ
ば、車輌特に軌道車輌用として次のように構成さ
れた関節台車(articulated truck)が提供され
る。(a)各車軸が台車フレームに対してそれぞれ蛇
行動剛さを有している、(b)横方向剛さは操向モー
メントを車軸双互間で及び車体との間に伝達し得
る如く定められる、(c)適切な蛇行動剛さが台車と
車輌との間に与えられる。
詳細には、台車を剛的に支持する操縦腕と側枠
との間に、予め定めた値の蛇行動剛さを有する拘
束装置を設けることによつて車軸の蛇行動柔軟性
を与えるようにしている。
この目的のために車軸と側枠との間の軸受装置
の区域において、エラストマ装置を設ける。エラ
ストマ装置は一方又は双方の車軸に設ける。両方
の車軸に設ける場合それぞれの台車の要求に応じ
て各車軸における抑制力を相違させることができ
る。
本考案の別の態様において両操縦腕間の連結区
域においてエラストマ質抑制装置を設けて横方向
車軸運動を減衰せしめる。
本考案の別の態様によれば、可撓的に装架され
た輪軸と車輌本体との間に縦方向力を伝達するけ
ん引棒(tow bar)を設けることができる。これ
は以下に述べる効果を有しており、その一つとし
て操縦腕を側枠に及び側枠を車体本体に連結する
エラストマパツドの過大な変形を防止できる点が
ある。
本考案の別の態様によれば台車の側枠と車輌本
体との間に特殊な滑動軸受面が設けられ、鋭い曲
線路におけるフランジ力をさらに減少せしめる。
本考案はブレーキ装置の改善にも寄与してお
り、本考案による関節台車によれば車輪フランジ
とブレーキシユーとの接触が生じない。従来のブ
レーキ装置ではこの接触のために大きい摩耗を生
じ、不均等な制動作用が生じていた。
本考案の重要な態様において、既存の台車につ
いてレトロフイツト(retrofit:改装すること)
を行つて輪軸の操向運動を可能とする新規な技術
が提供される。すなわち、本考案の重要な特性は
既存の台車例えば米国鉄道協会(Association of
American Railroads)設計による100トンロー
ラ軸受型貨物台車にも適用できることであり、本
考案の実施例としてこの台車にレトロフイツトを
行つて、安定エラストマ連結及び抑制装置を具え
た自己操縦輪軸を持つものとすることが以下に示
される。
(考案の説明) 以下図面について説明するが第1図乃至第4図
は本考案の原理を示す概略図である。第5図乃至
第12図は本考案の第1の実施例を、第13図乃
至第15図は第2の実施例を、第16図乃至第2
2図は第3の実施例を、第23図乃至第25図は
第4の実施例を示す。第3及び第4の実施例は主
としてレトロフイツト技術に関している。なお第
26図ないし第28図は米国鉄道協会(AAR)
台車を示しており、本考案と従来技術との相違点
が明確となると共に、最小の改変によつて本考案
が適用されることが明かとなされる。
第1図及び第2図には本考案によつて構成され
た四輪鉄道車輌台車のかじ取り作動の状態が略図
的に示してある。高速車輌の後部端に使用されて
いる例と事実上同一ではあるが簡略化のために鉄
道車輌用語を以下の記載において用いる。
基本的変数は次の通りである。
“内側”軸“B”と側枠“T”との間の蛇行動
(長手方向)剛さは非常に大きく即ちピン接続を
なしている。
“外側”軸“A”と側枠“T”との間の蛇行動
剛さをKaとする。
台車側枠“T”と車輌との間の蛇行動剛さを
Keとする。
側枠“T”は、弾性係数Kaの長手方向におけ
る大きな偏向が生じても軸“A”及び“B”の軸
受(図示なし)上にこれらの側枠が自在に整合す
るように基本的に独立している。
二軸A,B間の横方向の力は、操縦腕A′及び
B′間の中間に位置した点“P”において交換さ
れる。この相互連結はK1の横方向剛さを有しか
つまた二軸A,B間の蛇行動剛さに関係を有して
いる。この相互連結は二軸A,B間に操縦モーメ
ントの釣り合いと横方向剛さとを提供する。
このような台車の曲線に対する基本的応答状態
が第2図に示される。弾性的抑制剛さKa及Keは
横方向の力“F”によつて偏向されている。これ
らの力“F”はフランジの接触からか又は車輪と
レールとの間のクリープ力より発生される操縦モ
ーメントより発生する。蛇行動剛さKaとKeは、
台車部品が設計され製造される方法に従属し、そ
れ故設計者により大きく変化させることが可能で
ある。低い蛇行動剛さにおいては車軸間の相対運
動が可能であり車軸が曲線軌道の曲率半径方向の
位置を取ることができる。高い蛇行動剛さにおい
ては車軸間の相対運動が阻止されるが高速運転に
おける台車及び軌道車の安定性が強められる。そ
して蛇行動剛さKaとKeの大きさの最終的選択
は、低い蛇行動剛さと高い蛇行動剛さの妥協から
成る。即ち比Ka/Keは、設計段階では変えるこ
とができ(台車の組立後は不変である)、設計者
の行う選択により変えられる。経験上、KaとKe
の値がいずれも小さい場合には、比Ka/Keが大
きく変化しても車軸は曲線上において曲率半径方
向の位置を取り得ることが観察された。しかしな
がら本発明者は、KaとKeの値が高い場合には、
比Ka/Keが、台車のホイールベースWと軸Bか
らの車両中心までの距離Sの関数として選択され
ねばならないことを発見した。それ故径の小さい
曲線において車軸を半径方向に位置付けることが
可能であると共に高速安定性に必要な高い蛇行動
剛さを提供する手段が設けられる。車軸の半径方
向位置付けを確実にする基礎的な数学関係は次の
通りである。
半径方向位置を取るべき車軸の角度は、車体中
心から車軸までの距離に比例する。
θA−θB=C×W θB=C×S ここでCは曲線に沿つた長さの約30.48Cm(1
foot)当たりの曲率である。
この式は角度と距離との間に次のような比を生
じている。
θA−θB/θB=W/2 角度はまた蛇行動剛さの関数であり、 θA−θB=F×W/2/Ka×d・θB=F×W/Ke×
d 蛇行動剛さと距離との間の関係式は、 Ke=Ka×2w/S・即ちKa/Ke=S/2w この比例関係Ka/Ke=S/2wを与えることに
よつて、弾性抑制剛さを適当な構成要素に移行す
ることが容易である。下記に述べる具体的な台車
の1つの設計及び試験に際し、剛さKaの値は、
時速100マイル(時速約160Km)の車体速度で揺れ
が生じないような安定性を得るように選択した。
このように選択された構成要素により、上述の比
例関係の使用は、車体と側枠との間に配置される
他の弾性抑制剛さに組入れられるべき値を容易に
計算できる。
車輪フランジとレールとの間に僅かな間隔だけ
を有するような鉄道車輌では上記の比率は近似し
た値に維持されるべきである。複数輪軸の自己操
縦モーメントから生じるこの力の作用はある誤差
を補正し、かつこの曲線走行傾向は例えそれが完
全ではないにしても公知の台車に勝るものであろ
う。
軌道により車輪が拘束されない道路車両の場合
において、外側(後方)車軸の蛇行動剛さKaの
値を低く選定すると、車両が転向するとき外側車
軸即ち後部駆動輪がかなり正確に車両の前端部に
追従する。Kaの値を大きく選定すると車両の後
端部はより小さな半径の径路を通り前端部の内側
を走る。Kaが極めて大きい場合に後部駆動輪の
特性は、従来の後部駆動輪の特性に近付くが、常
にそれに勝る。Kaが選定されると、残りの蛇行
動剛さKeは、前述の関係により計算され特定さ
れる。
第1図及び第2図に図解的に示している装置は
全ての通常の鉄道曲線上における曲線運動及び高
速安定性の点において所望の大きい改良を提起す
るのであるが非常に鋭い曲線上を走行したときに
起るフランジ力“F”を限定する必要もある。こ
のことは第3図に示すように剛さKeを非直線弾
性抑制剛さとすることによつて非常に容易に達成
できる。
この抑制剛さはKa=Ke×2w/Sとなる急勾配を なす直線中心部分とこの値がより小となる端部部
分とにより得られる。これは台車側枠と車輌との
間に反動力を制限し次いでフランジ力“F”を制
限する。
鋭い曲線上でのフランジ摩耗と作動騒音とを最
低にしかつまた勝れた高速安定性を得る必要があ
る高速道輸送車輌のような場合には第4図に示す
特性を付加するのが望ましいことがわかる。操縦
リンク即ちけん引棒“L”は曲線軌道上における
フランジ力を著るしく大きくすることなく直線軌
道上において高い蛇行動剛さを得る手段を提供す
る。抑制剛さKtの存在は車輌と走行装置との間
の蛇行動剛さを犠性にすることなしにかつ走行装
置内で剛さKa,Keの値を低く選択する可能性を
提供する。
下記の変数(Parameters)は第4図を考慮し
て次に通り決定される。
S:車輌中心から最も近い軸までの距離 W:台車のホイールベース、軸間 b:軸Bと協働する操縦腕の中心線 C:台車フレームの中心線 O:台車フレームの中心(枢支点) P:操縦腕の相互連結点 L:けん引棒(操縦リンク)、 第4図においては剛さKtをよく示すため
車輌中心から外して示している。
M:けん引棒と操縦腕aとの間の相互連結点 X:台車中心Oと相互連結点Mとの間の距離 Kt:Pの横方向位置と同様Mの横方向位置
を維持するため操縦リンクの作動能力を制限す
る横方向剛さ 〔あるプロトタイプ台車が第4図の形態にて
作動されるときには剛さKtは側枠と操縦腕と
の間に剛さKaを提供するため使用されたパツ
ドの横方向剛さとする。〕 y:Mにおける台車フレームに対する操縦リ
ンクの接続部と車輌に対する操縦リンクの接続
点との間の距離 f:台車中心線と台車中心から距離xにおけ
る点Mとの距離。この寸法はXの適当な寸法を
計算するのに使用される。
距離x及び剛さKtの最適値は実験上見出され
ねばならない。しかしxは、もし抑制剛さKtが
無限に大きいならば軸が曲率半径方向位置を取る
場合における特定の最小値よりも大きいものであ
るべきであろう。この最小値は式 Xmin=W2/4(S+W)より算出出来る。この値は、 “b”(第1及び第2図でLと軸Bとの距離)と車
輌中心との間の角度及び“a”(第1及び2図で
Lと軸Aとの距離)と車輌中心との間の角度が車
輛中心からの距離(W及びS+W)に比例すると
いう事実に基いている。
剛さKtの最適値は主として高速安定性に必要
な蛇行動剛さの全体の値に依存する。
yの値は一般には、もし走行装置に関する車輌
の横方向運動と車軸の操行運動との間の連結を最
小にすることが望まれるならば実際上長く選択さ
れるべきである。しかし長さyはプロトタイプの
成功からWの2/3程に短かくする。異なる方向に
作用する2力の加わる点の間が離されることによ
り発生する捩り力は、望ましくなく、適当な設計
及び寸法の選択により最小にされるべきであると
考えられていたが、試験により、操縦作用に寄与
するある捩り力が、車体の横方向運動を安定化す
る傾向を有することが示された。
上に開示した原理は車軸を一対毎に区分するこ
とによつて偶数の車軸を備えた走行装置を設計す
るために直接使用出来る。これらの原理はまた図
示していない三軸ボギー車の設計にも使用出来
る。
上の原理は多数の特定台車特に鉄道運搬台車の
設計に応用される。以下の事項から明らかなよう
に4つの実施例を図示する。第1実施例は第5〜
12図に、第2実施例は第13〜15図に、第3
実施例は第16〜22図に、そして最後の実施例
は第23〜25図に示してある。後の2つの実施
例は“レトロフイツト”式であり、これらは第2
6〜28図に示すような公知物との比較において
検討されよう。
初めに第7図及び第8図を詳細に参照すれば、
そこでは、二つの車軸10及び11がそれぞれに
よつて剛性的に支持される態様が示され、明確に
するために部品は省いてある。各車軸は、操縦腕
12及び13によつてそれぞれ担持され、車軸の
対の一般的平面において、その操縦腕に関して実
質的に固定された角度関係をなすようにされてい
るのが観察される。操縦腕は、一般的に平面上で
見ればC型をなし(例えば第1図及び第2図の操
縦腕A′及びB′)、それぞれと係合する車軸から、
二つの車軸の実質的中間の共通区域12a及び1
3aへ伸びる一つの部分を有している。一般的に
14で示される手段は、下記により詳細に説明さ
れるが、操縦腕12及び13と、相対的枢動運動
をなす自由性をもつて、且つ車軸が延びる方向に
おいて横方向運動に対する予め定められた剛さを
もつて組合せられている。この態様においては、
車軸が延びる方向及び車軸の平面における、横方
向運動に対する剛さ(第1図において模式的にP
において示される弾性剛さK1に対応する)は、
適宜なエラストマ材料、例えばゴムの筒状ブロツ
ク15の形をとる。それは金輪或はブツシング1
6(特に第11図及び第12図参照)に適宜に接
着されて操縦腕13の延長部として提供され、又
明らかなことであるが、操縦腕と組合せられるボ
ルト17に接着される。このブロツク、すなわち
パツド15は、それを通つて操縦モーメントが交
換されるのであるが、相当の横方向剛さを有して
いる。弾性力は、各車軸が曲線軌道の曲率半径方
向位置をとるのに充分であり、車軸の軽い平行な
蛇行動を許すのに充分である。
車軸の各々を、協働する操縦腕によつて支持す
る作用について述べると、操縦腕は、その自由端
において操縦腕(例えば第7図および第8図の操
縦腕12参照)と一体の軸箱18を支持してい
る。この軸箱構造の形状は、図面に明らかな通り
で、下方に開いて軸受カートリツジ20を位置決
めする公知の軸受アダプタ19を受入れている。
両方の車軸10,11の両端は、この要領で、つ
まり殊更説明を必要としない要領で取付けられて
いる。係止ボルト21は、台車が台車フレームに
よつて上昇したときに、軸受20がアダプタ19
から落下することのないようにしている。
車箱18は、それぞれの上方横方向にのびる部
分を備える離隔したフランジ22,22を有す
る。これらのフランジは、車の側枠及び後述する
ように軸箱と側枠の間に介在する新規なパツドに
対する係止手段として働くペデスタル開口
(Pedestal opening:軸受開口)を画定する。こ
れについて説明を進める前に第7図および第8図
を引続き参照すると、操縦腕12,13のおのお
のが新規なブレーキおよびブレーキビーム組立体
を支持しているのが示される。組立体は、その全
体が符号23(第8図)で示され、かつ車輪(す
なわち車軸10によつて支持される車輪25,2
5)間を横断してのびる控えブレーキビーム24
を有している。ブレーキビームの各端には、車輪
の対向輪距と整合し、かつこれと接触するように
位置するブレーキ片26が設けられる。ブレーキ
組立体の取付けは、本考案の特徴点である。つま
り車軸の各々は、協働する操縦腕に対する揺動に
抗するように取付けられ、また以下詳述するよう
に顕著な効果を発揮するものとされている。この
場合、差当りブレーキビーム24は、車輪のフラ
ンジ25aに対して横方向に前進後退が行われる
ものではないことを指適すれば足りるものと思わ
れる。そしてブレーキビーム24の両端部は、ロ
ツド状の吊具27によつて支えられる。吊具27
のおのおのは、操縦腕12,13(第8図)のお
のおのの隅部に設けた傾斜部28を貫通し、かつ
該傾斜部内に取付けられる。
第5図および第6図を参照して、特に本考案に
基づく作用について述べる。台車の側枠29,2
9は、操縦腕によつて支持され、さらに連接され
た対をなす輪軸の結合蛇行動を弾性的に制止する
弾性手段上に支持される。つまり車軸の操縦運動
を互いに制止し、輪軸が平行になる位置から補助
台車(操縦腕とこれらの車軸)を離すことに抵抗
するものである。第2図および第3図ならびに前
述の記載から明らかなように、この制止手段(当
該図では剛さKa)は、車の中心から比較的離れ
たところにある車軸の両端のみに設けられる。し
かし、かかる制止手段は、各車軸の両端に設けこ
とが好ましいこともしばしばである。従つて、第
5図と第8図は、各車軸における制止手段を示
し、これは、それぞれ台車構造如何によつて異な
つた値をもつ。
第5図および第8図に示すように、この制止手
段は、好適にはゴムで作られた弾性パツド30で
あつて、フランジ22間で軸箱上に支持され、か
つ軸箱13の上方に出ている平たい面18aと、
側枠29のおのおのの外側端部32をなすIビー
ム構造の対向下面31(第10図)との間に介在
する。第7図、第8図、殊に第10図によく示す
ように、弾性パツド30は、薄い鋼板30a,3
0aの間に挾まれていて、上の鋼板は、接合具3
3を支持し、また下の鋼板には1対の接合具34
が設けられている。上下の接合具は、外側端部3
2の対向下面31と、軸箱18の平たい面18a
内にそれぞれ設けた適当な開口に挿入される。こ
れら接合具の目的は、軸箱に対し弾性パツド30
を位置づけし、かつ側枠を弾性パツド30に対し
位置づけすることにある。側枠は、従つて弾性パ
ツド上で、かつフランジ22間で支持される。
第6図示の如く、側枠29の各々は、外側端部
32より低くされている(側面で見て)中心部を
もつ。この中心部は、頂部の横方向にのびるフラ
ンジ36を備えたウエブ35の部分からなり、ま
たフランジ36は、軸箱18に重ねられ、かつ対
向下面31(第10図)をなす外側先端(第5
図)で狭くなつている。フランジ36は、弾性ば
ね部材38を支持するための座を提供する平たい
中心部分37で最高幅をもつている。図示するよ
うに弾性ばね部材38を、側枠の中心部分すなわ
ち座37に対し、かつ根太(Sill)40で車の幅
を広げ、根太に固着される車の重合されたボルス
タ(bolster)39(第6図、第9図)に対して
位置決めする手段を設けるのがよい。この位置決
め手段は、第5図、第6図、第9図に示すよう
に、座37と車のボルスタ39の対向下面と一体
にされているラグ(lugs:耳状部材)42とした
方が都合がよい。4フツ化エチレン樹脂などで作
られた軸受パツド43は、ボルスタ39の上面
と、重合根太40(第6図、第9図)の間に介在
している。これによつて非常に鋭いカーブでもつ
て過度になるかも知れないフランジ力に制限を加
えるように働く滑動軸受面を形成する。
球状の弾性ばね部材38は、第1図、第2図に
関する記載中Keで示される抑止力を備えている。
前述したように、抑止力の値は、比例式Ka/Ke= S/2Wによつて決定される。優れた効果を奏する本 考案の実施例では、米国ペンシルバニア州エリー
市所在のロード・コーポレイシヨン(Lord
Corpo−ration)により市販され、かつ部品番号
J−13597−1で特定されている球状のばねが前
述の特定の目的に適していることが分かつてい
る。
第5図から第8図までに示される台車は、車軸
11における弾性パツド30′を省略するか、ま
たは、車軸10においてパツドを弾性パツド30
より実質的により硬くするかいずれかによつて第
1図、第2図の台車と同様の作用を果せるように
している。第4図示の如きリンクLの操縦効果は
車軸のパツドの剛性を適切にすることのみによつ
て得られる。
横つなぎ44は、側枠29(第5図、第6図)
の中心で側枠29のウエブ35の間において伸
び、かつ第9図の符号45で示されるよう側枠の
ウエブに両端において固着される。横つなぎ44
は、垂直にのびる高さをもつた比較的薄い板で、
その中心部には、2つの操縦腕12,13の中央
部を連接する手段14を貫通させる開口46があ
る。この開口46は、連接手段14より大きい直
径をもつている。第9図示の如く、また第6図に
明らかなように、本考案の目的にとつて重要なこ
とは、車軸10,11を包含する広義の面での、
一方の側枠の他方の側枠に対する限定的な傾斜を
自由にすることである。(第2図、第3図に概略
的に示した装置の弾性側枠Tを参照のこと)。本
考案の実施例において、この自由度は、側枠の間
で所望の弾性を可能にする値まで横方向つなぎ部
材44の厚みを限定し、かつ開口内の横つなぎの
遊〓によつて得られる連接手段14と横方向つな
ぎ部材44間の相対運動を自由にすることによつ
て確実なものとされる。
1対のダンパ47,47は、側枠とボルスタ3
9とを相互に連結する。第5図および第6図に
は、これらのダンパは図示されていないが、説明
の便宜上、これらは、第9図に示されている。ダ
ンパの目的は、車体の垂直および水平運動を減衰
させ、そして重要なことは、ダンパは内方かつ上
方に傾斜して車体の横方向運動に対する垂直方向
の軌道面の不整形の影響を最少限にすることであ
る。
本考案のある実施例では、操縦腕を車などの本
体に相互連結するけん引棒を設けることが大きな
効果があるものとされている。このけん引棒は、
第4図に概略的に示され、かつ第5図、第6図、
第9図では符号48で示すように、操縦リンクL
からなつている。車体に対するこのけん引棒の取
付けと設置点は、第4図に関して既に述べたよう
に本考案においてユニークなものである。
第5図および第9図に一層明瞭に示すように、
けん引棒48はその中間に弓状部49を有し、こ
の部分は、つなぎ部材44の上端の中央部によつ
て担持された間隔をあけて対向する弓状フランジ
50,50内に支承され且つこれらと協働する。
このように協働すると、けん引棒を上記弓状部4
9の中心周りに揺動させることができ且つけん引
棒の端部を操縦腕の一つおよび車体に接続するこ
とによつて生ずるトルク力の反作用点として側枠
組立体を作用させることができる。第5図および
第6図に示すように、けん引棒の左端は操縦腕1
2上に配置され、この腕は車体の中心から一層遠
い車軸10と協働するものと理解されたい。この
端部はピン51に示されたピボツト機構によつて
操縦腕12に接続されている。けん引棒の反対端
は車体の中心方向に延び、そのピン52は車体構
造40の部分41a(第6図)に取付けられたけ
ん引棒トラニオン53によつて車体の長手方向中
心線に沿つて位置する点(第5図)で回転可能に
担持されている。
本考案によれば、第5図を参照して上述したよ
うに、より遠い操縦腕12に対するけん引棒48
の取付点は点51にあり、この点は台車組立体の
車輪ベースWと車体の下側の2つの台車組立体の
間の距離Sとの関数となる。台車中心49から点
51までの距離Xの最小値は、数式 Xmin=W2/4(S+W)を満さなければならない。
けん引棒の主な機能は車体と弾性的に取付けられ
た輪軸との間の長手方向の力に備えることにあ
る。このような力は、例えば、衝撃を制止するこ
とによつて発生する。通常の台車、例えばけん引
棒のない貨車の台車において制止に関連する力は
ボルスタと側枠とを通る。本考案の装置におい
て、これら力、特に衝撃によつて生じる力は、適
当に緩衝されない場合には、操縦腕を側枠に、こ
の側枠を車体に取付ける弾性パツド30の容認で
きない変形および摩耗をもたらす。
さて、第13図および第15図に示された本考
案を実施する軌道台車の変形例を参照すると、こ
のやや簡単な装置において、ボルスタは、台車に
一体に設けられ且つ車輌の重量を側枠上に付加す
る。更に、このボルスタは2つの側枠と弾性結合
し且つ両者間の唯一つの相互結合体として作用す
る。
輪軸を支持し、車軸の端部分に及び台車と車体
との間において弾性緩衝を行なう基礎的な構造の
条件において装置は多くの点で上述した実施例と
同じである。従つて、同様の部品には同様の数字
にbをつけて示してある。従つて、車軸10b,
11bは夫々略C状の操縦腕12b,13bによ
つて担持され、各操縦腕は、先の実施例と同様
に、その関連する車軸から延びる部分を有し、こ
の部分は2つの車軸間の略中間の共通領域に対し
て実質的に一定の角度を有している。手段14b
は、相対的なピボツト運動の自由度をもつて又車
軸の延びる方向における横移動に対して所定の堅
さをもつて操縦腕を結合している。この実施例で
は連結手段14b(第15図参照)は一対のスタ
ツド55,56を備え、その夫々は操縦腕の関連
する一つから連結の領域に向つて延びている。腕
12bによつて担持されたスタツド55は符号5
7で示すようにくぼんでいるが、スタツド56は
このくぼみ内に延びる細い中空の端部分58を有
する。好ましくはゴムである弾性材料59は延長
部58とくぼみ57を形成する内壁との間に挿入
されてその隣接面に結合されている。ボルト60
は組立時部品を保持する役目をする。再び、先の
実施例と同様に、操縦モーメントを交換する連結
手段14bは、各車軸がわん曲軌道の曲率半径方
向をとることを自由にでき且つ軌道の不規則性を
調節することが自由にできるようにかなりの横方
向剛さ及び角度的自由度を有している。
第14図に示された13−13線によつて指示
された第13図の横断面部分に示すように、各操
縦腕はその各端部で軸受箱61を有し、この場合
に符号62で示すフランジが台車の長手方向で軸
受箱から突出している。この軸受箱は上方の略平
担面63を有し、この上には弾性パツド64が着
座されている。これらパツドは鋼材でサンドイツ
チされ、且つ所望なら第5図乃至第8図について
説明したような態様で面63に取付けられる。車
軸10b,11bは上述した特徴を有する構造に
よつて支持され、あご(jaw)68によつて提供
される下方向に対向するペデスタル開口部内に取
付けてある。実際には、ペデスタル開口部内に車
軸および軸受アダプタを保持する手段(図示せ
ず)が設けられる。また、ブレーキはこの実施例
では通常のもの又は第5図、第6図および第9図
について述べた種類のものであるので図示してい
ない。
本考案によれば、側枠65,65は操縦腕の軸
受部に担持され且つ第14図の利点を生じるよう
パツド64に支持されるが重要である。このよう
なパツドは各車軸の各端に示されているが理解す
べきは、それらは一つの車軸のみの両端に用いる
こともでき又は異なる程度の弾性抑制を有するパ
ツドが各車軸に用いることもできることである。
これらパツドは互いに車軸の操縦運動を抑制し、
且つ輪軸及び操縦腕から成る副台車が輪軸の平行
となる位置から離れるのを阻止する。各側枠は垂
直に延びるウエブ部分66を備え、この部分は水
平のフランジ67(第13図)を有し、フランジ
67は該ウエブ66の各側から横方向に延びる。
このフランジ67は、2つの操縦腕の間の中央領
域の大きな幅から操縦腕がパツド64上に重なる
比較的狭い幅まで傾斜を有する。各側枠65は、
軸受箱に載つているペデスタルあご68(第14
図)の間に設けられたペデスタル開口を有し、第
13図に示されるようにフランジ62の内面69
と協働することによつて組立体上で抑制される。
各側枠65は略矩形の開口70(第14図)を有
し、その上部は台車ボルスタ71の端部分72と
連通し且つばね73(この実施例では6つが設け
られている)のための着座面を形成し、このばね
は第14図に符号74で示すように側枠65と台
車ボルスタ71の突出端72の下側との間に作用
する。
台車ボルスタ71は台車の幅を横方向に延びて
2つの側枠の間に関節接続手段を提供する。この
場合、つなぎ棒は用いられない。ボルスタの端
は、それらが側枠の開口70の上部を自由に通る
ので本考案の特徴である相対傾斜移動のための自
由度をもつて側枠を可撓的に接続する。ボルスタ
の中央部において、操縦腕を結合し且つボルスタ
71(第14図参照)に接触しない手段14bの
上に車体中央板のためのボウル型式(bowl−
tyne)のレシーバ75が設けてあり、このレシー
バは当業者が理解できるよう図示しない車輌の中
央の根太に締結されている。上述から明らかなよ
うに、本考案の装置において、カツプリング手段
(第1図におけるP、第5図乃至第9図における
14、第13図乃至第15図における14b、)
は台車を横切る方向の操縦運動のため自由であ
る。従つて、第14図に示すボルスタ71の如き
台車部品の横方向運動はカツプリング手段14b
の運動から独立して発生する。
第1図および第2図において台車と車体との間
の抑制の剛さKeで示された弾性抑制体を設ける
ため、ボルスタ71の上面の間隔をあけた部分に
一対の弾性パツド76,76が担持されて任意の
所望の形態で保持され且つ構造の根太の部分を形
成する車体ボルスタ(図示せず)と協働し得る。
これらパツドの機能は更に説明しなくとも理解さ
れると思う。理解すべきは、ある場合にはボルス
タ71の蛇行動抑制体が通常の中央板及び側方軸
受装置によつて提供することができることであ
る。
第16図より第25図に示した本考案の第3及
び第4の実施例を考えるに当つて、まず、これら
が周知のAAR台車(第26図より第28図に示
す)をリトロフイツトさせたものに応用した例で
ある点を述べておく。
この周知の台車をまず説明する。これは車軸1
00,101を有した1対の輪軸を含み、その
各々は1対のフランジ付車輪102,103を固
定されている。第13図より第15図に示した装
置に似て、ボルスタ104が台車に用いられてい
て、車体の重量を1対の側枠105,106に負
担させるようになつている。このような周知の台
車におけるボルスタは、2つの側枠に可撓的に組
合されていて、ブレーキビーム107を除き、2
つの側枠の間を連結する唯一の部材である。ブレ
ーキビームは言うまでもなく、これらの端部が側
枠に支持された支持取付部材Eに緩く受けられて
いるため、側枠の間の支持構造物とはならない。
標準の台車のあるものにおいては、108で線
で図解的に示したブレーキ系統の部品(貫通ロツ
ド)がボルスタの孔117の1つを通つて延びて
いる。
第27図に見られるように、台車の側枠はその
中央部でかなりの深さを有する。これらは垂直に
延びるウエブにより形成され、ほぼ矩形の大きな
孔109及び中央から横に両方向に延びるほぼ水
平なウエブ又は面110(第26図)を有し、こ
れは下方に開いたペデスタルあご111で終端と
なつていて、該あごは車軸用の軸受相立体112
をまたいでいる。該軸受組立体は軸受アダプタ1
13と共に周知の態様で輪軸を取付る。軸受アダ
プタは周知の型式で、ここで望まれている改装さ
れた構造にも、わずかな変形で使用できる。後に
詳述する如く、このようなアダプタはスロツト又
はキー溝を有し、これらにはフランジF(第27
図)が収容され、該フランジはアダプタとその軸
受112とをペデスタルあご111に対して位置
決めする。
2つの側枠の対向する孔109間には上述のボ
ルスタ104が存在する。その外方端114はか
なり幅が広く高さが低い。幅は、外方端が孔10
9の幅をほぼ横切る程度であり、外方端の各々は
対応する孔(1つが第27図に示されている)を
通つて協働する側枠(第26図においては10
5)から突出している。各々の外方端の高さは、
孔109を形成する下部の構造体上に着座したば
ね115が外方端114の下にきてそれを支えか
つ負荷によりある適度の垂直方向の運動を許す如
きものである。
ボルスタ104は側枠の間の中間部でかなり深
くなつており(第28図参照)、上述した端部1
14と側枠との組合せが、側枠を限られた相対運
動の自由度で結合する。このボルスタの中間部の
かなり深い部分は第28図において116で示さ
れ、この図はまたボルスタのこの部分がいくつか
の孔117を有していることを示す。これらの孔
は、周知の台車に用いられる貫通ロツド式のブレ
ーキ、即ち上述した108で線により示した部品
を受け入れるような寸法及び位置とされている。
ボルスタ104の上面の中央にはボウル型の受け
部118があり、これは120(第28図)で部
分的に示された車体の中央板119の中心を支持
する。強化されたパツド121,121がボルス
タの上面で横方向に隔置され、通常車体の下部構
造物に設けられる車体用ボルスタにより支持され
た面(図示せず)に接する側部ベアリングローラ
(図示せず)を受けるようになつている。一般の
型式のくさびWが横断フレームの端部114(第
27及び28図)内に嵌入し、はね115より小
さなはね115aによつて上方に押圧されてい
る。
上述の如く、台車は現在アメリカにおいて貨物
輸送に普通に使われているもので、このような台
車においては、軸受アダプタとペデスタルあごと
の間の嵌合関係やボルスタと側枠の間の嵌合関係
にすき間があるものの、輪軸はほぼ平行に保持さ
れる。従つて両方の車軸はカーブした軌道の曲率
半径方向の位置をとることができず、車輪のフラ
ンジはレールにある角度で当る。このような台車
は従つて、前述した欠点や問題点の全てを有す
る。前述の如く、このような台車を改良して車軸
がカーブした軌道でその曲率半径方向の位置をと
るようになす試みがなされてきた。しかしこのよ
うな試みは本考案以前ではかじ取りを容易にする
改装を試みたことがなかつた。現実に改良された
台車のほとんどは高速における安定性に欠ける。
これは主として、この分野において、ある程度の
弾性的な横方向の拘束を与えることの重要性への
認識が欠けていることによる。横方向の拘束は、
本考案の考案者が高速時のハンチングを防止する
のに必要でありまたカーブを通るのを確実にする
作用をなすと見出したものである。
このような周知の台車が本考案の弾性的なかじ
取り構造体を組込むのに容易に改装させることが
できる点は本考案の重要な特徴である。このかじ
取り構造体は適正なカーブ通行性及び大きな安定
性を提供する。第16図より第22図に関する以
下の説明から判るように、上述の改装化は、台車
のいくつかの主要部品(例えば車輪、ボルスタ、
側枠等)には変更を加える必要なしに行うことが
可能であり(後述の如く、ある例では側枠のペデ
スタル領域にわずかな変更を行うことがあり得
る)また台車に対し本考案において特徴とするよ
うな型式の操縦腕及び弾性的な構造体を比較的単
純に加えることにより可能であることが確認され
た。
本考案の1つの特徴によれば、抑制された輪軸
を有した軌道走行用台車を、車輪の協調したかじ
取りを提供する機構によつて改装させる方法が提
供される。以下に示されるこの方法はAAR台車
(第26図より第28図)の改装に実施され、第
16図より第22図までの台車及び第23図より
第25図までの台車を提供する。これらの各々の
ものについての特徴は後に説明する。以下に改装
する方法を簡単に説明する。
対向する1対のペデスタルあごを有した負荷を
受ける側枠を有し、ペデスタルあごに通常の車軸
用軸受と軸受アダプタとが受け入れられ、該アダ
プタが側枠と負荷を伝達する結合をしており他の
輪軸とは独立して側枠に対し可動である如き既存
の台車が選ばれ; ほぼC字形の操縦腕が輪軸の各々に付加され; アダプタと操縦腕の自由アーム部との間の結合
が確立され、各々のアダプタが対応する軸受及び
ペデスタルあごとの間に置かれ、これによつてア
ダプタの各々の対とその輪軸の連合した運動を提
供するようになし; 操縦腕は輪軸の間において枢動可能に相互に結
合され、輪軸の間でかじ取り力を交換し、2つの
輪軸の協調したかじ取り運動を提供し; かじ取り運動を抑制する装置が軸受アダプタと
ペデスタルあごの基端部との間の負荷伝達位置に
挿入される。
このようにして、改装されると、高速に対する
安定性を維持したままで台車は滑らかで静かな自
己操縦作用ができるようになり、例えば第16図
より第22図に示されるような構造的特徴を有す
る。但し、必要に応じブレーキ装置は変えられ第
26図から第28図に示したもののままに残すこ
とができる。
第16図乃至第22図を詳しく参照すると、こ
れらの図面に示された重要な構造が上述した第2
6図乃至第28図にも見られ、それ故、類似する
部品は同様の参照番号を付して示されている。先
ず第16図及び第17図を参照すると、改装後に
おいて、当該構造には一対の操縦腕122,12
3が設けられていることが判る(第5図の実施例
のアーム12,13及び第13図の実施例のアー
ム12b及び13bを参照)。この操縦腕を通し
て側枠から伝達された車輌重量が後述される態様
で軸受アセンブリ上にかけられる。各車軸は、上
述した実施例における如く、ほぼC字状とされた
操縦腕に関して実質的に固定的な角度を有してい
る。操縦腕は2つのの車軸間の共通の領域内で連
結されている。ここで使用される連結手段は部材
124(第16図及び第18図参照)を支持し、
他の実施例における如く、この部材は操縦腕を相
対的な枢軸運動ができるようにして、好しくは、
ほぼ車軸の方向における横方向の動きに対しては
剛性を伴つて連結する。
本考案のこの改装の実施例においては、操縦腕
を相互に連結する連結手段は、該手段がボルスタ
104内の開口117の一方を自由に通ることが
でき、また他方の開口117は多くの場合慣用の
ブレーキロツドのために使用できるように、支持
台104の垂直中心線のわずか一側寄りに配置さ
れる。
車軸間の横方向力は連結部材124を通して交
換され、連結部材124は2つの車軸間の蛇行動
剛さに寄与する横方向剛さを有している。他の実
施例のケースの如く、連結部材は横方向剛さを提
供するだけでなく2つの車軸間の操縦モーメント
のバランス及び調整を提供する。連結部材124
は好ましくは第15図に示したタイプすなわち第
13図及び第14図の実施例において使用される
タイプのものとする。しかし、この連結部材は第
13図及び第14図の対応する連結部材と異るよ
うに位置決めされる。第16図乃至第22図の改
装された実施例においては、連結部材は支持台内
に設けられた開口117(第18図)を通り、ま
た、第13図及び第14図に見られるように中心
に位置決めされるのではなく幾分ずらして位置決
めされる。連結部材124の特別な記載は繰り返
えす必要はない(第15図に示した連結部材14
bを比較)が、エラストマ部材125、好ましく
はゴムが連結部材を画定する入れ子式部材間に介
装されており、この入れ子式部材の対応する一方
の部材は第16図に示される如き操縦腕122,
123の各々に固定されている。従つて、他の実
施例の場合の如く、連結部材は大きな横方向剛さ
と角度的可撓性を有し、2つの車軸は彎曲した軌
道の曲率半径方向の位置となることが自由にで
き、また、軌道面の凹凸を調整することが自由に
できる。この連結部材はボルスタを自由に間〓も
をつて通り、台車の横切る方向で操縦動作が自由
にでき、また、ボルスタの如き台車部品の横方向
の動きが連結手段及びそれに関連する操縦腕の動
きに独立して生ずることができるということが重
要であることがわかるであろう。他の観点から考
えると、本構造は、連結部材及び関連する操縦腕
がボルスタに伝達される遠心力によつて影響を受
けないようなものとなつている。
各車軸が操縦腕と関連しまた操縦腕が側枠と関
連する態様につき考えると、特に第19図乃至第
22図から各操縦腕、例えば操縦腕122(第1
6図及び第17図)が、車輪及び隣接する側枠の
間の平面内において台車の縦方向に伸びる一対の
自由端部126を有することがわかる。これらの
各端部は、第19図及び第20図に最も良く見ら
れるように、第16図及び第17図に示された高
強度ボルト128により軸受アダプタ127に固
定される。ボルトを受け入れるに適した軸受アダ
プタ127(第19図)内の開口129を設ける
ことは好ましい改装操作の特徴ある段階である。
ボス130は軸受アダプタ127に面する位置で
各ステアリングアーム上に設けられており、上述
のボルト128はこのボスを通して伸びている。
そのような構造において、通常の軸受アダプタが
実際上側枠のペテスタルあご間に支持された軸受
組立体と側枠との間に介装された操縦腕の突出部
として使用される。
第17図及び第19図に明らかなように、そし
てまた第26図乃至第28図におけるAAR台車
の説明における場合の如く、ペデスタルあご11
1は、軸受組立体112を受け入れる寸法とされ
ており、その上面は軸受アダプタ127(第21
図)の部分的に円筒形の下向きの面内に嵌合す
る。軸受アダプタは第19図及び第20図に示さ
れるように実質的に平らな上方面131を有して
いる。一方、軸受アダプタ127の下方面は上記
した如く部分的に円筒形となつている。円筒形の
軸受受入れ面は間隔をおかれた弧状のフランジ1
32−132を有しており、軸受アダプタに関し
軸受組立体112を軸方向で位置決めし、また、
部品を適正な組み立て状態に維持する。この構造
において、軸受アダプタには第21図に明瞭に示
してある如きペデスタルジヨー111の内向面に
設けられた突出フランジ134−134をある程
度の間〓を伴つて収納するため設けられた間隔を
おいて設けられたキー溝133−133が設けら
れている。これらフランジとキー溝とは、側枠に
対し横方向で軸受、従つて輪軸を位置決めする作
用をする。端部キヤツプ135(第16図及び第
17図)は車軸の端部にボルト止めされ、軸受と
車軸との組立を完成する。
改装法の前述の記載から明らかなように、操縦
腕によつて担持された各アダプタ127はその対
応する軸受組立体112とペデスタルジヨーの面
136(第21図)との間に設けられ、それによ
り、各輪軸の枢動操縦運動及びその結果としての
側枠に関する各アダプタの摺動運動を与える。本
考案の特徴として、追従枢動運動抑制手段が、ペ
デスタルジヨーの基端部を規定する面136と軸
受アダプタ127間の荷重伝達位置に導入され
る。
従つて本考案によれば、エラストマ部材が操縦
腕の部分を形成する軸受アダプタと重量支持側枠
との間に介装される。この態様においては既に述
べた実施例と同様、エラストマ製手段が2組の輪
軸の蛇行動を抑制し、すなわち、車軸相互の操縦
運動の抑制を与え、従つて(操縦腕とそれらの車
軸とを含む)副台車が輪軸が平行な位置から離れ
るのを抑制する。この抑制手段は望みに応じて、
車輌の中心からより離れた車軸の端部にのみ設け
られる。しかし、このような抑制手段を各車軸の
端部に設けることはしばしば望まれることであ
る。従つて、第16図及び第17図の実施例は各
車軸における抑制を示している。もちろん、それ
は特定の台車設計に依つて各車軸における異る値
のものとなる。
第17図、第21および第22図に最も良く示
されるように、抑制装置はエラストマ質パツド組
立体137(第21図および第22図)の形状を
成し、その組立体は各軸受アダプタの上にある平
面131と側枠の外方端の軸受区域の下面136
との間に挟まれている。組立体137は、鋼板1
39と140との間にサンドイツチ状に挾まれて
それらの鋼板に接合されたエラストマ質の好まし
くはゴムのパツド138を備えている。上板13
9は隔てられたフランジ141および142(第
22図)を有し、それらの間には軸受開口の平面
136の直上で伸びる側枠の一部が受けられてい
る。これは第17図の周辺の第21図および第2
2図を見ることによつて容易に理解できる。下板
140は、第19図に示されるようにアダプタか
ら突出しているタング145を受けるように切欠
き144が形成された反対方向に向けられたフラ
ンジ143を、各端において有している。第19
図に斜視図で示されているアダプタは、アダプタ
の上部から伸びている2個のこのようなタング1
45を有している。板が組み立てられたとき(第
17図および第20図)、パツド組立体137は、
タング145が下板140のフランジ143の切
欠きすなわち開口144内に嵌められて、表面1
31の上に乗る。上板139のフランジ141お
よび142は、もちろん、パツド組立体を第17
図に示されるように側枠に関して位置決めするよ
うに作用する。パツド組立体は、構造体の他の要
素に関して、輪軸が枢動しようとするときエラス
トマ質パツド138が剪断力を受けそれによつて
所望の抑制および安定性を与えるように、置かれ
かつ押えられる。
第23図から第25図において、通常の軸受ア
ダプタが操縦腕に取り付けられてその操縦腕にボ
ルト付けされることなくそれと共に動くようにな
つている改良された改装(retrofit)装置が示さ
れている。これらの図において、第19図から第
22図に示された部品と同じ部品には、同じ参照
番号に符号aを付して示されている。
この装置において、アダプタ127aは、第1
9図で129で示されるような穴を必要とせず、
かつ好ましくはボルト付けにより操縦腕に固定さ
れ得る特別の形状のエラストマ質パツド組立体1
37aを経て操縦腕122aに保持されている。
このパツド組立体は第25図に示され、かつ上板
139aと下板140aとを有していてそれらの
間には例えばゴムのような適当な弾性物質138
aのブロツクが接合されている。前の実施例の場
合と同様に、下板は、アダプタをまたぎかつその
突出しているタング145aと協働してアダプタ
およびその車軸支持軸受112aをパツド組立体
に関して位置決めする両フランジ143aを有し
ている。
パツド組立体137aは一対のタブ146を有
し、その各々は147において穴があけられてい
る。板が組み立てられるとき、これらの穴あけさ
れたタブは第23図に最も良く示されているよう
に操縦腕122aの下にある。第23図ではアダ
プタのフランジ145aと下板140aのフラン
ジ143aが不明瞭にならないように、上板13
9aが取り除かれている。ボルト148は操縦腕
に設けられた穴を通して伸びかつ操縦腕を下板の
タブ146に固定している。この方法において、
アダプタは間に挾まれたパツド組立体を通して操
縦腕に結合されている。装置が使用されていると
き、側枠(図示されていない)はフランジ141
aと、142aとの間で受けられて上板139a
上にあり、このようにして車両の荷重を操縦腕上
に加えかつパツドおよびアダプタを介して車軸に
加える。
前述から、本考案による結合された操縦腕およ
びエラストマ質抑制装置の付加によつていかに比
較的単純な方法でAAR台車が改装され得るかが
容易にわかる。側枠にいかなる変更を加えること
もなしにこのような台車は改装され得るけれど
も、車軸は、もし二つの側枠がペデスタルジヨー
111間の距離をわずかに増加しそれによつて軸
受組立体の縦方向移動に対する間〓を増加しかつ
軸受アダプタがそれによつて側枠の長手方向に支
持されるならば、いくぶん鋭い曲線で半径方向位
置を達成し得る。エラストマ質パツド137が繰
り返しブレーキをかけることにより外側に移動す
るのを阻止するために縦方向止め部材S(第21
図)が各軸受開口の外縁に沿つて加えられるなら
ば、曲がり特性は増大され得る。
既存の台車を第20図から第22図に示される
方法で改装する場合、特に釣り合わされた車輪の
大きさに対してかつ操縦腕と接触するにちがいな
い踏面の伸長部を取り除くために、輪軸は検査さ
れるべきである。また、ボルスタの開口は、操縦
腕の連結部材の自由運動に干渉するに違いない鋳
ばりを全々含んでいないことが決められるべきで
ある。加えて、二つの側枠が同じホイールベース
であり、これらの条件が満されるならば改装する
のに何の困難にも遭遇しないことは重要である。
第16図から第18図に示される種類の改装さ
れた台車を有する、第26図に示される標準の
AARブレーキ装置(rigging)を使用可能である
(ブレーキ装置は連結部材124の自由運動を干
渉しないように位置決めされる)けれども、改装
された実施例は第7図、第8図および第8a図に
関連して以下に記載される改良されたブレーキを
良くするのに役立つ。
本考案の特徴を有するユニークなブレーキ装置
及びそれによつて達成される利益について詳述す
る。鉄道技術において通常使用される従来のブレ
ーキ装置において、ブレーキビームは台車フレー
ムの溝内に乗る延長部材によつて支持されてい
る。従来のブレーキ装置はいくつかの大きな欠点
がある。溝において生起される摩擦は車輪踏面と
ブレーキシユーとの間の力の精密な制御をじやま
し、かつシユーの摩擦面と溝内の支持点との間の
半径方向距離はブレーキシユーの転倒モーメント
になり、そのモーメントはシユー表面の長さに沿
つてシユーと車輪踏面との間のユニツト圧力に大
きな振動を生起させる。従来のブレーキ装置の他
の問題は、ブレーキビームと車輌台車の側枠との
間の大きな横方向間〓にある。従来の台車におい
てこの間〓は、曲線において台車フレームのたわ
みがブレーキシユーと車輪フランジとの間の接触
とによつて制限されるならば生じる大きな横方向
力を阻止するために、必要である。上記問題は、
各輪軸の二つの車輪の非対称の摩耗、即ち一方の
車輪はフランジが過度に摩耗し他方の車輪は踏面
が過度に摩耗することが生じることに結びつき、
ある場合には、車輪の外側隅部の摩耗は、オーバ
ヒートおよび車輪破損による脱線を招く。
第7図、第8図および第8a図に示されている
ブレーキ装置において、このような欠点は、主に
操縦腕へのブレーキビームの取付けがシユーにお
ける不均衡な摩耗を事実上除去しかつシユーと車
輪フランジとの間のあらゆる接触を完全に阻止す
ることを可能にしているために、克服される。ブ
レーキビーム24は、パツド構造28により支持
されているハンガ27によつて支持され、パツド
構造28は、操縦腕と一体に構成されており、か
つ輪軸と操縦腕との間の固定の角度関係の故に、
ブレーキパツド26は車輪踏面に関して常に適切
に中心に置かれる。
第8図は、前方及び後方の輪軸に対する制動力
Bの2つの異なる値を提供するために適正に選択
した幾何学的関係をいかにして使用するかを示
す。この幾可学的関係は制動期間中の後方の輪軸
から前方の輪軸への重量の移動に対する補償を行
なう。従つて、このような補償作用を提供するこ
とにより、車輪がスライイド(滑動)するという
危険性が減少される。ブレーキのシユー面の中心
において車輪表面に対し接線方向にあるライン
(線)tに関して傾斜した関係となるようにハン
ガー構造体27のための中心線を選択することに
より、前方輪軸BLに対する制動効果は後方輪軸
BTに対する制動効果より大きくなる。第8a図
に示す2つの力の多角形を参照すると、上述の角
度の効果がベクトルRL,BL間及びベクトルRT
BT間に或る角度を生じさせることが判る。これ
らの角度の存在のため、シユーと前輪との間の垂
直力NLはシユーと後輪との間の力NTより大きく
なる。両方の輪軸に対して垂直力Nと制動力Bと
の間の比を同じにする必要があり、この比はブレ
ーキシユーの材料及び車輪のスチール面のために
選択した摩擦係数により決まる。
ブレーキに加えられる総合力は、第7,8図に
示すブレーキビームリンク上に現われた矢印によ
り図面上に示されている。力の多角形にて示すよ
うに、前方輪即ち右側の輪軸においてビームリン
クに加えられた制動力はF2であり、一方後方輪
軸においてリンクに加えられた力は(F2と)同
じ大きさだが反対向きのベクトルF1として力の
多角形内に示されている。2つのブレーキシユー
は各ビーム組立体により作動せしめられるので、
ブレーキアクチユエータ力を示す矢印は後方輪軸
上で2F1として示されている(第8図)。知られ
ているように、この力は、例えば従来の通し棒1
08を前以つて貫通させている開口117の如き
ボルスタを通る開口を通つて延長する連結体を含
む任意適便な従来の手段により与えられうる。こ
のような連結体はブレーキビーム構造体の中央支
柱(ストラツト)上に示した矢印の方向に力を加
える。
改装された台車において、離隔した操縦腕延長
部126は、各輪軸の車輪の外表面においてブレ
ーキを適用するに充分な距離だけ、台車の各端部
から外方へ延長しているとよい。このような延長
部は第16,17図の実施例に合体されて示され
ており、ブレーキ149は外方へ延長したブレー
キアーム150に固着されており、ブレーキアー
ム150は延長部126の上方に屈曲した自由端
151と枢着結合できるような特殊な形状を有す
る。この形状は、各ブレーキアーム150の上端
がスロツト153(第17図の左側に示す)を構
成する一対の垂直方向に離れたフランジ152を
具備し、このスロツト内に操縦腕延長部126及
びその屈曲端部151が収容されているようなも
のである。
第7,8,8a図に関して既述したブレーキ構
造の場合、ブレーキビーム107aはシユー装着
構造体間を延長し、各ブレーキの位置が対応する
車輪に関して固定(静止)するような関係にて該
シユー装着組立体と関連している。このため、ビ
ームを側枠に担持させたような従来のブレーキ装
置の特徴であつたフランジ摩耗の問題やブレーキ
不整合の問題が解消される。もちろん、ブレーキ
を作動させる装置も設けられている。この装置は
ブレーキビーム107aを変位させる働きをす
る。第16,17図に示すブレーキ装置は、第
7,8,8a図に示すものと同様、ブレーキシユ
ーの摩耗を実質上減少させ、一層安全な制動効果
を与える。
要約すれば、蛇行動剛さ及び横方向剛さの制御
により機能する重要な部品の認識に基ずく本考案
の種々の実施例において示した装置は、曲線上で
のフランジの接触を実質上排除し、フランジの接
触が生じたときのフランジ力を大幅に減少させ
る。更に、摩耗の最少化及びコストの最少化を伴
なつて卓越した高速安定性を達成させる。これら
の利点は、台車の操縦腕と側枠との間に抑制(制
限)手段を設けて車軸の蛇行動運動を抑制するこ
とにより、及び操縦腕を更に別の抑制手段に連結
することにより、及び側枠の間又はこれに関連す
るボルスタと乗り物の車体との間に適当な抑制手
段を設けることにより、達成される。各側部にお
いて側枠と操縦腕との間に等価の抑制手段、例え
ば第5,6図の実施例における4つのパツド30
を使用すれば、部品数が少なくなり組立てや保守
が簡単になるという利点が得られる。一例として
1つの軸において抑制パツドを省略したような不
等価の抑制手段を用いた場合、カーブ走行期間中
に所望される曲率半径方向位置を取る操縦作用が
更に改善される。
特に第16〜28図の装置を参照すると、本考
案の利益を達成するように、既存の台車に対して
いかに簡単に改装を行なうことができるか容易に
理解できよう。
例えば第5図に示すように横つなぎ44を使用
することにより側枠の力を制限すれば、極めて有
利である。
本考案は数学的に分析され、図式的に示される
と共に、数個の構造上の実施例を参照して説明さ
れた。また、エラストマ質抑制手段の使用を強調
して説明したが、弾性スチールバネを用いても同
等の効果が得られる。しかし、エラストマ質抑制
手段を用いれば、側枠対車体の弾力性を得られる
と同時に懸架装置における垂直方向及び横方向の
可撓性をも得られるという利点が生じる。
しかし、一般に、スチール製抑制手段の使用又
はこれに類似の抑制手段の使用も本考案の要旨内
に含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の原理を示す概略図
である。 第1図は、本考案の模式図であつて、本考案の
原理に従つて結合され調節される一対の輪軸を有
する台車手段を有する軌道用車輌を示す。第2図
は、摸式図的に、且つ基本的な形において、該台
車の曲線部に対する対応を示す。第3図は、台車
の側枠と車輌との間の、フランジの力の反作用力
をプロツトしたものを示しており、修正された抑
制手段が用いられ、非常に鋭い曲線状態の下で測
定されている。反作用力は、軌道の曲率の角度に
対してプロツトされている。第4図は、第1図に
示されるものと一般的に同様な台車の応答を分析
した作用力図表であり、この台車には操縦用リン
クが附加されている。第5図乃至第12図は本考
案の第1の実施例を示す。第5図は、上述の第1
の構造的態様のものの平面図であつて、本考案に
従つて構成され、第1図及び第4図に模式的に示
される原理を体現した軌道用台車を示す。第6図
は、第5図に示される装置の側面図である。第7
図は、第5図及び第6図の軌道用台車の平面図で
あつて、操縦腕、中央連結体及びブレーキ装置の
特徴をより明確に示すために、上方部分を或る程
度除去してある。第8図は、第7図に示される装
置の側面図である。第8a図は、ブレーキの作動
を示す力の多角形である。第9図は、第6図の線
9−9に沿つて取つた断面図である。第10図
は、第6図の線10−10に沿つて取つた軸受箱
の拡大された断面図である。第11図は、第7図
の線11−11に沿つて取つた、操縦腕の中央連
結部の、拡大された部分図である。第12図は、
第11図の線12−12に沿つて取つた断面図で
ある。第13図乃至第15図は本考案の第2の実
施例を示す。第13図は、軌道用台車の、第2の
実施例を示す平面図であつて、側枠と、通常の運
行車輌台車において用いられるものと幾分似てい
るボルスタを用いているものを示す。第14図
は、第13図の装置の側面図である。第15図
は、第13図及び第14図における操縦腕の中央
連結装置の拡大された部分平面図である。第16
図乃至第22図は本考案の第3の実施例を示す。
第16図、17及び18の各図は、本発明の第3
の実施例の平面、側面及び断面図をそれぞれ示す
ものである。第19図から22図までは、第16
図から第18図に示される装置の拡大された細部
を示すものである。第23図乃至第25図は第4
の実施例を示す。第23図及び24図は、第4の
実施例の部分的平面図及び側面図をそれぞれ示す
ものであり、第25図は、第4の実施例の一部の
透視図である。第26図、第27図及び第28図
は、従来の台車を示す図である。10,10b,
11,11b……車軸、12,12b,13,1
3b,122,122a,123……操縦腕、1
4,14b,124……連結させる手段、18,
61……軸受箱(軸受手段)、19,127……
軸受アダプタ、23,149……ブレーキ装置、
29,65,105,106……側枠部材、3
0,64,137,137a……弾性手段、3
9,71,104……ボルスタ手段、68,11
1……ペデスタル部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車体と軸受係合するボルスタ手段39,7
    1,104、 1対の側枠部材29,65,105,106
    であつて、該側枠部材の各々が、ボルスタ手段
    から負荷を受けると共に、各々車輪を備えた2
    つの車軸10,11,10b,11b,10
    0,101の端部と負荷伝達係合する1対のペ
    デスタル部材68,111を有する側枠部材、 該2つの車軸の各端部に配設される軸受手段
    18,61,112であつて、該軸受手段の
    各々が対応するペデスタル部材と負荷伝達係合
    する軸受手段、 1対のC字形操縦腕12,13,12b,1
    3b,122,123,122aであつて、各
    操縦腕が、1対の側枠部材の間に伸長する中央
    部分、各車軸の両端において対応する軸受手段
    に連結される離間された部分126、及び該2
    つの車軸の中間の区域へ伸長する構造部分1
    5,16を有する1対のC字形操縦腕、 該2つの車軸の中間の区域にあり操縦腕の構
    造部分15,16を、車軸に平行な方向の運動
    に対して剛性を伴うと共に走行方向の軸線の回
    りに枢動可能に相互に連結させる手段14,1
    4b,124、及び、 少なくとも1つの車軸の端部に配設される軸
    受手段18,61,112とそれらに対応する
    ペデスタル部材68,111の間に配置される
    弾性手段30,64,137,137aであつ
    て、弾性的に十分剛性を有し操縦腕が該2つの
    車軸が平行である位置から離れることに弾性的
    に抵抗する弾性手段、 から成る台車集合体。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の台車
    集合体にして、各軸受手段18,61が、車軸
    と係合する軸受20,112及び該軸受上に負
    荷を与えるように配置される軸受アダプタ1
    9,127を有し、該弾性手段30,64,1
    37が、該軸受アダプタとそれに対応するペデ
    スタル部材68,111の間に介在される台車
    集合体。 3 実用新案登録請求の範囲第2項に記載の台車
    集合体にして、該軸受アダプタ19,127を
    該操縦腕の対応する離間された部分126に取
    り外し可能に固着させる固着手段128を有す
    る台車集合体。 4 実用新案登録請求の範囲第3項に記載の台車
    集合体にして、該固着手段128が、該軸受ア
    ダプタ及び操縦腕内に伸長されねじ作用により
    固着を生じさせる部材128から成る台車集合
    体。 5 実用新案登録請求の範囲第2項に記載の台車
    集合体にして、該弾性手段が表裏両面に金属シ
    ート30a,139,140,139a,14
    0aを固着されたエラストマ質の材料のブロツ
    ク30,64,138,138aから成り、該
    シートの1つが該軸受アダプタに接触して結合
    され、他のシートがペデスタル部材に接触して
    結合される台車集合体。 6 実用新案登録請求の範囲第2項に記載の台車
    集合体にして、該弾性手段が表裏両面に金属シ
    ート30a,139,140,139a,14
    0aを固着されたエラストマ質の材料のブロツ
    ク30,64,138,138aから成り、該
    シート1つが該軸受アダプタに接触して配置さ
    れ、他のシートがペデスタル部材に接触して配
    置される台車集合体。 7 実用新案登録請求の範囲第2項に記載の台車
    集合体にして、各軸受アダプタを対応する弾性
    手段に連結させる手段、及び各弾性手段を操縦
    腕の対応する離間された部分に固定させる手段
    を有する台車集合体。 8 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の台車
    集合体にして、ボルスタ手段104が台車の幅
    に関して一般的に略中央の区域において1つの
    孔117を具備し、操縦腕を連結させる手段1
    24が該ボルスタ手段に接触することなく該孔
    を通り伸びるようにされる台車集合体。 9 実用新案登録請求の範囲第2項に記載の台車
    集合体にして、該弾性手段がエラストマ材料の
    パツド30,64,138,138aを有し、
    該パツドの各々が金属シート30a,139,
    140,139a,140aの間に挟まれ、該
    金属シートの1つが軸受アダプタの表面に連結
    されて支持され、他の金属シートがペデスタル
    部材の1つと負荷担持関係にあるように位置決
    めされて操縦腕に固定される台車集合体。 10 実用新案登録請求の範囲第9項に記載の台車
    集合体にして、該他の金属シートが該操縦腕部
    材にボルト止めされる集合体。 11 実用新案登録請求の範囲第1に記載の台車集
    合体にして、該車輪がフランジを有し、該車輪
    の踏面と協働するようにブレーキ装置23,1
    49を配置し、該ブレーキ装置を協働する車輪
    の踏面に押圧するブレーキビーム24,107
    aを操縦腕により支持し、該ブレーキの該車軸
    に平行な方向への移動を阻止し該ブレーキと該
    フランジ間の分離を保つようにしてなる台車集
    合体。
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