JPH0211229Y2 - - Google Patents

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JPH0211229Y2
JPH0211229Y2 JP550684U JP550684U JPH0211229Y2 JP H0211229 Y2 JPH0211229 Y2 JP H0211229Y2 JP 550684 U JP550684 U JP 550684U JP 550684 U JP550684 U JP 550684U JP H0211229 Y2 JPH0211229 Y2 JP H0211229Y2
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JP
Japan
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slit
damping material
vibration damping
width
laminated composite
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JP550684U
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JPS60117132U (ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の車体フロアに敷設され、
車体に伝達される振動やこの振動に伴う騒音がド
ライバーや同乗者に伝達されることを抑制する積
層型複合制振材に関する。
(従来技術) 第1図に示すように、自動車1の車体2のフロ
ア3における振動を制振する場合、フロア3に制
振材4が貼着されるが、この制振材4は、従来、
第2図に示すように、ウレタンフオーム材からな
る発泡層5の上面にゴム材からなる表皮層6を接
着して積層型複合体に形成されており、上述の表
皮層6は、振動の伝達を抑制するために、質量を
有した硬質のゴム材が使用されていた(特開昭57
−137143号公報参照)。
このように表皮層6が形成された場合、制振材
4の屈曲性が悪いので、第1図に示す車体2のト
ンネル部7では、第3図に示すように、凹状の屈
曲部8では、表皮層6の曲率が発泡層5より小さ
くなることと、表皮層6が硬質であることによつ
て、その曲面に沿わなくなり、そのため凹状の屈
曲部8では、制振材4を切断して、その端縁を当
接させた状態でフロア3に貼着していた。
そのために制振材4の継目当接部分に空間9が
できて、この空間9部分から騒音が車内に侵入と
いう問題点を有していた。
また凸状の屈曲部10では発泡層5が収縮され
て充分な制振作用が得られない場合もある。
(考案の目的) この考案の目的は、振動を抑制するために、表
皮層を質量を有するゴム材で形成しても、凸状あ
るいは凹状の屈曲部に容易に沿わせることができ
る積層型複合制振材の提供にある。
(考案の構成) この考案は、表皮層の屈曲部に相当する部位に
該屈曲部に沿つてジグザグ状のスリツトを設けて
係合部を形成し、該係合部をその基部の幅に対し
てその先端の幅を大きく形成した積層型複合制振
材であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、表皮層にジグザグ状のスリ
ツトが形成されているため、表皮層が質量を有す
る硬質のゴム材で形成されていても、表皮層の屈
曲が容易となり、制振材を屈曲部に簡単に沿わせ
ることができる。
さらに上述のスリツトは、その基部の幅に対し
てその先端の幅が大きく形成された係合部に形成
されて、対向する相互の係合部で係合状態にして
いるので、制振材の貼着時あるいは使用時に、ス
リツト部分に引張り力が作用しても、上述の係合
状態によつて、スリツト部分が開いて穴が開くこ
とがなく、よつてこの穴から騒音の漏れを確実に
防止することができる。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は自動車の車体フロアに貼着する積層型複
合制振材を示し、第4図において、積層型複合制
振材11は、所定の厚みのウレタンフオーム材か
らなる発泡層12の上面に、該発泡層12より硬
質なゴム材からなる表皮層13を接着して積層型
複合体に構成し、屈曲部に相当する部位14の表
皮層13にはスリツト15が刻設されている。
第5図は上述のスリツト15を示し、このスリ
ツト15は屈曲部に相当する部位14の長さ方向
に対して、円弧形状でジグザグ状に刻設されると
共に、単一円弧の基部16の幅に対してその先端
部17の幅が大きくなる係合部18…に形成さ
れ、各係合部18…は相互に相反する側に位置し
て、相互の係合部18…が係合する状態に形成さ
れている。
第6図は自動車の車体フロアに貼着する積層型
複合制振材11の形状を示し、上述のスリツト1
5を必要とする屈曲部の部位14はトンネル部1
9における両側下部の凹状の屈曲部20であつ
て、この屈曲部20は直線部分20aと曲線部分
20bとがあり、第5図に示すスリツト15は直
線部分20aに適応し、制振材11を屈曲部20
の直線部分20aに沿わせたとき、この部位14
の表皮層13はそのスリツト15によつて屈曲が
容易となり、さらに相対向する係合部18…が係
合状態にあるので、引張り力が作用してもスリツ
ト15の開くことが防止される。
第7図に示すスリツト15は、第6図の屈曲部
20の曲線部分20bに適応し、スリツト15の
ジグザグ方向は曲線部分20bの方向に沿つて曲
線状に形成される。
このように形成されることによつて、制振材1
1を曲線部分20bに沿わせて貼着することがで
きる。
第8図はスリツト15で形成される係合部18
…の他の例を示し、この例では係合部18は台形
形状に、すなわち基部16の幅に対して先端部1
7の幅が大きく、かつ先端が直線状に形成されて
いる。
このように係合部18…を形成してよく、また
基部16の幅に対して先端部17の幅が大きい形
状であれば、他の形状であるもよい。
なお、上述の実施例では凹状の屈曲部に本考案
の制振材を適用した場合について説明したが凸状
の屈曲部についても同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の一部切欠き概略側面図、第2
図は従来の積層型複合制振材の一部切欠き断面の
斜視図、第3図は従来の積層型複合制振材の貼着
例を示す断面図、以下はこの考案の一実施例を示
し、第4図は積層型複合制振材の断面図、第5図
はスリツト部分の平面図、第6図は車体フロアに
貼着する積層型複合制振材の斜視図、第7図は曲
線部分のスリツトの平面図、第8図はスリツトに
よる係合部の他の例を示す平面図である。 11……積層型複合制振材、12……発泡層、
13……表皮層、14……部位、15……スリツ
ト、16……基部、17……先端部、18……係
合部、20……屈曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 発泡層と該発泡層の上面に接着され発泡層より
    も硬質材にて成形された表皮層とからなる積層型
    複合制振材であつて、 上記表皮層の屈曲部に相当する部位に該屈曲部
    に沿つてジグザグ状のスリツトを設けて係合部を
    形成し、 該係合部は基部の幅に対して先端の幅が大きく
    形成されていることを特徴とする積層型複合制振
    材。
JP550684U 1984-01-18 1984-01-18 積層型複合制振材 Granted JPS60117132U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP550684U JPS60117132U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 積層型複合制振材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP550684U JPS60117132U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 積層型複合制振材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60117132U JPS60117132U (ja) 1985-08-08
JPH0211229Y2 true JPH0211229Y2 (ja) 1990-03-20

Family

ID=30482070

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP550684U Granted JPS60117132U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 積層型複合制振材

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JPS60117132U (ja) 1985-08-08

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