JPH031024B2 - - Google Patents

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JPH031024B2
JPH031024B2 JP62241998A JP24199887A JPH031024B2 JP H031024 B2 JPH031024 B2 JP H031024B2 JP 62241998 A JP62241998 A JP 62241998A JP 24199887 A JP24199887 A JP 24199887A JP H031024 B2 JPH031024 B2 JP H031024B2
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JP
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tubular body
flow rate
tube
control device
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Yosuke Moriuchi
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は血圧等の測定システムに用いられる流
れ制御装置に関し、一層詳細には、夫々流体導入
通路と流体導出通路を形成する管体を弾性管状体
に挿入し、さらに、この弾性管状体に嵌挿され微
小な径の通孔を有する流量規制部材と当該弾性管
状体の間にフラツシユ通路としての間隙を外部か
らの簡単な操作により画成するよう構成した流れ
制御装置であつて、前記流体導入通路並びに流体
導出通路をフラツシユ通路に関連して弾性管状体
内で蛇行乃至屈曲形成し、これによつて流体のフ
ラツシユ通路の開成時に前記流体導入通路、流体
導出通路に流体、特に、エアが残留することのな
いように構成した流れ制御装置に関する。 [発明の背景] 近年、血圧等を経時的に監視出来る血圧測定シ
ステムが開発され、実際の医療現場で広汎に利用
されるに至つている。 一般に、血圧測定システムは、例えば、生理食
塩水等の輸液剤を当該システムに供給する輸液用
バツグと、患者の血圧測定部位に挿入されるカテ
ーテルと、このカテーテル内に充填された輸液剤
を介して血圧値を感知する圧力トランスデユーサ
およびこの圧力トランスデユーサから出力される
圧力値を表示する表示記録装置とから構成されて
いる。 すなわち、このような血圧測定システムにおい
ては、、患者の動脈あるいは静脈にカテーテルを
挿入し、所定の非常に緩慢な流量速度でこのカテ
ーテルに輸液用バツグから生理食塩水等の輸液剤
を供給する。これにより当該カテーテル内に血液
が流入して凝固するを防止する一方、カテーテル
内の輸液剤の圧力変化を圧力トランスデユーサに
より検出すると共に、表示記録装置に出力させ、
患者の血圧の状態をリアルタイムで監視すること
が出来る。 そして、前記輸液剤を所定の流量速度にするた
めに、通常は、輸液用バツグとカテーテルとを連
通する管路に微小な直径の通孔を備えた流量規制
部材を設け、この通孔内を通流させることにより
当該輸液剤に所定の流量速度を与えている。 ところで、カテーテルを使用するにあたつては
当該カテーテル内の空気を完全に除去するため
に、予め前記輸液剤を用いて、所謂、プライミン
グを行い、カテーテル内に当該輸液剤を充填させ
る必要がある。このため、前記プライミングを短
時間で行なえるように前記流量規制部材に加えて
流量を大きく出来る機構を併設した流れ制御装置
が種々提案されている(米国特許第4192303号、
米国特許第4464179号、実公昭61−28624号、特開
昭60−57336号、特開昭56−8033号、特開昭60−
207638号、米国特許第4624662号等参照)。 然しながら、これらの装置は構造が複雑でしか
も部品点数が多く製造コストが高価であるという
欠点を有し、あるいは装置内の空気抜け性が悪
く、この結果、残留する空気のため測定される圧
力値に誤差が生ずるという問題点が存在する。 そこで、本出願人は、特願昭61−107566号にお
いて、構造が簡単でしかも操作が極めて容易であ
る流れ制御装置を提案している。すなわち、この
流れ制御装置は液体導入口と液体排出口を備えた
弾性変形可能な管状体と、この管状体内部に挿入
され通孔を有する円柱状の液体流通規制部材とか
ら基本的に構成されている。 このような構成において、プライミングの際は
外部からの操作により前記管状体を弾性変形させ
て当該管状体と流体の流通規制部材との間にフラ
ツシユ通路を開成し、このフラツシユ通路を介し
てカテーテルに輸液剤を高流量速度で充填させ
る。一方、血圧測定時には前記フラツシユ通路を
閉成して前記流通規制部材の通孔のみから通流さ
せて、この通孔を通過する輸液剤の流体抵抗によ
り輸液剤を所定の流量に設定出来るというもので
ある。 [発明の目的] 本発明は前記の流れ制御装置に関連してなされ
たものであつて、特に、プライミングを行つてカ
テーテルに高流量速度で輸液剤を充填する際に、
当該流れ制御装置内から空気を効果的に除去可能
な空気抜き性に優れた流れ制御装置を提供するこ
とを目的とする。 [目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は生理食
塩水等の流体を所定の微小流量で供給するための
流れ制御装置であつて、流体導入通路が形成され
た第1の管体と、流体導出通路が形成された第2
の管体と、前記流体導入通路と流体導出通路とに
連通する微小な直径の通孔を有する柱状の流量規
制部材と、前記流量規制部材が内部に嵌挿され且
つ前記第1の管体と第2の管体が両端から挿入さ
れた弾性変形自在な弾性管状体と、さらに、前記
弾性管状体を収納し且つ前記流量規制部材が位置
決めされた当該弾性管状体の所定の部位をその軸
方向に対して直交する方向に押圧可能とする押圧
部位を有するハウジングとを含み、前記弾性管状
体の内面には前記通孔よりも大きな流量のフラツ
シユ通路を必要に応じて画成するために流量規制
部材の側面に当接離間自在な膨出部と、この膨出
部を隔ててその両側に夫々第1の管体側に第1の
凹部、第2の管体側に第2の凹部が形成され、一
方、前記第1の管体と第1の凹部との間に形成さ
れる流路並びに前記第2の管体と第2の凹部との
間に形成される流路を夫々実質的に屈曲乃至湾曲
するよう構成すると共に、前記押圧部位を押圧し
た時に、前記流量規制部材から前記膨出部が離間
することにより前記第1の管体と第2の管体の間
のフラツシユ通路するように構成したことを特徴
とする。 [実施態様] 次に、本発明に係る流れ制御装置について好適
な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。 第1図において、参照符号10は本発明に係る
流れ制御装置が用いられる血圧測定システムを示
す。すなわち、この血圧測定システム10におい
ては生理食塩水等の輸液剤が充填された輸液バツ
グ12およびその下方に配置される点滴管14が
図示しない輸液スタンドにより支持され、前記点
滴管14はチユーブ16を介して本発明に係る流
れ制御装置18と接続される。そして、この流れ
制御装置18の下流側はチユーブ20を介して当
該流れ制御装置18と連結される管継手22にお
いて分岐し、一方はチユーブ24を介して患者2
8の血管に刺入されるカテーテル26が接続さ
れ、他方は圧力トランスデユーサ30が接続され
る。この圧力トランスデユーサ30には表示記録
装置32を接続しておく。 そこで、このような血圧測定システム10に用
いられる本発明に係る流れ制御装置18の詳細を
第2図乃至第6図に示す。 この流れ制御装置18は、第3図に示すよう
に、ハウジング40と、このハウジング40内に
収納される弾性管状体42と、この弾性管状体4
2に嵌挿される流量規制部材44および導入管4
6、導出管48とから基本的に構成される。 前記ハウジング40は比較的剛性のある可撓性
の合成樹脂、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ナイ
ロン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、
ABC樹脂等から一体成形されるものであつて、
断面略V字形状を呈し、上方に開口する収容部5
0が大きく画成される。この収容部50には弾性
管状体42が収納されるものであり、この場合、、
前記収容部50を画成する長手方向の側壁部の中
央部位には夫々外方に延在する押圧部52a,5
2bが形成され、この押圧部52a,52bの基
端部にはこれらの押圧部52a,52bを互いに
引き寄せるように押圧した時、前記弾性管状体4
2の側部上方に当接してその上部を第4図aから
第4図bの形成に変形させてフラツシユ通路を画
成するための湾曲凹部54a,54bが画成され
る(第4図aおよびb参照)。 一方、ハウジング40の両端部にはフランジ5
6a,56bが形成され、このフランジ56a,
56bは前記弾性管状体42の両端を挾持する作
用を営む。なお、前記フランジ56a,56bに
は孔58a,58bが形成されている。 次に、前記弾性管状体42について説明する。
この弾性管状体42は天然ゴムあるいはシリコー
ンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、クロロプレ
ンゴム、SBR、エチレン−プロピレンターポリ
マーゴム等のゴム、好適にはシリコーンゴムによ
り形成され、任意に弾性変形可能である。第2図
に示すように、この弾性管状体42には同軸的に
孔60が貫通形成され、この孔60は前記弾性管
状体42の内部中央部位の上方を部分的に切除す
ることにより形成した凹部62a,62bと連通
状態にある。この場合、この凹部92a,62b
は当該弾性管状体42の変形の際、フラツシユ通
路として機能し、通常状態ではこの凹部62a,
62bの間において弾性管状体42の内側を膨出
形成してなる凸部64により遮断されている。 そこで、前記弾性管状体42の孔60内に流量
規制部材44が嵌挿され、前記凸部64がその中
央部位に当接するよう位置決めされる。この流量
規制部材44は微小な直径の通孔66を有する円
柱形状を呈し、ガラス、合成樹脂、例えば、エポ
キシ樹脂、ポリプロピレン、硬質塩化ビニル樹脂
等から形成される。この場合、前記流量規制部材
44の径と長さおよび通孔66の径はこの流量規
制部材44を通流させる輸液剤流量に対応して設
定される。例えば、流量規制部材44の前後の差
圧が300mmHgで流量3.0ml/hr得る場合、当該流
量規制部材44の径と長さは夫々4.7mm、5.0mm、
通孔66の径は50μmに設定される。 次いで、ハウジング40の両端のフランジ56
a,56bに形成された孔58a,58bから弾
性管状体42の孔60の両端開口部に対して導入
管46、導出管48が挿入される。前記導入管4
6の中央部位には係止部68に膨出形成され、こ
の係止部68が前記フランジ56aのテーパ状の
孔58aに嵌合して当該導入管46が位置決めさ
れる。この時、流量規制部材44の端面と当該導
入管46の先端の間は、第2図に示すように、所
定距離だけ離間し、これにより画成された通路7
0は前記凹部62a並びに通孔66と連通してい
る。この離間距離は0.01mm〜3.0mm程度が必要と
されるが、0.2〜1.0mmが最も好適である。 前記導入管46の内部には屈曲若しくは湾曲す
る通路72が画成される。実際、第5図並びに第
6図に示すように、前記通路72は導入管46の
下流側に設けられた膨出部71によつて凹部62
a,62bと反対の方向、すなわち、第2図にお
いて下方に指向して延在し、通路70と連通す
る。この場合、導入管46の下流側であつてその
端部74は前記膨出部71よりも若干短めになる
ようように終端させておく。従つて、通路72と
通路70とは膨出部71、端部74によつて縦断
面屈曲形状を呈していることが容易に諒解されよ
う。なお、特願昭61−107566号に記載されるよう
に、前記通路72内にはフイルタ(図示せず)を
配設しておくと異物の除去が達成され好適であ
る。 一方、前記導出管48も前記導入管46と同様
にその中央部位に係止部76が膨出形成され、こ
の係止部76がハウジング40のフランジ56b
に係合することにより当該導出管48は位置決め
される。この導出管48の先端と流量規制部材4
4の離間距離は前記導入管46の場合と同様であ
り、これにより通路78が画成される。さらに、
導出管48の内部には通路80が形成され、この
通路80は前記導入管46の膨出部71と同様に
導出管48の膨出部81並びに端部82によつて
下流側に指向して第2図において上方へと指向
し、結局、通路78と併せて当該通路80は屈曲
形状を呈することになる。この端部82は前記端
部74と同様に膨出部81よりも短く終端すると
共に、弾性管状体42の凹部62bと当該弾性管
状体42の軸線に関して対称的に設けられるもの
である。 本発明に係る流れ制御装置は基本的に以上のよ
うに構成されるものであり、次にその作用並びに
効果について説明する。 先ず、第1図における血圧測定システム10に
おいて、チユーブ16を介して点滴管14と流れ
制御装置18の導入管46を接続し、チユーブ2
0を介して流れ制御装置18の導出管48と管継
手22を接続する。さらに、この管継手22の分
岐する側において、一方はチユーブ24を介して
カテーテル26と接続し、他方には圧力トランス
デユーサ30を連結しておく。そして、当該血圧
測定システム10の回路構成作業を完了した後、
輸液剤としての、例えば、生理食塩水が充填され
た輸液バツグ12と点滴管14を図示しない輸液
スタンドを用いて所定の高にセツトする。この結
果、点滴管14の高さ分だけの水頭圧が流れ制御
装置18の前後に差圧として作用することにな
る。 次に、このような血圧測定システム10を用い
て血圧を実測するに先立つて、所謂、プライミン
グを行つて、この血圧測定システム10を構成す
る管路内に生理食塩水を充填する。 そこで、第4図a並びに第4図bに示すよう
に、流れ制御装置18のハウジング40に設けた
押圧部52a,52bを操作者は指で挾持し、ハ
ウジング40自体の弾発力に抗してこれらを互い
に近接させるように押圧する。この結果、前記ハ
ウジング40内に収装される弾性管状体42は当
該ハウジング40の湾曲凹部54a,54bを画
成する側壁に挾まれて弾性変形するに至る。すな
わち、前記弾性管状体42はその両側面から水平
方向の押圧力により圧縮され上方を指向して膨出
する。このため、第2図の二点鎖線から容易に諒
解されるように、この弾性管状体42の内部にお
いて、流量規制部材44の側面に当接していた当
該弾性管状体42の凸部64が上方へ離間するた
め、間隙が生じて凹部62aと62bが連通し、
フラツシユ通路としての流路が開成されるに至
る。この結果、導入管46に形成された通路72
にチユーブ16を介して導入される生理食塩水
は、この導入管46の端部74と弾性管状体42
の内壁とによつて画成された溝部と通路70を屈
曲して通り、前記フラツシユ通路に至る。次い
で、前記フラツシユ通路を経て導出管48側の通
路78、端部82と弾性管状体42の内壁とによ
つて画成された溝部を通して当該導出管48の通
路80からチユーブ20に導出される。そして、
このチユーブ20より下流側に生理食塩水が充填
されることになる。 この場合、弾性管状体42は弾性変形が自在な
材質より形成されるのに対して、流量規制部材4
4は弾性変形し難い材質を用いているため前記の
ような弾性変形に基づく流路の開成を容易に行う
ことが出来る。さらに、第4図bに示すように、
押圧部52a,52bの基端部に形成された湾曲
凹部54a,54bが弾性管状体42の上方を指
向する変形を所定の位置で規制する結果、凸部6
4が流量規制部材44から離間することにより画
成される間隙が確実に形成され、そのための押圧
力は些程必要とされない。 さらにまた、導入管46および導出管48の先
端部位においては、夫々の通路72,80を膨出
部71,81により偏向させていると共に、端部
74,82を凹部62a,62bと反対側に設
け、これによつて実質的に屈曲する通路を画成し
ているため、生理食塩水の流路が限定されて、図
において、流量規制部材44の両端面下方近傍に
空気が残留する虞はない。 従来技術においては、凹部62a,62bを介
して生理食塩水が通流すると同時に排出される空
気の一部分がこれら凹部62a,62bから最も
遠い、換言すれば、対称的な位置にある流量規制
部材の両端面下方近傍に残留する傾向があつた。 然しながら、本実施態様においては、前述のよ
うに、流路を敢えて屈曲乃至湾曲するように画成
しているために、残留分もなく空気は効果的に排
出されることになる。この場合、前記流量規制部
材44と導入管46、導出管48の先端部の離間
距離を最適に設定することで、屈曲乃至湾曲する
通路による空気抜き効果は一層顕著になる。 そこで、流量規制部材44の直径を4.7mm、長
さ5.0mmおよび導入管46、導出管48の端部7
4,82の断面積を1.0mm2として本実施態様に係
る流れ制御装置18を用いてプライミングした
後、残留する空気をマイクロシリンジで計量した
結果を第1表に示す。なお、参考として同一寸法
の流量規制部材を用いた従来例の流れ制御装置に
よる結果を併記する。
【表】
【表】 第4図aに示すように、このようにしてプライ
ミングを行つて血圧測定システム10の管路内に
生理食塩水を充填した後、押圧部52a,52b
に対する押圧を停止する。前記押圧部52a,5
2bはハウジング自体の弾発力により開き、弾性
管状体42に対する押圧作用が解除される。 そこで、弾性管状体42は元の形状に復元し、
この結果、凸部64は流量規制部材44の側面に
当接し、凹部62aと凹部62bの連通状態を遮
断する。このため、この流れ制御装置18におけ
る流路は前記流量規制部材44の通孔66による
流路のみに限定されることになる。 次いで、カテーテル26を患者28の動脈ある
いは静脈の所定部位に刺入して所望の血圧測定を
行う。輸液バツグ12より点滴管14に滴下され
る生理食塩水は、こ点滴管14からその高さに相
当した水頭圧で流れ、流れ制御装置18内に導入
管46を介して導入され、流量規制部材44の通
孔66を通流することにより所定の低流量に制御
される。さらに、この生理食塩水は導出管48を
介して、管継手22、チユーブ24を通流してカ
テーテル26から患者28の血管内に注入され
る。この過程中、患者28の血圧はカテーテル2
6、チユーブ24内の生理食塩水を伝達媒体とし
てその圧力に比例した電圧を圧力トランスデユー
サ30により得て表示記録装置に出力され、血圧
値がリアルタイムで表示される。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、本発明によれ
ば、生理食塩水等の流体を弾性管状体を外部から
の作用により変形させて流量規制部材と弾性管状
体との間に画成されるフラツシユ通路に連通する
屈曲乃至湾曲流路に導くように構成している。こ
のため、プライミングの際、流れ制御装置内に空
気が残留することが防止され、結果として、血圧
値の測定精度が向上すると共に、空気抜きの作業
が簡便に行え、測定作業の効率が大幅に改善され
るという効果がある。さらに、構造が簡素であ
り、部品点数が少ないことから安価な流れ制御装
置を提供出来るという効果も奏する。 以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本発明はこの実施態様に限定される
ものではなく、例えば、第2図に破線で示すよう
に、導入管46、導出管48の端部をテーパ状に
構成して残留空気を一層導出し易くすることも出
来る等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流れ制御装置を血圧測定
システムに組み込んだ状態を示す概略図、第2図
は本発明に係る流れ制御装置の縦断面図、第3図
は本発明に係る流れ制御装置の分解斜視図、第4
図aは第2図における−線断面図、第4図b
は第2図におけるプライミングの際の−線断
面図、第5図は第2図における−線断面図、
第6図は第2図における−線断面図である。 18……流れ制御装置、40……ハウジング、
42……弾性管状体、44……流量規制部材、4
6……導入管、48……導出管、52a,52b
……押圧部、64……凸部、66……通孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生理食塩水等の流体を所定の微小流量で供給
    するための流れ制御装置であつて、流体導入通路
    が形成された第1の管体と、流体導出通路が形成
    された第2の管体と、前記流体導入通路と流体導
    出通路とに連通する微小な直径の通孔を有する柱
    状の流量規制部材と、前記流量規制部材が内部に
    嵌挿され且つ前記第1の管体と第2の管体が両端
    から挿入された弾性変形自在な弾性管状体と、さ
    らに、前記弾性管状体を収納し且つ前記流量規制
    部材が位置決めされた当該弾性管状体の所定の部
    位をその軸方向に対して直交する方向に押圧可能
    とする押圧部位を有するハウジングとを含み、前
    記弾性管状体の内面には前記通孔よりも大きな流
    量のフラツシユ通路を必要に応じて画成するため
    に流量規制部材の側面に当接離間自在な膨出部
    と、この膨出部を隔ててその両側に夫々第1の管
    体側に第1の凹部、第2の管体側に第2の凹部が
    形成され、一方、前記第1の管体と第1の凹部と
    の間に形成される流路並びに前記第2の管体と第
    2の凹部との間に形成される流路を夫々実質的に
    屈曲乃至湾曲するよう構成すると共に、前記押圧
    部位を押圧した時に、前記流量規制部材から前記
    膨出部が離間することにより前記第1の管体と第
    2の管体の間のフラツシユ通路が連通するように
    構成したことを特徴とする流れ制御装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    第1の管体および第2の管体はその内部に弾性管
    状体の各凹部の存在位置と反対の方向を指向して
    屈曲乃至湾曲する流路を有し、さらに前記第1の
    管体と第2の管体の端部と、弾性管状体の内壁と
    流量規制部材との間で実質的に屈曲する通路が画
    成されてなる流れ制御装置。
JP62241998A 1987-09-24 1987-09-24 Flow control apparatus Granted JPS6483267A (en)

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US5022422A (en) * 1990-07-30 1991-06-11 Imed Corporation Ball valve
JP3952021B2 (ja) * 2004-01-19 2007-08-01 松下電工株式会社 美顔器

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