JPH02111723A - 二本鎖rnaを含有する医薬組成物 - Google Patents

二本鎖rnaを含有する医薬組成物

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JPH02111723A
JPH02111723A JP63294800A JP29480088A JPH02111723A JP H02111723 A JPH02111723 A JP H02111723A JP 63294800 A JP63294800 A JP 63294800A JP 29480088 A JP29480088 A JP 29480088A JP H02111723 A JPH02111723 A JP H02111723A
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William A Carter
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    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウィルスがその宿主域を変更し又は抗ウィル
ス療法もしくは免疫療法に対するその感受性を間接的に
変える過程であるウィルスの逃避(yiral esc
ape)の現象から生ずる生物学的結果を防止するため
のdsRNAの使用に関する。
〔従来の技術〕
抗原ドリフト(antigenir drift)は、
ウィルス粒子のゲノム含有の基本的な変化に基く、ウィ
ルスの構造、例えば内部蛋白質、糖脂質、糖蛋白質等の
変化である。ゲノムは、ヘルペスウィルス・タイプl又
はタイプ2等のごとく、RNA分子から成るであろう。
変化する宿主細胞域、疾患の状態等はウィルス粒子の所
与の群の組成における不可避的な基本的構造変化である
後天性免疫不全症候群(AIDS)の病原体であるヒト
免疫不全ウィルス(HIV)は宿主のT−リンパ球のヘ
ルパーサブセットに選択的に感染しそしてそれを破壊し
、これによって深刻な日和見感染及びある種の癌を生じ
させる(1)、単球もまた、HIV感染のための主たる
標的であると同定されており、そしてAIDSに伴う頻
繁な2.性脳疾患の原因となるであろう(2)。種々の
HIV単離体の比較によりゲノムの高度な多様性が明ら
かになった。)ITLV  lll5及びLAVのごと
き単離体は2%未満異り、Haitian単離体HTL
V  II[FIFは非常に大きな差異を示す(3)。
HIVゲノムのほとんどの可変領域はエンベロブ(en
v)遺伝子であり、そしてこの領域の可変性が宿主の免
疫応答を回避するための機構である(4)。しかしなが
ら、この変化及びゲノムの他の部分に生ずる変化はまた
HIVの多(の変異体に対する抗ウィルス剤の異る効力
の可能性に反映する。従って、有用に予見するためには
、抗−HIV薬剤試験は種々のHIV単離体を含まなけ
ればならない。さらに、潜在的に有用な抗−HIV薬は
単球及びヘルパーTリンパ球に対する活性についてスク
リーニングすることができ、なぜなら、両系統は一般に
ヒトウィルスのための主たる標的として機能し、そして
両者はインビボでの亜急性/慢性感染の病原として役割
を演するからである。HIV−2(LAV−2とも称す
る)は、過去の中間時点で共通の祖先から分かれた旧V
−1とおよそわずか60%の相同性(又は類似性)を有
する。
二本鎖RNA (dsRNA)は、インターフェロン(
IFN)の誘導、2−5Aシンセターゼのごときある種
のIFN−誘導酵素の活性化、ナシュラルキラー活性及
び単球活性の増強、並びにβ及びT細胞マイトジェン活
性の増強を含む多相遺伝(preio−tropic)
活性を有する強力な生物返答モディファイア゛−である
。確かに、本発明者は、式r(1)n・r(C+z−U
)nの合成ミスマツチdsRNA (アンブリゲン;H
EM Re5earch社の商標;ロックビル、メ、リ
ーランド、米国)がインビトロで抗−HIV活性を有す
ることを示した。本発明者のヨーロッパ特許出願N(L
 O,213,921を参照のこと。さらに、アンブリ
ゲン及びアジドチミジン(AZT)は類似の感染アッセ
イにおいてHIVに対して相乗的に作用した。
本発明者の係属中の米国特許出願N11071028,
823を参照のこと、そこに記載されているように、本
発明者は、AIDS−関連併合症(ARC)、リンパ腺
症候群(LAS)又はAIDSを有する10人の患者、
の臨床状態が、まれな穏和な副作用のみを伴ってアンブ
リゲンにより改善されたことを示した。
HIV感染の治療におけるdsRNA及び関連ミスマツ
チdsRN^の十分な潜在的効力を特徴付けるための継
続する努力において、本発明者は先行する研究を拡張す
ることにより、高度に分岐したH1■単離体)ITLV
  II[RF (5) 、並びにT−リンパ芽球様セ
ルライン)(9(6) 、MTLV−1−形質転換Tセ
ルラインMT−2(7)及び単球/マクロファージセル
ライン0937(8)を含む3種類の追加の標的細胞系
を含めた。これらの研究から、本発明者は、ある状況下
でdsRNAがプロトタイプのウィルスと同様にHIV
のウィルス逃避(viral escape)を防止す
ることができると結論した。おそらくさらに重要なこと
には、本発明者は次のことを決定した。 dsRNAは
動物ウィルスの種々のゲノム変異体から成る環境におい
て、そしてウィルスの逃避を促進する因子、例えばウィ
ルスの複製、そしてそれ故にウィルスの逃避の可能性を
実際に増強する抗体の存在下で、効果的であり続けるこ
とができる。
一般にレトロウィルス、そして特にHrVは宿主により
生産される抗体依存性ウィルス増強(ADH)因子を生
じさせる。HIV惑染の抗体依存性増強は感染を悪化せ
しめ、そして患者の衰えの速度を加速する。このADH
は宿主の免疫系が侵入ウィルスに対して効果的な抗体を
生じさせるのを防止し、そして効果的な治療のために適
切に制御されなければならない。ADEの存在が病原体
に対して適切であるか又は有効である抗体を動物が生成
するのを防止する場において、本発明者の発明は重要な
価値を有する。なぜなら、ADEの効果に対して動物を
保護することにより、それは適切なレベルの中和抗体が
生産されるのを可能にするからである。
他のレトロウィルスと同様、HIVは高い抗原変化及び
ゲノムの不均一性により特徴付けられる。
抗原ドリフト、及びその結果としてのウィルスの高度な
多形変異体が、宿主の免疫防御機構を回避することを可
能にし、そして効果的な異種ワクチンの開発を悪くしそ
して遅延せしめるであろう。
免疫された動物におけるHIVに対する増強因子の生産
はヒトにおけるワクチン注射により惹起され得る抗体の
タイプについて深刻な懸念を生じさせる。予備的な観察
が示すところによれば、幾つかの単離体は他のものより
増強に対して感受性である。これらのウィルスは、ワク
チン調製物から除去されるべき抗体依存性増強のもとに
なるエピトープを同定するために価値があることが明ら
かにされ得る。
ヒト血清の少なくとも2つの成分がヒト免疫不全ウィル
スタイプ1 (HIV−1)感染を増強し、そしてHI
V−1中和抗体活性をマスクする(Robinson等
、Lancet  1988年4月9日、790頁)。
第1は熱安定性の、旧V−1に対してユニークな血清型
陽性(seropositive)血・清であり、そし
てプロティン−Aクロマトグラフィーにより除去される
。第2は熱不安定性でありそして遍在している。これは
正常血清中に見出され、そして60″Cにて1時間加熱
することにより、又はコプラ毒抗相補的蛋白質による処
理により除去される。さらに、補体成分C3欠損血清は
不安定な活性に欠け、他方C1q欠損血清は不安定因子
を含有する。データーが示唆するところによれば、2種
類の成分は抗体、及び補正固定の他の経路である。作用
の機構は補体介在サイトロシス(cytolosis)
又は合胞体(syncy Lium)形成の増加を含ま
ない、活性は、今まで試験された患者の多くにおいて同
定されている。
インビトロにおけるヒト免疫不全ウィルスタイプ1 (
HIV−1)感染の抗体依存性増強(ADE)が最近記
載されており、そして補体の他の経路の関与又はFc受
容体介在機構を含むことが示されている。補体介在AD
Eは標的細胞の細胞変性効果の促進をもたらし、これは
中和抗体の保護効果を廃止し得る(Robinson等
、Lancet i : 693−699゜1987 
; Robinson等、Lancet i : 79
0−795.1988)。
この研究はMT−2細胞培養物を用いて次のことを明ら
かにした。すなわち、旧V−11染のADEは、間接免
疫蛍光により検出する場合のHIV−1抗原の合成、溶
液ハイブリダイゼーションにより測定されるmRNAの
蓄積、逆転写酵素の放出及び子孫ウィルスの生産を含む
、旧V−1感染を示す幾つかのパラメーターの促進を惹
起する。すなわち、インビトロ旧v−を感染のADEは
旧V−1感染の真正な促進された速度により特徴付けら
れた。
ヒト免疫不全ウィルス(HIV−1)をインビトロで中
和する抗体の存在にもかかわらず、この抗体は、後天性
免疫不全症候群を導き、そして最終的には死を導く免疫
学的結果から感染された固体を保護することに失敗する
。最近、ロビンソン等は、旧ソ−1血清型陽性個体の6
0%以上の血清中の免疫グロブリンの存在を報告し、こ
れは補体の代替継路との組み合わせにおいてより急速な
ウィルス誘導細胞変性効果を導びき得ることを報告した
彼等が証明したところによれば、旧V−1惑染のこの抗
体依存性増強において観察される細胞変性効果(CPE
)は、旧V−1による標的細胞系のより急速な感染の結
果である。HIV−1惑染のこのADEは、旧V−1特
異的RNAのより迅速な蓄積並びに検出可能なウィルス
蛋白質のより早い発現及び感染性ウィルス粒子の加速さ
れた生産により表わされる。HIV患者の多くがこの抗
体依存性増強を有することが観察されている。抗原ドリ
フト及び/又はADEもしくは類似の機構を介しての感
染性ウィルス逃避を示す、インフルエンザ、デング熱及
び関連脳炎のごとき他のウィルスの多くが類似の因子を
示す。
免疫蛍光及びウェスタンプロット(デュポン、ウイルミ
ントン、DE)によりHIV抗体陽性であることが確認
された匿名提供者からADE (手入源は#110と称
する血清)が得られた。このADE血清を60’Cにて
0,5時間熱失活せしめ、次に増殖培地に1.5倍希釈
した後に旧V−1惑染のADEについてアッセイした。
血清#110及びヒト補体血清の存在下で対照感染に対
して生存細胞の%の減少により示さ、れるHIV−1の
細胞変性効果をADHが促進した。同じ量の旧V−1及
びl:20ヒト補体血清の存在下での100%の細胞の
生存に比較して、高い抗体濃度(1:2(l釈)におい
て、MT−2細胞の生存は20%未満であった。
ウィルス細胞変性効果のこの増強を14.860の稀釈
まで拡張し、ここではMT−2細胞の生存は30%低下
した。
位相差顕微鏡観察が示すところによれば、増強血清及び
旧V−1の存在下での細胞の生存の低下は、巨大細胞形
成の増加を伴った。IIIV−1感染のADEがCPH
の促進のみならず、ウィルス抗原及びRNA抗原、子孫
ウィルスの生産並びに逆転写酵素(RT)放出を含む旧
v−i感染の他のパラメーターの進行をも促進すること
を本発明者は示した。
)11V−117)み、HIV及びヒト補体血清(1:
20 ) 、HIV−1及び増強血清+1:20ヒト補
体血清、又はウィルス不含H9培地及び増強血清+l:
20ヒト補体血清の存在下で、CD4 ”セルラインM
T−2からの細胞を培養することにより実験が行われた
。CD4 ’細胞は、Tヘルパー細胞のT4と称される
胸腺由来リンパ球の特異的サブセットと反応するモノク
ローナル抗体CD4と反応する(陽性に)細胞である。
チャレンジの12時間後、細胞を洗浄し、そして血清又
はウィルスの添加を伴わない培養培地中に再懸濁した。
感染後24 、48゜60及び70時間後に細胞懸濁液
を取り出した。培養上清を感染性ウィルス及びRT活性
についてアッセイし、他方細胞をHIV−1特異的抗原
及び旧シー1特異的RNAについてアッセイした。
ウィルス抗原陽性細胞の蓄積の速度は増強血清の存在下
で旧V−1によりチャレンジされた細胞において増加し
た6例えば、チャレンジ後48時間で95%のMT−2
細胞が間接免疫蛍光によりウィルス抗原を示し、これに
対し、それぞれ旧V−1及び補体又は旧V−1のみによ
りチャレンジされた細胞のわずかに15%及び10%が
ウィルス抗原を示した。
模倣感染細胞は旧V−1抗原を発現しなかった。従って
、旧V−1感染のADHは検出可能なウィルス抗原合成
への時間の短縮により特徴付けられた。
HIV−1のみ、又はHIV−1及び補体に暴露された
細胞におけるよりも増加する抗体に暴露された細胞にお
いて一層早く、旧V−1特異的RNAの増加が起こるこ
とを、本発明者は観察した。前者の2つの例について特
異的RNA及びII I V−1の最大量は、増加する
抗体の存在下でHIV−1により感染された対応する細
胞程高くはなかった。例えば、60時間で、ADE培養
における標的細胞からのRNAにハイブリダイズするプ
ローブのcpmは3631であるのに対して、旧V−1
のみでは347であり、そして旧V−1及び補体培養に
ついては374であった。なお、ADE培養における最
大CPEは60時間後に起こり、72時間の時点での細
胞数は他の培養又は他の時間におけるよりも小さかった
。生存細胞数の減少は、ADH培養において60時間に
比べて72時間後の旧V−I RNAの減少により反映
された。
増強血清が旧V−1特異的RNA及び抗原をより早く生
じさせるのであれば、増加した感染性ウィルスの生成も
一層早くなると予想されよう。
HIV−1のみ、旧V−1と補体、及び補体を伴う増強
血清と旧V−1の存在下で感染された細胞の培養上清か
ら得られる感染性ウィルスの収量を評価した。
ウィルスチャレンジの後24時間から74時間の終点ま
で、感染性ウィルスの収量は、増強血清+補体及びHI
V−1の存在下でチャレンジされた培養物中で多数倍多
かった。72時間目において、ADH培養から得られた
−当りの感染性粒子は1.3X106であるのに対して
、IIIV−1のみでは1.2XlO’でありそして旧
V−1+補体培養からは1.6X10’であった。これ
らのデーターが示すところによれば、ADEは標的細胞
からの感染性ウィルスの出現の加速及び増加を生じさせ
た。
ウィルス生産の最終評価として、培養上清を感染細胞か
ら放出される逆転写酵素についてアッセイした。再び、
ADH培養は感染されたMT−2細胞からのRT活性の
最も早い放出を示した。検出可能なRT活性はウィルス
チャレンジ後24時間という早期に存在し、最大はアッ
セイの終点である72時間目に達成された。72時間目
において、ADE培養からの上清中のRT活性は3.2
X10’cps/dであり、他方旧V−1のみに暴露さ
れた細胞はわずかに8.8 X 10’cp−/ td
を生じさせた。
HIV−1及び補体に暴露された細胞は後者に匹敵し9
、6 X 10’cpa+/ rtrlを生じせしめた
補体血清のみがインビトロで旧v−tピリオンを活性化
する能力を有していたことが注目される。
本発明者は、正常ヒト補体血清の存在下での旧V−1特
異的CPEへの時間のわずかな短縮を常に観察した。こ
の知見をデーターが支持している。なぜなら、旧v−1
及び補正に暴露されたMT−2細胞は旧V−1のみに暴
露された細胞に比べて、旧V−1抗原の合成、RTTa
2及び感染性粒子の合成のわずかな促進を示したからで
ある。72時間目において、旧V−1のみによりチャレ
ンジされた細胞はHIV−1及び補体に暴露された細胞
に比べて高レベルのRNAを示したが、より早い時点に
おいて旧V−1特異的RNAについての同じ知見が観察
された。これは、旧v−1及び補体血清に暴露された細
胞がその時点で溶解を始め、他方旧V−tのみに暴露さ
れた細胞はそうでなかったからである。
ウィルスのチャレンジの12時間後にウィルス、抗体及
び補体が除去され、そして細胞が洗浄されるから、増強
抗体及び補体がウィルスに対して有するすべての効果は
MT−2細胞へのウィルスの暴露の最初の12時間に生
じなければならない。増強抗体を伴わないHIV感染培
養物の両者(すなわち、旧V−1のみ、及び旧V−1及
び補体血清)は111V−1抗原について100%陽性
になったとしても、これらは決して、増強抗体の存在下
でウィルスに暴露されたMT−2細胞から放出された感
染性ウィルス又はRT活性のログ内には入らない。
特定の理論に拘束されることを望まないが、これらのデ
ーターは、ADEが感染細胞での検出可能な抗原の発現
速度を増加するのみならず、感染された細胞での旧V−
tゲノム又はmRNAのコピーを増加せしめることがで
きることを示唆していると解釈することができる。これ
は各?1T−2細胞に感染するピリオンの数の増加によ
って、又は増強血清の存在下でのウィルスの転写効率の
増加により起こるかもしれない。後者ではない檄である
。なぜなら、旧V−1感染のADEを付与する抗体はウ
ィルスenv遺伝子生成物gp41及びgp120に対
して向けられることを予備的データーが示唆するからで
ある。
本発明の詳細な検討(後記)において、本発明者はヒト
レトロウィルスの種々の抗原単離体に対するdsRNA
の有効性を示す。本発明者はまた、ウィルス感染及びウ
ィルス逃避の前記の抗体依存性補体介在エンハンサ−に
対向して作用するdsRNAの能力を示す。
HI Vに対するワクチンを開発する最近の試みは成功
していない。今までチンパンジー(動物モデル)におい
て試験されたすべての旧V−1候補ワクチンはそれに続
く旧V−1チャレンジからの保護を与えることに失敗し
ている。インビトロでの旧V−1惑染の抗体依存性増強
(ADE)を記載する最近の報告はチンパンジーにおけ
るワクチンの失敗についての当悪させる可能性を提供し
ている。
記載されたように、ADEについてのMT−2細胞アツ
セイを用いて、補体依存性増強抗体が旧V−1により感
染されたチンパンジーにより生産されることを示してい
る。さらに、HIV抗体陰性の新鮮なチンパンジー血清
はI(IV−1惑染を増強する。データーはさらに、高
い旧V−1中和活性を含有するヒトIgG画分によるチ
ンパンジーの受動免疫の失敗を説明する補体介在ADE
機構を示唆している。
1−型ヒト免疫不全ウィルス(HIV−1)により感染
された個体の多くが、他の補体経路と共にMT−2標的
細胞の旧v−1感染をインビトロで促進する抗体を示す
。抗体依存性増強(ADH)として知られるこの現象は
他のウィルス感染過程において記載されており(例えば
、Porterfield、Adv、VirusRes
、、Vol 31,335頁、1986 、及びHal
stead、5cience。
Vol、239.476頁、1988を参照のこと)、
そして最近末梢血リンパ球における旧V−1感染の補体
依存性ADEについて確認され、そして旧V−I AD
Eの見かけ上のFc受容体依存性機構を包含するように
拡張された。Fc受容体依存性機構は、HIV−1に感
染した個体から得られた血清においてのみならず、モル
モット及びチンパンジーから得られた81シー1誘導抗
血清においても示された。ワクチンの開発にとって特に
重要なことは、補体依存性ADE力(同じ血清内及び非
相同ヒト血清間での中和抗体の保護効果を低下せしめ又
は完全に廃止し得るという観察である。中和抗体の存在
にもかかわらず、チンパンジーを感染から保護すること
に候捕旧v−1エンベロープワクチンが失敗する(Be
rman、Pro、Natl、Acad、Scj、1J
SA+νo1.85.5200頁、1988)ことは、
中和抗体の存在下でADEを促進する抗体の同時的誘導
に対して二次的である。同様に、高力価ヒト中和免疫グ
ロブリンの受動移行による旧v−1感染からのチンパン
ジーの保護の失敗はADEの結果である。HIV−1感
染性研究のために使用し得る唯一の代用動物はチンパン
ジーであるので、チンパンジーにおける補体依存ADE
の証明はADEを誘導する能力について候補ワクチンを
評価するために必須である。本発明者はチンパンジーに
おけるADHの1+ 1 V−1誘導を用いる発明によ
り研究を行い、そして血清陰性及び血清陽性対象の両者
による応答の変更におけるチンパンジ一対ヒト補体の比
較的役割を示した。
ヒトワクチン要求を予測するモデルとしてチンパンジー
を用いた。
抗体陰性チンパンジー血清が確かにHIV−1感染の増
強を惹起し、それによってチンパンジー血清が補体源と
して使用された場合に観察される高いバックグラウンド
CPEを導くか否かを研究するため、本発明者は新鮮な
抗体陰性チンパンジー血清の2倍稀釈を行った。ヒト補
体血清が旧v−iの感染性をわずかに増強することがで
きるが、しかしわずか1:16までであり、従って1:
20の稀釈においては旧シー1に対する抗体の追加の存
在なくしては感染の増強は起こり得ないことを、本発明
者は示した。対照チンパンジーX95からの血清は1:
256稀釈までウィルス誘導細胞溶解の速度の上昇を惹
起したが、チンパンジーX35からの血清は1:512
より大きな稀釈まで感染を増強することができた。抗体
陰性チンパンジー血清X35が補体介在機構を介して旧
V−1惑染を増強しているか否かを決定するため、本発
明者は、チンパンジー血清の増強活性を廃棄するコブラ
毒抗補体性蛋白質の能力を試験した。チンパンジー血清
とコブラ毒因子との1時間のインキュベーションが血清
X35を完全に失活せしめること、すなわちヒト血清に
よる旧v−を感染のADEに類似する態様でHIV−1
惑染の増強をブロックすることを、本発明者は見出した
。従ってその後のすべての研究は、補体源と、して60
°Cにて1時間熱失活されたチンパンジー血清及び新鮮
なヒト血清を用いた。CPEの増強がIIV−1惑染の
速度の上昇と関連するか否かを決定するため、逆転写酵
素(RT)の蓄積及び免疫蛍光(IFA)に対するチン
パンジー補体血清の効果を決定した。チンパンジー補体
血清、及びチンパンジー補体血清+チンパンジーX91
からの血清が、ウィルスチャレンジ後12時間において
、RT活性及びIFA陽性細胞のパーセントを非常に上
昇せしめた。チンパンジーX91からの血清単独ではこ
れらのパラメーターを上昇せしめなかった。チンパンジ
ー補体血清+熱不活性化血清X91はチンパンジー補体
血清単独に比べて低下したRT活性を示した。X91は
この濃度(1:100)で中和するからである。ヒト補
体血清単独はIFA陽性細胞の%及びRT活性をわずか
に上昇せしめたが、この上昇はチンパンジーX91から
の熱不活性化血清の添加により大きく増強された。
従って、チンパンジー補体血清、並びにチンパンジー抗
体及びヒト補体血清によるHIV−1感染の増強はCP
Eの増強と関連した。
〔図面の説明〕
第1図は1連の6個のグラフから成り、3個は逆転写酵
素活性を示しそして3個は免疫蛍光を示し、単球セルラ
インU937におけるHIV単離体HTLV  lll
5及びIITLV  marに対するプロトタイプds
RNAであるrIn−r(Ctz、U)nの抗ウィルス
活性を証明するものである。この試験においては、IJ
937m胞の培養物をrIn−r(Ctz、11)n(
50sg/ mQ)の存在下又は非存在下で18時間前
インキュベートし、ソシテ次ニHTLV  I[!+又
はHTLV  m IIFによるチャレンジを行った。
ウィルス源として使用したセルラインをカッコ内に示す
。示されたインキュベーションの日において間接免疫蛍
光及び逆転写酵素アッセイのために同盟の培養物を収得
した。
これらのグラフにおいて、黒丸はrln−r(Ctz、
IJ)nによるものであり、そして白丸はrIn・r(
C+z+U)nを用いない場合である。
第2図は、rln−r(Ctz、U)n抗−HIV活性
(%)に対する種々の前インキュベーション時間(時)
の効果を示す。25CT1培養フラスコ中MT−2細胞
(5X10’細胞/d)の培養物を、示された種々の時
間にわたってrln ・r(C+z+υ)n (50/
/g/ ml )を伴って、又は伴わないで前インキュ
ベートした。
各培養物の半分からの細胞をRP旧−1640により洗
浄してrln−r(Ctz、Ll)nを除去し、そして
rln−r(Ctz、II)nを含まない等容量の増殖
培地に!Q’(Qした。次に、各セットの培養物からの
細胞に)ITLV  m g (119)をm、o、 
i、 1〜5で、96−ウェルのミクロタイタープレー
ト中でチャレンジした。
40のインキュベージジンの後、プレートを細胞変性効
果についてアッセイした。このグラフの白丸においては
、第1図と同様、rIn−r(C+z+口)nが連続し
て存在せず、黒丸はrrn−r(C+□t U ) n
が前インキュベーションの後除去されたことを示してい
る。
第3図は、dsRNAO量とウィルスCPEに対する保
護の関係をプロットしたグラフであって、dsRNAが
、ゲノム的に又は抗原的に相互にドリフトした動物ウィ
ルスの増幅及びその結果としてのCPEをいかに阻害す
るかを示す。アッセイ条件は第1図及び第2図に関して
記載した通りである。
これらのデーグーによって示されるように、dsRNA
は約60n/rtdlにおいて旧V−1からのCPEに
対し90%以上保護し、そして同じ薬物レベルにおいて
旧V−2に対して約75〜80%保護する。
第4図はまた、dsRNAの量についてウィルスCPE
に対する保護の%を比較している。この研究において、
dsRNAが抗体依存性エンハンサ−(ADE)の存在
下においてさえウィルス逃避を阻害することが示される
。これらのデーターが示すところによれば、これらの異
る実験条件下、すなわち(a)ヒト増強活性+補体の存
在下(四角で示す)?  (b)ヒト増強活性を伴わな
い補体の存在下(黒丸で示す);及び(c)補体及びヒ
ト増強活性の両者の非存在下で、dsRNAがウィルス
誘導CPEに対して保護する。
これらの図のいずれにお、Sでも、使用したdsRNA
はrln−r(Ctz、U)nである。
〔本発明の詳細な検討〕
本発明は、抗原ドリフト〔ウィルス粒子構造の再構成(
rearrangemen t)によって証明される〕
及びゲノム再構成(genomic rearrang
eIIIent)の両者に対して二次的であるウィルス
−誘導疾患に対してウィルス感染に感受性のヒトを含む
動物を保護する方法を含む、保護されるべき動物、又は
保護されるべき動物から単離された細胞が、ウィルス粒
子構造中の分子再構成に対して二次的であるウィルス逃
避を防止し又は少なくとも実質的に最小にするdsRN
Aに暴露される。保護の第二の段階において、dsRN
Aは、ゲノム的及び/又は抗原的再構成(rearra
ngea+en t)により逃避するウィルス粒子の組
織病理を妨害し又は改善する。保護の第三の段階におい
て、dsRNAはADE因子等の効果を妨害する能力に
よる効果的な中和抗体生産のための環境を与える。粒子
の分子再構成所定の限界に維持しながらウィルス粒子構
造の分子再構成を固定しそして単離する方法も記載され
る。
r(I)n−r(C+z、U)n形の二本鎖RNA (
アンプリヂン)は、非常に類似するHIV単離体tlT
LV −■1及びLAV(9)による感染のための標的
としてCEM及びC3細胞を用いて、プロトタイプ慢性
ヒト疾患、すなわちヒト免疫不全ウィルス(HIV)に
対して活性であることが示されており、そして本発明者
のヨーロッパ特許出願k O,213,921の対象で
ある。遺伝的に非常に異るHIV単離体HTLV  m
vit、 2種Rtv追加の標的T−細胞系H9及びM
T−2、並びに単球/マクロファージセルラインu93
7を用いて、アンプリゲンの抗−HIV活性の範囲が本
発明者のこの研究において試験される。
間接免疫蛍光、逆転写酵素活性及び活性な色素の取り込
みにより判断する場合、dsRN^は、u937細胞中
でHTLV  II[mに対して活性であるのに加えて
、H9,MT−2,C3及びu937中のHTLV  
n1mtニ対しても活性である。最大活性のためには、
細胞とアンプリヂンとの少なくとも1時間の前インキュ
ベーションが必要である。これは典型的な60kgの個
体について約50〜1000■のdsRNAの静脈内投
与により容易に達成することができる。これらの結果が
示すところによれば、dsRNAの潜在的な臨床的効力
は、HIV、インフルエンザ、デング熱等の種々の動物
ウィルスの非常に変化しやすい性質又は宿主域により限
定されないであろう。これらの性質は、米国及びその他
の国において今日まで開発されたすべての他の抗ウィル
ス薬の用途を限定してきた。“非常に変化しやすい性質
′”という表現は、確立された免疫監視及び調節機構を
回避する抗原/ゲノムドリフト及び/又はADEのごと
き因子の生産を含む機能的用語である。
従って、本発明者は今やdsRNAの妥当な使用により
ウィルス逃避の一般的現象を回避することができるとい
う予想外の広い用途を有する現象を発見した。このウィ
ルス逃避においては、変異もしくは選択のごとき過程又
は抗体依存性増強(ADE)因子により、ウィルスが経
時的にその宿主域を変更しそして/又は変化する性質を
発現し、次にこれが所与のもしくは特定の抗ウィルス及
び/又は免疫増強療法に対するその感受性を変え、そし
て/又は生物活性中和抗体の出現に対して保護する。本
発明は、もし生産されればこの様な因子の効果を中和す
るか、又は抗体依存性増強因子の宿主による生産を調節
することを含む。
後に詳細に記載する実験は、亜急性/慢性疾患の後にそ
して“抗原ドリフト”と関連するウィルスに対するds
RNAの活性にウィルスゲノム変化又は宿主細胞域が影
響するか否かを取り扱う。これらはヒトレトロウィルス
を使用する場合に重要な事項である。なぜなら、これら
は実質的にすべてのヒトウィルスの潜在的に最大のゲノ
ム変化を示し、そしてこれらはT−レルパーリンパ球に
加えて単球/マクロファージ系の細胞に感染して、ウィ
ルスを無限に撒き散らすことができる慢性的巣(を域)
を提供するからである。従って、このプロトトロープレ
トロウィルス感染における効果的な療法的介入は、幾分
低い抗原ドリフト又は変異的能力を有する他の病原ウィ
ルス及び細胞内病原体への広い適用を意味するであろう
実現しているか又は提案されている他の治療形態とは異
り、HIVゲノム変化はdsRNAの抗ウィルス活性に
対する大きな障害ではない様である。
なぜなら、これは異る単離体HTLV  IIs  (
これは実際は少なくとも2種類の類似の変異体の混合物
である)及び)ITLV  mayに対して活性である
からであり、これを支持するデーターに第1図〜第3図
に与えられており、後に検討する。本発明者は、dsR
NAがフレンチ(French)単離体LAVに対して
活性であることを示す。さらに、このものは2種類の非
常に異るセルラインH9及びIJ937 (第1図)に
対して効果的であり、他方本発明者はまた、このものが
CEM及びC3細胞中で生産されるHTLV■8並びに
H9、CEM及びC3細胞中で生産されるLAVに対し
て特に効果的であることを見出した。これらの後者の結
果は、dsRNAの抗−H1■活性に対する細胞タイプ
の変化、すなわち蛋白質のグリコジル化のごとき細胞特
異的変化の最も驚(べき欠落を示す。
本発明者はまた、3種類の異るヘルパーニー細胞系(C
a、MT−2及びH9)並びに単球/マクロファージセ
ルライン(U937)におけるdsRNAの有効性を試
験した。前記報告したCa及びCME細胞中のLAV並
びにC3細胞中のHTLV  myrに対するdsRN
Aの活性に加えて、本発明者はこのものがMT−2、H
9及びU937中(7)HTLV  mat並びニ11
937細胞中のHTLV  mmに対しても有効である
ことを見出した。やはり第1表及び第1図を参照のこと
従って、あらゆる動物ウィルスの宿主域範囲はdsRN
Aの抗−ウィルス活性に対して障害ではないようである
。単球/マクロファージ系の細胞かへ103−関連脳疾
患の原因であるという最近の証拠に輝らして、U937
細胞がdsRNAの抗−HIV活性を担当するという知
見は重要である。
この発明の他の観点は、dsRNAの抗ウィルス活性に
対する種々の前インキュベーション時間の効果である。
すでに、本発明者は、活性が検出され得る前にIFNが
合成され、分泌されそして培地中に蓄積される必要があ
ることを予期して18〜24時間の前インキュベーショ
ンを許容した。゛しかしながら、本発明者は今や、次の
ことを報告する。
十分な活性はMT−2細胞において短時間(60分間以
下)のみ観察されたが、部分的活性はウィルスチャレン
ジ前5分間という短い前インキュベーションをもって観
察された。第2図を参照のこと。
“ミスマツチdsRNA”とは、相手方鎖との間の水素
結合(塩基重層)が比較的無傷であり、すなわち、連続
する29の塩基対ごとに平均−個未満の塩基対により中
断されているdsRNAを意味する。
“ミスマツチdsRN^”は従ってこのように理解され
るべきである。
dsRNAはポリイノシン酸とポリシチジル酸との複合
体であって一定比率のウラシル塩基又はグアニジン塩基
、例えばこれらの5塩基中1塩基〜30塩基中1塩基を
含有するもの(poly! ’ (C4−49X>U又
はG))であることができる。
dsRNAは一般式rIn ・(C11−+4+U)n
 %又はrln・(Ctz、U)nであることができる
。nの値は4〜29である。dsRNAの他の適当な例
は下に記載する。
本発明において使用するのに好ましいミスマツチdsR
NAは、ポリ(Cn、G)(式中nは4〜29の値を有
する整数である)から選択されるコポリヌクレオチドに
基礎を置き、そしてポリリボシチジル酸ト(rCn)鎖
にそって不対塩基(ウラシル又はグアニジン)を導入し
てrIn HrCnを変形することにより形成されたポ
リリボイノシン酸とポリリボシチジル酸との複合体のミ
スマツチ類似体である。あるいは、dsRNAは、ポリ
リボイノシン酸(rln)を例えば2′−〇−メチルリ
ボシル残基を含めることによって変形してpoly(1
)・poly(c)から誘導することができる。rln
−rcnのこれらのミスマツチ類似体は、その好ましい
ものは一般式rln−r(C11−+n+U)fl及び
rIn ・r(Cgz、G)nであり、Carter及
びTs’oにより米国特許阻4.130.641及び隘
4.024.222に記載されている。
そこに記載されているdsRNAは一般にこの発明に従
って使用するために適当である。
好ましいミスマツチdsRN^、すなわちrln ・(
Ctz、11)nにおいて、6〜12塩基追、すなわち
RNAヘリックスの0.5〜1回転、の中断されない−
続きからなる領域は、天然ウィルス経路を構成する酵素
の必須の細胞内コーファクターとして、リンホカインの
放出を生じさせるバイオトリツガ−(biotrigg
er)としての両方の作用を有する。ウラシル残基から
成るミスマツチ領域はポリピリミジン鎖中に規則的に挿
入され、dsRNAの加水分解を加速しそして毒性を回
避する。
この発明において使用されるミスマツチdsRNAの他
の例には次のものが含まれる。
poly(1) ・po y(Cn、U)po y(1
) ・po y(Ct、U)po y(I) ・I)O
V(Ct3.0)poly(I) Hpoly(Cgz
、U)po y(I) ・po y(Cto、G)po
 y(1) ・po y(Cgz、G)及びpo y(
1) ・po y(Cp)23 G>p次の研究は、抗
原ドリフト及びゲノムドリフト並びにADEに対して保
護するdsRNAの能力、並びにその結果としての動物
ウィルスの宿主細胞域の性質を記載する。おそらく最も
多く変化する宿主細胞域を有するHIVをこの研究のた
めのプロトタイプウィルスとして選択した。下記の材料
及び方法を使用した。
L  U’) 4 )k’A  89 、 MT−2、
0937、H9/HTLV11L 、 H9/HTLV
 I[Iar 、 IJ937/flTLV ’Jim
 、及び!ITLV−11−形質転換TセルラインC3
を、16%の熱不活性化ウシ胎児血清及び50■/dの
ゲンタマイシンを含有するl?PMI−1640中で3
7℃にて増殖せしめそして維持した。)ITLV  l
ll5及びHTLV  may(Dm製物をH9/HT
LV−IIll  、0937/HTLシー■1、又は
H9/HTLV  I[IIF(D条件化培養液から得
た。旧V−2(LAV−2とも称される)は最近の医学
文献によく記載されている。低速遠心及び0.45n濾
過により条件下培養液から細胞を除去した。2日ごとに
培地を取り替え、そして細胞密度を低下せしめて細胞の
連続的な指数的増加を可能にした。
インビトロ感 ア・・セイ 感染アッセイは25cdフ
ラスコ又は96−ウェルミクロタイタープレートのいず
れかで行った。フラスコ培養での感染アッセイのため、
標的細胞にHTLV  mu又はHTLνm 0を1〜
5の多重感染度(a+、o、 i、)においてチャレン
ジした。ウィルスを3時間吸収され、そして次にRPM
I−1640で洗浄することにより除去した。
次に、培養物を前記のようにdsRNAを含むか又は含
まない20mftの新鮮な増殖培地中でインキュベート
した。2日ごとに培地を取り替え、そして細胞密度を同
様に低下せしめた。間接免疫蛍光(IIF)、逆転写酵
素(RT)活性及び活性色素取り込みのためのサンプル
をこれらの時点で得た。培養液中のRT活性は、鋳型プ
ライマーとしてのpoly(A) ・(dT) +S、
及び反応当り25μC1の〔メチル−’ H) dTT
P (80,ICi / IIlwon )を用いて決
定した。Finterのニュートラルレッドを用いる活
性色素の取り込みは細胞変性効果を示すものとして使用
した。
ミクロタイター感染アッセイは96−ウェルプレート中
で行った。要約すれば、MT−2細胞を2×10’細胞
/ 0.2 ml /ウェルの密度で接種し、そしてH
IVにより1〜5のm、o、i、において(ウェル当り
2〜10 X 10’の8染性粒子を含有する条件化H
9/ )ITLV −I[1m培養液50I)チャレン
ジした。
プレートを、空気中5%CO7によりフラッシェされた
モジュールインキュベーター室中でインキュベートし、
そして4日後に細胞変性効果について測定した。細胞変
性効果をポリーL−リジン付着細胞の活性色素にニュー
トラルレッド)により定量した。保護(%)を、非感染
(細胞対照)ウェルと感染F(ウィルス対照)ウェルと
の間のA 54゜値の差に対する%として定義する。感
染性ウィルスの力価は、96−ウェルプレート中MT−
2細胞上での終点力価(endpoint +m1cr
otitration)により得れる50%組織培養惑
染感染ICID、。)から決定した。
持来 C3,?IT−2及びH9標的細胞における典型
的なdsRNAの抗ウィルス活性を第1表に示す。
C3及びMT−2細胞におけるウィルスチャレンジの4
日後、並びにH9細胞におけるウィルスチャレンジの6
日後において、dsRN^の非存在下ではすべての細胞
が旧Vp24抗原を発現している。これは培養液中の高
レベルのRT活性及び生存細胞の劇的な減少と関連した
。これに対して、dsRN^の存在下では、非常に少数
の細胞が旧V924発現について陽性であり、RT活性
レベルは低いか又は検出不能であり、そして細胞変性効
果の有意な徴候は存在しなかった。
卯ユ」−一表 アンプリゲンの抗−11TLV  I[lRF活性*細
胞を、ウィルスチャレンジの前18時間にわたりアンプ
リゲン(50av/d)の存在下又は非存在下で前イン
キュベートした。ウィルスチャレンジに続き、アンプリ
ゲンと共に前インキュベートされた細胞は増殖培地中で
アンブリゲンと共にインキュベーションを続けた。
11Lは強い細胞溶解を示す。
U937細胞中HIV単離体1(TLV  I[[l及
びIITLV −■□に対するdsRNAの抗ウィルス
活性を第1図に示す。HIVによるU937細胞の感染
はC3、MT−2及びH9細胞におけるより非常にゆっ
くりと進行する。従って、IIF及びRT活性のサンプ
ルはインキュベーションの6日、8日、10日及び12
日後に得た。さらに、HIV−誘導細胞変性効果はU9
37細胞において穏和であり、従ワて、感染の決定因子
として活、性色素の取り込みは使用しなかった。dsR
NAの非存在下で、H9細胞中で生産された)ITLV
  ulmについては12時間後、旧νp24発現につ
いてIFF陽性であった。さらに、dsRNAの非存在
下でHIVp24の発現はRT活性の劇的な上昇と平行
した。 HTLV−I[11(u937)又はHTLV
  III IIF(H9)により感染されたυ937
培養物中に10日後に生ずるRT活性の低下は、感染の
初期に観察される穏和な細胞変性効果の結果であった。
全く対照的に、dsRNAの存在は感染からの有意な保
護をもたらした。これは、HTLV  III m 0
19)又はHTLV  m ay(H9)によりチャレ
ンジされた細胞の5%未満、及びHTLシーII1. 
(0937)によりチャレンジされた細胞の20%未満
が1lIVp24抗原発現について陽性であるインキュ
ベーションの12日後に明らかであった。さらに、ds
RNAの存在下で感染されたすべての培養物においてR
T活性は非常に低下しており又は検出不能であった。本
発明者は他のヒトレトロウィルスを用いて類偵の実験を
行い、そして同じ結論を得た。さらに、他のRNAを用
いての結果は、試験された投与量範囲での感受性の現象
の普遍性及びウィルス粒子自体の抗原量の独立性を示し
た。
最大抗ウィルス活性を達成するために細胞がdsRNA
と共に前インキュベーションされるべき最短時間を決定
するために分析が行われた。標的としてMT−2細胞を
用いそしてウィルスとしてHTLVI[1,(H9)を
用いたこの分析の結果を第2図に示す。
ここでは、−セットの培養物がdsRNAと共にインキ
ュベートされ、次にウィルスチャレンジの直後にdsR
NAを除去し、抗ウィルス活性が前インキュベーション
のみの関数であるようにした。第二セントの培養物をd
sRNAと共に前インキュベートし、そして次にウィル
スチャレンジに続きdsRNAと共にインキュベートを
続けた。いずれの場合にも、抗ウィルス活性は5分間と
いう短い前インキュベーションで観察され、前インキュ
ベーションのみで21%の保護が得られ、そして前イン
キュベーション及びそれに続(dsRNAとのインキュ
ベーションにより49%の保護が得られた。いずれの場
合にも、1時間の前インキュベーションで最大抗ウィル
ス活性が認められた。
結論として、本発明者は次の証拠を明らかにした。すな
わち、dsRNAの抗ウィルス活性は、単独で又は他の
(抗原的に及び/又はゲノム的に異る)ヒトウィルスと
共に機能する抗原ウィルス又は細胞内寄生体の非常に変
化しやすい性質又は宿主細胞域により限定されない。こ
れは、異る)IIV単離体HTLV  mm及びHTL
V  mavK対すルdsRNA (7)活性、並びに
3種類の異るレルバーT−細胞系(C3、MT−2及び
H9)並びに単球/マクロファージ細胞系において抗ウ
ィルス状態を確立する能力により示される。さらに、8
〜24時間の前インキュベーションが必要であろうとい
う従来の知見に反シて、インビトロでの十分な抗ウィル
ス活性のためにdsRNAとの5〜60分間という短時
間のインキュベーションが必要であった。これらのイン
ビトロ研究において観察される非常に変異しやすいウィ
ルス(及び/又は、ADEを生成してその潜在的な病原
性を上昇せしめるウィルス)に対する有効性スペクトル
は、多くのヒトウィルス感染、特にその病原性が亜急性
又は慢性であるものの治療におけるdsRNAの臨床的
有効性を明瞭に示すものである。
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【図面の簡単な説明】
第1図は、rln−r(C+z、II)nの存在下(−
−−)又は非存在下(−0−)での各種のウィルス感染
細胞の逆転写酵素活性及び免疫蛍光の結果を示す。 第2図は、rln−r(C+z、U)nの存在下(−0
−)又は非存在下(−・−)で細胞を前インキュベート
した場合のウィルスに対する保護効果を示す。 第3図は、dsRNAの濃度とウィルスCPEに対する
細胞の保護効果との関係を示すグラフである。 第4図は、dsRNAの濃度とウィルスCPHに対する
細胞の保護効果との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウィルス粒子構造中の分子再構成によって証明され
    る抗原ドリフトに対して二次的なウィルス誘導疾患に対
    して、ウィルス感染に対して感受性の動物を保護するた
    めの組成物であって、ウィルス粒子構造中の分子再構成
    に対して二次的なウィルスの逃避を防止又は最小にする
    のに有効な量の二本鎖RNA(dsRNA)を含んで成
    る組成物。 2、ウィルス粒子の分子再構成所定の限界に維持しなが
    らウィルス粒子構造の分子再構成を固定しそして分離す
    るための組成物であって、ウィルス粒子構造の分子再構
    成を前記限界に維持するために十分な量のdsRNAを
    含んで成る組成物。 3、前記ウィルスが動物細胞内に含まれているものであ
    る、請求項2に記載の方法。 4、ウィルスに感染した動物を抗ウィルス療法又は免疫
    療法に対して感受性にし又はその様に維持するための組
    成物であって、ウィルス−安定化量のdsRNAを含ん
    で成る組成物。 5、前記dsRNAがミスマッチdsRNAである、請
    求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載の方法。 6、前記ミスマッチdsRNAがポリイノシネート及び
    ポリシチジレートの複合体であり、これが5個中1個〜
    30個中1個のウラシル又はグアニジン塩基を含有して
    いる、請求項5に記載の組成物。 7、前記ミスマッチdsRNAがrIn・r(C_2_
    9,G)nである、請求項5に記載の組成物。 8、前記ミスマッチdsRNAがrIn・r(C_1_
    1_−_1_4,U)nである、請求項5に記載の方法
    。 9、前記dsRNAが結合破損領域を含有し、そしてd
    sRNAがrIn・r(C_1_1_−_1_4,U)
    nの好都合な療法的比率の性質を示す、請求項5に記載
    の方法。
JP63294800A 1987-11-25 1988-11-24 二本鎖rnaを含有する医薬組成物 Pending JPH02111723A (ja)

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