JPH0211649B2 - - Google Patents
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- JPH0211649B2 JPH0211649B2 JP55176187A JP17618780A JPH0211649B2 JP H0211649 B2 JPH0211649 B2 JP H0211649B2 JP 55176187 A JP55176187 A JP 55176187A JP 17618780 A JP17618780 A JP 17618780A JP H0211649 B2 JPH0211649 B2 JP H0211649B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C1/00—Refining of pig-iron; Cast iron
- C21C1/02—Dephosphorising or desulfurising
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<発明の技術分野>
本発明は、脱硫能が高く且つ構造が簡単な装置
で実施できる球状黒鉛鋳鉄の連続脱硫方法に関す
る。
で実施できる球状黒鉛鋳鉄の連続脱硫方法に関す
る。
<従来の技術>
球状黒鉛鋳鉄では、硫黄が黒鉛の球状化を著し
く阻害するため、硫黄量は一般的に0.02%以下に
押える必要があるので、球状化処理前に溶湯の脱
硫処理を施している。この脱硫方法については、
従来種々研究されており、その実例として特公昭
47−48767号公報、あるいは特開昭53−25204号公
報記載の装置によるものがある。
く阻害するため、硫黄量は一般的に0.02%以下に
押える必要があるので、球状化処理前に溶湯の脱
硫処理を施している。この脱硫方法については、
従来種々研究されており、その実例として特公昭
47−48767号公報、あるいは特開昭53−25204号公
報記載の装置によるものがある。
<発明が解決しようとする問題点>
しかし構造簡単な装置で、且つ効率よく連続的
に実施できる方法は、末だ提供されていないた
め、業界よりその開発が望まれている。
に実施できる方法は、末だ提供されていないた
め、業界よりその開発が望まれている。
本発明は、この要望に応ずる連続脱硫方法を提
供することを目的とする。
供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段>
本発明は、上記の目的を達成するために、つぎ
のように構成する。
のように構成する。
すなわち取鍋の底部中央に不活性ガスの吹込み
口を配し、側壁の底部から斜め上方に溶湯の流出
路を有し、この流出路の流出口の高さを取鍋の内
径の1.2〜1.7倍に形成したどびん型取鍋を設け、
この取鍋を溶解された溶湯流が取鍋の中心部に流
下する位置に配置すると共に、溶湯流の流下高さ
を前記流出口の高さの1/1.5〜1/2.5倍とし、且つ
脱硫剤の落下口を、溶湯流の流下部を中心にし
て、溶湯流の流下高さの1/3〜1/5の範囲に脱硫剤
が落下する位置に設けたことを特徴とする球状黒
鉛鋳鉄の連続脱硫方法である。
口を配し、側壁の底部から斜め上方に溶湯の流出
路を有し、この流出路の流出口の高さを取鍋の内
径の1.2〜1.7倍に形成したどびん型取鍋を設け、
この取鍋を溶解された溶湯流が取鍋の中心部に流
下する位置に配置すると共に、溶湯流の流下高さ
を前記流出口の高さの1/1.5〜1/2.5倍とし、且つ
脱硫剤の落下口を、溶湯流の流下部を中心にし
て、溶湯流の流下高さの1/3〜1/5の範囲に脱硫剤
が落下する位置に設けたことを特徴とする球状黒
鉛鋳鉄の連続脱硫方法である。
<作 用>
このように構成したので、脱硫剤は溶解炉から
流下した溶湯流の流下圧により、下方へ巻き込ま
れて、溶湯内部に侵入する。一方下部から吹き込
む不活性ガスのガス圧により、溶湯流はその循環
作用を反発されるかのように押し上げられるか
ら、溶湯流は直接流出路に進むことなく、鍋内で
十分に攪拌される。このため、特別に攪拌機構を
設けなくとも、歩溜りのよい脱硫が連続的に行え
る。
流下した溶湯流の流下圧により、下方へ巻き込ま
れて、溶湯内部に侵入する。一方下部から吹き込
む不活性ガスのガス圧により、溶湯流はその循環
作用を反発されるかのように押し上げられるか
ら、溶湯流は直接流出路に進むことなく、鍋内で
十分に攪拌される。このため、特別に攪拌機構を
設けなくとも、歩溜りのよい脱硫が連続的に行え
る。
<実施例>
以下に本発明の実施例を、使用する図面と共
に、説明する。まず、その装置を第1〜2図に示
す。
に、説明する。まず、その装置を第1〜2図に示
す。
1は後述するキユーポラで溶解した金属を脱硫
する取鍋で、上部を開口2し、側壁3の下部から
斜め上方に伸びる流出路4を有するどびん型のも
のである。流出路4の流出口5の下には、取鍋1
で脱硫した溶湯Mをうける樋6があり、樋6は溶
湯を反射炉又は電気炉(図示せず)に導き、ここ
で再び溶解して、所定の成分・温度に調整したの
ち、注湯用取鍋(図示せず)により鋳型へ注湯す
る。取鍋1の底部中央には、不活性ガスを取鍋1
内へ吹込むポーラスプラグ7を備える。取鍋1の
後部上方には、金属を溶解するキユーポラ8があ
り、その出湯口9より流出する溶湯流アが、取鍋
1の中心に落ちるように取鍋1を位置させる。取
鍋1の中央上方には、脱硫剤イを溶湯流ア内に添
加する添加部10を設ける。12は、溶湯Mの表
面にういた溶滓の排出口である。取鍋1の底面か
ら流出路4の流出口5に至る高さ、即ち取鍋1内
にたまる溶湯Mの深さfが、取鍋1の内径dの
1.2〜1.7倍となるように流出口5の高さを設定す
る。
する取鍋で、上部を開口2し、側壁3の下部から
斜め上方に伸びる流出路4を有するどびん型のも
のである。流出路4の流出口5の下には、取鍋1
で脱硫した溶湯Mをうける樋6があり、樋6は溶
湯を反射炉又は電気炉(図示せず)に導き、ここ
で再び溶解して、所定の成分・温度に調整したの
ち、注湯用取鍋(図示せず)により鋳型へ注湯す
る。取鍋1の底部中央には、不活性ガスを取鍋1
内へ吹込むポーラスプラグ7を備える。取鍋1の
後部上方には、金属を溶解するキユーポラ8があ
り、その出湯口9より流出する溶湯流アが、取鍋
1の中心に落ちるように取鍋1を位置させる。取
鍋1の中央上方には、脱硫剤イを溶湯流ア内に添
加する添加部10を設ける。12は、溶湯Mの表
面にういた溶滓の排出口である。取鍋1の底面か
ら流出路4の流出口5に至る高さ、即ち取鍋1内
にたまる溶湯Mの深さfが、取鍋1の内径dの
1.2〜1.7倍となるように流出口5の高さを設定す
る。
この理由は、深さfを内径dの1.2倍より浅く
すると、取鍋1の底部から吹込まれる攪拌用の不
活性ガス(窒素ガスN2)のために、脱硫剤イが
取鍋1内で循環されにくくなつて、溶湯Mの表面
に浮上することが多くなる。
すると、取鍋1の底部から吹込まれる攪拌用の不
活性ガス(窒素ガスN2)のために、脱硫剤イが
取鍋1内で循環されにくくなつて、溶湯Mの表面
に浮上することが多くなる。
また、内径dの1.7倍以上に深くすると、対流
が起きにくくなる。このため添加された脱硫剤イ
が取鍋1の底部にまで届きにくくなり、脱硫剤イ
の添加量を増さねばならなくなるからである。
が起きにくくなる。このため添加された脱硫剤イ
が取鍋1の底部にまで届きにくくなり、脱硫剤イ
の添加量を増さねばならなくなるからである。
キユーポラ8の出湯口9から溶湯Mの表面に至
る高さ、即ち溶湯流アの落下高hを、溶湯Mの深
さfの1/1.5〜1/2.5倍とする。
る高さ、即ち溶湯流アの落下高hを、溶湯Mの深
さfの1/1.5〜1/2.5倍とする。
この理由は、落下高hが溶湯Mの深さfの1/2.
5倍以下に低いと、落下する溶湯Mが底部から吹
込まれる不活性ガス(N2ガス)の圧力のために、
底部まで届かないため、脱硫剤イが取鍋1の下方
内部にまで、巻き込まれなくなる。
5倍以下に低いと、落下する溶湯Mが底部から吹
込まれる不活性ガス(N2ガス)の圧力のために、
底部まで届かないため、脱硫剤イが取鍋1の下方
内部にまで、巻き込まれなくなる。
深さfの1/1.5倍以上に高いと、取鍋1内の攪
拌流が激しくなり、対流状態が起きにくくなつ
て、脱硫剤イは浮上してしまうからである。
拌流が激しくなり、対流状態が起きにくくなつ
て、脱硫剤イは浮上してしまうからである。
脱硫剤イの添加範囲が、溶湯流アの流下部を中
心として、その半径rが溶湯流アの流下高hの1/
3〜1/5以内の大きさになるように、添加部10の
落下口11の大きさを設定する。
心として、その半径rが溶湯流アの流下高hの1/
3〜1/5以内の大きさになるように、添加部10の
落下口11の大きさを設定する。
この理由は、脱硫剤イの添加範囲は、流下高h
が低いと、脱硫剤イの巻き込みをよくするため
に、流下する溶湯流3に近づけなければならな
い。しかし、添加範囲の半径rが、溶湯流アの流
下高hの1/5より狭まくなると、脱硫剤イが熱風
により大気へ飛散する量が多くなる。
が低いと、脱硫剤イの巻き込みをよくするため
に、流下する溶湯流3に近づけなければならな
い。しかし、添加範囲の半径rが、溶湯流アの流
下高hの1/5より狭まくなると、脱硫剤イが熱風
により大気へ飛散する量が多くなる。
流下高hが高いと、脱硫剤イは巻き込み易くな
るが、添加範囲の半径rが流下高hの1/2より広
くなると、溶湯表面上に落下した脱硫剤イは、や
はり巻き込みにくくなり、浮遊量が増すからであ
る。
るが、添加範囲の半径rが流下高hの1/2より広
くなると、溶湯表面上に落下した脱硫剤イは、や
はり巻き込みにくくなり、浮遊量が増すからであ
る。
以上の事項を数値をあげて説明すると、取鍋1
の容量は2.5トン以下、不活性ガス(N2ガス)の
噴出圧力は1.0〜4.0Kg/cm2、溶湯流アの流下高h
は300〜500m/m、添加範囲の半径rは100m/
m以内とする。
の容量は2.5トン以下、不活性ガス(N2ガス)の
噴出圧力は1.0〜4.0Kg/cm2、溶湯流アの流下高h
は300〜500m/m、添加範囲の半径rは100m/
m以内とする。
この設定条件に合つた具体例の一つとして、つ
ぎのものがある。
ぎのものがある。
取鍋1の容量:約1.6t、キユーポーラからの出
湯量:3t/分、ポーラスプラグ7からの不活性ガ
ス(N2ガス)の吹込量:3Kg/cm2 取鍋1の内径d=600m/m 溶湯Mの深さf=600×1.25≒750m/m 溶湯流アの落下高h=750×1/2≒380m/m 脱硫剤イの添加範囲の半径r =380×1/4≒100m/m つぎに本発明の方法を順を送つて説明する。キ
ユーポラ8の出湯口9から、キユーポラ8にて溶
解した溶湯を取鍋1の中央に流下させると、取鍋
1内には流出口5と同一レベルになるまで溶湯M
がたまる。そして溶湯流アに、添加部10から粉
末状の脱硫剤イを添加すると共に、ポーラスプラ
グ7から不活性ガスを取鍋1内に吹きこむ。する
と溶湯流アの流下高hは、溶湯Mの深さfの1/1.
5〜1/2.5倍あり、且つ脱硫剤イの添加範囲は、溶
湯流の流下部を中心として、その半径rは溶湯流
アの流下高hの1/3〜1/5以内と狭い。このため、
溶湯流ア内に添加した脱硫剤イは、溶湯流アの流
下圧によつて、矢印aのように溶湯Mの内部へと
巻き込まれる。巻き込まれたところには、ポーラ
スプラグ7より不活性ガスが吹き込まれているた
め、溶湯Mはこの不活性ガスの圧力により押し上
げられて、取鍋1の内壁に当る。当ると下方へ彎
曲して、矢印b,bに示すような流れとなる。こ
のようにして、循環している間に、溶湯Mは脱硫
剤イと十分に反応して脱硫され、最後に流出口5
よりあふれ出て、下の樋6へと落ちる。溶湯M
は、上記のように取鍋1内を循環したのち出湯す
るため、脱硫前の溶湯がそのまま出湯することは
ない。また取鍋1内には、この流れが自然に生ず
るので、特別な攪拌機構を設けなくとも十分に攪
拌されて、脱硫は歩溜りよく行なわれる。
湯量:3t/分、ポーラスプラグ7からの不活性ガ
ス(N2ガス)の吹込量:3Kg/cm2 取鍋1の内径d=600m/m 溶湯Mの深さf=600×1.25≒750m/m 溶湯流アの落下高h=750×1/2≒380m/m 脱硫剤イの添加範囲の半径r =380×1/4≒100m/m つぎに本発明の方法を順を送つて説明する。キ
ユーポラ8の出湯口9から、キユーポラ8にて溶
解した溶湯を取鍋1の中央に流下させると、取鍋
1内には流出口5と同一レベルになるまで溶湯M
がたまる。そして溶湯流アに、添加部10から粉
末状の脱硫剤イを添加すると共に、ポーラスプラ
グ7から不活性ガスを取鍋1内に吹きこむ。する
と溶湯流アの流下高hは、溶湯Mの深さfの1/1.
5〜1/2.5倍あり、且つ脱硫剤イの添加範囲は、溶
湯流の流下部を中心として、その半径rは溶湯流
アの流下高hの1/3〜1/5以内と狭い。このため、
溶湯流ア内に添加した脱硫剤イは、溶湯流アの流
下圧によつて、矢印aのように溶湯Mの内部へと
巻き込まれる。巻き込まれたところには、ポーラ
スプラグ7より不活性ガスが吹き込まれているた
め、溶湯Mはこの不活性ガスの圧力により押し上
げられて、取鍋1の内壁に当る。当ると下方へ彎
曲して、矢印b,bに示すような流れとなる。こ
のようにして、循環している間に、溶湯Mは脱硫
剤イと十分に反応して脱硫され、最後に流出口5
よりあふれ出て、下の樋6へと落ちる。溶湯M
は、上記のように取鍋1内を循環したのち出湯す
るため、脱硫前の溶湯がそのまま出湯することは
ない。また取鍋1内には、この流れが自然に生ず
るので、特別な攪拌機構を設けなくとも十分に攪
拌されて、脱硫は歩溜りよく行なわれる。
以上説明した本発明の連続脱硫方法によれば、
従来のバツチ式と違つて、待ち時間がないから、
短時間に高い率で均一した脱硫がでる。
従来のバツチ式と違つて、待ち時間がないから、
短時間に高い率で均一した脱硫がでる。
キユーポラから出湯されたS値が0.75〜0.85%
の溶湯へ、8〜10Kgの脱硫剤イを加えて、本発明
の方法により処理すると、脱硫後のS値は0.008
〜0.012%となつた。
の溶湯へ、8〜10Kgの脱硫剤イを加えて、本発明
の方法により処理すると、脱硫後のS値は0.008
〜0.012%となつた。
<発明の効果>
本発明の連続脱硫方法は、以上のように構成
し、且つ各種条件を設定したので、つぎのような
効果を奏する。
し、且つ各種条件を設定したので、つぎのような
効果を奏する。
流出路を底部から斜め上方に設けたので、脱
硫された溶湯は、なめらかに上昇できる。
硫された溶湯は、なめらかに上昇できる。
流出口の高さを取鍋の内径の1.2〜1.7倍にし
たので、溶解炉より流下する溶湯が、脱硫され
ないうちに、流出路に通過しない。
たので、溶解炉より流下する溶湯が、脱硫され
ないうちに、流出路に通過しない。
不活性ガスの吹込口を取鍋の中央に設けて、
溶湯流をこの中心に流下させるので、特別の攪
拌機構がなくても、攪拌循環が具合よく行われ
る。
溶湯流をこの中心に流下させるので、特別の攪
拌機構がなくても、攪拌循環が具合よく行われ
る。
溶湯流を取鍋の中心に流下させ、且つその高
さを溶湯深さ(流出口の高さと同じ)に対し
て、1/1.5〜1/2.5倍としたので、溶湯の流下圧
によつて循環がされ易い。
さを溶湯深さ(流出口の高さと同じ)に対し
て、1/1.5〜1/2.5倍としたので、溶湯の流下圧
によつて循環がされ易い。
脱硫剤の添加範囲を、溶湯流の流下部を中心
として、その半径が流下高さの1/3〜1/5となる
ようにしたので、流下圧による内部への巻き込
みがされ易い。
として、その半径が流下高さの1/3〜1/5となる
ようにしたので、流下圧による内部への巻き込
みがされ易い。
第1図は本発明に係る連続脱硫方法の実施に使
用する連続脱硫装置を示す平面図、第2図は同正
面図である。 1……取鍋、4……流出路、7……ポーラスプ
ラグ、8……キユーポラ、9……出湯口、ア……
溶湯流、イ……脱硫剤、M……溶湯、f……溶湯
の深さ、d……取鍋の内径、h……流下高、r…
…添加範囲の半径。
用する連続脱硫装置を示す平面図、第2図は同正
面図である。 1……取鍋、4……流出路、7……ポーラスプ
ラグ、8……キユーポラ、9……出湯口、ア……
溶湯流、イ……脱硫剤、M……溶湯、f……溶湯
の深さ、d……取鍋の内径、h……流下高、r…
…添加範囲の半径。
Claims (1)
- 1 取鍋の底部中央に不活性ガスの吹込み口を配
し、側壁の底部から斜め上方に溶湯の流出路を有
し、この流出路の流出口の高さを取鍋の内径の
1.2〜1.7倍に形成したどびん型取鍋を設け、この
取鍋を溶解された溶湯流が取鍋の中心部に流下す
る位置に配置すると共に、溶湯流の流下高さを前
記流出口の高さの1/1.5〜1/2.5倍とし、且つ脱硫
剤の落下口を、溶湯流の流下部を中心にして、溶
湯流の流下高さの1/3〜1/5の範囲に脱硫剤が落下
する位置に設けたことを特徴とする球状黒鉛鋳鉄
の連続脱硫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17618780A JPS57101611A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Continuous desulfurization apparatus for spheroidal graphite cast iron |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17618780A JPS57101611A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Continuous desulfurization apparatus for spheroidal graphite cast iron |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57101611A JPS57101611A (en) | 1982-06-24 |
JPH0211649B2 true JPH0211649B2 (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=16009163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17618780A Granted JPS57101611A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Continuous desulfurization apparatus for spheroidal graphite cast iron |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57101611A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921654U (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-09 | 川崎製鉄株式会社 | 溶銑予備処理装置 |
JPS61221316A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-01 | Nippon Steel Corp | 溶銑の炉外成分調整方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5325204A (en) * | 1976-08-20 | 1978-03-08 | Kobe Steel Ltd | Continuous desulfurization apparatus for molten metal |
-
1980
- 1980-12-12 JP JP17618780A patent/JPS57101611A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5325204A (en) * | 1976-08-20 | 1978-03-08 | Kobe Steel Ltd | Continuous desulfurization apparatus for molten metal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57101611A (en) | 1982-06-24 |
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