JPH02116302A - 防臭殺菌性靴中敷 - Google Patents

防臭殺菌性靴中敷

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JPH02116302A
JPH02116302A JP27144688A JP27144688A JPH02116302A JP H02116302 A JPH02116302 A JP H02116302A JP 27144688 A JP27144688 A JP 27144688A JP 27144688 A JP27144688 A JP 27144688A JP H02116302 A JPH02116302 A JP H02116302A
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deodorizing
sterilizing
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polymer
insole
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JP27144688A
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Mitsutoshi Narasaki
楢崎 光敏
Katsutoshi Hegi
枌 勝利
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B1/00Footwear characterised by the material
    • A43B1/0045Footwear characterised by the material made at least partially of deodorant means

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、足の保冷、保温及び衡撃緩和の靴の中敷に、
防臭、殺菌性物質を含有させて、その機能を充分に奏す
るようにした靴の中敷に関するものである。
〔従来の技術〕
靴はその外観、運動作業性、足の危害防止性等の便利さ
から最も普遍的な履物である。その構造は多層の底皮部
と外皮部を主に縫製又は接着した形のものである。その
構造として外皮部は、専らアクセサリ−的要素をもつが
、低部は靴としての本来の機能を有する。即ち、本底、
中心及び中底を堅牢に仕上げて始めて本来の強度を有す
る。従って、靴の中はこのようにMl’l系であるため
、靴下を履いても、足の発汗、足温により水蒸気飽和と
なり、悪臭の発生、微生物による疾患、例えば水虫等に
罹り易くなる。この作用を防止するために靴の中敷に防
臭、殺菌性物質を使用した技術は種々開示されている。
例えば、ベンゾチアゾールとアルミニウムクロルヒトラ
ード及びヘキサクロロフェンを含浸させた靴の中敷(特
開昭53−94026号公報)   B CA (α−
ブロムシンナムアルデヒド)を含浸させた靴中敷(特開
昭54−22252号公報)、吸水樹脂とツバキ科葉抽
出物を併用して足の防汗及び植物の香気で悪臭が漏れる
のを防止した靴中敷(特開昭60−158861号公報
)、中敷綿布に好気性土壌微生物の培養原液を含浸させ
た防臭性靴中敷(特開昭61−90603号公報)等が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の防臭、殺菌性靴中敷は、単に殺菌剤等を中敷
に含浸させたものであるため、靴の中のように殆ど閉鎖
系での足皮膚表面の発汗作用及び発汗状態に対応できず
、かつそれによる微生物特に白鮮菌の発生を防止するこ
とは困難であった。
靴の中は殆ど閉鎖系であり、足皮膚表面の発汗で水分蒸
気は湿度が殆ど100%に近く、足温35〜38℃の微
生物の棲息するに最も好都合な雰囲気である。
この状態で微生物の発生を制御するには出来るだけ人畜
に毒性の少ない防臭剤、殺菌剤を使用すること、並びに
靴中敷に靴下を介して直接足に接する部分の足の皮膚面
は比較的蒸気圧の少ないものでも充分であるが、足指間
又は足の甲部に近い部分では、蒸気圧の比較的大きい殺
菌剤を選択使用する必要があった。この両者を満足する
ため、蒸気圧の大きな殺菌剤を使用すると、皮膚に直接
光たり皮膚に傷害を与えるおそれがあった。
本発明はこのような靴の中の足皮膚表面部分に発生する
微生物を防除し、かつその発生を抑え、併せて悪臭を防
止する靴の中敷を提供することを目的とするものである
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、防臭
、殺菌剤を高分子機能を有するモノマーと共に、多層の
中敷材料に含浸させて、その外層に防臭、殺菌物質の放
出を制御する樹脂層を形成させることによって、蒸気圧
の大きい殺菌剤を用いても、何ら足に傷害を与えること
なく、しかも、靴中の足皮膚部の微生物の発生を完全に
防止し、併せて悪臭・を除く靴の中敷を完成した。
本発明は複数の材料をし1層してなる靴中敷に防臭又は
/及び殺菌性機能を有する物質溶液又は懸濁液に高分子
機能を有するモノマーを溶解又は乳化分散させた液を含
浸させ、その外層に防臭、殺菌物質の放出を制御する天
然又は合成高分子溶液又は乳化分散液を塗布又は含浸後
乾燥してなる靴中敷である。
本発明に使用する複数の材料を積層した中敷基剤は、例
えば、バルブ板紙/クロロブレン、ウール/ナイロント
リコット、ウール/ナイロントリコット/スフ、ウール
/塩化ビニリデン、塩化ビニリデン網状スクリーン/塩
化ビニリデン蜂巣状織布/ウール等の積層板が挙げられ
る。
本発明に使用する防臭又は殺菌機能を有する物質として
は、ゼオライト、銅、沃素、沃化カリウム、塩化第2鉄
、硫黄、活性炭等の無機物質及び化合物、ジクロロベン
ゼン、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、オル
トフェニルフェノール、クロロクレゾール、ブロモシン
ナミックアルデヒド、ジフェニール、ジクロフルアニド
、パラオキシ安息香酸アルキル、デヒドロ酢酸、クロロ
キシレノール、ソルビン酸、銅クロロフィルナトリウム
9ヘキサクロロフェン、トリクロロカルバニド、チアベ
ンダゾール、第4級アミン塩、サリチル酸アルキル、ク
レゾール、クロロフェニルヨードプロパルギルホルマー
ル、テルペノイド、フラボ、ノイド、ホルマリン、トリ
オキサン、パラホルマリン、ヘキサン等の有機化合物が
挙げられる。
そして、本発明にこれらの防臭、殺菌剤を使用する場合
は、その使用状況に応じて単独又は各種組合せて使用す
る。
ゼオライトはアルミノ1シリケート含水塩でMe2/n
o −A I20+ ・x S i○x ・3’ Hz
O(Me:アルカリ又はアルカリ土類金1)71.n:
原子価)で表され、3〜5人の細孔を有するものや、比
較的大きな粒径5μ位のものが家庭用洗剤のトリポリ燐
酸ナトリウム等の燐酸塩の代わりに洗剤の助剤等に汚染
粒子の吸着による洗浄効果を有し無燐酸洗剤として大量
に使われている物質であり、発汗成分の吸着、異臭防止
の作用がある。
銅は金属銅の微粉末の形で使用される。
沃素、沃化カリウムは、所謂ヨードチンキ成分で局所殺
菌消毒剤として使用される。
塩化第2鉄は加水分解して塩酸と水酸化第2鉄となり、
強い収斂性があり、切り傷、血管損傷による止血剤とし
て利用できる。
硫黄は微粉末の形で使用され、その作用は皮膚面に接す
ると、蛋白質特にシスティンと反応して硫化水素、硫化
アルカリ、二硫化物に変化し皮膚疾患雑菌の殺m機能を
有す。
活性炭は薬用炭として日本薬局方に記載がある。
例えば、ヤシ殻を燃焼して800〜1000℃の賦活温
度に保って活性を与えたものが、ガス吸着、薬物吸着が
大きく、また塩化亜鉛液に漬けて活性化し、水洗を繰り
返しpHを水酸化カルシウム又は炭酸カルシウムで中和
し、更に水洗を繰り返し中性にして13[1〜150 
℃で乾燥させて作られるものが、悪臭の吸収力が非常に
大である。
ジクロロベンゼンはCs Hs 7J2で表され、オル
ト体とバラ体が主に殺菌殺虫剤として使用される。
前者は沸点179 ℃の液体であるが、バラ体は融点5
3℃の昇華性の固体で他の殺菌剤と併用して著しい殺菌
効果を表し、また防腐剤としても使用される。
トリクロロヒドロキシフェニルエーテ)ItハCl2C
6H,−0−cl(OH)C@H3テ表され、融点約5
5℃で、バクテリアへの静菌作用がある。
オルトフェニルフェノールはC= Hs OCs H4
(OH)で表され、融点56〜65℃でダラム陰性菌に
は0.05%、ダラム陽性閏には0.06%、カビ類に
は0.005%の低濃度で殺菌効果を奏する。
クロロクレゾールはパラクロロメタクレゾールでCC1
> (CH*) C,H!(OH)で表され、融点約6
5℃で水によく溶ける。、効果はクレゾールと殆ど同様
の殺菌力を有する。
ブロモシンナミックアルデヒドはCs Hs CH”C
(Br)CHOで表され、融点67℃で種々の病原菌に
効力がある。
ジフェニルはC,H,Cs H,で表され、融点70℃
で青カビ類の発生を防止する。
ジクロフルアニドはα、FC3N(C,H5)So。
N(CH,)、で表され、融点105℃の結晶で青カビ
類によく効果がある。
パラオキシ安息香酸アルキルはOHC,H,C00Rで
表され、Rがエチル基、プロピル基、ブチル基、セカン
ダリ−ブチル基の化合物があり、それぞれ融点117℃
、96℃、213℃、59℃を示し、カビ、酵母7 細
菌の発育を阻止する。
デヒドロ酢酸はC,H,04で表され、融点109〜1
12 ℃で腐敗細菌、カビ、酵母等の殺菌剤として使用
される。
クロロキシレノールはパラクロロメタキシレノールで0
2(CHl)2Cs H2(OH)で表され、融点11
5℃を示し、水に溶は難く、非刺激性防腐、殺菌剤であ
る。石炭酸係数は約40〜80迄の値を示し、ブドウ状
球菌、尋常変形菌、緑膿桿菌大腸菌に効果がある。
ソルビン酸は融点134 ℃で水に約0.16%(20
℃)溶ける。作用は主に微生物の発育阻止作用で細菌。
カビ、酵母類に有効である。
調クロロフィリンナトリウムは所謂葉緑素成分で着色剤
として、また悪臭吸収剤として使用される。
ヘキサクロロフェンは((OH) (CI2) 3 C
−H) 2CH,で表され、融点161〜167 ℃で
石炭酸係数は125 と言われる。ダラム陽性菌に特に
鋭敏である。皮膚に対する刺激作用は殆どないが、連用
により過敏症の皮膚反応が現れることがある。
トリクロロ力ルバニトハ(α)2C6HコN HC0N
HCs)[<(lj’テ表され、融点245〜254 
℃で水及び存機溶媒に殆ど溶けず、ダラム陽性菌に0.
lppm程度の低濃度でその成長を阻止する効力がある
チアベンダゾールは C,OH,N、 Sで表され、融点約296 ℃でカビ
類に効果がある。
第4級アンモニウム塩は原子価5価の窒素を含む所謂逆
性石鹸と呼ばれるもので、CRIR2R3R,N)”X
−で表され、Rはアルキル基、アリル基、Xはクロライ
ド、ハイドロオキシド、ブロマイド塩で多くの種類があ
る。代表的なものとしては塩化ペンデルコニウム(Cg
 H6CH2−N”(CH3) 2CIi H2S ]
αがあり、白色のゼラチン様小片で水及び有機溶剤によ
く溶け、乳化剤の働きもあり、所謂界面活性剤として使
われる。皮膚表面の吸着による組織の変性や酵素系の阻
害による殺菌効果と考えられる。石炭酸係数はチフス菌
には37℃で429.黄色ブドウ球菌には407 と言
われている。
塩化ヘンセ)ニウム(C2tH<zclNcL)、 塩
化ジステアリルトリメチルアンモニウム(C3sHs。
CIN)、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウ
ム(C21H4*CI N ) 、塩化セチルピリジニ
ウム(C21H3ecfN −Hl0)等があり何れも
強力な殺菌力がある。塩化アルキルジアミノエチルグリ
シン(C+5H−zCINsOx>、塩化クロロへキシ
ジン(C2゜Hl。α2N、。・2Hα)は、所謂両性
界面活性剤としてグラム陽性、グラム陰性菌共に短時間
で殺菌する効果があり、微生物繁殖による悪臭の防止と
しても有効である。
サリチル酸メチルはC8H,(OH) (COOCH3
)で表され、沸点219 ℃の液体で白カバ油、カッシ
ア油中に含まれる。ホルムアルデヒドの矯臭剤としても
効果があり、皮膚からも容易に吸収され、殺菌力は弱い
が皮膚の消炎や鎮痛性がある。
クレゾールはCH,C,H,OHで表され、その水酸基
とメチル基の位置によりオルト、パラ及びメタクレゾー
ルとして単離される。沸点は191℃。
202 ℃及び202 ℃でその作用は蛋白質変性によ
り微生物を死滅・させ、皮膚の粘膜を消毒する効力も有
す。
クロロフェニルヨードプロパルギルホルマールは、cI
lc、H,OcH,0cH2(jCIで表され、比重約
1.68の液体でQ、 2mmHg の減圧下130 
℃で洲騰する。25℃で蒸気圧は10−’mmt1gで
比較的蒸気圧が大きく靴空間の殺菌力がある。カビ類や
ダラム陰性菌に効果がある。
テルペノイドは、木の精油から得られる芳香があり、か
つ殺菌力、殺虫力がある。非常に種類が多いがターピネ
オール d  IJモネン、アネトール、リナロール等
が本発明に最適である。
ベンゾチアゾールはc6H,(SCHN)で表され、沸
点224 ℃を示す殺菌剤である。
有するフラボノイド系化合物と、 の構造式を有するインフラボノイド系化合物の総称であ
る。植物の花弁、新芽に黄色色素として存在し、茶、漢
方薬の甘草に含まれ、医薬としては勿論、殺菌力がある
。また、脱臭作用も強く、近時これを含む脱臭製品が多
い。特に5,6−シヒドロキシフラボン、5,6−シヒ
ドロキシフラバノン等が有効である。
ホルマリンは、HCHOで表され、融点−92℃。
沸点−21℃の比重0.185で常温ではガス状である
これを水に35.〜38%の水溶液で使用され、一般に
重合を避けるため、メタノール5〜13%が入れである
ホルムアルデヒドは常温ではガス体で刺激性が強<、−
20℃では急速に重合する。このガスの水溶液をホルマ
リンと称す。ホルムアルデヒドは脂溶性で、かつ蛋白質
を凝固させる作用があるから、水晶の希釈液でも強力な
殺菌作用を呈し消毒、防腐の目的に使用される。ホルマ
リンは細菌毒累と結合し毒性のない、しかし免疫を生ず
るトキソイドに変える。炭痕菌を2X10’倍、芽胞を
lXl0’倍、チフス菌を6 XIO’倍、原虫をlX
l0’ 倍波で死滅させ、乳酸菌は1.5 XIO’ 
倍波によって発育が阻止される。生体組織に接触すれば
、強く刺激し、硬化させるので体表面の消毒には不適で
、主として器具、室内の消毒に用いられる。この強力な
殺菌力を有するホルマリンは、一方副作用として、内服
した場合は呼吸困難、めまい等多量の場合はチアノーゼ
、心臓衰弱を起こす。また、ガスは呼吸器などの粘膜を
刺激し、咽頭充血、呼吸困難等を起こす。このように、
ホルマリンはガス状で強い殺菌力を示すが、毒性も大き
く家庭用品に使用する時は規制がある。靴中敷は皮膚に
直接接触しないから、指定用品にはなっていないが、本
発明に使用する場合は1g中75μg (75ppm)
以下を指標としたが500ppLrI以下でも充分安全
である。
トリオキサンはα−トリオキシメチレンとも言い、(H
CHO)、で表され、比重的1.177 、融点64℃
、  沸点115 ℃で水、アルコール、エーテルに可
溶で昇華して殺菌力を現す。
バラホルマリンは、(HCHO)−(nH2O)n=8
〜100で表され、水、アルコール、エーテルに不溶で
、融点150〜160 ℃で約120 ℃で昇華する。
ホルマリンと水がそれぞれ重合したもので、主に歯科用
パラホルム剤として、その強力な殺菌作用が利用されて
いる。
ヘキサミンはへキサメチレンテトラミンとも言い、Ce
 Hl 2 N 、で表される化合物である。ホルムア
ルデヒドガスとアンモニアガスとの縮合反応によって得
られる。水晶は酸性の汗成分によりホルマリンを遊離す
るが、アルカリ性の汗成分ではその発生が弱い。この状
況の変化によって、ホルマリンと同様の作用を有し、緩
衝的殺菌力は大きな利点を有す。
高分子機能を有するアモノマーは、それ自体重縮合又は
他成分との共重縮合をして固定化される。
高分子機能を有するモノマーとしては、ホルマリン、ヘ
キサミン、フルフラール、フルフリルアルコール、トリ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、酢酸ビニル、スチレン、アクリルエステル、塩化
ビニル乳化重合液等が挙げられる。
ホルマリン、ヘキサミンはオルトフェニルフェノール、
クレゾール、クロロキシレノール、ヘキサクロロフェン
、クロロクレゾール等フェノール系化合物とフェニール
樹脂を形成する。また、フルフラールは沸点162 ℃
、比重1.160 の淡黄色の液体、フルフリルアルコ
ールは沸点170 ℃、比重1.135の無色の液体で
前記フェノール系化合物と共重合してフラン樹脂を形成
し、靴中敷中に防臭殺菌性成分を固定化する。また、ト
リレンジイソシアネートは、CH= Cs Hz(N 
CO)2で表され、沸点118 ℃(10mmHg)、
  比重1.22の液体で、ジフェニルメタンジイソシ
アネートは例えばMDIと称せられるppo ジフェニ
ルメタンジイソシアネートは((NCO)C6H,)2
CH2で表され、沸点190 ℃(5mmHg) 、比
重1.19の液体で、共にアルコール、水、アルデヒド
と縮合して、尿素樹脂を形成する。酢酸ビニルはCH3
COOCH=CH2で表され、沸点73℃、比重0.9
34で重合禁止剤としてヒドロキノンが含まれている。
この物質は第4級アンモニウム塩の存在で靴中敷製造中
に乳化重合して所謂プラスチック乳化重合液を形成する
またスチレンは、Cs H5CH= CH2で表され、
沸点145 ℃、比重0.905の液体でポリスチレン
樹脂を形成する。アクリルエステルはCH,=CHC0
ORで表され、Rがメチル基のアクリルメチルエステル
は沸点81℃、エチル基のアクリルエチルエステルは沸
点99.3℃、nブチル基のアクリルnブチルエステル
は沸点147 ℃、イソブチル基のアクリルイソブチル
エステルは沸点138 ℃、フェニルヘキシル基のアク
リルフェニルヘキシルエステルは沸点216 ℃の液体
で、乳化重合又は他のフェノール、アルデヒドと共重合
して所謂ポリアクリル樹脂を形成する。
塩化ビニルはCH=CH2で表され、沸点−139℃で
、これをアクリルニトリル、無水マレイン酸、スチレン
、塩化ビニリデン、酢酸ビニル等の共乳化重合液として
本発明に使用できる。
これらの高分子機能を有するモノマーは本発明に使用す
る防臭、殺菌機能を有する物質を靴中敷材料中に含浸固
定して、その総合的効果で防臭。
殺菌の目的が達成される。特に沸点の低いホルマリン、
ヘキサミン、ジクロロベンゼン、フェノール系化合物、
サリチル酸アルキル、テルペノイド等は蒸気圧が大きい
物質を靴中敷に固定化し、これらの物質の主にガス効果
として閉鎖系の靴内部空間に作用し、全体として足の発
汗、微生物の活性による悪臭、更に水虫に代表される足
の皮膚病の発生の防止に極めて顕著な効果を奏するもの
である。
しかしながら、ガス効果が過剰となれば、副作用として
皮膚に刺激を与える。これを防止するため、本発明にお
いては、防臭、殺菌剤を靴中敷素材に含浸固定化した外
層に被膜を作り、防臭、殺菌性物質の皮膚への影響を防
止した。その被膜は防臭、殺菌性物質の放出を制御する
被膜物質なら何でも使用し得るが、アラビアゴム、プル
ラン。
ゼラチン、セロハン、アルギンサ酸ソーダ、グアガム、
サンタンガム、カゼイン、ニカワ等の天然高分子物質、
ガスバリヤ−性のあるポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエポキシポ
リエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポ
リエチレンオキシド、ポリウレタン、弗素樹脂、ケイ素
樹脂等の合成樹脂の溶液又は特に水中懸濁乳化樹脂液が
被膜として好適である。
次に本発明の実施例並びに同実施例で得られた靴中敷の
効果を示す試験例を挙げて本発明を更に詳細に説明する
〔実施例〕
以下の第1表に示す防臭、殺菌物質並びに高分子機能を
有するモノマーの各種を配合した原液5種を針葉樹パル
プ製板紙にクロロプレン膜を2層に注型した中敷原紙に
、18〜19g の板紙に対し、上記原液を3〜4g吸
着した。
第1表 (重量%) 以上の如くして得られた各原液含浸中敷をローラーで圧
縮し、余分の原液を除き、遠赤外線乾燥機で70℃前後
で乾燥する。
このようにして得られた試料1〜5のそれぞれを更に、
アラビヤゴム、プルラン、ゼラチン、セロハン、アルギ
ン酸ソーダ、グアガム、サンタンガム、カゼイン、ニカ
ワの各2%水溶液、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレ
フタレート。
ポリエポキシ樹脂の各2%水溶液、ポリウレタンの乳化
重合液(固形分40%)の5%液、四弗化エチレン(6
%分散液)の3,3%水懸濁液、5%シリコンフェスの
4%キシレン液に浸漬し、余分の液ヲロールで圧縮して
除き、遠赤外線乾燥機で乾燥被覆する。
以上の如くして、本発明の靴の中敷を得る。
本島を各2.5 gとり、ホルムアルデヒドを測定した
。その結果を第2表に示す。
第2表(ppm) 本試験におけるホルマリン含量の測定は次の方法による
T、ナラシa (T、 Na5h)による、ザ カラー
メトリック エスチイメインヨン オブ ホルムアルデ
ヒド バイ ミーン オブ ザ ハンシニリッヒリアク
ション(The colormetric Estim
ationof Formaldehyde by M
ean of the Hantzslch。
Reaction) (Bio、Chem、 J、 5
5 、416 (1953)に準拠して定めた。
実施例で得られた試料2.50gを200−の共栓フラ
スコに正確に量りとり、精製水100−を正確に加えた
後、密栓し、40℃の水浴中で時々振り混ぜながら1時
間抽出する。次にこの液をガラス濾過器(細孔記号G2
に適合するもの)を用いて温時濾過し、これを試験溶液
とする。試験溶液5.0−を正確に採りアセチルアセト
ン試液5.C1+1を加えて振り混ぜ、40℃の水浴中
で30分間加温し、30分間放置した後、精製水5.0
mlにアセチルアセトン試液5.1)Fnlを加えて、
同様に操作したものを対照として、層長1 cmで41
2〜415nm における吸収の極大波長で吸光度Aを
測定する。
A x3.75/試料(Kg) = X I) I) 
mより試料中のホルマリン含量をppm単位で算出する
。(ホルマリン分子吸光度A =8000より算出)以
上の試験結果より明らかな通り、本発明の靴の中敷は最
も刺激性の強いホルマリンで、靴中敷中に含有する量は
350ppm以下である。
また、本発明の靴中敷である上記実施例1及び4の試料
を水虫に罹った8名に昭和61年7月1日から8月31
日の2力月にわたって使用し、その効果を見た。何れも
使用中は足の悪臭の発生が著しく少なくなり、水虫の完
治した人3名、効果が明らかに現れた人4名、少し快方
に向かった人1名の結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明は靴中の閉鎖系における足の皮膚の複雑な条件下
で、各種の防臭、殺菌剤特に刺激性の強いものでも足の
皮膚に何らの傷害を与えることなく、安全にしかも的確
に防臭、殺菌を達成する極めて有用な発明である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数の材料を積層してなる靴中敷に防臭又は/及び
    殺菌機能を有する物質の溶液又は懸濁液に高分子機能を
    有するモノマーを溶解又は乳化分散させた液を含浸させ
    、その外層に防臭、殺菌性物質の放出を制御する天然又
    は合成高分子液又は乳化分散液を塗布又は含浸後乾燥し
    てなることを特徴とする防臭殺菌性靴中敷。
JP27144688A 1988-10-26 1988-10-26 防臭殺菌性靴中敷 Pending JPH02116302A (ja)

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JP27144688A JPH02116302A (ja) 1988-10-26 1988-10-26 防臭殺菌性靴中敷

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