JPH0211613Y2 - - Google Patents

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JPH0211613Y2
JPH0211613Y2 JP1984122747U JP12274784U JPH0211613Y2 JP H0211613 Y2 JPH0211613 Y2 JP H0211613Y2 JP 1984122747 U JP1984122747 U JP 1984122747U JP 12274784 U JP12274784 U JP 12274784U JP H0211613 Y2 JPH0211613 Y2 JP H0211613Y2
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oil
bump
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gas bearing
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JP1984122747U
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/04Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
    • F16C17/042Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only with flexible leaves to create hydrodynamic wedge, e.g. axial foil bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は空気等の気体を潤滑剤とする動圧型ス
ラスト気体軸受の改良に関するものである。
〔従来技術〕
空気等の気体を潤滑剤とする動圧型スラスト気
体軸受の中で、軸受面が可撓性のフオイルで形成
されるフオイル式の先行技術として、特開昭55−
166524号、米国特許4227752号公報等に開示のも
のが挙げられる。すなわち、第10図a,bは米
国特許4227752号公報に開示の動圧型スラスト気
体軸受に近い例の構造を示すもので、ベースプレ
ート1には軸受セグメント2が円周上に複数個固
定され、軸受を構成している。また、軸受セグメ
ント2は第10図bで示すように、ベースプレー
ト1上に配設され、かつ弾性特性を有する波形状
のバンプフオイル3、該バンプフオイル3によつ
て支持されるトツプフオイル4、およびベースプ
レート1に固定されたスペーサ5とから構成さ
れ、さらにトツプフオイル4はスペーサ5に固定
されている。なお、スペーサ5の高さは、バンプ
フオイル3の高さより僅かに小さくなつている。
回転軸(図示せず)に固定されているスラスト
ランナー6が第10図b中矢印Aの方向に回転す
ると、気体の粘性のために、周囲の気体がスラス
トランナー6とトツプフオイル4間の微少隙間に
引き込まれ、くさび膜作用により前記隙間内に引
き込まれた気体が圧縮され、圧力を発生し、これ
によつて回転軸を軸方向に非接触に支承するよう
になつている。これをさらに詳述すれば、スラス
トランナー6が回転すると、周囲の気体がスラス
トランナー6により引き込まれて、該スラストラ
ンナー6とトツプフオイル4の間に気体膜のくさ
び膜を形成し、これによつてスラストランナー6
はトツプフオイル4から浮上することになり、高
速回転可能となる。なお、回転軸が停止している
ときは、スラストランナー6は、トツプフオイル
4に固体接触している。
しかるに、気体軸受は、気体の粘性が小さいた
め一般的に気体膜の減衰能力が小さい。したがつ
て、高速回転を安定して実現するには、気体軸受
の減衰性能を向上させることが必要である。しか
しながら、第10図の従来技術では、バンプフオ
イル3とベースプレート1およびバンプフオイル
3とトツプフオイル4の間の金属摩擦により減衰
能力を付与しているが、高速回転における振動エ
ネルギーを吸収して、安定な回転を実現しうるた
めには、金属摩擦による減衰作用のみでは不足で
ある。そのため、従来構造では高速回転で回転軸
の振れが大きくなり、回転軸と軸受の接触を起し
たり、軸受の破損等を招くおそれがあつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は上述した欠点に鑑み成されたも
ので、制振効果を有する動圧型スラスト気体軸受
を提供するにある。
〔考案の構成〕
このような目的を達成するために、本考案は、
トツププレートの下面にこれと協働して微少空間
を構成するスタビライジングフオイルを配設した
構造としたものである。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案に係る動圧型スラスト気体軸受
の一実施例を示す要部断面図、第2図は同動圧型
スラスト気体軸受の一部平面図である。ベースプ
レート10には、第2図に示すように、軸受セグ
メント11が円周方向に等間隔おきに複数個固定
されており、また該軸受セグメント11は第1図
に示すようにバンプフオイル12、トツププレー
ト13およびスタビライジングフオイル14とか
ら構成されている。すなわち、ばね特性を持つバ
ンプフオイル12は、ベースプレート10に固定
されていると共に波形状に形成されており、また
該バンプフオイル12上にはトツププレート13
が配設されていると共に該トツププレート13は
その軸受面13aが上方(スラストランナー15
側)に向つて突形状すなわちクラウン形状を呈す
るよう構成されている。また、このトツププレー
ト13の下面にはスタビライジングフオイル14
が固定されており、このスタビライジングフオイ
ル14とトツププレート13との間には微少空間
16が設けられている。この微少空間16は、第
1図から明らかなように、前記バンプフオイル1
2とスタビライジングフオイル14とが接する位
置に設けられた構成となつている。また、第3図
に示すように、スタビライジングフオイル14
は、微少空間16がいわゆる閉空間に近くなるよ
う、その内径側および外径側端部14a,14b
がトツププレート13に固定されている。さら
に、前記トツププレート13はその軸受面13a
が、回転軸(図示せず)に固定されたスラストラ
ンナー15と対面するように構成されており、し
たがつて、このスラストランナー15はトツププ
レート13に相対した状態で矢印Bの方向に回転
するようになつている。
したがつて、以上のように構成された動圧型ス
ラスト気体軸受にあつては、微少空間16内の気
体がバンプフオイル12によつて時間的に変動す
る圧縮を受けると、微少空間16内の気体はいわ
ゆる“絞り膜作用”によつて圧力を生じると共
に、減衰力を生じる。
今、第4図を用いて微少空間16内の気体が絞
り膜作用によつて減衰効果を生じ、これによつて
高速回転している回転軸の振動・変動を制振し
て、安定な高速回転を実現する点について説明す
る。すなわち、回転軸が不均り合い振動等で、振
動を生じると、スラストランナー15が軸受面、
すなわちトツププレート13に振動的に近づいた
りあるいは離れたりする。そのため、スラストラ
ンナー15とトツププレート13の間の軸受隙間
が変化し、これによつて気体膜圧力が変化する。
その結果、トツププレート13に作用する力が変
化することになるので、バンプフオイル12はス
タビライジングフオイル14を押している力が変
化し、これによつてスタビライジングフオイル1
4の微少空間16内の気体は圧縮変動を受ける。
その結果、いわゆる“絞り膜作用”が生じること
により、減衰効果が生じ、制振効果が得られる。
なお、微少空間16は本実施例のように閉空間に
近い方が絞り膜作用による制振効果は大きい。
このようにして、減衰能力の大きい制御効果の
優れた気体軸受とすることにより、高速回転時の
不均り合い振動等の振動エネルギーを吸収できる
ようになり、これによつて、安定性・信頼性・耐
久性の優れた気体軸受を提供できるという効果を
奏する。
また、第5図a,bに示すように、スタビライ
ジングフオイル14にスリツト17,18を設け
た構成とすれば、微少空間16を端部14a,1
4bを設けることによつて、閉空間に近い構造と
したとき、スラビライジングフオイル16の剛性
が前記端部14a,14bの近傍で大きくなりす
ぎないようにすることができる。なお、このスリ
ツト17,18は第5図bで示すように、気体膜
圧力の小さい前縁側と気体膜圧力の高い後縁側で
長さを変えた構成としてもよい。また内径側と外
径側で長さを変えてもよい。
また、第6図および第7図a,bは本考案に係
る動圧型スラスト気体軸受の他の実施例を示すも
のである。本実施例において上述した第1実施例
と異なる点は、ベースプレート10に固定された
バンプフオイル12と、スタビライジングフオイ
ル14との間に位置するごとくレストリクシヨン
フオイル19を設けた構成とした点である。また
このレストリクシヨンフオイル19にはバンプフ
オイル12の平担面部12aに対応する位置に湾
曲部19aが設けられた構造となつている。
今、このレストリクシヨンフオイル19の作用
を第7図a,bを用いて説明するに、バンプフオ
イル12は通常においては第7図aに示す形状と
なつているが、例えば、回転軸に大きな変動荷重
や衝撃荷重が作用したとき、バンプフオイル12
が第7図bで示すように大きく変形する場合があ
る。そして、該バンプフオイル12が弾性限界を
超えて変形を繰り返すと、バンプフオイル12の
形状が歪んだり、スプリング作用が劣化するとい
う、いわゆる“へたり”を生じたり、破損を生じ
る。このような場合、第7図bに示すように、レ
ストリクシヨンフオイル19の湾曲部19aの下
面がバンプフオイル12の平担面部12aに当接
することによつて、バンプフオイル12の大き過
ぎる変形を防止できる。したがつて、大きな変動
荷重や衝撃荷重に対して、安全性・信頼性・耐久
性に優れた軸受を提供することが可能となる。
また、第8図に示す実施例は第6図に示す実施
例において、レストリクシヨンフオイル19の機
能とスタビライジングフオイル14の機能を一体
に併せ持つダンパーフオイル20を、トツププレ
ート13の下面に固定した構成としたものであ
る。すなわち、このダンパーフオイル20とトツ
ププレート13との間には微少空間16が、バン
プフオイル12とダンパーフオイル20とが接す
る位置に設けられていると共に、該ダンパーフオ
イル20には、前記バンプフオイル12の平担面
部12aと対応する位置に湾曲部20aが設けら
れた構造となつている。このようなダンパーフオ
イル20を設けた構成としても、上述した第6図
に示す実施例と同等の効果を奏することは勿論で
ある。
また、第9図は本考案に係る動圧型スラスト気
体軸受の更に他の実施例を示すもので、ベースプ
レート10に該ベースプレート10とバンプフオ
イル12との間に位置するごとくペデスタル21
を設けた構成としたものである。
このような構成においては、例えば回転軸に大
きな変動荷重あるいは衝撃荷重がかかつた場合、
スラストランナー15は、トツププレート13の
軸受面13aに急激かつ大きな変位で接近する。
そのため、バンプフオイル12に大きな反力が気
体膜を介して作用することになり、バンプフオイ
ル12の撓みが大きくなる。そしてバンプフオイ
ル12が弾性限界を超えて変形すると、永久変形
を生じて元の形状に復さなくなつたり、更には、
へたりを生じて高さが小さくなつてしまう。その
結果、バンプフオイル12の耐久性が劣化するだ
けでなく、スラストランナー15とトツププレー
ト13の軸受面13aの間の軸受隙間も適正でな
くなり、軸受性能が劣化してしまう。
しかしながら、本実施例ではペデスタル21を
設けることによつて、バンプフオイル12の変形
を規制することができるので、上述した不具合は
解消できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、スラスト
ランナーと対向するベースプレートに複数個の軸
受セグメントが円周方向に等間隔おきに配設さ
れ、該軸受セグメントは、ベースプレート上に配
設されかつ弾性を有する波形状のバンプフオイル
と、該バンプフオイル上に配置されたトツププレ
ートとを備えて成る動圧型スラスト気体軸受にお
いて、前記トツププレートの下面にこれと協働し
て微少空間を構成するスタビライジングフオイル
を設けた構成としたので、回転軸の振動を微少空
間の絞り膜作用により吸収することができ、減衰
能力の大きい制振効果を得ることが可能となる。
これによつて、高速回転時の不均り合い振動等の
振動エネルギーを確実に吸収でき、安定性・信頼
性・耐久性に優れた気体軸受を提供できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る動圧型スラスト気体軸受
の一実施例を示す要部断面図、第2図は同動圧型
スラスト気体軸受の一部平面図、第3図は同動圧
スラスト気体軸受の一部拡大断面図、第4図は同
動圧型スラスト気体軸受の作用を説明するための
図、第5図a,bはスタビライジングフオイルの
他の実施例を示す平面図、第6図は本考案に係る
動圧型スラスト気体軸受の他の実施例を示す要部
断面図、第7図a,bは第6図の動作説明図、第
8図および第9図は本考案に係る動圧型スラスト
気体軸受の各実施例を示す要部断面図、第10図
a,bは従来の動圧型スラスト気体軸受の一部平
力図と要部断面図である。 10……ベースプレート、11……軸受セグメ
ント、12……バンプフオイル、12a……平担
面部、13……トツププレート、13a……軸受
面、14……スタビライジングフオイル、15…
…スラストランナー、16……微少空間、19…
…レストリクシヨンフオイル、19a……湾曲
部、20……ダンパーフオイル、20a……湾曲
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スラストランナーと対向するベースプレート
    に複数個の軸受セグメントが円周方向に等間隔
    おきに配設され、該軸受セグメントは、ベース
    プレート上に配設されかつ弾性を有する波形状
    のバンプフオイルと、該バンプフオイル上に配
    置されたトツププレートとを備えて成る動圧型
    スラスト気体軸受において、前記トツププレー
    トの下面にこれと協働して微少空間を構成する
    スタビライジングフオイルを設けたことを特徴
    とする動圧型スラスト気体軸受。 (2) バンプフオイルとスタビライジングフオイル
    との間に、バンプフオイルの平担面部と対応す
    る位置に湾曲部が設けられて成るレストリクシ
    ヨンフオイルを配設して成る実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の動圧型スラスト気体軸受。 (3) トツププレートの下面に、スタビライジング
    フオイルの機能とレストリクシヨンフオイルと
    の機能を一体に合せ持つダンパーフオイルを固
    定した実用新案登録請求の範囲第(2)項記載の動
    圧型スラスト気体軸受。
JP1984122747U 1984-08-10 1984-08-10 動圧型スラスト気体軸受 Granted JPS6136726U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6136726U JPS6136726U (ja) 1986-03-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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