JPH0211131Y2 - - Google Patents

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JPH0211131Y2
JPH0211131Y2 JP18641086U JP18641086U JPH0211131Y2 JP H0211131 Y2 JPH0211131 Y2 JP H0211131Y2 JP 18641086 U JP18641086 U JP 18641086U JP 18641086 U JP18641086 U JP 18641086U JP H0211131 Y2 JPH0211131 Y2 JP H0211131Y2
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blade
throw
away
cutter
groove
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JP18641086U
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は特殊形状のスローアウエイ刃物を用い
て木材表面を平面に回転切削する木工用回転鉋盤
の回転鉋胴に関する。
従来技術 木工用回転鉋盤は例えば実開昭61−122804号で
は第5図のように回転鉋胴の外周等分位置に形成
した軸方向の刃物取付溝は刃物受け面がすくい角
分だけ切削方向に傾斜している。
考案が解決しようとする問題点 このような刃物取付溝であると刃体に形成でき
る切刃は片刃か両刃であつて最大2個所に限定さ
る。したがつて使い捨てるスローアウエイ刃はで
きるだけ小さく薄くつくられても、それでも取替
度数が多くなると消耗費がゆるがせにできず経費
がかさみまた省資源上からも好ましくない問題が
あつた。
問題点を解決するための手段 外円周数等分位置に軸方向に刃物取付用の凹溝
12を削設し、該凹溝12の切削方向の後側の面
に切刃に対する直角断面が長方形に納まる板状の
刃体1の取付面3a,3bにV状の溝2a,2
b,2c,2dを削設して長手方向稜線を切刃5
a,5b,5c,5dとするスローアウエイ刃物
の基準面4a,4bの位置決め段部12cと、切
刃の逃げ角と同等分後方に傾斜し該スローウアウ
エイ刃物の取付面3a,3bの受け面12dを形
成したものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。第1図、第2図においてスローアウエイの刃
体1は通常速度工具鋼若しくは超硬合金で長い直
方体で薄い板状に造られている。刃体1の長手方
向に対する直角断面が長方形に納まる形状を有
し、この断面の4個所の隅部の各稜線1aに掛か
るV状の溝2a,2b,2c,2dを各稜線に沿
つて取付面3a,3b側にそれぞれ2本づつ削設
されている。このV状の溝2a,2bと基準面4
a及びV状の溝2c,2dと基準面4bとでそれ
ぞれ形成した三角山の稜線が鋭利な切刃5a,5
b,5c,5dとされている。切刃5a,5b,
5c,5dの基準面4a,4bに対する角度即ち
刃角αは30゜〜60゜の範囲内に形成される。そして
被加工木材と使用目的により適する刃角があり、
目的に応じてαが決められる。またV状の溝2
a,2b,2c,2dの深さbは切削時の先割れ
と切屑の流れを規制して逆目ぼれ等を防止するた
めのチツプブレーカとして作用するに必要な深さ
に形成される。そして深さbは被削材質、加工面
の仕上げ程度に応じて設定される。
このようなスローアウエイ刃物を取付ける回転
鉋胴11は第3図、第4図において外周部軸方向
に複数個本例では3個の刃物取付用の凹溝12が
削設されている。この凹溝12は中心部が深く両
側に段部を有して口部が開くV形に形成されてい
る。即ち溝底12aは半径線に対しほぼ直角をな
し、その半径線と平行な押さえねじ穴13が溝底
に軸方向数個所穿設されている。凹溝12のV形
の一方の側面である切削方向に対して後方の側面
12bには後方へ切刃の逃げ角本例では15°分傾
斜し途中切刃の高さをほぼ刃体1のV状の溝2
a,2bまたは2c,2dが突出するようスロー
アウエイ刃体1を基準面4aまたは4bを位置決
めする位置決め段部12cが形成され刃先が当た
らないように逃げ部を形成し、続いて刃物受け面
12dが同じ傾斜15゜で鉋胴外周に達するよう
形成されている。V形の他方側面である切削方向
に対して前方の側面12eには前記半径線と平行
に立上がり途中で刃物押えの受け面12fが側面
12eと直角に段に形成され、さらに直角に側面
12eと平行な面12gが立上がり途中より鉋胴
11の外周への逃げが形成されている。
この形状をした凹溝12の位置決め段部12c
に位置決めされ刃物受け面12dに受けられたス
ローアウエイ刃体1を固定する押え金14は凹溝
12とほぼ相似の形状を有し、スローアウエイ刃
体1の取付面3a若しくは3bの押え面14aと
押え金受け面12fに乗る顎部14e及び押え面
14aに作用する力に対向して面12gに当接す
る面14fが密着する面であつて側面12bに対
する面14b、溝底12aに対する面14c及び
側面12eに対する面14dは何れも溝面との間
に隙間を有している。そしてねじ穴13に螺装す
る押えねじ15の挿入する段付穴14gが穿設さ
れて、上面14hは凹面に形成されて回転鉋胴の
外周円上より凹んだ状態となつている。そして押
え金14と溝底12aとの間に図示しないスプリ
ング等が介在されていて押えねじ15をゆるめた
とき押え金14が持ち上げられるようになつてい
る。
作 用 回転鉋盤において、必要により回転鉋胴を回転
軸より抜き取りまたは機械に取りつけたまま押え
ねじ15をゆるめて押え金14を取外しまたはス
プリング等で押え金14を持ち上げて押え面14
aと刃物受け面12dとの隙間を開ける。スロー
アウエイ刃体1の取付面3b側を受け面12dの
上面を滑らせて基準面4bを位置決め段部12c
に密着させる。この状態で押え金14をのせ顎1
4eは受け面12fに、押え面14aは刃物の取
付面3aに接触させる。締付用の押えねじ15を
挿入ねじ穴13に螺合させて締付けると押え金1
4は傾斜した押え面14aに作用する締付分力に
より鉋胴に対する接線方向の力により面14fが
凹溝12の面12gに密着されて力を受けるとと
もに受け面12fにより押え面14aは強くスロ
ーアウエイ刃体1の取付面3a基準面4bを押圧
し凹溝12の位置決め段部12c及び刃物受け面
12dに圧着される。このようにして3個所の凹
溝12にスローアウエイ刃物が取付けられると取
外された回転鉋胴11は回転軸に取付け固定され
る。回転鉋胴11が図示しないモータで矢印A方
向に回転され、図示しない送り台上に載せられた
木材Wは矢印B方向に送られる。スローアウエイ
刃物の基準面4aは刃物受け面が15゜傾斜してい
るため逃げ角15゜分傾斜した逃げ面となり、切刃
5aが木材Wを表面から切込量分切削し、切屑は
押え金14の上面14h上の空間に溜まり回転途
中で放出される。このようにして切削が長時間行
われ切味が低下すると、押え金14をゆるめスロ
ーアウエイ刃体1の取付面3aと3bに入れ替え
切刃5bで切削、次いで基準面4aと4bを入れ
替え切刃5cで切削、次いで取付面3a,3bを
切換え切刃5dで切削の4回の切刃交換を行うも
のである。
効 果 以上詳述したように本考案は回転鉋胴の刃物取
付用凹溝の切削方向の後側の面に位置決め段部と
スローアウエイ刃物の切刃の逃げ角分後方に傾斜
させた受け面を設けたので、スローアウエイ刃物
は刃体に4個所の切刃を形成することができるの
で1枚の刃物の使用回数が倍増して経費が低減で
きまた省資源上にも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスローアウエイ刃物の斜視
図、第2図はその切刃に対する直角断面図、第3
図は切刃、V溝部及び位置決め段部の拡大図、第
4図は回転鉋胴にスローアウエイ刃物を取付けて
切削中の状態を示す図、第5図は従来のスローア
ウエイ刃物を示す図である。 1……スローアウエイ刃体、11……回転鉋
胴、12……刃物取付用の凹溝、12c……位置
決め段部、12d……刃物受け面、14……押え
金、15……押えねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スローアウエイ刃物を使用する木工用回転鉋胴
    において、外円周数等分位置に軸方向に刃物取付
    用の凹溝を削設し、該凹溝の切削方向の後側の面
    に切刃に対する直角断面が長方形に納まる板状の
    刃体の取付面にV状の溝を削設して長手方向稜線
    を切刃とするスローアウエイ刃物の基準面の位置
    決め段部と該スローアウエイ刃物のほぼ切刃の逃
    げ角分後方に傾斜し該スローウアウエイ刃物の取
    付面の受け面を形成したことを特徴とする木工用
    回転鉋胴。
JP18641086U 1986-12-03 1986-12-03 Expired JPH0211131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18641086U JPH0211131Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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JP18641086U JPH0211131Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6393106U JPS6393106U (ja) 1988-06-16
JPH0211131Y2 true JPH0211131Y2 (ja) 1990-03-20

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ID=31135942

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JP18641086U Expired JPH0211131Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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JPS6393106U (ja) 1988-06-16

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