JPH02111355A - 形状記憶人工歯根 - Google Patents
形状記憶人工歯根Info
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- JPH02111355A JPH02111355A JP63264982A JP26498288A JPH02111355A JP H02111355 A JPH02111355 A JP H02111355A JP 63264982 A JP63264982 A JP 63264982A JP 26498288 A JP26498288 A JP 26498288A JP H02111355 A JPH02111355 A JP H02111355A
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C8/00—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
人工歯根即ちインブラントとは、歯の抜けた部分の顎骨
内に人工の歯根を植込み、これに最終構造物として取り
外し弐の義歯等を装着するものである。
内に人工の歯根を植込み、これに最終構造物として取り
外し弐の義歯等を装着するものである。
このような人工歯根の顎骨への固定に際して、固定部に
形状記憶係止片を用いたものが、形状記憶人工歯根であ
る。
形状記憶係止片を用いたものが、形状記憶人工歯根であ
る。
(ロ)従来技術
従来から、人工歯根として、顎骨への固定部を螺子部と
したスクリュー状インブラントが使用されていたのであ
る。
したスクリュー状インブラントが使用されていたのであ
る。
しかし該スクリュー状インブラントは、咬合応力の方向
と、この咬合応力の骨内での分布に問題があり手術の成
功率が低かったのである。
と、この咬合応力の骨内での分布に問題があり手術の成
功率が低かったのである。
また上記スクリュー状インブラントの不具合いを解消す
る為に、顎骨への固定部に形状記憶合金を用いたブレー
ド状インブラントが利用されるようになってきたのであ
る。
る為に、顎骨への固定部に形状記憶合金を用いたブレー
ド状インブラントが利用されるようになってきたのであ
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点
しかし、該ブレード状インブラントは、板状の形状記憶
合金を用いており、ム状に構成し下端の爪部を加熱する
ことにより左右に開いて、顎骨に構成した骨溝内に係止
すべく構成していたのである。
合金を用いており、ム状に構成し下端の爪部を加熱する
ことにより左右に開いて、顎骨に構成した骨溝内に係止
すべく構成していたのである。
該ブレード状インブラントは、全体が板状に構成されて
いるので、咀噌圧がブレード状インブラントを介して顎
骨に及ぶと、この機械的な刺激で破骨作用を発生し、1
〜2ケ月するとだんだんと人工歯根の部分がぶらぶらし
て抜けてくるというような不具合いの事例が発生するの
である。
いるので、咀噌圧がブレード状インブラントを介して顎
骨に及ぶと、この機械的な刺激で破骨作用を発生し、1
〜2ケ月するとだんだんと人工歯根の部分がぶらぶらし
て抜けてくるというような不具合いの事例が発生するの
である。
本発明は、人工歯根の不具合いの発生の原因が、スクリ
ュー状インブラントやブレード状インブラントの金属部
分と、生体である顎骨との間の緩和性の無さから発生し
ていたので、この点を改善すべく、生態である顎骨が受
入やすい形状である円筒を用いて形状記憶人工歯根を構
成し、破骨作用を押さえ、逆に遺骨作用を促すべく構成
したものである。
ュー状インブラントやブレード状インブラントの金属部
分と、生体である顎骨との間の緩和性の無さから発生し
ていたので、この点を改善すべく、生態である顎骨が受
入やすい形状である円筒を用いて形状記憶人工歯根を構
成し、破骨作用を押さえ、逆に遺骨作用を促すべく構成
したものである。
(ニ)問題を解決するための手段
本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明すると。
る為の構成を説明すると。
無歯顎の顎骨内に骨溝を形成し、該骨溝内に形状記憶係
止片を有する形状記憶人工歯根を嵌挿し、嵌挿後に加熱
し形状記憶係止片を骨溝の側壁に固定する構成において
、形状記憶人工歯根2を溝骨内に嵌入する円棒状基部2
aと、該円棒状基部から側方へ突出する形状記憶係止片
2cと、円棒状基部から骨溝外へ突出し、最終上部構造
物を装着する円棒状最終構造物嵌挿部2bにより構成し
たものである。
止片を有する形状記憶人工歯根を嵌挿し、嵌挿後に加熱
し形状記憶係止片を骨溝の側壁に固定する構成において
、形状記憶人工歯根2を溝骨内に嵌入する円棒状基部2
aと、該円棒状基部から側方へ突出する形状記憶係止片
2cと、円棒状基部から骨溝外へ突出し、最終上部構造
物を装着する円棒状最終構造物嵌挿部2bにより構成し
たものである。
(ホ)実施例
本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明すると。
面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は下顎骨1の内部に骨溝を開口して、該部分に本
発明の形状記憶人工歯根を挿入し、その上に最終構造物
として義歯を、天然歯との間に配置した状態の斜視図、
第2図は本発明の形状記憶人工歯根の斜視図、第3図は
形状記憶人工歯根を、下顎骨1に設けた骨溝3内に挿入
し、形状記憶係止片2cを開いて固定した状態の断面図
、第4図は下顎骨1に総義歯を装着する為の形状記憶人
工歯根2を円弧状に構成して挿入する実施例を示した斜
視図、第5図は同じく該形状記憶人工歯根2を下顎骨1
内に挿入した状態の斜視図、第6図は骨溝を造る為に切
削した顎骨を、骨溝を閉鎖する型骨7とし、形状記憶人
工歯根2の支持体として使用した実施例の斜視図、第7
図は同じく形状記憶人工歯根2と型骨7を構成する顎骨
部分のみの斜視図である。
発明の形状記憶人工歯根を挿入し、その上に最終構造物
として義歯を、天然歯との間に配置した状態の斜視図、
第2図は本発明の形状記憶人工歯根の斜視図、第3図は
形状記憶人工歯根を、下顎骨1に設けた骨溝3内に挿入
し、形状記憶係止片2cを開いて固定した状態の断面図
、第4図は下顎骨1に総義歯を装着する為の形状記憶人
工歯根2を円弧状に構成して挿入する実施例を示した斜
視図、第5図は同じく該形状記憶人工歯根2を下顎骨1
内に挿入した状態の斜視図、第6図は骨溝を造る為に切
削した顎骨を、骨溝を閉鎖する型骨7とし、形状記憶人
工歯根2の支持体として使用した実施例の斜視図、第7
図は同じく形状記憶人工歯根2と型骨7を構成する顎骨
部分のみの斜視図である。
第1図・第2図・第3図において説明すると。
従来の人工歯根は、スクリュー状やブレード状に構成さ
れており、生体である顎骨となじまないばかりか、生体
に対し異物反応を発生させ、これがもとで破骨作用が発
生していたのである。
れており、生体である顎骨となじまないばかりか、生体
に対し異物反応を発生させ、これがもとで破骨作用が発
生していたのである。
本発明においては、形状記憶人工歯根2が異物であると
いう点は変更することが出来ないので、異物でありなか
ら顎骨に対して為害作用を発生しないように、顎骨がこ
れを取り込んで、生体なみに馴染みやすい形状である円
形にて形状記憶人工歯根2を構成するものである。
いう点は変更することが出来ないので、異物でありなか
ら顎骨に対して為害作用を発生しないように、顎骨がこ
れを取り込んで、生体なみに馴染みやすい形状である円
形にて形状記憶人工歯根2を構成するものである。
即ち、骨溝の間に渡って分断された顎骨の癒着を阻害す
るのではなくて、円棒状基部2aの部分は骨溝の底部に
のみ納まりその上の部分は、骨溝の壁部を構成する顎骨
が遺骨作用により新しい顎骨を造って閉鎖し、円棒状基
部2aの周囲を取り囲むように構成したものである。
るのではなくて、円棒状基部2aの部分は骨溝の底部に
のみ納まりその上の部分は、骨溝の壁部を構成する顎骨
が遺骨作用により新しい顎骨を造って閉鎖し、円棒状基
部2aの周囲を取り囲むように構成したものである。
また円棒状基部2aから骨溝を抜けて、義歯を挿入する
為の円棒状最終構造物嵌挿部2bの部分は、どうしても
上方へ突出する必要があるが、この部分も為害作用を少
なくする為に円棒状に構成しているのである。
為の円棒状最終構造物嵌挿部2bの部分は、どうしても
上方へ突出する必要があるが、この部分も為害作用を少
なくする為に円棒状に構成しているのである。
そして該円棒状の円棒状最終構造物嵌挿部2bの外周に
、義歯4の円筒部を外嵌挿入可能としているのである。
、義歯4の円筒部を外嵌挿入可能としているのである。
該義歯4の一方は、この円棒状最終構造物嵌挿部2bに
支持するが、他方は、天然歯5に設けた嵌挿部に嵌挿し
、形状記憶人工歯根2と天然歯5の間で支持することに
より、咀噌圧により発生する咬合応力を分散して受ける
ように構成しているのである。
支持するが、他方は、天然歯5に設けた嵌挿部に嵌挿し
、形状記憶人工歯根2と天然歯5の間で支持することに
より、咀噌圧により発生する咬合応力を分散して受ける
ように構成しているのである。
第1図・第2図の形状記憶人工歯根2に於ける形状記憶
係止片2cの部分は、円棒状基部2aの端部に3不完突
出しており、該形状記憶係止片2cは骨溝3への挿入時
には閉じているが、骨溝3の底部に至って、加熱すると
骨溝3の側壁部に向かって開き骨溝3に保合固定すべく
構成したものである。
係止片2cの部分は、円棒状基部2aの端部に3不完突
出しており、該形状記憶係止片2cは骨溝3への挿入時
には閉じているが、骨溝3の底部に至って、加熱すると
骨溝3の側壁部に向かって開き骨溝3に保合固定すべく
構成したものである。
該形状記憶係止片2cは側方へ突出する2本の形状記憶
合金であっても良いものである。
合金であっても良いものである。
次に第4図・第5図の実施例において説明すると。
該実施例においては、下顎骨1が無歯顎の場合でまだ下
顎骨1が健在な場合に、該下顎骨1の全周に沿って骨溝
3を構成し、該骨溝3にそって円弧状に曲げた円棒状基
部2aを構成したものである。
顎骨1が健在な場合に、該下顎骨1の全周に沿って骨溝
3を構成し、該骨溝3にそって円弧状に曲げた円棒状基
部2aを構成したものである。
該円弧状の円棒状基部2aの中途部にはそれぞれ形状記
憶係止片2cを配置し、加熱することにより開いて骨溝
3の側壁部に係合すべく構成しているのである。
憶係止片2cを配置し、加熱することにより開いて骨溝
3の側壁部に係合すべく構成しているのである。
該実施例の場合には、下顎骨1全体に配置する円弧状の
円棒状基部2aの両端のみに形状記憶係止片2cを設け
たのでは、固定力が小さく外れる原因となるので、その
円弧状の円棒状基部2aの中途部にも、形状記憶係止片
2cを構成しているのである。
円棒状基部2aの両端のみに形状記憶係止片2cを設け
たのでは、固定力が小さく外れる原因となるので、その
円弧状の円棒状基部2aの中途部にも、形状記憶係止片
2cを構成しているのである。
第4図の実施例においては中途部の2ケ所に形状記憶係
止片2cを構成し、両端の形状記憶係止片2cと合わせ
て4ケ所に形状記憶係止片2c部分を設けている。
止片2cを構成し、両端の形状記憶係止片2cと合わせ
て4ケ所に形状記憶係止片2c部分を設けている。
このように円弧状に下顎骨1に沿って構成した形状記憶
人工歯根2を、骨溝3の内部に埋め込み、円棒状最終構
造物嵌挿部2b部を上方に突出し、その上に総義歯6を
最終構造物として外嵌挿入装着しているのである。
人工歯根2を、骨溝3の内部に埋め込み、円棒状最終構
造物嵌挿部2b部を上方に突出し、その上に総義歯6を
最終構造物として外嵌挿入装着しているのである。
また第1図より第6図の実施例において、円棒状基部2
aの部分は円筒状に構成しており、この内部から、形状
記憶係止片2cの部分を突出しており、該円棒状基部2
aの一部には、開口2dを設けて生体液の出入りが可能
にしている。
aの部分は円筒状に構成しており、この内部から、形状
記憶係止片2cの部分を突出しており、該円棒状基部2
aの一部には、開口2dを設けて生体液の出入りが可能
にしている。
次に第6図・第7図の実施例について説明すると。
該実施例においては下顎骨1が強固な状態で大きく残っ
ている場合を示しており、この場合には、下顎骨1に骨
溝3を開けるのではな(て、下顎骨1を型骨7として切
削し取出している。
ている場合を示しており、この場合には、下顎骨1に骨
溝3を開けるのではな(て、下顎骨1を型骨7として切
削し取出している。
そして該型骨7に挿入孔7aを設けて、該挿入孔7aに
円棒状最終構造物嵌挿部2bの部分を嵌挿している。
円棒状最終構造物嵌挿部2bの部分を嵌挿している。
円棒状基部2aの部分は該型骨7の下側に突出しており
、この形状記憶人工歯根2と型骨7を一体した状態で、
下顎骨1の型骨7を取出した角孔に挿入し、型骨7の切
削前の状態に戻るように型骨7の大きさを調えている。
、この形状記憶人工歯根2と型骨7を一体した状態で、
下顎骨1の型骨7を取出した角孔に挿入し、型骨7の切
削前の状態に戻るように型骨7の大きさを調えている。
該形状記憶人工歯根2を嵌挿した状態で型骨7を、下顎
骨1の角孔に蓋して、生体接着材により、下顎骨1と型
骨7を固着するのである。
骨1の角孔に蓋して、生体接着材により、下顎骨1と型
骨7を固着するのである。
このような、形状記憶人工歯根2と下顎骨1を形状記憶
係止片2cにより固定する以外に、型骨7と下顎骨1と
の間で生体接着をすることにより、術後の細胞・組織と
の親和接着が期待できるのである。
係止片2cにより固定する以外に、型骨7と下顎骨1と
の間で生体接着をすることにより、術後の細胞・組織と
の親和接着が期待できるのである。
該型骨7の挿入孔7aから突出した円棒状最終構造物嵌
挿部2bの部分に義歯8が外嵌挿入されているのである
。
挿部2bの部分に義歯8が外嵌挿入されているのである
。
第8図は天然歯11の残った部分に人工歯9を継続歯と
して歯冠補綴した構成を示す斜視図、第9図は同じく側
面断面図である。
して歯冠補綴した構成を示す斜視図、第9図は同じく側
面断面図である。
この場合においても、生態である天然歯に対して破骨作
用を発生させず、為害作用をしない合釘部として円筒状
の合釘を用いているのである。
用を発生させず、為害作用をしない合釘部として円筒状
の合釘を用いているのである。
まず天然歯11の内部にドリルにより穿孔を設け、該穿
孔内にアンカー合釘12を嵌挿して、生体セメントで付
着させ、該円筒状のアンカー合釘12の内部に、人工歯
9から突出したインサート合釘10の部分を挿入して、
両者の間を生体セメントにより接着するものである。
孔内にアンカー合釘12を嵌挿して、生体セメントで付
着させ、該円筒状のアンカー合釘12の内部に、人工歯
9から突出したインサート合釘10の部分を挿入して、
両者の間を生体セメントにより接着するものである。
インサート合釘10は中実丸軸であり、アンカー合釘1
2への挿入時において、内部のセメント接着剤の行き場
が無くなるので、インサート合釘10の周囲にセメント
と空気の逃がし溝が穿設されているのである。
2への挿入時において、内部のセメント接着剤の行き場
が無くなるので、インサート合釘10の周囲にセメント
と空気の逃がし溝が穿設されているのである。
このように、継続歯の技術においても、生体である天然
歯11の部分には、円筒状のアンカー合釘12を挿入し
、また人工歯9の側にはインナート合釘10を設けて、
両者を嵌挿させることにより、従来の継続歯の場合に、
人工歯9の側からインサート合釘を突出して天然歯11
の内部の穿孔内にセメントで固定する場合よりも、破骨
作用や為害作用の少ない継続歯とすることが出来るので
ある。
歯11の部分には、円筒状のアンカー合釘12を挿入し
、また人工歯9の側にはインナート合釘10を設けて、
両者を嵌挿させることにより、従来の継続歯の場合に、
人工歯9の側からインサート合釘を突出して天然歯11
の内部の穿孔内にセメントで固定する場合よりも、破骨
作用や為害作用の少ない継続歯とすることが出来るので
ある。
(へ)発明の効果
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
するものである。
第1に、従来の如(スクリュー状インブラントの場合に
は、咀噌圧による咬合応力の分布状態がスクリューの周
囲のみに集中しており、これにより破骨作用を発生して
いたのであるが、本発明の形状記憶人工歯根2の場合に
は、形状記憶係止片2cの部分と円筒状の円棒状基部2
aの部分で咬合応力を下顎骨1に伝達することが出来る
ので、生体である下顎骨1に対する咬合応力分布が良好
となり、破骨作用が発生しないのである。
は、咀噌圧による咬合応力の分布状態がスクリューの周
囲のみに集中しており、これにより破骨作用を発生して
いたのであるが、本発明の形状記憶人工歯根2の場合に
は、形状記憶係止片2cの部分と円筒状の円棒状基部2
aの部分で咬合応力を下顎骨1に伝達することが出来る
ので、生体である下顎骨1に対する咬合応力分布が良好
となり、破骨作用が発生しないのである。
第2に、従来のブレード状インブラントの場合には、下
顎骨1に切った骨溝3の内部をブレード部分で左右に分
割してしまうので、骨溝3の左右の壁部から遺骨作用に
より骨が突出してきても、両者が癒着することが出来ず
、いつまでも骨溝3が開いた状態が続き、最後には咀咀
圧による咬合応力が係ると破骨作用が発生するという不
具合いがあったのである。
顎骨1に切った骨溝3の内部をブレード部分で左右に分
割してしまうので、骨溝3の左右の壁部から遺骨作用に
より骨が突出してきても、両者が癒着することが出来ず
、いつまでも骨溝3が開いた状態が続き、最後には咀咀
圧による咬合応力が係ると破骨作用が発生するという不
具合いがあったのである。
これに対して、本発明の場合には、骨溝3の底部に円棒
状基部2aの部分が沈むので、その上の骨溝3の側壁は
遺骨作用により突出すると、左右壁の癒着が可能となり
、また癒着までは行かなくとも、丸い円棒状基部2aの
部分を包んで取り込むような、組織や細胞の親和性を発
揮するので、破骨作用により形状記憶人工歯根2がぶら
ぶらとなるという不具合いを防ぐことが出来たものであ
る。
状基部2aの部分が沈むので、その上の骨溝3の側壁は
遺骨作用により突出すると、左右壁の癒着が可能となり
、また癒着までは行かなくとも、丸い円棒状基部2aの
部分を包んで取り込むような、組織や細胞の親和性を発
揮するので、破骨作用により形状記憶人工歯根2がぶら
ぶらとなるという不具合いを防ぐことが出来たものであ
る。
このように、−点に螺装したスクリューや、左右を分け
るブレードの場合には、生体としての下顎骨lの組織や
細胞の親和性が発揮されにくく、これが原因で形状記憶
人工歯根が為害作用を果たすのであるが、本発明の如く
、形状記憶人工歯根2の各部を円筒状に構成することに
より、顎骨との間の親和性を高めることが出来て、形状
記憶人工歯根2が顎骨に取り込まれるという効果を発揮
するのである。
るブレードの場合には、生体としての下顎骨lの組織や
細胞の親和性が発揮されにくく、これが原因で形状記憶
人工歯根が為害作用を果たすのであるが、本発明の如く
、形状記憶人工歯根2の各部を円筒状に構成することに
より、顎骨との間の親和性を高めることが出来て、形状
記憶人工歯根2が顎骨に取り込まれるという効果を発揮
するのである。
第1図は下顎骨1の内部に骨溝を開口して、該部分に本
発明の形状記憶人工歯根を挿入し、その上に最終構造物
として義歯を残留している歯との間に配置した状態の斜
視図、第2図は本発明の形状記憶人工歯根の斜視図、第
3図は形状記憶人工歯根を、下顎骨lに設けた骨溝3内
に挿入し、形状記憶係止片2cを開いて固定した状態の
断面図、第4図は下顎骨1に総義歯を装着する為の形状
記憶人工歯根2を円弧状に構成して挿入する実施例を示
した斜視図、第5図は同じく該形状記憶人工歯根2を下
面骨l内に挿入し縫合した状態の斜視図、第6図は骨溝
を造る為に切削した顎骨を、骨溝を閉鎖する蓋体と形状
記憶人工歯根2の支持体として使用した実施例の斜視図
、第7図は同じく形状記憶人工歯根2と蓋体を構成する
顎骨部分のみの斜視図、第8図は天然歯11の残った部
分に人工歯9を継続歯として歯冠補綴した構成を示す斜
視図、第9図は同じく側面断面図である。 1・・・下顎骨 2・・・形状記憶人工歯根 2a・・・円棒状基部 2b・・・円筒状最終構造物嵌挿部 2c・・・形状記憶係止片 2d・・・開口 3・・・・骨溝 4・・・・義歯 6・・・・総義歯
発明の形状記憶人工歯根を挿入し、その上に最終構造物
として義歯を残留している歯との間に配置した状態の斜
視図、第2図は本発明の形状記憶人工歯根の斜視図、第
3図は形状記憶人工歯根を、下顎骨lに設けた骨溝3内
に挿入し、形状記憶係止片2cを開いて固定した状態の
断面図、第4図は下顎骨1に総義歯を装着する為の形状
記憶人工歯根2を円弧状に構成して挿入する実施例を示
した斜視図、第5図は同じく該形状記憶人工歯根2を下
面骨l内に挿入し縫合した状態の斜視図、第6図は骨溝
を造る為に切削した顎骨を、骨溝を閉鎖する蓋体と形状
記憶人工歯根2の支持体として使用した実施例の斜視図
、第7図は同じく形状記憶人工歯根2と蓋体を構成する
顎骨部分のみの斜視図、第8図は天然歯11の残った部
分に人工歯9を継続歯として歯冠補綴した構成を示す斜
視図、第9図は同じく側面断面図である。 1・・・下顎骨 2・・・形状記憶人工歯根 2a・・・円棒状基部 2b・・・円筒状最終構造物嵌挿部 2c・・・形状記憶係止片 2d・・・開口 3・・・・骨溝 4・・・・義歯 6・・・・総義歯
Claims (1)
- 無歯顎の顎骨内に骨溝を形成し、該骨溝内に形状記憶係
止片を有する形状記憶人工歯根を嵌挿し、嵌挿後に加熱
し形状記憶係止片を骨溝の側壁に固定する構成において
、形状記憶人工歯根2を溝骨内に嵌入する円棒状基部2
aと、該円棒状基部から側方へ突出する形状記憶係止片
2cと、円棒状基部から骨溝外へ突出し、最終上部構造
物を装着する円棒状最終構造物嵌挿部2bにより構成し
たことを特徴とする形状記憶人工歯根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63264982A JPH02111355A (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 形状記憶人工歯根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63264982A JPH02111355A (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 形状記憶人工歯根 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1081836A Division JPH02111356A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 残存歯根に対する人口歯の固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111355A true JPH02111355A (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=17410919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63264982A Pending JPH02111355A (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 形状記憶人工歯根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02111355A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005536253A (ja) * | 2002-08-26 | 2005-12-02 | マリウス・リミテッド | 一般的な歯補綴物並びにこの歯補綴物の製造方法 |
JP2008149012A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Chunichi Sangyo Kk | ショーケース及びショーケース用キット |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP63264982A patent/JPH02111355A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005536253A (ja) * | 2002-08-26 | 2005-12-02 | マリウス・リミテッド | 一般的な歯補綴物並びにこの歯補綴物の製造方法 |
JP2008149012A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Chunichi Sangyo Kk | ショーケース及びショーケース用キット |
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