JPH02108520A - 磁性成形体の製造方法および装置 - Google Patents
磁性成形体の製造方法および装置Info
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- JPH02108520A JPH02108520A JP63263780A JP26378088A JPH02108520A JP H02108520 A JPH02108520 A JP H02108520A JP 63263780 A JP63263780 A JP 63263780A JP 26378088 A JP26378088 A JP 26378088A JP H02108520 A JPH02108520 A JP H02108520A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C64/00—Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
- B29C64/10—Processes of additive manufacturing
- B29C64/165—Processes of additive manufacturing using a combination of solid and fluid materials, e.g. a powder selectively bound by a liquid binder, catalyst, inhibitor or energy absorber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、磁性成形体の製造方法および装置に関し、
詳しくは、磁性を備えるとともに立体的な三次元形状を
有する成形体を製造する方法、および、この方法を実施
するための装置に関するものである。
詳しくは、磁性を備えるとともに立体的な三次元形状を
有する成形体を製造する方法、および、この方法を実施
するための装置に関するものである。
金属や金属化合物からなる従来の磁石もしくは磁性体に
代え、合成樹脂の成形品に磁性粒子を含有させて磁性を
持たせた磁性成形体、いわゆるプラスチックマグネット
が開発されている。
代え、合成樹脂の成形品に磁性粒子を含有させて磁性を
持たせた磁性成形体、いわゆるプラスチックマグネット
が開発されている。
第3図は、このような磁性成形体を製造する方法の1例
を示している。射出成形法等の一般的な合成樹脂の成形
方法において、成形材料となる合成樹脂に磁性粒子を分
散させておき、成形型りのキャビィティC内に磁性粒子
を含む合成樹脂材料Pを供給充填した後、成形型りを挟
んで設置された一対の磁場発生器Mで、一定方向の磁界
mを作用させることによって、磁性粒子を磁気的に配向
させ、磁性粒子が配向したままの状態で合成樹脂を成形
硬化させる。こうして製造された磁性成形体は、合成樹
脂の成形によって製造されるので、任意の形状が得られ
、磁性金属等からなる従来のマグネットに比べて、複雑
な形状を簡単に形成できるという特長を有している。
を示している。射出成形法等の一般的な合成樹脂の成形
方法において、成形材料となる合成樹脂に磁性粒子を分
散させておき、成形型りのキャビィティC内に磁性粒子
を含む合成樹脂材料Pを供給充填した後、成形型りを挟
んで設置された一対の磁場発生器Mで、一定方向の磁界
mを作用させることによって、磁性粒子を磁気的に配向
させ、磁性粒子が配向したままの状態で合成樹脂を成形
硬化させる。こうして製造された磁性成形体は、合成樹
脂の成形によって製造されるので、任意の形状が得られ
、磁性金属等からなる従来のマグネットに比べて、複雑
な形状を簡単に形成できるという特長を有している。
一方、合成樹脂成形体の製造方法として、近年、光硬化
性樹脂を用いて立体的な三次元形状を形成する方法が研
究されている。光硬化性樹脂を用いて三次元形状を形成
する方法は、複雑な三次元形状゛を、成形型や特別な加
工工具等を用いることなく、簡単かつ正確に形成するこ
とができる方法として、各種の製品モデルや立体模型の
製造等に利用することが考えられており、例えば、特開
昭62−35966号公報、特開昭61−114817
号公報等に開示されている。
性樹脂を用いて立体的な三次元形状を形成する方法が研
究されている。光硬化性樹脂を用いて三次元形状を形成
する方法は、複雑な三次元形状゛を、成形型や特別な加
工工具等を用いることなく、簡単かつ正確に形成するこ
とができる方法として、各種の製品モデルや立体模型の
製造等に利用することが考えられており、例えば、特開
昭62−35966号公報、特開昭61−114817
号公報等に開示されている。
゛第4図には、従来の一般的な、光硬化性樹脂を用いた
三次元形状の成形方法の一例を示しており、樹脂液槽1
に貯えられた液状の光硬化性樹脂2に対して、液面上方
から集光レンズ30で集光されたレーザービーム等の光
ビーム3を照射することによって、光ビーム3の焦点位
置付近の、液面から一定の深さまでの光硬化性樹脂2を
硬化させ、光ビーム3の照射位置を順次移動させること
によって、所定のパターンを有する光硬化層40を形成
する。この光硬化層40の上に新たな光硬化性樹脂液2
を供給し、この光硬化性樹脂液2を再び光ビーム3で所
定のパターン状に硬化させれば、前記光硬化層40の上
に別のパターンを有する光硬化FJ40が形成される。
三次元形状の成形方法の一例を示しており、樹脂液槽1
に貯えられた液状の光硬化性樹脂2に対して、液面上方
から集光レンズ30で集光されたレーザービーム等の光
ビーム3を照射することによって、光ビーム3の焦点位
置付近の、液面から一定の深さまでの光硬化性樹脂2を
硬化させ、光ビーム3の照射位置を順次移動させること
によって、所定のパターンを有する光硬化層40を形成
する。この光硬化層40の上に新たな光硬化性樹脂液2
を供給し、この光硬化性樹脂液2を再び光ビーム3で所
定のパターン状に硬化させれば、前記光硬化層40の上
に別のパターンを有する光硬化FJ40が形成される。
このようにして、複数層の光硬化層40・・・を順次積
み重ねていけば、所望の三次元形状を有する成形体4が
形成できるというものである。
み重ねていけば、所望の三次元形状を有する成形体4が
形成できるというものである。
磁性成形体の磁気的な性能を高めるためには、樹脂材料
からなる成形体の中に分散された磁性粒子の磁気的な配
向状態が良好であることが重要である。
からなる成形体の中に分散された磁性粒子の磁気的な配
向状態が良好であることが重要である。
ところが、磁性成形体を前記のような射出成形等の成形
方法で製造した場合、合成樹脂材料に含有されている磁
性粒子の磁気的な性能、すなわち配向状態に部分的なバ
ラツキが生じ易い欠点がある。例えば、合成樹脂材料を
射出成形するときには、前記第3図において、成形型り
に設けられた1個所または数個所の樹脂供給口Sから成
形型りのキャビィティCに磁性粒子を含む合成樹脂材料
Pが圧送充填されるので、キャビィティC内の磁性粒子
に外部から磁界を作用させて一定方向に配向させようと
しても、キャビィティC内では磁性粒子が自由に姿勢を
変えることができず、磁性粒子の均一な配向が得られ難
い。すなわち、狭いキャビィティC内に圧送充填された
合成樹脂材料Pは、自身の粘性抵抗やキャビィティC壁
面による移動規制によって、自由に流動することができ
ず、合成樹脂材料Pに分散された磁性粒子も磁界方向に
配向するように姿勢を変えることが出来難いのである。
方法で製造した場合、合成樹脂材料に含有されている磁
性粒子の磁気的な性能、すなわち配向状態に部分的なバ
ラツキが生じ易い欠点がある。例えば、合成樹脂材料を
射出成形するときには、前記第3図において、成形型り
に設けられた1個所または数個所の樹脂供給口Sから成
形型りのキャビィティCに磁性粒子を含む合成樹脂材料
Pが圧送充填されるので、キャビィティC内の磁性粒子
に外部から磁界を作用させて一定方向に配向させようと
しても、キャビィティC内では磁性粒子が自由に姿勢を
変えることができず、磁性粒子の均一な配向が得られ難
い。すなわち、狭いキャビィティC内に圧送充填された
合成樹脂材料Pは、自身の粘性抵抗やキャビィティC壁
面による移動規制によって、自由に流動することができ
ず、合成樹脂材料Pに分散された磁性粒子も磁界方向に
配向するように姿勢を変えることが出来難いのである。
そこで、この発明の課題は、磁性成形体の製造方法にお
いて、磁性粒子の配向が良nであって、磁気的な性能に
優れた磁性成形体を製造する方法および装置を提供する
ことにある。
いて、磁性粒子の配向が良nであって、磁気的な性能に
優れた磁性成形体を製造する方法および装置を提供する
ことにある。
発明者らは、磁性成形体を製造する方法を種々検討した
結果、前記した光硬化性樹脂を用いる三次元形状の形成
方法を利用することによって、上記課題を解決できる方
法を発明した。
結果、前記した光硬化性樹脂を用いる三次元形状の形成
方法を利用することによって、上記課題を解決できる方
法を発明した。
すなわち、上記課題を解決する、この発明のうち、請求
項1記載の磁性成形体の製造方法は、磁性粒子を分散さ
せた光硬化性樹脂に対して、一定方向の磁界中で光を照
射して、磁性粒子が分散された磁性光硬化層を形成し、
この磁性光硬化層を複数層積み重ねて、所望の三次元形
状を有する磁性成形体を得るようにしている。
項1記載の磁性成形体の製造方法は、磁性粒子を分散さ
せた光硬化性樹脂に対して、一定方向の磁界中で光を照
射して、磁性粒子が分散された磁性光硬化層を形成し、
この磁性光硬化層を複数層積み重ねて、所望の三次元形
状を有する磁性成形体を得るようにしている。
請求項2記載の製造装置は、磁性粒子が分散された光硬
化性樹脂液を溜める樹脂液槽と、樹脂液槽の液面付近に
光ビームを照射する光照射機構と、光硬化性樹脂液に一
定方向の磁界を印加する磁場発生機構とを備え、光照射
機構による光ビームの照射と磁場発生機構による磁界の
印加とを同時に行えるようにしている。
化性樹脂液を溜める樹脂液槽と、樹脂液槽の液面付近に
光ビームを照射する光照射機構と、光硬化性樹脂液に一
定方向の磁界を印加する磁場発生機構とを備え、光照射
機構による光ビームの照射と磁場発生機構による磁界の
印加とを同時に行えるようにしている。
請求項1記載の方法によれば、磁性粒子が分散された光
硬化性樹脂液を、一定方向の磁界中に置くことによって
、樹脂液中で磁性粒子が自由に姿勢を変えて磁界方向に
配向する。磁性粒子が配向した状態で、光硬化性樹脂液
に光を照射し光硬化させれば、配向された磁性粒子を含
む光硬化層、すなわち磁性光硬化層が形成される。この
磁性光硬化層を積層することによって、立体的な三次元
形状を有する磁性成形体が製造できる。
硬化性樹脂液を、一定方向の磁界中に置くことによって
、樹脂液中で磁性粒子が自由に姿勢を変えて磁界方向に
配向する。磁性粒子が配向した状態で、光硬化性樹脂液
に光を照射し光硬化させれば、配向された磁性粒子を含
む光硬化層、すなわち磁性光硬化層が形成される。この
磁性光硬化層を積層することによって、立体的な三次元
形状を有する磁性成形体が製造できる。
請求項2記載の装置によれば、樹脂液槽と光照射機構を
備えた、光硬化性樹脂による三次元形状の形成装置に、
磁場発生機構を設け、光の照射と磁界の印加を同時に行
えるようにすることによって、上記した請求項1記載の
方法を、簡単かつ良好に実施することができる。
備えた、光硬化性樹脂による三次元形状の形成装置に、
磁場発生機構を設け、光の照射と磁界の印加を同時に行
えるようにすることによって、上記した請求項1記載の
方法を、簡単かつ良好に実施することができる。
ついで、この発明を、実施例を示す図面を参照しながら
、以下に詳しく説明する。
、以下に詳しく説明する。
第2図は、成形装置の全体構造を示している。
樹脂液槽1には磁性粒子90を分散させた光硬化性樹脂
液2が溜められている。樹脂液槽1の中には、その上で
磁性光硬化層40を形成する成形台5が設けられている
。成形台5は昇降アーム50に固定され、昇降アーム5
0はボールネジ51等の回転−直線運動変換機構を介し
てZ軸(垂直軸)方向移動制御装置53に連結され、こ
のZ軸方向移動制御装置53の作動をコンピュータ6で
制御することによって、成形台5の昇降を自由に制御で
きるようになっている。ボールネジ51の一端にはエン
コーダ52が取り付けられてあって、ボールネジ51の
回転量すなわち成形台5の昇降量を検出してコンピュー
タ6に伝える。
液2が溜められている。樹脂液槽1の中には、その上で
磁性光硬化層40を形成する成形台5が設けられている
。成形台5は昇降アーム50に固定され、昇降アーム5
0はボールネジ51等の回転−直線運動変換機構を介し
てZ軸(垂直軸)方向移動制御装置53に連結され、こ
のZ軸方向移動制御装置53の作動をコンピュータ6で
制御することによって、成形台5の昇降を自由に制御で
きるようになっている。ボールネジ51の一端にはエン
コーダ52が取り付けられてあって、ボールネジ51の
回転量すなわち成形台5の昇降量を検出してコンピュー
タ6に伝える。
樹脂液槽1の上方には、硬化用の光ビーム3を発生する
紫外線レーザー等の発生装置33、光フィルタ32、光
ビーム3の方向を転換する反射鏡31および集光レンズ
30等からなる光照射機構が設けられており、樹脂液槽
1に収容した光硬化性樹脂液2の液面付近に焦点を結ぶ
ように光ビーム3が照射される。これらの基本的な構造
については、光硬化性樹脂を用いる通常の三次元形状の
形成装置と同様のものであるが、それ以外に、この装置
には磁場発生機構を備えている。
紫外線レーザー等の発生装置33、光フィルタ32、光
ビーム3の方向を転換する反射鏡31および集光レンズ
30等からなる光照射機構が設けられており、樹脂液槽
1に収容した光硬化性樹脂液2の液面付近に焦点を結ぶ
ように光ビーム3が照射される。これらの基本的な構造
については、光硬化性樹脂を用いる通常の三次元形状の
形成装置と同様のものであるが、それ以外に、この装置
には磁場発生機構を備えている。
磁場発生機構としては、樹脂液槽1の上下に対向して配
置される一対の磁場発生器80.81を備えており、樹
脂液槽lの上下方向に貫通するように磁界を印加できる
ようになっている。上方の磁場発生器80は、光ビーム
3の照射光路の外側になる反射鏡31の上方に固定され
ており、光ビーム3の照射の邪魔にならないようにして
、光ビーム3の照射と磁界の作用とを同時に行えるよう
になっている。なお、図では、上方の磁場発生器80と
樹脂液槽1との間が、大きく離れているが、これは、成
形台5の昇降機構や光照射機構を模式的に表しているた
めであり、実際の装置では、樹脂液槽1のすぐ上方に光
照射機構の反射鏡31および磁場発生器80が設置され
る。磁場発生器80.81は磁場制御装置84に連結さ
れ、磁場制御装置84は、前記した成形台5のZ軸方向
移動制御装置53とともにコンピュータ6で制御される
ようになっている。
置される一対の磁場発生器80.81を備えており、樹
脂液槽lの上下方向に貫通するように磁界を印加できる
ようになっている。上方の磁場発生器80は、光ビーム
3の照射光路の外側になる反射鏡31の上方に固定され
ており、光ビーム3の照射の邪魔にならないようにして
、光ビーム3の照射と磁界の作用とを同時に行えるよう
になっている。なお、図では、上方の磁場発生器80と
樹脂液槽1との間が、大きく離れているが、これは、成
形台5の昇降機構や光照射機構を模式的に表しているた
めであり、実際の装置では、樹脂液槽1のすぐ上方に光
照射機構の反射鏡31および磁場発生器80が設置され
る。磁場発生器80.81は磁場制御装置84に連結さ
れ、磁場制御装置84は、前記した成形台5のZ軸方向
移動制御装置53とともにコンピュータ6で制御される
ようになっている。
樹脂液槽1に収容された光硬化性樹脂液2は、通常の三
次元形状の形成方法に用いられている各種の光硬化性樹
脂に、通常のマグネット材料と同様の磁性を有する各種
金属粉や金属化合物粉等からなり、磁界の作用を受けて
磁気的に配向する磁性粒子90が均一に分散されたもの
である。
次元形状の形成方法に用いられている各種の光硬化性樹
脂に、通常のマグネット材料と同様の磁性を有する各種
金属粉や金属化合物粉等からなり、磁界の作用を受けて
磁気的に配向する磁性粒子90が均一に分散されたもの
である。
第1図は、上記のような製造装置を用いる磁性成形体の
製造方法を工程順に示している。
製造方法を工程順に示している。
まず、第1図(a)に示すように、樹脂液槽1内で光硬
化性樹脂液2に磁性粒子90が分散された状態では、個
々の磁性粒子90の磁気的な配向はバラバラである(図
中、各磁性粒子90の矢印方向が磁性方向を示している
)。
化性樹脂液2に磁性粒子90が分散された状態では、個
々の磁性粒子90の磁気的な配向はバラバラである(図
中、各磁性粒子90の矢印方向が磁性方向を示している
)。
第1図(b)に示すように、例えば、樹脂液槽1の下方
から上方へ向かう磁界mを作用させると、樹脂液2に分
散されている全ての磁性粒子90が、磁気的に磁界mと
同じ方向に配向する。この状態のままで、第1図(C1
に示すように、通常の三次元形状の形成方法と同様の工
程で、光ビーム3の照射と成形台5の下降とを順次繰り
返す。すなわち、液面の少し下に配置した成形台5と液
面との間に光ビーム3を照射し、成形台5を覆う光硬化
性樹脂液2を光硬化させて、所定パターンの磁性光硬化
N40を形成する。つぎに、磁性光硬化層40を載せた
成形台5を降下させて、磁性光硬化層40の上を新たな
光硬化性樹脂液2で覆う。その後、前記同様に光ビーム
3の照射を行えば、磁性光硬化層40が積み重なった状
態に形成され、このような工程を繰り返すことによって
、複数層の磁性光硬化層40が積み重ねられた磁性成形
体9が製造されるのである。
から上方へ向かう磁界mを作用させると、樹脂液2に分
散されている全ての磁性粒子90が、磁気的に磁界mと
同じ方向に配向する。この状態のままで、第1図(C1
に示すように、通常の三次元形状の形成方法と同様の工
程で、光ビーム3の照射と成形台5の下降とを順次繰り
返す。すなわち、液面の少し下に配置した成形台5と液
面との間に光ビーム3を照射し、成形台5を覆う光硬化
性樹脂液2を光硬化させて、所定パターンの磁性光硬化
N40を形成する。つぎに、磁性光硬化層40を載せた
成形台5を降下させて、磁性光硬化層40の上を新たな
光硬化性樹脂液2で覆う。その後、前記同様に光ビーム
3の照射を行えば、磁性光硬化層40が積み重なった状
態に形成され、このような工程を繰り返すことによって
、複数層の磁性光硬化層40が積み重ねられた磁性成形
体9が製造されるのである。
各磁性光硬化層40が形成されるときには、−定の磁気
的配向状態に揃った磁性粒子90が樹脂液2に一様に分
散されたままの状態で硬化するので、磁性粒子90が一
定の磁気的配向状態で分散された磁性光硬化層40が形
成され、このような磁性光硬化層40を積み重ねて形成
される磁性成形体9も、全体として、良好に配向された
磁性粒子90が均一に分散されていて、磁気的な配向性
が高く、磁気的性能が均一かつ良好なマグネットとなる
。
的配向状態に揃った磁性粒子90が樹脂液2に一様に分
散されたままの状態で硬化するので、磁性粒子90が一
定の磁気的配向状態で分散された磁性光硬化層40が形
成され、このような磁性光硬化層40を積み重ねて形成
される磁性成形体9も、全体として、良好に配向された
磁性粒子90が均一に分散されていて、磁気的な配向性
が高く、磁気的性能が均一かつ良好なマグネットとなる
。
このような方法で製造される磁性成形体9の形状は、目
的とする各種の電機部品や機械部品等の用途に応じて、
任意の形状に成形することができる。
的とする各種の電機部品や機械部品等の用途に応じて、
任意の形状に成形することができる。
以上に説明した、この発明のうち、請求項1記載の磁性
成形体の製造方法によれば、成形体を構成する各磁性光
硬化層毎に、磁気的に良好に配向された磁性粒子が分散
されているので、磁性成形体全体の磁性粒子の磁気的配
向が、極めて均一に揃っており、磁気的性能が非常に優
れた磁性成形体を製造することができる。また、磁性光
硬化層を形成する光の照射パターンを制御することによ
って、複雑な形状や微細な形状を簡単かつ正確に形成す
ることができるので、精密な形状の磁性成形体を簡単に
製造することができる。
成形体の製造方法によれば、成形体を構成する各磁性光
硬化層毎に、磁気的に良好に配向された磁性粒子が分散
されているので、磁性成形体全体の磁性粒子の磁気的配
向が、極めて均一に揃っており、磁気的性能が非常に優
れた磁性成形体を製造することができる。また、磁性光
硬化層を形成する光の照射パターンを制御することによ
って、複雑な形状や微細な形状を簡単かつ正確に形成す
ることができるので、精密な形状の磁性成形体を簡単に
製造することができる。
請求項2記載の磁性成形体の製造装置によれば、通常の
光硬化性樹脂による三次元形状の形成装置に、磁場発生
機構を設けておくだけで、上記した請求項1記載の方法
を簡単かつ良好に実施でき、設備コストや作業コストも
掛からず、磁性成形体を安価に作業性良く製造すること
ができる。
光硬化性樹脂による三次元形状の形成装置に、磁場発生
機構を設けておくだけで、上記した請求項1記載の方法
を簡単かつ良好に実施でき、設備コストや作業コストも
掛からず、磁性成形体を安価に作業性良く製造すること
ができる。
第1図はこの発明の実施例を製造工程順に示す模式的工
程図、第2図は製造装置の全体構造図、第3図は従来例
を示す概略構成図、第4図は別の従来例を示す概略構成
図である。 1・・・樹脂液槽 2・・・光硬化性樹脂液 3・・・
光ビーム 40・・・磁性光硬化層 80.81・・・
磁場発生器 9・・・磁性成形体 90・・・磁性粒子
代理人 弁理士 松 本 武 彦 第2図 第3図 第4図
程図、第2図は製造装置の全体構造図、第3図は従来例
を示す概略構成図、第4図は別の従来例を示す概略構成
図である。 1・・・樹脂液槽 2・・・光硬化性樹脂液 3・・・
光ビーム 40・・・磁性光硬化層 80.81・・・
磁場発生器 9・・・磁性成形体 90・・・磁性粒子
代理人 弁理士 松 本 武 彦 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁性粒子を分散させた光硬化性樹脂液に、一定方向
の磁界中で光を照射して、磁性粒子が分散された磁性光
硬化層を形成し、この磁性光硬化層を複数層積み重ねて
、所望の三次元形状を有する磁性成形体を得る磁性成形
体の製造方法。 2 磁性粒子が分散された光硬化性樹脂液を溜める樹脂
液槽と、樹脂液槽の液面付近に光ビームを照射する光照
射機構と、光硬化性樹脂液に一定方向の磁界を印加する
磁場発生機構とを備え、光照射機構による光ビームの照
射と磁場発生機構による磁界の印加とを同時に行えるよ
うになっている磁性成形体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263780A JP2613930B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 磁性成形体の製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263780A JP2613930B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 磁性成形体の製造方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02108520A true JPH02108520A (ja) | 1990-04-20 |
JP2613930B2 JP2613930B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=17394174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63263780A Expired - Lifetime JP2613930B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 磁性成形体の製造方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613930B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013063641A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-04-11 | Boeing Co:The | 繊維強化部品のダイレクトデジタル製造のための方法、装置、及び材料混合物 |
JP2021015866A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 大同特殊鋼株式会社 | ボンド磁石製造装置、ボンド磁石製造方法及びボンド磁石 |
JP2021066936A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | セイコーエプソン株式会社 | ポーラス構造を有する金属造形物の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63263779A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-10-31 | Nec Corp | セラミツク超伝導体ジヨセフソン接合とその製造方法 |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP63263780A patent/JP2613930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63263779A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-10-31 | Nec Corp | セラミツク超伝導体ジヨセフソン接合とその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013063641A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-04-11 | Boeing Co:The | 繊維強化部品のダイレクトデジタル製造のための方法、装置、及び材料混合物 |
US9457521B2 (en) | 2011-09-01 | 2016-10-04 | The Boeing Company | Method, apparatus and material mixture for direct digital manufacturing of fiber reinforced parts |
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JP2021066936A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | セイコーエプソン株式会社 | ポーラス構造を有する金属造形物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2613930B2 (ja) | 1997-05-28 |
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Legal Events
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