JPH0211161A - 流れ制御装置 - Google Patents

流れ制御装置

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Publication number
JPH0211161A
JPH0211161A JP63162911A JP16291188A JPH0211161A JP H0211161 A JPH0211161 A JP H0211161A JP 63162911 A JP63162911 A JP 63162911A JP 16291188 A JP16291188 A JP 16291188A JP H0211161 A JPH0211161 A JP H0211161A
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JP
Japan
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control device
flow control
tube
passage
bulge
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Application number
JP63162911A
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English (en)
Inventor
Yosuke Moriuchi
陽助 森内
Tatsuzo Takizawa
滝澤 達三
Fumihisa Hirose
文久 廣瀬
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は血圧等の測定システムに使用される制御装置に
関し、−層詳細には、血圧の測定開始にあたって測定系
内に輸液剤等を満たすために比較的大きな流量の流路を
開成することが出来、一方、血圧測定時には圧力伝達の
ために低流量の流路を形成することが可能な流れ制御装
置であって、大なる流路を開成した時に流路内にエアが
残留することがなく、このために正確な血圧の伝達を可
能とし、しかも、構造が簡単で小型化および製造コスト
の低減化を達成することが出来る流れ制御装置に関する
ン [発明の背景] 近年、血圧等を経時的に監視出来る血圧測定システムが
開発され、実際の医療現場で広範に利用されるに至って
いる。
一般に、血圧測定システムは、例えば、生理食塩水等の
輸液剤を当該システムに供給する輸液用バッグと、患者
の血圧測定部位に挿入されるカテーテルと、前記システ
ム内に満たされた輸液剤を介して血圧値を感知する圧カ
ドランスデューサ、およびこの圧カドランスデューサか
ら出力される圧力値を表示する表示記録装置とから構成
されている。
すなわち、このような血圧測定システムにおいては、患
者の動脈にカテーテルを刺入し、このカテーテルに輸液
用バッグから所定の非常に緩慢な流量速度で生理食塩水
等の輸液剤を供給する。こうした輸液剤の供給によって
当該カテーテル内に血液が流入して凝固するのを防止す
る一方、カテーテル内の輸液剤の圧力変化を圧カドラン
スデューサにより検出する店共に、その値を表示記録装
置に出力する。この結果、患者の血圧の状態をリアルタ
イムで監視することが出来る。
そして、前記輸液剤を所定の流量速度にするために通常
は輸液用バッグとカテーテルとを連通ずる管路に抵抗体
を有する流れ制御装置を設け、この抵抗体を介して当該
輸液剤を所定の低い流量速度で通流させている。
ところで、カテーテルを使用するにあたっては、当該カ
テーテルおよび管路内に残存する空気を完全に除去する
ために、所謂、プライミング作業を行い、カテーテル内
に当該輸液剤をフラッシュさせる必要がある。このため
、前記プライミングを短時間で行えるように流量を一時
的に大きくすることが出来る機構を備えた流れ制御装置
が種々提案されている(米国特許第4192303号、
米国特許第4464179号、実公昭第61−2862
4号、特開昭第60−57336号、特開昭第56−8
033号、特開昭第60−207638号、米国特許第
4624662号等参照)。然しなから、これらの装置
は構造が複雑で、しかも部品点数が多く、製造コストが
高価であるという欠点を有し、また、装置の空気抜き性
が悪く、従って、残留する空気によって圧力の伝達が阻
害され、測定される圧力値に誤差が発生するという問題
点が存在する。
そこで、本出願人は既に特願昭第62−293637号
において、構造が簡単で、しかも空気抜き性に優れた流
れ制御装置を提案している。
この流れ制御装置によれば、ブライミングの際は手操作
により閉塞部材を弾性変形させて当該閉塞部材に形成さ
れた膨出部とこの閉塞部材に嵌合する管部材に形成され
た膨出部とを離間させることによって、流量の大きなフ
ラッシュ通路を開成し、このフラッシュ通路から輸液剤
を短時間で伝達系内に充填することが出来る。
一方、血圧測定時には閉塞部材に対する弾性変形動作を
停止し、前記フラッシュ通路を閉成すると共に、前記管
部材の膨出部に設けた毛細管状の通孔の抵抗により輸液
剤を所定の低い流量に制御出来るというものである。
[発明の目的] 本発明は前記出願の流れ制御装置に関連してなされたも
のであって、特に、ブライミングを行って伝達系内に高
速流量で輸液剤を充填する際に、当該流れ制御装置内か
ら空気を効果的に除去可能な、すなわち、空気抜き性に
優れると共に、その構成をさらに簡素化した流れ制御装
置を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は血圧等の測定シ
ステムに用いられる流れ制御装置であって、互いに連通
ずる入口通路と出口通路を有する管部材と、前記管部材
に外嵌して弾性変形自在な閉塞部材とからなり、前記管
部材は前記入口通路と出口通路間の流路内に膨出する第
1の膨出部を有し、一方、前記閉塞部材は前記第1膨出
部に対して当接するように形成された第2の膨出部を有
し、前記第1膨出部と第2膨出部の互いの当接面におい
ていずれか一方または双方に流れ方向に細長の第1の通
路を画成し、前記閉塞部材を外力によって変形させた際
、前記第2膨出部を第1膨出部から離間させることによ
り一時的に前記第1通路よりも大きな流量の第2の通路
を画成するように構成したことを特徴とする。
また、本発明は第1膨出部と第2膨出部の縦断面が略台
形状を呈し、互いに圧着した際に管部材の入口通路と出
口通路の連通状態を遮断する平坦部と、前記平坦部から
拡開するように傾斜形成された傾斜部を有することを特
徴とする。
また、本発明は第1通路が実質的に第1膨出部の平坦部
に画成された細長の直線または曲線状の溝からなること
を特徴とする。
また、本発明は第1通路としての細長の溝が、第1膨張
部の平坦部の中央から所定距離だけ偏位させて形成した
ことを特徴とする。
また、本発明は第1膨出部と第2膨出部とが当接してい
る際に形成される第1の通路と、第1膨出部と第2膨出
部が離間した際に形成される第2の通路が管部材の入口
通路と出口通路の断面の直径内に存在し、当該管部材の
軸線方向と同一方向を指向するよう構成されることを特
徴とする。
また、本発明は閉塞部材の第2膨出部が嵌合すべく管部
材に形成された開口部に当該第2膨出部の縦断面形状に
対応させて当該第2膨出部の傾斜部に当接する傾斜面を
形成したことを特徴とする。
また、本発明は閉塞部材が引張してこれを弾性変形させ
るための引手手段を装着することを特徴とする。
また、本発明は管部材が硬質の合成樹脂体からなり、閉
塞部材は軟質の合成樹脂体より形成され1.第2膨出部
の平坦部の材質を若干硬く構成することを特徴とする。
さらに、本発明は管部材が硬質の合成樹脂体からなり、
第1膨出部の平坦部は第1通路が形成されたシリコーン
結晶板よりなる別部材であることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る流れ制御装置について好適な実施態
様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図において、参照符号10は本発明に係る流れ制御
装置が用いられる血圧測定システムを示す。すなわち、
この血圧測定システム10においては生理食塩水等の輸
液剤が充填された輸液バッグ12フよびその下方に配置
される点滴管14が図示しない輸液スタンドにより支持
され、前記点滴管14はチューブ16を介して本発明に
係る流れ制御装置18と接続される。そして、この流れ
制御装置18の下流側はチューブ20を介して管継手2
2と連結される。前記管継手22の一端において管路は
分岐し、一方はチューブ24を介して患者28の血管に
刺入されるカテーテル26が接続され、他方には圧カド
ランスデューサ3oが接続される。この圧カドランスデ
ューサ30には表示記録装置32を接続しておく。
そこで、このような血圧測定システム10に用いられる
本発明に係る流れ制御装置18の詳細を第2図乃至第5
図に示す。
この流れ制御装置18は、第2図に示すように、管部材
40とこの管部材40に外嵌して装着され、当該管部材
40の内部の流路を実質的に閉塞する閉塞部材42とか
ら基本的に構成される。
前記管部材40は合成樹脂、例えば、ポリカーボネート
等、比較的硬質の合成樹脂から一体成形され、略円筒形
状を呈する。第3図に示すように、前記管部材40には
入口通路44と出口通路46が画成され、当該管部材4
0の中央部位においてこれら入口通路44と出口通路4
6は連通ずる。
また、前記管部材40の内部にはその中央部位において
入口通路44および出口通路46に膨出するようにその
縦断面の形状が台形状を呈する第1の膨出部48が膨出
形成され、この第1膨出部48にはその頂部に平坦部4
8aが形成されると共に、この平坦部48aから拡開す
るように当該管部材40の軸方向に対して傾斜する傾斜
部48b、48cが形成される。
さらに、当該第1膨出部48の平坦部48aには幅員、
深さとも微小な長溝50が形成され、この長溝50は入
口通路44と出口通路46と連通状態にある。この場合
、第2図から諒解されるように、前記長溝50は平坦部
48aの中央から若干偏位させておくとよい。また、こ
の長溝50は低速流路としての作用を営むため、その流
れ抵抗を増大させるべく曲線状の長溝に形成してもよい
。さらに、第1膨出部48、後述する第2膨出部54の
平坦部48a、54aの双方あるいはいずれか一方にこ
の種の低速流路としての長溝状の通路を画成してもよい
一方、前記第1膨出部48に対応するように管部材40
の側面中央部は大きく開口形成され開削面52a、52
bが前記第1膨出部48の平坦部48aに指向して傾斜
して形成される。これら開削面52a、52bによって
画成される開口部には閉塞部材42に形成された第2膨
出部54が嵌合するため、この開口部は当該第2膨出部
54に対応した形状を有する。
なお、本実施態様において、この管部材40の各種構成
部位のサイズは、例えば、次のように選択されている。
すなわち、管部材40は外径6、Omm、内径3.Om
m、全長27.0+nmであり、第1膨出部48は高さ
が2.5mm、その上底部の長さが3、Omm、傾斜部
48b、48cの管部材40の軸方向に対する角度は3
0°である。また、長溝50は幅が0.03mm、深さ
が0.03mm、平坦部48aの中央から偏位するその
オフセット距離βが0.8mmである。
次に、閉塞部材42が前記管部材40に外嵌する。
この閉塞部材42は弾性を有する材料、例えば、シリコ
ーンゴム等から形成される。そして、前記閉塞部材42
は管部材40に対して液密に嵌合し、すなわち、この場
合、全長18.4mm、外径9.O++onであり、内
径は当該管部材40の外径6.0++++nよりも若干
小さく選択される。
実際、前記閉塞部材42が管部材40の内部に臨むその
部位には前記開削面52a、52bにより画成される開
口部の形状に適合するように縦断面形状が台形状の第2
の膨出部54が突出形成され、この第2膨出部54には
前記第1膨出部48と同様に平坦部54aと傾斜部54
b、54Cが形成される。
前記傾斜部54b、54cは実質的に当該第2膨出部5
4の縦断面において上方へと拡開するよう形成される。
この第2膨出部54は、平常の状態では、前記平坦部5
4aが管部材40の第1膨出部48の平坦部48aと圧
着し、この結果、入口通路44と出口通路46は実質的
に長溝50による連通を除き閉塞されるよう構成されて
いる。因みに、当該第2膨出部54は圧着時において高
さが2.Omm。
その上底部の長さが3.Omm、傾斜部54b、54C
の軸方向に対する角度は約24°である。
なお、当該閉塞部材42はシリコーンゴム等の弾性変形
自在な軟質の部材からなるため、第2膨出部54の平坦
部54aの硬さを増大させておくと好適である。また、
当該第2膨出部54の先端部に硬い材質の別の部材を取
着して平坦部54aを形成することも可能である。さら
にまた、閉塞部材42にはこれを弾性変形させる際に用
いるロッド状の引手手段56が係着される。すなわち、
前記閉塞部材42の中央部には独楽状の空間57が画成
され、この空間57には前記引手手段56の膨出する先
端部58が嵌合または接着されている。
当該引手手段56の尾端部には操作し易いように把持部
59が形成されている。
本発明に係る流れ制御装置は基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。
先ず、第1図における血圧測定システム10において、
チューブ16を介して点滴管14と流れ制御装置18を
接続し、チューブ20を介して流れ制御装置18の出口
側と管継手22を接続する。さらに、この管継手22の
分岐する側において、一方はチューブ24を介してカテ
ーテル26と接続し、他方に圧カドランスデューサ30
を連結しておく。
そして、当該血圧測定システム10の回路連結作業を完
了した後、輸液剤としての、例えば、生理食塩水が充填
された輸液バッグ12と点滴管14を図示しない輸液ス
タンドを用いて所定の高さにセットする。この結果、点
滴管14の高さ分だけの水頭圧が流れ制御装置18の前
後に差圧として作用することになる。
次に、このような血圧測定システム10を用いて血圧を
実測するに先立って、所謂、プライミング作業を行い、
この血圧測定システム10を構成する管路内に生理食塩
水を充填する。
そこで、プライミングにあたって、操作者は流れ制御装
置18の閉塞部材42に設けた引手手段56の把持部5
9を手指で挟持してこの閉塞部材42自体の弾発力に抗
しながら当該引手手段56を外方に引張する。こうする
ことにより、第4図に示すように、前記閉塞部材42は
弾性変形し、この結果、閉塞部材42の第2膨出部54
が管部材40の第1膨出部48に対して離間するに至る
。すなわち、これまで前記第1膨出部48の平坦部48
aと第2膨出部54の平坦部54aとが当接し、入口通
路44と出口通路46の連通状態が長溝50による連通
状態を除き実質的に遮断されていたが、前記平坦部48
aに対して平坦部54aが上方に離間変位したため入口
通路44と出口通路46が連通ずる結果となる(第5図
参照)。従って、この間隙をフラッシュ通路とする流路
が開成され、チューブ16を介して入口通路44から導
入される生理食塩水はこのフラッシュ通路を長溝50よ
りも遥かに大きな流量で通流し、出口通路46を介して
チューブ20に導出される。そして、このチューブ20
より下流側に生理食塩水が短時間で充填されることにな
る。その際、第1膨出部48の傾斜部48Cと第2膨出
部54の傾斜部54Cとは生理食塩水の上流側に指向し
て大きく拡開しているため、可及的に小さな流れ抵抗で
当該生理食塩水がフラッシュ流路に流入するに至る。
この場合、本実施態様においては、入口通路44並びに
出口通路46の直径内に存在し且つ同一の方向を指向す
るフラッシュ流路が開成される。
しかも、第1膨出部48と第2膨出部54は夫々傾斜部
48b、48cおよび54b、54Cを有し、所謂、テ
ーパ形状に形成し、軸中心を指向して収束するように構
成しているため、プライミング初期において当該流れ制
御装置18内に残存した空気は残留分がなく効果的に排
出されることになる。
また、閉塞部材420弾性変形の過程において、第2膨
出部54はその傾斜部54a、54bが管部材40に形
成した傾斜する開削面52a、52bに沿って第1膨出
部48から離間するため、この第2膨山部54が嵌合し
ている当該開削面52a、52bによって画成される開
口部に空気が回り込み残留するという事態が回避される
次に、以上のようにしてプライミング作業を行って、血
圧測定システム10の管路内に生理食塩水を充填した後
、引手手段56に対する引張を停止する。この結果、閉
塞部材42は元の形状に復帰し、第2膨出部54の平坦
部54aは第1膨出部48の平坦部48aに当接する。
このため、流れ制御装置18における流路は前記第1膨
出部48の平坦部に画成された長溝50による低速流路
のみに限定されることになる。この場合、第5図から諒
解されるように、前記長溝50は第1膨出部48の平坦
部48aにふいてその中央から所定のオフセットで偏位
している結果、第2膨出部54の平坦部54aが元の平
坦な形状に復元する際に確実に長溝50の近辺を圧接し
、当該長溝50の幅および深さによって定まる所定流量
の低速流路が確保出来る。また、第2膨出部54の平坦
部54aの材質を硬くしておけば、当該第2膨出部54
の第1膨出部48に対する圧接作用を効果的に及ぼすこ
とが出来る。
そこで、カテーテル26を患者28の動脈の所定部位に
刺入して所定の血圧測定を行う。輸液バッグ12より点
滴管14に滴下される生理食塩水はこの点滴管14から
チューブ16を介してその高さに相当した水頭圧で流れ
制御装置18内に入口通路44から導入される。この生
理食塩水は長溝50より所定の低流量(本実施態様では
流れ制御装置18における前後の差圧が300mmHg
の際、その流量は4.0mf!/hour)に制御され
、チューブ20、管継手22、チューブ24を通流して
カテーテル26から患者28内の血液内に注入される。
そして、この長溝50は、例えば、毛細管等に較べれば
異物等による詰まりが生じ難く血圧の伝達が異物によっ
て阻害されることがない。この過程中、患者28の血圧
はカテーテル26、チューブ24内の生理食塩水を伝達
媒体として圧カドランスデューサ30に伝達され、この
圧カドランスデューサ30はその圧力に比例した電圧を
表示記録装置32に出力する。この結果、患者28の血
圧値が表示記録装置32にリアルタイムで表示される。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、弾性変形自在な閉塞部
材に縦断面が台形状の膨出部を形成し、この膨出部に当
接するように同様の形状の膨出部を管部材に形成し、こ
れら膨出部によりフラッシュ通路に指向してテーパ状に
縮径した流路を形成している。このため、閉塞部材を外
部から弾性変形させることにより前記膨出部と管部材に
形成した膨出部とを離間させれば、前記管部材の入口通
路から出口通路に対して大流量のフラッシュ通路が開成
されることになる。
さらに、閉塞部材の膨出部が嵌合する管部材の開口部の
形状をテーパ状に選択している結果、閉塞部材の変形時
にエアがこの部位に回り込んで残留するという不都合が
防止される。このため、プライミングの際、流れ制御装
置内に空気が残留することが防止され、結果として、血
圧値の測定精度が向上すると共に、空気抜きの作業が簡
便に行え、測定作業の効率が大幅に改善されるという効
果が得られる。また、低速流路としては膨出部に画成し
た溝状の通路を用いているため、溝状の通路に異物が詰
まり流れが阻害された場合、引手手段を引っ張ることに
よってクラッシュ通路が開成し、溝状通路よりも大きな
流量で生理食塩水が流れることから異物を除去すること
が容易である。また、構成が簡素であり部品点数が少な
いことから安価な流れ制御装置を提供出来るという効果
も併せて奏するものである。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流れ制御装置を血圧測定システム
に組み込んだ状態を示す概略図、第2図は本発明に係る
流れ制御装置の分解斜視図、 第3図は本発明に係る流れ制御装置の縦断面図、 第4図は本発明に係る流れ制御装置においてプライミン
グの際の縦断面図、 第5図は第4図におけるV−V線横断面図である。 10・・・血圧測定システム  12・・・輸液バッグ
18・・・流れ制御装置 30・・・圧カドランスデューサ 40・・・管部材       42・・・閉塞部材4
4・・・入口通路      46・・・出口通路48
・・・膨出部       50・・・長溝52a、5
2b・・・開削面   54・・・膨出部56・・・引
手手段 FIG、1 FIG 3 4U e5G FIG、4 ■ し

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血圧等の測定システムに用いられる流れ制御装置
    であって、互いに連通する入口通路と出口通路を有する
    管部材と、前記管部材に外嵌して弾性変形自在な閉塞部
    材とからなり、前記管部材は前記入口通路と出口通路間
    の流路内に膨出する第1の膨出部を有し、一方、前記閉
    塞部材は前記第1膨出部に対して当接するように形成さ
    れた第2の膨出部を有し、前記第1膨出部と第2膨出部
    の互いの当接面においていずれか一方または双方に流れ
    方向に細長の第1の通路を画成し、前記閉塞部材を外力
    によって変形させた際、前記第2膨出部を第1膨出部か
    ら離間させることにより一時的に前記第1通路よりも大
    きな流量の第2の通路を画成するように構成したことを
    特徴とする流れ制御装置。
  2. (2)請求項1記載の装置において、第1膨出部と第2
    膨出部は縦断面が略台形状を呈し、互いに圧着した際に
    管部材の入口通路と出口通路の連通状態を遮断する平坦
    部と、前記平坦部から拡開するように傾斜形成された傾
    斜部を有することを特徴とする流れ制御装置。
  3. (3)請求項1または2記載の装置において、第1通路
    は実質的に第1膨出部の平坦部に画成された細長の直線
    または曲線状の溝からなることを特徴とする流れ制御装
    置。
  4. (4)請求項3記載の装置において、第1通路としての
    細長の溝は、第1膨張部の平坦部の中央から所定距離だ
    け偏位させて形成したことを特徴とする流れ制御装置。
  5. (5)請求項1または2記載の装置において、第1膨出
    部と第2膨出部とが当接している際に形成される第1の
    通路と、第1膨出部と第2膨出部が離間した際に形成さ
    れる第2の通路が管部材の入口通路と出口通路の断面の
    直径内に存在し、当該管部材の軸線方向と同一方向を指
    向するよう構成されることを特徴とする流れ制御装置。
  6. (6)請求項1または2記載の装置において、閉塞部材
    の第2膨出部が嵌合すべく管部材に形成された開口部に
    当該第2膨出部の縦断面形状に対応させて当該第2膨出
    部の傾斜部に当接する傾斜面を形成したことを特徴とす
    る流れ制御装置。
  7. (7)請求項1記載の装置において、閉塞部材は引張し
    てこれを弾性変形させるための引手手段を装着すること
    を特徴とする流れ制御装置。
  8. (8)請求項1記載の装置において、管部材は硬質の合
    成樹脂体からなり、閉塞部材は軟質の合成樹脂体より形
    成され、第2膨出部の平坦部の材質を若干硬く構成する
    ことを特徴とする流れ制御装置。
  9. (9)請求項1記載の装置において、管部材は硬質の合
    成樹脂体からなり、第1膨出部の平坦部は第1通路が形
    成されたシリコーン結晶板よりなる別部材であることを
    特徴とする流れ制御装置。
JP63162911A 1988-06-29 1988-06-29 流れ制御装置 Pending JPH0211161A (ja)

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JP63162911A JPH0211161A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 流れ制御装置

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